JP5995983B2 - アナログデジタルコンバータにおけるデジタル誤り訂正 - Google Patents

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Description

本開示は、概ねアナログデジタルコンバータ回路に関し、詳細には、このような回路における誤り訂正及び補償に関する。
近年、電子回路及びシステムがデジタル化される傾向が継続しているが、最近の電子システムでもアナログ領域の電気信号を処理し生成しなければならないことがしばしばある。例えば、多くの最近通信技術においてアナログ信号が送受信され、計器及び制御システムにおいてアナログ信号が用いられる。したがって、データコンバータ回路には、特にデジタル信号処理が適用されるシステムにおいて、デジタル領域とアナログ領域間のインターフェースを設ける必要がある。当技術分野では基本的なように、アナログデジタルコンバータ(ADC)は、アナログ測定値又は信号をデジタルデータに変換し、このデジタルデータにデジタル信号処理が施される。逆に、デジタルアナログコンバータ(DAC)は、物理的なデバイスへの送信又はその作動のためにデジタルデータをアナログ信号に変換する。
最近のデータコンバータ回路の進歩は、極めて精密で高速なデータ変換機能をもたらしている。例えば、12〜24ビットの分解能で最大数十メガサンプル数/秒のサンプリングレートのADCがテキサス・インスツルメンツ社から現在市販されている。この性能レベルでは、極めて高速なスイッチング速度だけでなく、超高精度も必要とされる。そのため、最近のデータコンバータ回路の設計には難しいトレードオフが伴う。典型的には、設計者及び製造業者は、回路の複雑さ及びコスト、サンプリングレート、並びに正確さの間の3重のトレードオフに直面する。
アナログデジタルコンバータの1つの周知の種類はいわゆるパイプラインADCであり、これを図1に関してここで説明する。この例では、パイプラインADCは10〜10の3段を有し、段の各々は、アナログ入力信号の振幅に対応する1つ又は複数のデジタルビットを生成する。最初に又は最も重要には、パイプライン段10が、ANALOG_IN端子で入力アナログ信号を受け取り、1つ又は複数のデジタルビットを出力D0上に生成し、また、次のパイプライン段10に提示されるアナログ剰余も生成する。パイプライン段10は、同様に、段100からのこの剰余から1つ又は複数のデジタルビットを出力D1上に生成し、次のパイプライン段10に送られるアナログ剰余を生成する。段10は、段10からの剰余に対応する1つ又は複数のデジタルビットを出力D2上に生成し、剰余が存在する場合にはそれを次段(図示せず)に送る。デジタル出力D0〜D2はデジタル訂正機能11に接続され、デジタル訂正機能11はADC3からのデジタルビットを合算してライン上の最終的なデジタル出力DIGITAL_OUTにする。
パイプライン段10から10は互いに同様に構成される。この従来の構成では、例として段10を参照すると、この段への入力はサンプルホールド回路2の入力に接続され、サンプルホールド回路2はクロック制御されて、この入力の電圧に対応するアナログ電圧を受け取り格納する。サンプルホールド2の出力は、アナログデジタルコンバータ(ADC)3の入力に印加され、また、アナログ加算器4の入力にも印加される。ADC3は、1つ又は複数のビットからなるデジタル出力を出力ラインD0上に生成する。このデジタル出力は、デジタルアナログコンバータ(DAC)5の入力にも印加される。多くのよくあるケースでは、パイプラインADCは、2ビット出力を生成する各ADC3を参照して段10当たり「1.5」ビットを生成するが、当技術分野では既知なように、これらのビットの一部はデジタル誤り訂正のためデジタル訂正機能11によってデジタル的に混合される。DAC5もこのデジタル値を受け取り、従来の方式でアナログ信号を生成し、このアナログ信号が加算器4によってアナログ入力信号から減算されて、次段10に送られる剰余信号が生成される。この剰余は、入力アナログ信号自体と入力アナログ信号の振幅を近似するデジタル「整数」に対応するアナログ信号との差になる。次段10は、この剰余をデジタル化して最上位ビット以降の1つ又は複数のビットを生成する。利得段7は、加算器4からの剰余を、剰余アナログ信号が次段10の入力ダイナミックレンジ全体にわたって変化するように「増加」させるので、段から段への感度の低下が避けられる。
図1の従来のパイプラインADCの手法によれば、1段当たり生成されるデジタルビット数及び段数で定義されるように、アナログデジタル変換プロセスにおいて何らかのレベルの誤り訂正が、所与の精度レベル(すなわち、出力ワードのビット数)で行われる。ただし、誤り訂正性能を改善するには、設計者はパイプライン段数を増やすか、又は、各段によって生成されるデジタルビット数を増やさなければならず、いずれの場合も、回路の複雑さひいてはコストが増大し、また、回路のサンプリングレート性能が悪くなることがある。
アナログデジタル変換の正確さを改善する別の従来の手法は、当技術分野で「ディザリング」と称する手法である。ディザリングは、ADCにおける系統誤差による不正確さに対処する。当技術分野では既知のように、系統誤差は、ADC機能を特定の回路で実現する際に固有の誤差である。ADCにおける系統誤差の1つの現れかたは、微分非直線性(DNL)として反映される。微分非直線性は、デジタル出力値間の実際のアナログステップ幅とそのステップ幅の理想値(すなわち1つのLSB)との間の差の測定値である。系統誤差は、積分非直線性(INL)としても反映される。積分非直線性は、実際の伝達関数の理想的な直線伝達関数からのフルスケールレンジにわたる偏差である。この技術によれば、アナログデジタル変換前に疑似ランダムノイズがアナログ信号に付加され、デジタル領域ではノイズの影響がデジタル出力から取り除かれて、ランダムノイズの影響及びADCの系統誤差の一部の影響がともに除去される。しかし、ディザリング技術は、付加的なオーバーヘッド回路要素、特に、ランダムノイズを入力信号経路に注入するために必要とされる回路要素をアナログインターフェースに導入する必要がある。
さらなる背景技術として、ADCプロセスにおける動的誤差、特に、典型的なADC段内のトラックホールド機能における動的誤差、の変換後デジタル補償も既知の技術である。この手法によれば、ADCの較正中に、デジタル信号プロセッサが、トラックホールド機能用のモデルパラメータを抽出する。次いで、これらのモデルパラメータが、デジタル信号プロセッサによってデジタル補償伝達関数を介して適用される。しかし、この非線形補償関数は必然的に、この補償を導き出し適用するためにデジタル信号プロセッサが必要とされることから明らかなように、デジタル回路要素に大きな演算負荷をかける。
さらなる背景技術として、当技術分野では時間インターリーブADC回路が知られている。このアーキテクチャによれば、複数のADC回路が、いずれも同じ入力アナログ信号を受け取るが、時間インターリーブ方式で動作して高データレートデジタル出力を生成する。そのため、各ADCは、最終的な出力データストリームよりもはるかに低速で動作し得る。
例示実施形態によれば、適度な回路の複雑さでより正確な変換が得られるアナログデジタル変換(ADC)アーキテクチャが提供される。
実施形態によれば、アナログ精度、変換速度、及び消費電力の間の系統だったトレードオフが可能なアーキテクチャが提供される。
実施形態によれば、適度なデジタル演算負荷で、アナログ精度に影響を及ぼすことなく、優れた正確さ性能が得られるアーキテクチャが提供される。
実施形態によれば、パイプラインADCの各段が改善された正確さで動作し得るアーキテクチャが提供される。
以降の明細書をその図面と併せて参照すれば、当業者には実施形態の他の目的及び利点が明らかとなろう。
実施形態は、アナログ入力信号を受け取り、このアナログ信号をそれぞれのデジタルワードに変換するように同期クロック制御される2つのADC段を提供することによって、アナログデジタル変換(ADC)アーキテクチャに実装され得る。これら2つのデジタルワードは合わせて、kビット情報ワードを表すnビット符号ワード(k<n)と見なされ、一方のADC段の出力は情報ワードと見なされ、他方のADC段の出力はパリティビットと見なされる。情報ワード及びパリティビットは両方ともデジタル復号回路要素に提供され、デジタル復号回路要素は誤り訂正符号に従ってnビット符号ワードを復号する。情報ワードにおける誤ったビットを訂正するため、復号された出力から、データ経路内の訂正論理に印加される誤りワード出力が得られる。或いは、デジタル復号回路要素は、復号された情報ビットをデジタル出力として直接的に提示し得る。この場合、系統又は非系統誤差訂正符号のいずれかが実装され得る。
従来のパイプラインアナログデジタルコンバータのブロック形式の電気図である。
一実施形態に従ったアナログデジタルコンバータのブロック形式の電気図である。
別の実施形態に従ったアナログデジタルコンバータのブロック形式の電気図である。
一実施形態に従ったアナログデジタルコンバータにおけるADC段に関連して実装される信号調整回路要素のブロック形式の電気図である。
図4aの信号調整回路要素の動作を示す電圧のグラフである。
ADC段について差の非線形性を示すグラフである。
一実施形態のアナログデジタルコンバータの様々な実装の正確さ性能を示すグラフである。
一実施形態に従ったパイプラインアナログデジタルコンバータのブロック形式の電気図である。
本発明の原理の実装を、非限定例としてアナログデジタルコンバータの例示実施形態によって示す。
ここで図2を参照して、アナログデジタルコンバータ(ADC)15の構造及び動作を説明する。この実施形態によれば、ADC15は、例えば、個別の集積回路として実現される独立したADC回路として、又は、現在一般的に利用可能なシングルチップ通信又は処理回路などのより大規模な集積回路内の単段ADC回路として、或いは、後にさらに詳細に説明するものの一例であるパイプラインADC回路における段として機能し得る。当業者であれば本明細書を参照すれば容易にこの実施形態のADC15及び本明細書で説明する他の実施形態に従ったADCを、過度の実験をせずに、任意の数の最終用途集積回路及びアプリケーションに組み込むことができると考えられる。
図2に示すように、ADC15は、アナログ入力信号A_INを受け取り、それをkビットデジタル出力ワードD_OUTに変換する機能を実施する。この実施形態によれば、ADC15は、2つの並列アナログデジタルコンバータ(ADC)機能20、22を含む。この例では、これらのADC機能はいずれも、アナログ入力信号A_INを受け取るアナログ入力を有し、同じクロック信号CLKによって同期クロック制御される。このように、ADC機能20、22はいずれも、名目上は同時刻で(例えば、従来の構成に従って、クロック信号CLKによって制御されるように、ADC機能20、22内のサンプルホールド回路要素によって)サンプリングされるアナログ入力信号A_INのアナログデジタル変換を実施する。ADC機能20、22のデジタル出力のビット数は、実施形態に従って異なり得る。図2のADC15の例では、ADC機能20、22によって出力されるデジタルビットの総数はnであり、kビットがADC機能20によってラインINF上に提示され、n−kビットがADC機能によってラインPTY上に提示される。
この実施形態によれば、ラインINF上のkビットとラインPTY上のn−kビットの組合せは、誤り訂正符号に従ってkビットの情報を表すnビット符号ワードを構成する。図2のADC15において実装される系統符号の場合、ADC機能20によって提示されるラインINF上のkビットは、符号ワードの「情報」又は「ペイロード」ビットに相当し、ADC機能22によって提示されるラインPTY上のn−kビットは、その符号ワードの「パリティ」又は「冗長」ビットに相当する。この系統符号の例では、ラインINF上のkビットは、サンプリングされた入力アナログ信号A_INの大きさに直接相関するバイナリワードを表し得る(すなわち、ラインINF上の0000は最小入力レベルに対応し、ラインINF上の1111は最大入力レベルに対応する等)ことが意図されている。一方、ラインPTY上のn−kビットは、実装される特定の誤り訂正符号に従って指定される適切なパリティビットに対応するようにADC機能22内の回路要素によって符号化される。従来のADC機能は、通常、例えば、2の補数、1の補数などのストレートバイナリフォーマット(符号付き又は符号無し)のデジタル出力を選択可能に提示するように出力符号化を組み込むことが当業者には理解されよう。したがって、この実施形態では、この出力符号化は所望の誤り訂正符号によって示される出力符号化に対応するようになされ得る。
この実施形態では、ADC機能20からのラインINF上のkビット及びADC機能22からのラインPTY上のn−kビットは、決定論理24に提示される。決定論理24は、実装される誤り訂正符号に従って、ラインINF、PTY上に提示されるnビット符号ワードを復号するための論理回路要素又はプログラマブル回路要素を含み、ラインERR上に一群の論理信号を生成する。これらの論理信号はそれぞれ、ラインINF上に提示されるkビットのうち、関連するビットが誤っているどうかを示す。ラインERRは訂正論理26に提示され、訂正論理26は、復号結果に従ってラインINFにおける論理状態を訂正する。
当技術分野では既知のように、線形系統誤差訂正符号は、下記のように、k行k列を有する単位行列Iと、k個の情報ビット及びそれらのn−k個の関連するパリティビットのすべての可能な符号ワードの行列Pk,n−kとの積である生成行列Gで表現され得る。
G=[Ik,n−k
この生成行列Gは、下記のように、kビット情報ワードbを符号化してnビット符号ワードcを提供するように働く。
=b
系統符号を適用するこの例では、kビット情報ワードbは、nビット符号ワードcの明示的部分であり、そのため、生成行列Gはn−k個のパリティビットを生成し付加する(前又は後に付加する)ように働く。非系統符号では、情報ワードは符号ワードの一部として現れず、符号ワード全体が新たに符号化される。符号化により破損された1つ又は複数のビットを含み得る、受け取ったnビット符号ワードcを復号して、正しい元の符号化されたkビット情報ワードbを回復するために、誤り訂正符号用のバイナリパリティチェック行列Hが下記のように定義され、
受け取ったnビット符号ワードcに下記のように適用されて、
n−k=c
シンドロームsn−kが導出される。シンドロームsn−kは、受け取った符号ワードcのnビットのいずれかが誤っているどうかを示すn−kビットワードであり、誤っている場合、どの1つ又は複数のビットが誤ったビットであるかを示す。シンドロームsn−kがゼロ値である場合、受け取った符号ワードcには、少なくとも誤り訂正アルゴリズムによって検出される誤差がないことになる。
再び図2を参照して、決定論理24は、ラインINF上のkビット及びラインPTY上のn−kビットからなる符号ワードを、例えば、特定の誤り訂正符号用の適切なパリティチェック行列Hをこの符号ワードに適用することによって復号する。任意の線形誤り訂正符号(例えば、ハミング符号、畳み込み符号、トレリス符号)が本発明に関連して用いるために適していることが本発明に関連して意図されている。復号動作により得られるシンドロームsn−kに応じて、決定論理24は、k個のラインERR上に論理信号を生成する。これらの論理信号はそれぞれ、ADC機能20からのラインINF上のkビットの1つに関連し、決定論理24によって実施された復号によりその関連する情報ビットが誤差であると判断されたかどうかを示す。この例では、訂正論理26は、それぞれラインINFからkビットの1つを受け取る入力と、決定論理24からのラインERRの対応する1つから論理信号を受け取る入力とを有する一群の排他的論理和ゲートによって実現され、その出力におけるデジタル出力ワードD_OUTのkビットのうち対応する1ビットを提示する。この例では、ラインERRはそれぞれ、レベル「1」が誤ったビットを示し、レベル「0」が正しいビットを示す。したがって、動作において、訂正論理26は、ラインINF上のkビットの状態を、決定論理24からのラインERR上の対応する論理信号がレベル「1」である場合に反転し、ラインINF上のkビットのうち、ラインERR上の対応する信号が「0」であるビットの状態を通過させて、デジタル出力ワードD_OUTを生成する。そのため、ライン上の訂正論理26の出力D_OUTは、アナログ入力信号A_INのkビットデジタル変換を示す。
図3は、別の実施形態に従ったアナログデジタルコンバータ15’を示す。ADC機能20、22は、上記同様、kビット及びn−kビットアナログデジタルコンバータとして構成される。また、上記同様、ADC機能20、22は、それらのアナログ入力において並列にアナログ入力信号A_INを受け取り、クロック信号CLKに同期して取得されたアナログ入力信号A_INのサンプルから、それぞれ、ラインINF、PTY上にkビット及びn−kビットデジタル出力を生成する。ADC機能22の出力は、上記同様、利用される特定の誤り訂正符号に従って符号化される。ラインINF、PTY上の信号は、図2に示す実施形態と同様に、決定論理24’に印加される。この実施形態では、決定論理24’は、利用される誤り訂正符号用の特定の復号アルゴリズムを実施するように構成又は(この場合がそうであり得るように)プログラムされるカスタム論理又はプログラマブル論理によって実現される誤り訂正復号器回路要素として構成される。この実施形態では、ADC機能20の出力が検出時に訂正され得るラインERR上に誤りワードを生成するのではなく、誤り訂正復号器24’は、ラインINF、PTY上の論理信号を連結することによって構成される符号ワードから、復号されたデータワードをラインD_OUT上に直接生成する。
したがって、この実施形態のADC15’は、ラインINF、PTY上の入力符号ワードから出力ワードD_OUTを直接生成するので、系統又は非系統誤差訂正符号に適している。非系統符号の場合、ADC機能20によって生成されるラインINF上の信号も、特定の非系統誤差訂正符号に従って符号化され、そのため、これらの信号は、誤り訂正復号器24’に提示される符号ワードの「情報」部分を必ずしも表さない。逆に、系統符号の場合、ADC機能20は、上記同様、入力A_INにおけるアナログレベルのkビットデジタル変換を行い、上述したように、ラインINF上の対応するデジタル出力はその符号ワードの「情報」部分に対応し、ラインPTY上のデジタルワードは特定の誤り訂正符号に従ってADC機能22によって符号化されている。当業者であれば本明細書を参照すれば、過度な実験をせずに、この実施形態に従ったADC15’に対して系統又は非系統誤差訂正符号を容易に実装し得ると考えられる。
図2及び図3に関連して上述した各実施形態では、上述したように、ADC機能22によって出力されるn−kビットは、ADC機能20によって出力されるkビットよりも数が少ないことがある。したがって、ADC機能22の分解能は、ADC機能20の分解能よりも本質的に粗くなる(すなわち、アナログ入力信号の範囲にわたるデジタルステップが少ない)。例えば、ADC15、15’によって適用される誤り訂正符号が(7、4)ハミング符号である場合、ADC機能20からのラインINFの数は4であり、ADC機能22からのラインPTYの数は3である。そのため、ADC機能20は16ステップにわたってアナログ入力信号をデジタル化し、ADC機能22は、8ステップにわたってアナログ入力信号を名目上デジタル化する。したがって、ラインINF及びPTY上のデジタル値の組合せでは、整合のとれた符号ワードが容易に生成されない。
この難点は、適切なパリティビットがラインPTY上で決定論理24、24’に提示されるようにADC機能22に信号調整回路要素を組み込むことによって克服される。この信号調整回路要素の一例を組み込む実施形態の構成及び動作が図4a及び図4bに示されており、それをここで説明する。
図4aは、例えばn−kがkよりも1だけ小さい例における、n−kビットADC機能22との信号調整回路要素の実装を示す。(7、4)符号の例を用いて上述したように、その場合、ADC機能22の分解能はADC機能の分解能の半分である。図4aに示すように、アナログ入力信号A_INが閾値コンパレータ30に印加され、閾値コンパレータ30は入力アナログレベルを閾値電圧(例えば接地)と比較する。コンパレータ30の出力は、加算器32の1つの入力に印加され、加算器32の別の入力は、この例では利得2を与えるアンプ31による増幅後のアナログ入力信号A_INを受け取る。加算器32のノードVin_ADCにおける出力は、ADC機能22の入力に印加される。また、コンパレータ30のノードVoutにおける出力は、インバータ33を介して、一群の排他的論理和ゲートとして構成される反転論理34に印加される。排他的論理和ゲートはそれぞれ、ADC機能22からのn−k個の出力ライン(この例ではラインP_PTY)のうち、関連するラインに接続される入力を備え、反転論理34内の各排他的論理和ゲートの他の入力はコンパレータ30の出力を受け取る。反転論理34内の排他的論理和ゲートの出力は、ラインPTYを駆動し、図2及び図3に関して上述したように決定論理24、24’に印加される。
動作において、閾値コンパレータ30は、n−kがkよりも1だけ小さいこの例では、アナログ入力信号A_INがその時点でその範囲全体の上側又は下側の「半分」のいずれにあるかを判断する。このようにコンパレータ30がアナログ入力信号A_INのその時点の電圧を比較する対象である閾値電圧は、名目上、アナログ入力信号A_INの範囲の中間点である。図4bは、負の基準電圧−VREFから正の基準電圧+VREFまで延びるアナログ入力信号A_INの名目範囲をグラフ50で示す。この電圧は、信号調整回路要素がない場合には、当然のことながら、ADC機能22の入力に直接印加される。図4a及び図4bの例では、閾値コンパレータ30がアナログ入力レベルA_INを比較する対象である中間点電圧は接地電圧すなわち0ボルトである。この例によれば、閾値コンパレータ30は、ノードVoutにおいて下記の応答電圧を提供するように構成される。
A_IN<0ボルトでは、Vout=+VREF
A_IN>0ボルトでは、Vout=−VREF
加算器32で、ノードVoutにおけるこの電圧は、アナログ入力信号A_INの2倍に増幅された電圧に加算され、次いで、得られた合算値はデジタル化のためADC機能22のアナログ入力に印加される。その結果、ADC機能22のアナログ入力に印加されるノードVin_ADCにおける電圧の挙動は、アナログ入力信号A_INが、接地電圧である閾値電圧未満の場合、下記のように図4bのグラフ52Nに従い、
A_IN<0ボルトでは、Vin_ADC=+VREF+2Vout
アナログ入力信号A_INが、接地電圧である閾値電圧よりも大きい場合、下記のようにグラフ52Pに従う。
A_IN>0ボルトでは、Vin_ADC=−VREF+2Vout
図4bのグラフ52N、52Pから明らかなように、ADC機能22に印加されるアナログ電圧は、入力範囲全体の2倍にわたって、すなわち、−VREF〜+VREFのアナログ入力信号A_INの名目範囲にわたって延びるように調整される。このように、この入力信号調整により、n−kがkよりも1だけ小さい場合において、n−kビットADC機能22が、kビットADC機能20と同じステップ分解能で動作し得る。
この実施形態の信号調整機能を完全にするために、特に、決定論理24、24’による適切な誤り訂正を保証するために、ADC機能22の出力は、コンパレータ30の閾値判断に応じて反転論理34によって改変される。(7、4)ハミング符号の例では、近隣の情報状態に対応する(すなわち、ADC機能20の出力における1つのLSBの変化に対応する)符号ワードは、3つのビット位置において互いに異なる。したがって、この実施形態に従ったラインINF及びPTY上の符号ワードの符号化は下記の表に対応する。
この例では、アナログ入力信号A_INに対応するデジタル化レベルは、アナログ入力レベル−VREFに対する状態0から、アナログ入力レベル+VREFに対する状態15まで進む。デジタル化レベルのこの進行に対応するk個の情報ビットは、従来のグレイ符号化バイナリ進行で進む(すなわち、k個の情報ビットの近隣のデジタル値は1つのビット位置のみで異なる)。そしてこの例では、−VREF〜0ボルトにわたるアナログ入力信号A_INに対応する状態0〜状態7(図4bのグラフ52N)では、ADC機能22からのラインP_PTYにおけるn−k個のパリティビットは、その範囲にわたるこれら8つのレベルに対して(7、4)ハミング符号に従って符号化される。そのため、ノードVin_ADCにおける全電圧範囲にわたってn−k=3ビットで表わされるADC機能22からの8個の利用可能なデジタル出力レベルは、アナログ入力信号A_INを直接受け取り変換するADC機能20の出力におけるk=4ビットで表わされる(利用可能な16個のうち)8個のレベルと同じ分解能である。そして上記の表から明らかなように、近隣の状態のnビット符号ワード(情報及びパリティビット)は、(7、4)ハミング符号に対して定義されるように、3つのビット位置のみで異なる。
アナログ入力信号A_INの範囲の上半分(0ボルト〜+VREF)では、ADC機能20によって出力されるk個の情報ビットは、状態8〜状態15で4ビットグレイ符号化バイナリ進行を継続する。これらの状態8〜状態15(図4bのグラフ52P)では、ADC機能22からのラインP_PTYにおけるn−k個のパリティビットは、(7、4)ハミング符号に従って段0〜段7からのパリティビットと同じであり、ADC機能20の出力におけるk=4で表わされる(16個の利用可能なレベルのうち)8個のレベルと同じ分解能を有する。ただしこの場合は、反転論理34が、ラインP_PTY上のビットの状態を反転するようにコンパレータ30の出力によって制御されて、決定論理24、24’に適用されるラインPTY上の状態が生成される。この反転は、上記表の状態8〜状態15のn−k個のパリティビットで表わされ、これは、それぞれの状態0〜状態7の対応するパリティビットのビット論理反転である(例えば、状態8のパリティビットは、状態0のパリティビットのビット反転である、など)。その結果、状態0〜状態15のすべてにわたり近隣の状態に対するnビット符号ワード(情報及びパリティビット)は、(7、4)ハミング符号に対して定義されるように、3つのビット位置のみで異なる。
信号調整回路要素化の特定の実装及び動作、並びにADC機能22からの対応する符号は、図4a及び図4bに関して上述したものから、特定の入力信号範囲及び特定の誤り訂正符号に対して、適切に変わり得ることが当然のことながら考えられる。当業者であれば本明細書を参照すれば、過度の実験をせずに、広範な実装に関連してこのような信号調整回路要素を容易に実装し得ると考えられる。
当技術分野では既知のように、アナログデジタルコンバータ機能(例えばADC機能20、22)の正確さの一般的な尺度は、ADC機能の微分非線形性(DNL)である。上述したように、ADC機能のDNLは、デジタル出力値間の実際のアナログステップ幅とそのステップ幅の理想値(すなわち1つのLSB)との差の測定値である。図5は、伝達関数のグラフによるDNL測定を示す。この図5では、参考として、伝達関数のグラフ54は、ADC機能20についてのアナログ入力電圧(A_IN)とkビットデジタル出力符号との間の理想的な伝達関数を示す。DNL誤差は、ADC機能がそのデジタル出力状態を変化させるアナログ電圧閾値の理想グラフ54からの変動によって現れる。変動グラフ56は、閾値の1つにおけるグラフ54からのこのDNL誤差を示す。多くの実際のADC機能において、この誤差は動作範囲にわたって閾値毎に異なり得る。動作範囲にわたる所与のADC機能に対し、この動作範囲にわたる理想グラフ54からの最大偏差としてDNLが定義される。
上記実施形態のいずれにおいても、ADC機能20、22の誤り特性が、特にDNL誤差に関して、互いに相関しないことが特に有利である。言い換えると、ADC機能20、22両方が同じ符号遷移において互いに同じ大きなDNL誤差をもたないことを保証することが特に有用である。こうすると、誤り訂正符号化により、ADC機能20、22両方が同じアナログ入力レベルにおいて符号化誤差を提示する可能性を小さくすることによって、変換における不正確さを最適に訂正することができる。当技術分野では既知のように、最近の集積回路におけるADC機能の誤差性能は、典型的には、製造中に測定され、トリミングによって(例えば、トリミング抵抗の制御値を設定することによって)調節される。したがって、ADC機能20、22は、実施形態に従って、ADC15、15’の最良の誤り訂正性能が得られるように、このように測定されトリミングされると考えられる。
種々の実施形態によれば、アナログデジタル変換における正確さが、コンバータ回路要素の複雑さ及びコストを実質的に増加させることなく改善される。この正確さの改善は、並列ADC機能20、22によって生成される誤り訂正符号化、及び決定論理24、24’によって提供される復号の威力によるものである。図6は、シミュレーションに基づく変換の正確さの予想される改善の例を示し、それをここで説明する。
図6は、信号対ノイズと歪みの和の比であり、アナログデジタル変換技術における一般的な測定値である、測定値SINADの1セットの曲線を示す。図6では、これらの曲線は、図2〜図4bに関して上述したような(7、4)ハミング符号の例において(k=4の)ADC機能20として用いられ得るものなど、4ビットADC機能の最大DNLに対するSINADの応答を示す。図6の水平軸に沿った最大DNL測定値は、この4ビット変換における最下位ビット(LSB)で表わされ、1.5LSBの最大DNLは、この4ビットADC機能の最大DNL誤差が全ステップ幅であることを示す。この点で、基準枠を提供するために、図6の曲線60は、(例えば、図1に関連して上述したものに類似の)1段当たり1.5ビットを用いる4ビット3段パイプラインADCのSINAD挙動を表す。
上述したように、実施形態に従って構成され、誤り訂正符号として(7、4)ハミング符号を適用するADC15、15’では、ADC機能20は4ビットADCであり、ADC機能22は3ビットADCである。この実装形態では、ADC機能22が「理想的な」3ビットADCである場合(すなわち、最大DNL=0)、ADC15の構成から、図6の曲線62のシミュレーション結果によって示されるように、ADC機能20の最大DNLが1.0LSBと大きい場合でも、本質的に理想的なSINAD性能が得られる。当然のことながら、ADC機能22の実際の実装は何らかのレベルのDNLを有する。実施形態に従って、曲線64、66、68は、3ビットADC機能22の最大DNLが、4ビットADC機能20の最大DNLの、それぞれ、0.125倍、0.25倍、及び0.5倍である状況でのADC15、15’のSINAD性能を示す。ADC機能22がADC機能20よりも粗い名目分解能(3ビット対4ビット)を有することを考慮すると、ADC機能20に対するDNL性能のこれらのレベルが最近の実装において容易に実現可能であると考えられる。図6から明らかなように、これらの曲線64、66、68はそれぞれ、曲線60によって示される3段パイプラインADCと比較して、デジタル変換における正確さが改善することを示している。
比較のため、曲線70は、ADC15、15’の実装のシミュレーションされたSINAD性能を示す。それによれば、ADC機能22の最大DNLはADC機能20の最大DNLに匹敵し、そのため、曲線60の3段パイプラインの場合よりも性能が悪い。
したがって、実施形態によれば、従来のパイプラインADCアーキテクチャよりも正確さの改善がなされながらも、はるかに効率的に実装され、主要データ経路には単一ADC段を含む、アナログデジタルコンバータが提供される。したがって、この構成により、アナログデジタルコンバータ並びにこのようなコンバータを用いる大規模な回路及びシステムの設計者が直面する、性能対精度対回路の複雑さのトレードオフの難度が緩和される。
上述したように、ADC15、15’は、従来のパイプラインADCよりもはるかに効率的に実装され得るが、正確さが改善される。ただし、別の実施形態によれば、パイプラインアナログデジタルコンバータの各段内に誤り訂正アーキテクチャを組み込むことによってさらなる精度及び正確さが提供され得る。そうすることによって、パイプラインの各段の正確さが改善され、その結果、パイプラインADCアーキテクチャの訂正能力と組み合わされたときに正確さがさらに改善される。
図7は、この実施形態に従ったパイプラインアナログデジタルコンバータ80の簡略化された例を示す。この例では、ADC80は、図1に関連して上述したようにパイプライン方式で接続される3つの段40、40、40を含む。第1のパイプライン段40は、実質的に上述のADC15として構成され、それぞれ、ラインINF、PTY上にkビット及びn−kビット出力を生成するため(図7には示さないクロック信号CLKにより)同期クロック制御されるADC機能20、22を含む。図4a及び図4bに関連して上述した信号調整回路要素が、誤り訂正符号に適切なように、ADC機能22に関連して実装され得る。デジタル出力ラインINF、PTYが内部訂正論理24に印加され、内部訂正論理24はADC機能20、22によって提示される符号ワードを復号して誤りワードERRを生成し、誤りワードERRは、訂正論理26を介して、ラインINF上のADC機能20からのデータワードに適用される。訂正論理26からの出力ワードの全部又は一部が、図に示すように、ラインD_OUT上で外部訂正論理45に提示される。或いは、第1のパイプライン段40(及びこの実施形態に従ったADC80内の段40のすべて)は、誤り訂正符号に従ってラインINF、PTY上の符号ワードを復号することによって決定論理24’がkビットの訂正されたデジタル値を直接生成する、図3のADC15’に関連して上述した方式で構成され得る。
また、第1のパイプライン段40は、デジタルアナログコンバータ(DAC)28も含む。DAC28は、訂正論理26からk個のラインD_OUTを受け取り、これらのラインD_OUT上のデジタルワードをアナログレベルに変換する従来のDAC回路であり、このアナログレベルは、第1のパイプライン段40の外の加算器42の負入力に提示される。パイプラインADCでは典型的なように、加算器42の正入力はアナログ入力信号A_INを受け取り、加算器42の出力はその出力においてこれらの入力間の差をアナログ剰余信号RESとして提示する。第1のパイプライン段40と同様に構成される次のパイプライン段40は、この剰余信号をデジタルワードに変換し、その少なくとも一部がラインD_OUT上で外部訂正論理45に送られる。このデジタルワードは、パイプライン段40内で再度アナログに変換され、加算器42に印加されて剰余信号RESから減算されて、次の剰余信号RESが生成される。剰余信号RSEは、パイプラインを下流に向かって送られて、次段でデジタルに変換される。
最終段40は、パイプライン段40、40と同様に構成され、前述したように、ADC機能20、22、内部訂正論理24、及び訂正論理26を含む。ADC機能20、22は、同期クロック制御されて、名目上同時に剰余信号をデジタル変換する。ただし、最終段40は、最終段40の先のパイプラインにはさらなるADC段がないので、DAC28の実例を含まない。この例では、訂正論理26は、デジタル出力ワードD_OUTを生成し、デジタル出力ワードD_OUTは、ADC80内の他の段40の場合と同様に、外部訂正論理45に印加される。
外部訂正論理45は、所望のアーキテクチャに従って、この3段の例におけるラインD_OUT、D_OUT、D_OUT上で受け取ったデジタル値のセットを復号するように構成される。例えば、外部訂正論理45は、図1に関連して説明したように従来のパイプライン合算を実行する。或いは、外部訂正論理45は、異なる誤り訂正符号に従って段40からのデジタル出力を復号し得る。このように、ADC80は「入れ子になった」誤り訂正符号に従って動作し、アナログデジタル変換機能の全体的な正確さをさらに改善する。例えば、(n、k)ハミング符号が内部符号として用いられ(すなわち、各段40において内部訂正論理24によって復号され)得、外部訂正論理45によって復号される外部符号として(N、K)リードソロモン符号が用いられ得る。この入れ子になった又は連結された符号の手法では、全体的な誤り訂正能力が、内部及び外部符号の能力の積に近づき得、個々の符号と比べて誤り訂正手法が劇的に改善される。当業者であれば本明細書を参照すれば、過度な実験をすることなく、外部訂正論理45内で適切な合算又は訂正機能を容易に実装し得ると考えられる。
種々の実施形態によれば、アナログデジタル変換(ADC)アーキテクチャ及び動作手法が、比較的簡素な回路複雑性で実装され得、多くのより複雑なADC回路及び機能よりも正確な変換が得られる。これらの実施形態によれば、従来のADC設計で典型的に示されるアナログ精度、変換速度、及び回路の複雑さの間のトレードオフの難度が、このような改善された正確さを提供することによって緩和される。例えば、本発明によって提供されるアナログデジタル変換における効果的な誤り訂正により、サンプリングレート及び回路複雑性の設計上の制約のいずれか又は両方が緩和され得、その結果、適度なコストで所望の性能を有するADCが得られる。図7に関連して説明したようなパイプラインADCの例は、アナログデジタル変換における全体的な性能及び正確さを維持しながら、パイプライン信号チェーン内(すなわち、パイプライン段内)のアナログ精度のトレードオフにおいて設計者に付加的な柔軟性を提供する。
本発明の特許請求の範囲内で、説明した例示実装形態に改変をなし得ること、及び多くの他の実装形態が可能であることが当業者には理解されよう。

Claims (19)

  1. アナログデジタルコンバータであって、
    アナログ入力信号を受け取る入力を有し、且つ、デジタル出力を有する第1のアナログデジタルコンバータ(ADC)段であって、前記アナログ入力信号のサンプルに対応するデータワードを前記デジタル出力に生成する、前記第1のADC段
    前記アナログ入力信号を受け取る入力を有し、且つ、デジタル出力を有する第2のADC段であって、前記アナログ入力信号のサンプルに対応し、且つ、誤り訂正符号に従うデータワードを前記デジタル出力に生成する、前記第2のADC段
    前記第1及び第2のADC段の前記デジタル出力に結合されるデジタル入力を有する決定論理であって、前記第1及び第2のADC段の前記デジタル出力に応答して前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号されたデジタルワードに復号し、前記第1のADC段によって提示される前記デジタルデータワード内の誤ったビットを示す誤りワードを誤り出力に提示するために誤り訂正符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号する、前記決定論理
    前記第1のADC段の前記出力に結合される入力を有し、且つ、前記決定論理の前記誤り出力に結合される入力を有する訂正論理であって、前記誤りワードに応答して前記第1のADC段によって提示される前記データワードを訂正し、前記アナログ入力信号の前記サンプルのデジタル変換に対応する訂正されたデジタルワードを出力に提示する、前記訂正論理と、
    を含む、アナログデジタルコンバータ。
  2. 請求項に記載のアナログデジタルコンバータであって、
    前記第1のADC段の前記出力がkビットデジタル出力であり、
    前記第2のADC段の前記出力がn−kビットデジタル出力であり、
    前記決定論理が(n、k)系統符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号する、アナログデジタルコンバータ。
  3. 請求項に記載のアナログデジタルコンバータであって、
    前記系統符号が線形誤り訂正符号である、アナログデジタルコンバータ。
  4. 請求項に記載のアナログデジタルコンバータであって、
    n−kがk未満であり、
    前記アナログデジタルコンバータが、
    前記アナログ入力信号を受け取るように結合され、前記第2のADC段の前記入力に結合される出力を有する信号調整回路要素であって、前記第2のADC段の分解能が前記第1のADC段の分解能と整合するように前記第2のADC段に印加する前の前記アナログ信号と前記第2のADC段の前記出力における前記データワードを改変する、前記信号調整回路要素を更に含む、アナログデジタルコンバータ。
  5. 請求項1に記載のアナログデジタルコンバータであって、
    前記決定論理が、前記アナログ入力信号に対応するデジタルデータワードを提示するためのデジタルデータ出力を有する、アナログデジタルコンバータ。
  6. 請求項に記載のアナログデジタルコンバータであって、
    前記決定論理が系統符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号する、アナログデジタルコンバータ。
  7. 請求項に記載のアナログデジタルコンバータであって、
    前記決定論理が非系統符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号し、
    前記前記第1及び第2のADC段の各々が、それらのデジタル出力に、前記アナログ入力信号サンプルに対応し、且つ、前記非系統符号に従ってデータワードを生成する、アナログデジタルコンバータ。
  8. 請求項1に記載のアナログデジタルコンバータであって、
    前記第1及び第2のADC段の各々が、前記アナログ入力信号のサンプリングを制御するために、クロック入力を有し、
    前記第1及び第2のADC段が、それらのクロック入力において並列に同じクロック信号を受け取る、アナログデジタルコンバータ。
  9. 少なくとも1つのパイプライン段
    最終段
    少なくとも1つの加算器
    外部決定論理
    を含むパイプラインアナログデジタルコンバータであって
    各パイプライン段が、
    アナログ入力信号を受け取る入力を有し、且つ、デジタル出力を有する第1のアナログデジタルコンバータ(ADC)段であって、前記アナログ入力信号のサンプルに対応するデータワードを前記デジタル出力に生成する、前記第1のADC段と、
    前記アナログ入力信号を受け取る入力を有し、且つ、デジタル出力を有する第2のADC段であって、前記アナログ入力信号のサンプルに対応するデータワードを前記デジタル出力に生成する、前記第2のADC段と、
    前記第1及び第2のADC段の前記デジタル出力に結合されるデジタル入力を有する内部決定論理であって、前記第1及び第2のADC段によって提示される前記データワードに応答して復号されたワードを提示するため、誤り訂正符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号する、前記内部決定論理と、
    前記内部決定論理の出力に結合され、前記復号された出力ワードに対応するアナログレベルを生成するデジタルアナログコンバータ(DAC)段と、
    を含み、
    前記最終段が、
    前のパイプライン段の前記DAC段からアナログレベルを受け取る入力を有し、且つ、デジタル出力を有する第1のADC段であって、前記アナログレベルのサンプルに対応するデータワードを前記デジタル出力に生成する、前記第1のADC段と、
    前記前のパイプライン段の前記DAC段から前記アナログレベルを受け取る入力を有し、且つ、デジタル出力を有する第2のADC段であって、前記アナログレベルのサンプルに対応するデータワードを前記デジタル出力に生成する、前記第2のADC段と、
    前記第1及び第2のADC段の前記デジタル出力に結合されるデジタル入力を有する内部決定論理であって、前記第1及び第2のADC段によって提示される前記データワードに応答して復号されたワードを提示するため、誤り訂正符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号する、前記内部決定論理と、
    を含み、
    前記少なくとも1つの加算器の各加算器が、関連するパイプライン段の前記DAC段の出力に結合される入力を有し、前記加算器の関連するパイプライン段への前記アナログ入力に結合される入力を有し、且つ、前記パイプラインADCの次の段における前記第1及び第2のADC段の前記入力に結合される出力を有前記少なくとも1つの加算器が、前記加算器の入力における前記アナログレベルの差に対応するアナログ剰余レベルを生成
    前記外部決定論理が、各パイプライン段からの前記復号されたワード前記最終段からの前記最終段出力ワードを受け取るように結合される入力を有し、前記外部決定論理が、前記第1のパイプライン段に印加される前記アナログ入力信号に対応するデジタル出力ワードを生成する、パイプラインアナログデジタルコンバータ。
  10. 請求項に記載のパイプラインアナログデジタルコンバータであって、
    前記パイプライン段最終段のそれぞれにおける前記第1のADC段の前記出力がkビットデジタル出力であり、
    前記パイプライン段最終段のそれぞれにおける前記第2のADC段の前記出力がn−kビットデジタル出力であり、
    前記内部訂正論理が、(n、k)系統符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号する、パイプラインアナログデジタルコンバータ。
  11. 請求項10に記載のパイプラインアナログデジタルコンバータであって、
    前記系統符号が線形誤り訂正符号である、パイプラインアナログデジタルコンバータ。
  12. 請求項10に記載のパイプラインアナログデジタルコンバータであって、
    n−kがk未満であり、
    前記パイプライン段最終段の各々が、
    前記アナログ入力信号を受け取るように結合され、前記第2のADC段の前記入力に結合される出力を有する信号調整回路要素であって、前記第2のADC段の分解能が前記第1のADC段の分解能と整合するように前記第2のADC段に印加する前の前記アナログ信号前記第2のADC段の前記出力における前記データワードを改変する、前記信号調整回路要素をに含む、パイプラインアナログデジタルコンバータ。
  13. 請求項に記載のパイプラインアナログデジタルコンバータであって、
    前記パイプライン段最終段の各々における前記決定論理が、前記第1のADC段によって提示される前記デジタルデータワード内の誤ったビットを示す誤りワードを誤り出力に提示するため、誤り訂正符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号し、
    前記パイプライン段最終段の各々が、
    前記第1のADC段の前記出力に結合される入力と前記内部決定論理の前記誤り出力に結合される入力とを有し、前記誤りワードに従って訂正されるように前記アナログ入力信号の前記サンプルのデジタル変換に対応する前記段の出力ワードを提示する出力を有する訂正論理をに含み、
    前記パイプライン段の各々における前記DAC段が、前記段の出力ワードを受け取るように前記訂正論理の前記出力に結合される、パイプラインアナログデジタルコンバータ。
  14. 請求項に記載のパイプラインアナログデジタルコンバータであって、
    前記パイプライン段最終段の各々における前記第1及び第2のADC段の各々が、前記アナログ入力信号のサンプリングを制御するために、クロック入力を有し、
    前記パイプライン段最終段の各々における前記第1及び第2のADC段がそれらのクロック入力において並列にクロック信号を受け取る、パイプラインアナログデジタルコンバータ。
  15. アナログ入力レベルをそのアナログ信号を表すデジタルデータワードに変換する方法であって、
    前記アナログ入力レベルを第1及び第2のアナログデジタルコンバータ(ADC)段に並列に印加する工程であって、前記第1のADC段が前記アナログ入力レベルのサンプルに対応するデータワードを提示し、前記第2のADC段が、前記アナログ入力レベルのサンプルに対応し、且つ、誤り訂正符号に従ってデータワードを提示する、前記印加する工程
    前記アナログ入力レベルを表す復号されたデジタルワードを生成するため、前記誤り訂正符号に従って前記第1及び第2のADC段によって提示される前記データワードを復号する工程
    を含
    前記復号する工程が、
    前記第1のADC段によって提示される前記デジタルデータワード内の誤ったビットを示す誤りワードを生成するために、前記誤り訂正符号に従って前記第1及び第2のADC段によって提示される前記データワードを復号することと、
    前記復号されたデジタルワードを生成するために、前記誤りワードに応答して前記第1のADC段によって提示される前記データワード内の1つ又は複数のビットを訂正することと、
    を含む、方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、
    前記誤り訂正符号が非系統符号であり、
    前記第1のADC段が、前記アナログ入力レベルのサンプルに対応し、且つ、前記誤り訂正符号に従って、データワードを提示する、方法。
  17. 請求項15に記載の方法であって、
    前記誤り訂正符号が系統線形誤り訂正符号である、方法。
  18. 請求項15に記載の方法であって、
    前記第1のADC段の出力がkビットデジタル出力であり、
    前記第2のADC段の出力がn−kビットデジタル出力であり、n−kがk未満であり、
    決定論理が、(n、k)系統符号に従って前記第1及び第2のADC段からの前記データワードを復号し、
    前記方法が、
    前記第2のADC段に印加する前に前記アナログ入力信号を改変すること、前記第2のADC段の分解能が前記第1のADC段の分解能と整合するように前記第2のADC段の前記出力において前記データワードを改変することを更に含む、方法。
  19. 請求項15に記載の方法であって、
    前記第1及び第2のADC段が第1のパイプライン段にあり、
    前記方法が、
    前記復号されたデジタルワードを出力アナログレベルに変換すること
    前記第1及び第2のADC段に印加される前記アナログ入力信号から前記出力アナログレベルを減算することによって剰余信号を生成すること
    第1及び第2のADC段を含む次のパイプライン段に前記剰余信号を印加すること
    前記印加する工程復号する工程変換する工程剰余信号を生成する工程を1つ又は複数の付加的なパイプライン段で繰り返、第1及び第2のADC段を含む最終段で前記印加する工程復号する工程を繰り返すこと
    前記アナログ入力レベルを表す出力デジタルワードを生成するため、前記パイプライン段最終段の各々からの前記復号されたデジタルワードを外部訂正論理に印加すること
    更に含む、方法。
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