JP5998099B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5998099B2
JP5998099B2 JP2013093311A JP2013093311A JP5998099B2 JP 5998099 B2 JP5998099 B2 JP 5998099B2 JP 2013093311 A JP2013093311 A JP 2013093311A JP 2013093311 A JP2013093311 A JP 2013093311A JP 5998099 B2 JP5998099 B2 JP 5998099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
section
developer
toner
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013093311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014215483A (ja
Inventor
真作 米田
真作 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2013093311A priority Critical patent/JP5998099B2/ja
Publication of JP2014215483A publication Critical patent/JP2014215483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5998099B2 publication Critical patent/JP5998099B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Description

本発明は、現像装置に近傍で飛散する現像剤を吸引して回収する機構を備えた画像形成装置に関する。
プリンターや複写機等の画像形成装置は、周面にトナー(現像剤)像を担持する感光体ドラムと、この感光体ドラムにトナーを供給する現像ローラーを有する現像装置とを備える。画像形成時においては、現像ローラーの周面から感光体ドラムの周面へトナーが受け渡される。この受け渡しの際、トナーが周辺に飛散することがある。このような飛散トナーを回収するために、吸引ファンを備えた回収ダクトを装置本体内に具備させることが知られている(特許文献1)。前記回収ダクトは、一端側にトナー吸引口を、他端側にトナー回収ボトルをそれぞれ備える。トナー吸引口は、現像ローラーと感光体ドラムとの対向部の近傍に配置される。
特開平10−274883号公報
前記回収ダクトは、装置本体内の限られたスペースを利用して配設されるため、直線的な経路のみで構成されることは先ず無く、左右又は上下への変曲部を含むのが通常である。また、回収ダクトの断面積も十分に確保できない場合もある。このような変曲部や断面積が小さくなる部分において、トナーが堆積してダクトの開口断面積が小さくなってしまい、トナーの吸引性能が低下する問題がある。前記吸引ファンによる吸引力を大きくすれば、トナーの堆積は回避できる。しかし、現像ローラーから感光体ドラムへ本来受け渡しされるべきトナーまで前記トナー吸引口から吸引してしまい、画質の低下を招来するという新たな問題が生じる。
本発明の目的は、画質の低下を招来することなく、飛散する現像剤を良好に回収することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体と対向する開口を備えたハウジングと、該ハウジングで軸回りに回転可能に支持され前記開口の付近に配置された現像剤担持体とを有する現像装置と、現像剤の回収容器と、第1端部と、第2端部と、これら端部間のダクト本体部とを備え、前記第1端部は現像剤の吸引口を有し前記開口の付近に配置され、前記第2端部は前記回収容器に接続されるダクトと、前記ダクト本体内に前記開口から前記回収容器に向かう空気流を発生させる吸引機構と、を備え、前記ダクト本体は、前記ダクト本体の進路が上流から下流に向けて互いに交差する方向に変曲する部分を含む第1区間と、前記第1区間よりも前記空気流の上流地点から前記吸引口に至る第2区間と、前記第1区間と前記第2区間との間に第3区間とを含み、前記吸引機構は、前記吸引口から前記第2区間を、前記開口付近で飛散する現像剤の吸引に適した所定の第1速度で通過する空気流を発生させ、前記ダクト本体には、前記第3区間において前記ダクト本体の壁面に設けられ、前記ダクト内の空間と外部とを連通し、前記第1区間において前記空気流を前記第1速度より早い第2速度で通過させる機能を有するエアインテークが備えられている、画像形成装置において、現像剤の貯留空間を形成する壁部をさらに備え、前記変曲する部分は、上流側が第1方向に横向きに延びる進路であり、下流側が前記第1方向と直交する第2方向であって横向き又は前記第1方向よりも上向きに延びる進路であり、前記変曲する部分において底面となる箇所には現像剤の落下口が設けられ、前記貯留空間は前記落下口の下に配置されている。
この構成によれば、ダクト本体の前記第2区間においては、空気流が現像剤に吸引に適した第1速度で通過する。一方、現像剤の滞留が見込まれる前記第1区間においては、前記加速構造部の配置によって空気流が前記第1速度より早い第2速度で通過する。このため、前記吸引口から過剰に現像剤を吸引することなく、第2速度で通過する空気流の作用によって前記第1区間における現像剤の滞留を回避することができる。
また、前記ダクト本体は、前記第1区間と前記第2区間との間に第3区間を含み、前記前記ダクト本体には、前記第3区間において前記ダクト本体の壁面に設けられ、前記ダクト内の空間と外部とを連通し、前記第1区間において前記空気流を前記第1速度より早い第2速度で通過させる機能を有するエアインテークが備えられている
この構成によれば、第3区間のエアインテークから空気がダクト内に取り入れられるので、前記エアインテークよりも下流側のダクト内の空気流、つまり前記第1区間の空気流を高速化することができる。一方、前記第3区間よりも上流の前記第2区間については、空気流は高速化することはない。従って、エアインテークの設置という簡易な構成によって、過剰な現像剤の吸引を回避しつつ、ダクト内におけるトナーの滞留を防止することができる。
また、前記第1区間は、前記ダクト本体の進路が上流から下流に向けて互いに交差する方向に変曲する部分を含む。このように変曲する部分においては、空気流に含まれる現像剤がダクトの内壁と衝突して該内壁に付着したり、その近傍に落下して堆積したりして、現像剤の滞留が生じ易いからである。上記構成によれば、前記第1区間における空気流の高速化により、前記現像剤の滞留は抑止される。
また、現像剤の貯留空間を形成する壁部をさらに備え、前記変曲する部分は、上流側が第1方向に横向きに延びる進路であり、下流側が前記第1方向と直交する第2方向であって横向き又は前記第1方向よりも上向きに延びる進路であり、前記変曲する部分において底面となる箇所には現像剤の落下口が設けられ、前記貯留空間は前記落下口の下に配置されている。
この構成によれば、前記変曲する部分において現像剤がダクトの内壁と衝突し、前記底面となる箇所に落下する。その箇所には、現像剤の落下口が設けられ、前記落下口の下には現像剤の貯留空間が設けられている。従って、より一層、ダクト内に現像剤が滞留しにくくなる。
上記構成において、前記貯留空間に配置される搬送部材をさらに備え、前記搬送部材は、前記貯留空間から現像剤を搬出することが望ましい。
この構成によれば、前記貯留空間が回収された現像剤で満たされてしまうことはない。また、前記搬送部材によって例えば回収ボトルまで現像剤を搬送することで、回収された現像剤のハンドリングを良好にすることができる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体と対向する開口を備えたハウジングと、該ハウジングで軸回りに回転可能に支持され前記開口の付近に配置された現像剤担持体とを有する現像装置と、現像剤の回収容器と、第1端部と、第2端部と、これら端部間のダクト本体部とを備え、前記第1端部は現像剤の吸引口を有し前記開口の付近に配置され、前記第2端部は前記回収容器に接続されるダクトと、前記ダクト本体内に前記開口から前記回収容器に向かう空気流を発生させる吸引機構と、を備え、前記ダクト本体は、前記ダクト本体の進路が上流から下流に向けて互いに交差する方向に変曲する部分を含む第1区間と、前記第1区間よりも前記空気流の上流地点から前記吸引口に至る第2区間と、前記第1区間と前記第2区間との間に第3区間とを含み、前記吸引機構は、前記吸引口から前記第2区間を、前記開口付近で飛散する現像剤の吸引に適した所定の第1速度で通過する空気流を発生させ、前記ダクト本体には、前記第3区間において前記ダクト本体の壁面に設けられ、前記ダクト内の空間と外部とを連通し、前記第1区間において前記空気流を前記第1速度より早い第2速度で通過させる機能を有するエアインテークが備えられている、画像形成装置において、前記第1区間における現像剤の滞留度合いを検知する検知部と、前記検知部の検知結果に基づいて、前記エアインテークの開口面積を変化させる開度調整機構と、をさらに備える。
この構成によれば、前記開度調整機構が前記エアインテークの開口面積を変化させることで、前記第1区間を通過する空気流の前記第2速度を調整することができる。従って、前記検知部による現像剤の滞留度合い応じて開口面積を調整することで、現像剤のダクト内の滞留を確実に抑止できる。
本発明によれば、吸引口から過度に現像剤が吸引されることはないので画質の低下を招来することない。また、ダクト内における現像剤の滞留が抑止されるので、吸引された現像剤を良好に回収することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造示す断面図である。 上記画像形成装置が備える現像装置の斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 前記現像装置の断面斜視図である。 前記現像装置、ダクト及び回収容器の斜視図である。 前記ダクト及び前記回収容器の斜視図である。 前記ダクト及び前記回収容器の左側面図である。 比較例に係るダクトの一部を示す左側面図である。 比較例に係るダクトにおけるトナーの滞留状況を示す断面図である。 比較例に係るダクトにおけるトナーの滞留状況を示す断面図である。 実施形態に係るダクトの一部を示す左側面図である。 実施形態に係るダクトにおける空気流を説明するための断面図である。 本発明の変形実施形態を示す図である。 本発明の変形実施形態を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造の要部を示す断面図である。画像形成装置1は、いわゆるモノクロプリンター機であるが、他の実施形態において、画像形成装置は、カラープリンター、ファクシミリ装置、これらの機能を備える複合機やトナー像をシートに形成するための他の装置であってもよい。
画像形成装置1は、略直方体形状の筐体10を含む。筐体10の上面には、画像形成されて筐体10内から排出されたシートを受ける排紙トレイ101が備えられている。筐体10内の下部には、シートPを貯留する給紙カセット110を含む自動給紙用の給紙部102が配置されている。筐体10の前側面には、シートの手差給紙用の手差トレイ103が配設されている。また、筐体10の内部には、画像形成部120及び定着部130が収容され、これらのユニットを経由するシート搬送路PPが上下方向に延びている。
画像形成部120は、シートにトナー画像を転写する処理を行う。画像形成部120は、感光体ドラム121(像担持体)、帯電器122、露光装置123、現像装置124、トナーコンテナ125、転写ローラー126、搬送ベルト180及びクリーニング装置127を備える。
感光体ドラム121は、略円筒体の形状を有し、静電潜像及び該静電潜像に応じたトナー像(現像剤像)を担持する周面を備える。帯電器122は、感光体ドラム121の周面を略一様に帯電させる。露光装置123は、帯電器122によって帯電された感光体ドラム121の周面に、レーザー光を照射する。該レーザー光は、画像形成装置1に通信可能に接続されたパーソナルコンピューター等の外部装置(図示せず)から出力された画像データに従って変調された光である。この照射によって、感光体ドラム121の周面には静電潜像が形成される。
現像装置124は、静電潜像が形成された感光体ドラム121の周面にトナー(現像剤)を供給する。現像装置124がトナーを感光体ドラム121に供給すると、感光体ドラム121の周面に形成された静電潜像が現像(可視化)される。トナーコンテナ125は新品のトナーを貯留し、現像装置124へトナーを供給する。なお、図1では図示を省略しているが、飛散トナーを回収するためのトナー回収ダクトD(ダクト)と、回収された飛散トナーを収容するトナー回収容器60とが、現像装置124に付設されている(図5参照)。現像装置124及びその付設機器の詳細については後述する。
転写ローラー126は、トナー像をシートに転写する転写位置において、感光体ドラム121の周面に対向して配設される。転写ローラー126は、搬送ベルト180の内周面に当接して、感光体ドラム121に対向するように配設されている。搬送ベルト180は、無端状ベルトからなり、駆動ローラー181と張架ローラー182とに架け渡されている。駆動ローラー181が駆動されることによって搬送ベルト180は周回駆動され、表面にシートPを担持して前記転写位置にシートPを搬送する。クリーニング装置127は、シートPへトナー像が転写された後に、感光体ドラム121の周面に残るトナーを除去する。
定着部130は、画像形成部120のシート搬送方向下流側に配置され、トナー像をシートPに定着させる処理を行う。定着部130は、シートP上のトナーを溶融させる加熱ローラー131と、加熱ローラー131に圧接されて定着ニップ部を形成する加圧ローラー132とを含む。シートPが前記定着ニップ部を通過するとき、シートは加熱及び加圧され、トナー像はシートPに定着される。
給紙部102は、給紙カセット110、ピックアップローラー112及び第1給紙ローラー113を含む。給紙カセット110は、その内部に画像形成部120に向けて自動給紙されるシートPの束を収容する。給紙カセット110には、シートPの下流端を上方に持ち上げるリフト板111が備えられている。ピックアップローラー112は、リフト板111によって上方に押し上げられるシートPの下流端上に配置され、シートPを給紙カセット110から引き出す。第1給紙ローラー113は、ピックアップローラー112のシート搬送方向下流側に配設され、シートPを更に下流側に送り出す。また、手差しトレイ103に対応して、第2給紙ローラー114が設けられている。
シート搬送路PPは、筐体10内の前方において、給紙部102から画像形成部120及び定着部130を経由して上方に延びる搬送路である。シート搬送路PPには、中間ローラー対115、レジストローラー対116、搬送ローラー対133及び排出ローラー対134が順次配置されている。中間ローラー対115は、第1、第2給紙ローラー113、114から送り出されたシートPを、さらに下流へ搬送する。レジストローラー対116は、シートPの斜行を補正すると共に、画像形成部120においてシートPにトナー像が転写されるタイミングに合わせて、シートPを画像形成部120に搬送する。搬送ローラー対133および排出ローラー対134は、定着処理後のシートPを排紙トレイ101へ排出する。
続いて、現像装置124の詳細について説明する。図2は、現像装置124の斜視図、図3は、図2のIII−III線断面図、図4は断面斜視図である。現像装置124は、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤用のものであり、ハウジング20と、このハウジング20内に収容された攪拌ローラー31、32、磁気ローラー33及び現像ローラー34(現像剤担持体)を含む。
ハウジング20は、現像ローラー34の軸方向に所定間隔を置いて配置された右側板21及び左側板22と、右側板21と左側板22とを下方及び上方において連結する底板23及び天板24と、右側板21と左側板22とを前後の側方において連結する前側板25及び後側板26とを含む。天板24には、感光体ドラム121と対向する位置に配置され、左右方向に長い矩形の開口Hが設けられている。この開口Hから、現像ローラー34の一部が表出している。また、左側板22よりも左方のハウジング延設部分には、補給トナーをトナーコンテナ125から受け取る受入口201が設けられている。攪拌ローラー31、32、磁気ローラー33及び現像ローラー34は、右側板21及び左側板22によって、軸回りに回転可能に支持されている。
攪拌ローラー31、32は、ハウジング20の底板23上に配置され、2成分現像剤を攪拌しながら循環搬送することで、トナーを帯電させる。磁気ローラー33は、攪拌ローラー32の前方上方に配置され、固定磁石と、その外周に被嵌された回転スリーブとを含む。磁気ローラー33の周面には、磁気ブラシ層の態様で2成分現像剤が担持される。現像ローラー34は、磁気ローラー33の前方上方に配置され、固定磁石と、その外周に被嵌された回転スリーブとを含む。現像ローラー34の周面には、磁気ローラー33と現像ローラー34との間の電位差によって前記磁気ブラシ層中のトナーが受け渡されることにより、トナー層が担持される。現像ローラー34上のトナーは、感光体ドラム121の周面に供給され、前記静電潜像が現像される。
ハウジング20は、ベース板27によって支持されている。ベース板27は、板金材で形成された断面が略U字型のキャビティを備えた、上面開口フレームである。ハウジング20は、底板23と右側板21及び左側板22の一部とが前記キャビティに収容される態様で、ベース板27に取り付けされている。ベース板27の前後側縁には、ガイドフレーム271が備えられている。現像装置124のユニットが筐体10に着脱される際、ガイドフレーム271は筐体10の図略のガイド部材と係合し、前記着脱をガイドする。
ハウジング20の開口Hの付近、本実施形態では前側板25の上方内側(後側)には、吸引板28(ダクトの第1端部)が取り付けられている。吸引板28は左右方向に延びる板状部材であり、現像ローラー34と前側板25の内面との間の隙間Gに配置され、前側板25に固定されている。吸引板28には、左右方向に並ぶ複数の吸引口28Hが設けられている。前側板25と吸引板28との間には空間28Aが存在し、吸引口28Hによって、隙間Gと空間28Aとが連通されている。吸引口28Hは、画像形成装置1において、開口H付近及び隙間Gにおいて飛散するトナー粒子を吸引する飛散トナー回収機能、並びに、開口H周辺の熱気を吸引する冷却機能を具備させるために設けられている。
前側板25の外側(前側)には、ダクト板29が取り付けられている。ダクト板29は、左右方向に延びる断面略L字型の部材であり、吸引板28と前側板25を挟む態様で、前側板25に固定されている。前側板25は、上方から下方に向けて後方寄りに傾斜した側面を持つ一方で、ダクト板29は、下方に垂下する側面を持つ。このため、前側板25の外面とダクト板29の内面との間には空間(第1ダクト部D1)が形成されている。前側板25には連通孔25Hが穿孔されている。この連通孔25Hによって、空間28Aと第1ダクト部D1の空間とが連通されている。
図5は、現像装置124と、飛散トナー回収機能の実現のための付設機器とを示す斜視図である。画像形成装置1は、前記付設機器として、トナー回収ダクトDと、回収された飛散トナーを収容するトナー回収容器60とを含む。図6は、トナー回収ダクトD及びトナー回収容器60の斜視図、図7は、これらの左側面図である。
トナー回収ダクトDは、現像装置124の前面に配置され上述のダクト板29と前側板25とで形成された上流ダクト50と、この上流ダクト50のトナー回収経路で見て下流側に順次配置された連絡ダクト40、エルボダクト51及び下流ダクト52とを含む。上流ダクト50は、現像装置124の前面において左右方向に水平に延びており、その下流端には接続ハウジング291が設けられている。
連絡ダクト40は前後方向に延び、且つ、後上がりに配設されたダクトである。連絡ダクト40は、左方に向けて開口した上流端41と、右方に向けて開口した下流端42とを含む。上流端41は、上流ダクト50の接続ハウジング291に嵌入され、上流ダクト50と連絡ダクト40とは連通されている。連絡ダクト40の前方寄りの周壁(ダクト本体の壁面)には、連絡ダクト40内の空間とその外部とを連通し、周囲の空気を連絡ダクト40内に取り入れるためのエアインテーク43(開口/加速構造部)が設けられている。現像装置124の右側面には、上述の現像ローラー34等を回転駆動する駆動ユニット44が付設されている。連絡ダクト40は、この駆動ユニット44を収容するハウジングの左上面で支持されている。
エルボダクト51は、連絡ダクト40の右方であって駆動ユニット44の上方に配置されている。エルボダクト51の内部には、左右方向(上流側)から前後方向(下流側)に延伸方向が90度変わるダクト空間が備えられている。エルボダクト51は、右方に向けて開口した上流端511と、後方に向けて開口した下流端512とを含む。この上流端511は、連絡ダクト40の下流端42と接続されている。
下流ダクト52は、前後方向に水平に延びており、前方に向けて開口した上流端521を備えている。この上流端521は、エルボダクト51の下流端512と接続されている。下流ダクト52は、その前後方向中央部において箱形形状を有するトナー回収容器60の左面上方に添設され、上流端521と下流端522とがトナー回収容器60から前後に突出する態様で配置されている。下流端522にはフィルターユニット53が取り付けられている。
下流ダクト52は、左右方向の断面がC字型であるダクト板52Aと、該ダクト板52Aの開口を塞ぐ平板状のベース板52Bとの組み合わせによって構成されている(図6)。図7において点線で示しているように、前後方向に並ぶ3つの矩形開口である、第1開口523(ダクトの第2端部)、第2開口524及び第3開口525が穿孔されている。第1開口523と第2開口524との間には仕切り板526が配置されている。下流ダクト52内における空気流の前後方向の流通は、この仕切り板526によって遮断される。
トナー回収容器60は、直方体状の内部空間を備えた箱形の容器であり、ハウジング20の開口H付近で吸引されたトナーを貯留するための容器である。トナー回収容器60の前記内部空間には、左面視でU字型に延びるダクト空間60Tを区画する区画板(図略)が備えられている。ダクト空間60Tの経路中には、空気流中に含まれるトナーを捕集するフィルター63が配置されている。また、ダクト空間60Tの経路中であってフィルター63よりも下流側には、ファン64(吸引機構)が組み付けられている。ファン64は、トナー回収ダクトD内に、ハウジング20の開口Hからトナー回収容器60に向かう空気流を発生させる。
トナー回収容器60の左面には、前後方向に並ぶ2つの矩形開口である、吸入開口61及び排出開口62が備えられている。吸入開口61は、下流ダクト52の第1開口523と接続され、排出開口62は第2開口524と接続されている。これにより、下流ダクト52から吸入開口61を経て一旦トナー回収容器60内に入り、ダクト空間60Tを経て、排出開口62から再び下流ダクト52に戻る空気流の経路が形成されている。
フィルター63としては、例えばガラス繊維からなる濾紙を用いることができる。好ましい濾紙は、直径1〜10μmのガラス繊維を用い、前記ガラス繊維の充填率が約10%程度、繊維間の空隙が10〜50μm程度の濾紙である。フィルター63には、振動機構が付設される。振動機構の一例として、フィルター63の周囲を枠フレームで取り囲み、該枠フレームを振動モーターで振動させる機構を例示できる。
フィルター63は、U字型のダクト空間60Tの、上方に昇る経路部分に配置されており、フィルター63はトナー回収容器60の底壁60Bと所定間隔をおいて対向している。このため、前記振動機構によりフィルター63に振動が与えられると、フィルター63に捕集されたトナーは底壁60Bに落下する。つまり、ハウジング20の開口H付近で吸引されたトナーは、その大部分がトナー回収容器60の底壁60B上に回収されることになる。
ファン64は、本実施形態ではシロッコファンであり、ダクト空間60Tの終端付近(トナー回収容器60の上後方付近)に配置されている。ファン64の吸気面はダクト空間60Tの進行方向と直交するように配置され、排気口は排出開口62に配向されている。ファン64は駆動モーターを備え、該駆動モーターに通電されることで回転駆動され、空気流を発生する。
フィルターユニット53は、トナー回収容器60が備えるフィルター63で捕集しきれなかったトナーを捕集する最終フィルター(図略)を備えたユニットである。フィルターユニット53は、内部にダクト空間を備え、左方に向けて開口した上流端531と、後方に向けて開口した下流端532とを備えている。上流端531は、下流ダクト52の第3開口525と接続されている。下流端532は、トナー回収ダクトDを通過した空気流の排気口となる開口であり、筐体10の適所に配置されているルーバー部に対向する位置に配置される。
本実施形態においては、ハウジング20の開口Hの付近に配置された吸引板28が「ダクトの第1端部」であり、トナー回収容器60の吸入開口61に接続される下流ダクト52の第1開口523が「ダクトの第2端部」であり、これらの間においてダクトを形成する上流ダクト50、連絡ダクト40、エルボダクト51及び下流ダクト52の一部が「ダクト本体部」である。
ファン64が駆動されると、トナー回収ダクトDには吸引板28の吸引口28Hからフィルターユニット53の下流端532に向かう空気流が発生する。この空気流の流通経路を詳しく説明する。先ず、吸引口28H、空間28A及び前側板25の連通孔25Hは、現像装置124のハウジング20の隙間Gから上流ダクト50内に至る空気流の進路を形成する流入ダクト部D0として機能する(図5)。
現像ローラー34の周面と感光体ドラム121の周面とは、微小ギャップを置いて対向している。現像ローラー34と感光体ドラム121との間には交流バイアスが印加され、帯電したトナーが両者間を往復動する。このため、ハウジング20の開口Hの付近においてトナーが飛散する。開口Hの飛散トナーは、隙間Gを介して流入ダクト部D0(吸引口28H)から上流ダクト50のダクト空間内に吸引される。なお、吸引口28Hは、吸引板28の左右方向に複数個並んで配置されているので、左右方向に並ぶ複数の流入ダクト部D0から、トナーを含む空気量が上流ダクト50内に流れ込むことになる。
上流ダクト50内には、左方から右方に向けて直線状の進路を持つ第1ダクト部D1(ダクト本体の第2区間)が形成されている。なお、第1ダクト部D1を通過する空気流の速度(風速)が、ハウジング20の開口H付近で飛散する飛散トナーだけを吸引するのに適した所定の速度(第1速度)となるよう、ファン64の吸引力が調整される。これは、現像ローラー34から感光体ドラム121へ本来受け渡しされるべきトナーまでをも、吸引口28Hから吸引してしまわないようにするためである。
連絡ダクト40内には、第1ダクト部D1の下流端から後方へ90度変曲し、前方から後方に緩い角度で後上がりに延びる進路を持つ第2ダクト部D2(第3区間)が備えられている。第1ダクト部D1の空気流は、連絡ダクト40の上流端41(第1区間よりも上流地点)から連絡ダクト40内に流入し、第2ダクト部D2を通過する。
連絡ダクト40の下流端42付近からエルボダクト51の下流端512付近の内部には、後方向きから右方向きに90度変曲する進路を持つ第3ダクト部D3(第1区間)が備えられている。詳しくは、第3ダクト部D3は、第2ダクト部D2に続いて後方(第1方向)に横向き(やや後上がり)に延びる上流側進路と、該上流側進路と交差する方向の進路であって、右方(第2方向)に横向き延びる下流側進路と、両進路間の変曲部とを有する、変曲した進路である。この第3ダクト部D3は、後記で説明するが、上記のように変曲した進路区間であるゆえ、トナーの滞留が予め見込まれる区間である。
エルボダクト51の内部には、右方向きから後方向きに水平面内で90度変曲する進路を持つ第4ダクト部D4が備えられている。この第4ダクト部D4のダクト断面積は、第2及び第3ダクト部D2、D3のダクト断面積に比べて大きい断面積を有している。第3ダクト部D3の空気流は、エルボダクト51の上流端511からエルボダクト51内に流入し、第4ダクト部D4を通過する。
下流ダクト52の概ね前半分の領域内には、上流端521から後方に延び、第1開口523付近で右方に水平面内で90度変曲し、第1開口523(吸入開口61)からトナー回収容器60に至る進路を持つ第5ダクト部D5が備えられている。第4ダクト部D4の空気流は、第5ダクト部D5に沿って進行し吸入開口61からトナー回収容器60内に進入する。トナー回収容器60内には、先述のダクト空間60Tによって画定される進路を持つ第6ダクト部D6が備えられている。吸入開口61から進入した空気流は、第6ダクト部D6に沿って進み、途中でフィルター63を通過する。
トナー回収容器60のフィルター63よりも下流には、ファン64の配置位置を通過し、排出開口62(第2開口524)から左方に延び、さらに後方へ変曲する進路を持つ第7ダクト部D7が備えられている。第6ダクト部D6の通過の際に、前記空気流に含まれるトナーがフィルター63で捕捉されるので、第7ダクト部D7を通過する空気流は比較的清浄な空気流である。
下流ダクト52の概ね後半分の領域内には、後方に延び、第3開口525付近で右方に水平面内で90度変曲し、フィルターユニット53に上流端531から進入する進路を持つ第8ダクト部D8が備えられている。また、フィルターユニット53内には、その内部を通過して排気口である下流端532に至る進路を持つ第9ダクト部D9が備えられている。空気流は、第9ダクト部D9を通過する際に最終フィルターを通過するので、さらに清浄化されて下流端532からダクト外部へ排出される。
以上の通り構成されたトナー回収ダクトDにおいて、本実施形態では、トナーの滞留が予め見込まれる第3ダクト部D3の上流区間である第2ダクト部D2を形成する連絡ダクト40の周壁に、周囲の空気をダクト内へ取り入れるためのエアインテーク43が備えられている。このエアインテーク43は、第3ダクト部D3を通過する空気流の速度(第2速度)を、第1ダクト部D1を通過する空気流の速度(第1速度)よりも早くする加速構造部として機能する。このため、吸引口28Hから過剰にトナーを吸引することなく、比較的高速で第3ダクト部D3を通過する空気流の作用によって、第3ダクト部D3におけるトナーの滞留を回避することができる。
図8は、比較例に係る連絡ダクト40Aを示す左側面図である。この連絡ダクト40Aは、エアインテーク43が設けられていない以外は、上述の連絡ダクト40と同じ構成を備えたダクトである。図9は、連絡ダクト40Aにおけるトナーの滞留状況を説明するための、連絡ダクト40Aの下流端42付近の断面図、つまり第3ダクト部D3の断面図である。この場合、第3ダクト部D3を通過する空気流の速度は、第1ダクト部D1を通過する空気流の速度と同じとなる。すなわち、過剰なトナー吸引を回避するための、抑制された速度で、第3ダクト部D3を空気流は通過する。
第3ダクト部D3では、ダクトの進路が、略水平面内において互いに交差する方向に変曲している。このため、空気流に含まれるトナー粒子Tは、下流端42付近のダクト壁面に衝突する。これらのトナー粒子Tは、前記衝突の後、ダクトの変曲する部分の底面に落下することがある。落下したトナー粒子は、空気流の速度が遅いことも相俟って前記底面に堆積するようになり、やがてトナー溜まりB1となる。このトナー溜まりB1が成長すると、ダクトの見かけ断面積が小さくなり、吸引口28Hからのトナー吸引性能が低下する。さらにトナー溜まりB1が成長すると、ダクト詰まりが生じ、飛散トナーを吸引できなくなり、筐体10内がトナーで汚染される不具合が生じる。
図10は、他の比較例に係る連絡ダクト40Bを示す断面図である。この連絡ダクト40Bは、概ね横向き(第1方向)に延びる上流側部分40Lと、これに続く部分であって上向き(第2方向)に延びる下流側部分40Vとを含むダクトである。このような連絡ダクト40Bであると、下流側部分40Vにおいてトナー粒子Tは重力に逆らって上方へ進まねばならない。このため、下流端42A付近のダクト壁面に衝突した後に底面へ落下し易く、より一層、トナー溜まりB2が成長し易い。従って、上述のダクトの見かけ断面積の減少、ダクト詰まりの問題が生じ易い。
しかしながら、本実施形態によれば、図11に示すように、連絡ダクト40へのエアインテーク43の形成によって、上記の問題を解消できる。図12は、本実施形態に係る連絡ダクト40内における空気流を説明するための断面図である。連絡ダクト40内の第2ダクト部D2には、上流の第1ダクト部D1(図5参照)から、吸引口28Hにおいてトナーの吸引に適した速度の空気流F1が進入する。また、第2ダクト部D2には、連絡ダクト40の周壁にエアインテーク43が開口されていることから、エアインテーク43を通して空気流F2が進入する。つまり、エアインテーク43の配置箇所におけるダクト断面積(空気取り入れ面積)が、連絡ダクト40の本来のダクト断面積に対して実質的に増加する。従って、エアインテーク43よりも下流の空気流FAの速度は、空気流F1の速度よりも早くなる。空気流F1と空気流FAとの速度比は、エアインテーク43の開口面積を調整することによって任意に調整することが可能である。
上記の通り高速化された空気流FAが、第3ダクト部D3を通過することになる。このため、変曲する部分を含む第3ダクト部D3におけるトナーの滞留を回避することができる。一方、連絡ダクト40よりも上流の上流ダクト50(第1ダクト部D1)では、空気流は高速化することがないので、吸引口28Hからのトナーの過剰な吸引も回避できる。このように、本実施形態によれば、エアインテーク43の設置という簡易な構成によって、過剰なトナーの吸引を回避しつつ、トナー回収ダクトD内におけるトナーの滞留を防止することができる。
続いて、本発明のいくつかの変形実施形態について説明する。図13は、第1変形実施形態を示す図である。第1変形実施形態では、連絡ダクト40の下方にトナー回収ボトル70が配置される例を示す。この例では、連絡ダクト40の下流端42付近の底面、つまり第3ダクト部D3における変曲する部分においてダクトの底面となる箇所に、トナーの落下口42Bが設けられる。トナー回収ボトル70は、トナーの貯留空間70Aを形成する容器(壁部)であり、トナー受入部71を上部に有し、トナー排出管路72を底部に有している。貯留空間70Aからトナー排出管路72に跨って、トナーを搬送する搬送スクリュー73(搬送部材)が配置されている。
先に図12に基づいて説明した通り、エアインテーク43を設ける上記実施形態によれば、連絡ダクト40の下流端42付近のダクト底面に、図9及び図10に示したようなトナー溜まりB1、B2は生じにくくなる。しかし、完全にトナー溜まりの発生を抑止できるとは言えない。これは、第3ダクト部D3が、上流から下流に向けて互いに直交する方向に変曲する進路を持ち、該変曲する部分においてトナーがダクトの内壁と衝突し、前記底面に落下する事象はどうしても発生するからである。そこで、第1変形実施形態では、前記ダクト底面に落下口42Bを設け、前記底面におけるトナーの堆積が生じ得ない構造としている。
落下口42Bより落下したトナーは、トナー受入部71を通してトナー回収ボトル70の貯留空間70Aに収容される。搬送スクリュー73は、貯留空間70Aから収容されたトナーを、トナー排出管路72を介して搬出するよう、軸回りに回転駆動される。トナー排出管路72の他端は、例えばクリーニング装置127が感光体ドラム121から回収したトナーを貯留する廃トナーボトル(図略)に接続することができる。この第1変形実施形態によれば、より一層、トナー回収ダクトD内にトナーが滞留しにくくなる。
図14は、第2変形実施形態を示す図である。第2変形実施形態では、エアインテーク43(開口)の開口面積を変化させるシャッター81及びその駆動部82(開度調整機構)が、連絡ダクト40に組み付けられる例を示す。また、連絡ダクト40の下流端42付近のダクト底面外壁に、トナーセンサ83(検知部)が付設される。
シャッター81は、エアインテーク43を閉塞可能なサイズを有する板材であり、図略のガイド片によって前後方向に摺動可能に、連絡ダクト40の外周面に組み付けられている。駆動部82は、シャッター81を前後方向に摺動させるモーターであり、その出力軸が図略の減速機構を介してシャッター81に連結されている。駆動部82の動作は、制御部84によって制御される。トナーセンサ83は、第3ダクト部D3(第1区間)におけるトナーの滞留度合いを検知する。
制御部84は、トナーセンサ83によるトナーの滞留度合いの検知結果に基づいて、エアインテーク43の開口面積を変化させるよう、駆動部82を制御する。具体的には、トナーが第3ダクト部D3に多く滞留していることが検知されると、第3ダクト部D3における空気流の速度を上げるべく、シャッター81がエアインテーク43を覆い隠す面積を小さくする。つまり、エアインテーク43の開口面積を大きくする。一方、比較的トナーの滞留量が少ないときは、第3ダクト部D3における空気流の速度を相対的に低下させるべく、シャッター81を摺動させてエアインテーク43の開口面積を小さくする。このような第2変形実施形態によれば、シャッター81によりエアインテーク43の開口面積がトナーの滞留状況によって調整されるので、トナーのトナー回収ダクトD内の滞留を確実に抑止できる。
本発明は、上記変形実施形態以外にも、種々の変形実施形態を取ることができる。例えば、第3ダクト部D3における空気流の高速化手段(加速構造部)としてエアインテーク43の形成を例示したが、高速化手段はこれに限定されない。例えば、画像形成装置1が備えている他のエアーダクト、例えば冷却ダクトの下流端を、エアインテーク43の形成位置と同位置において連絡ダクト40に接続するようにしても良い。この変形実施形態によっても、前記冷却ダクトの接続箇所におけるダクト断面積が、連絡ダクト40の本来のダクト断面積に対して実質的に増加するので、上記と同様の効果を得ることができる。
以上説明した本発明の各実施形態によれば、吸引口28Hから過度にトナーが吸引されることはないので、画像形成部120において形成されるトナー画像の画質の低下を招来することない。また、トナー回収ダクトD内におけるトナーの滞留が抑止されるので、吸引されたトナーを良好に回収することができる。
1 画像形成装置
10 筐体
121 感光体ドラム(像担持体)
124 現像装置
20 ハウジング
28 吸引板(ダクトの第1端部)
28H 吸引口
34 現像ローラー(現像剤担持体)
40 連絡ダクト(ダクト本体部)
42B 落下口
43 エアインテーク(開口/加速構造部)
50 上流ダクト(ダクト本体部)
51 エルボダクト(ダクト本体部)
52 下流ダクト(ダクト本体部)
523 第1開口(ダクトの第2端部)
60 トナー回収容器(回収容器)
64 ファン(吸引機構)
70 トナー回収ボトル(壁部)
70A 貯留空間
73 搬送スクリュー(搬送部材)
81 シャッター(開度調整機構)
82 駆動部(開度調整機構)
83 トナーセンサ(検知部)
H ハウジングの開口
D トナー回収ダクト(ダクト)
D1 第1ダクト部(ダクト本体の第2区間)
D2 第2ダクト部(ダクト本体の第3区間)
D3 第3ダクト部(ダクト本体の第1区間)

Claims (3)

  1. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体と対向する開口を備えたハウジングと、該ハウジングで軸回りに回転可能に支持され前記開口の付近に配置された現像剤担持体とを有する現像装置と、
    現像剤の回収容器と、
    第1端部と、第2端部と、これら端部間のダクト本体部とを備え、前記第1端部は現像剤の吸引口を有し前記開口の付近に配置され、前記第2端部は前記回収容器に接続されるダクトと、
    前記ダクト本体内に前記開口から前記回収容器に向かう空気流を発生させる吸引機構と、を備え、
    前記ダクト本体は、前記ダクト本体の進路が上流から下流に向けて互いに交差する方向に変曲する部分を含む第1区間と、前記第1区間よりも前記空気流の上流地点から前記吸引口に至る第2区間と、前記第1区間と前記第2区間との間に第3区間とを含み、
    前記吸引機構は、前記吸引口から前記第2区間を、前記開口付近で飛散する現像剤の吸引に適した所定の第1速度で通過する空気流を発生させ、
    前記ダクト本体には、前記第3区間において前記ダクト本体の壁面に設けられ、前記ダクト内の空間と外部とを連通し、前記第1区間において前記空気流を前記第1速度より早い第2速度で通過させる機能を有するエアインテークが備えられている、画像形成装置において、
    現像剤の貯留空間を形成する壁部をさらに備え、
    前記変曲する部分は、上流側が第1方向に横向きに延びる進路であり、下流側が前記第1方向と直交する第2方向であって横向き又は前記第1方向よりも上向きに延びる進路であり、
    前記変曲する部分において底面となる箇所には現像剤の落下口が設けられ、前記貯留空間は前記落下口の下に配置されている、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記貯留空間に配置される搬送部材をさらに備え、
    前記搬送部材は、前記貯留空間から現像剤を搬出する、画像形成装置。
  3. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体と対向する開口を備えたハウジングと、該ハウジングで軸回りに回転可能に支持され前記開口の付近に配置された現像剤担持体とを有する現像装置と、
    現像剤の回収容器と、
    第1端部と、第2端部と、これら端部間のダクト本体部とを備え、前記第1端部は現像剤の吸引口を有し前記開口の付近に配置され、前記第2端部は前記回収容器に接続されるダクトと、
    前記ダクト本体内に前記開口から前記回収容器に向かう空気流を発生させる吸引機構と、を備え、
    前記ダクト本体は、前記ダクト本体の進路が上流から下流に向けて互いに交差する方向に変曲する部分を含む第1区間と、前記第1区間よりも前記空気流の上流地点から前記吸引口に至る第2区間と、前記第1区間と前記第2区間との間に第3区間とを含み、
    前記吸引機構は、前記吸引口から前記第2区間を、前記開口付近で飛散する現像剤の吸引に適した所定の第1速度で通過する空気流を発生させ、
    前記ダクト本体には、前記第3区間において前記ダクト本体の壁面に設けられ、前記ダクト内の空間と外部とを連通し、前記第1区間において前記空気流を前記第1速度より早い第2速度で通過させる機能を有するエアインテークが備えられている、画像形成装置において、
    前記第1区間における現像剤の滞留度合いを検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果に基づいて、前記エアインテークの開口面積を変化させる開度調整機構と、をさらに備える画像形成装置。
JP2013093311A 2013-04-26 2013-04-26 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5998099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013093311A JP5998099B2 (ja) 2013-04-26 2013-04-26 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013093311A JP5998099B2 (ja) 2013-04-26 2013-04-26 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014215483A JP2014215483A (ja) 2014-11-17
JP5998099B2 true JP5998099B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=51941278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013093311A Expired - Fee Related JP5998099B2 (ja) 2013-04-26 2013-04-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5998099B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6468239B2 (ja) * 2016-04-27 2019-02-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720687Y2 (ja) * 1987-10-01 1995-05-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置の粉塵吸入装置
JP4068725B2 (ja) * 1998-07-24 2008-03-26 株式会社東芝 現像装置
JP2006133469A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014215483A (ja) 2014-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6035211B2 (ja) 画像形成装置
JP4961823B2 (ja) 画像形成装置
JP5847109B2 (ja) トナー回収装置、およびこれを備えた画像形成装置
US9329570B1 (en) Image forming apparatus, and toner collecting case for use in image forming apparatus
JP2007086629A (ja) 画像形成装置
US9188952B2 (en) Toner collecting device and image forming apparatus including the same
JP6531733B2 (ja) トナー回収装置およびそれを備えた画像形成装置
JP5998099B2 (ja) 画像形成装置
JP5478649B2 (ja) 画像形成装置
JP2015087582A (ja) 現像剤回収装置および画像形成装置
US9244387B2 (en) Developer collecting device for suppressing decrease of developer collection rate and image forming apparatus
JP2013114127A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP5914401B2 (ja) 画像形成装置
JP6051119B2 (ja) トナー回収装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP6492464B2 (ja) 清浄化装置および画像形成装置
JP5849060B2 (ja) トナー回収装置を備えた画像形成装置
JP5836305B2 (ja) トナー回収装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5879303B2 (ja) トナー回収装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2009258537A (ja) 画像形成装置
JP2527797Y2 (ja) 現像装置
JP6093689B2 (ja) 現像回収装置及び画像形成装置
JP4904897B2 (ja) 画像形成装置
JP2007298781A (ja) 画像形成装置
JP2017040850A (ja) 画像形成装置
JP6099579B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5998099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees