JP5997179B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の改良に関する。
メインフレームの下方にエアクリーナを配置し、エアクリーナとメインフレームとをメインフレームカバーで覆うようにした鞍乗型車両が知られている(例えば、特許文献1(図1、図8)参照。)。
特許文献1の図1に、ヘッドパイプから車両後方へメインフレームを延ばし、このメインフレームの下方にエアクリーナを配置し、このエアクリーナ及びメインフレームの上方をメインフレームトップカバーで覆い、このメインフレームトップカバーに外気を取り入れる開口部を開けた鞍乗型車両が開示される。
特許文献1において、メインフレームに近接してメインフレームトップカバーが配置されるので、メインフレームトップカバーの高さ(地面からカバー上面までの高さ)が低く抑えられる。これにより、乗員が乗車の際に跨ぐ跨ぎ空間が十分に確保され、好ましい乗降性が得られる。
ところで、ハンドルは、セルスイッチやウインカースイッチ等のスイッチ類やスロットルを備えている。スイッチ類からは、ハーネスが車載制御部へ延び、スロットルグリップからはスロットルケーブルがスロットルボデイへ延びる。
これらのハーネス、ケーブルは、ヘッドパイプに沿って下げられ、メインフレームトップカバーの下面に沿って配設される。
メインフレームに近接してメインフレームトップカバーが配設されると、ケーブル・ハーネスを通すスペースが狭くなり、その対策が必要になる。そこで、車両への乗降性を高めつつ、メインフレームの前部において、メインフレームカバーとメインフレームとの間の空間を十分に確保する技術が望まれる。
特開平10−16851号公報
本発明は、車両への乗降性を高めつつ、メインフレームの前部において、メインフレームカバーとメインフレーム間の空間を十分に確保する技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、操舵系を操舵自在に支持するヘッドパイプと、ヘッドパイプより後方且つ下方へ延びているメインフレームと、メインフレームの下方且つヘッドパイプの後方に配置されるエアクリーナと、エアクリーナ及びメインフレームの少なくとも上方及び側方を覆い、エアクリーナに供給する外気が通る開口部を有するメインフレームカバーと、を備える鞍乗型車両であって、メインフレームカバーは、前部が車両長手方向の中間部よりも上方に位置するとともに後部が前記車両長手方向の中間部よりも下方に位置するように形成された段部を一体的に備えており、段部には開口部が設けられ、エアクリーナに外気を取り入れる吸気開口が設けられ、メインフレームカバーは、開口部の周囲から内方へ延びる内壁部を備え、開口部は、一対の左開口部及び右開口部からなり、左右の開口部は、平面視で、少なくともその一部が前記メインフレームに重なっていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、開口部の内壁部は、メインフレームに面する部位が切欠かれていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、開口部は、車両側面視で、エアクリーナの吸気開口と上下方向で重なっていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、開口部は、平面視で、エアクリーナの吸気開口と車幅方向で重なっていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、段部より前方に位置するとともにメインフレームの上部に設けられており、配線・配管の移動範囲を制限するガイド部材を更に備えることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、メインフレームカバーは、開口部の下縁から延出する内壁部を備えており、内壁部の内方側端部には上方に向かって折り曲げられる折曲部が設けられていることを特徴とする
請求項1に係る発明では、メインフレームカバーに、中間部を境に前方が上方に、後方が下方に位置する段部が一体的に備えられ、この段部に開口部が設けられる。
段部より後方のメインフレームカバーの上面は下方に位置するので、乗員が乗降する際、メインフレームカバーを跨ぎ易くできる。結果、乗降性を高めることができる。
また、段部より前方のメインフレームカバーの上面は上方に位置するので、メインフレームカバーの前部の内部空間が拡大される。内部空間が大きくなると、ケーブル・ハーネスの配置自由度が高められ、ケーブル・ハーネスの最適な配置が可能になる。
さらに、段部に開口部を設けた。すなわち、他の面より鉛直に近い傾斜面に開口部が設けられる。鉛直に近い傾斜面であれば、水平面や傾斜面より雨水が入り難くなり、開口部から吸気系への雨水等の侵入が抑えられる。
また本発明では、メインフレームカバーの開口部に、メインフレームカバー内方へ内壁部が設けられている。この内壁部によって、開口部からの雨水等の吸気開口への侵入を抑えることができるため、吸気系への防水性、防塵性が高まる。
加えて、開口部から延ばした内壁部によって、開口部からメインフレームカバー内部の構造物を見え難くすることができ、車両の外観性が損なわれることもない。
請求項2では、開口部に内壁部が設けられ、この内壁部のメインフレーム側の部位が切り欠かれている。内壁部のメインフレーム側の部位を切り欠くことで、左右の開口部を車幅方向中心側へ寄せて配置することができるため、メインフレームカバーに左右の開口部をコンパクトに配置することができ、開口部周辺の外観性を高めることができる。また、内壁部の切欠部とメインフレームで外気の通り道を迷路構造化できるため、より一層、防水性、防塵性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、開口部と吸気開口とは高さ方向で重なるように配置されるため、開口部から入った外気は、吸気開口へ円滑に導かれる。結果、吸気抵抗を減らすことができる。
請求項4に係る発明では、平面視で、吸気開口は、開口部と重なるように配置されるため、開口部から入った外気の迂回が減り、吸気開口へ円滑に導かれる。結果、吸気抵抗を減らすことができる。
請求項5に係る発明では、段部より車両前方で、且つ、メインフレームの上方に、ガイド部材が設けられる。このガイド部材によって、メインフレームに沿って配策される配線・配管の移動範囲が規制される。結果、段部より前方の空間を有効活用することができる。
請求項6に係る発明では、開口部の下縁から延出する内壁部の側端部に、上方に向かって折り曲げられる折曲部を設けたので、雨水の浸入を抑制することができる
本発明の第1の実施例における自動二輪車の左側面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の自動二輪車のエアクリーナ及びその周辺の構造の拡大側面図である。 図3の4−4線断面図である。 図1の自動二輪車のメインフレームカバーの内壁部に設けた切欠部とメインフレームとの位置関係を示す図である。 図1の自動二輪車のメインフレームカバーの内壁部の斜視図である。 図1の自動二輪車のメインフレームカバー、メインフレーム及びヘッドパイプの断面図である。 図7の8−8線断面図である。 図1の自動二輪車のメインフレームカバーの開口部とエアクリーナの吸気開口との位置関係を示す図である。 図3の10−10線断面図である。 図1の自動二輪車のメインフレームカバーの内壁部が与える効果を比較例と比較して説明する図である。 本発明の第2の実施例における自動二輪車の一部断面図である。 図12の左右の内壁部の底面図である。 図12の左右の開口部をメインフレームカバーの後方から見たときの図である。 図12の左右の開口部の斜視図である。 図12の左右の開口部をメインフレームカバーの内方から見たときの図である。 図16の17−17線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、前輪11を操舵自在に支持する操舵系13と、後輪12を揺動自在に支持する後輪懸架系14と、前輪11と後輪の間に設けられ後輪12を駆動する駆動源としてのエンジン15と、前輪11と後輪12の間に設けられ乗員が座るシート16とからなり、シート16に乗員が跨って座る形態の鞍乗型車両である。
操舵系13は、車体フレーム21に操舵自在に設けた図示せぬ操舵ステムの下部に固定されるフロントフォーク22と、操舵ステムの上部に設けられ乗員が操舵操作を行う左右のハンドル(左のハンドル23のみ図示)とを主要素とする。
後輪懸架系14は、車体フレーム21の下部から後方へ延びて後端部で後輪12を支えるスイングアーム26と、このスイングアーム26の後端部と車体フレーム21間に渡したリヤクッションユニット27とを主要素とする。
車体30は、車体フレーム21と車体カバー31とを含む。この車体カバー31で車体フレーム21を覆っている。車体カバー31は、車体30の前部を覆う前カバー部33と、この前カバー部33の上方にてハンドル23回りを覆うハンドルカバー部35と、シート16の下方を覆う後カバー部34とからなる。ハンドルカバー部35にヘッドライト36が取付けられている。
次に、前カバー部の構成等について説明する。
図2に示すように、前カバー部33は、フロントカバー41と、このフロントカバー41を車両後方から裏打ちすると共に、車体フレーム21の構成要素であるメインフレーム52の上方を覆うメインフレームカバー42と、メインフレーム52の左右側方を覆う左右のメインフレームサイドカバー43L、43Rとからなる。
乗員の足の前方を覆う部分をレッグシールド40L、40Rとするとき、レッグシールド40L、40Rの上部は、フロントカバー41とメインフレームカバー42の左右延出部で2枚合わせで構成され、レッグシールド40L、40Rの下部は、フロントカバー41により板状に形成される。
メインフレームカバー42の上部左右端は、各々、上カバー締結部材124、124によってフロントカバー41へ締結される。メインフレームカバー42の左右は、下カバー締結部材86、86、109、109によってフロントカバー41へ締結される。下カバー締結部材86、86、109、109は、左右の第2走行風吹出口47L、47Rの近傍に配置される。下カバー締結部材109、109には、左右のフロントウインカー(左のフロントウインカー44Lのみ図示)が各々共締めされている。また、メインフレームカバー42は、メインフレームカバー締結部材75、75によってメインフレーム52側へ締結される。
メインフレームカバー42の上端部に左右の第1走行風吹出口46L、46Rが設けられ、メインフレームカバー42の高さ方向中間部に左右の第2走行風吹出口47L、47Rが設けられる。左右の第2走行風吹出口47L、47Rの間にてメインフレームカバー42に、左右の開口部48L、48Rが設けられる。
メインフレーム52の下方にエンジン15が配置される。エンジン15は、クランクケース56と、このクランクケース56から延びているシリンダ部57とを有する本体部58と、この本体部58に混合気を供給する吸気系59と、本体部58から排出される排気ガスを導く排気系(図示せず。)とを主要素とする。
図1を併せて参照し、吸気系59及びシリンダ部57の大半はメインフレームカバー42及びメインフレームサイドカバー43L、43Rで覆われる。左右のメインフレームサイドカバー43L、43Rに、各々、側面視で略三角形状の三角開口(左の三角開口49Lのみ図示)が開けられ、エンジン15から排出される熱をメインフレームサイドカバー43L、43Rより外側へ放出する。
後カバー部34は、メインフレームカバー42の後端に連続するように車両後方へ延びておりシート16の前部の下方を覆うセンタカバー61と、メインフレームサイドカバーの後端に連続するように車両後方へ延びている左右のリヤサイドカバー(左のリヤサイドカバー62Lのみ図示)とからなる。
前輪11の上方にてフロントフォーク22にフロントフェンダ65が取付けられ、後輪12の上方から後方に渡って延び車体フレーム21の後部にリヤフェンダ66が取付けられる。
フロントカバー41に左右のフロントウインカーが取付けられ、リヤフェンダ66に左右のリヤウインカー(左のリヤウインカー45Lのみ図示)が取付けられている。
次に、エアクリーナ及びその周辺部の構造を説明する。
図3に示すように、車体フレーム21は、ヘッドパイプ51と、このヘッドパイプ51より車両後方且つ下方へ延びているメインフレーム52とを有する。ヘッドパイプ51は、操舵系(図1、符号13)を操舵自在に支持する部材である。
このメインフレーム52の下方且つヘッドパイプ51の後方にてメインフレーム52に、エンジン(図1、符号15)に供給する外気をろ過して塵・埃の異物を取り除くエアクリーナ71が取付けられている。エアクリーナ71の上部に、外気を取り入れる吸気開口72が設けられる。
エアクリーナ71及びメインフレーム52の上方はメインフレームカバー42で覆われ、メインフレーム52の側方はメインフレームサイドカバー43L、43Rで覆われる。
メインフレームカバー42の上部に、エアクリーナ71に供給する外気が通る開口部48L、48R(左の開口部48Lのみ図3に示す)が開けられる。開口部48L、48Rの周囲から車両前方へ内壁部76L、76R(左の内壁部76Lのみ図3に示す)が延ばされている。
メインフレームカバー42の開口部48L、48R(左の開口部48Lのみ図3に図示)の上方位置にてメインフレームカバー42の内面に沿ってスロットルケーブル78が配索される。スロットルケーブル78は、操舵系13に設けられる右ハンドルと車体側の吸気系59との間に渡される部材であり、ハンドル操作によって、その撓み量が変化する。
なお、本実施例では、メインフレームカバーは、メインフレームの上方を覆っているが、メインフレームカバーをメインフレームの側方まで下方へ延ばすことは差し支えない。 また、メインフレームカバーとメインフレームサイドカバーを一体化したものにすることは差し支えない。
図4乃至図8では、開口部から車両前方へ延びる内壁部の詳細について説明する。
図4に示すように、メインフレームカバー42に開けた開口部48L、48Rは、一対の左開口部48L及び右開口部48Rからなる。これらの左右開口部48L、48Rは、平面視で、その一部がメインフレーム52に重なっている。開口部48L、48Rから、各々、車両前方に、内壁部76L、76Rが延びている。
左開口部48Lの車両前方に、エアクリーナ71の吸気開口72が車両後方に向くように配置される。開口部48L、48Rから延びる内壁部76L、76Rは、メインフレーム側の部位が切欠かれた切欠部77L、77Rを有する。次図にて、切欠部の詳細について説明する。
図5に示すように、開口部48Rから延びる内壁部76Rに、メインフレーム52側の部位が切欠かれている切欠部77Rが形成される。メインフレーム52と内壁部76Rの干渉を回避し、開口部から導入される外気をメインフレーム52に当てることで、水や塵等のエアクリーナ側への移動を抑制することができる。
図4にて、開口部48L、48Rに内壁部76L、76Rが設けられ、この内壁部76L、76Rのメインフレーム52側の部位に切欠部77L、77Rが形成される。内壁部76L、76Rのメインフレーム52側の部位を切り欠くことで、左右の開口部48L、48Rを車幅方向中心側へ寄せて配置することができる。従って、メインフレームカバー42に左右の開口部48L、48Rをコンパクトに配置することができると共に、開口部48L、48R周辺の外観性を高めることができる。また、内壁部の切欠部77L、77Rとメインフレーム52で外気の通り道を迷路構造化できるため、より一層、防水性、防塵性を高めることができる。
図6に示すように、左の内壁部76Lは、天井部81と、この天井部81の車幅中心に近い側の端部から下方に延びる内側内壁部82と、天井部81の車幅中心に遠い側の端部から下方に延びる外壁部83と、内側内壁部82の下端と外壁部83の下端の間を渡す底部84とからなる。
図中、切欠部77Lは、内側内壁部82から底部84に渡って形成され、メインフレーム52との干渉を回避している。
右の内壁部は、車幅方向中心線に対して左右対称に設けられており、その構造は、左の内壁部と左右向きが異なる他は変わるところはなく説明を省略する。
図7に示すように、車両を側面から見たときに、メインフレームカバー42に、車両長手方向の中間部91より前方に位置する前部93が上方に位置し、この中間部91より後方の後部94が下方に位置するような段状に形成した段部95が一体的に備えられる。この段部95に前述した開口部48Rが設けられている。
図8に示すように、メインフレームカバーの内壁部76Rに沿って開口部48Rを見たとき、内壁部76Rの天井部81は、切欠部77が形成される底部84よりも車両前方に長く延びている。
このような内壁部76Rを設けることで、開口部48Rから入った雨水等の異物を、エアクリーナ(図6、符号71)の吸気開口(図6、符号72)に侵入することを抑えることができる。
次に、メインフレームカバーの開口部とエアクリーナの吸気開口との位置関係について説明する。
図9に示すように、吸気開口72は、上面101と、この上面101の車幅方向中心側に近い側の端部から下方に延びる内面102と、上面101の車幅方向中心側に遠い側の端部から下方に延びる外面103と、内面102と外面103との間を渡す底面104とからなる。
また、左の開口部48Lは、上面111と、この上面111の車幅方向中心側に近い側の端部から下方に延びる内面112と、上面111の車幅方向中心側に遠い側の端部から下方に延びる外面113と、内面112と外面113との間を渡す底面114とからなる。吸気開口72の上面101は、メインフレームカバー42の左の開口部48Lの下面(底面114)より高位置に配置される。
すなわち、開口部48Lと吸気開口72とは高さ方向で重なるように配置される。図中、202は上下方向で重なる領域を示す。加えて、開口部48Lと吸気開口72とは車幅方向で重なるように配置される。図中、201は開口部48Lの端部と吸気開口72の端部とが重なる領域である。実施例では、上記重なる領域は、線上にあるが、重なる領域として線上を含むものとする。高さ方向及び車幅方向で重なるように配置される開口部48Lと吸気開口72であれば、開口部48Lから入った外気は、吸気開口72へ円滑に導かれる。結果、吸気抵抗を減らすことができる。
図6を併せて参照して、左の開口部48Lの上面111は天井部81につながり、同様に、左の開口部48Lの内面112は内側内壁部82につながり、外面113は外壁部83につながり、底面114は底部84につながっている。
なお、右の吸気開口は、車幅方向中心線に対して左の吸気開口と左右対称に形成されている他、同一構造であり説明を省略する。また、右の開口部は、車幅方向中心線に対して左の開口部と左右対称に形成されている他、同一構造であり説明を省略する。
図4にて、車両平面視で、吸気開口72の左右側面のうち車体中心に近い方の側面(内面102)は、開口部48Lの車体中心から遠い方の側面(外面113)より車体中心側へオフセットした位置に配置される。
すなわち、平面視で、吸気開口72は、開口部48Lと重なるように配置される。車両平面視で重なるように配置される吸気開口72と開口部48Lであれば、開口部48Lから入った外気の迂回が減り、吸気開口72へ円滑に導かれる。結果、吸気抵抗を減らすことができる。
次に、スロットルケーブルの移動を規制するガイド部材等について説明する。
図10に示すように、メインフレーム52から車幅方向左右にステー部材121が延びており、このステー部材121に締結部材を介してメインフレームカバー42が締結される。
メインフレームカバー42の段部95より車両前方、且つ、メインフレーム52の上方にて、メインフレーム52に、配線・配管(スロットルケーブル78)の周囲を囲い、スロットルケーブル78の移動範囲を制限するガイド部材123が設けられる。
次に、開口部から延ばした内壁部の作用について説明する。
図11において、平面視で開口部48Lと吸気開口72とを見た図である。図中、一点鎖線131は車幅方向中心線を、クロスハッチ部132a、132bは開口部48Lの高さで開口部48Lから吸気開口72の方向を見たときの視線を示す。
図11(a)の比較例に示すように、開口部48Lに内壁部が設けられていない場合には、エアクリーナの吸気開口72を見ることが可能である。
図11(b)の実施例に示すように、開口部48Lに内壁部76Lが設けられる場合には、内壁部76Lによって吸気開口72が遮られ、エアクリーナの吸気開口72を見ることは困難である。
このように、開口部48Lから車両前方へ内壁部76Lを延ばしたので、開口部48L回りにおいて、車両外観が損なわれることなく、車両外観を一層高めることができる。
以上に述べた鞍乗型車両の作用を次に述べる。
図7にて、メインフレームカバー42に、中間部91を境に前方が上方に、後方が下方に位置する段部95が一体的に備えられ、この段部95に開口部48L、48R(48Rのみ図7に示す)が設けられる。
段部95より後方のメインフレームカバー42の上面136は下方に位置するので、乗員が乗降する際、メインフレームカバー42を跨ぎ易くできる。結果、乗降性を高めることができる。
また、段部95より前方のメインフレームカバー42の上面135は、段部95より後方のメインフレームカバー42の上面136より上方に位置するので、メインフレームカバー42の前部93の内部空間125は拡大される。内部空間125が大きくなると、ケーブル・ハーネス(例えば、図10のスロットルケーブル126)の配置自由度が高められ、撓みを考慮したスロットルケーブル126等の最適な配置が可能になる。
本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図12に示すように、メインフレームカバー42に開けた開口部は、一対の左開口部48L及び右開口部48Rからなる。これらの左右開口部48L、48Rは、平面視で、その一部がメインフレーム52に重なっている。開口部48L、48Rから、各々、車両前方に、内壁部176L、176Rが延びている。
左の開口部48Lの内壁部176Lは、底部184Lと、この底部184Lの端部から上方に延びている内側内壁部182L及び外壁部183Lとからなり、車幅方向断面で上方が開放するコ字状に形成される。図中、エアクリーナは省略されている。
右の開口部48Rの内壁部176Rは、底部184Rと、この底部184Rの端部から上方に延びている内側内壁部182R及び外壁部183Rと、内側内壁部182Rの上端から車幅方向外方に延びる上壁部181とからなり、開口部上縁の車幅方向外側が切り欠かれている部位を除いて、開口周縁に沿って内壁部176Rが設けられている。このように、実施例2では、実施例1に対し、天井部となる上縁の壁がないため、外気の流通を高めることができる。特に、右の開口部48Rの下方に配置されるエアクリーナ(図3、符号71)、エンジン(図1、符号15)の吸気ポートを連結する吸気管上に設けられる燃料供給装置(キャブレター)の周辺への外気導入・排出による冷却性の向上が図れる。
図13乃至図17に示すように、左の内壁部176Lの底部184Lの端部に、上方に向かって折り曲げられる折曲部186が設けられている。この折曲部186により、雨水が入りにくい構造としている。また、折曲部186を設けても、左の開口部48Lの天井部を廃止していることから、実質的な左の開口部48Lの広さへの影響を低減でき、必要な吸気量を確保できる。
さらに、左右の内壁部176L、176Rの底部184L、184Rに、各々、左右の切欠部177L、177Rが設けられている。
右の切欠部177Rは、左の切欠部177Lに較べて大きく切り欠かれる。左の切欠部177Lは、上方へ折り曲げる折曲部186を設けることで、メインフレーム52との干渉を防止し、左の切欠部177Lを右の切欠部177Rより小さく形成している。
内壁部176L、176Rのメインフレーム52側の部位を切り欠いた切欠部177L、177Rを設けることで、左右の開口部48L、48Rを車幅方向中心側へ寄せて配置することができる。従って、メインフレームカバー42に左右の開口部48L、48Rをコンパクトに配置することができると共に、開口部48L、48R周辺の外観性を高めることができる。また、内壁部の切欠部177L、177Rとメインフレーム(図12、符号52)で外気の通り道を迷路構造化できるため、より一層、防水性、防塵性を高めることができる。
左の開口部に設けた内壁部176Rの構成要素である内側内壁部182Rと上壁部181とからなる延出部187は、メインフレームカバー42と一体的に設けられている。
図16において、左の外壁部183Lの下部に段部188が設けられ、この段部188によって、内側内壁部182Lと外壁部183Lとの間隔を広げている。
以上、実施例2は実施例1に対して、内壁部の形状等が異なっていることを説明したが、内壁部の形状以外の自動二輪車のエンジン、メインフレーム及び吸気系等の構造及び配置は、実施例1と同一構造であり説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
産業上の利用の可能性
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…鞍乗型車両(自動二輪車)、13…操舵系、42…メインフレームカバー、48L、48R…左右の開口部、51…ヘッドパイプ、52…メインフレーム、71…エアクリーナ、72…吸気開口、76L、76R…内壁部、95…段部、123…ガイド部材、186…折曲部。

Claims (6)

  1. 操舵系を操舵自在に支持するヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプより後方且つ下方へ延びているメインフレームと、
    前記メインフレームの下方且つ前記ヘッドパイプの後方に配置されるエアクリーナと、
    前記エアクリーナ及び前記メインフレームの少なくとも上方及び側方を覆い、前記エアクリーナに供給する外気が通る開口部を有するメインフレームカバーと、
    を備える鞍乗型車両であって、
    前記メインフレームカバーは、前部が車両長手方向の中間部よりも上方に位置するとともに後部が前記車両長手方向の中間部よりも下方に位置するように形成された段部を一体的に備えており、前記段部には前記開口部が設けられ、
    前記エアクリーナに外気を取り入れる吸気開口が設けられ、前記メインフレームカバーは、前記開口部の周囲から内方へ延びる内壁部を備え、
    前記開口部は、一対の左開口部及び右開口部からなり、前記左右の開口部は、平面視で、少なくともその一部が前記メインフレームに重なっている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記内壁部は、前記メインフレームに面する部位が切欠かれていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記開口部は、車両側面視で、前記エアクリーナの吸気開口と上下方向で重なっていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  4. 前記開口部は、平面視で、前記エアクリーナの吸気開口と車幅方向で重なっていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  5. 前記段部より前方に位置するとともに前記メインフレームの上部に設けられており、配線・配管の移動範囲を制限するガイド部材を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
  6. 前記メインフレームカバーは、前記開口部の下縁から延出する内壁部を備えており、前記内壁部の内方側端部には上方に向かって折り曲げられる折曲部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
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