JP5333629B2 - 伸縮式ステアリングコラム装置 - Google Patents

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この発明は、自動車の操舵装置を構成するステアリングホイールの前後位置を調節する為の伸縮式ステアリングコラム装置の改良に関する。具体的には、アウタコラムとインナコラムとの嵌合部で、回転方向のがたつきを生じるのを防止する為の回り止め機構を備えた伸縮式ステアリングコラム装置を、低コストで実現する事を意図したものである。
運転者の体格や運転姿勢に合わせてステアリングホイールの前後位置を調節する為に、テレスコピックステアリング装置と呼ばれる伸縮式ステアリングコラム装置が広く知られている。この伸縮式ステアリングコラム装置の基本構造に就いて、本発明の実施の形態の1例を示す図1により、簡単に説明する。この伸縮式ステアリングコラム装置1は、それぞれが円筒状(円管状)であるアウタコラム2とインナコラム3とを、伸縮可能に(テレスコープ状に)組み合わせて成る。図示の例では、上記アウタコラム2は、アルミニウム合金のダイキャスト成形品としており、上記インナコラム3は、アルミニウム合金板製或いは鋼板製としている。又、図示の例では、このインナコラム3の軸方向前半部を上記アウタコラム2の軸方向後半部に、軸方向の変位を可能に内嵌している。更に、これら両コラム2、3同士の嵌合部に、本発明の特徴部分となる、互いの軸方向変位を許容しつつ相対回転を阻止する為の回り止め機構4を設けている。
この様な伸縮式ステアリングコラム装置1の内側には、インナシャフト5とアウタシャフト6とを、セレーション係合部7により伸縮自在に組み合わせた伸縮式ステアリングシャフト8を、前後1対の転がり軸受9a、9bにより、回転自在に支持している。図示の例の場合には、ステアリングホイールの前後位置に加えて上下位置の調節を可能にする事を意図している為、上記伸縮式ステアリングコラム装置1の前端部を前部支持ブラケット10に対し揺動可能に支持すると共に、中間部を後部支持ブラケット11に対し、昇降可能に支持している。ステアリングホイールの位置調節を行なう場合には、上記後部支持ブラケット11の下端部に設けた締結構造を緩める。これに対して、上記ステアリングホイールを調節後の位置に固定する際には、上記締結構造を締め付ける。上記アウタコラム2の後端部下部にはスリット12を設けて、この締結構造の締め付け及びその解除に伴って、上記アウタコラム2の後端部の内径を弾性的に拡縮する様にしている。
上述の様な伸縮式ステアリングコラム装置1で、ステアリングホイールを操作する運転者に違和感を与えない様にする為には、上記両コラム2、3同士の嵌合部で回転方向のがたつきが発生しない様にする必要がある。この為に、これら両コラム2、3同士の間に回り止め機構4を設けて、これら両コラム2、3の互いの軸方向変位を許容しつつ相対回転を阻止する様にしている。この様な機能を有する回り止め機構として従来から、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1に記載された回り止め機構は、アウタコラムとインナコラムとの嵌合部に合成樹脂製のスリーブを設置すると共に、アウタコラムに設けた係止孔に嵌合した、それぞれが合成樹脂製である1対の押圧部材を、このアウタコラムに支持した板ばねにより、上記スリーブに押し付ける構造を採用している。この様な特許文献1に記載された従来構造の場合、構造が複雑でコストが嵩む割合に、上記回転方向のがたつき防止効果を十分に得にくいものと考えられる。
特開2006−205956号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑み、アウタコラムとインナコラムとの嵌合部で、回転方向のがたつきを生じるのを確実に防止でき、しかも、ステアリングホイールの前後位置調節を円滑に行える回り止め機構を備えた伸縮式ステアリングコラム装置を、低コストで実現すべく発明したものである。
本発明の伸縮式ステアリングコラム装置は、従来から知られている伸縮式ステアリングコラム装置と同様に、円筒状のアウタコラムの軸方向の一部に円筒状のインナコラムの一部を、軸方向の相対変位を可能に内嵌している。又、これらアウタコラムとインナコラムとの間に、互いの軸方向変位を許容しつつ相対回転を阻止する為の回り止め機構を設けている。
特に、本発明の伸縮式ステアリングコラム装置に於いては、上記回り止め機構は、上記アウタコラムの軸方向の一部に形成された軸方向に長いガイド孔と、このガイド孔の内側にこの軸方向の変位を可能に係合した状態で上記インナコラムの軸方向一部の外周面に支持固定された、合成樹脂製のガイドブロックとを備える。
又、軸方向に対して直角な方向をこのガイドブロックの幅方向とした場合に、このガイドブロックの少なくとも幅方向片側に、弾性変形に基づいてこのガイドブロックの幅寸法を縮める弾性変形部を、軸方向に離隔した少なくとも2個所位置に設けている。
更に、これら各弾性変形部が弾性変形していない、上記ガイドブロックの自由状態での幅寸法は、上記ガイド孔の幅寸法よりも、少しだけ大きい。
そして、上記ガイドブロックは、上記弾性変形部を弾性変形させる事により幅寸法を弾性的に縮めた状態で、上記ガイド孔の内側に組み込まれている。
上述の様な本発明の伸縮式ステアリングコラム装置を実施する場合に、例えば請求項2に記載した発明の様に、上記ガイドブロックの一部に、このガイドブロックをインナコラムに結合固定する為のボルトを挿通する取付孔を設け、上記各弾性変形部を、この取付孔を挟んで軸方向両側に設ける。
或いは、請求項3に記載した発明の様に、上記ガイドブロックの幅方向両側面に、互いに平行な1対の平坦面部を設け、これら両平坦面部の軸方向両端部に、それぞれ弾性変形部を設ける。
上述の様に構成する本発明によれば、アウタコラムとインナコラムとの嵌合部で、回転方向のがたつきを生じるのを確実に防止でき、しかも、ステアリングホイールの前後位置調節を円滑に行える回り止め機構を備えた伸縮式ステアリングコラム装置を、低コストで実現できる。
即ち、本発明の伸縮式ステアリングコラム装置に組み込まれる回り止め機構の場合には、上記インナコラムの一部外周面に支持固定されたガイドブロックが、上記アウタコラムに形成したガイド孔の内側に、幅寸法を弾性的に縮めた状態で保持される。上記ガイドブロックの自由状態での幅寸法は、このガイド孔の幅寸法よりも大きい為、上記ガイドブロックが上記ガイド孔の内側に保持された状態で、このガイドブロックの幅方向両側面は、上記ガイド孔の幅方向両内側縁を弾性的に押圧する(このガイドブロックがこのガイド孔の内側で幅方向に突っ張る)。この様にして、この幅方向に一致する、上記回転方向のがたつきが抑えられる。しかも、上記ガイドブロックと上記ガイド孔との摺接部に過大な抵抗が生じる事がない為、ステアリングホイールの前後位置調節を円滑に行える。
又、この様にして行う、このがたつき防止の為の回り止め機構の構成部品が少なくて済む為、この回り止め機構を組み込んだ伸縮式ステアリング装置の製造コストを低く抑えられる。
上述の様な本発明を実施する場合に、請求項2〜3に記載した発明の構造を採用すれば、上記ガイドブロックを上記ガイド孔の内側で、安定した状態で突っ張らせ、上記がたつき防止効果をより確実にできる。
本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。 図1のA矢視図。 図1のB部拡大図。 ガイドブロックを取り出して図2と同方向から見た図。 図4の下方から見た図。 図5の側方から見た図。 図4のC−C断面図。 図4のD部拡大図。 ナットプレートの斜視図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図4と同様の図。 同第3例を示す、図2と同様の図。 ガイドブロックを取り出して図11と同方向から見た図。 本発明の実施の形態の第4例を示す、図3と同様の図。 同第5例を示す、図2と同様の図。 図14のE−E断面図。 ガイドブロックを取り出して図14と同方向から見た図。
[実施の形態の第1例]
図1〜9は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例を含めて本発明の特徴は、アウタコラム2とインナコラム3との嵌合部に設けて、これら両コラム2、3の互いの軸方向変位を許容しつつ相対回転を阻止する為の回り止め機構4の構造にある。その他の部分の構造及び作用は、従来から知られている伸縮式ステアリングコラム装置1と同様であり、又、この伸縮式ステアリングコラム装置1の構造に就いては、先に説明した為、重複する説明は省略し、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
上記回り止め機構4は、ガイド孔13と、ガイドブロック14とを備える。このうちのガイド孔13は、上記アウタコラム2の軸方向中間部の下側面に、このアウタコラム2の軸方向に形成されたもので、軸方向に長い。又、上記ガイドブロック14は、ポリアミド樹脂等の摩擦係数が低い合成樹脂を射出成形して成るもので、平面形状が前後方向に長い長円形で、中心部に上下方向(図1、3、5〜7の上下方向、図2、4、8の表裏方向)に貫通する取付孔15を設けた主ブロック部16を有する。図示の例では、上記ガイドブロック14を上下何れの方向に向けても使用できる様に(上下方向に関して、組み付け方向が規制されない様に)する為に、上記主ブロック部16の上下両端面で上記取付孔15の開口部を囲む部分に、それぞれ環状突部17、17を、この両端面の幅方向中央部にそれぞれ直線状突部18、18を、それぞれ形成している。これら各突部17、18のうち、上記両環状突部17、17の高さ寸法は、上記各直線状突部18、18の高さ寸法よりも大きい。
又、上記主ブロック部16の幅方向両側面の長さ方向中央部は、互いに平行な平坦面部19、19としており、これら両平坦面部19、19の長さ方向両端部2個所位置ずつ、合計4個所位置に、それぞれ上下方向に長い突部20、20を設けている。これら各突部20、20を含む、上記主ブロック部16の自由状態での幅寸法W16(図4参照)は、上記ガイド孔13の幅寸法(内寸)W13(図2参照)よりも大きい。更に、上記主ブロック部16の幅方向片側面の長さ方向に離隔した2個所位置に、それぞれスリット21、21を開口させている。これら各スリット21、21はそれぞれ、上記主ブロック部16の幅方向及び長さ方向に対し傾斜した方向に、本例の場合には、開口部から離れる程互いの距離が大きくなる方向に形成している。そして、上記両スリット21、21の内面と上記主ブロック部16の幅方向片側面との間に存在する、先端に向かう程厚さ寸法が小さくなる部分を、それぞれ弾性変形部22、22としている。上記各突部20、20のうちの幅方向片側面側の突部20、20は、これら両弾性変形部22、22の先端部に設けられている。
上述の様なガイドブロック14は、上記両弾性変形部22、22を弾性変形させる事により幅寸法を弾性的に縮めた状態で、上記ガイド孔13の内側に組み込み、更に、前記インナコラム3の前端部外周面の下端部に支持固定している。この支持固定を行う為に、上記取付孔15にボルト23を下方から挿通すると共に、上記インナコラム3の内径側にナットプレート24を組み付け、上記ボルト23の上端部をこのナットプレート24に螺合し、更に締め付けている。このナットプレート24の下面には、上記インナコラム3に形成した通孔25にがたつきなく内嵌できる外径を有する円形凸部26が形成されている。又、この円形凸部26の中央部には、上記主ブロック部16の上面に形成した前記環状突部17をがたつきなく内嵌できる内径を有する、円形凹部27が形成されている。
上述の様なナットプレート24を使用して、上記ガイドブロック14を上記インナコラム3に固定する場合には、上記円形凸部26を上記通孔25にこのインナコラム3の内径側から、上記環状突部17を上記円形凹部27にこのインナコラム3の外径側から、それぞれがたつきなく内嵌する。この状態で、前記主ブロック部16を前記ガイド孔13に、幅寸法を弾性的に縮めた状態で係合させる。次いで、上記取付孔15を挿通した上記ボルト23の上端部を、上記ナットプレート24の中央部に形成したねじ孔28に螺合し、更に締め付ける。この状態で、上記主ブロック部16の上面の直線状突部18、18の上端縁が上記インナコラム3の下面のうちで、上記取付孔15を前後両側から挟む部分に突き当たる。又、上記ガイドブロック14が、上記インナコラム3にがたつきなく支持固定されると共に、このガイドブロック14が上記ガイド孔13に、長さ方向の変位を可能に、且つ、幅方向のがたつきなく係合した状態となる。尚、この幅方向のがたつきは、前記両弾性変形部22、22の弾力により抑えるが、この弾力は、これら両弾性変形部22、22の形状及び寸法を変える事により、自由に調節できる。
上述の様に構成する本例の構造によれば、前記アウタコラム2と上記インナコラム3との嵌合部で、回転方向のがたつきを生じるのを確実に防止できる回り止め機構4を備えた伸縮式ステアリングコラム装置を、低コストで実現できる。即ち、この回り止め機構4の場合には、上記インナコラム3の前端部外周面の下部にがたつきなく支持固定された、上記ガイドブロック14が、上記アウタコラム2に形成した上記ガイド孔13の内側に、前記両弾性変形部22、22の弾性変形に基づいて幅寸法を弾性的に縮めた状態で保持される。上記ガイドブロック14の自由状態での幅寸法W16は、上記ガイド孔13の幅寸法W13よりも大きい為、上記ガイドブロック14が上記ガイド孔13の内側に保持された状態で、このガイドブロック14の幅方向両側面に形成した、前記各突部20、20の先端縁が、上記ガイド孔13の幅方向両内側縁を弾性的に押圧する(上記ガイドブロック14がこのガイド孔13の内側で幅方向に突っ張る)。この様にして、この幅方向に一致する、上記回転方向のがたつきが抑えられる。又、上記ガイドブロック14と上記ガイド孔13との摺れ合い部に過大な摩擦が作用する事はない為、ステアリングホイールの前後位置調節を円滑に行える。上記回り止め機構4は、前述した特許文献1に記載された構造に比べて、構成部品が少なくて済む。この為、上記回り止め機構4を組み込んだ伸縮式ステアリング装置の製造コストを低く抑えられる。
又、本例の場合には、前記両スリット21、21により上記両弾性変形部22、22を形成すると共に、上記主ブロック部16の幅方向両側面にそれぞれ1対ずつの突部20、20を形成している為、上記ガイドブロック14に、幅方向に関して適度な復元力(弾性)を安定して付与できる構造を、低コストで造れる。
[実施の形態の第2例]
図10は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、ガイドブロック14aを構成する主ブロック部16の幅方向片側面寄り且つ長さ方向両端寄りの2個所位置で、上述した実施の形態の第1例に於けるスリット21、21(例えば図4参照)に対応する部分に、それぞれ上下方向に貫通する中空部29、29を形成している。そして、この中空部29、29と上記主ブロック部16の幅方向片側面との間部分を、それぞれ弾性変形部22a、22aとしている。この様な本例の構造によれば、この弾性変形部22a、22aの復元力を、上述した実施の形態の第1例の場合よりも大きくできる。その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第3例]
図11〜12は、全請求項に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、ガイドブロック14bを構成する主ブロック部16の幅方向両側面の2個所位置ずつ、合計4個所位置に、それぞれスリット21、21を形成している。そして、これら各スリット21、21の内面と上記主ブロック部16の幅方向両側面との間の4個所位置を、それぞれ弾性変形部22、22としている。この様な本例の構造の場合には、上記ガイドブロック14bの幅寸法の弾性変形量を十分に大きくできる。この為、寸法精度を多少悪化させても、このガイドブロック14bをガイド孔13の内側に、適切な状態で係合させられる。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第4例]
図13は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、インナコラム3の前端部の下部に、ボルト23の上端部を螺合させる為のねじ孔28aを設けて、ナットプレート24(例えば図3参照)を省略している。これに合わせて、ガイドブロック14の上面に設けた環状突部17を内嵌する為の円形凹部27aを、上記インナコラム3の外周面で上記ねじ孔28aの下端開口部を囲む部分に形成している。このインナコラム3の肉厚が十分である場合に、この様な本例の構造を採用すると、上記ナットプレート24を省略できて、部品製作、部品管理、組立作業を何れも簡略化できる。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第5例]
図14〜16は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、ガイドブロック14cの主ブロック部16aの長さ寸法を大きくして、この主ブロック部16aの2個所位置に、それぞれボルト23、23を挿通する為の取付孔15、15を形成している。これに合わせて、ナットプレート24aの長さ寸法も大きくして、2個所にねじ孔28、28を形成している。この様な本例の構造によれば、インナコラム3に対する上記ガイドブロック14cの支持剛性をより向上させて、このインナコラム3とアウタコラム2との回転方向のがたつきを、より確実に抑えられる。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
1 伸縮式ステアリングコラム装置
2 アウタコラム
3 インナコラム
4 回り止め機構
5 インナシャフト
6 アウタシャフト
7 セレーション係合部
8 伸縮式ステアリングシャフト
9a、9b 転がり軸受
10 前部支持ブラケット
11 後部支持ブラケット
12 スリット
13 ガイド孔
14、14a、14b、14c ガイドブロック
15 取付孔
16、16a 主ブロック部
17 環状突部
18 直線状突部
19 平坦面部
20 突部
21 スリット
22、22a 弾性変形部
23 ボルト
24、24a ナットプレート
25 通孔
26 円形凸部
27、27a 円形凹部
28、28a ねじ孔
29 中空部

Claims (3)

  1. 円筒状のアウタコラムの軸方向の一部に円筒状のインナコラムの一部を、軸方向の相対変位を可能に内嵌すると共に、これらアウタコラムとインナコラムとの間に、互いの軸方向変位を許容しつつ相対回転を阻止する為の回り止め機構を設けて成る伸縮式ステアリングコラム装置に於いて、この回り止め機構は、上記アウタコラムの軸方向の一部に形成された軸方向に長いガイド孔と、このガイド孔の内側にこの軸方向の変位を可能に係合した状態で上記インナコラムの軸方向一部の外周面に支持固定された、合成樹脂製のガイドブロックとを備えたものであり、軸方向に対して直角な方向をこのガイドブロックの幅方向とした場合に、このガイドブロックの少なくとも幅方向片側に、弾性変形に基づいてこのガイドブロックの幅寸法を縮める弾性変形部が、軸方向に離隔した少なくとも2個所位置に設けられており、これら各弾性変形部が弾性変形していない、上記ガイドブロックの自由状態での幅寸法は、上記ガイド孔の幅寸法よりも大きく、このガイドブロックは、上記弾性変形部を弾性変形させる事により幅寸法を弾性的に縮めた状態で、上記ガイド孔の内側に組み込まれている事を特徴とする伸縮式ステアリングコラム装置。
  2. ガイドブロックの一部に、このガイドブロックをインナコラムに結合固定する為のボルトを挿通する取付孔が設けられており、各弾性変形部が、この取付孔を挟んで軸方向両側に設けられている、請求項1に記載した伸縮式ステアリング装置。
  3. ガイドブロックの幅方向両側面に、互いに平行な1対の平坦面部が設けられており、これら両平坦面部の軸方向両端部に、それぞれ弾性変形部が設けられている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した伸縮式ステアリング装置。
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