JP5998997B2 - 搬送装置、現像装置、画像形成装置 - Google Patents

搬送装置、現像装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、搬送装置、現像装置、画像形成装置に関する。
特許文献1には、トナーを含有する現像剤を収納する現像剤収納容器と、該現像剤を撹拌、搬送する回転部材と、該回転部材を該現像剤収納部に保持する軸受部材と、を有する現像装置であって、該軸受部材は、該回転部材を保持する部位に突起部を有することを特徴とする現像装置が開示されている。
特開2006−251286号公報
本発明は、粉体を搬送する搬送部材の回転軸と、該回転軸を支持する軸受への粉体の流入を制限する制限部材と、の摺動性の悪化を抑制することを課題とする。
請求項1の発明は、粉体が収容される収容室が内部に設けられ、壁と、該壁に装着された装着部材と、を有する筐体と、前記収容室に設けられ、回転により前記粉体を回転軸方向へ搬送する搬送部材と、前記筐体に設けられ、前記搬送部材の回転軸の軸方向端部を支持する軸受と、前記装着部材における前記軸受に対する前記回転軸の軸方向中央側に前記回転軸と摺動可能に設けられ、前記粉体の前記軸受側への流入を制限する制限部材と、前記制限部材に対する前記回転軸の軸方向中央側に設けられ且つ前記装着部材に一体に形成され、前記制限部材側に向けて徐々に又は段階的に前記収容室の断面積を小さくする壁部と、を備える搬送装置である。
請求項2の発明は、前記壁部は、前記制限部材の一部を前記制限部材の前記軸方向中央側で覆う請求項1に記載の搬送装置である。
請求項3の発明は、前記制限部材及び前記軸受は、前記装着部材に対して軸方向外側から取り付けられる請求項2に記載の搬送装置である。
請求項4の発明は、前記壁部に対する前記回転軸の軸方向中央側に設けられ、前記筐体から径方向内側に張り出す張出部材を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置である。
請求項5の発明は、前記粉体としての現像剤で潜像を現像する請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送装置としての現像装置である。
請求項6の発明は、潜像を保持する保持体と、前記現像剤で前記潜像を現像する請求項5に記載の現像装置と、を備える画像形成装置である。
本発明の請求項1の構成によれば、本構成における壁部を有さない場合に比べ、回転軸と制限部材との摺動性の悪化を抑制できる。
本発明の請求項2の構成によれば、壁部が制限部材を覆わない場合に比べ、回転軸と制限部材との摺動性の悪化を抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、制限部材及び軸受が異なる方向から取り付けられる場合に比べ、制限部材及び軸受の取付作業が容易になる。
本発明の請求項4の構成によれば、本構成における張出部材を有さない場合に比べ、回転軸と制限部材との摺動性の悪化を抑制できる。
本発明の請求項5の構成によれば、本構成における壁部を有さない場合に比べ、回転軸と制限部材との摺動性の悪化に起因する現像不良を抑制できる。
本発明の請求項6の構成によれば、本構成における現像装置を有さない場合に比べ、現像不良に起因する画像不良を抑制できる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る現像装置の構成を示す側断面図である。 本実施形態に係る現像装置の構成を示す平断面図である。 図3で示す構成における搬送部材の軸方向一端側を拡大した拡大図である。 図4に示す構成を変形した第1変形例を示す図である。 図4に示す構成を変形した第2変形例を示す図である。 第2変形例に係る構成に第1変形例に係る構成を適用した例を示す図である。 図4に示す構成を変形した第3変形例を示す図である。 第3変形例に係る構成に他の変形例に係る構成を適用した例を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(画像形成装置10の構成)
まず、画像形成装置10の構成を説明する。図1は、画像形成装置10の構成を示す概略図である。
画像形成装置10は、図1に示されるように、各構成部品が内部に収容された装置本体11(筐体)を備えている。装置本体11の内部には、用紙等の記録媒体Pが収容される複数の収容部12と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部14と、画像形成部14によって記録媒体Pに形成された画像を当該記録媒体Pに定着する定着装置56と、収容部12から画像形成部14へ記録媒体Pを搬送する搬送部16と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、が設けられている。また、装置本体11の上部には、定着装置56によって画像が定着された記録媒体Pが排出される排出部18が設けられている。
画像形成部14は、画像(潜像)を保持する感光体ドラム32(保持体の一例)を有している。感光体ドラム32は、一方向(例えば、図1における反時計回り方向)へ回転するようになっている。感光体ドラム32の周囲には、感光体ドラム32の回転方向上流側から順に、感光体ドラム32を帯電させる帯電装置としての帯電ロール23と、帯電ロール23によって帯電した感光体ドラム32を露光して感光体ドラム32に静電潜像を形成する露光装置36と、露光装置36によって感光体ドラム32に形成された静電潜像を現像して黒色のトナー画像を形成する現像装置80(搬送装置の一例)と、現像装置80によって感光体ドラム32に形成された黒色のトナー画像を記録媒体Pに転写する転写体としての転写ロール26と、が設けられている。なお、現像装置80の具体的な構成は後述する。
露光装置36は、制御部20から送られた画像信号に基づき静電潜像を形成するようになっている。制御部20から送られる画像信号としては、例えば、制御部20が外部装置から取得した画像信号がある。
転写ロール26は、感光体ドラム32に対して接触している。転写ロール26と感光体ドラム32との間には、記録媒体Pを挟むニップ領域Tが形成されている。転写ロール26は、ニップ領域Tにおいて記録媒体Pを感光体ドラム32とで挟んで上側へ搬送し、ニップ領域Tにおいて記録媒体Pに対して、感光体ドラム32に形成されたトナー画像を転写するようになっている。すなわち、ニップ領域Tが、感光体ドラム32に形成されたトナー画像が記録媒体Pに転写される転写位置(転写部)とされている。
搬送部16は、各収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出ロール46と、送出ロール46によって送り出された記録媒体Pが搬送される搬送路48と、搬送路48に沿って設けられ各送出ロール46によって送り出された記録媒体Pをニップ領域Tへ搬送する複数の搬送ロール対50と、を備えている。
定着装置56は、加熱部材としての加熱ロール56Aと、加圧部材としての加圧ロール56Bと、を備えている。定着装置56では、加熱ロール56Aによる加熱及び加圧ロール56Bによる加圧により、転写ロール26によって記録媒体Pに転写されたトナー画像を、当該記録媒体Pへ定着するようになっている。この定着装置56の上方側(搬送方向下流側)には、トナー画像が定着された記録媒体Pを排出部18へ排出する排出ロール52が設けられている。
また、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pを反転させて、再びニップ領域Tへ送り戻すための反転搬送路37が、転写ロール26に対する感光体ドラム32とは反対側(図1における右側)に設けられている。記録媒体Pの両面に画像を形成する際には、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pが、排出ロール52によりスイッチバックされて反転搬送路37に導かれてニップ領域Tへ送り戻されるようになっている。
次に、画像形成装置10における、記録媒体Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
画像形成装置10では、いずれかの収容部12から送出ロール46によって送り出された記録媒体Pが、複数の搬送ロール対50によってニップ領域Tへ送り込まれる。
一方、画像形成部14では、感光体ドラム32が帯電ロール23によって帯電された後、露光装置36によって露光されて、感光体ドラム32に静電潜像が形成される。当該静電潜像が現像装置80によって現像されて感光体ドラム32に黒色のトナー画像が形成される。この黒色のトナー画像は、転写ロール26によりニップ領域Tにて記録媒体Pへ転写される。
トナー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置56へ搬送され、当該トナー画像が定着装置56により定着される。記録媒体Pの片面へのみ画像を形成する場合は、トナー画像が定着された後、記録媒体Pは排出ロール52により排出部18へ排出される。
記録媒体Pの両面へ画像を形成する場合には、片面に画像が定着された後、記録媒体Pは、排出ロール52でスイッチバックされ、反転して反転搬送路37へ送り込まれる。さらに、当該記録媒体は、反転搬送路37から再びニップ領域Tへ送り込まれ、画像が記録されていない反対面に、前述と同様に画像が形成され、排出ロール52により排出部18へ排出される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
(現像装置80の構成)
次に、現像装置80(搬送装置の一例)の構成を説明する。図2及び図3は、現像装置80の構成を示す概略図である。
現像装置80は、図2に示されるように、各構成部材を収容する筐体82を有している。この筐体82内には、トナー及び磁性キャリアからなる現像剤(粉体の一例)が収容された現像室84(収容室の一例)が形成されている。
また、筐体82には、感光体ドラム32側に向かって開口する開口部86が形成されている。この開口部86から一部が露出するように、感光体ドラム32へ現像剤を供給する現像剤供給体としての現像ロール90が筐体82内に設けられている。
現像ロール90は、現像剤中に含まれた磁性キャリアを磁力で保持し、表面に現像剤の磁気ブラシを形成し、当該現像剤を感光体ドラム32と対向する対向位置へ搬送するようになっている。当該対向位置へ搬送される現像剤は、層規制部材83によって、現像剤の層の厚さ(現像剤量)が規制されるようになっている。そして、感光体ドラム32上に形成された静電潜像が、現像ロール90上の現像剤(トナー)によってトナー画像として可視化されるようになっている。
また、現像装置80は、現像ロール90の回転に伴って発生するトナークラウド(現像装置80外部に飛散したトナー)を吸引する吸引機構100を有している。吸引機構100では、吸引ファン102が駆動することで、現像ロール90の下側で感光体ドラム32側へ開口する吸引通路104を通じて、トナークラウドを吸引し、吸引通路104にあるフィルタ106でトナーを除去して、空気のみを現像装置80外へ排出するようになっている。
図3に示されるように、現像室84における現像ロール90側(Y方向側)には、現像剤を攪拌しながら搬送するための搬送路88が、現像ロール90の軸方向(X方向)に沿って形成されている。搬送路88には、搬送路88の一端側(X方向端側)から他端側(−X方向端側)へ向けて現像剤を搬送する搬送部材92が配置されている。搬送部材92は、回転軸92Aと、その回転軸92Aの軸周りに螺旋状に設けられた螺旋状部材92Bと、回転軸92Aにおける軸方向一端側(−X方向端側)の軸周りに螺旋状部材92Bとは逆巻きの螺旋状に設けられた螺旋状部材92Cと、を備えている。
回転軸92Aの軸方向両端部は、それぞれ、ボールベアリング75、93(軸受の一例)によって、筐体82の側壁82A、82Bに対して回転可能に支持されている。ボールベアリング75は、筐体82の側壁82Aに装着された装着部材76に取り付けられている。回転軸92Aの軸方向他端部(X方向端部)には、ギヤ部91が設けられている。このギヤ部91を介して、駆動部(図示省略)の駆動力が回転軸92Aに伝達され、回転軸92Aが回転するようになっている。なお、装着部材76は、筐体82の側壁82Aの一部を構成している。
螺旋状部材92Bは、回転軸92Aの回転により、回転軸92Aの軸方向の一方側(−X方向側)を向く搬送面92Dで現像剤を押しながら、当該現像剤を軸方向の一方(−X方向)へ搬送するようになっている。これにより、現像剤中のトナーと磁性キャリアとが攪拌されながら軸方向の一方(−X方向)へ搬送されるようになっている。
一方、螺旋状部材92Cは、回転軸92Aの回転により、回転軸92Aの軸方向の他方側(X方向側)を向く搬送面92Fで現像剤を押しながら、現像剤を軸方向の他方(X方向)へ搬送するようになっている。これにより、搬送路88内の軸方向他端部(−X方向端部)に現像剤が詰まる(溜まる)のを抑制し、かつ、搬送路88内から後述の排出口98への現像剤の流入が促進されるようになっている。
搬送路88に対する現像ロール90側とは反対側(−Y方向側)には、搬送路88で搬送された現像剤を搬送路88の搬送方向(−X方向側)とは反対方向(X方向側)へ戻す戻し路94(搬送路)が設けられている。戻し路94は、軸方向両端部(搬送方向上流端部及び下流端部)において、搬送路88と通じており、戻し路94と搬送路88とで現像剤の循環経路を構成している。戻し路94と搬送路88とは、その軸方向中間部において仕切壁79によって仕切られている。
戻し路94には、戻し路94の一端側(−X方向端側)から他端側(X方向端側)へ向けてトナーを搬送する搬送部材96が配置されている。搬送部材96は、回転軸96Aと、その回転軸96Aの軸周りに螺旋状に設けられた螺旋状部材96Bと、回転軸96Aにおける軸方向一端側(X方向端側)の軸周りに螺旋状部材96Bとは逆巻きの螺旋状に設けられた螺旋状部材96Cと、を備えている。
回転軸96Aの軸方向両端部は、それぞれ、ボールベアリング73、95(軸受の一例)によって筐体82の側壁82A、82Bに対して回転可能に支持されている。ボールベアリング73は、筐体82の側壁82Aに装着された装着部材74に取り付けられている。回転軸96Aの軸方向他端部(X方向端部)には、ギヤ部91に噛み合うギヤ部97が設けられている。このギヤ部97を介して、ギヤ部91からの駆動力が回転軸96Aに伝達され、回転軸96Aが回転するようになっている。なお、装着部材74は、筐体82の側壁82Aの一部を構成している。
螺旋状部材96Bは、回転軸96Aの回転により、軸方向の一方側(X方向側)を向く搬送面96Dで現像剤を押しながら、当該現像剤を軸方向の一方(X方向)へ搬送するようになっている。これにより、現像剤中のトナーと磁性キャリアとが攪拌されながら軸方向の一方(X方向)へ搬送されるようになっている。
一方、螺旋状部材96Cは、回転軸96Aの回転により、回転軸96Aの軸方向の他方側(−X方向側)を向く搬送面96Fで現像剤を押しながら、現像剤を軸方向の他方(−X方向)へ搬送するようになっている。これにより、戻し路94内の軸方向他端部(X方向端部)に現像剤が詰まる(溜まる)のを抑制し、かつ、戻し路94から搬送路88への現像剤の流入が促進されるようになっている。
なお、搬送路88の他端側(−X方向端側)には、搬送路88から現像剤を排出するための排出口98が設けられている。また、戻し路94の一端側(−X方向端側)には、戻し路94にトナーを補給するための補給口99が設けられている。
ここで、本実施形態では、図4(A)に示されるように、装着部材74におけるボールベアリング73に対する回転軸96Aの軸方向中央側(−X方向側)には、回転軸96Aに沿った現像剤のボールベアリング73側への流入を制限するシール部材77(オイルシール(制限部材の一例))が設けられている。シール部材77は、非磁性の樹脂により、軸中央部に貫通孔77Aを有する円環状(リング状)に形成されている(図4(B)参照)。シール部材77の貫通孔77Aに対して搬送部材96の回転軸96Aが差し通されており、シール部材77が、回転軸96Aに摺動可能に設けられている。
シール部材77は、図4(B)に示されるように、具体的には、装着部材74に形成された取付空間S1に対して取り付けられている。装着部材74の取付空間S1は、その−X方向側にシール部材77を取付空間S1内に差し入れるための開口を有しており、シール部材77は、装着部材74の取付空間S1に対して矢印B方向へ取り付けられている。
一方、ボールベアリング73は、装着部材74の取付空間S2に取り付けられるようになっている。この取付空間S2は、そのX方向側にボールベアリング73を取付空間S2内に差し入れるための開口を有しており、ボールベアリング73は、装着部材74の取付空間S2に対して矢印A方向へ取り付けられている。すなわち、シール部材77の装着部材74に対する取付方向と、ボールベアリング73の装着部材74に対する取付方向とが、反対方向となっている。
なお、回転軸96Aを含む搬送部材96は、樹脂により形成されているが、シール部材77との摺動による摩耗を抑制するために、回転軸96Aの軸方向一端部には、図4(A)に示されるように、金属製の円筒部材96Eが装着されている。
そして、装着部材74におけるシール部材77に対する回転軸96Aの軸方向中央側(−X方向側)には、シール部材77側(X方向側)に向けて段階的に戻し路94の断面積(通路幅)を小さくする壁部78が設けられている。壁部78は、平断面視(図4(A))にて階段状に形成されている。
なお、装着部材76においても、装着部材74と同様に、シール部材77及び壁部78が設けられている。
(実施形態に係る作用)
次に、実施形態に係る作用を説明する。
本実施形態では、補給口99を通じて戻し路94の一端側(−X方向端側)に補給されたトナー、及び、搬送路88から戻し路94の一端側へ流入した現像剤は、回転軸96Aが回転することで、螺旋状部材96Bによって軸方向の一方(X方向)へ搬送される。
戻し路94の他端側に搬送された現像剤の一部は、回転軸96Aが回転することで螺旋状部材96Cによって軸方向の他方(−X方向)へ戻され、螺旋状部材96Bによって軸方向の一方(X方向)へ搬送されてきた現像剤と衝突して、これらの現像剤が、搬送路88へ流入する。
そして、螺旋状部材96Cに到達した現像剤の一部は、螺旋状部材96Cをすり抜けて(回り込んで)装着部材74側(X方向側)へ向かう。装着部材74側へ向かった現像剤は、シール部材77によって、ボールベアリング73側への流入が制限される。
ここで、本実施形態では、シール部材77側(X方向側)に向けて段階的に戻し路94の断面積(通路幅)を小さくする壁部78が、装着部材74におけるシール部材77に対する回転軸96Aの軸方向中央側に設けられているので、壁部78を有さない構成に比べ、シール部材77へ向かう(流入する)現像剤の量が減少される。このため、シール部材77と回転軸96Aとの間へのトナーの流入が抑制され、シール部材77と回転軸96Aとの摺動性悪化が抑制される。また、シール部材77へ向かう(流入する)現像剤の量が減少されることで、シール部材77が現像剤から受ける負荷も低減される。
これにより、シール部材77と回転軸96Aとの摺動性悪化に起因する現像不良、当該現像不良による画像不良が抑制される。
(第1変形例)
上記の実施形態では、シール部材77の装着部材74に対する取付方向が、ボールベアリング73の装着部材74に対する取付方向とは、反対方向であったが、同じ方向であってもよい。具体的には、図5(B)に示されるように、第1変形例に係る装着部材174では、シール部材77の取付空間S1は、そのX方向側にシール部材77を取付空間S1内に差し入れるための開口を有しており、シール部材77は、装着部材174の取付空間S1に対して矢印A方向へ取り付けられている。
ボールベアリング73が取り付けられる取付空間S2も、同様に、そのX方向側にボールベアリング73を取付空間S2内に差し入れるための開口を有しており、ボールベアリング73は、装着部材174の取付空間S2に対して矢印A方向へ取り付けられている。すなわち、シール部材77及びボールベアリング73の両方が、装着部材174に対して、回転軸96Aの軸方向外側(X方向側)から取り付けられるようになっている。
また、この装着部材174では、図5(A)に示されるように、壁部78の一部78A(張り出し部分)が、シール部材77の一部をシール部材77の軸方向中央側で覆っている。具体的には、壁部78の一部78Aは、軸方向視(X方向視)にて、シール部材77の全周の外縁からその軸中央部に向かって張り出しており、シール部材77の外周部分を覆っている。これにより、壁部78の回転軸96A側で、階段状部分が一段多くなった構成とされている。
第1変形例の構成では、シール部材77及びボールベアリング73は、装着部材74に対して、同じ方向から取り付けられるので、シール部材77及びボールベアリング73が異なる方向から取り付けられる場合に比べ、シール部材77及びボールベアリング73の取付作業が容易になる。
また、第1変形例の構成では、壁部78の一部78Aがシール部材77の一部をシール部材77の軸方向中央側で覆うので、壁部78がシール部材77を覆わない場合に比べ、シール部材77へ向かう(流入する)現像剤の量が減少される。このため、シール部材77と回転軸96Aとの間へのトナーの流入が抑制され、シール部材77と回転軸96Aとの摺動性悪化が抑制される。
(第2変形例)
上記の実施形態における装着部材74では、壁部78が、シール部材77側(X方向側)に向けて段階的に戻し路94の断面積(通路幅)を小さくする構成であったが、シール部材77側(X方向側)に向けて徐々に戻し路94の断面積(通路幅)を小さくなる構成であってもよい。
第2変形例に係る装着部材274では、図6に示されるように、シール部材77側(X方向側)に向けて徐々に戻し路94の断面積(通路幅)を小さくする壁部278が設けられている。壁部278は、平断面視(図6)にて、X方向にいくにつれて回転軸96A側に傾斜した傾斜面で構成されている。この壁部278(傾斜面)で囲まれた戻し路94部分は、円錐台状となっている。
第2変形例では、シール部材77側(X方向側)に向けて徐々に戻し路94の断面積(通路幅)を小さくする壁部278が、装着部材274に設けられているので、シール部材77へ向かう(流入する)現像剤の量が減少される。このため、シール部材77と回転軸96Aとの間へのトナーの流入が抑制され、シール部材77と回転軸96Aとの摺動性悪化が抑制される。
なお、第2変形例の構成に対して、以下のように、第1変形例の構成を適用してもよい。
すなわち、図7(B)に示されるように、シール部材77の取付空間S1が、そのX方向側にシール部材77を取付空間S1内に差し入れるための開口を有しており、シール部材77は、装着部材274の取付空間S1に対して矢印A方向へ取り付けられている。
ボールベアリング73が取り付けられる取付空間S2も、同様に、そのX方向側にボールベアリング73を取付空間S2内に差し入れるための開口を有しており、ボールベアリング73は、装着部材274の取付空間S2に対して矢印A方向へ取り付けられている。
また、壁部278の一部278A(張り出し部分)は、軸方向視(X方向視)にて、シール部材77の全周の外縁からその軸中央部に向かって張り出しており、シール部材77の外周部分を覆っている。
(第3変形例)
図8(A)に示されるように、上記本実施形態の構成に対して、さらに、筐体82における回転軸96Aの径方向外側にある側壁82A(壁部)から径方向内側に張り出す張出部材360を、壁部78に対する回転軸96Aの軸方向中央側(−X方向側)に設けてもよい。
張出部材360は、円筒状に形成された円筒部362と、軸方向に沿って形成された通し孔364を有する円板363と、を有している。通し孔364には、回転軸96Aが差し通されている。通し孔364は、回転軸96Aよりも大きく、通し孔364の内縁と回転軸96Aとの間には、隙間が形成されている。
第3変形例の構成では、側壁82Aから回転軸96Aの径方向内側に張り出す張出部材360が、壁部78に対する回転軸96Aの軸方向中央側(−X方向側)に設けられているので、張出部材360が設けられていない場合に比べ、シール部材77へ向かう(流入する)現像剤の量が減少される。このため、シール部材77と回転軸96Aとの間へのトナーの流入が抑制され、シール部材77と回転軸96Aとの摺動性悪化が抑制される。
なお、第3変形例の構成に対して、以下のように、第1変形例の構成を適用してもよい。すなわち、図8(B)に示されるように、シール部材77及びボールベアリング73の両方が、装着部材174に対して、回転軸96Aの軸方向外側(X方向側)から取り付けられるようになっている。また、壁部78の一部78Aが、軸方向視(X方向視)にて、シール部材77の全周の外縁からその軸中央部に向かって張り出しており、シール部材77の外周部分を覆っている。
また、第3変形例の構成に対して、以下のように、第2変形例の構成を適用してもよい。すなわち、図9(A)に示されるように、シール部材77側(X方向側)に向けて徐々に戻し路94の断面積(通路幅)を小さくする壁部278が設けられている。
また、第3変形例の構成に対して、図9(B)に示されるように、第1変形例及び第2変形例を組み合わせた構成のそれぞれを適用してもよい。さらに、また、張出部材360の形状は、種々の形状とすることが可能であり、上記の構成に限られるものではない。
(他の変形例)
上記の実施形態及び各変形例では、現像装置80内で現像剤を搬送する搬送部材の軸受部分に対して、シール部材77、壁部78、278及び張出部材360等が設けられていたが、これに限られず、例えば、トナーを収容する収容容器から現像装置へトナーを供給するための搬送路内の搬送部材の軸受部分に対して、シール部材77、壁部78、278及び張出部材360等を設けてもよい。
上記の実施形態では、ボールベアリング73、75において、シール部材77、壁部78、278及び張出部材360等が設けられていたが、現像装置80の−X方向側に配置されたボールベアリング93、95側において、シール部材77、壁部78、278及び張出部材360等を設けてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
10 画像形成装置
32 感光体ドラム(保持体の一例)
73 ボールベアリング(軸受の一例)
74 装着部材(筐体の一例)
75 ボールベアリング(軸受の一例)
76 装着部材(筐体の一例)
77 シール部材(制限部材の一例)
78 壁部
80 現像装置(搬送装置の一例)
82 筐体
84 現像室(収容室の一例)
92 搬送部材
92A 回転軸
96 搬送部材
96A 回転軸
174 装着部材(筐体の一例)
274 装着部材(筐体の一例)
278 壁部
360 張出部材

Claims (6)

  1. 粉体が収容される収容室が内部に設けられ、壁と、該壁に装着された装着部材と、を有する筐体と、
    前記収容室に設けられ、回転により前記粉体を回転軸方向へ搬送する搬送部材と、
    前記筐体に設けられ、前記搬送部材の回転軸の軸方向端部を支持する軸受と、
    前記装着部材における前記軸受に対する前記回転軸の軸方向中央側に前記回転軸と摺動可能に設けられ、前記粉体の前記軸受側への流入を制限する制限部材と、
    前記制限部材に対する前記回転軸の軸方向中央側に設けられ且つ前記装着部材に一体に形成され、前記制限部材側に向けて徐々に又は段階的に前記収容室の断面積を小さくする壁部と、
    を備える搬送装置。
  2. 前記壁部は、前記制限部材の一部を前記制限部材の前記軸方向中央側で覆う請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記制限部材及び前記軸受は、前記装着部材に対して軸方向外側から取り付けられる請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記壁部に対する前記回転軸の軸方向中央側に設けられ、前記筐体から径方向内側に張り出す張出部材を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記粉体としての現像剤で潜像を現像する請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送装置としての現像装置。
  6. 潜像を保持する保持体と、
    前記現像剤で前記潜像を現像する請求項5に記載の現像装置と、
    を備える画像形成装置。
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