JP5999767B2 - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5999767B2
JP5999767B2 JP2012285603A JP2012285603A JP5999767B2 JP 5999767 B2 JP5999767 B2 JP 5999767B2 JP 2012285603 A JP2012285603 A JP 2012285603A JP 2012285603 A JP2012285603 A JP 2012285603A JP 5999767 B2 JP5999767 B2 JP 5999767B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
jacket
thickness direction
support member
steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012285603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014125184A (ja
Inventor
達 坂田
達 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiko Co Ltd
JTEKT Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd, JTEKT Corp filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP2012285603A priority Critical patent/JP5999767B2/ja
Priority to US14/137,293 priority patent/US9022426B2/en
Priority to EP13198832.1A priority patent/EP2749475B1/en
Priority to CN201310740368.7A priority patent/CN103895690B/zh
Publication of JP2014125184A publication Critical patent/JP2014125184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5999767B2 publication Critical patent/JP5999767B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/184Mechanisms for locking columns at selected positions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/185Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable adjustable by axial displacement, e.g. telescopically

Description

この発明は、ステアリング装置に関する。
たとえば、特許文献1に開示された伸縮式ステアリングコラム装置は、テレスコープ状に組み合わされたアウターコラムおよびインナーコラムと、アウターコラムの側方に突出したロックハウジングとを有する。ロックハウジング内には、シリンダ空間が設けられている。
アウターコラムの側面においてシリンダ空間に整合する位置には、シリンダ空間とアウターコラムの内部(インナーコラムの外周面)とを連通させる連通開口が形成されている。
シリンダ空間内には、一対の第一ロック部材と、第二ロック部材とが収納されている。一対の第一ロック部材は、三角柱状であって、互いに平行に並んだ状態で連通開口からインナーコラムの外周面に臨んでいる。第二ロック部材は、互いに接近する方向へ延びる一対の傾斜面を有している。
第二ロック部材が各傾斜面においてそれぞれの第一ロック部材に接触することによって、第二ロック部材は、一対の第一ロック部材の間に対して楔状に食い込み、各第一ロック部材をインナーコラムの外周面に押し付ける。これにより、インナーコラムがアウターコラムの内側に変位不能に支持され、インナーコラムとアウターコラムとの相対位置がロックされる。
第二ロック部材に連結された調節レバーを操作することによって、第一ロック部材に対する第二ロック部材の接触を弱めると、各第一ロック部材をインナーコラムの外周面に押し付ける力が解除されるので、インナーコラムをアウターコラムに対して相対移動させることができる。これにより、インナーコラムにつながったステアリングホイールの位置を調整することができる。
実公平8−2024号公報
特許文献1の伸縮式ステアリングコラム装置では、第二ロック部材が一対の第一ロック部材に対して楔状に食い込む構成上、第二ロック部材が食い込んでいけるためのスペースを、第二ロック部材の移動方向下流側に確保しなければならない。そうすると、このスペースの周りの部品(第一ロック部材や第二ロック部材)に急激な外力が作用した場合に、当該部品がスペース内にずれることができるので、伸縮式ステアリングコラム装置では、当該スペースにおいて撓みが発生する虞がある。これでは、伸縮式ステアリングコラム装置全体の剛性を向上させることが困難である。
また、第二ロック部材が一対の第一ロック部材に対して楔状に食い込む構成では、第一ロック部材および第二ロック部材の互いの接触面が傾斜面になっているのだが、当該傾斜面では、その傾斜角度の精度の管理が困難である。傾斜面の傾斜角度の精度が下がると、第一ロック部材と第二ロック部材との当たりが悪くなる。
仮に第一ロック部材がインナーコラムと一体的に移動する場合において第一ロック部材と第二ロック部材との当たりが悪いと、第一ロック部材と第二ロック部材との間の摺動抵抗が大きくなる。これでは、インナーコラムの円滑な移動(換言すれば、ステアリングホイールの位置の円滑な調整)が阻害されるし、第一ロック部材および第二ロック部材の互いの接触面に偏摩耗が生じたり、当該接触面のコーティングが剥がれたりする懸念がある。
この発明は、剛性の向上を図ることができ、管理が容易なステアリング装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、一端に操舵部材(2)が取り付けられたステアリング軸(4)と、前記ステアリング軸を収容し、前記ステアリング軸の軸方向(X)に移動可能な中空のインナジャケット(11)と、前記軸方向と平行に延びる第1板状部分(21)を有し、前記インナジャケットを外から覆うアウタジャケット(12)とを含み、前記ステアリング軸を回転可能に支持していて、テレスコおよびチルトの少なくとも一方の調整が可能なコラムジャケット(5)と、前記第1板状部分に対して板厚方向(T1)が同じとなるように対向配置された第2板状部分(52)を有し、前記インナジャケットに固定された可動ブラケット(42)と、前記第1板状部分に対する前記第2板状部分の反対側に配置される保持部(44)を有し、車体(100)に固定された固定ブラケット(41)と、前記板厚方向に沿って前記第1板状部分および第2板状部分を互いに圧接させて前記保持部へ押し付けたり、前記第1板状部分および第2板状部分の圧接ならびに前記保持部への押し付けを解除したりする圧接・解除部(66)と、前記アウタジャケットに設けられ、前記軸方向および板厚方向の両方に対して直交する直交方向(T2)から前記可動ブラケットを摺動可能に支持する支持部材(30,35)と、前記アウタジャケットに対して前記支持部材を位置合わせする位置合わせ手段(27,32)とを含むことを特徴とする、ステアリング装置(1)である。
求項記載の発明は、前記支持部材は、前記直交方向における前記可動ブラケットの両側に設けられていることを特徴とする、請求項記載のステアリング装置である。
求項記載の発明は、前記位置合わせ手段は、前記アウタジャケットに設けられ、円弧状に窪む断面を有する凹部(27)と、前記支持部材に設けられ、円弧状に膨出した断面を有し、前記凹部に嵌まり込む凸部(32)とを含むことを特徴とする、請求項1または2記載のステアリング装置である。
請求項記載の発明は、前記可動ブラケットに対する前記支持部材の前記直交方向における相対位置を調整するための調整機構(85)を有することを特徴とする、請求項のいずれかに記載のステアリング装置である。
請求項記載の発明は、前記調整機構は、前記アウタジャケットに形成されたねじ穴(29)と、前記ねじ穴に組み付けられ、前記ねじ穴から前記支持部材を前記可動ブラケットへ向けて押すボルト(40)とを含むことを特徴とする、請求項記載のステアリング装置である。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項1記載の発明によれば、ステアリング装置では、圧接・解除部が第1板状部分および第2板状部分の圧接ならびに保持部への押し付けを解除しているときに、テレスコおよびチルトの少なくとも一方の調整が可能である。
一方、圧接・解除部によって、(アウタジャケット側の)第1板状部分および(インナジャケット側の)第2板状部分を、それぞれの板厚方向に沿って互いに圧接させつつ、当該板厚方向に沿って(車体側の)保持部へ押し付けたとする。この場合、第1板状部分、第2板状部分および保持部において隣り合うもの同士の間には、圧接・解除部からの力がかかる方向(板厚方向)における隙間が発生しない。そのため、姿勢がロックされたステアリング装置の剛性の向上を図ることができる。また、板厚方向に沿って、第1板状部分および第2板状部分を互いに圧接させつつ保持部へ押し付けるだけであれば、これらの部材についての管理(精度の管理)は容易となる。
また、支持部材によって、直交方向における可動ブラケットおよびインナジャケットのガタつきを抑制できる。また、位置合わせ手段によって支持部材をアウタジャケットに対して精度よく取り付けることができる。
請求項記載の発明によれば、可動ブラケットの両側に設けられた支持部材によって、直交方向における可動ブラケットおよびインナジャケットのガタつきを一層抑制できる
請求項記載の発明によれば、位置合わせ手段を、それぞれに円弧状の断面を有する凹部および凸部によって簡易に構成することができる。
請求項記載の発明によれば、調整機構で支持部材の位置を調整することによって、直交方向における可動ブラケットおよびインナジャケットのガタつきを一層抑制できる。
請求項記載の発明によれば、調整機構を、アウタジャケットのねじ穴と、このねじ穴に組み付けられて支持部材を押すボルトとによって簡易に構成することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るステアリング装置の概略構成の模式図である。 図2は、図1のII−II断面の断面図である。 図3は、図2の要部拡大図である。 図4は、ステアリング装置における要部の分解斜視図である。 図5は、図2に変形例を適用した図である。
本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るステアリング装置の概略構成の模式図である。
なお、図1では、紙面左側が、ステアリング装置1が設けられた車体100の前側であり、紙面右側が車体100の後側である。また、図1では、紙面上側が、ステアリング装置1の上側であり、紙面下側が、ステアリング装置1の下側である。
図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と、操舵部材2の操舵に連動して転舵輪(図示せず)を転舵する転舵機構3と、ステアリング軸4と、略筒状のコラムジャケット5とを主に含んでいる。転舵機構3としては、例えばラックアンドピニオン機構が用いられている。
操舵部材2と転舵機構3とは、ステアリング軸4および中間軸6等を介して機械的に連結されている。操舵部材2の回転は、ステアリング軸4および中間軸6等を介して転舵機構3に伝達されるようになっている。また、転舵機構3に伝達された回転は、ラック軸(図示せず)の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪が転舵される。
ステアリング軸4は、水平方向に対して後上側へ傾斜するように延びている。ステアリング軸4が延びる方向が、ステアリング軸4の軸方向Xである。ステアリング軸4は、軸方向Xにおいて相対摺動可能に嵌合されたアッパシャフト7およびロアシャフト8を有している。この実施形態では、アッパシャフト7が筒状であって、ロアシャフト8がアッパシャフト7内に前下側から挿通されていて(後述する図2も参照)、アッパシャフト7およびロアシャフト8は、例えばスプライン嵌合やセレーション嵌合している。
操舵部材2は、アッパシャフト7の上側の先端7A(ステアリング軸4の一端に相当する)に取り付けられている。また、ステアリング軸4は、アッパシャフト7およびロアシャフト8が相対摺動することによって、軸方向Xに沿って伸縮可能である。なお、ステアリング軸4では、アッパシャフト7が実際に移動する。ステアリング軸4は、コラムジャケット5内に同軸状で収容されており、複数の軸受9,10を介してコラムジャケット5によって回転可能に支持されている。
コラムジャケット5は、アッパジャケットであるインナジャケット11と、ロアジャケットであるアウタジャケット12とを含んでいる。インナジャケット11およびアウタジャケット12は、中空であり、この実施形態では、管状である。なお、アウタジャケット12では、一部が切り欠かれていて、部分的に管状になっていなくてもよい(後述する図2参照)。インナジャケット11は、アウタジャケット12よりも小径であり、アウタジャケット12の中空部分に対して前側上方から同軸状で挿通されている。これにより、アウタジャケット12およびインナジャケット11は、ステアリング軸4の軸方向Xに相対摺動可能に嵌合されている。
インナジャケット11は、その上端部の軸受9を介して、アッパシャフト7を回転可能に支持している。また、インナジャケット11は、軸受9を介してアッパシャフト7に連結されており、アッパシャフト7と一体移動可能である。
アウタジャケット12は、その下端部の軸受10を介して、ロアシャフト8を回転可能に支持している。また、アウタジャケット12の外周部の下端側には、上方へ延びるロアコラムブラケット13が固定されている。ロアコラムブラケット13は、車体100に固定されたロア固定ブラケット14によって、チルト中心軸15を介して回動可能に支持されている。これにより、コラムジャケット5(ステアリング軸4も含む)全体は、チルト中心軸15の回りに回動可能である。以下では、コラムジャケット5が回動することを、「チルトする」と表現することがある。
コラムジャケット5全体をチルト中心軸15回りに回動(チルト)させて、水平方向に対するコラムジャケット5全体の傾きを調整する。このような調整(チルト調整)によって、操舵部材2の高さ方向Z(コラムジャケット5のチルト方向に相当)の位置を調整できる。
コラムジャケット5では、ロア固定ブラケット14によって支持されたアウタジャケット12の(軸方向Xにおける)位置は固定されていて、インナジャケット11が、アッパシャフト7を伴って、アウタジャケット12に対して軸方向Xに相対移動可能(摺動可能)である。インナジャケット11が相対移動することによって、コラムジャケット5およびステアリング軸4のそれぞれは、軸方向Xに伸縮可能となる。以下では、ここでの伸縮を「テレスコ」と表現することがある。コラムジャケット5(ステアリング軸4も含む)の伸縮量を調整することによって、テレスコ調整(テレスコピック調整)が可能である。テレスコ調整によって、操舵部材2の軸方向Xの位置を調整できる。
このように、コラムジャケット5では、テレスコおよびチルトの調整が可能である。
図2は、図1のII−II断面の断面図である。図3は、図2の要部拡大図である。図4は、ステアリング装置1における要部の分解斜視図である。
ここで、図2および図3は、操舵部材2を操作するユーザから見たときの図である。図1の上下方向(高さ方向Z)と、図2および図3の上下方向とは同じである。以下では、図1における上下前後方向に加えて、図2および図3における上下左右方向も基準として説明する。また、以下では、板状部材を説明することがあるが、板状部材の板厚方向には、左右方向Yに沿った第1板厚方向T1と、上下方向に沿った第2板厚方向T2とが存在する。図2において、第1板厚方向T1と第2板厚方向T2とは直交している。この実施形態において、第2板厚方向T2は、垂直方向に沿っておらず、垂直方向に対して軸方向X側へある程度傾斜していて、高さ方向Zと完全に一致していない場合がある(図1参照)。厳密には、第2板厚方向T2は、軸方向Xおよび第1板厚方向T1の両方に対して直交する直交方向である。
図2および図3を参照して、アウタジャケット12について詳しく説明する。なお、以下で説明する部材の符号において図2に表れていない符号は、図3に表れている。
アウタジャケット12は、略管形状であって、図2の状態を基準として、左部分18と右部分19とを一体的に有している。左部分18は、右側へ90度傾いた略U字形状の断面を有している。右部分19は、左側へ90度傾いた略U字形状の断面を有している。左部分18と右部分19とが合わさることによって、アウタジャケット12の略円形状の断面が形成されている。そして、アウタジャケット12の内側にインナジャケット11(ステアリング軸4も含む)が収容されている。つまり、アウタジャケット12は、インナジャケット11を外から覆っている。ただし、前述したように、アウタジャケット12には、一部が切り欠かれていて、部分的に管状になっていない部分が存在する。図2では、左部分18しか存在しない部分におけるアウタジャケット12の断面(ハッチングを付した部分)が図示されている。なお、図2に表れている右部分19は、図2においてハッチングを付した左部分18とは同一平面上に存在しておらず、当該左部分18の右側は開放されている。そのため、アウタジャケット12において図2では断面で示されている部分は、左部分18のみにおいて、インナジャケット11を外(左外側)から覆っている。
左部分18は、高さ方向Zに延びる板状の第1板状部分21と、第1板状部分21の上端部から右側へ延びる上側ガイド部22と、第1板状部分21の下端部から右側へ延びる下側ガイド部23とを一体的に有している。
第1板状部分21は、軸方向X(図2の紙面に垂直な方向)と平行に延び、左右方向Yにおいて薄手である。つまり、第1板状部分21の板厚方向は、左右方向Yに延びる第1板厚方向T1である。図3を参照して、第1板状部分21の左側面21Lおよび右側面21Rは、いずれも、軸方向Xおよび高さ方向Zに沿って平坦である。上側ガイド部22および下側ガイド部23は、第2板厚方向T2において薄手であって、互いに平行である。つまり、上側ガイド部22および下側ガイド部23のそれぞれの板厚方向は、第2板厚方向T2である。上側ガイド部22の下面22Aおよび下側ガイド部23の上面23Aは、いずれも、軸方向Xおよび左右方向Yに沿って平坦である。上側ガイド部22の下面22Aの左端と第1板状部分21の右側面21Rの上端とは、右上に延びる上側傾斜面24によって連結されている。下側ガイド部23の上面23Aの左端と第1板状部分21の右側面21Rの下端とは、右下に延びる下側傾斜面25によって連結されている。
また、第1板状部分21の第2板厚方向T2における略中央には、第1板状部分21を左右方向Y(第1板厚方向T1)に貫通する丸い挿通孔26が形成されている(図4も参照)。
上側ガイド部22の下面22Aには、上方(厳密には第2板厚方向T2における上方)へ窪む凹部27(位置合わせ手段)が設けられている。凹部27は、軸方向Xに長手の溝状である(図4参照)。図2に示すように軸方向Xに直交する平面で切断したときの凹部27は、上方へ円弧状に窪む断面を有している。
凹部27には、支持部材30が取り付けられる。支持部材30は、ステアリング装置1の一部であって、アウタジャケット12に設けられる。図4を参照して、支持部材30は、本体部31と凸部32(位置合わせ手段)とを一体的に有するブロック状である。本体部31は、上側ガイド部22の板厚方向(第2板厚方向T2)に扁平な矩形状の断面を有し、軸方向Xに沿って長手の板状である。本体部31は、摺動面31Aおよび対向面31Bを有している。摺動面31Aおよび対向面31Bは、軸方向Xに沿って長手の長方形状であって、第2板厚方向T2に間隔を隔てて平行に延びている。図4では、摺動面31Aが対向面31Bよりも上に配置して図示されている。摺動面31Aの(短手方向における)両端には、摺動面31Aに対して傾斜する面取り部分33が設けられている。凸部32は、対向面31Bの短手方向略中央位置において、長手方向全域に亘って設けられている。図2に示すように軸方向Xに直交する平面で切断したときの凸部32は、本体部31の板厚方向(第2板厚方向T2)に沿って本体部31から離れる方向(図2では上方)へ円弧状に膨出した断面を有している。
支持部材30は、凸部32が本体部31よりも上側になった姿勢(図4の場合とは上下の向きが反対になった姿勢)で、上側ガイド部22に対して下から取り付けられる。図3に示すように、上側ガイド部22に取り付けられた支持部材30では、凸部32のほぼ全体が凹部27に対して下から嵌まり込んでいて、本体部31において、対向面31Bが上側ガイド部22の下面22Aに対して隙間を隔てて下から対向していて、摺動面31Aが下方を向いている。
下側ガイド部23の上面23Aにおいて、軸方向Xで凹部27と同じ位置には、下方(厳密には第2板厚方向T2における下方)へ窪む凹部28が設けられている。凹部28は、軸方向Xに長手の溝状である(図4参照)。図3に示すように軸方向Xに直交する平面で切断したときの凹部28は、矩形状の断面を有している。図4に示すように、凹部28の底面28A(下側ガイド部23において底面28Aを区画する部分)において軸方向Xで離れた複数箇所(ここでは2箇所)には、下側ガイド部23を第2板厚方向T2に貫通するねじ穴29が形成されている。
凹部28には、支持部材35が取り付けられる。支持部材35は、ステアリング装置1の一部であって、アウタジャケット12に設けられる。支持部材35は、本体部36と凸部37とを一体的に有するブロック状である。本体部36は、下側ガイド部23の板厚方向(第2板厚方向T2)に扁平な矩形状の断面を有し、軸方向Xに沿って長手の板状である。本体部36は、摺動面36Aおよび対向面36Bを有している。摺動面36Aおよび対向面36Bは、軸方向Xに沿って長手の長方形状であって、第2板厚方向T2に間隔を隔てて平行に延びている。図4では、摺動面36Aが対向面36Bよりも下に配置して図示されている。摺動面36Aの(短手方向における)両端には、摺動面36Aに対して傾斜する面取り部分38が設けられている。凸部37は、対向面36Bの短手方向略中央位置において、長手方向全域に亘って設けられている。図3に示すように軸方向Xに直交する平面で切断したときの凸部37は、本体部31の板厚方向(第2板厚方向T2)に扁平な矩形状の断面を有している。凸部37において対向面36B側とは反対側(対向面36Bから最も離れた側)の接触面37Aには、軸方向Xで離れた複数箇所(下側ガイド部23のねじ穴29と同数箇所であり、ここでは2箇所)に、丸い断面を有する窪み39が形成されている(図4も参照)。
支持部材35は、凸部37が本体部36よりも下側になった姿勢(図4の場合とは上下の向きが反対になった姿勢)で、下側ガイド部23に対して上から取り付けられる。図3に示すように、下側ガイド部23に取り付けられた支持部材35では、凸部37のほぼ全体が凹部28に対して上から嵌まり込んでいて、本体部36において、対向面36Bが下側ガイド部23の上面23Aに対して上から対向していて、摺動面36Aが上方を向いている。本体部36の摺動面36Aは、上側ガイド部22に取り付けられた支持部材30の本体部31の摺動面31Aと、第2板厚方向T2において間隔を隔てて対向している。また、凸部37において、接触面37Aは、凹部28の底面28Aに上から接触していて、接触面37Aの各窪み39は、下側ガイド部23におけるいずれかのねじ穴29と第2板厚方向T2において連通している。
各ねじ穴29には、下からボルト40が組み付けられる。ボルト40は、ステアリング装置1の一部であり、ねじ穴29と同数(ここでは2つ)設けられる。ボルト40をねじ穴29にある程度ねじ込むと、ボルト40の先端40Aが、ねじ穴29からはみ出して窪み39に下から嵌まり込む。ボルト40をさらにねじ込むと、ボルト40の先端40Aが、窪み39に嵌まった状態で凸部37を押し上げるので、支持部材35全体が上側へずれる。逆に、ボルト40を先ほどとは逆向きに動かすと、ボルト40の先端40Aが下方へ移動するので、支持部材35全体が下側へずれる。このように、ボルト40のねじ込み具合を変えることによって、支持部材35の上下の位置(第2板厚方向T2の位置)を調整することができる。
また、ステアリング装置1は、車体100に固定された固定ブラケット41と、インナジャケット11に溶接等で固定された可動ブラケット42とを含んでいる。
固定ブラケット41は、アジャストブラケットともいい、図2に示すように、略T字状の断面を有している。固定ブラケット41は、左右方向Yに延びる板状の固定部43と、固定部43の左右方向Yにおける途中から高さ方向Z(厳密には第2板厚方向T2)に沿って下方へ延びる板状の保持部44とを一体的に有している。固定部43は、第2板厚方向T2において薄手である。保持部44は、左右方向Y(第1板厚方向T1)において薄手であることから、保持部44の板厚方向は、第1板厚方向T1である。図3を参照して、保持部44の左側面44Lおよび右側面44Rは、いずれも軸方向Xおよび高さ方向Zに沿って平坦である。保持部44には、高さ方向Zに長い縦長溝45(チルトガイド溝)が左右方向Y(第1板厚方向T1)に貫通して形成されている。縦長溝45は、高さ方向Zに長い長孔であって、コラムジャケット5の回動軌跡に沿った円弧状をなしていてもよいし、当該回動軌跡に近い直線状であってもよい(図1参照)。アウタジャケット12における第1板状部分21の挿通孔26は、左右方向Yから見て、縦長溝45のいずれかの部分と重なっている。
保持部44は、アウタジャケット12の第1板状部分21の左側にある。保持部44の右側面44Rは、第1板状部分21の左側面21Lに対して左側から対向している。
可動ブラケット42は、ディスタンスブラケットともいい、右向きに開放する溝形(断面U字状)の部材であって、インナジャケット11に固定された状態で、アウタジャケット12内に収容されている。可動ブラケット42は、第2板状部分52と、上傾斜部53と、上ガイド部54と、下傾斜部55と、下ガイド部56と、補強部57とを一体的に有している。
図3を参照して、第2板状部分52は、左右方向Y(第1板厚方向T1)に薄く、軸方向Xに沿って延びる板状である。つまり、第2板状部分52の板厚方向は、第1板厚方向T1である。第2板状部分52の左側面52Lおよび右側面52Rは、いずれも軸方向Xおよび第2板厚方向T2(高さ方向Z)に沿って平坦である。第2板状部分52は、アウタジャケット12の第1板状部分21の右側に配置されている。この状態で、第2板状部分52の左側面52Lは、第1板状部分21の右側面21Rに対して、平行な状態で、右側から対向している。つまり、第2板状部分52は、第1板状部分21に対して板厚方向が同じとなるように対向配置されている。また、前述したように保持部44が第1板状部分21の左側にあるので、左右方向Y(第1板厚方向T1)において、第1板状部分21は、保持部44と第2板状部分52との間に位置している。ここで、保持部44に着目して、第1板状部分21と第2板状部分52と保持部44との相対関係について説明すると、保持部44は、第1板状部分21に対する第2板状部分52の反対側に配置されている。
第2板状部分52には、軸方向Xに長いガイド溝58が左右方向Y(第1板厚方向T1)に貫通して形成されている。なお、図示されていないが、ガイド溝58の長手方向途中には、ガイド溝58内に突出した突出部が設けられている。第1板状部分21の挿通孔26は、左右方向Yから見て、ガイド溝58のいずれかの部分と重なっている。
ガイド溝58には、ガイド部材59が右側から取り付けられている。
ガイド部材59は、左右方向Yに薄い板状であって、本体部60と、嵌合部61とを一体的に有している。本体部60は、左右方向Yに薄い板状であって、その左側面60Lおよび右側面60Rは、いずれも、軸方向Xおよび高さ方向Zに沿って平坦である。嵌合部61は、左右方向Yに薄い板状であって、本体部60の左側面60Lの高さ方向Zにおける略中央から左側へ突出している。嵌合部61の厚さ(第1板厚方向T1における寸法)は、第2板状部分52の厚さより小さい。嵌合部61の左側面61Lは、軸方向Xおよび高さ方向Zに沿って平坦である。
ガイド部材59には、軸方向Xに長い横長溝62(テレスコガイド溝)が形成されている(図1も参照)。横長溝62は、本体部60および嵌合部61の両方を左右方向Y(第1板厚方向T1)に貫通している。横長溝62の長手方向寸法は、ガイド溝58の長手寸法よりも短い。
ガイド溝58に取り付けられたガイド部材59では、嵌合部61がガイド溝58に対して右側から嵌まり込んでいて、嵌合部61の左側面61Lが第2板状部分52の左側面52Lと略面一になっている。また、本体部60の左側面60Lが、第2板状部分52の右側面52Rに対して右側から面接触している。ここで、嵌合部61は、ガイド溝58に嵌まり込んだ状態で、ガイド溝58の長手方向における一端縁(第2板状部分52において当該一端縁を縁取る部分)と、前述したようにガイド溝58内に突出した突出部(図示せず)とによって軸方向Xにおいて挟まれている。そのため、ガイド部材59は、ガイド溝58内において軸方向Xにおいて移動できず、可動ブラケット42に固定されている。この状態で、第1板状部分21の挿通孔26は、左右方向Yから見て、ガイド部材59における横長溝62のいずれかの部分と重なっている。前述したように挿通孔26は、左右方向Yから見て、縦長溝45のいずれかの部分とも重なっているので、縦長溝45と横長溝62とは、左右方向Yから見て、挿通孔26において交差しており、挿通孔26を介してつながっている。
上傾斜部53は、第2板状部分52の上端から右上側へ傾斜して延びる板状であり、アウタジャケット12の前述した上側傾斜面24に対して、隙間を隔てて右下側から対向している。
上ガイド部54は、上傾斜部53の右上端から右側へ延びる板状である。上ガイド部54の右端部は、右上側へ少し折り曲げられていて、インナジャケット11の外周面の左側部分に対して溶接等で固定されている。上ガイド部54において右端部より左側の部分の上面54Aは、軸方向Xおよび左右方向Yに沿って平坦である。上面54Aは、アウタジャケット12の上側ガイド部22に取り付けられた支持部材30の摺動面31Aと平行になっており、摺動面31Aに対して、第2板厚方向T2における下から面接触している。インナジャケット11がアウタジャケット12に対して軸方向Xに相対移動することから、アウタジャケット12側の支持部材30は、摺動面31Aにおいて、インナジャケット11側の可動ブラケット42を摺動可能に支持している。また、支持部材30では、凸部32のほぼ全体がアウタジャケット12の凹部27に対して下から嵌まり込んでいて、凸部32の円弧が凹部27の円弧に一致するように、支持部材30がアウタジャケット12に対して位置合わせされている。これにより、支持部材30は、可動ブラケット42を確実に摺動可能に支持できるように、アウタジャケット12における正規の取り付け位置に取り付けられている。
下傾斜部55は、第2板状部分52の下端から右下側へ傾斜して延びる板状であり、アウタジャケット12の前述した下側傾斜面25に対して、隙間を隔てて右上側から対向している。
下ガイド部56は、下傾斜部55の右上端から右側へ延びる板状である。下ガイド部56の右端部は、右下側へ少し折り曲げられていて、インナジャケット11の外周面の左側部分に対して溶接等で固定されている。下ガイド部56において右端部より左側の部分の下面56Aは、軸方向Xおよび左右方向Yに沿って平坦である。下面56Aは、アウタジャケット12の下側ガイド部23に取り付けられた支持部材35の摺動面36Aと平行になっており、摺動面36Aに対して、第2板厚方向T2における上から面接触している。インナジャケット11がアウタジャケット12に対して軸方向Xに相対移動することから、アウタジャケット12側の支持部材35は、摺動面36Aにおいて、インナジャケット11側の可動ブラケット42を摺動可能に支持している。
ここで、前述したようにボルト40のねじ込み具合を変えることによって支持部材35の上下の位置(第2板厚方向T2の位置)を調整することができる。たとえば、ねじ穴29に組み付けられたボルト40を所定方向へねじ込むと、各ボルト40の先端40Aが、ねじ穴29からはみ出して、支持部材35を可動ブラケット42へ向けて下から押すので、支持部材35が上方へずれる。ボルト40を所定方向とは逆方向へ戻すと、支持部材35が下方へずれる。このようにして、可動ブラケット42に対する支持部材35の第2板厚方向T2における相対位置を調整することができる。つまり、ねじ穴29およびボルト40は、可動ブラケット42に対する支持部材35の第2板厚方向T2における相対位置を調整するための調整機構85を構成している。なお、支持部材35と下側ガイド部材23(凹部28が形成された内周面や上面23A)との間には、上下左右に隙間があるので、支持部材35は、凸部37が凹部28に嵌った状態で移動できる。これにより、支持部材35の位置合わせ(調心)が可能である。
また、支持部材30および支持部材35を、同じ支持部材とみなすと、当該支持部材は、第2板厚方向T2における可動ブラケット42の両側に設けられていることが分かる。
補強部57は、板を折り曲げることによって形成されており、図2において、左側へ90度傾いた略M字状の断面を有している。補強部57は、上ガイド部54および下ガイド部56によって高さ方向Z(厳密には、第2板厚方向T2)から挟まれた状態で、インナジャケット11の外周面の左側部分に対して溶接等で固定されている。この状態の補強部57は、第2板状部分52およびガイド部材59に対して隙間を隔てて右側から対向している。補強部57は、上ガイド部54と下ガイド部56との間において可動ブラケット42全体を補強している。
また、ステアリング装置1は、圧接・解除部66を含んでいる。圧接・解除部66は、調整された操舵部材2の位置を固定するためにコラムジャケット5の姿勢をロックしたり、操舵部材2の位置を調整するためにコラムジャケット5のロックを解除したりする。
圧接・解除部66は、締付軸70と、カム71と、カムフォロワ72と、押圧部材73とを含んでいる。
締付軸70は、左右方向Y(第1板厚方向T1)に延びる軸状体である。締付軸70は、固定ブラケット41の保持部44における縦長溝45と可動ブラケット42に固定されたガイド部材59の横長溝62とにおいて互いに重なった部分(挿通孔26も含む)に対して、左から挿通されている。締付軸70において横長溝62に嵌まり込んでいる部分には、二面幅等が形成されている。
締付軸70の左端部は、縦長溝45よりも左側にはみ出ている。当該左端部の外周面には、ねじ部(図示せず)が形成されていて、当該ねじ部にナット74が組み付けられている。締付軸70の左端部には、操作レバー75が連結されている。操作レバー75は、長手の棒状または板状であって、その一端に、貫通孔75Aが形成されている。ナット74および操作レバー75は、ステアリング装置1の一部である。貫通孔75Aに締付軸70の左端部が挿通され、ナット74が前記ねじ部(貫通孔75Aより左側の部分)に組み付けられることによって、操作レバー75は、締付軸70の左端部に固定されている。なお、操作レバー75とナット74との間にニードルベアリング76が介在されていてもよい。
操作レバー75を、掴んで上下に捩じることによって、締付軸70の軸線Cの周り(軸周り)に回転させることができる。なお、前述した支持部材30の摺動面31Aと、前述した支持部材35の摺動面36Aとは、それぞれ、軸線Cから略等距離の位置にある。
カム71およびカムフォロワ72は、リング状であって締付軸70に対して外嵌されている。
カム71は、固定ブラケット41の保持部44の左側面44Lの外側方(左側)において、操作レバー75の右側面に沿うように配置されている。カム71は、操作レバー75に固定されており、操作レバー75と一体回転可能である。
カムフォロワ72は、板部77とボス78とを一体的に有している。
板部77は、左右方向Y(第1板厚方向T1)において薄い板状である。そのため、板部77の板厚方向は、第1板厚方向T1である。板部77の右側面77Rは、軸方向Xおよび高さ方向Zに沿って平坦である。板部77の右側面77Rは、固定ブラケット41の保持部44の左側面44L(縦長溝45を縁取っている部分)に対して左側から面接触している。板部77には、その厚さ方向(左右方向Y)に貫通する丸孔77Aが形成されている。
ボス78は、丸孔77Aを取り囲みつつ右側へ延びる筒状である。そのため、丸孔77Aとボス78の中空部分78Aとは、左右方向Yに連続している。締付軸70の左側部分は、丸孔77Aおよび中空部分78Aに挿通されている。ボス78は、固定ブラケット41の保持部44の縦長溝45に左から嵌め込まれていて、縦長溝45内において、縦長溝45の長手方向(縦方向)に沿って移動可能である。ボス78において縦長溝45に嵌合する部分には、二面幅等が形成されている。これによって、カムフォロワ72の空転(締付軸70との共回り)が、縦長溝45によって防止されている。一方、カムフォロワ72に挿通された締付軸70は、カムフォロワ72に対して相対回転不可である。また、カムフォロワ72は、締付軸70に対して外嵌された状態で、締付軸70に対して左右方向Yに相対移動(スライド)することができる。
カム71およびカムフォロワ72における互いの対向面(カム71の右側面およびカムフォロワ72の左側面)には、カム突起79が形成されている。カム71のカム突起79は、カムフォロワ72へ向けて右側へ突出していて、カムフォロワ72のカム突起79は、カム71へ向けて左側へ突出している。
押圧部材73は、締付軸70の右端面に固定されている。押圧部材73は、左右方向Y(第1板厚方向T1)において薄い板状である。そのため、押圧部材73の板厚方向は、第1板厚方向T1である。押圧部材73の左側面73Lは、軸方向Xおよび高さ方向Zに沿って平坦である。押圧部材73は、ガイド部材59よりも右側にあり、押圧部材73の左側面73Lは、ガイド部材59の本体部60の右側面60Rに対して右側から面接触している。なお、押圧部材73に対して所定の間隔を隔てた右側の位置に、前述した補強部57が位置している。
前述したように、カムフォロワ72のボス78は、縦長溝45の長手方向に沿って移動可能である。そして、カムフォロワ72の中空部分には、締付軸70が、左右方向Yに延びた状態で挿通されており、締付軸70は、ガイド部材59の横長溝62にも挿通されている。そのため、締付軸70は、左右方向Yに延びた姿勢を維持しつつ、縦長溝45および横長溝62のそれぞれの長手方向に沿って相対移動可能である。
コラムジャケット5の姿勢がロックされた状態では、図2および図3に示すようにカム71およびカムフォロワ72のカム突起79同士が左右方向Yにおいて対向していて、カムフォロワ72がカム71から右側へ離れている。これにより、左右方向Y(第1板厚方向T1)におけるカムフォロワ72の板部77の右側面77Rと押圧部材73の左側面73Lとの間隔が狭まっている。この状態では、板部77および押圧部材73が、固定ブラケット41の保持部44、アウタジャケット12の第1板状部分21および可動ブラケット42の第2板状部分52(ガイド部材59も含む)を左右方向Yから挟んでいる。そのため、第1板厚方向T1において、第1板状部分21および第2板状部分52が互いに圧接しつつ左側の保持部44に押し付けられている。これにより、固定ブラケット41とアウタジャケット12とが相対移動不能に圧接され、かつ、可動ブラケット42とアウタジャケット12とが相対移動不能に圧接されている。よって、前述したテレスコ調整およびチルト調整のいずれもが禁止されていて、コラムジャケット5の姿勢がロックされている。
このような状態で操作レバー75を操作して一方向へ回転させると、図2および図3の場合とは異なり、カム71およびカムフォロワ72のカム突起79同士が左右方向Yにおいて対向しなくなり、カムフォロワ72がカム71に近づくように左側へずれる。これにより、左右方向Yにおけるカムフォロワ72の板部77の右側面77Rと押圧部材73の左側面73Lとの間隔が広がるので、固定ブラケット41(保持部44)とアウタジャケット12(第1板状部分21)との圧接、および、可動ブラケット42(第2板状部分52)とアウタジャケット12との圧接がいずれも解除される。これにより、一部がカムフォロワ72の中空部分に挿通された締付軸70は、縦長溝45および横長溝62のそれぞれの長手方向に沿った相対移動が許容される。以上により、コラムジャケット5のロックが解除される。
コラムジャケット5のロックが解除された状態で、締付軸70が縦長溝45の長手方向に沿って相対移動すると、可動ブラケット42(インナジャケット11)およびアウタジャケット12が締付軸70と共に移動することによってコラムジャケット5全体がチルトする。これにより、前述したチルト調整が可能となる。コラムジャケット5がチルトするときに、縦長溝45は、可動ブラケット42およびアウタジャケット12の移動をガイドしている。ここで、縦長溝45の長手方向寸法が、コラムジャケット5がチルトできる範囲である。
また、締付軸70が横長溝62の長手方向(軸方向Xと同じ)に沿って可動ブラケット42に対して相対移動すると、実際には、締付軸70が静止していて、可動ブラケット42およびインナジャケット11が横長溝62の長手方向に沿って移動する。これにより、コラムジャケット5全体がテレスコするので、前述したテレスコ調整が可能となる。コラムジャケット5がテレスコするときに、横長溝62は、可動ブラケット42およびインナジャケット11の移動をガイドしている。ここで、横長溝62の長手方向寸法が、コラムジャケット5がテレスコできる範囲である。
なお、前述した二次衝突時には、ガイド部材59が(可動ブラケット42の)ガイド溝58内に突出した突出部(図示せず)を乗り越えて、ガイド溝58内で軸方向Xに移動できるようになっている。これにより、コラムジャケット5がテレスコできる範囲が拡大され、二次衝突を緩和することができる。
そして、コラムジャケット5のロックが解除された状態で、操作レバー75を操作して前記一方向とは逆の方向へ回転させると、図2および図3に示すように、カム71およびカムフォロワ72のカム突起79同士が左右方向Yにおいて対向し、カムフォロワ72がカム71から右側へ離れる。これにより、左右方向Yにおけるカムフォロワ72の板部77の右側面77Rと押圧部材73の左側面73Lとの間隔が狭まる。そのため、固定ブラケット41とアウタジャケット12とが圧接され、かつ、可動ブラケット42とアウタジャケット12とが圧接され、コラムジャケット5の姿勢が再びロックされる。
このように、締付軸70、カム71、カムフォロワ72および押圧部材73を含む圧接・解除部66は、板厚方向(第1板厚方向T1)に沿って第1板状部分21および第2板状部分52を互いに圧接させて保持部44へ押し付けたり、第1板状部分21および第2板状部分52の圧接ならびに保持部44への押し付けを解除したりする。
以上のように、ステアリング装置1では、圧接・解除部66が第1板状部分21および第2板状部分52の圧接ならびに保持部44への押し付けを解除しているときに、テレスコおよびチルトの少なくとも一方の調整が可能である。
一方、圧接・解除部66によって、(アウタジャケット12側の)第1板状部分21および(インナジャケット11側の)第2板状部分52を、それぞれの板厚方向(第1板厚方向T1)に沿って互いに圧接させつつ、当該第1板厚方向T1に沿って(車体100側の)保持部44へ押し付けたとする。この場合、第1板状部分21、第2板状部分52および保持部44において隣り合うもの同士の間には、圧接・解除部66からの力(締付軸70の軸力)がかかる方向(第1板厚方向T1)における隙間(ばね要素となるもの)が発生しない。そのため、姿勢がロックされたステアリング装置1の剛性の向上を図ることができる。また、第1板厚方向T1に沿って、第1板状部分21および第2板状部分52を互いに圧接させつつ保持部44へ押し付けるだけであれば、これらの部材についての管理(精度の管理)は容易となる。
ここで、支持部材30,35によって、第2板厚方向T2における可動ブラケット42およびインナジャケット11のガタつきを抑制できる。特に、支持部材30,35は、可動ブラケット42の両側に設けられているから、第2板厚方向T2における可動ブラケット42およびインナジャケット11のガタつきを一層抑制できる。これにより、ステアリング装置1の剛性のさらなる向上を図ることができるとともに、アウタジャケット12とインナジャケット11との間における摺動性の向上を図ることもできる。
そして、それぞれに円弧状の断面を有する(アウタジャケット12側の)凹部27および(支持部材30側の)凸部32によって簡易に構成された位置合わせ手段によって、支持部材30をアウタジャケット12に対して精度よく取り付けることができる。詳しくは、凹部27に凸部32を嵌め込むと、アウタジャケット12に対する支持部材30の位置合わせ(調心)が自動的に行われる。
さらに、調整機構85で支持部材35の位置を調整することによって、第2板厚方向T2における可動ブラケット42およびインナジャケット11のガタつきを一層抑制できる。調整機構85は、アウタジャケット12のねじ穴29と、このねじ穴29に組み付けられて支持部材35を押すボルト40とによって簡易に構成することができる。そのため、ねじ穴29に対する各ボルト40の締め付けトルクを最終的に管理すれば、可動ブラケット42において支持部材30および35に摺動する部分(前述した上ガイド部54の上面54Aや下ガイド部56の下面56A)に精度上のばらつきがあっても、圧接・解除部66の影響を受けずに、一品一葉でガタ詰めができ、前述した剛性や摺動性を向上させることができる。このように最終的にガタ詰めする場合、可動ブラケット42において支持部材30および35に摺動する部分の精度を厳しくしなくて済むことから、製造コストの削減を図れるというメリットもある。
このように、このステアリング装置1では、締付軸70の軸力(圧接・解除部66によって固定ブラケット41、可動ブラケット42およびアウタジャケット12を圧接する力)を、第1板状部分21および第2板状部分52の板厚方向(第1板厚方向T1)で全て受けるようにしている。その一方で、第2板厚方向T2のガタ止めするための部材を、支持部材30および35として、別途設けている。これにより、軸力を伝達する構成およびガタ止めの構成を分離して、前述した剛性や摺動性を向上させつつ、軸力伝達機能およびガタ止め機能を独立して調整することができる。
ここで、剛性や摺動性の向上は、2つのボルト40と1つのナット74とにおける合計3か所の締結だけで実現できる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、支持部材30および35のそれぞれと可動ブラケット42との摺動面(摺動面31A、摺動面36A、上ガイド部54の上面54Aや下ガイド部56の下面56A)は、図2および図3の場合には左右方向Y(第1板厚方向T1)に沿って平坦である。これに代え、当該摺動面が、図5に示すように、左右方向Yに対して傾斜したテーパ状になっていて、可動ブラケット42が支持部材30および35に対して楔状に接触してもよい。そうすれば、圧接・解除部66が第1板状部分21および第2板状部分52の圧接ならびに保持部44への押し付けを解除したときに、支持部材30および35のそれぞれと可動ブラケット42との間に確実に隙間が発生するので、支持部材30および35のそれぞれと可動ブラケット42との摺動性が良くなる。また、支持部材35は、複数設けられ、軸方向Xに並んで配置されていてもよい。そうすれば、個々の支持部材35の位置をボルト40で調整することによって、可動ブラケット42に対する支持部材35全体の追従性が向上するので、前述したガタ詰めを一層高精度に実現でき、前述した剛性や摺動性を一層向上させることができる。なお、支持部材30が複数設けられてもよい。
また、下側ガイド部23の凹部28および支持部材35の凸部37は、上側ガイド部22の凹部27および支持部材30の凸部32と同様に円弧状の断面を有していてもよい。また、支持部材30に、前述した調整機構85を設けてもよい。
そして、前述した実施形態では、締付軸70が縦長溝45および横長溝62のそれぞれの長手方向に沿って移動することによって、コラムジャケット5のチルトおよびテレスコの両方の調整が可能となっている。しかし、縦長溝45および横長溝62のいずれかを長孔でなく丸孔とすることによって、チルトおよびテレスコのどちらか一方のみの調整ができる構成であってもよい。つまり、コラムジャケット5のチルトおよびテレスコの少なくとも一方の調整が可能であればよい。
1…ステアリング装置、2…操舵部材、4…ステアリング軸、5…コラムジャケット、11…インナジャケット、12…アウタジャケット、21…第1板状部部分、27…凹部、29…ねじ穴、30…支持部材、32…凸部、35…支持部材、40…ボルト、41…固定ブラケット、42…可動ブラケット、44…保持部、52…第2板状部分、66…圧接・解除部、85…調整機構、100…車体、T1…第1板厚方向、T2…第2板厚方向、X…軸方向

Claims (5)

  1. 一端に操舵部材が取り付けられたステアリング軸と、
    前記ステアリング軸を収容し、前記ステアリング軸の軸方向に移動可能な中空のインナジャケットと、前記軸方向と平行に延びる第1板状部分を有し、前記インナジャケットを外から覆うアウタジャケットとを含み、前記ステアリング軸を回転可能に支持していて、テレスコおよびチルトの少なくとも一方の調整が可能なコラムジャケットと、
    前記第1板状部分に対して板厚方向が同じとなるように対向配置された第2板状部分を有し、前記インナジャケットに固定された可動ブラケットと、
    前記第1板状部分に対する前記第2板状部分の反対側に配置される保持部を有し、車体に固定された固定ブラケットと、
    前記板厚方向に沿って前記第1板状部分および第2板状部分を互いに圧接させて前記保持部へ押し付けたり、前記第1板状部分および第2板状部分の圧接ならびに前記保持部への押し付けを解除したりする圧接・解除部と、
    前記アウタジャケットに設けられ、前記軸方向および板厚方向の両方に対して直交する
    直交方向から前記可動ブラケットを摺動可能に支持する支持部材と、
    前記アウタジャケットに対して前記支持部材を位置合わせする位置合わせ手段とを含むことを特徴とする、ステアリング装置。
  2. 前記支持部材は、前記直交方向における前記可動ブラケットの両側に設けられていることを特徴とする、請求項記載のステアリング装置。
  3. 前記位置合わせ手段は、
    前記アウタジャケットに設けられ、円弧状に窪む断面を有する凹部と、
    前記支持部材に設けられ、円弧状に膨出した断面を有し、前記凹部に嵌まり込む凸部とを含むことを特徴とする、請求項1または2記載のステアリング装置。
  4. 前記可動ブラケットに対する前記支持部材の前記直交方向における相対位置を調整するための調整機構を有することを特徴とする、請求項のいずれかに記載のステアリング装置。
  5. 前記調整機構は、
    前記アウタジャケットに形成されたねじ穴と、
    前記ねじ穴に組み付けられ、前記ねじ穴から前記支持部材を前記可動ブラケットへ向けて押すボルトとを含むことを特徴とする、請求項記載のステアリング装置。
JP2012285603A 2012-12-27 2012-12-27 ステアリング装置 Active JP5999767B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285603A JP5999767B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 ステアリング装置
US14/137,293 US9022426B2 (en) 2012-12-27 2013-12-20 Steering device
EP13198832.1A EP2749475B1 (en) 2012-12-27 2013-12-20 Steering device
CN201310740368.7A CN103895690B (zh) 2012-12-27 2013-12-27 转向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285603A JP5999767B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 ステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014125184A JP2014125184A (ja) 2014-07-07
JP5999767B2 true JP5999767B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=49920034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012285603A Active JP5999767B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 ステアリング装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9022426B2 (ja)
EP (1) EP2749475B1 (ja)
JP (1) JP5999767B2 (ja)
CN (1) CN103895690B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6351007B2 (ja) * 2014-02-07 2018-07-04 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
US9663136B2 (en) * 2014-02-20 2017-05-30 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering column having anti-rotation feature
US9616914B2 (en) 2014-02-20 2017-04-11 Steering Solutions Ip Holding Corporation Telescope and adaptive energy absorption system
US9499190B2 (en) 2014-03-06 2016-11-22 Steering Solutions Ip Holding Corporation Adjustable steering column assembly having self-de-lashing power-rake mechanism
JP6390946B2 (ja) * 2014-05-29 2018-09-19 アイシン精機株式会社 車両のステアリング装置
US9522694B2 (en) 2015-02-27 2016-12-20 Steering Solutions Ip Holding Corporation Radial telescope bushing for steering column
JP6418644B2 (ja) * 2015-03-10 2018-11-07 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP6403336B2 (ja) * 2015-04-21 2018-10-10 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
GB201616480D0 (en) * 2016-09-28 2016-11-09 Trw Limited A steering column assembly
US10464590B2 (en) 2016-10-07 2019-11-05 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering column energy absorbing system
US10526003B2 (en) 2017-09-28 2020-01-07 Steering Solutions Ip Holding Corporation Shroud guidance mechanism for steering column
US10464592B2 (en) 2017-10-30 2019-11-05 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering column motion control assembly
JP2021165100A (ja) * 2020-04-08 2021-10-14 株式会社アイシン 部品取付構造
CN112512233A (zh) * 2020-11-06 2021-03-16 深圳市当智科技有限公司 转动结构和电子产品

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4981049A (en) * 1988-11-29 1991-01-01 Trw Inc. Tilt-telescope steering column
JPH082024Y2 (ja) 1989-06-19 1996-01-24 日本精工株式会社 伸縮式ステアリングコラム装置
US5222410A (en) * 1991-01-31 1993-06-29 Fuji Kiko Co., Ltd. Steering column assembly
JPH082024A (ja) 1994-06-27 1996-01-09 Tec Corp プリンタ
GB2295445A (en) * 1994-11-24 1996-05-29 Torrington Co Adjustable steering column
US20030172765A1 (en) * 2000-04-20 2003-09-18 Roland Heiml Adjusting and fixing device for a steering shaft, whose height and/or length can be adjusted
DE60223829D1 (de) * 2001-10-23 2008-01-10 Trw Lucas Varity Electric Fahrzeuglenkeinrichtung
JP4147579B2 (ja) * 2002-01-17 2008-09-10 日本精工株式会社 ステアリング装置
US7328917B2 (en) * 2002-05-10 2008-02-12 Nsk Ltd. Steering device
EP1516798B1 (en) * 2002-06-19 2008-10-01 Nsk Ltd., Shock absorbing steering column unit for vehicle
GB0307468D0 (en) * 2003-04-01 2003-05-07 Lucas Automotive Gmbh Improved steering column assembly
GB0308911D0 (en) * 2003-04-17 2003-05-21 Lucas Automotive Gmbh A steering assembly
US7886631B2 (en) * 2007-11-01 2011-02-15 Nexteer (Beijing) Technology Co., Ltd. Adjustable steering column assembly
ATE524367T1 (de) * 2008-05-16 2011-09-15 Zf Systemes De Direction Nacam Sas Vorrichtung zur einstellung der position einer lenksäule in einem kraftfahrzeug
JP2009286341A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
JP2011111019A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
DE102009055973B3 (de) * 2009-11-27 2011-06-16 Thyssenkrupp Presta Ag Lenksäule für ein Kraftfahrzeug
JP2011157015A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
JP5466969B2 (ja) * 2010-02-26 2014-04-09 富士機工株式会社 ステアリングコラム装置
JP5328695B2 (ja) * 2010-02-26 2013-10-30 富士機工株式会社 ステアリングコラム装置
JP5750949B2 (ja) * 2011-03-14 2015-07-22 株式会社ジェイテクト 車両用ステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014125184A (ja) 2014-07-07
CN103895690A (zh) 2014-07-02
US20140182410A1 (en) 2014-07-03
EP2749475B1 (en) 2015-11-18
US9022426B2 (en) 2015-05-05
CN103895690B (zh) 2017-07-11
EP2749475A1 (en) 2014-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5999767B2 (ja) ステアリング装置
EP3225503B1 (en) Steering column device
US9840269B2 (en) Steering system
JP6351009B2 (ja) ステアリング装置
JP6283241B2 (ja) ステアリング装置
EP2085291B1 (en) Position adjusting device for steering wheel
JP6528967B2 (ja) ステアリング装置
US8186242B2 (en) Steering column system
US9283984B2 (en) Steering column assembly
EP2594454A1 (en) Steering device
JP2003276614A (ja) ステアリング装置
JP6351007B2 (ja) ステアリング装置
EP2923920B1 (en) Steering device
EP3225502B1 (en) Steering column device
US10093340B2 (en) Steering device
JP4683456B2 (ja) ステアリング装置
JP6958162B2 (ja) ステアリング装置
JP2008030542A (ja) 位置調整式ステアリング装置
JP2014237397A (ja) ステアリング装置
JP4457751B2 (ja) ステアリングコラム装置
JP2016060337A (ja) ステアリング装置
JP6379863B2 (ja) ステアリングホイールの位置調節装置及びその製造方法
JP2018127161A (ja) ステアリング装置
JP2017136933A (ja) ステアリング装置
JP2014237395A (ja) ステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5999767

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250