JP5995006B2 - 機械攪拌式脱硫設備のインペラー交換装置 - Google Patents

機械攪拌式脱硫設備のインペラー交換装置 Download PDF

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本発明は、機械攪拌式脱硫設備に取り付けられたインペラーを新規なインペラーに交換するインペラー交換装置に関するものである。
溶銑の脱硫法としては、従来、溶銑中にランスを浸漬し該ランスを通して脱硫剤を吹き込むインジェクション法や溶銑中にインペラーを浸漬して該インペラーの回転により溶銑と脱硫剤を混合攪拌する機械攪拌式脱硫法が知られている。
なかでも、インペラーを使用して溶銑の脱硫処理を行う機械攪拌式脱硫法は、処理ラインに沿ってインペラーそのものを駆動源とともに移動させる設備構成を採用することにより複数の保持容器に収容された溶銑を順次攪拌することが可能であり、設備にかかるコストを抑えながら、攪拌効率のよい操業が行える利点を有している。
ところで、溶銑中に浸漬するインペラーは、その表面が耐火物で覆われているものの、溶損や欠落の発生が不可避であり、インペラーそのものを定期的に交換するのが不可欠であるところ、インペラーの交換中は脱硫処理の中断を余儀なくされることから、かかる交換作業をいかに短時間で行うかが課題になっている。
この点に関する先行技術として、例えば、特許文献1には、脱硫処理ライン上を走行可能な台車に、シリンダ装置により昇降動可能に構成された複数のインペラー容器と、該シリンダ装置を作動させるための作動装置と、動力伝達機構を介して台車を走行させる駆動源とを配設したインペラー交換装置が提案されている。
また、特許文献2には、溶銑の脱硫処理ライン上を走行可能とする台車上に、シリンダ装置により昇降可能に支持された複数のインペラー容器を設け、この容器内のインペラーとインペラー旋回主軸とを凹凸嵌合式フランジ継手にて着脱可能にしておく一方、インペラー容器内に移動式ターンテーブルからなるインペラー芯出し装置を設け、フランジ継手の締結用ボルトを当該ボルト孔に貫通するロッドとして、各接続用ロッドをフランジ継手の上に配した圧縮バネにて弾力支持し、かつロッド下部には抜止め手段を設け、インペラー旋回主軸に突設したシリンダ受けと圧縮バネとの間に接続用ロッドを押下げる油圧またはエアーシリンダーを配設したインペラー交換装置が、また、特許文献3には、走行可能な交換台車の上に、インペラーの支持アームを固着した昇降支柱を立設した構造からなるものが、さらに、特許文献4には、昇降手段により昇降可能に支持され、かつ第1回転駆動手段により旋回可能な第1旋回手段と、この第1旋回可能手段に載置され、往復動手段により水平移動可能なスライド部材とこのスライド部材に該第1旋回部材の船かい軸を中心に複数載置され、第2回転駆動手段によりそれぞれ旋回可能な第2旋回部材とから構成され、該第2旋回部材に、支柱と、この支柱の上部に設けられたインペラーを該第2旋回部材の旋回中心に支持する二股状の支持具を設けた構造からなるものがそれぞれ提案されている。
実開昭57−44158号公報 実開平5−37949号公報 特開2003−185358号公報 特開2010−116585号公報
しかしながら、上記各特許文献1〜4にみられる従来の装置は、いずれのものも、装置自体が大掛かりとなり設備コストの上昇が避けられないうえ、芯出しに時間を要する不具合があり、とくに、既存の設備への適用にあたっては、設置スペースの確保が困難な状況にあった。
本発明の課題は、装置構造の簡素化、コンパクト化を図るとともにインペラーを正確な芯出しのもとに短時間で交換し得る機械攪拌式脱硫設備のインペラー交換装置を提案するところにある。
本発明は、機械攪拌式脱硫設備の回転駆動軸にフランジ継手を介して着脱自在に吊り下げ保持されたインペラーを、新規なインペラーに交換するインペラー交換装置であって、前記回転駆動軸の真下に配置可能なベースと、このベースの上に載置されその前後において移動可能な第1のスライダーと、この第1のスライダーの上に載置され該第1のスライダーの移動する向きと交差する向きに移動可能な第2のスライダーとを備え、前記第2のスライダーは、その上面を該インペラーの載置面とする天板と、この天板の上面に起立姿勢で配置され該天板と協働してその内側に交換すべき新規なインペラーの設置域を区画形成する少なくとも4枚のガイド板からなり、前記ガイド板は、該設置域の面積をその上部開放端に向けて漸次拡大させる傾斜壁を有することを特徴とする機械攪拌式脱硫設備のインペラー交換装置である。
上記のインペラー交換装置においては、前記第2のスライダーに、前記設置域にインペラーを設置したままそれそのものを前後および左右の少なくとも一方に傾動させて該インペラーの前記回転駆動軸の軸端面に対する水平度を調整する傾動手段を設けておくのが好ましい。
また、上記のインペラー交換装置においては、前記ガイド板は、前記第2のスライダーの天板を最下辺とした窓孔を有するものであること、さらに、ベースは、機械攪拌式脱硫設備の回動駆動軸の真下に向けて移動可能な移動機構を有することが、本発明の課題解決のための具体的手段として好ましい。
上記の構成からなる本発明のインペラー交換装置によれば、装置の主要部材は基本的には、回転駆動軸の真下に配置可能なベースと、このベースの上に載置される第1のスライダーと、この第1のスライダーの上に載置される第2のスライダーとの3部材から構成されるものにすぎないので、装置構造の簡素化、コンパクト化が可能となり、既存の設備に適用するにしても設置スペースの確保が容易となる。
また、第2のスライダーの天板に、インペラーの設置域を区画形成する少なくとも4枚のガイド板を設けるとともに、該ガイド板に、該設置域の面積をその上部開放端に向けて漸次拡大する傾斜壁を形成したため、該傾斜壁がガイドとなり新規なインペラーを交換装置の設置域へ導入する際の作業が容易(労力の軽減)であり、しかも、インペラーを設置域におくだけでインペラーは第2のスライダーにおいて正確に位置決めされる。
また、第1のスライダーをベース上で移動させ、第2のスライダーを第1のスライダー上で移動させることによりインペラーの軸心の、回転駆動軸の軸心に対する芯ずれの調整が容易に行えるとともに、第2のスライダーを傾動させることにより回転駆動軸の軸端面に対する水平度(面開き)の簡単に調整することが可能であり、芯出しのための時間が短くてすむ。
また、上記の構成からなる本発明のインペラーの交換装置によれば、ガイド板に第2のスライダーの天板を最下辺とする窓孔を設けるようにしたため、この窓孔を通してインペラーと天板との間に水平度調整用のテーパライナーを挿入することができる。
本発明に従うインペラー交換装置の実施の形態を、その平面について模式的に示した図である。 図1に示したインペラー交換装置の正面を示した図である。 図1に示したインペラー交換相違の側面を示した図である。 溶銑の脱硫処理ラインを模式的に示した図である。 テーパライナーの外観斜視図を示した図である。
図1は、本発明に従うインペラー交換装置の実施の形態をその正面について模式的に示した図であり、図2は、図1に示したインペラー交換装置の平面を示した図であり、図3は、図1に示したインペラー交換装置の側面を示した図である。また、図4は、図1〜3に示したインペラー交換装置を溶銑の脱硫処理ラインに配置した状態を示した図である。
図1〜4における符号1は、本発明において交換対象とする新規なインペラーである。このインペラー1は、シャフト1aの下端部に4枚の回転羽根1bを有し、その上端部にボルトとナット(図示せず)によって機械攪拌式脱硫設備の回転駆動軸に連結可能なフランジ継手1cを有するものからなる。なお、ここに図示したインペラー1は、一例を示したものであって、4枚の回転羽根1bを備えたものに限定されることはない。
また、2は、インペラー交換装置を構成するベースである。このベース2は、機械攪拌式脱硫設備それ自体が走行可能な構造である場合に、設置場所を一定にした固定式とすることができるが、該機械攪拌式脱硫設備が固定式である場合には、予め敷設された軌道等に沿って移動可能な移動構造からなるものを適用することも可能であり、いずれにおいても機械攪拌式脱硫設備の回転駆動軸の真下に位置させることができるものからなる(設置場所が一定である固定式のものでは、機械攪拌式脱硫設備を移動させることによってベース2が該機械攪拌式脱硫設備の真下に位置することが可能な場合に設置される)。
また、3は、ベース2の上に載置された第1のスライダーである。この第1のスライダー3は、ベース2の上面で前後(X方向(図3参照))に向けて敷設された軌道3aと、この軌道3aに沿って転動して第1のスライダー3を進退移動させる車輪3bを有している。なお、第1のスライダー3の移動手段として、ここでは、軌道3aと車輪3bを適用した場合について示したが、タフコロ、リニヤガイド等によって構成される移動手段等、他の移動手段を適用することが可能であり、図示のものに限定されることはない。
また、4は、第1のスライダー3の上に載置された第2のスライダーである。この第2のスライダー4は、新規なインペラー1を載置する天板4aと、この天板4aの上面に起立姿勢で配置され該天板4aと協働してその内側にインペラー1の設置域Mを区画形成するガイド板4bとから構成されていて(ガイド板4bとインペラー1の回転羽根1bとの間には極わずかな隙間が形成される程度に保たれている)、第1のスライダー3の上面で軌道3aと交差する向き(Y方向(図1参照))に施設された軌道4cと、この軌道4cに沿って転動して第2のスライダー4を進退移動させる車輪4dとを有している。この第2のスライダー4の移動手段についても第1のスライダー3と同様、軌道4c、車輪4dからなるものを例として示したが、他の移動手段を適用することが可能であり図示のものに限定されることはない。なお、第1のスライダー3をY方向(左右方向)に移動可能とし、第2のスライダー4をそれと直交する向き、すなわちX方向(前後方向)に移動可能としてもよい。
ガイド板4bによって区画形成された設置域Mは、交換すべき新規なインペラー1を配置する場所であって、この設置域Mに新規なインペラー1が配置されると、インペラー1は、インペラー1の軸心と設置域Mの中心が略一致した状態で第2のスライダー4に位置決めされる。ガイド板4bは、天板4aの上でその前後にスライドできるようにしておいてもよく、これによりサイズの異なるインペラー1を用いる場合においても容易に対応し得る。
さらに、5は、ガイド板4bの内側面に設けられた傾斜壁である。この傾斜壁5は、インペラー1の設置域Mの面積をその上部開放端に向けてテーパー状に漸次拡大させるものであって、この傾斜壁5を設けることによって例えば、新規なインペラー1をクレーン等で吊り上げて設置域Mに配置するとき、該傾斜壁5がガイドとなりインペラー1を設置域Mに導入しやすくなる。なお、ガイド板4bは、インペラー1の軸心を中心にして90°間隔で4つ設けた場合について示したが、ガイド板4bの設置個数、幅寸法等は、インペラー1の攪拌羽根1bの枚数等に応じて適宜変更される。ここに、設置域Mの面積とは、図2において斜線によって表示された面積をいうものとする。
6は、第2のスライダー4の天板4aと、この天板4aを保持する受け板4eとの間に設けられた複数の傾動手段(手動ジャッキ等)である。この傾動手段6はロッド6aを昇降移動させて天板4aを適宜前後、左右に傾動させることができるものであって、インペラー1のシャフト1aの軸端(実際には、フランジ継手1cの継手端面)の水平度(機械攪拌式脱硫設備の回転駆動軸の軸端に対する水平度)を調整する。
さらに、7は、ガイド板4bの下側部分に切欠き部を設け、第2のスライダー4の天板4aを最下辺として形成された窓孔である。インペラー1のシャフト1aの軸端の水平度は、基本的には、傾動手段6により調整することができるが、この窓孔7を通してインペラー1と天板4aとの間に図5に示すようなテーパライナーを必要に応じて差し入れることによって水平度を調整することもできる。
上記の構成からなるインペラー交換装置は、上掲図4に示すように、溶銑が収容された溶銑保持容器が配置される場所に溶銑保持容器と横並び状態で配置されるものであって、その隣接領域には、使用済みのインペラー1′を一時的に置いておくためのインペラー置き場が設けられ、これによってインペラー1の効率的な交換を可能としている。
また、符号8(図4参照)は、脱硫処理ラインに沿って施設された軌道、9は軌道8に沿って走行可能な機械攪拌式脱硫設備である。
機械攪拌式脱硫設備9は、移動台車9aと、この移動台車9aに設置された縦長の枠体9bと、この枠体9bの内側でウインチWの如き手段によって昇降可能な内枠9cとを備えたものから構成されており、該内枠9cには、減速機を含む駆動源9dが配置されている。
上記駆動源9dの回転駆動軸9eにはフランジ継手9fを介してインペラー1が吊り下げ保持されており、駆動源9dにより回転駆動軸9eを回転させることによってインペラー1が回転可能になっている。
また、10は、軌道8の下側で該軌道8に沿って配置された溶銑保持容器である。
溶銑保持容器10に保持された溶銑の脱硫処理は、機械攪拌式脱硫設備9を移動台車9aにより適宜移動させてインペラー1を溶銑保持容器10の真上に位置せしめたのち、内枠9cを枠体9bに沿い下降させて該インペラー1を溶銑保持容器9内の溶湯中に浸漬し、その浸漬状態を保持しインペラー1を回転させることにより行う(脱硫剤を添加した回転攪拌)。
溶銑の脱硫処理を終えたのちは、インペラー1の回転を停止し、内枠9cを上昇させてインペラー1を枠体9b内に一旦格納する。そして、機械攪拌式脱硫設備9を移動台車9aにより移動させ、さらに、別の溶銑保持容器10の真上に位置せしめて上記と同様の要領でインペラー1を回転させることにより溶銑の脱硫処理を行う。
インペラー1を交換するに当たっては、まず、交換すべき新規なインペラー1を、インペラー交換装置の設置域M内にクレーン等を使用して予め配置し、傾動手段6あるいはテーパライナーを使用してインペラー1の水平度(実際には、フランジ継手1cの上端面の水平度)を調整する一方、械攪拌式脱硫装置9をインペラー置き場11まで移動させる。
機械攪拌式脱硫設備9がインペラー置き場11に到達したならば内枠9cを枠体9bの最下端まで下降させて使用済みのインペラー1′をインペラー置き場11に載せるとともにフランジ継手9f、1cを相互につなぐ締結ボルトを取り外して該インペラー1′を回転駆動軸9eから切り離す。
使用済みのインペラー1′を回転駆動軸9eから切り離したのちは、機械攪拌式脱硫設備9をインペラーの交換装置の真下まで移動させるとともに内枠9cを下降させて回転駆動軸9eのフランジ継手9fを、新規なインペラー1のフランジ継手1cに近接させる(締結ボルトが両方のフランジ継手9f、1cに届く程度の間隔)。
そして、第1のスライダー3、第2のスライダー4をそれぞれ適宜移動させてインペラー1の軸心と回転駆動軸9eの軸心との芯ずれを調整(芯出し)(必要に応じてインペラー1の水平度を調整する)するとともに、フランジ継手9fを回動させて該フランジ継手9fのボルト孔とインペラー1のフランジ継手1cのボルト孔を一致させる位置合わせを行い、さらに、フランジ継手9fとインペラー1のフランジ継手1cを接触させて締結ボルトにてフランジ継手を相互に連結する。なお、インペラー1の水平度は、水準器を用いて確認し、軸心の芯ずれについては、ダイヤルゲージを用いて確認することができる。
本発明のインペラー交換装置では、新規なインペラー1を交換装置の設置域Mに配置する際、クレーン等を使うことになるが、ガイド板4bには、傾斜壁5が形成され、設置域Mは、その装入口がテーパー状に拡大されているため、インペラー1の設置域Mへの配置を簡単に行うことができる利点がある。
また、第1のスライダー3および第2のスライダー4をそれぞれ移動させることにより芯ずれの調整が可能で、かつ、第2のスライダー4を適宜傾動させることで水平度の調整が可能となるため、短時間で正確な芯出しが行える。
交換装置のベース2を固定式にして一定の場所に据え付けるに当たっては、設置域Mの中心を、回転駆動軸9eの軸心が通るライン上に位置させておくのが好ましい。というのは、これにより、芯出しする際に第1のスライダー3および第2のスライダー4の少なくとも一方を極わずかに移動させるだけでよくなり、芯出し作業がより容易となるからである。
第1のスライダー3、第2のスライダー4は、動力源を用いて移動させることができるが、手動で移動させる構造にしてもよく、この場合、装置の構造のより一層の簡素化、コンパクト化が可能であり、設備コストの抑制を図ることもできる。
第1のスライダー3、第2のスライダー4を手動で移動させる場合には、スクリューロッドとこのスクリューロッドに係合するナットを適用して移動機構を構成し、ハンドルによってスクリューロッドあるいはナットのいずれか一方を回転させることによって第1のスライダー3、第2のスライダー4を移動させる。この場合、マイタギア等でハンドルの向きを一方向に集約させることにより、安全性の確保、作業の簡便化を図ることが可能となる。とくにインペラー1の芯出しにおいては、数ミリ単位の調整が必要になるが、スクリューロッドとナットを採用した移動機構においては、スクリューロッドのリード(角)を適宜選定することによりミリ単位の調整が行える。
本発明では、インペラー交換装置を固定式とし、機械攪拌式脱硫設備9を移動式のものとして説明したが、機械攪拌式脱硫設備9を固定式として溶銑の脱硫処理が一定の場所で行われる設備にあっては、ベース2に移動機構を設けて交換装置そのものを移動できるようにしてもよく、この点についても限定されない。
インペラーの芯出し作業にかかる時間について調査したところ、従来は、21分程度かかっていたのに対して本発明に従う交換装置を適用した場合には2分程度で芯出しを終えることができた。
本発明によれば、構造の簡素化、コンパクト化を図ることが可能であり、かつ、正確な芯出しのもとに短時間でインペラーを交換し得るインペラー交換装置が提供できる。
1 インペラー
1a シャフト
1b 回転羽根
1c フランジ継手
2 ベース
3 第1のスライダー
3a 軌道
3b 車輪
4 第2のスライダー
4a 天板
4b ガイド板
4c 軌道
4d 車輪
5 傾斜壁
6 傾動手段
6a ロッド
7 窓孔
8 軌道
9 機械攪拌式脱硫設備
9a 移動台車
9b 枠体
9c 内枠
9d 駆動源
9e 回転駆動軸
9f フランジ継手
10 溶銑保持容器
11 インペラー置き場
12 溶銑装入装置

Claims (4)

  1. 機械攪拌式脱硫設備の回転駆動軸にフランジ継手を介して着脱自在に吊り下げ保持されたインペラーを、新規なインペラーに交換するインペラーの交換装置であって、
    前記回転駆動軸の真下に配置可能なベースと、このベースの上に載置されその前後において移動可能な第1のスライダーと、この第1のスライダーの上に載置され該第1のスライダーの移動する向きと交差する向きに移動可能な第2のスライダーとを備え、
    前記第2のスライダーは、その上面を該インペラーの載置面とする天板と、この天板の上面に起立姿勢で配置され該天板と協働してその内側に交換すべき新規なインペラーの設置域を区画形成する少なくとも4枚のガイド板からなり、
    前記ガイド板は、該設置域の面積をその上部開放端に向けて漸次拡大させる傾斜壁を有することを特徴とする機械攪拌式脱硫設備のインペラー交換装置。
  2. 前記第2のスライダーは、前記設置空間にインペラーを設置したままそれそのものを前後および左右の少なくとも一方に傾動させて該インペラーの水平度を調整する傾動手段を有することを特徴とする請求項1に記載した機械攪拌式脱硫設備のインペラー交換装置。
  3. 前記ガイド板は、前記第2のスライダーの天板を最下辺とした窓孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載した機械攪拌式脱硫設備のインペラー交換装置。
  4. 前記ベースは、前記機械攪拌式脱硫設備の回転駆動軸の真下に向けて移動可能な移動機構を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載した機械攪拌式脱硫設備のインペラー交換装置。
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