JP6082635B2 - 電動式ステアリングコラム装置 - Google Patents

電動式ステアリングコラム装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6082635B2
JP6082635B2 JP2013067906A JP2013067906A JP6082635B2 JP 6082635 B2 JP6082635 B2 JP 6082635B2 JP 2013067906 A JP2013067906 A JP 2013067906A JP 2013067906 A JP2013067906 A JP 2013067906A JP 6082635 B2 JP6082635 B2 JP 6082635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jacket
steering column
electric steering
plate
side plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013067906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014189204A (ja
Inventor
充佳 松野
充佳 松野
忠雄 伊藤
忠雄 伊藤
恭一 井上
恭一 井上
宮城 武史
武史 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiko Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP2013067906A priority Critical patent/JP6082635B2/ja
Publication of JP2014189204A publication Critical patent/JP2014189204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6082635B2 publication Critical patent/JP6082635B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Description

本発明は、ステアリングシャフトの位置調整を電動モータの駆動で行なう電動式ステアリングコラム装置に関する。
この種の電動式ステアリングコラム装置として、ステアリングシャフトを回動可能に支承するジャケット(ステアリングコラム)と、このジャケットをチルト軸周りに上下方向に揺動可能に支持する車体取付ブラケットとを備え、ジャケットの左右方向の剛性確保およびガタ付き防止を図るため、車体取付ブラケットの天板から垂下する一対の側板の間にジャケットを配置して、ジャケットの側面に左右方向から摺接するものが挙げられる(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許文献1に記載されるステアリングコラム装置100は、図5に示すように、ジャケット101と車体取付ブラケット102の側板103との間にスペーサ104を配置し、側板103に螺着した上下一対の調整ネジ105のネジ込み量をそれぞれ調整することにより、上下一対の調整ネジ105でスペーサ104をジャケット101の方向に押圧して、スペーサ104の内側面106をジャケット101の側面107に対してチルト上側位置とチルト下側位置とで均等に当接させる。これにより、ジャケット101の左右方向のガタ付き防止を図れる。
特許文献2に記載されるステアリングコラム装置110は、図6に示すように、ジャケット111と車体取付ブラケット112の左右両側の側板113との間にそれぞれ皿バネ114で付勢されるガイド体115を介設し、皿バネ114のバネ力によりガイド体115を介してジャケット111の側面116を左右両側から付勢する。これにより、皿バネ114のバネ力でジャケット111の左右方向のガタ付きが抑制される。
特開2007−126099号公報 特開2009−298298号公報
ところで、特許文献1に記載の技術にあっては、スペーサ104の内側面106をジャケット101の側面107に均等に当接させるため、上下一対の調整ネジ105のネジ込み量をチルト上側位置とチルト下側位置でそれぞれ調整することが必要であり、この調整が煩雑であるという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術にあっては、皿バネ114による付勢力が作用する状態でジャケット111を配置しなければならず、組立性が劣るという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、位置調整後のステアリングシャフトのガタ付きを抑制できると共に、組立時および調整時の作業を容易に行なうことができるステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、チルト軸周りに上下方向に揺動可能に支持されつつ、ステアリングシャフトを回動可能に支承するジャケットと、垂下する一対の側板を有し、該一対の側板の間に該ジャケットが配置される車体取付ブラケットを備える電動式ステアリングコラム装置であって、該ジャケットは、該一対の側板の少なくとも一方を挟持する挟持部材を有し、該挟持部材は、該ジャケットのチルト方向の位置調整時も含め、該少なくとも一方の側板の内側および外側に弾性力が作用した状態で摺接することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電動式ステアリングコラム装置であって、前記少なくとも一方の側板は、前記チルト軸を中心としつつ、板厚方向に貫通する円弧状の長孔を備え、該長孔の縁部における内側の板面および外側の板面は、互いに平行な平面部を備え、前記挟持部材は、前記ジャケットに固定されて内側の該平面部に摺接可能に配置される第1部材と、外側の該平面部に摺接可能に配置される第2部材とを備え、該第1部材および該第2部材は、該長孔を貫通しつつ、該板厚方向の間隔を調整可能に連結されることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1に記載の電動式ステアリングコラム装置であって、前記挟持部材は、内部に前記一方の側板の縁部を配置可能な断面略U字状を有する係合溝を備え、該挟持部材と該縁部との間に、摩擦係数の小さな低摩擦材が摺接面に付された弾性材からなるバネプレートを配置したことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項に記載の電動式ステアリングコラム装置であって、前記車体取付ブラケットは、車体に固定される天板を有し、該天板に対して前記少なくとも一方の側板が別体として構成されることを特徴としている。
請求項1の発明において、ジャケットに設けた挟持部材が車体取付ブラケットの少なくとも一方の側板を挟持することにより、ジャケットが挟持部材を介して車体取付ブラケットにより保持されてジャケットの左右方向へのガタ付きが抑制されるので、位置調整後のステアリングシャフトのガタ付きを抑制できる。これにより、上下一対の調整ネジの調整をそれぞれ要する従来例と比べて、組立時および調整時の作業を容易に行なうことができる。また、皿バネによる付勢力が作用する状態でジャケット配置を行なう従来例と比べて、組立性の向上を図ることができる。
請求項2の発明において、ジャケットに設けた挟持部材の第1部材および第2部材が、車体取付ブラケットの少なくとも一方の側板の内側と外側とにそれぞれ摺接しているため、挟持部材により前記少なくとも一方の側板を挟持できる。また、側板の長孔を通って互いに連結される第1部材および第2部材の軸方向間隔を調整することにより、第1部材および第2部材が側板の内側と外側とに対して摺接する荷重を容易に制御することができる。
請求項3の発明において、組立時の最終工程にて挟持部材の係合溝を車体取付ブラケットの少なくとも一方の側板の端部に係合させて、挟持部材をジャケットに装着することにより、挟持部材の組付けを行なうことができるので、組立性の向上をさらに図ることができる。また、挟持部材に設けたバネプレートで側板の端部を弾性付勢することにより、ジャケットの左右方向へのガタ付きが抑制されるので、位置調整後のステアリングシャフトのガタ付きを抑制できる。さらに、バネプレートの摺接面に摩擦係数の小さな低摩擦材が付されたため、ジャケットのチルト方向の位置調整を行なう際に、バネプレートと側板との間の摺動抵抗を抑制することもできる。
請求項4の発明において、組立時に、ジャケットの横方向から挟持部材の第1部材をジャケットに組付けると共に、車体取付ブラケットの天板に対して、少なくとも一方の側板を組付けた後、この側板の外側から第2部材を第1部材に対して連結する。これにより、組立性の向上を図ることができる。また、ジャケットを一対の側板の下方から挿入する必要がなく、一対の側板の下部の幅寸法を小さくすることができるため、当該ステアリングコラム装置の小型化を図れる。
本発明の第1実施形態を示し、ステアリングコラム装置の要部の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、ステアリングコラム装置の要部の断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、挟持部材の部分を拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態を示し、挟持部材の部分を拡大して示す分解斜視図である。 ステアリングコラム装置の第1従来例を示す断面図である。 ステアリングコラム装置の第2従来例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1および図2に示すように、本実施形態のステアリングコラム装置1は、軸方向上端にステアリングホイール(図示せず)が固定されるステアリングシャフト2と、このステアリングシャフト2を回動可能に支承するジャケット3と、このジャケット3を車体(図示せず)に取付ける車体取付ブラケット4と、ジャケット3のチルト方向の位置調整を行なうチルト機構部5と、ジャケット3に対するアッパージャケット3Aのテレスコ方向の位置調整を行なうテレスコ機構部(図示せず)とを備えている。
ジャケット3は、ステアリングシャフト2の軸方向に延びると共に、ジャケット3の長手方向下端部は車体取付ブラケット4の車体前方側に設けたチルト軸X回りに回転可能に支持され、これによって、ジャケット3の全体がチルト方向に回動可能となっている。また、ジャケット3は、後述する一対の側板42の間に配置されると共に、一対の側板42をそれぞれ挟持する一対の挟持部材6を有する。
車体取付ブラケット4は、車体に固定される天板41、および天板41から垂下する一対の側板42からなっている。この一対の側板42は、天板41に対してそれぞれ別体として構成されると共に、複数本のボルト46により天板41に締結される。一対の側板42には、チルト軸Xを中心としつつ、板厚方向に貫通する円弧状のチルト用長孔43が形成され、各長孔43の縁部における内側(ジャケット3に面する側)の板面、および外側の板面には、互いに平行な平面部44,45がそれぞれ形成されている。
挟持部材6は、ジャケット3に固定されて側板42の内側平面部44に摺接可能に配置される第1部材7aと、側板42の外側平面部45に摺接可能に配置される第2部材7bとを備え、これらの第1部材7aおよび第2部材7bは、側板42の長孔43を通って軸方向間隔(側板42の板厚方向の間隔)を調整可能に互いに連結される。
第1部材7aは、ジャケット3のネジ孔31に螺合されるスタッドボルト71と、このスタッドボルト71のフランジ部72と側板42の内側平面部44との間に介設されるカラー73とから構成されている。なお、スタッドボルト71は、チルトガイドとして、一対の側板42に設けられたチルト用長孔43にそれぞれ挿入されている。また、カラー73は弾性率や摺動特性に優れたポリアセタール等の樹脂材料によって構成されている。
第2部材7bは、スタッドボルト71の先端ネジ部74に螺合するナット75と、このナット75と側板42の外側平面部45との間に介設されるスペーサ76、平座金77、およびバネ座金78とから構成されている。スペーサ76はスタッドボルト71が挿通される中心孔の周辺に円筒状のフランジを有する鉄製のプレートであって、側板42と接する面にフッ素樹脂やモリブデン等の低摩擦材がコーティングされている。
上記構成では、組立時にジャケット3に対して一対の挟持部材6のスタッドボルト71およびカラー73を装着し、スタッドボルト71の先端ネジ部74を一対の側板42の長孔43より外側に突出させた状態で、車体取付ブラケット4の天板41に一対の側板42を締結した後、スタッドボルト71の先端ネジ部74に、スペーサ76、平座金77およびバネ座金78を順次挿入してナット75を螺合させる。これにより、第1部材7aのカラー73が一対の側板42の内側平面部44に摺接すると共に、第2部材7bのスペーサ76が一対の側板42の外側平面部45に摺接するので、ジャケット3に設けた一対の挟持部材6により一対の側板42をそれぞれ挟持できる。
なお、カラー73が内側平面部44に対して隙間無く摺接するために、軸方向の寸法が異なるカラー73を幾つか用意し、その中から適当なものを組付けている。また、先端ネジ部74に螺合するナット75として緩み止めナットが用いられており、このナット75の締付トルクが側板42の両平面部44,45に直接作用しないように設定される。そのため、側板42の両平面部44,45には、カラー73とバネ座金78の弾性力のみが作用するので、チルト機構部5によるチルト方向への位置調整、およびテレスコ機構部によるテレスコ方向への位置調整の妨げにならず、ナット75が脱落しないように設定されている。
次いで、チルト機構部5を作動させてジャケット3のチルト方向の位置調整を行なう際、挟持部材6のスタッドボルト71が側板42の長孔43に沿って移動すると共に、第1部材7aのカラー73が側板42の内側平面部44上を摺動しつつ、第2部材7bのスペーサ76が側板42の外側平面部45上を摺動する。その後、スタッドボルト71が長孔43の長手方向の端部に当接することにより、ジャケット3のチルト方向への移動が停止される。これにより、スタッドボルト71は、ジャケット3を所定のチルト位置で停止させるチルトストッパーとしての機能を兼ね備えている。
この第1実施形態によれば、ジャケット3が挟持部材6を介して車体取付ブラケット4の一対の側板42により保持されており、ジャケット3の左右方向へのガタ付きが抑制されるので、位置調整後のステアリングシャフト2のガタ付きを抑制できる。例えば、上下一対の調整ネジの調整をそれぞれ要する従来例と比べて、組立時および調整時の作業を容易に行なうことができる。また、皿バネによる付勢力が作用する状態でジャケット配置を行なう他の従来例と比べて、組立性の向上を図ることができる。
この第1実施形態によれば、側板42の内側平面部44および外側平面部45間の厚さのばらつきが比較的少ないため、ジャケット3のチルト方向の位置調整を行なう際の摺動抵抗のばらつきを抑制でき、摺動荷重の安定化および低減を図ることができる。
この第1実施形態によれば、側板42の長孔43を通って互いに連結される第1部材7aおよび第2部材7bの軸方向間隔を調整することにより、第1部材7aおよび第2部材7bが側板42の内側平面部44および外側平面部45とに対してそれぞれ摺接する荷重を容易に制御することができる。
この第1実施形態によれば、組立時に、ジャケット3の横方向から挟持部材6の第1部材7aをジャケット3に組付けると共に、車体取付ブラケット4の天板41に対して一対の側板42を組付けた後、この側板42の外側から第2部材7bを第1部材7aに対して連結する。これにより、車体取付ブラケット4および挟持部材6の組立性を向上できる。また、ジャケット3を一対の側板42の下方から挿入する必要がなく、一対の側板42の下部の幅寸法を小さくすることができるため、当該ステアリングコラム装置1の小型化を図れる。
なお、上記実施形態にあっては、一対の側板42の両方にそれぞれ挟持する一対の挟持部材6を設ける構造を例示したが、本発明はこれに限定されず、必要に応じて、一対の側板のうちいずれか片方のみに設けることもできる。
<第2実施形態>
図3に示す第2実施形態のステアリングコラム装置は、前述した第1実施形態と比べて、一対の側板42を挟持する挟持部材8の構造が異なっており、その他の構造は前述した第1実施形態と基本的に同様である。なお、図3において前述した図1および図2に示すものと同様のものには同一符号を付してある。
本実施形態に設けられる挟持部材8は、ジャケット3に固定されて側板42の内側平面部44に摺接する第1部材8aと、側板42の外側平面部45に摺接する第2部材8bとから構成される。これらの第1部材8aおよび第2部材8bは、側板42の長孔43を通って軸方向間隔を調整可能に互いに連結される。
第1部材8aは、ジャケット3のネジ孔31にネジ込まれるスタッドボルト81と、このスタッドボルト81に螺合し、スタッドボルト81をジャケット3に固定するロックナット82と、スタッドボルト81の端面と側板42の内側平面部44との間に介設される樹脂材料製のカラー83とから構成される。
第2部材8bは、スタッドボルト81の端面に形成されるネジ孔89にネジ込まれるネジ部84を先端に有し、長孔43に挿通されるボルト85と、このボルト85の頭部86および側板42の外側平面部45間に介設されるスペーサ87およびバネ座金88とから構成される。
上記構成では、組立時にジャケット3に対して挟持部材8のスタッドボルト81およびロックナット82を装着し、スタッドボルト81の端面にカラー83を重ねた状態で、車体取付ブラケット4の天板41に側板42を締結した後、ボルト85にバネ座金88およびスペーサ87を設けて、ボルト85を側板42の長孔43に外側から差し入れてスタッドボルト81のネジ孔89にボルト85のネジ部84を螺合させる。これにより、カラー83を側板42の内側平面部44に当接させると共に、側板42の外側平面部45にスペーサ87を当接させることで、挟持部材8で側板42を挟持する。
なお、スタッドボルト81の端面に設けたカラー83が内側平面部44に対して隙間無く摺接するために、スタッドボルト81のジャケット3からの突出寸法を調整し、ロックナット82でスタッドボルト81を固定している。また、ネジ孔89に第部材8を螺合する際の締付トルクは、スタッドボルト81の端面に作用し、側板42の両平面部44,45には、カラー83とバネ座金88の弾性力のみが作用するので、チルト機構部5によるチルト方向への位置調整、およびテレスコ機構部によるテレスコ方向への位置調整の妨げにならず、第2部材8bが脱落しないように設定されている。
次いで、ジャケット3のチルト方向の位置調整を行なう際、挟持部材8のボルト85が側板42のチルト用長孔43に沿って移動すると共に、第1部材8aのスタッドボルト81の端面に設けたカラー83が側板42の内側平面部44上を摺動しつつ、第2部材8bのスペーサ87が側板42の外側平面部45上を摺動する。その後、ボルト85がチルト用長孔43の長手方向の端部に当接することにより、ジャケット3のチルト方向への移動が停止される。
この第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2実施形態の挟持部材8は、第1部材8aが長孔43を貫通しない構成であることから、本実施形態のような3分割(天板41と一対の側板42)された構成の車体取付ブラケット4に採用できるとともに、天板と一対の側板が一体に形成された車体取付ブラケットにも採用することができる。
<第3実施形態>
図4に示す第3実施形態のステアリングコラム装置は、前述した第1実施形態と比べて、一対の側板42を挟持する挟持部材9の構造が異なっており、その他の構造は前述した第1実施形態と基本的に同様である。なお、図4において前述した図1および図2に示すものと同様のものには同一符号を付してある。
本実施形態に設けられる挟持部材9は、断面略U字状に形成され、U字状内に側板42の周縁部42aが配置可能な係合溝91を有する。この挟持部材9と側板42の周縁部42aとの間には、摩擦係数の小さな低摩擦材(フッ素樹脂やモリブデン等)が摺接面にコーティングされたバネプレート92が介設されている。このバネプレート92は、断面略U字状に形成され、挟持部材9の係合溝91内に収容された状態で側板42を挟持する。
上記構成では、挟持部材9にバネプレート92を装着し、挟持部材9の係合溝91にバネプレート92を介して側板42の端部を係合させる。これにより、バネプレート92のバネ力により側板42の周縁部が内側と外側の両方から挟持される。
次いで、ジャケット3のチルト方向の位置調整を行なう際、挟持部材9の係合溝91に設けたバネプレート92が側板42の端部上を摺動し、側板42が内側と外側の両方から弾性付勢される。
この第3実施形態によれば、挟持部材9の係合溝91を側板42に係合させて、バネプレート92で側板42を左右方向の両側から弾性付勢することにより、ジャケット3の左右方向へのガタ付きが抑制されるので、位置調整後のステアリングシャフトのガタ付きを抑制できる。また、この第3実施形態によれば、組立時の最終工程にて挟持部材9を側板42の端部に係合させて、挟持部材9をジャケット3に装着することにより、挟持部材9の組付けを行なうことができるので、組立性の向上をさらに図ることができる。さらに、バネプレート92の摺接面に摩擦係数の小さな低摩擦材が付されたため、ジャケット3のチルト方向の位置調整を行なう際に、バネプレート92と側板42との間の摺動抵抗を抑制することもできる。
なお、この第3実施形態の挟持部材9を、前記第1実施形態に組合わせることで、ジャケット3の左右方向へのガタ付きを3箇所で抑制することができるようになり、さらにガタ付き抑制の効果を向上することができる。
1 ステアリングコラム装置
2 ステアリングシャフト
3 ジャケット
4 車体取付ブラケット
6、8、9 挟持部材
7a、8a 第1部材
7b、8b 第2部材
41 天板
42 側板
44、45 平面部
91 係合溝
92 バネプレート

Claims (4)

  1. チルト軸周りに上下方向に揺動可能に支持されつつ、ステアリングシャフトを回動可能に支承するジャケットと、
    垂下する一対の側板を有し、該一対の側板の間に該ジャケットが配置される車体取付ブラケットを備える電動式ステアリングコラム装置であって、
    該ジャケットは、
    該一対の側板の少なくとも一方を挟持する挟持部材を有し、
    該挟持部材は、
    該ジャケットのチルト方向の位置調整時も含め、該少なくとも一方の側板の内側および外側に弾性力が作用した状態で摺接することを特徴とする電動式ステアリングコラム装置。
  2. 請求項1に記載の電動式ステアリングコラム装置であって、
    前記少なくとも一方の側板は、前記チルト軸を中心としつつ、板厚方向に貫通する円弧状の長孔を備え、
    該長孔の縁部における内側の板面および外側の板面は、互いに平行な平面部を備え、
    前記挟持部材は、
    前記ジャケットに固定されて内側の該平面部に摺接可能に配置される第1部材と、外側の該平面部に摺接可能に配置される第2部材とを備え、
    該第1部材および該第2部材は、
    該長孔を貫通しつつ、該板厚方向の間隔を調整可能に連結されることを特徴とする電動式ステアリングコラム装置。
  3. 請求項1に記載の電動式ステアリングコラム装置であって、
    前記挟持部材は、
    内部に前記一方の側板の縁部を配置可能な断面略U字状を有する係合溝を備え、
    該挟持部材と該縁部との間に、摩擦係数の小さな低摩擦材が摺接面に付された弾性材からなるバネプレートを配置したことを特徴とする電動式ステアリングコラム装置。
  4. 請求項に記載の電動式ステアリングコラム装置であって、
    前記車体取付ブラケットは、車体に固定される天板を有し、
    該天板に対して前記少なくとも一方の側板が別体として構成されることを特徴とする電動式ステアリングコラム装置。
JP2013067906A 2013-03-28 2013-03-28 電動式ステアリングコラム装置 Active JP6082635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067906A JP6082635B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 電動式ステアリングコラム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067906A JP6082635B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 電動式ステアリングコラム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014189204A JP2014189204A (ja) 2014-10-06
JP6082635B2 true JP6082635B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=51835897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013067906A Active JP6082635B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 電動式ステアリングコラム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6082635B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265419A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Nsk Ltd 車両用ステアリングコラムの支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014189204A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3000690B1 (en) Position adjusting-type steering device
JP4882127B2 (ja) 位置調整式ステアリング装置
JP5999767B2 (ja) ステアリング装置
JP5595807B2 (ja) ステアリングコラム装置
US20140026707A1 (en) Steering device
EP3299253A1 (en) Steering device of vehicle
JPWO2015190300A1 (ja) ステアリング装置
US9802637B2 (en) Steering device
JP6103294B2 (ja) ステアリングコラム装置
JP2009051353A (ja) 位置調整式ステアリング装置
JP2008105610A (ja) ステアリング装置
JP2014213691A (ja) ステアリング装置
JP4390135B2 (ja) ステアリング装置
JP6082635B2 (ja) 電動式ステアリングコラム装置
US9714048B2 (en) Steering device
JP2007045276A (ja) ステアリング装置
JP4290192B2 (ja) 可動部材のスライド機構
JP6390946B2 (ja) 車両のステアリング装置
KR20140094266A (ko) 자동차의 틸트 또는 틸트 및 텔레스코프 조향장치
WO2022269932A1 (ja) ステアリングコラム装置
JP5045255B2 (ja) ステアリング装置
US20190344821A1 (en) Steering system
KR101389600B1 (ko) 틸트 또는 틸트 앤 텔레스코프 조향장치
JP5333629B2 (ja) 伸縮式ステアリングコラム装置
JP4426337B2 (ja) ステアリングコラム位置調整装置の支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6082635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250