JP6000068B2 - 車両用バンパにおけるカバーの着脱構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用バンパにおいて、特にバンパに形成された開口を開閉可能に塞ぐカバーの着脱構造の改良に関する。
車両のフロント及び/又はリアバンパには、本発明を適用した図5に例示されるごとくバンパに牽引フック用の開口が形成され、この開口を開閉可能に塞ぐカバー本体を設けたものが多い。牽引作業においてはカバー本体を外し、例えば附属の牽引用フックをバンパーの開口奥部に配設された取付け具に装着して牽引することを可能としている。このカバーの着脱構造では、カバー本体が通常時の開口閉じ状態で目立つことなくバンパ表面に面一に強固に保持される反面、外す際にはカバー本体に梃子の原理を利用した力を加えることで簡単に外せることが好ましい。
図6は以上のような構造例として特許文献1に開示のものを示している。この構造では、バンパフェイスに設けられた開口21と、その開口縁部に形成された段差部に裏面側周縁を当接することでバンパフェイスの表面とほぼ面一な状態で開口21を閉塞するカバー本体22と、該カバー本体の裏面左右に突設されて段差部に裏面側周縁を当接するとほぼ同時に段差部の裏縁に係合してカバー本体22をバンパフェイスに装着する左右の爪部43,44とを備えている。
そして、カバー本体を外す場合は、カバー本体の下辺に設けられた切欠部、或いはカバー本体の下辺と段差部側の対向面との間に差し込まれるドライバー等の工具により、梃子の原理にてカバー本体22を段差部から持ち上げるようにすると、左右の爪部43,44、或いは剛性の低い一方爪部が弾性変位を伴って段差部側の裏縁から係合解除し、カバー本体を開状態とすることが可能となる。
特開2010−202088号公報
上記カバーの着脱構造にあっては、爪部がカバー本体の左右対称位置に設けられており、カバー本体の下辺に設けられた切欠部、或いはカバー本体の下辺と段差部の対向面との間に差し込まれるドライバー等の取外し用工具により離脱操作がなされるため、取外し用工具の操作力ないしは係合解除力が左右何れの爪部にも同等に加わり易く、それに伴って、剛性の高い側に作用点(この作用点はカバー本体が外れる際にヒンジ側となる)に大きく加わってしまった場合には、剛性の低い側の爪部に係合解除力が充分に伝達されず、結果としてカバーの離脱操作に予想外の大きな力を加えなくてはならないことも生ずる。
本発明は、以上の課題を解決するため、取外し用工具の微妙な力の掛け具合や方向如何に関わらず、確実に変形し易い側の爪部に操作力ないしはその係合解除力が伝達されるようにして設計上の係合固定力を満たし、かつ、離脱操作時の操作力或いは係合解除力を左右の一方の爪部に集中させて弱い操作力で離脱可能にすることを目的としている。
上記目的を達成するため本発明は、バンパの開口縁部に形成された段差部に裏面側周縁を当接することで前記バンパの表面とほぼ面一な状態で前記開口を閉塞するカバー本体と、前記カバー本体の裏面左右に突設されて前記段差部に前記裏面側周縁を当接するのとほぼ同時に前記段差部の裏縁に係合して前記カバー本体をバンパに装着する左右の爪部とを備え、前記カバー本体の下辺に設けられた切欠部、或いは前記カバー本体の下辺と前記段差部側の対向面との間に差し込まれる取外し用工具により前記カバー本体を離脱操作する車両用バンパにおけるカバーの着脱構造において、前記左右の爪部は、一方を変形し難い剛性爪部に形成し、他方をその剛性爪部より変形し易い弾性爪部に形成していると共に、前記弾性爪部を前記剛性爪部に比べて前記カバー本体の下辺に近い下側となるよう配置しており、前記弾性爪部は、図3及び図4に示されるごとく前記カバー本体の下辺に近い下部側を上部側より変形し易く形成されて、前記離脱操作したときに下部側が撓みながら上部側に取り外し荷重が加わることを特徴としている。
なお、本発明において、爪部は、通常、カバー本体の裏面に立設した起立片及びその起立片の先端に突出した爪からなる。この爪部設計では、カバー本体に対する係合固定力を大きくしたり小さくする場合、素材の選択に加えて、補強リブの有無、又は/及び、厚さ設定により弾性度合いを抑え剛性を上げたり、弾性度合いを増して剛性を抑えるようにする。その際、剛性を上げるには、爪部全体に補強リブを追加したり爪部全体の厚さを増大する構成、前記起立片に補強リブを追加したり起立片の厚さを増大する構成の何れでも有効である。本発明は、これらを前提として工夫されたものである。
以上の本発明は請求項2と3のごとく具体化されることがより好ましい。すなわち、
(イ)バンパの開口縁部に形成された段差部に裏面側周縁を当接することで前記バンパの表面とほぼ面一な状態で前記開口を閉塞するカバー本体と、前記カバー本体の裏面左右に突設されて前記段差部に前記裏面側周縁を当接するのとほぼ同時に前記段差部の裏縁に係合して前記カバー本体をバンパに装着する左右の爪部とを備え、前記カバー本体の下辺に設けられた切欠部、或いは前記カバー本体の下辺と前記段差部側の対向面との間に差し込まれるドライバー等の工具により前記カバー本体を離脱操作する車両用バンパにおけるカバーの着脱構造において、前記左右の爪部は、一方を変形し難い剛性爪部に形成し、他方をその剛性爪部より変形し易い弾性爪部に形成していると共に、前記弾性爪部を前記剛性爪部に比べて前記カバー本体の下辺に近い下側となるよう配置しており、前記弾性爪部は、図3に示されるごとく前記カバー本体の下辺から離れる上部側に補強リブを形成することにより幅方向で撓み易さに差を生じさせる構成である(請求項2)。なお、以上の補強リブは、先の爪部設計で述べた構成とは異なり、図3や図4のごとく爪部の幅方向のうち、上側部分に設ける点で考え方が相違している。
(ロ)バンパの開口縁部に形成された段差部に裏面側周縁を当接することで前記バンパの表面とほぼ面一な状態で前記開口を閉塞するカバー本体と、前記カバー本体の裏面左右に突設されて前記段差部に前記裏面側周縁を当接するのとほぼ同時に前記段差部の裏縁に係合して前記カバー本体をバンパに装着する左右の爪部とを備え、前記カバー本体の下辺に設けられた切欠部、或いは前記カバー本体の下辺と前記段差部側の対向面との間に差し込まれるドライバー等の工具により前記カバー本体を離脱操作する車両用バンパにおけるカバーの着脱構造において、前記左右の爪部は、一方を変形し難い剛性爪部に形成し、他方をその剛性爪部より変形し易い弾性爪部に形成していると共に、前記弾性爪部を前記剛性爪部に比べて前記カバー本体の下辺に近い下側となるよう配置しており、前記弾性爪部は、図4に示されるごとく前記カバー本体の下辺から離れる上部側の厚さ寸法を下部側よりも厚く形成することにより幅方向で撓み易さに差を生じさせる構成である(請求項3)。なお、以上の厚さ寸法は、先の爪部設計で述べた構成とは異なり、図3や図4のごとく爪部の幅方向のうち、上部側を下部側より厚く(厚さ寸法を大きく)する点で考え方が相違している。
請求項1から3の各発明では、左右の爪部が一方の剛性爪部と他方の弾性爪部とで構成されているため、カバーの離脱操作により剛性爪部を支点として弾性爪部を係合解除する構成となり、同時に、弾性爪部が剛性爪部に比べてカバー本体の下辺に近い下側となるよう配置したため、離脱操作による係合解除用の応力が下側の弾性爪部にまず伝達されて係合解除し易くなる。この結果、このカバーの着脱構造では、左右爪部による設計上のカバーの係合固定力を維持しながら、離脱操作時の操作力を弾性爪部に集中させて弱い操作力で取り外しでき、それによりカバーの着脱操作性を向上できる。
また、請求項1の発明では、弾性爪部がカバー本体の下辺に近い下部側を上部側より変形し易く形成されているため、離脱操作時の操作力が最も変形し易い弾性爪部の下側にまず加わり、その下側を係合解除しながら保持力のピークとなる最も撓み難い弾性爪部の上側に加わっていくため、保持力のピークつまり必要となる離脱操作力をより低減できる。
請求項2と3の各発明は、弾性爪部構成の具体的な形状、つまり請求項2の場合は補強リブの追加箇所、請求項3の場合は爪部の幅方向の厚さの点から特定したことに意義があり、何れもが簡易に実施できる。
(a)は本発明形態のカバーを装着した乗用車の前側バンパを外側より見た要部拡大図、(b)は前側バンパを内側より見た要部拡大図である。 (a)はカバーを外した状態で前側バンパの開口部を外側より見た拡大図,(b)及び(c)は図1(a)のA−A線断面図及びB−B線断面図である。 (a)は上記カバーの裏側を示す裏面図、(b)は(a)のB1−B1線断面図、(c)及び(d)は(a)のC部とD部の概略拡大斜視図である。 上記カバーの変形例を示し、(a)は上記カバーの裏側を示す裏面図、(b)は(a)のB2−B2線断面図、(c)は(a)のD1部の概略拡大斜視図である。 上記カバーを装着した乗用車のバンパを示す斜視図である。 特許文献1を示し、(a)はカバーの構成図、(b)はカバー装着状態でバンパ裏面側より見た図である。
以下、本発明の最適な形態を図面を参照しながら説明する。この説明では、カバーの着脱構造をその作動特徴と共に明らかにする。
図5は発明形態をフロントバンパに適用した例を示している。車体1の前部には、下側に沿ってフロントバンパ(以下、単にバンパと言う)2が設けられている。このバンパ2は、樹脂の射出成形体からなり、中央に設けられたナンバープレート3用の取付部と、ナンバープレート3の下側幅方向に設けられて車体内側に走行風を取入れるための細長状の導入口4と、導入口4の両脇部に設けられたフォグランプ5と、導入口4の両脇上部に設けられたウインカーランプ6とが設けられている。
また、以上のバンパ2は、図2(a)に示されるごとく右側のウインカーランプ6とナンバープレート3用の取付部との間に設けられて牽引フックの取付け具(不図示)を臨ます略矩形状の開口20と、開口20の縁部に形成された段差部21と、段差部21の段差面のうち、広くなった左肩部に設けられた長孔状の取付孔22とを有している。要部は開口20を開閉するカバーの着脱構造にある。
すなわち、このカバーの着脱構造は、カバー本体8が段差部21の段差面に裏面側周縁を当接することでバンパ2の表面とほぼ面一な状態で開口20を閉塞するタイプである。カバー本体8は、バンパ2と同材質の合成樹脂の射出成形体からなり、段差部21にほぼ隙間なく嵌合される矩形板状であり、表面10がバンパ2と連続する滑らかな面に形成されると共に、下辺の左右中間部に設けられてマイナスドライバー等の取外し用工具Dを差し込み易くする切欠部13を有している。
カバー本体8の裏面11には、前記左右の爪部14,15以外に、カバー本体2が段差部21に嵌合された状態で、図2(b)及び図3(a)に示されるごとく矩形の各辺縁側に突出して段差部21の段差面に当接する突き当て用突起12と、各突起12より内側に突出して開口20内に差し込まれた状態で開口内端面に当接する複数(この例では合計5つ)の位置決め用突起16と、中央より少し上側に設けられたカバー本体8の上下方向を示す目印用の矢印7と、右肩部から一体に突出してその先端に錨状の拡開用アンカー18aを有した吊りワイヤ18とが設けられている。吊りワイヤ18は、アンカー18aがバンパ側取付孔22に挿通され抜け止めされた状態で、カバー本体8をバンパ側から不用意に落下しないよう支持する。
また、左右の爪部14,15は、(1)一方が変形し難い剛性爪部14に形成され、他方がその剛性爪部14より変形し易い弾性爪部15として形成されている点、(2)弾性爪部15が剛性爪部14に比べてカバー本体8の下辺に近い下側となるよう配置されている点、(3)弾性爪部14が幅方向にあってカバー本体8の下辺に近い下部側を上部側より変形し易く形成されている点で、従来爪部に比べ相違している。次にそれらについて詳述する。
(1)、爪部14は、図3(c)のごとくカバー本体の裏面11に立設した起立片14a、及びその起立片14aの先端に突出した爪14b、並びに起立片14aと爪14bとの背面に一体化されている複数(この例では3つ)の補強リブ14cからなる。これに対し、爪部15は、図3(d)のごとくカバー本体の裏面11に立設した起立片15a、及びその起立片15aの先端に突出した爪15b、並びに起立片15aと爪15bとの幅方向の上側に一体化されている単一の補強リブ15c、更に爪15の背面に一体化された補強リブ15dからなる。これらは図4の変形例でも同じ。
そして、爪部14は、爪部15に比べると、複数の補強リブ14cにより変形し難く剛性爪部となっている。そのため、爪部15は、爪部14に比べると、相対的に変形し易く弾性爪部となっている。また、爪14bは、図1(b)に示されるごとく爪15bよりも突出しており、バンパ側段差部21の裏縁に係合した状態で爪15bよりバンパ裏面側に対する掛け止め寸法が大きい。このため、この構造では、図5の拡大図に示すごとくてカバー本体8の下辺の切欠部13(又はカバー本体8の下辺と段差部側の対向面との間)に差し込まれる取外し用工具Dによりカバー本体8を離脱操作すると、カバー本体8が剛性爪部15側を支点として、かつ、弾性爪部14の弾性変位を伴って係合解除され易くなる。
(2)、爪部14及び15は、カバー本体8に対し上下方向に互い違いに設けられ、特に剛性爪部14が弾性爪部15より上側ないしは弾性爪部15が剛性爪部14に比べてカバー本体8の下辺に近い下側となるよう配置されている。このため、この構造では、前記したごとく取外し用工具Dによりカバー本体8を離脱操作すると、離脱操作による係合解除用の応力が下側の弾性爪部15にまず伝達されて係合解除し易くなる。これにより、このカバーの着脱構造は、左右爪部14,15による設計上のカバーの係合固定力を維持しつつ、離脱操作時の操作力を弾性爪部15に集中させて弱い操作力で取り外しでき、それによりカバーの着脱操作性を向上できる。
(3)、爪部14及び15のうち、下側の弾性爪部15は図3(c)に示されるごとく幅方向にあってカバー本体8の下辺に近い下部側が上部側に比べ、上部側の補強リブ15cの存在により相対的に変形し易く形成されている。これにより、このカバーの着脱構造では、前記したごとく取外し用工具Dによりカバー本体8を離脱操作すると、カバー本体8が剛性爪部14側を支点として、かつ、弾性爪部15の弾性変位を伴って係合解除される。この過程では、離脱操作時の操作力が最も変形し易い弾性爪部15の下部側にまず加わり、その下部側を弾性変形を伴って係合解除しつつ保持力のピークとなる最も撓み難い弾性爪部15の上部側に加わっていく。このため、この構造では保持力のピークつまり必要となる離脱操作力をより低減できる。
(4)以上の構造では、カバーの離脱操作において、初期時は以上のようにして爪部15を専ら弾性変位しながら、カバー本体8を爪部14側を扉状に開くためのヒンジとして機能し、爪部15が段差部21の段差面の縁より完全に外された状態で爪部14も段差部21の段差面側より外される。すると、開口20には、不図示のフック取付け具が開口奥側に覗かせ、不図示の牽引用フックの取付け及びフックを介した牽引作業が可能となる。
また、カバー本体8は、両方の爪部14,15が外されると、バンパ2の手前側に落下するが、吊りワイヤ部18により吊下げ保持され、取り外されたカバー本体8の紛失を未然に防止できる。カバー本体8は、牽引作業が終り、牽引用フックが取付け具から取除かれたら、開口20の段差部21に位置決めして押込むだけで、再び図1や図5のごとく左右の爪部14,15の係合力によりバンパ2に面一状態に係合固定される。
図4は上記爪部14の変形例を図3に対応して示している。但し、この変形例では、図3(c)の構成は同じため省略している。この変形例において、弾性爪部14は、図4のごとくカバー本体の下辺から離れる上部側の厚さ寸法d1を下部側の厚さ寸法d2よりも厚く形成することにより幅方向に撓み易さに差を生じるよう構成されている。従って、この構造では、上記(3)の点が次のように変更される。
(3)−1、爪部14及び15のうち、下側の弾性爪部15Aは、図4(c)に示されるごとく幅方向にあってカバー本体8の下辺に近い下部側が上部側に比べ、上部側の厚さ寸法d1が下部側の厚さ寸法d2より厚く形成、つまりd1>d2の構成となっている。これにより、このカバーの着脱構造では、前記したごとく取外し用工具Dによりカバー本体8を離脱操作すると、カバー本体8が剛性爪部14側を支点として、かつ、弾性爪部15Aの弾性変位を伴って係合解除される。この過程では、離脱操作時の操作力が最も変形し易い弾性爪部15Aの下部側にまず加わり、その下部側の弾性変形を伴って係合解除しつつ保持力のピークとなる最も撓み難い弾性爪部15Aの上部側に加わっていく。このため、この構造でも保持力のピークつまり必要となる離脱操作力をより低減できる。
なお、以上の形態例では、本発明をフロントバンパのカバーに適用したが、反対に故障車を牽引する場合もあるので、リアバンパのカバーに適用することもでき、更にフロント及びリアの双方に適用することが可能である。また、説明に用いたフロントバンパ2は単なる一例であって、車体との取合いや収りなどに応じて各種形状例があることも勿論である。また、本発明において、目印用矢印17や吊り用ワイヤ部18などは必ずしも必須のものではなく、これらを省略してもよい。
1・・・車両
2・・・フロントバンパ(バンパ)
8・・・カバー本体
10・・・表面
11・・・裏面
13・・・切欠部
14・・・爪部(剛性爪部であり、14cは補強リブ)
15,15A・・・爪部(弾性爪部であり、15cは補強リブ)
16・・・吊りワイヤ部
20・・・開口
21・・・段差部
D・・・取外し用工具
d1,d2・・・弾性爪部の上部側及び下部側の厚さ寸法

Claims (3)

  1. バンパの開口縁部に形成された段差部に裏面側周縁を当接することで前記バンパの表面とほぼ面一な状態で前記開口を閉塞するカバー本体と、前記カバー本体の裏面左右に突設されて前記段差部に前記裏面側周縁を当接するのとほぼ同時に前記段差部の裏縁に係合して前記カバー本体をバンパに装着する左右の爪部とを備え、前記カバー本体の下辺に設けられた切欠部、或いは前記カバー本体の下辺と前記段差部側の対向面との間に差し込まれるドライバー等の工具により前記カバー本体を離脱操作する車両用バンパにおけるカバーの着脱構造において、
    前記左右の爪部は、一方を変形し難い剛性爪部に形成し、他方をその剛性爪部より変形し易い弾性爪部に形成していると共に、前記弾性爪部を前記剛性爪部に比べて前記カバー本体の下辺に近い下側となるよう配置しており、
    前記弾性爪部は、前記カバー本体の下辺に近い下部側を上部側より変形し易く形成されて、前記離脱操作したときに下部側が撓みながら上部側に取り外し荷重が加わることを特徴とする車両用バンパにおけるカバーの着脱構造。
  2. バンパの開口縁部に形成された段差部に裏面側周縁を当接することで前記バンパの表面とほぼ面一な状態で前記開口を閉塞するカバー本体と、前記カバー本体の裏面左右に突設されて前記段差部に前記裏面側周縁を当接するのとほぼ同時に前記段差部の裏縁に係合して前記カバー本体をバンパに装着する左右の爪部とを備え、前記カバー本体の下辺に設けられた切欠部、或いは前記カバー本体の下辺と前記段差部側の対向面との間に差し込まれるドライバー等の工具により前記カバー本体を離脱操作する車両用バンパにおけるカバーの着脱構造において、
    前記左右の爪部は、一方を変形し難い剛性爪部に形成し、他方をその剛性爪部より変形し易い弾性爪部に形成していると共に、前記弾性爪部を前記剛性爪部に比べて前記カバー本体の下辺に近い下側となるよう配置しており、
    前記弾性爪部は、前記カバー本体の下辺から離れる上部側に補強リブを形成することにより幅方向で撓み易さに差を生じさせることを特徴とする車両用バンパにおけるカバーの着脱構造。
  3. バンパの開口縁部に形成された段差部に裏面側周縁を当接することで前記バンパの表面とほぼ面一な状態で前記開口を閉塞するカバー本体と、前記カバー本体の裏面左右に突設されて前記段差部に前記裏面側周縁を当接するのとほぼ同時に前記段差部の裏縁に係合して前記カバー本体をバンパに装着する左右の爪部とを備え、前記カバー本体の下辺に設けられた切欠部、或いは前記カバー本体の下辺と前記段差部側の対向面との間に差し込まれるドライバー等の工具により前記カバー本体を離脱操作する車両用バンパにおけるカバーの着脱構造において、
    前記左右の爪部は、一方を変形し難い剛性爪部に形成し、他方をその剛性爪部より変形し易い弾性爪部に形成していると共に、前記弾性爪部を前記剛性爪部に比べて前記カバー本体の下辺に近い下側となるよう配置しており、
    前記弾性爪部は、前記カバー本体の下辺から離れる上部側の厚さ寸法を下部側よりも厚く形成することにより幅方向で撓み易さに差を生じさせることを特徴とする車両用バンパにおけるカバーの着脱構造。
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