JP5994340B2 - 医療用コネクタ、及び医療用コネクタを含む医療用具、並びに医療用コネクタと可撓性チューブとの接続構造 - Google Patents

医療用コネクタ、及び医療用コネクタを含む医療用具、並びに医療用コネクタと可撓性チューブとの接続構造 Download PDF

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Description

本発明は、医療用コネクタ、及び医療用コネクタを含む医療用具(例えば、カテーテル)、並びに医療用コネクタと可撓性チューブとの接続構造に関する。
食道や口腔等の外傷、疾患、又は手術等によって食物を口腔から胃に送り込むことが困難となった患者に栄養剤、流動食、又は薬剤など(一般に「経腸栄養剤」と呼ばれる。以下、「流動物」と称する。)を投与する方法として経腸栄養療法が知られている。経腸栄養療法では、液状物を患者の体内に送り込むために可撓性を有するカテーテル(一般に「経腸栄養療法用カテーテル」と呼ばれる。)が用いられる。経腸栄養療法を行う際には、カテーテルの一方の端部を患者の体内に挿入し、他方の端部に、流動物が充填された充填容器が接続されて、上記カテーテルを介して患者に流動物が供給される。これらのカテーテルは、例えば、チューブと当該チューブの上側端部に接続されたコネクタとを含む。コネクタは、その一部がチューブ内に単に圧入されることによりチューブに接続されることが多い。その理由は、合成樹脂同士の接続に多く使用される溶剤型接着剤は、下記のような問題点を有するからである。
即ち、まず第1に接着剤によって、医療用具の塗布した箇所が変質し、破損する恐れがあるからである。第2に滅菌、特に蒸気滅菌によって、接続箇所の結合強度が低下する恐れがある。第3に残留する溶剤による生体への影響が懸念される。第4に接続部分のみに接着剤を塗布しなくてはならず、面倒である。そのため、特許文献1に開示されているような、可撓性チューブに対して外嵌合する固定具を利用した接続方法が開示されている。
また、特許文献2に記載の接続構造では、図14に示されるように、硬質部材の一端部に同心円状に大径の環状突出部72と小径の環状突出部73が形成され、両環状突出部の間に環状隙間が形成され、該隙間に管状軟質部材75が挿入されており、挿入された管状軟質部材75と大径環状突出部72との隙間に円筒状挿入部材76が挿填され、該挿入部材76が当接する大径環状突出部72の内腔に複数箇所の凸部77が形成されている。
特開2005−261572号公報 特開2001−95927号公報
しかし、引用文献1では、固定具の内面に形成された締結手段が螺旋状であるため、簡単で小さな力で十分な接続強度を確保できるとしているが、可撓性チューブよりも硬い固定具の内面を可撓性チューブの外表面に摺りつけながら固定具を可撓性チューブ雄コネクタとの接続部位に接続するので、可撓性チューブ(特にその外表面)が接続部位において捩れる可能性がある。また、引用文献2に記載の接続構造についても、管状軟質部材75と大径環状突出部72との隙間に円筒状挿入部材76を挿入するので、管状軟質部材75(特にその外表面)が接続部位において捩れる可能性がある。
また、特に、可撓性チューブがシリコーンチューブである場合、シリコーンチューブへの接着剤を用いたコネクタの固定は、高い接着性を得る観点から難しい。
そこで、本発明は、可撓性チューブの材質にかかわらず、簡便にしかも確実に、接着剤を使用することなく可撓性チューブに接続できる、医療用コネクタ、及び当該医療用コネクタと当該医療用コネクタが接続された可撓性チューブとを含む医療用具、並びに当該医療用具における医療用コネクタと可撓性チューブとの接続構造を提供する。
本発明の医療用コネクタは、
可撓性チューブの一方の端部に接続される医療用コネクタであって、
医療用コネクタは、コネクタ本体部と、第1接続部を備え前記コネクタ本体部に装着されることにより前記コネクタ本体部と共同して前記可撓性チューブを挟持する締め付け部材とを含み、
前記コネクタ本体部は、
内側からこの順で相互に離間して配置された、第1筒状部と第2筒状部とを含み、
前記第1筒状部は、前記第2筒状部と別体であるか、又は、その一方の端部が前記第2筒状部と連結されており、
前記第2筒状部は、その外表面に形成されており前記第1接続部と螺旋又は嵌合可能な第2接続部と、前記第1筒状部の前記一方の端部から遠い前記第2筒状部の一端から他端側に向かって形成された切欠部とを含み、
前記第1接続部と前記第2接続部の螺合又は嵌合によって、前記第2筒状部が前記コネクタ本体部の中心軸に近づくように弾性変形し、前記第1筒状部と前記第2筒状部の間に挿入された前記可撓性チューブが、前記第1筒状部と前記第2筒状部とで挟持される。
本発明の医療用具は、前記可撓性チューブと、前記可撓性チューブの一方の端部に接続された本発明の医療用コネクタとを含む。
本発明の医療用コネクタと可撓性チューブとの接続構造は、
可撓性チューブと、前記可撓性チューブの一方の端部に接続された医療用コネクタとの接続構造であって、
医療用コネクタは、コネクタ本体部と、第1接続部を備え前記コネクタ本体部に装着されことにより前記コネクタ本体部と共同して前記可撓性チューブを挟持する締め付け部材とを含み、
前記コネクタ本体部は、
内側からこの順で相互に離間して配置された、第1筒状部と第2筒状部とを含み、
前記第1筒状部は、前記第2筒状部と別体であるか、又は、その一方の端部が前記第2筒状部と連結されており、
前記第2筒状部は、その外表面に形成されており前記第1接続部と螺旋又は嵌合可能な第2接続部と、前記第1筒状部の前記一方の端部から遠い前記第2筒状部の一端から他端側に向かって形成された切欠部とを含み、
前記第1接続部と前記第2接続部の螺合又は嵌合によって、前記第2筒状部が前記コネクタ本体部の中心軸に近づくように弾性変形し、前記第1筒状部と前記第2筒状部の間に挿入された前記可撓性チューブが、前記第1筒状部と前記第2筒状部とで挟持される。
本発明では、可撓性チューブの材質にかかわらず、簡便にしかも確実に、接着剤を使用せずに可撓性チューブと接続できる、医療用コネクタ、及び当該医療用コネクタと当該医療用コネクタが接続された可撓性チューブとを含むカテーテル、当該医療用コネクタと可撓性チューブとの接続構造を提供できる。
図1は、本発明の医療用コネクタの一例の斜視図である。 図2Aは図1に示された医療用コネクタの正面図、図2Bは平面図、図2Cは底面図である。 図3は、図2Cに示された医療用コネクタを矢印IIIに沿って見た拡大断面図である。 図4Aは図1に示された医療用コネクタを構成するコネクタ本体部のうちの内側部材の平面図、図4Bは正面図、図4Cは底面図、図4Dは矢印IVに沿って見た断面図である。 図5Aは図1に示された医療用コネクタを構成するコネクタ本体部のうちの外側部材の平面図であり、図5Bはその正面図であり、図5Cはその底面図であり、図5Dは矢印Vに沿って見た断面図である。 図6Aは図3に示した医療用コネクタを矢印VIBに沿って見た断面図であり、図6Bは締め付け部材がコネクタ本体部に装着される前の状態の可撓性チューブとコネクタ本体部の状態を示した断面図である。 図7Aは図1に示された医療用コネクタを構成する締め付け部材の平面図であり、図7Bはその正面図であり、図7Cはその底面図であり、図7Dは矢印VIに沿って見た断面図である。 図8は、本発明の医療用コネクタの他の一例の断面図である。 図9は、本発明の医療用コネクタの他の一例の断面図である。 図10は、本発明の医療用コネクタの他の一例を説明するための断面図である。 図11は、本発明のカテーテルの一例を示した概念正面図である。 図12は、図11に示したカテーテルの断面図である。 図13は、経腸栄養投与セットの一例を示した平面概念図である。 図14は、従来の医療用具の嵌合構造の概略を説明する断面図である。
本発明の医療用コネクタの好ましい一例及び本発明の医療用コネクタと可撓性チューブとの接続構造(以下単に「本発明の接続構造」又は「接続構造」と略称する場合もある。)の好ましい一例では、前記第1筒状部は、前記第2筒状部と別体であり、前記コネクタ本体部は、前記第2筒状部を含む外側部材と、前記第1筒状部を含む内側部材とにわかれている。医療用コネクタが可撓性チューブに接続された状態のとき、外側部材は、可撓性チューブの外側に配置され、内側部材の第1筒状部は、可撓性チューブ内に挿入される。そして、内側部材は、前記第1筒状部の一方の端部から外方向に突出しており、前記可撓性チューブの端面がその下側面に当接可能な環状突起を含む。この場合、可撓性チューブの上側端面と環状突起の下側面とが当接するまで、第1筒状部を可撓性チューブ内に挿入し、その状態を、コネクタ本体部と締め付け部材との接続が完了するまで保持するという簡単な操作により、コネクタ内における可撓性チューブの挿入長を最大限且つ安定して確保でき、好ましい。
本発明の医療用コネクタの好ましい一例および本発明の接続構造の好ましい一例では、
外側部材の上面のうちの第2筒状部の内腔の周囲が窪むことで、外側部材の上面に環状窪みが形成されており、環状窪み内に環状突起が配置され、環状突起の上面と、環状突起の上面と隣接する外側部材の上面とが同一平面内にある。この場合、医療用コネクタの上面について、不必要な段差を低減できるので、可撓性チューブ内に供給される液状物が医療用コネクタの上面の上に溜まって医療用コネクタが不潔になることが抑制できる。
本発明の医療用コネクタの好ましい一例および本発明の接続構造の好ましい一例では、前記第1接続部はオス螺子であり、前記第2接続部はメス螺子である。この場合、可撓性チューブに対して医療用コネクタを容易に着脱できる。このように、可撓性チューブに対する医療用コネクタの着脱が容易である場合、可撓性チューブには、医療用コネクタを介して当該医療用コネクタと接続可能なコネクタを備えた医療用送液回路を接続できるし、直接、他の医療用送液回路を接続でき、可撓性チューブに接続可能な医療用送液回路の選択肢が広がり、好ましい。
本発明の医療用コネクタの好ましい一例および本発明の接続構造の好ましい一例では、外側部材は、第2筒状部の外側に離間して配置された第3筒状部をさらに含み、第2筒状部の両端部のうちの前記切欠部が形成されていない端部が、連結部を介して第3筒状部と連結されている。この場合、例えば、医療用コネクタに医療用送液回路等を接続する際、第3筒状部を把持して接続操作を行えるので、医療用コネクタのうち可撓性チューブの挟持に寄与する部分を触らなくてすみ、医療用コネクタと可撓性チューブとの接続安定性の向上の観点から好ましい。
本発明の医療用コネクタの好ましい一例および本発明の接続構造の好ましい一例では、コネクタ本体部は、移送チューブと移送チューブの一方の端部に設けられたオスコネクタとを含む医療用送液回路の当該オスコネクタと係合可能な係合部を含む。
本発明の医療用具は、好ましくはカテーテルである。
以下、本発明の好適な医療用コネクタの一例、医療用コネクタを含む医療用具の一例、及び医療用コネクタと可撓性チューブとの接続構造の一例を、図面を用いて説明する。但し、本発明は以下の形態に限定されない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の医療用コネクタ1の斜視図であり、図2Aは医療用コネクタ1の正面図、図2Bは平面図、図2Cは底面図である。図3は、図2Cに示された医療用コネクタ1を矢印IIIに沿って見た断面図である。図4Aは医療用コネクタ1を構成するコネクタ本体部2のうちの内側部材2bの平面図であり、図4Bは正面図であり、図4Cは底面図であり、図4Dは矢印IVに沿って見た断面図である。図5Aは医療用コネクタを1構成するコネクタ本体部2のうちの外側部材2aの平面図であり、図5Bはその正面図であり、図5Cはその底面図であり、図5Dは矢印Vに沿って見た断面図である。図6Aは図3に示した医療用コネクタ1を矢印VIBに沿って見た断面図であり、図6Bは、締め付け部材3がコネクタ本体部2に装着される前の状態の可撓性チューブ10とコネクタ本体部2の状態を示した断面図である。図7Aは医療用コネクタ1を構成する締め付け部材3の平面図であり、図7Bはその正面図であり、図7Cはその底面図であり、図7Dは矢印VIに沿って見た断面図である。
医療用コネクタ1は、可撓性チューブ10の一方の端部に装着されて、例えば、図11に示される経腸栄養療法用カテーテル8を構成する。
図1〜図7(特に図3)に示されるように、医療用コネクタ1は、コネクタ本体部2と、締め付け部材3とを含む。コネクタ本体部2は、内側部材2bと外側部材2aとを含む。
内側部材2bは、第1筒状部4bと、第1筒状部4bの上側端部から第1筒状部4bの中心軸100と直交する方向に突出した環状突起5bとを含む。第1筒状部4bは、可撓性チューブ10に医療用コネクタ1が接続された状態で、可撓性チューブ10内に挿入され可撓性チューブ10の内側に配置される。
外側部材2aは、その軸方向に貫通しており可撓性チューブ10を受容可能とする内腔6a(図5D参照)を有している。外側部材2aは、可撓性チューブ10に医療用コネクタ1が装着された状態で、可撓性チューブ10の外側に配置される第2筒状部4aと第3筒状部5aとを含む。即ち、コネクタ本体部2は、第1筒状部4bと第2筒状部4aと第3筒状部5aとを含み、第1筒状部4bと第2筒状部4aと第3筒状部5aとが、内側からこの順で同心円状に且つ相互に離間して配置されている。第2筒状部4aの上側端部(両端部のうちの前記切欠部42aが形成されていない端部)と第3筒状部5aは、連結部7aを介して連結されている。第2筒状部4aの内腔6aに挿入された可撓性チューブ10の先端端面11は、環状突起5bの下側面51bと接している。
尚、図3等において、参照符号100は、医療用コネクタ1の中心軸であり、可撓性チューブ10、第1筒状部4b、第2筒状部4a、第3筒状部5a、外側部材2a、内側部材2bの中心軸でもある。説明の便宜のため、本願において、中心軸100方向において、紙面上側を「上側」、紙面下側を「下側」と呼ぶ。よって、コネクタ本体部2は、相対的に締め付け部材3の上に配置される。
図4に示されるように、内側部材2bは、第1筒状部4bの上側端部(一方の端部)から外方向(第1筒状部4bの中心軸100と直交する方向)に向かって突出した環状突起5bを含む。内側部材2bの上側端部(環状突起5bが有る部分)における外径は、可撓性チューブ10の外径よりも大きく、その一部は、外側部材2a上に配置されている(図3参照)。
図5Dに示されるように、外側部材2aの上面には、第2筒状部4aの内腔6aの周囲が窪むことにより、環状窪み6b(図4D参照)が形成されている。環状突起5b(図4D等参照)はこの環状窪み6b内に配置されている(図3参照)。環状突起5bの下側面51b(図4参照)が、環状窪み6bの底面61b(図5D)に接することで、内側部材2bの下側方向への移動が制限されている。医療用コネクタ1の上面について不必要な段差を低減するため、環状突起5bの上面52b(図4D参照)と、環状突起5bの上面52bと隣接する外側部材2aの上面とが同一平面内にあり、且つ、連続した面を形成している(図3参照)。そのため、可撓性チューブ10内に供給される液状物が医療用コネクタ1の上面上や、内側部材2bと外側部材2aとの隙間に溜まって医療用コネクタ1が不潔になることが抑制されている。
図5(特に図5D)に示されるように、外側部材2aを構成する第2筒状部4aは、その上側端部が連結部7aを介して第3筒状部5aと連結されている。連結部7aは、外側部材2aの中心軸100と直交する方向に第2筒状部4aから外側に向かって形成された略環状の部材である。外側部材2aは、例えば、外側部材2aの材料を用いて共通の金型内で同時に成形しかつ一体化させる、いわゆる一体成形により成形できる。
第2筒状部4aは、第1筒状部4bとの間に可撓性チューブ10を受容する内腔6aを有する。第2筒状部4aの下側部分には、中心軸100と同方向に延びた切欠部42aが複数形成されることにより複数の支持片41aが存在する。切欠部42は、第2筒状部4aの下側端(一端)から上側(他端)に向かって形成されている。
第2筒状部4aの切欠部42aよりも上側の外周面には、下記で詳述する締め付け部材3のメス螺子31(第接続部、図7D参照)と螺合しうるオス螺子43aが第接続部として形成されている。
図5及び図6Aに示されるように、第2筒状部4aの下側部分には、切欠部42aが周方向に沿って等間隔で4つ形成されており、第2筒状部4aの下側部分は、複数の切欠部42aが形成されることにより周方向に複数に分割されている。第2筒状部4aの下側部分における外周面は、外側部材2aの上面から離れるほど外径が小さくなる円錐台面(テーパ面)の一部を構成している。コネクタ本体部2に締め付け部材3(下記で詳述する)が装着されると、第2筒状部4aの下側部分の支持片41aは、内側部材2b側に押され、第2筒状部4aの支持片41aはその基端部45(図5D参照)を基点として内側部材2b側に弾性変形する。
図6Aに、図3の医療用コネクタを矢印VIBに沿って見た部分断面図を示している。図6Bには、締め付け部材3がコネクタ本体部2に装着される前の状態の可撓性チューブ10とコネクタ本体部2を示している。図6Aと図6Bとを比較すると、コネクタ本体部2に締め付け部材3が装着されると、支持片41aの可撓性チューブ10に接した部分411aが、締め付け部材3によってコネクタ本体部2の第1筒状部4b側に押し付けられていることがわかる。尚、締め付け部材3がコネクタ本体部2に装着される前の状態において、部分411aは可撓性チューブ10の外周面に接していると好ましいが、可撓性チューブ10と部分411aとの間に隙間があってもよい。
第3筒状部5aは、例えば、医療用コネクタ1と、医療用送液回路のコネクタ等とを接続する操作を行う際に、操作者によって把持される部位である。第3筒状部5aを把持して上記操作を行うことで、医療用コネクタ1のうちの可撓性チューブ10の挟持に寄与する部分を触らなくても接続操作を行え、医療用コネクタ1と可撓性チューブ10との接続安定性の向上の観点から好ましい。
図7に示されるように、締め付け部材3は、中心軸100に沿った貫通穴32を有し、全体として略中空円筒形状をしている。締め付け部材3は、その内周面に、第2筒状部4aの外周面に形成されたオス螺子43a(図5D参照)と螺合可能なメス螺子31が形成された上部33と、外周面から中心軸100までの距離が下側に向かって徐々に小さくなった下部34とを含む。上部33の外周面から中心軸100までの距離は一定である。下部34の外周面から中心軸100までの距離は内周面と同様に下側に向かって徐々に小さくなっている。
上部33における内面形状は、オス螺子43aとメス螺子31の螺合により第2筒状部4aが、締め付け部材3によって内側部材2b側に押さえつけられる限り特に制限はないが、外側部材2aと内側部材2bとによる可撓性チューブ10の大きい挟持力の確保と、螺合のために行われる締め付け部材3の中心軸100を中心とした回転の操作性との両立の観点から、締め付け部材3の材料、コネクタ本体部2の材料、可撓性チューブの材料等を考慮の上、決定されると好ましい。
下部34の内周面はその外周面と同様に、中心軸100までの距離が下側に向かって徐々に小さくなった円錐台面(テーパ面)である。オス螺子43aとメス螺子31とが螺合して締め付け部材3がコネクタ本体部2に装着された状態で、締め付け部材3の下部34の内周面は、第2筒状部4aの支持片41aの外周面に当接し、第2筒状部4aの支持片41aを内側部材2b側に押し付ける。
このように、オス螺子43aとメス螺子31との螺合により、締め付け部材3のコネクタ本体部2への装着状態が保持され、且つ、締め付け部材3によって第2筒状部4aが可撓性チューブ10の中心軸100に近づくように弾性変形し,第1筒状部4bと第2筒状部4aとで、可撓性チューブ10が挟持された状態が保持される。オス螺子43aとメス螺子31との螺合により、第1筒状部4bと第2筒状部4aとで、可撓性チューブ10が挟持された状態が保持されるので、医療用コネクタを可撓性チューブ内に単に押し込むことにより医療用コネクタと可撓性チューブとが接続された従来の医療用具(例えば、経腸栄養療法用カテーテル)よりも、医療用コネクタ1と可撓性チューブ10とを強固に接続できる。
よって、医療用コネクタ1、医療用コネクタ1と可撓性チューブ10との接続構造を採用すれば、接着剤等を用いなくても、可撓性チューブ10に対して医療用コネクタ1を強固に装着できる。故に、医療用コネクタ1および上記接続構造は、例えば、高粘度の液状物を患者の体内に送る際に、好適に採用される。
また、オス螺子43aとメス螺子31との螺合を解除するという簡単な操作により医療用コネクタ1を可撓性チューブ10から取り外すこともできる。そのため、可撓性チューブ10から医療用コネクタ1を取り外せば、可撓性チューブ10に対して、例えば、可撓性チューブ10内に圧入可能なオスコネクタを備えた従来から公知の医療用送液回路(例えば、経腸栄養投与セットを構成する医療用送液回路)を接続することもできる。
また、医療用コネクタ1又は医療用コネクタ1と可撓性チューブ10との接続構造を採用すれば、可撓性チューブとの間に生じる摩擦力のみによって可撓性チューブとの接続が保持されるコネクタよりも、当該摩擦力が小さくてもよいし当該摩擦力について考慮しなくてもよい。
上記公知の経腸栄養投与セットは、例えば、移送チューブと、移送チューブの一方の端部に固定されたオスコネクタと、流量調整器と、点滴筒等を含む医療用送液回路と、移送チューブの他方の端部に接続されているか又は接続可能な手段を備え、液状物を収容可能とする容器とを含む。流量調整器は、移送チューブを押圧して移送チューブ内を流れる液状物の流量調整を可能とするものであり、点滴筒は、移送チューブを流れる液状物の流量を可視化させるものである。
医療用コネクタの材料は、可撓性チューブ10よりも高い剛性と硬度を有する材料であれば特に制限はないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリブタジエン(PBD)、ABS樹脂等を用いることができるが、移送チューブ41との接続が容易であるという理由から、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル(PVC)、又はABS樹脂が好ましい。外側部材2a、内側部材2b、締め付け部材3の材料は、同じであってもよいが、相互に異なっていてもよい。
医療用コネクタ1の可撓性チューブ10への接続は、例えば、下記のようにして行う。
可撓性チューブが、カテーテル用の可撓性チューブである場合、まず、可撓性チューブ10を締め付け部材3の貫通穴32(図7D参照)および第2筒状部4aの内腔6a内にこの順で通しておく。その際、可撓性チューブ10の両端部が貫通穴32および内腔6aの外に配置されるようにする。次いで、可撓性チューブ10の上側端から可撓性チューブ10内に内側部材2bの第1筒状部4bを、可撓性チューブの上側端面が環状突起の下側面51bに当接するまで挿入する。次いで、これらを下側に引いて、環状突起5bを外側部材2aの環状窪み6b内に配置する。最後に、締め付け部材3のメス螺子31と下側部材のオス螺子43aとを螺合させることにより、第1筒状部4bと第2筒状部4aとで可撓性チューブ10をその厚み方向に挟持する。
以上、図1〜図7を用いて、本発明の医療用コネクタの一例、接続構造の一例について各々説明したが、これらは例示に過ぎず、種々の変更が可能である。
図5等に示された締め付け部材3の切欠部42aの数は4個であるが、切欠部42aの数は1個以上であれば特に制限はない。切欠部42aの数は、第2筒状部4aの下側部分(支持片4a)を弾性変形しやすくする観点から複数個であると好ましいが、第2筒状部4aの弾性変形のし易さと、第2筒状部4aの強度の確保とが両立されるように決定すればよい。
切欠部42aは、第2筒状部4aにおいて、オス螺子43aよりも下側に形成されているが、第2筒状部4aと第1筒状部4bとによって、チューブ10が強固に挟持される限り、切欠部42aの一部が、第2筒状部4aのオス螺子43aが形成された領域内にも形成されており、切欠部42aの一部によってオス螺子43aが周方向に複数に分割されてもよい。
図5等に示された外側部材2aは、第3筒状部5aを含んでいるが、第3筒状部5aはなくてもよい。
図3等に示されるように、外側部材2aと内側部材2bとは、相互に独立した部品であるが、図8に示されるように、コネクタ本体部2において、外側部材2aと内側部材2bとは一体化されていてもよい。即ち、外側部材2aと内側部材2bとは、コネクタ本体部2の材料を用いて共通の金型内で同時に成形しかつ一体化させる、いわゆる一体成形により成形されていてもよい。
図3等に示されるように、第接続部はオス螺子43a,締め付け部材3の第接続部はメス螺子31であるが、図9に示されるように、第接続部が嵌合凹部44a、第接続部が嵌合突起35であってもよい。
また、図10に示されるように、医療用コネクタ1は、係合爪91を備えたオスコネクタ9を含む医療用送液回路との接続が可能なように、連結部7aよりも上側に、係合壁45aを含んでいてもよい。係合壁45aは、係合爪91を収容しうる径方向に窪んだ凹部を有する。図10に示した例では、コネクタ本体部2は、第2筒状部4aよりも上側において、連結部7aの上面から上方に突出し、環状突起5bまたは第1筒状部4bを囲うように形成された環状壁46aを含んでいる。環状壁46aの内周面とオスコネクタ9の挿入部92の外周面とが密着することにより、オスコネクタ9と医療用コネクタの液密性が担保される。
オスコネクタ9に医療用コネクタ1を被せるように矢印102の向きに医療用コネクタ1の環状壁46aを挿入部92に外挿する。次いで、医療用コネクタ1をオスコネクタ2に押し付けながら回転させて、係合爪91と係合壁45aとを係合させる。
(実施形態2)
次に、実施形態1の医療用コネクタ1、接続構造を含む経腸栄養療法用カテーテル(以下、「カテーテル」と略称する場合もある。)の一例について説明する。
図11は、図10に示した医療用コネクタ1を含むカテーテルの拡大斜視図であり、図12はその断面図である。カテーテル8は、例えば、PEGカテーテルである。PEGカテーテルは、患者に留置された後、約1〜6ヶ月間毎に交換される。
図11及び図12に示されるように、カテーテル8は、バルーンカテーテルであり、分岐チューブ82を備えたチューブ81(カテーテル本体)と、チューブ81の上側端部に装着された医療用コネクタ1と、バンパー84と、チューブ81の先端付近に設けられたバルーン83とを含む。分岐チューブ82の先端には、逆止弁85が設けられている。チューブ81は、シリコーンゴム、ウレタン等の柔軟性を有する軟質材料からなる。尚、図12において、バンパー84は省略している。
図12に示されるように、チューブ81は、液状物の投与路として機能する第1ルーメン86と、バルーンの膨張・収縮用の第2ルーメン87とを有する。第1ルーメン86は、チューブ81の長手方向に沿って形成された貫通路であり、第2ルーメン87は、その一端がチューブ81の外周面に開口して、バルーン83の内部に連通しており、その他端は、分岐チューブ82に設けられた逆止弁85によって塞がれている。逆止弁85から第2ルーメン87内に液体を供給することによりバルーン83は膨張させることができる。
チューブ81の外周面に表示された目盛りは、カテーテル8を操作する医療従事者が、カテーテル8のうちの患者の体内に挿入された部分の長さを確認するためのものである。
バンパー84は、カテーテル8が患者の体内に入り込みすぎることを抑制するストッパーである。バンパー84は、チューブ81上を摺動可能であるが、チューブ81に対する摺動抵抗が大きい材料(例えば、シリコーンゴム、ウレタン等)から形成されている。
次に、図11および図12に示した経腸栄養療法用カテーテル8の使用方法と、当該カテーテル8とオスコネクタ9を含む経腸栄養投与セット111(図13参照)との接続方法について説明する。
まず、カテーテル8は、その下側端から、患者に形成された小口(胃ろう)を通って、その下側端部が患者の胃内に挿入される。次いで、例えば、注射器等を用いて第2ルーメン57に液体を供給してバルーン83を膨らまる。これにより、カテーテル8が患者の小口から抜けることが防止される。次いで、バルーン83が粘膜壁に接触するまでカテーテル8を引っぱりバルーン83で小口をシールし、バンパー84をチューブ81上を摺動させる。これにより、カテーテル8が胃内へと深く差し込まれることが防止される。
次に、経腸栄養供給セット111(図13参照)の流量調整器13により移送チューブ12が押潰され、移送チューブ12の流路が閉じられていることを確認してから、容器16内に液状物を注ぐ。そして、流量調整器13による移送チューブ12の押圧を解除して移送チューブ12内のプライミングを行った後、流量調整器13で再び移送チューブ12を押し潰す。次に、カテーテル8の医療用コネクタ1にオスコネクタ9(図10参照)の挿入部92を挿入した後、係合壁45aと係合爪91とを係合させ、カテーテル8とオスコネクタ9を含む経腸栄養供給セット111とを接続する。
その後、流量調整器13による移送チューブ12の押圧を解除して移送チューブ12の流路を開くと、容器16内に充填された液状物が、カテーテル8の第1ルーメン86を通って患者に供給される。
カテーテル8とオスコネクタ9を含む経腸栄養投与セット111との接続状態を解除するには、上記と逆の操作を行えばよい。具体的には、液状物の患者への供給が終わった後、流量調整器13により移送チューブ12の流路を閉じてから、オスコネクタ9の係合爪91と係合壁45aとの係合を解除するとともに、挿入部92を医療用コネクタ1から引き抜き、カテーテル8の上側端部を清潔にした後、医療用コネクタ1に、例えば、オスコネクタ9の係合爪91と同じ係合爪を備えたキャップ等を装着する。
また、図11および図12に示した経腸栄養療法用カテーテル8は下記のように使用されてもよい。
送液ポンプ(図示せず)等に、図13に示した経腸栄養投与セット111をセットする。そして、医療用送液回路17の移送チューブ12を、流量調整器13により押潰され、その流路が閉じられた状態にしておく。次に、容器16内に液状物を注ぐ。次いで、流量調整器13による移送チューブ12の押圧を解除して移送チューブ12内のプライミングを行った後、流量調整器13で再び移送チューブ12を押し潰す。次に、係合壁45aと係合爪91とを係合させ、カテーテル8とオスコネクタ9を含む経腸栄養供給セット111とを接続する。
その後、流量調整器13による移送チューブ12の押圧を解除して移送チューブ12の流路を開き、送液ポンプによる送液を開始すると、容器16内に充填された液状物が、カテーテル8の第1ルーメン86を通って患者に供給される。
以上のようにして、オスコネクタ9の係合爪91と係合壁45aとの係合により、オスコネクタ9と医療用コネクタ1との接続状態が保持されるので、例えば、カテーテルのメスコネクタへのオスコネクタの圧入により、当該メスコネクタとオスコネクタとの接続状態が保持される場合よりも、注入器(シリンジ)や液状物を充填した容器を圧縮するための装置等を用いて、例えば高粘度の液状物が患者に供給される場合の、オスコネクタのメスコネクタ(医療用コネクタ)からの抜けが抑制される。
本発明は、経腸栄養療法の分野以外のあらゆる医療用具の部品(例えば、輸液療法用医療用具のコネクタ)として使用可能である。
1 医療用コネクタ
2 コネクタ本体部
2a 外側部材
2b 内側部材
3 締め付け部材
4b 第1筒状部
4a 第2筒状部
5a 第3筒状部
5b 環状突起
6a 第2筒状部の内腔
41a 支持片
43a オス螺子(第2接続部)
31 メス螺子(第1接続部)
10 可撓性チューブ
42a 切欠部
7a 連結部
6b 環状窪み

Claims (17)

  1. 可撓性チューブの一方の端部に接続される医療用コネクタであって、
    医療用コネクタは、コネクタ本体部と、第1接続部を備え前記コネクタ本体部に装着されることにより前記コネクタ本体部と共同して前記可撓性チューブを挟持する締め付け部材とを含み、
    前記コネクタ本体部は、第2筒状部を含む外側部材と、第1筒状部を含む内側部材とを含み、
    前記内側部材は、前記外側部材と別体であり、
    前記第1筒状部と前記第2筒状部は、内側からこの順で相互に離間して配置されており、
    前記第2筒状部は、その外表面に形成されており前記第1接続部と螺旋又は嵌合可能な第2接続部と、前記第1筒状部の前記一方の端部から遠い前記第2筒状部の一端から他端側に向かって形成された切欠部を含むことにより支持片とを含み、
    前記締め付け部材は、その内周面に前記第1接続部が形成された上部と、前記内周面から前記コネクタ本体部の中心軸までの距離が下側に向かって徐徐に小さくなった下部とを含み、
    前記第1接続部と前記第2接続部の螺合又は嵌合によって、前記締め付け部材の前記下部が前記支持片の外周面に当接して、前記支持片が、弾性変形し前記第1筒状部に押しつけられることにより、前記第1筒状部と前記第2筒状部の間に挿入された前記可撓性チューブが、前記第1筒状部と前記第2筒状部とで挟持される、医療用コネクタ。
  2. 記内側部材は、前記第1筒状部の一方の端部から外方向に突出しており、前記可撓性チューブの端面がその下側面に当接可能な環状突起を含み、
    前記外側部材の上面のうちの前記第2筒状部の内腔の周囲が窪むことで、前記外側部材の上面に環状窪みが形成されており、前記環状窪み内に前記環状突起が配置されている、請求項1に記載の医療用コネクタ。
  3. 記環状突起の上面と、前記環状突起の前記上面と隣接する前記外側部材の上面とが同一平面内にある、請求項2に記載の医療用コネクタ。
  4. 前記第1接続部はメス螺子であり、前記第2接続部はオス螺子である、請求項1〜3のいずれかの項に記載の医療用コネクタ。
  5. 前記外側部材は、前記第2筒状部の外側に離間して配置された第3筒状部をさらに含み、
    前記第2筒状部の両端部のうちの前記切欠部が形成されていない端部が、連結部を介して前記第3筒状部と連結されている請求項1〜4のいずれかの項に記載の医療用コネクタ。
  6. 前記コネクタ本体部は、移送チューブと前記移送チューブの一方の端部に設けられたオスコネクタとを含む医療用送液回路の前記オスコネクタと係合可能な係合部を含む、請求項1〜5のいずれかの項に記載の医療用コネクタ。
  7. 前記可撓性チューブが、シリコーンチューブである、請求項1〜6のいずれかの項に記載の医療用コネクタ。
  8. 前記可撓性チューブと、前記可撓性チューブの一方の端部に接続された請求項1〜のいずれかの項に記載の医療用コネクタとを含む、医療用具。
  9. 前記医療用具は、カテーテルである請求項に記載の医療用具。
  10. 可撓性チューブと、前記可撓性チューブの一方の端部に接続された医療用コネクタとの
    接続構造であって、
    医療用コネクタは、コネクタ本体部と、第1接続部を備え前記コネクタ本体部に装着されことにより前記コネクタ本体部と共同して前記可撓性チューブを挟持する締め付け部材とを含み、
    前記コネクタ本体部は、第2筒状部を含む外側部材と、第1筒状部を含む内側部材とを含み、
    前記内側部材は、前記外側部材と別体であり、
    前記第1筒状部と前記第2筒状部は、内側からこの順で相互に離間して配置されており、
    前記第2筒状部は、その外表面に形成されており前記第1接続部と螺旋又は嵌合可能な第2接続部と、前記第1筒状部の前記一方の端部から遠い前記第2筒状部の一端から他端側に向かって形成された切欠部を含むことにより支持片とを含み、
    前記締め付け部材は、その内周面に前記第1接続部が形成された上部と、前記内周面から前記コネクタ本体部の中心軸までの距離が下側に向かって徐徐に小さくなった下部とを含み、
    前記第1接続部と前記第2接続部の螺合又は嵌合によって、前記締め付け部材の前記下部が前記支持片の外周面に当接して、前記支持片が、弾性変形し前記第1筒状部に押しつけられることにより、前記第1筒状部と前記第2筒状部の間に挿入された前記可撓性チューブが、前記第1筒状部と前記第2筒状部とで挟持される、前記医療用コネクタと前記可撓性チューブとの接続構造。
  11. 記内側部材は、前記第1筒状部の一方の端部から外方向に突出しており、前記可撓性チューブの端面がその下側面に当接可能な環状突起を含み、
    前記外側部材の上面のうちの前記第2筒状部の内腔の周囲が窪むことで、前記外側部材の上面に環状窪みが形成されており、前記環状窪み内に前記環状突起が配置されている、請求項10に記載の前記医療用コネクタと前記可撓性チューブとの接続構造。
  12. 記環状突起の上面と、前記環状突起の前記上面と隣接する前記外側部材の上面とが同一平面内にある、請求項11に記載の前記医療用コネクタと前記可撓性チューブとの接続構造。
  13. 前記第1接続部はメス螺子であり、前記第2接続部はオス螺子である、請求項1012のいずれかの項に記載の前記医療用コネクタと前記可撓性チューブとの接続構造。
  14. 前記外側部材は、前記第2筒状部の外側に離間して配置された第3筒状部をさらに含み、
    前記第2筒状部の両端部のうちの前記切欠部が形成されていない端部が、連結部を介して前記第3筒状部と連結されている、請求項1013のいずれかの項に記載の前記医療用コネクタと前記可撓性チューブとの接続構造。
  15. 前記コネクタ本体部は、移送チューブと前記移送チューブの一方の端部に設けられたオスコネクタとを含む医療用送液回路の前記オスコネクタと係合可能な係合部を含む、請求項1014のいずれかの項に記載の前記医療用コネクタと前記可撓性チューブとの接続構造。
  16. 前記可撓性チューブが、シリコーンチューブである請求項10〜15のいずれかの項に記載の前記医療用コネクタと前記可撓性チューブとの接続構造。
  17. 可撓性チューブと、前記可撓性チューブの一方の端部に接続された請求項2に記載の医療用コネクタとを含む、医療用具の製造方法であって、
    前記可撓性チューブの上側端から前記可撓性チューブ内に前記内側部材の前記第1筒状部を、前記可撓性チューブの上側端面が前記環状突起の下側面に当接するまで挿入し、前記環状突起を前記外側部材の前記環状窪み内に配置した後、前記第1接続部と前記第2接続部とを螺合又は嵌合させる工程を含む、医療用具の製造方法。
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