JP6000225B2 - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートに乗員を拘束するシートベルトのウエビングの一端を支持するシートベルトアンカーをフロアパネルの上面に固定した車両用シートベルト装置に関する。
シートベルトのウエビングが挿通されたアンカープレートが着脱自在に結合されるバックルを支持するアンカープレートをシートのベースフレームの上面に重ね合わせ、アンカープレートおよびベースフレームを共通のボルトでフロアパネルに共締めしたものが、下記特許文献1により公知である。
特開2008−18770号公報
車両が前面衝突してシートに着座した乗員が慣性で前方に移動しようとしたとき、シートベルトのウエビングに発生する張力がシートベルトアンカーを介してフロアパネルに支持されることで、乗員をシートに拘束して二次衝突から保護することができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものは、シートベルトアンカーがシートのベースフレームの上面に固定されているため、ウエビングの張力がシートベルトアンカーに作用したとき、ベースフレームがシートベルトアンカーの補強に寄与することができず、シートベルトアンカーが変形してしまう可能性がある。これを防止するには、シートベルトアンカーを板厚が大きい強固な部材で構成すれば良いが、そのようにするとシートベルトアンカーの重量や寸法が増加する問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、フロアパネルに固定されたシートベルトアンカーがウエビングの張力で変形するのを簡単な構造で防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、シートに乗員を拘束するシートベルトのウエビングの一端を支持するシートベルトアンカーをフロアパネルの上面に固定した車両用シートベルト装置であって、前記シートのシートレールの端部に設けたブラケットを前記フロアパネルに固定し、前記フロアパネルおよび前記ブラケットの間に前記シートベルトアンカーを挟持したことを特徴とする車両用シートベルト装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、第1ボルトによって前記シートベルトアンカーを単独で前記フロアパネルに締結するとともに、第2ボルトによって前記シートベルトアンカーおよび前記ブラケットを前記フロアパネルに共締めしたことを特徴とする車両用シートベルト装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記第1ボルトの頭部を前記ブラケットの下面あるいは前記シートレールの下面に臨ませたことを特徴とする車両用シートベルト装置が提案される。
尚、実施の形態のリヤシート11は本発明のシートに対応し、実施の形態のロアレール23は本発明のシートレールに対応し、実施の形態の後部ブラケット25は本発明のブラケットに対応する。
請求項1の構成によれば、シートに乗員を拘束するシートベルトのウエビングの一端を支持するシートベルトアンカーをフロアパネルの上面に固定する際に、シートのシートレールの端部に設けたブラケットをフロアパネルに固定し、フロアパネルおよびブラケットの間にシートベルトアンカーを挟持したので、シートベルトアンカーを単独でフロアパネルに固定する場合に比べて、シートベルトアンカーをシートレールのブラケットで補強することが可能となり、車両の衝突によりウエビングに大きな張力が加わったときにシートベルトアンカーの変形を防止することができる。
また請求項2の構成によれば、第1ボルトによってシートベルトアンカーを単独でフロアパネルに締結するとともに、第2ボルトによってシートベルトアンカーおよびブラケットをフロアパネルに共締めしたので、第1ボルトおよび第2ボルトによってシートベルトアンカーをフロアパネルに強固に固定することができるだけでなく、シートベルトアンカーを固定する第2ボルトを利用してシートレールのブラケットを固定することが可能となり、ボルトの本数を削減することができる。しかも第1ボルトでシートベルトアンカーを仮止めした状態で、第2ボルトでシートベルトアンカーおよびシートレールのブラケットを完全に固定することで、第2ボルトの締め付け時にシートベルトアンカーを移動不能に固定し、第2ボルトの締め付け作業の効率を高めることができる。
また請求項3の構成によれば、第1ボルトの頭部をブラケットの下面あるいはシートレールの下面に臨ませたので、万一第1ボルトが緩んでも、その第1ボルトの頭部がブラケットあるいはシートレールの下面に当接することで、第1ボルトの完全な脱落を確実に防止することができる。
自動車のリヤシートの斜視図。 図1の2方向拡大矢視図。 図2の3−3線断面図。 図3の4−4線断面図。 図3の5−5線断面図。 シートベルトアンカーの斜視図。
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1に示すように、自動車の二人掛けのリヤシート11は、シートクッション12、シートバック13,13およびヘッドレスト14,14を備えており、リヤシート11の車幅方向両側部にそれぞれシートベルト15,15が配置される。
シートベルト15は、シートバック13の車幅方向外側に位置するリヤピラー35内に配置されたリトラクタ16と、リトラクタ16から引き出されるウエビング17と、リヤピラー35に固定されてウエビング17の中間部を摺動自在に案内するスルーアンカー18と、ウエビング17の中間部が挿通されるタングプレート19と、ウエビング17の他端部をフロアパネル20に固定するシートベルトアンカー21と、シートクッション12の車幅方向中央部に設けられてタングプレート19を着脱自在に固定するバックル22とを備える。
次に、図2〜図6に基づいて、シートベルトアンカー21のフロアパネル20への固定構造を説明する。
リヤシート11を前後移動自在に支持する左右一対のロアレール23,23は、その前部が前部ブラケット24(図1参照)を介してフロアパネル20に固定されるとともに、その後部が後部ブラケット25を介してフロアパネル20に固定される。後部ブラケット25の後端は下向きに屈曲し、そこに1個のボルト孔25a(図3および図4参照)が形成される。一方、シートクッション12のフレーム26の下面にはアッパーレール27およびアッパーフック28がボルト29…で共締めされており、アッパーレール27がロアレール23に上下方向に相対移動不能に係合し、アッパーフック28が後部ブラケット25に上下方向に相対移動不能に係合することで、シートクッション12がフロアパネル20に対して前後位置調節自在に支持される。
図6から明らかなように、シートベルトアンカー21は、金属板を断面L字状に屈曲させた部材であり、フロアパネル20に固定される取付部21aと、取付部21aから直角に折れ曲がってウエビング17に接続される接続部21bとを備えており、接続部21bとウエビング17との境界部が合成樹脂製の保護部材30で覆われる。シートベルトアンカー21の取付部21aには、前側の第1ボルト孔21cと、後側の第2ボルト孔21dと、後端から下向きに延びる位置決め突起21e…とが形成される。
シートベルトアンカー21の取付部21aに設けた位置決め突起21eがフロアパネル20の位置決め孔20a(図4参照)に係合した状態で、後部ブラケット25の取付部21aの第1ボルト孔21cを上から下に貫通する第1ボルト31が、フロアパネル20の下面に溶接したウエルドナット33に螺合することで、シートベルトアンカー21がフロアパネル20に固定される(図3および図5参照)。この状態で、第1ボルト31の頭部31aが後部ブラケット25の下面に僅かな隙間αを介して対向する。
また第2ボルト32がロアレール23の後部ブラケット25のボルト孔25aおよびシートベルトアンカー21の取付部21aの第2ボルト孔21dを上から下に貫通してフロアパネル20の下面に溶接したウエルドナット34に螺合することで、シートベルトアンカー21および後部ブラケット25がフロアパネル20に共締めされる(図3および図5参照)。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
シートベルトアンカー21をフロアパネル20に固定するには、リヤシート11をフロアパネル20に固定する前に、シートベルトアンカー21の取付部21aの位置決め突起21eをフロアパネル20の位置決め孔20aに係合した状態で、後部ブラケット25の取付部21aの第1ボルト孔21cを上から下に貫通させた第1ボルト31をフロアパネル20の下面のウエルドナット33に螺合し、シートベルトアンカー21をフロアパネル20に仮止めする。このとき、位置決め突起21eおよび位置決め孔20aの係合によりシートベルトアンカー21がフロアパネル20に対して位置決めされ、かつフロアパネル20に対して回り止めされるため、第1ボルト31の締め付け作業が容易になる。
次に、リヤシート11のロアレール23の前部ブラケット24をフロアパネル20に固定するとともに、後部ブラケット25のボルト孔25aおよびシートベルトアンカー21の取付部21aの第2ボルト孔21dを上から下に貫通する第2ボルト32をフロアパネル20の下面のウエルドナット34に螺合することで、シートベルトアンカー21および後部ブラケット25をフロアパネル20に共締めする。このとき、シートベルトアンカー21は既にフロアパネル20の仮止めされているため、後部ブラケット25だけを位置決めして第2ボルト32で固定すれば良く、よって第2ボルト32の締め付け作業が容易になる。
このようにして第1ボルト31および第2ボルト32の2本のボルトで固定されたシートベルトアンカー21の取付部21aはフロアパネル20および後部ブラケット25間に強固に挟持されるため、車両が前面衝突した際の慣性で乗員が前方に移動してシートベルト15のウエビング17に大きな張力が作用し、ウエビング17に接続されたシートベルトアンカー21が前上方に強く引かれても、シートベルトアンカー21の変形を防止することができる。これにより、シートベルト15のウエビング17が他部材に強く接触して損傷するのを未然に防止することができる。
しかもシートベルトアンカー21をフロアパネル20に固定する第2ボルト32を利用してロアレール23の後部ブラケット25に固定することが可能となり、シートベルトアンカー21および後部ブラケット25を別個のボルトでフロアパネル20に固定する場合に比べて、ボルトの本数を削減することができる。
また第1ボルト31を締結した状態で、その頭部31aが後部ブラケット25の下面に僅かな隙間αを介して対向するので、万一第1ボルト31が緩んでも、その第1ボルト31の頭部31aが後部ブラケット25の下面に当接することで、第1ボルト31の完全な脱落を確実に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では第1ボルト31の頭部31aを後部ブラケット25の下面に臨ませているが、それをロアレール23の下面に臨ませても良い。
また実施の形態ではリヤシート11について説明したが、本発明はフロントシートに対しても適用することが可能である。
11 リヤシート(シート)
15 シートベルト
17 ウエビング
20 フロアパネル
21 シートベルトアンカー
23 ロアレール(シートレール)
25 後部ブラケット(ブラケット)
31 第1ボルト
31a 第1ボルトの頭部
32 第2ボルト

Claims (3)

  1. シート(11)に乗員を拘束するシートベルト(15)のウエビング(17)の一端を支持するシートベルトアンカー(21)をフロアパネル(20)の上面に固定した車両用シートベルト装置であって、
    前記シート(11)のシートレール(23)の端部に設けたブラケット(25)を前記フロアパネル(20)に固定し、前記フロアパネル(20)および前記ブラケット(25)の間に前記シートベルトアンカー(21)を挟持したことを特徴とする車両用シートベルト装置。
  2. 第1ボルト(31)によって前記シートベルトアンカー(21)を単独で前記フロアパネル(20)に締結するとともに、第2ボルト(32)によって前記シートベルトアンカー(21)および前記ブラケット(25)を前記フロアパネル(20)に共締めしたことを特徴とする、請求項1に記載の車両用シートベルト装置。
  3. 前記第1ボルト(31)の頭部(31a)を前記ブラケット(25)の下面あるいは前記シートレール(23)の下面に臨ませたことを特徴とする、請求項2に記載の車両用シートベルト装置。
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