JP2008082622A - 圧縮式冷凍装置 - Google Patents

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哲也 遠藤
Shuichiro Honda
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淳 金子
Tadashi Yamaguchi
忠司 山口
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Abstract

【課題】冷媒循環系に漏出する潤滑油の回収による冷凍装置損失を避けることができる圧縮式冷凍装置を提供すること。
【解決手段】モータ15によって駆動される圧縮機13と凝縮器17と蒸発器11とを冷媒配管21によって連結する。圧縮機13の軸受23をモータハウジング15c内に設置する。軸受23を潤滑する潤滑油が貯留されている潤滑油タンク25を設置する。潤滑油タンク25から油ポンプ27で潤滑油を軸受23に供給すると共に軸受23を潤滑した潤滑油を潤滑油タンク25に戻す軸受循環系と、モータハウジング15cから導出した冷媒液を冷媒循環ポンプ62で再びモータハウジング15c内に供給してモータ15を冷却するモータ循環系とを設ける。潤滑油タンク25とモータハウジング15cとを均圧管35で連結する。冷媒循環ポンプ62の吸込側を凝縮器17下部に連結する。モータハウジング15cと凝縮器17とを均圧管65で連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は圧縮式冷凍装置に関するものである。
従来、圧縮式冷凍装置(蒸気圧縮式冷凍装置)は、モータによって駆動される圧縮機と凝縮器と蒸発器とを冷媒配管で連結して構成されている。また圧縮式冷凍装置は潤滑が必要で、例えば上記圧縮機及びモータの軸受を潤滑する潤滑油を供給する潤滑油タンクが設置されている。潤滑油は、冷媒サイクル系(蒸発器−圧縮機−凝縮器)に漏れ出した潤滑油の回収を考慮して、冷媒に溶け易い油としている。そのため、潤滑油にも冷媒が溶け易く、相溶性のある油となっている。軸受潤滑に供給する潤滑油は、適正な粘性を保持する必要があり、現実的には潤滑油の温度と濃度(冷媒と潤滑油の溶液)を調整する必要がある。
前記軸受の部分からモータ経由あるいは圧縮機経由で冷媒サイクル系(冷媒循環系)に漏れ出した潤滑油は、蒸発器の冷媒液に溶け込んだ状態あるいは圧縮機吸込部に冷媒液を多く含んだ状態で蓄積される。これをそのまま放置すれば、軸受循環系の潤滑油が不足することになるので、前記冷媒サイクル系から潤滑油を回収し軸受循環系に戻す必要がある。その際、潤滑油と冷媒の混合溶液を加熱し、多量に溶け込んだ冷媒を蒸発させ、その蒸気を蒸発器あるいは圧縮機吸込部に放出して潤滑油濃度を上げている。しかしながらこの放出冷媒蒸気の影響により冷凍装置への無駄な負荷、損失が増えることになる。
また従来、潤滑油タンクは、蒸発器あるいは圧縮機吸込部に均圧させている。また、潤滑油の冷却には、凝縮器から冷媒を供給し、蒸発した冷媒を蒸発器あるいはエコノマイザーに戻していた。しかしながらこのように構成すると、必ずしも圧縮式冷凍装置全体としての効率が良いとは言えなかった。
また圧縮式冷凍装置の起動時には、蒸発器圧力、温度が急激に低下する(常温から冷水を冷却する蒸発温度に変化する。空調条件で言えば、夏期の外気温30℃付近から蒸発温度6℃に変化する)。この際、潤滑油中に溶け込んでいる冷媒が蒸発してきて、粘性の高い潤滑油中に気泡となって現れる。即ちフォーミングが生じる。フォーミングにより、潤滑油の見かけの体積が急膨張し、潤滑油タンクから流出したり、あるいは油ポンプでの油圧が上昇しないなどの悪影響が生じる。このフォーミング現象を抑えるため、停止中はヒーターで潤滑油の温度を上げ(60〜65℃程度)、潤滑油が冷媒を吸収するのを抑え、潤滑油中の冷媒濃度を低く保持している。停止中の温度が高い分、放熱が増え、ヒータの電力が無駄になる。また急変を避けるため、潤滑油タンクの圧力を徐々に低下させる工夫をしているが、立ち上がり時間がかかってしまう。
特公平1−20693号公報 実公平3−17179号公報 実公昭63−13429号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、冷媒サイクル系に漏出する潤滑油の回収による冷凍装置損失を避けることができる圧縮式冷凍装置を提供することにある。
また本発明の目的は、潤滑油を回収する機構を簡易化することにある。
また本発明の目的は、フォーミングの発生を抑制し、またフォーミングによる凝縮器/蒸発器の冷媒サイクル系への油漏出を避けることにある。
本願請求項1に記載の発明は、モータによって駆動される圧縮機と、凝縮器と、蒸発器とを冷媒を循環する冷媒配管によって連結してなる圧縮式冷凍装置において、前記圧縮機の軸受を前記モータのモータハウジング内に設置すると共に、この軸受を潤滑する潤滑油が貯留されている潤滑油タンクを設置し、前記潤滑油タンクから油ポンプで潤滑油を軸受に供給すると共に軸受を潤滑した潤滑油を潤滑油タンクに戻す軸受循環系と、モータハウジングから導出した冷媒液を冷媒循環ポンプで再びモータハウジング内に供給してモータを冷却するモータ循環系とを設け、前記潤滑油タンクとモータハウジングとを均圧管で連結すると共に、前記冷媒循環ポンプの吸込側を凝縮器下部に連結し、さらにモータハウジングの蒸気雰囲気の部分と凝縮器とを連結したことを特徴とする圧縮式冷凍装置にある。
本願請求項2に記載の発明は、モータによって駆動される圧縮機と、凝縮器と、蒸発器とを冷媒を循環する冷媒配管によって連結してなる圧縮式冷凍装置において、前記圧縮機の軸受を前記モータのモータハウジング内に設置すると共に、この軸受を潤滑する潤滑油が貯留されている潤滑油タンクを設置し、前記潤滑油タンクの潤滑油を油ポンプで軸受に供給すると共に軸受を潤滑した潤滑油を潤滑油タンクに戻す軸受循環系と、前記凝縮器とは別に設けた補助凝縮器の冷媒液を冷媒循環ポンプでモータハウジング内に供給してモータを冷却すると共にモータを冷却した冷媒を補助凝縮器に戻すモータ循環系とを設け、前記潤滑油タンクとモータハウジングとを均圧管で連結したことを特徴とする圧縮式冷凍装置にある。
本願請求項3に記載の発明は、前記潤滑油タンクに潤滑油タンク内の潤滑油を冷却する油冷却手段を設けると共に、この油冷却手段に用いる冷媒が、モータ循環系から供給されてモータ循環系に戻されることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮式冷凍装置にある。
本願請求項4に記載の発明は、前記モータを駆動するインバータには、前記モータ循環系から供給されてモータ循環系に戻される冷媒によってこのインバータを冷却する冷却部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の圧縮式冷凍装置である。
本願請求項5に記載の発明は、前記蒸発器内の冷媒を、前記凝縮器から蒸発器へ向かう冷媒にて加熱する油回収熱交換器を経由して、圧縮機の吸込部の液溜まり部に導入することで、前記冷媒中の潤滑油を回収することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の圧縮式冷凍装置にある。
請求項1に記載の発明によれば、軸受循環系とモータ循環系とを設けたので、潤滑油が蒸発器、圧縮機、凝縮器を循環する冷媒サイクル系(冷媒循環系)に漏出することを極力避けることができる。これによって冷媒サイクル系に溶け込んだ潤滑油を回収して軸受循環系に戻すための無駄な負荷、損失を減少させることができる。
また軸受をモータハウジング内に設けたので、圧縮機羽根車と軸受の間にモータ内の冷媒蒸気を接するようにでき、蒸発器、圧縮機、凝縮器によって構成される冷媒サイクル系への潤滑油漏出が無くなり、潤滑油回収を基本的には不要にでき、軸受循環系の構成を簡易化できる。
また潤滑油タンクとモータハウジングとを均圧管で連結したので、たとえフォーミングが発生して潤滑油体積が膨れ上がって潤滑油タンクから溢れ出しても、溢れた潤滑油はモータ空間に留まり、フォーミングによる凝縮器/蒸発器の冷媒サイクル系への油漏出を避けることができる。
またモータハウジングの蒸気雰囲気の部分と凝縮器とを連結したので、蒸発した冷媒を冷却水によって放熱でき、圧縮式冷凍装置の効率が良くなる。
また冷媒循環ポンプの吸込側を凝縮器下部に連結したので、モータ循環系に不足している冷媒液を容易に供給することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、軸受循環系とモータ循環系とを設けたので、潤滑油が蒸発器、圧縮機、凝縮器を循環する冷媒サイクル系に漏出することを極力避けるようにすることができる。これによって冷媒サイクル系に溶け込んだ潤滑油を回収して軸受循環系に戻すための無駄な負荷、損失を減少させることができる。
また軸受をモータハウジング内に設けたので、圧縮機羽根車と軸受の間にモータ内の冷媒蒸気を接するようにでき、蒸発器、圧縮機、凝縮器によって構成される冷媒サイクル系への潤滑油漏出が無くなり、潤滑油回収を基本的には不要にでき、軸受循環系の構成を簡易化できる。
またモータハウジング内圧力は、補助凝縮器の温度で決まってくるが、補助凝縮器の温度が蒸発器の温度に影響されることは殆どないので、圧縮式冷凍装置の停止時等に蒸発器の冷媒温度に影響されることは殆どなく、圧力の急変を避けることができる。
また潤滑油タンクとモータハウジングとを均圧管で連結したので、たとえフォーミングが発生して潤滑油体積が膨れ上がって潤滑油タンクから溢れ出しても、溢れた潤滑油はモータ空間に留まり、フォーミングによる凝縮器/蒸発器の冷媒サイクル系への油漏出を避けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、潤滑油の冷却を効果的に行うことができ、潤滑油を過冷却することで凝縮器の圧力が低下したときのフォーミングを抑制できる。
請求項4に記載の発明によれば、モータ循環系の冷媒によってインバータを冷却するので、インバータの冷却を空冷のみで行う場合に比べ、インバータのコンパクト化が可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、冷凍サイクル系に漏れ出した潤滑油を、回収時のエネルギー損失なく効率良く回収することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−1の全体概略構成図である。同図に示すように圧縮式冷凍装置1−1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う圧縮式冷凍装置であって、冷媒を封入したクローズドシステムで構成され、具体的に言えば、冷水(被冷却流体)から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器11と、モータ(電動機、駆動機)15によって回転駆動されて前記冷媒蒸気を圧縮して高圧蒸気にする圧縮機13と、高圧蒸気を冷却水(冷却流体)で冷却して凝縮させる凝縮器17と、前記凝縮した冷媒を減圧して膨張させて蒸発器11に送る膨張機19とを、冷媒を循環する冷媒配管21によって連結して構成されている。さらにこの圧縮式冷凍装置1−1は、モータ15や各種ポンプの駆動制御や、各種開閉手段の開閉制御等を行う図示しない制御機器(制御手段)を具備している。
圧縮機13の羽根車13aとモータ15のロータ15aとを連結する軸22は、一対の軸受23により回転自在に支持されている。この軸受23は、潤滑と冷却(摩擦熱の除去)が必要であり、またモータ15は電気損、磁気損、摩擦損等による発熱分を冷却する必要がある。そこで本実施形態では、下記する潤滑油タンク25や油ポンプ27等を用いて軸受23を潤滑する軸受循環系と、冷媒タンク60や冷媒循環ポンプ62等を用いてモータ15を冷却するモータ循環系とを設けている。
即ち圧縮式冷凍装置1−1は、圧縮機13の軸受23を潤滑する潤滑油を貯留している潤滑油タンク25を具備している。軸受23はこの実施形態ではモータ15の両側に設置されている。潤滑油タンク25には、油ポンプ27を介して軸受23に潤滑油を供給する配管29aと、軸受23を潤滑した潤滑油を潤滑油タンク25に戻す配管29bとが取り付けられ、これら配管29a,29bと潤滑油タンク25と油ポンプ27とによって軸受循環系(潤滑油循環系)が構成されている。潤滑油タンク25内には潤滑油液面が存在し、その上部は冷媒蒸気、下部は潤滑油と冷媒の溶液(以下場合に応じて「混合溶液」又は「潤滑油」という)となっている。そして配管29aは潤滑油タンク25の下部に接続されることで潤滑油タンク25内の混合溶液が油ポンプ27によって軸受23に送られ、配管29bは潤滑油タンク25の上部に接続されることで軸受23から戻ってきた混合溶液を潤滑油タンク25の冷媒蒸気空間に導入する。潤滑油タンク25内には、油冷却手段として熱交換器(以下「油冷却器」という)33が設置されている。この油冷却器33は冷媒によって混合溶液を冷却するものであり、下記するモータ循環系の冷媒循環ポンプ62の吐出側の配管63cから分岐してモータハウジング15cに接続される配管34中に設けられている。つまり油冷却器33に用いる冷媒は、モータ循環系から供給されてモータ循環系に戻される。配管34の油冷却器33の上流側には開閉弁37が設置され、油ポンプ27の吐出側の配管29aに設置された温度センサ39によって測定された混合溶液温度に応じて温度制御装置41が開閉弁37を開閉し、これによって混合溶液が所定の温度範囲に入るように制御している。
また潤滑油タンク25の上部には冷媒循環ポンプ62の吐出側の配管63cから分岐する配管43が接続されている。配管43には開閉弁45が設置され、潤滑油タンク25内に設置された液位センサ47によって測定された潤滑油タンク25内の混合溶液の液位に応じて液位制御装置49が開閉弁45を開閉し、これによって混合溶液が所定の液位になるように制御している。また潤滑油タンク25には油ポンプ27の下流側の配管29aに潤滑油タンク25に潤滑油を戻す油逃し配管51が接続され、配管51中には圧力調整用の油逃し弁53が接続されている。油逃し弁53で潤滑油タンク25に所定圧力以上となった混合溶液を戻す場合は、潤滑油タンク25中の混合溶液の液面の下に戻すのが望ましい。潤滑油タンク25はその上部とモータ15とを均圧管35によって接続することで、モータ15内の空間に均圧している。
モータ15の下部には、冷媒タンク60及び冷媒循環ポンプ62が設けられ、冷媒タンク60内の冷媒を冷媒循環ポンプ62によってモータ15に供給・循環するように配管63a〜cを接続している。配管63a〜cには、モータハウジング15cと冷媒タンク60間を連結する配管63aと、冷媒タンク60と冷媒循環ポンプ62間を連結する配管63bと、冷媒循環ポンプ62とモータハウジング15c間を連結する配管63cとがある。またモータ15(モータハウジング15c)と凝縮器17とは均圧管65によって接続・連通されている。また凝縮器17の出口側(下部)と冷媒循環ポンプ62の吸込側とを接続して凝縮器17から冷媒液をモータ循環系に供給する冷媒液供給配管67を設けている。均圧管65には、モータ15と凝縮器17との連通を遮断又は制限する圧力調節弁69を設け、冷媒液供給配管67には、凝縮器17から冷媒循環ポンプ62の吸込側に供給する冷媒液の量を調節する冷媒液調節弁71を設けている。凝縮器17と冷媒タンク60とはモータ15経由(均圧管65)で均圧されているので、冷媒液調節弁71を開いておくことで、凝縮器17の下部から冷媒タンク60側に液ヘッドが同一になるように冷媒が供給されるが、冷媒タンク60内の液面をより正確に管理するため、この実施形態では冷媒タンク60内に設置したセンサ73及び液面制御装置75によって、冷媒タンク60内の液面レベルが所定の高さに保持されるように冷媒液調節弁71を調整することで、モータ15で蒸発して均圧管65から凝縮器17に放出された分の冷媒を供給するようにしている。
図2は上記圧縮機13の羽根車13a及びモータ15の内部構造を示す図である。同図に示すようにモータ15は、モータハウジング15cの中央に軸22を設置し、その両側のモータハウジング15c内に前記軸22を回動自在に軸支する一対の軸受23を取り付け、また軸22にはロータ15aを取り付け、ロータ15aの外周にこれに対向するステータ15eを取り付けて構成されている。前記軸受23は軸受室24内に収納されている。この実施形態では軸受23を転がり軸受で構成している。なお軸受23には従来のすべり軸受を用いても良いが、転がり軸受の方が潤滑油の粘性の許容範囲は広くなり、潤滑油管理が容易になる。軸受室24と羽根車13aとはラビリンス経由で接しても良いが、好ましくはこの実施形態のように、モータ15内の冷媒蒸気が羽根車13aとラビリンス経由で接するようにする。つまり羽根車13aと軸受23の間には冷媒蒸気が介在する空間がある。そして前記冷媒タンク60に連結される配管63aはモータハウジング15cの下部に接続されている。冷媒循環ポンプ62に連結される配管63cは複数本(3本)に分岐してそれらの先端がモータハウジング15cの下部のモータハウジング15cとステータ15eの間と、ステータ15e内部を貫通してステータ15eとロータ15aとの間とに位置している。モータハウジング15c内の軸受23に接続される配管29aは軸受室24の上部に接続されてその先端が軸受23に接近又は当接している。軸受室24の下部には配管29bが接続されて、軸受23を潤滑した混合溶液を潤滑油タンク25に戻すようにしている。なお前記図1に示す配管34と均圧管65もモータハウジング15cの上部に接続されているが、図2ではその記載を省略している。
以上のように構成された圧縮式冷凍装置1−1において、モータ15下部の配管63c(分岐した左右のもの)からステータ15eの外側(モータハウジング15cとステータ15e間の隙間)に供給された冷媒液は、点線矢印で示すようにステータ15eを冷却、蒸発しながら上昇し、ステータ15eの上部からコイルエンドに向かって気液混合状態で噴出し、コイルエンドに降りかかり、コイルを冷却する。またモータ15下部(上部からでも差し支えない)の配管63c(分岐した中央のもの)からステータ15e内部を通してロータ15aに供給された冷媒液は、実線矢印で示すようにステータ15eとロータ15aの隙間を通って両者を冷却しながら左右両側に出る。
前記モータ15の冷却に用いた冷媒は、モータ15の空間で気液分離し(なおモータ15の外部に気液分離器を設けても良い。その場合、冷媒液はモータ15あるいは冷媒循環ポンプ62吸込側に戻す)、冷媒蒸気を均圧管65を通して凝縮器17に導き、均圧する。この蒸発した冷媒蒸気は、凝縮器17で冷却水に放熱する。蒸発しなかった冷媒液は、モータ15下部の配管63aから冷媒タンク60に戻され、冷媒循環ポンプ62によって再度モータ15の冷却に使用される。モータ15で蒸発し凝縮器17に導かれて凝縮した冷媒に相当する液量は、前記冷媒液調節弁71を開閉調節することで凝縮器17から冷媒循環ポンプ62の吸込側に吸い込ませる。その方法の1つとしてこの実施形態では、前述のように冷媒タンク60の液面を所定の高さに保持するように冷媒液を吸い込ませている。
一方潤滑油タンク25から油ポンプ27・配管29a経由で軸受23に供給された混合溶液は、配管29bによって潤滑油タンク25に戻される。前述のように軸受室24は潤滑油タンク25に均圧しており、混合溶液は自重で軸受室24から潤滑油タンク25に流下する。この混合溶液は軸受23の摩擦熱を受けて温度上昇しているが、潤滑油タンク25内の上部で冷媒蒸気を発生して温度が低下し、気液平衡関係になる。潤滑油タンク25における発生冷媒蒸気は均圧管(配管)35を通してモータ15の空間に放出される。蒸発した分の冷媒は、開閉弁45を開くことで、冷媒循環ポンプ62から潤滑油タンク25に供給される。供給量は例えば前記液位センサ47及び液位制御装置49によって、潤滑油タンク25の液面を保持するように供給される。潤滑油タンク25下部の油冷却器33は、混合溶液を過冷却しておいて、凝縮器17の圧力が低下してもフォーミングしないようにしている。図9は冷媒(R245fa)と潤滑油(POE)の混合溶液の温度に対する冷媒濃度と冷媒圧力の関係を示す図、図10は冷媒圧力を飽和温度に換算(露点温度と称する)し、混合溶液温度との関係を示した図、図11は潤滑油の粘性を示す図である。これらの図に示すように、潤滑油の温度は、冷媒よりも高い温度で気液平衡するので(別の言葉で言えば、潤滑油と冷媒の混合溶液は沸点上昇があるので)、冷媒で潤滑油を冷却することができる。液面下では気液接触はないので、過冷却が可能である。
この圧縮式冷凍装置1−1によれば、潤滑油タンク25から油ポンプ27で潤滑油を軸受23に供給すると共に軸受23を潤滑した潤滑油を潤滑油タンク25に戻す軸受循環系と、モータハウジング15cから導出した冷媒液を冷媒循環ポンプ62で再びモータハウジング15c内に供給してモータ15を冷却するモータ循環系とを設け、モータハウジング15c内に設置した軸受23から潤滑油がモータ15空間に漏出するのは許容するが、モータ15冷却用の冷媒と潤滑油の混合溶液は凝縮器17に戻さないので、潤滑油が蒸発器11、圧縮機13、凝縮器17を循環する冷媒サイクル系に漏出することを極力避けることができる。これによって冷媒サイクル系に溶け込んだ潤滑油を回収して軸受循環系に戻すための無駄な負荷、損失を減少させることができる。
またこの圧縮式冷凍装置1−1によれば上述のように、軸受23(軸受室24)を、モータハウジング15c内に設け、羽根車13aとはラビリンス経由でモータ15の冷媒蒸気が接するようにしたので、前記冷媒サイクル系への潤滑油漏出が無くなり、潤滑油回収を基本的には不要にでき、軸受循環系の構成を簡易化できる。
またこの圧縮式冷凍装置1−1によれば、潤滑油冷却のため、モータ15冷却用にモータ内を循環している冷媒液(潤滑油を含むこともある)を、潤滑油に混入して蒸発させるので、モータ15の冷却とモータ15内の冷媒液からの潤滑油回収を兼ね、装置の簡易化を図ることができる。
またこの圧縮式冷凍装置1−1によれば、潤滑油タンク25とモータハウジング15cとを均圧管35で連結したので、たとえフォーミングが発生して潤滑油体積が10倍以上に膨れ上がって潤滑油タンク25から溢れ出しても、溢れた潤滑油はモータ15空間に留まり、フォーミングによる凝縮器17/蒸発器11の冷媒サイクル系への油漏出を避けることができる。
なお急激なフォーミングが発生すると、潤滑油体積が50倍以上にも膨れ上がることがある。特に緊急停止などで、圧縮機13のサクションベーン13bが全開状態で停止したとき、凝縮器17の温度が熱容量の大きな蒸発器11に引きずられて温度が急低下し、急激なフォーミングが発生する。この温度低下を避ける方策として、停電時は図示しない蓄電池によりサクションベーン13bを閉止する方策、あるいはモータ15・軸受室24と凝縮器17間の均圧管65の圧力調節弁69を閉じる方策がある。
〔第2実施形態〕
図3は本発明の第2実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−2の全体概略構成図である。同図に示す圧縮式冷凍装置1−2において、前記図1,図2に示す実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1,図2に示す実施形態と同じである。
この実施形態において前記第1実施形態と相違する点は、第1実施形態で設置した冷媒タンク60と冷媒液供給配管67と冷媒液調節弁71とセンサ73と液面制御装置75と均圧管65と圧力調節弁69とを省略し、その代りにモータ15下部に凝縮器17に用いる冷却水と同じ冷却水で冷却する補助凝縮器77を設け、モータ15から配管63aを介して補助凝縮器77に集められた冷媒を冷媒ポンプ62によってモータ15に供給するように構成し、また均圧管35と配管34とを補助凝縮器77に接続した点である。この補助冷却器77は、モータ15で使用した冷媒蒸気を受け入れて冷却・凝縮し、冷媒ポンプ62に供給するものである。なおこの実施形態においても、図1に示す温度センサ39、温度制御装置41、液位センサ47、液位制御装置49が同様に設置されているが、図示は省略している。
この圧縮式冷凍装置1−2は、圧縮機13を駆動するモータ15の冷却に補助凝縮器77を用いている。これによって軸受23の冷却にも間接的に補助凝縮器77が用いられることとなる。即ちこの圧縮式冷凍装置1−2では、モータ15の内部発熱を蒸発熱で奪った冷媒蒸気及び蒸発し切れなかった冷媒液をモータ15下部の補助凝縮器77に導入し、蒸気は凝縮させる。補助凝縮器77の冷媒液を冷媒循環ポンプ62でモータ15の冷却のためにモータ15に供給する。第1実施形態の場合と同様に、冷媒を潤滑油タンク25に供給しても良い。
モータハウジング15c内圧力は、冷却水温度との関連で変化する補助凝縮器77の温度で決まってくるが、補助凝縮器77の温度が蒸発器11の温度に影響されることは殆どないので、圧縮式冷凍装置1−2の停止時等に蒸発器11の冷媒温度に引っ張られることは殆どなく、圧力の急変を避けることができる。
〔第3実施形態〕
図4は本発明の第3実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−3の全体概略構成図である。同図に示す圧縮式冷凍装置1−3において、前記図1,図2に示す実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1,図2に示す実施形態と同じである。
この実施形態は、第1実施形態の圧縮式冷凍装置1−1にインバータの冷却機構を追加したものであり、第1実施形態と相違する点は、モータ15の回転速度を可変するインバータ79を冷媒循環ポンプ62の吐出側の配管63cから分岐してモータハウジング15cに接続される配管81中に設けた冷却部83によって冷却した点である。配管81中には開閉弁85が取り付けられている。なおこの実施形態においても、図1に示す温度センサ39、温度制御装置41、液位センサ47、液位制御装置49が同様に設置されているが、図示は省略している。
即ちこの実施形態の場合、圧縮機13を駆動するモータ15の冷却及びモータ15を駆動するインバータ79の冷却のために冷媒液を冷媒循環ポンプ62により供給する。モータ15の内部発熱及びインバータ79の発熱を冷媒液の蒸発熱で奪い、蒸気になった冷媒を凝縮器17に導いて凝縮させる。凝縮した冷媒液はモータ15及びインバータ79冷却系に戻す。
インバータ79のスイッチング素子部からの発熱は多く、通常空冷フィン経由で空気に放熱している。これに対して本実施形態のようにインバータ79を冷媒で冷却すると、冷媒の蒸発伝熱は空気の伝熱よりも良好であり、また蒸発潜熱を利用することから媒体流量も大幅に削減できる。このため空気通路の代りとなる媒体通路面積(密封された通路となる)を大幅に削減でき、インバータ79(冷却部83)のコンパクト化が可能となる。インバータ79の冷却を空気冷却と冷媒冷却の両者で合せて行っても良い。この場合、空冷フィンの動力削減が可能となる。
〔第4実施形態〕
図5は本発明の第4実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−4の全体概略構成図である。同図に示す圧縮式冷凍装置1−4において、前記図3に示す実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−2と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1,図2,図3に示す実施形態と同じである。
この実施形態は、第2実施形態の圧縮式冷凍装置1−2にインバータの冷却機構を追加したものであり、第2実施形態と相違する点は、モータ15の回転速度を可変するインバータ79を配管63bから分岐して補助凝縮器77の上部に接続される配管87中に設けた冷却部83によって冷却した点である。配管87中には開閉弁91が取り付けられている。なおこの実施形態においても、図1に示す温度センサ39、温度制御装置41、液位センサ47、液位制御装置49が同様に設置されているが、図示は省略している。
この実施形態の場合、圧縮機13を駆動するモータ15の冷却及びモータ15を駆動するインバータ79の冷却、及び軸受23部分の冷却に補助凝縮器77を用いている。モータ15の内部発熱及びインバータ79の発熱を蒸発熱で奪った冷媒蒸気及び蒸発し切れなかった冷媒液は、補助凝縮器77に導かれ、蒸気は凝縮される。凝縮した冷媒液は、再び冷媒循環ポンプ62でモータ15の冷却、インバータ79の冷却あるいは潤滑油冷却のため供給される。
〔第5実施形態〕
図6は本発明の第5実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−5の全体概略構成図である。同図に示す圧縮式冷凍装置1−5において、前記図1,図2に示す実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1,図2に示す実施形態と同じである。この実施形態は、第1実施形態の圧縮式冷凍装置1−1に潤滑油回収装置を追加したものである。即ちモータハウジング15cから凝縮器17、あるいはモータハウジング15cから圧縮機13の羽根車13a部分に、潤滑油が漏出しないようにしているが、微量であっても年間を通した運転などでは漏出が生じ、潤滑油が不足する可能性がある。そこでこの実施形態では冷媒サイクル系からの潤滑油回収装置を設けている。
この潤滑油回収装置は、蒸発器11内の潤滑油を含有している冷媒を油回収熱交換器93を経由して圧縮機13の吸込部の液溜まり部13cに導くように配管95を接続すると共に、油回収熱交換器93を通る前記冷媒を、凝縮器17から蒸発器11へ向かう配管97中の冷媒にて加熱するように構成している。即ち凝縮器17から配管97を通して蒸発器11に導入される冷媒により、配管95中の潤滑油の混入した冷媒を加熱し、加熱されて蒸発した冷媒は圧縮機13に吸引され、一方ミストとなった潤滑油は液溜まり部13cに溜まり、回収される。蒸発器11から油回収熱交換器93への冷媒流量は、蒸発後の過熱度を過熱度検出手段99で検出し、バルブ101の開度を制御することで、所定の流量になるように調節される。その際配管97を通して蒸発器11に導入される冷媒は冷却される(熱量同一)ので、蒸発した冷媒と同熱量は蒸発器11で冷凍効果を発揮したと同じことになる。回収された液溜まり部13cの混合溶液は、その油濃度が高いと判断されたときなどに、液溜まり部13cと配管63aとを連結する配管103に設置したポンプ(例えば電磁ポンプ)105等によって、モータ循環系(軸受循環系でもよい)に戻される。なお106は逆止弁である。前記油濃度は例えば、圧縮機13の吸込部の冷媒露点あるいは圧力と、圧縮機13の吸込部の液温とから検出することができる。圧縮機13の吸込部の液溜まり部13cに混合溶液が溜まりすぎると、前記液溜まり部13cと蒸発器11とを連結する配管107によって余分な溶液は蒸発器11に戻すようにする。図6では液溜まり部13cの混合溶液が配管107にオーバーフローするようにしている。なお配管107の途中に液シール部109を設け、冷媒の逆流を防いでいる。
〔第6実施形態〕
図7は本発明の第6実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−6の全体概略構成図である。同図に示す圧縮式冷凍装置1−6において、前記図1,図2,図6に示す実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−1,1−5と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1,図2,図6に示す実施形態と同じである。この実施形態は、第5実施形態の圧縮式冷凍装置1−5とほぼ同一の潤滑油回収装置を具備しており、圧縮式冷凍装置1−5と相違する点は、圧縮式冷凍装置1−5で用いたポンプ105、配管103の代りに、液溜まり部13cと潤滑油タンク25間を連結する配管111a,111b,111cと、これら配管111a,111b,111cの接続部分に設置される切替え弁(3方電磁弁)113とを具備し、この切替え弁113によって配管111aと配管111b間、配管111aと配管111c間を切り替えるようにした点である。配管111bには混合溶液を溜めるタンク115を設置している。117は逆止弁である。
通常は、配管111aと配管111bとを連結して圧縮機13の吸込部の液溜まり部13cの液を、圧縮機13の吸い込み圧力でタンク115に溜めておき、油濃度が高いと判断されたときに、タンク115にかかる圧力を、切替え弁113を切り替えることで配管111bと配管111cとを連結して圧縮機13の吸込部の圧力から、潤滑油タンク25側圧力(あるいはモータハウジング15c側あるいは凝縮器17側の圧力)に切り替え、位置ヘッドにより、タンク115内の混合溶液を潤滑油タンク25に移動する。移動完了(たとえば時間で判断)後、切替え弁113を切り替えることでタンク115にかかる圧力を元に戻して圧縮機13の吸込部の液溜まり部13cの液を溜めるようにする。
〔第7実施形態〕
図8は本発明の第7実施形態にかかる圧縮式冷凍装置1−7の全体概略構成図である。同図に示す圧縮式冷凍装置1−7において、前記図1,図2に示す圧縮式冷凍装置1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1,図2に示す実施形態と同じである。この圧縮式冷凍装置1−7において、前記圧縮式冷凍装置1−1と相違する点は、膨張機19の代りに動力回収装置119を設置した点である。
この実施形態で用いている動力回収装置119は凝縮器17から蒸発器11への冷媒の流れが持つエネルギーを回収する回転式の動力回収膨張機であり、内部にノズルとタービンとを持ち、ノズルで凝縮器17からの冷媒液の流速を高めると共に旋回流とし、この液流をタービンに当ててタービンに回転力を与えている。動力回収装置119は発電機(動力回収機)121を具備し、この発電機121によって前記冷媒の流れが持つエネルギーを電力として回収する。回収した電力をモータ15に供給して圧縮仕事の一部に利用すれば、その分外部からの投入電力(投入動力)を減少させることができる。また凝縮器17から蒸発器11に入る冷媒から動力を回収しているので、蒸発器11に入る冷媒のエンタルピーが低下しており、従って蒸発器11の冷凍能力も増大し、冷凍効果が増大する。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では、モータと羽根車を直結するように記載しているが、モータの回転をギアで増速して羽根車を駆動する圧縮式冷凍装置であっても良い。
圧縮式冷凍装置1−1の全体概略構成図である。 圧縮機13の羽根車13a及びモータ15の内部構造を示す図である。 圧縮式冷凍装置1−2の全体概略構成図である。 圧縮式冷凍装置1−3の全体概略構成図である。 圧縮式冷凍装置1−4の全体概略構成図である。 圧縮式冷凍装置1−5の全体概略構成図である。 圧縮式冷凍装置1−6の全体概略構成図である。 圧縮式冷凍装置1−7の全体概略構成図である。 混合溶液の温度に対する冷媒濃度と冷媒圧力の関係を示す図である。 露点温度と混合溶液温度との関係を示す図である。 潤滑油の粘性を示す図である。
符号の説明
1−1 圧縮式冷凍装置
11 蒸発器
13 圧縮機
13c 液溜まり部
15 モータ
15c モータハウジング
17 凝縮器
19 膨張機
21 冷媒配管
22 軸
23 軸受
25 潤滑油タンク
27 油ポンプ
33 油冷却器(油冷却手段)
35 均圧管
62 冷媒循環ポンプ
65 均圧管
77 補助凝縮器
79 インバータ
83 冷却部
93 油回収熱交換器
1−2 圧縮式冷凍装置
1−3 圧縮式冷凍装置
1−4 圧縮式冷凍装置
1−5 圧縮式冷凍装置
1−6 圧縮式冷凍装置
1−7 圧縮式冷凍装置

Claims (5)

  1. モータによって駆動される圧縮機と、凝縮器と、蒸発器とを冷媒を循環する冷媒配管によって連結してなる圧縮式冷凍装置において、
    前記圧縮機の軸受を前記モータのモータハウジング内に設置すると共に、この軸受を潤滑する潤滑油が貯留されている潤滑油タンクを設置し、
    前記潤滑油タンクから油ポンプで潤滑油を軸受に供給すると共に軸受を潤滑した潤滑油を潤滑油タンクに戻す軸受循環系と、
    モータハウジングから導出した冷媒液を冷媒循環ポンプで再びモータハウジング内に供給してモータを冷却するモータ循環系とを設け、
    前記潤滑油タンクとモータハウジングとを均圧管で連結すると共に、
    前記冷媒循環ポンプの吸込側を凝縮器下部に連結し、
    さらにモータハウジングの蒸気雰囲気の部分と凝縮器とを連結したことを特徴とする圧縮式冷凍装置。
  2. モータによって駆動される圧縮機と、凝縮器と、蒸発器とを冷媒を循環する冷媒配管によって連結してなる圧縮式冷凍装置において、
    前記圧縮機の軸受を前記モータのモータハウジング内に設置すると共に、この軸受を潤滑する潤滑油が貯留されている潤滑油タンクを設置し、
    前記潤滑油タンクの潤滑油を油ポンプで軸受に供給すると共に軸受を潤滑した潤滑油を潤滑油タンクに戻す軸受循環系と、
    前記凝縮器とは別に設けた補助凝縮器の冷媒液を冷媒循環ポンプでモータハウジング内に供給してモータを冷却すると共にモータを冷却した冷媒を補助凝縮器に戻すモータ循環系とを設け、
    前記潤滑油タンクとモータハウジングとを均圧管で連結したことを特徴とする圧縮式冷凍装置。
  3. 前記潤滑油タンクに潤滑油タンク内の潤滑油を冷却する油冷却手段を設けると共に、この油冷却手段に用いる冷媒が、モータ循環系から供給されてモータ循環系に戻されることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮式冷凍装置。
  4. 前記モータを駆動するインバータには、前記モータ循環系から供給されてモータ循環系に戻される冷媒によってこのインバータを冷却する冷却部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の圧縮式冷凍装置。
  5. 前記蒸発器内の冷媒を、前記凝縮器から蒸発器へ向かう冷媒にて加熱する油回収熱交換器を経由して、圧縮機の吸込部の液溜まり部に導入することで、前記冷媒中の潤滑油を回収することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の圧縮式冷凍装置。
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