JP3813614B2 - エラー補正回路およびa/dコンバータ - Google Patents

エラー補正回路およびa/dコンバータ Download PDF

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Description

本発明は、フォールディング型のA/D(アナログ/デジタル)コンバータ(以下、ADCという)およびこのフォールディング型ADCで用いられるエラー補正回路に関するものである。
フォールディング型ADCは、非特許文献1に記載されているように、フォールディング技術を利用してアナログ/デジタル変換を行うものである。図6に示すように、フォールディング型ADC30は、上位ビット変換用の上位ADC回路32と、下位ビット変換用のフォールディング回路34および下位ADC回路36とを備えている。ここで、上位ADC回路32および下位ADC回路36としては、例えば並列比較型(フラッシュ型)のADC回路が用いられる。
例えば、上位ADC回路32が2ビットの場合、上位ADC回路32では、アナログ信号の入力電圧Vinの最大値Vmaxと最小値Vminとの間を4分割して得られる3レベルの基準電圧V1,V2,V3が用いられ、3個のコンパレータの各々において、アナログ信号の入力電圧Vinと各々対応する基準電圧V1,V2,V3とを同時に比較することにより、アナログ信号の入力電圧Vinに対応するデジタル信号の上位2ビットを得る。
フォールディング回路34は、下位ADC回路36におけるA/D変換に必要な電圧を有するフォールディング信号を生成するもので、図6に示すように、その出力電圧Voutは、アナログ信号の入力電圧Vinに対して、上位ADC回路32の各々の基準電圧V1,V2,V3で順次折り返される出力特性を持つ。
下位ADC回路36では、フォールディング回路34から出力されるフォールディング信号の電圧レベルに基づいてA/D変換が行われる。例えば、下位ADC回路36が2ビットである場合、下位ADC回路36では、フォールディング信号の出力電圧の最大値と最小値の間を4分割して得られる3レベルの基準信号が用いられ、3個のコンパレータの各々において、フォールディング信号と各々対応する基準信号とを同時に比較することにより、アナログ信号の入力電圧Vinに対応するデジタル信号の下位2ビットを得る。
フォールディング型ADC30では、上位ビットと下位ビットの変換を分けることでコンパレータ数を削減することができ、低消費電力化することができる。また、上位ビットと下位ビットの変換を独立かつ同時に行うことができるため、高速化に適しているなどの利点がある。
なお、図7に示すように、フォールディング信号は、図中点線で示す理想的な波形に対して、実際の波形は、その山部および谷部において特性の劣化が生じるため、下位ビットの変換精度が悪化する。
これを改善するために、例えば下位ADC回路36が2ビットである場合、その出力電圧が、アナログ信号の入力電圧Vinに対して、下位ADC回路36の1ビットに相当するアナログ信号の電圧ずつシフトされた4個のフォールディング信号を生成し、4個のコンパレータの各々において、4個のフォールディング信号の各々の電圧レベルと中心レベルとを同時に比較(ゼロクロス検出)することによって下位ビットを得るという手法が用いられている。
難波和秀、他3名、「フォールディング技術を用いた高速・低電力AD変換器」、信学技報、社団法人 電子情報通信学会、1999年09月、ICD99−161、p.1−8
フォールディング型ADC30では、上位ADC回路32による上位ビットの変換結果とフォールディング回路34および下位ADC回路36による下位ビットの変換結果を加算(合成)することによって全体としての変換結果が得られる。しかし、上記の通り、上位ADC回路32による上位ビットの変換とフォールディング回路34および下位ADC回路36による変換は独立に行われるため、両者の間のミスマッチが起こる場合があるという問題がある。
例えば、図8に示すように、アナログ信号の入力電圧が‘×’である場合、上位ビットの変換結果は‘01’、下位ビットの変換結果は‘00’となり、全体としての変換結果は‘0100’となる。しかし、下位ビットの変換結果を基準として考えれば、全体の変換結果は‘1000’となるべきである。このような上位ビットの変換結果と下位ビットの変換結果の間のミスマッチは、フォールディング回路34やコンパレータを構成するデバイスのばらつきによって生じる。
この問題を解決する1つの手段として、エラー補正回路が知られている。図9は、上位2ビット、下位2ビットの2ステップフラッシュ型ADCで用いられるエラー補正回路の動作を説明する概念図である。エラー補正回路を用いることによって、例えば上位ビットの変換結果として‘10’が得られた場合、下位ADC回路では、上位ビットの変換結果である‘10’の範囲よりも広い範囲で下位ビットの変換が行われ、下位ビットの変換結果に応じて、上位ビットの変換結果が補正される。
ところで、上位2ビット、下位2ビットのADCの場合、必要なコンパレータ数は、理想的には上位3個、下位3個の合計6個である。これは、フラッシュ型で4ビットのADCを構成した場合の15個よりも少ないが、エラー補正を行うことによって、上記の例では上位3個、下位7個の合計10個のコンパレータ(図中○は下位ADC回路用のコンパレータ、●はエラー補正回路用のコンパレータである。)が必要となる。さらに、上位の変換結果を±1するための回路も必要となる。
上記例は、フラッシュ型ADCのエラー補正回路であるが、フォールディング型ADCにおいても同様のエラー補正回路が必要となる。しかし、上記のように、従来のエラー補正回路では、その回路規模が大きくなりすぎるという問題があった。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、フォールディング型ADCで用いられる回路規模の小さいエラー補正回路およびこのエラー補正回路を用いるフォールディング型ADCを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、上位ビット変換用の上位A/Dコンバータ回路と、下位ビット変換用のフォールディング回路および下位A/Dコンバータ回路とを備えるフォールディング型のA/Dコンバータで用いられるエラー補正回路であって、
前記上位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲と前記下位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲とが、所定の電圧だけ高電位側または低電位側にシフトされており、
前記上位A/Dコンバータ回路から出力される上位ビットの変換結果のうちの最下位ビットと、前記下位A/Dコンバータ回路から出力され、前記フォールディング回路から出力される複数個のフォールディング信号のうちの1つのフォールディング信号について、その電圧レベルが、中心レベルよりも高電位の期間と低電位の期間とで異なる極性を持つ符号の極性に応じて、前記上位ビットの変換結果をそのまま出力する、もしくは前記上位ビットの変換結果から1を引くか1を加えるかのどちらかを行うことによって前記上位ビットの変換結果を補正することを特徴とするエラー補正回路を提供する。
また、本発明は、上位ビット変換用の上位A/Dコンバータ回路と、下位ビット変換用のフォールディング回路および下位A/Dコンバータ回路と、エラー補正回路とを備えるフォールディング型のA/Dコンバータであって、
前記上位A/Dコンバータ回路は、アナログ信号の入力電圧に対応するデジタル信号の上位ビットを出力し、
前記フォールディング回路は、その出力電圧が、前記アナログ信号の入力電圧に対して、前記上位A/Dコンバータ回路の各々の基準電圧で順次折り返される出力特性を持ち、かつ前記下位A/Dコンバータ回路の1ビットに相当するアナログ信号の電圧ずつシフトされた複数個のフォールディング信号を出力し、
前記下位A/Dコンバータ回路は、前記フォールディング回路から出力される複数個のフォールディング信号に対応するデジタル信号の下位ビットを出力するとともに、前記フォールディング回路から出力される複数個のフォールディング信号のうちの1つのフォールディング信号の電圧レベルが、中心レベルよりも高電位の期間と低電位の期間とで異なる極性を持つ符号を出力し、
前記上位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲と前記下位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲とが、所定の電圧だけ高電位側または低電位側にシフトされており、
前記エラー補正回路は、前記上位A/Dコンバータ回路から出力される上位ビットの変換結果のうちの最下位ビットおよび前記下位A/Dコンバータ回路から出力されるフォールディング信号の符号の極性に応じて、前記上位ビットの変換結果をそのまま出力する、もしくは前記上位ビットの変換結果から1を引くか1を加えるかのどちらかを行うことによって前記上位ビットの変換結果を補正することを特徴とするA/Dコンバータを提供する。
本発明によれば、上位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲と下位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲とが所定電圧だけシフトされており、あらかじめエラーが発生する状態に設定しておくことによって、エラー補正回路の簡素化を図ることができる。このため、エラー補正回路の回路規模、すなわちこのエラー補正回路を用いるフォールディング型A/Dコンバータの回路規模を大幅に削減することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のエラー補正回路およびA/Dコンバータを詳細に説明する。
図1は、本発明のエラー補正回路を適用するA/Dコンバータの構成を表す一実施形態のブロック図である。同図に示すA/Dコンバータ(以下、ADCという)10は、アナログ信号の入力電圧に応じて、上位2ビット、下位2ビットの合計4ビットのデジタル信号を出力するフォールディング型のもので、上位ビット変換用の上位ADC回路12と、下位ビット変換用のフォールディング回路14および下位ADC回路16と、エラー補正回路18とを備えている。
上位ADC回路12は、アナログ信号の入力電圧に対応するデジタル信号の上位2ビットD3,D2を出力する。
上位ADC回路12は、従来公知の構成のもので、例えば並列比較型ADC回路を用いることができる。この場合、上位ADC回路12では、図2に示すように、アナログ信号の入力電圧の最大値と最小値との間を4分割して得られる3レベルの基準電圧V1,V2,V3が用いられ、3個のコンパレータの各々において、アナログ信号の入力電圧と各々対応する基準電圧V1,V2,V3とを同時に比較することにより、アナログ信号の入力電圧に対応するデジタル信号の上位2ビットD3,D2を得る。
フォールディング回路14は、図2のタイミングチャートに示すように、下位ADC回路16における下位2ビットD1,D0のA/D変換に必要な電圧を有する4個のフォールディング信号F01,F02,F03,F04を生成する。
フォールディング信号F01,F02,F03,F04の各々の出力電圧は、アナログ信号の入力電圧に対して、すなわち上位2ビットの変換結果‘00’、‘01’、‘10’、‘11’に対応して、上位ADC回路12の各々の基準電圧V1,V2,V3で順次折り返される出力特性を持つ。また、フォールディング信号F01,F02,F03,F04の各々は、その出力電圧が、アナログ信号の入力電圧に対して、下位ADC回路16の1ビットに相当するアナログ信号の電圧ずつシフトされている。
下位ADC回路16は、フォールディング回路14から出力される4個のフォールディング信号F01,F02,F03,F04に対応するデジタル信号の下位2ビットD1,D0を出力する。
下位ADC回路16では、まず、例えば4個のコンパレータを用いて、各々対応するフォールディング信号F01,F02,F03,F04の電圧レベルと中心レベルとを同時に比較することにより、フォールディング信号F01,F02,F03,F04の各々の電圧レベルに対応する4ビットのデジタル値に変換する。デジタル値は、例えばフォールディング信号の電圧レベルが中心レベルよりも高電位側である場合を‘1’とし、低電位側である場合を‘0’とする。
ここで、例えばフォールディング信号F01の電圧レベルが中心レベルよりも高電位側の期間を符号F0=‘1’とし、低電位側の期間を符号F0=‘0’とする。この符号F0=‘1’である場合、すなわちフォールディング信号の電圧レベルが中心レベルよりも高電位側である時は、図3に示すように、ビット反転回路20によりデジタル値をそのまま出力し、符号F0=‘0’である場合、すなわち低電位側である時はデジタル値を反転出力する。
そして、エンコーダ22により、ビット反転回路20から出力される4ビットのデジタル値をエンコードして、デジタル信号の下位2ビットD1,D0を得る。
例えば、下記表1に示すように、フォールディング信号F01,F02,F03,F04のデジタル値=‘1000’である時、すなわちアナログ信号の入力電圧がVR11以上かつVR21未満の範囲である時、ビット反転回路20からは、デジタル値=‘1000’がそのまま出力され、これがエンコーダ22によってエンコードされて、デジタル信号の下位2ビットD1,D0=‘00’が出力される。デジタル値=‘1100’、‘1110’、‘1111’の場合も同様である。
また、フォールディング信号F01,F02,F03,F04のデジタル値=‘0111’である時、すなわちアナログ信号の入力電圧がVR12以上かつVR22未満の範囲である時、ビット反転回路20からは、デジタル値=‘0111’の‘1’と‘0’が反転されて‘1000’が出力され、これがエンコーダ22によってエンコードされて、デジタル信号の下位2ビットD1,D0=‘00’が出力される。デジタル値=‘0011’、‘0001’、‘0000’の場合も同様である。
Figure 0003813614
エラー補正回路18は、上位ADC回路12から出力される上位2ビットD3,D2の変換結果のうちの下位側のビットD2(上位ビットのうちの最下位ビット)および下位ADC回路16から出力されるフォールディング信号F01 ̄(フォールディング信号F01の反転信号)の符号F0に応じて、上位2ビットD3,D2の変換結果を補正する。
本実施形態の場合、図5に示すように、上位ADC回路12への入力電圧範囲は、下位ADC回路16への入力電圧範囲に対して、上位ADC回路12の1ビットに相当するアナログ信号の電圧範囲のおよそ半分の電圧だけ低電位側にシフトされている。この場合、エラー補正回路18からは、図4に示すように、上位ビットD2=符号F0であれば、上位2ビットD3,D2の変換結果がそのまま出力され、上位ビットD2≠符号F0の場合には、上位2ビットD3,D2の変換結果から‘1’を引いた値が出力される。
図5に示すように、例えばアナログ信号の入力電圧が‘×’である場合、上位ADC回路12からは上位2ビットD3,D2=‘10’、下位ADC回路16からは下位2ビットD1,D0=‘10’が出力される。すなわち、上位ビットD2(=‘0’)≠フォールディング信号の符号F0(=‘1’)であるから、エラー補正回路18からは、上位2ビットD1,D0の変換結果である‘10’から1を引いて‘01’が上位2ビットの変換結果として出力され、全体の変換結果として‘0111’が得られる。
また、アナログ信号の入力電圧が‘◎’である場合、上位ADC回路12からは上位2ビットD3,D2=‘01’、下位ADC回路16からは下位2ビットD1,D0=‘00’が出力される。すなわち、上位ビットD2(=‘1’)=フォールディング信号の符号F0(=‘1’)であるから、エラー補正回路18からは、上位2ビットD1,D0の変換結果である‘01’がそのまま上位2ビットの変換結果として出力され、全体の変換結果として‘0100’が得られる。
従来のフォールディング型ADCでは、上位ADC回路と下位ADC回路で使用する参照電圧を共通にすることによって可能な限りエラーの発生を少なくし、エラーが生じた場合に補正を行うようにしている。このため、エラー補正回路の回路規模が増大するという問題があった。これに対し、本発明のエラー補正回路18では、上記のように、あらかじめエラーが発生する状態に設定しておくことによって、エラー補正回路18の簡素化を図ることができる。このため、エラー補正回路18の回路規模、すなわちこのエラー補正回路18を用いるADC10の回路規模を大幅に削減することができる。
なお、デジタル信号の合計のビット数や、その上位ビットおよび下位ビットのビット数は何ら制限されない。
また、図5に示す例において、上位ADC回路12への入力電圧範囲を下位ADC回路16の入力電圧範囲に対して、上位ADC回路の1ビットに相当するアナログ信号の電圧範囲のおよそ半分の電圧だけ高電位側にシフトしてもよい。この場合、エラー補正回路18からは、上位ビットD2=符号F0であれば、上位2ビットD3,D2の変換結果がそのまま出力され、上位ビットD2≠符号F0の場合には、上位2ビットD3,D2の変換結果に‘1’を加えた値が出力される。
また、上位ADC回路への入力電圧範囲と下位ADC回路への入力電圧範囲とを、どの程度シフトするかも適宜決定すればよいが、エラー補正回路において、簡単な回路でエラー検出を容易にするためには、上記のように、上位ADC回路への入力電圧範囲と下位ADC回路への入力電圧範囲とを、上位ADC回路の1ビットに相当するアナログ信号の電圧範囲のほぼ半分の電圧だけシフトするのが好ましい。
また、フォールディング信号の符号は、複数個あるフォールディング信号の中の任意の1つのフォールディング信号に基づいて決定すればよい。また、符号の極性も適宜変更してもよい。
例えば、図5に示す例の場合、フォールディング信号F01の電圧レベルが中心レベルよりも高電位側の期間を符号F0=‘1’とし、低電位側の期間を符号F0=‘0’としているが、その逆に、フォールディング信号F01の電圧レベルが中心レベルよりも高電位側の期間を符号F0=‘0’とし、低電位側の期間を符号F0=‘1’としてもよい。
すなわち、上位ビットの最下位ビットの極性、およびフォールディング信号の符号の極性に応じて、上位ビットの変換結果がそのまま出力される、もしくは上位ビットの変換結果から‘1’が引かれるか‘1’が加えられる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明のエラー補正回路およびA/Dコンバータについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明のエラー補正回路を適用するA/Dコンバータの構成を表す一実施形態のブロック図である。 図1に示すフォールディング回路の出力波形を表すタイミングチャートである。 図1に示す下位ADC回路の構成を表すブロック図である。 図1に示すエラー補正回路の構成を表すブロック図である。 図1に示すアナログ・デジタル変換器の動作を説明する概念図である。 従来のアナログ・デジタル変換器の構成を表す一例のブロック図である。 図6に示すフォールディング回路の出力波形を表すタイミングチャートである。 図6に示すアナログ・デジタル変換器の動作を説明する概念図である。 従来のアナログ・デジタル変換器で用いられるエラー補正回路の動作を説明する概念図である。
符号の説明
10,30 A/Dコンバータ
12,32 上位ADC回路
14,34 フォールディング回路
16,36 下位ADC回路
18 エラー補正回路
20 ビット反転回路
22 エンコーダ

Claims (2)

  1. 上位ビット変換用の上位A/Dコンバータ回路と、下位ビット変換用のフォールディング回路および下位A/Dコンバータ回路とを備えるフォールディング型のA/Dコンバータで用いられるエラー補正回路であって、
    前記上位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲と前記下位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲とが、所定の電圧だけ高電位側または低電位側にシフトされており、
    前記上位A/Dコンバータ回路から出力される上位ビットの変換結果のうちの最下位ビットと、前記下位A/Dコンバータ回路から出力され、前記フォールディング回路から出力される複数個のフォールディング信号のうちの1つのフォールディング信号について、その電圧レベルが、中心レベルよりも高電位の期間と低電位の期間とで異なる極性を持つ符号の極性に応じて、前記上位ビットの変換結果をそのまま出力する、もしくは前記上位ビットの変換結果から1を引くか1を加えるかのどちらかを行うことによって前記上位ビットの変換結果を補正することを特徴とするエラー補正回路。
  2. 上位ビット変換用の上位A/Dコンバータ回路と、下位ビット変換用のフォールディング回路および下位A/Dコンバータ回路と、エラー補正回路とを備えるフォールディング型のA/Dコンバータであって、
    前記上位A/Dコンバータ回路は、アナログ信号の入力電圧に対応するデジタル信号の上位ビットを出力し、
    前記フォールディング回路は、その出力電圧が、前記アナログ信号の入力電圧に対して、前記上位A/Dコンバータ回路の各々の基準電圧で順次折り返される出力特性を持ち、かつ前記下位A/Dコンバータ回路の1ビットに相当するアナログ信号の電圧ずつシフトされた複数個のフォールディング信号を出力し、
    前記下位A/Dコンバータ回路は、前記フォールディング回路から出力される複数個のフォールディング信号に対応するデジタル信号の下位ビットを出力するとともに、前記フォールディング回路から出力される複数個のフォールディング信号のうちの1つのフォールディング信号の電圧レベルが、中心レベルよりも高電位の期間と低電位の期間とで異なる極性を持つ符号を出力し、
    前記上位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲と前記下位A/Dコンバータ回路への入力電圧範囲とが、所定の電圧だけ高電位側または低電位側にシフトされており、
    前記エラー補正回路は、前記上位A/Dコンバータ回路から出力される上位ビットの変換結果のうちの最下位ビットおよび前記下位A/Dコンバータ回路から出力されるフォールディング信号の符号の極性に応じて、前記上位ビットの変換結果をそのまま出力する、もしくは前記上位ビットの変換結果から1を引くか1を加えるかのどちらかを行うことによって前記上位ビットの変換結果を補正することを特徴とするA/Dコンバータ。
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