JP5995582B2 - ケース、及び黒鉛材料の製造方法 - Google Patents
ケース、及び黒鉛材料の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5995582B2 JP5995582B2 JP2012165107A JP2012165107A JP5995582B2 JP 5995582 B2 JP5995582 B2 JP 5995582B2 JP 2012165107 A JP2012165107 A JP 2012165107A JP 2012165107 A JP2012165107 A JP 2012165107A JP 5995582 B2 JP5995582 B2 JP 5995582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- bag
- seal portion
- seal
- cip molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000007770 graphite material Substances 0.000 title claims description 26
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 18
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 74
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 30
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 30
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 7
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 26
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 22
- 239000000463 material Substances 0.000 description 13
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 5
- 241000406668 Loxodonta cyclotis Species 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 239000000047 product Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000011305 binder pitch Substances 0.000 description 1
- 239000003575 carbonaceous material Substances 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000000571 coke Substances 0.000 description 1
- 238000009694 cold isostatic pressing Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 1
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 description 1
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 1
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000004421 molding of ceramic Methods 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/001—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F3/00—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
- B22F3/02—Compacting only
- B22F3/04—Compacting only by applying fluid pressure, e.g. by cold isostatic pressing [CIP]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/005—Control arrangements
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S100/00—Presses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Description
一般に成形型において、粉末の充填作業でのハンドリング性や成形型の製造上、加工上及び耐久性の観点から、ある程度剛性のある材料で肉厚に構成されるのが実情である。特に、棒状の成形体を製造する場合、蓋体として、圧縮性が小さく、高剛性の材料(例えば金属)からなる栓等が用いられるため、蓋体の圧縮収縮量が小さくなる。また、粉末と蓋体との間で摩擦力が発生するために、成形型の上下端部は胴部程収縮できない。この結果、得られる成形体は、上下両端部の外径が中央部の外径に比して大きい、いわゆる象の足現象(象の足のような形状)を呈した成形体となる。象の足現象を呈した成形体では、最終製品とする前に、上下両端部分を旋盤等で削り取るなどの加工が必要となり、面倒である。
これに対し、特許文献1の発明では、内部に流体が充填された蓋体を使用することにより成形体の変形を防止することが提案されている。
また、近年大型化した0.1m3にも及ぶ体積の成形が行われている黒鉛材料の成形には適していない。なぜならば、上記方法で用いられる成形型は、構造が複雑であるという問題があり、黒鉛材料のようなサイズの大きな成形体を製造する場合、蓋が大きく重くなり、特に取り扱いが困難で作業性が悪いからである。
本発明は、簡単な構造で作業性がよく、サイズが大きくなっても成形体の変形を防止できるCIP成形用のケース、及びそのケースを含む成形型を用いた黒鉛材料の製造方法を提供することを目的とする。
側壁と、
底と、
該側壁の上部外側面を周回し、横断面が外側に膨らむ閉じた曲線状の係止部と、
該係止部の外側表面には、該側壁を周回する溝と、
を有することを特徴とするCIP成形用のケースである。
又、本発明は、
開口端から外側に折り曲げられる第1シール部を有する袋状体を収容しCIP成形するケースであって、
当該ケースは、
側壁と、
底と、
該側壁の上部外側面を周回し、前記袋状体の第1シール部を外側に拡張することにより保持する係止部と、
を有することを特徴とするCIP成形用のケースである。この本発明は、以下の態様が好ましい。
1a)前記係止部は、その横断面が外側に膨らむ閉じた曲線状に形成されていること。
2a)前記係止部は、その横断面が円形あるいは楕円状に形成されていること。
3a)前記係止部には、前記側壁を周回する溝を有すること。
4a)前記溝は、複数列形成されていること。
5a)前記側壁は、円筒形状であること。
6a)前記側壁は、角柱形状であること。
7a)前記側壁には、多数の孔を有すること。
8a)前記袋状体は、ゴムからなること。
また、本発明は、
上記ケースと、
成形体を収容する収容部を有し、該収容部の開口端から延び、前記ケースの外側に折り曲げられる第1シール部を有する成形原料が充填された袋状体と、
前記第1シール部を覆う第2シール部を有する蓋体と、
前記第1シール部と第2シール部を外側から締める保持具と、
からなる成形型をCIP成形することを特徴とする黒鉛材料の製造方法を提供する。この方法は、以下の態様が好ましい。
1b)前記保持具は弾性を有すること。
2b)前記保持具はゴムバンドからなること。
3b)前記袋状体は、ゴムからなること。
本発明は、
側壁と、
底と、
該側壁の上部外側面を周回し、横断面が外側に膨らむ閉じた曲線状の係止部と、
該係止部の外側表面には、該側壁を周回する溝と、
を有することを特徴とするCIP成形用のケースである。
また、本発明は、
開口端から外側に折り曲げられる第1シール部を有する袋状体を収容しCIP成形するケースであって、
当該ケースは、
側壁と、
底と、
該側壁の上部外側面を周回し、前記袋状体の第1シール部を外側に拡張することにより保持する係止部と、
を有することを特徴とするCIP成形用のケースである。
本発明のCIP成形用のケース(以下、本発明のケースともいう)は、基本的にケース自体に成形型を密封する機能を持たせていること、及び実質的な型である袋状体を支持する機能を有することにあり、このような機能は一般的に使用されているCIP成形用のケースにはないものである。言い換えれば、本発明のケースは、成形型の一部を構成する要素となり得るものでもあり、一方、本発明の黒鉛材料の製造方法に用いる成形型(以下、本発明の成形型ともいう)は、本発明のケースを含むものである点が大きな特徴である。本発明では、黒鉛材料の製造方法に用いる成形型の密封を、本発明のケースを用いて袋状体を密封することにより行うことができるものであるが、本発明のケースは袋状体の密封に関与せずに単に袋状体等からなる型を保護乃至支持する目的で併用することもできる。この密封に関与しない場合には、袋状体の第1シール部は、前記係止部に拡張されることはなく、他の任意の密封手段に用いられる。この場合、本発明のケースは、所望により蓋を備えていてもよい。
また、本発明の成形型は、封止は、保持具の把持力によって行われているので、成形後に成形型が傷むことがないので繰り返しCIP成形に使用することができる。
本発明では、本発明のケースが、CIP成形時に袋状体の密封状態及びその支持状態を維持しながら、蓋体及び袋状体が粉体の収縮に合わせて収縮することができるため、上端が広がった成形体が得られるいわゆる象の足現象が有効に防止される。
該係止部は、該側壁の上部外側面を周回し、前記袋状体の第1シール部を外側に拡張することにより保持し、第2シール部との密着性に寄与する。ここで、「保持」とは、折り曲げられた第1シール部が引き伸ばされ係止部に密着しなければならないことのみを意味するものではなく、単に第1シール部が係止部に接触、又は覆うことを含む。なお、第1シール部が係止部に密着、保持されていると粉体の投入、蓋体、保持具の設置等、作業性に有利である。
また、該係止部が袋状体の第1シール部を外側に拡張することにより保持するので、本発明のケース内部に袋状体が落下しにくくすることができ、更に、袋状体に弛みが生じないので保持具で、第2シール部と共に外側から締めても、第1シール部及び第2シール部に皺を形成しにくいので、圧力媒体が内部に浸入する空間を形成しにくくすることができる。
本発明において、楕円状とは、楕円、弧成楕円、長方形の角を丸めた形状のことを差し、厳密な楕円のみには限定されない。
また、この係止部は、側壁を周回する溝を有することが好ましい。該溝に対応する位置に保持具を維持することができ、CIP成形時の袋状体の変形による力に対抗する摩擦力が増大し、前記密封及び支持をより確実に確保することができる。
更に、該溝が、複数列形成されていると、以下のように作用する。
袋状体はCIP成形時に成形体の収縮に伴って小さくなるように変形するので、袋状体の第1シール部及び蓋体の第2シール部は、中央に向かって引っ張られる。該溝を複数設けると、成形体の変形にともない第1シール部及び第2シール部が係止部の表面で移動(上方向に横ずれ)しても、保持具が隣の溝に移り保持することができるので、密封性及び支持性は更に確実に確保される。
この袋状体の形状、構造、並びに素材の材質は、上記条件を満たし、CIP成形時の圧力に耐えるのであれば、特に制限されるべきではなく、基本的に任意であり、所望に設計することができる。
例えば、収容部を底部と胴部から構成し、第1シール部を胴部より外側に設けるとともに該胴部と第1シール部とをつなぐ境界部分を袋状体に設けることが挙げられる。この境界部分の構造を特定することにより第1シール部が容易に外側に折り曲げ可能になるように袋状体を設計することができる。ここで、「外側」とは、収容部空間側とは反対方向であって、上記第1シール部が係止部に保持可能なように折り曲げる方向と同じ方向を意味する。
また、袋状体の胴部が直方体状の場合、第1シール部は、テーパー状に上に広がっていることが好ましい。
第1シール部が、上記のような単純な形状であると密着させられる蓋体の第2シール部の形状、並びに本発明のケースの形状も同様に単純な相似形とすることができるので、蓋体、該ケースの設計を容易に行うことができる。また、上記第1シール部の形状は、保持具による締め付けをより確実に実施することができ、蓋体の第2シール部と第1シール部との密着性を高め、蓋体による開口の密封をより確実にすることができるとともにそれらの損傷を効果的に防止する。
特に、上述、及び後述の黒鉛材料の製造方法に記載のように、袋状体の境界部分で外側に折り曲げた第1シール部の外側(即ち、折り曲げ前の袋状体の内面側)に第2シール部を密着し、第2シール部の外側から保持具により該ケースの係止部へ圧力がかけられるので、胴部の上端まで充填された粉体上に被せられた蓋体の第2シール部と該第1シール部との成形時の密着性を高めることが出来る。
具体的に保持具としては、針金、金属バンド、樹脂製バンド、ゴムバンド、金属製の環状の弦巻ばねなどが挙げられるが特に弾性を有する保持具であることが好ましい。CIP容器内で加圧すると、成形型の収容部が大きく収縮する。収縮に伴って、強い力で袋状体の第1シール部及び蓋体の第2シール部が係止部上で横ずれするように引っ張られる。保持具に弾性を有していると、袋状体の第1シール部及び蓋体の第2シール部が係止部上で横ずれしても、保持具が伸びるので成形型に強い力をかけず、成形型を傷めにくい。保持具は、部分的に弾性を有していても良いし、全体が弾性を有していても良い。特に、全体が弾性を有しているゴムバンドを用いると、成形型を特に傷めにくい。
本発明において、黒鉛材料とは、通常、炭素材料から成形される成形体が包含され、該成形体の焼成品が黒鉛化可能なものであれば特に限定されるべきものではない。
以下、黒鉛材料の製造方法について説明する。
本発明の成形型の袋状体の収容部にCIP成形される粉体(成形原料)を入れる。尚、凹部を有する成形体を形成する場合には中子型を用いてもよい。粉体を充填した後、蓋体でその開口を覆うとともにその第2シール部を袋状体の第1シール部とを重ねる。第2シール部の外側から保持具により締めることにより成形型を密封する。CIP成形装置の圧力媒体中に成形型を沈め、該圧力媒体を加圧することによって圧力を印加し、袋状体中の粉体を成形し、成形体とする。
成形型を圧力媒体中に沈めたとき、保持具により袋状体の第1シール部及び蓋体の第2シール部が締められているので圧力媒体が収容部空間に浸入することを防止することができる。更に、圧力媒体を加圧したとき、袋状体の第1シール部及び蓋体の第2シール部からなる閉鎖部の両面からの圧力が更に加えられるので、加圧時にも圧力媒体が収容部空間に浸入することを防止することができる。
上記密封構造は、CIP成形時、圧力媒体が等方的に収容部に印加されるので、収容部形状をそのまま維持した形状の成形体が得られる。
本発明のケースは、収容部が直方体の場合には、例えば20×40(底面)×500(高さ)cm〜50×180(底面)×200(高さ)cm、収容部が円柱の場合には、例えば40(底面の直径)×500(高さ)(cm)〜180(底面の直径)×200(高さ)cmの収容部のサイズのものが利用できる。
また、CIP成形時、本発明の成形型は、本発明のケースの係止部が袋状体の第1シール部を支持している。このため、袋状体の収容部に圧力媒体から静水圧が加わり、粉体及び収容部が上下及び水平方向に収縮する際に上下方向と、水平方向の収縮に追随する構造を提供することができる。
上下方向の粉体及び収容部の収縮に対しては、袋状体の上部が第1シール部によって支持されているので、袋状体の底が持ち上がり、本発明のケースの底から離れることによって上下方向の収縮に追随することができる。
本発明の成形型は、袋状体の第1シール部及び蓋体の第2シール部が保持具によって該ケースの係止部に締められている。このため水平方向の粉体及び収容部の水平方向への収縮に対しては、保持具と共に袋状体の第1シール部及び蓋体の第2シール部が、該ケースの係止部上で移動(上方向へ横ずれ)することによって、蓋体と袋状体の密封構造を保持したまま追随することができる。
図1、2は、成形型に用いられる本発明のケースの具体例を示している。
本発明のケース1は、図1(b)及び図2(b)中、点で表される多数の孔2aを有する側壁2と底3(図2の態様は、孔3aを有する)とからなり、側壁2にはその上部外側面を周回する係止部4を備え、袋状体(収容部)を出し入れに用いる開口5を有している。係止部4には、2つの溝4aが側壁2の回りに設けられている。また、側壁2には移動用の治具6が備えられている。図1と図2の本発明のケース1の相違点は、図1では全体形状が円筒状であるが、図2では全体形状が直方体状であることである。また、図1では係止部4は、その横断面が図1(a)のように円形に形成されているが、図2では図2(a)のように同横断面が弧成楕円状に形成されている。
図6、7は、本発明の成形型に用いる蓋体の具体例を示している。図6は、図3と、図7は、図5の袋状体と組合せて好適に用いられる。蓋体18は、ゴムで一体的に構成され、開口覆い部18aと第2シール部18bからなる。開口覆い部18aのサイズは、袋状体の開口17のサイズと一致乃至ほぼ一致するように、第2シール部18bのサイズは、袋状体の第1シール部14のサイズと一致乃至ほぼ一致するように、各々設計されている。
本発明のケース1は、図2(a)において、横断面が弧成楕円状のものを楕円状に形成された係止部4である以外は、図2の態様と同じである。
袋状体11は、図4(a)において、境界部分15から第1シール部14の外延までがテーパー状に広がっているものである以外は、図3の態様と同じであり、図5に示すように境界部分15で折り曲げられている。
蓋体18は、上記図7に記載のものにおいて、第2シール部18bが該第1シール部14と相似のテーパー状であるものを用いている。
本発明のケース1は、該折り曲げにより生じる該第1シール部14と胴部13の間の空間に設置され、第1シール部14を外側に拡張させて係止部4に保持するとともに収容部を本発明のケース内部に収める。
この成形型10は、本発明のケース1の係止部4として袋状体11の第1シール部14に対応する高さと所定の厚みを有する、断面形状が楕円状である剛体を用いている。
袋状体11は、第1シール部14と胴部13の間の空間に本発明のケース1の係止部4が位置するように本発明のケース1内にその収容部が設置されるとともに、第1シール部14は該ケースの外側に拡張させて係止部4に保持される。粉体は袋状体11の収容部空間16aに、開口17から直方体状に胴部13の上端13aまで充填する。蓋体18の開口覆い部18aが、袋状体の該上端13aと密着するように、第2シール部18bが、袋状体の第1シール部14と密着するように、蓋体18を袋状体11に設置する。この成形型10の密封構造は、該第1シール部14が該第2シール部18bで覆われた領域に保持具19を設置し、保持具19の力を係止部4に印加することにより、該領域の第2シール部18bと第1シール部14との密着性を確保する構造であり、袋状体11を密封している。保持具19であるゴムバンドは、溝4aに嵌合的になり、該密着性が強化されている。該係止部4と胴部13との間は圧力媒体が存在する空間が存在する。この密封構造は、CIP成形時の圧力媒体により、更に確実なものとなる。
本発明の黒鉛材料の製造方法では、上述のようにCIP成形時に圧力媒体により袋状体11、及び蓋体18がそのゴム弾性によりほぼ均等に圧縮変形するため、袋状体11内の粉体も直方体状の形状の状態で等方的に圧縮、成形されるので、袋状体11の収容部16の形状が良好に維持される。特に蓋体18の開口覆い部18aと胴部13の上端13aの界面は良好な平面形状が維持され、かつ開口覆い部18aと胴部の上端13a近傍が密着状態を維持しながら粉体の収縮に追随して収縮する(その結果、CIP成形前では開口覆い部18aは水平であるが、その粉体との接触部は、図10のようにCIP成形により下方へ落ち込む形状となる)ので象の足現象は有効に防止される。
収容部内径がφ700mm、高さが560mm、第1シール部の長さが400mm、厚さが10mmである袋状体を、上部に係止部を有する本発明のケースに入れ、第1シール部を係止部の外側を覆うように折り曲げた。係止部には、13mmの鉄の丸棒3本を、80mm間隔で周回するように備えられており、3つの突起を形成し、突起によって、2つの溝が形成されている。
収容部に、コークスとバインダーピッチを混練、粉砕してえられた黒鉛材料の原料粉を開口の上端まで充填し、蓋体で覆い、第2シール部と第1シール部と密着させた。
更に当該溝の位置に、第2シール部の外側から、ゴムバンドで締め付けた。ゴムバンドは、太さがφ10mmであって、直径が600mmのリング状のものを50本使用した。
このようにして黒鉛材料の原料粉が充填された成形型を得た。
黒鉛材料の原料粉が充填された成形型をCIP成形装置に入れ、水からなる圧力媒体に沈め、圧力媒体によって、100MPaまで加圧した。
加圧後に、圧力媒体を少しずつ抜くことによって減圧し、圧力を解放した後、成形型をCIP成形型より取り出した。
取り出した後の成形型は、袋状体の境界部分が該ケースの内部に落ち込み、蓋体上部に弛みが生じ、加圧媒体が蓋体上部に溜まり、ゴムバンドは元の位置よりも上に移動していた。
取り出した成形型のゴムバンドを外し、収容部の内部を確認したが、圧力媒体の浸入はなく、圧力媒体に濡れることなく黒鉛材料の成形体が得られた。また、ゴムバンドは容易に取り外すことができた。また、黒鉛材料の成形体は、袋状体及び蓋体と共に収縮することによって、上側が広がることなく円柱状に成形することができた。
得られた黒鉛材料の成形体を焼成、黒鉛化することによって、黒鉛材料を得ることができた。
Claims (12)
- 開口端から外側に折り曲げられる第1シール部を有する袋状体を収容しCIP成形するケースであって、
当該ケースは、
多数の孔を有する側壁と、
底と、
該側壁の上部外側面を周回し、前記袋状体の第1シール部を外側に拡張することにより保持する係止部と、
を有することを特徴とするCIP成形用のケース。 - 前記係止部は、その横断面が外側に膨らむ閉じた曲線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のCIP成形用のケース。
- 前記係止部は、その横断面が円形あるいは楕円状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のCIP成形用のケース。
- 前記係止部には、前記側壁を周回する溝を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のCIP成形用のケース。
- 前記溝は、複数列形成されていることを特徴とする請求項4に記載のCIP成形用のケース。
- 前記側壁は、円筒形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のCIP成形用のケース。
- 前記側壁は、角柱形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のCIP成形用のケース。
- 前記袋状体は、ゴムからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のCIP成形用ケース。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のケースと、
成形体を収容する収容部を有し、該収容部の開口端から延び、前記ケースの外側に折り曲げられる第1シール部を有する成形原料が充填された袋状体と、
前記第1シール部を覆う第2シール部を有する蓋体と、
前記第1シール部と第2シール部を外側から締める保持具と、
からなる成形型をCIP成形することを特徴とする黒鉛材料の製造方法。 - 前記保持具は弾性を有することを特徴とする請求項9に記載の黒鉛材料の製造方法。
- 前記保持具はゴムバンドからなることを特徴とする請求項10に記載の黒鉛材料の製造方法。
- 前記袋状体は、ゴムからなることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の黒鉛材料の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012165107A JP5995582B2 (ja) | 2012-07-25 | 2012-07-25 | ケース、及び黒鉛材料の製造方法 |
KR1020130087336A KR101465888B1 (ko) | 2012-07-25 | 2013-07-24 | 케이스 및 흑연 재료의 제조 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012165107A JP5995582B2 (ja) | 2012-07-25 | 2012-07-25 | ケース、及び黒鉛材料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014024228A JP2014024228A (ja) | 2014-02-06 |
JP5995582B2 true JP5995582B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=50198365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012165107A Active JP5995582B2 (ja) | 2012-07-25 | 2012-07-25 | ケース、及び黒鉛材料の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5995582B2 (ja) |
KR (1) | KR101465888B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104139449B (zh) * | 2014-06-26 | 2017-02-15 | 李建尧 | 冷等静压机 |
CN108582423A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-09-28 | 黄山市古城歙砚有限公司 | 一种歙砚生产用快速成型装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60902A (ja) * | 1983-06-17 | 1985-01-07 | 日立化成工業株式会社 | 粉末成形体の成形方法及び成形装置 |
JPH0211693U (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-24 | ||
JPH047106U (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-22 | ||
JPH04187702A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-06 | Toshiba Corp | 静水圧加圧用成形型装置 |
JPH06285696A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-11 | Kobe Steel Ltd | 冷間等方加圧成形方法及びそれに用いる成形型 |
JPH0957492A (ja) * | 1995-08-22 | 1997-03-04 | Mitsubishi Materials Corp | Cip成形法 |
JP2005279708A (ja) | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Kyocera Corp | 静水圧用の成形型及びそれを用いた静水圧成形方法 |
KR101009851B1 (ko) * | 2008-10-28 | 2011-01-19 | 현대제철 주식회사 | 원통체 제조용 냉간 성형 장치 |
-
2012
- 2012-07-25 JP JP2012165107A patent/JP5995582B2/ja active Active
-
2013
- 2013-07-24 KR KR1020130087336A patent/KR101465888B1/ko active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20140013978A (ko) | 2014-02-05 |
JP2014024228A (ja) | 2014-02-06 |
KR101465888B1 (ko) | 2014-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5995582B2 (ja) | ケース、及び黒鉛材料の製造方法 | |
JP6097883B2 (ja) | 中間バルクコンテナ | |
JP5995581B2 (ja) | 成形型、袋状体、及び黒鉛材料の製造方法 | |
JP2012091088A (ja) | 脱水装置 | |
US4300702A (en) | Sealing cap | |
WO2004017330A1 (ja) | 繊維強化コンクリートキャスク及びその成型用支持枠体、該コンクリートキャスクの製造方法 | |
CN102047343B (zh) | 用于封装核废料的具有强制装配盖子的容器 | |
JP5700226B2 (ja) | シッピングプラグ | |
JP2006307947A (ja) | 高圧ガス貯蔵容器の製造方法及び高圧ガス貯蔵容器 | |
CN204526234U (zh) | 等静压机中对弹性模具的定形装置 | |
JP7373875B2 (ja) | 合成樹脂製ケース | |
JP6224406B2 (ja) | 保持容器および黒鉛材の製造方法 | |
JP5530604B2 (ja) | 放射性廃棄物の処理容器および該処理容器を用いた放射性廃棄物の処理方法 | |
JP5227127B2 (ja) | 支持ブロックの製造方法及び支持ブロック | |
KR101431071B1 (ko) | 상,하수관용 패킹 | |
KR101665767B1 (ko) | 흑연 성형체 | |
JP6521716B2 (ja) | 浸透器を備えるマンホール壁の製造方法 | |
JP2019038564A (ja) | ボトル缶及びキャップ付きボトル缶 | |
JP2006320914A (ja) | 角缶のネッキング方法およびその装置 | |
JP2012514535A (ja) | 金属容器を閉鎖する方法 | |
CN105081997B (zh) | 砂轮节块成型模具及其上压头和下压头 | |
JP6383206B2 (ja) | 粉末成形体の製造用型 | |
JP3212536U (ja) | 折畳式バケツ | |
JP5035907B2 (ja) | 金属ベローズ式アキュムレータ | |
JP5348742B2 (ja) | ベローズ式アキュムレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20140210 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20150202 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5995582 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |