JP5994184B2 - マスセンタリングマシンおよびロータ保持装置 - Google Patents

マスセンタリングマシンおよびロータ保持装置 Download PDF

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Description

この発明は、ロータの慣性主軸位置を計測するマスセンタリングマシン、および、マスセンタリングマシンのためのロータ保持装置に関する。
非特許文献1に、この発明に関連する先行技術が開示されている。
すなわち、非特許文献1において、その図4・40にマスセンタリングマシンの構造の原理が示されている。この原理を、図9に示す。
図9を参照して、マスセンタリングマシンの回転枠4の中にクランクシャフト5を装着し、クランクシャフト5を回転枠に固定された4個のローラー16で保持する例が示されている。このローラーのうち2つのローラーは、回転枠のスリップリングを介して接続されたサーボモータによって出入りできるようになっており、これに対向するローラーは、ばねでクランク軸を押しつけている。
しかし、このロータ保持装置は、構造が複雑であり、クランクシャフトの保持部の径にばらつきが発生すると、ロータ保持装置の不釣合い状態も変化し、正確な慣性主軸位置の計測ができない恐れがあるという欠点を有する。
特許文献1には、先行技術としてのマスセンタリングマシンが開示されている。
特許文献1に開示されたマスセンタリングマシンにおいても、クランプは、その一端側を支点に揺動し、その他端側に設けられたクランプ爪によりロータをクランプする構成である。
このため、ロータの直径が変化した場合には、クランプの揺動角度が変化し、クランプの重心位置が変化するので、クランプの重心位置の変化をマスセンタリングマシンの初期値に反映させるように、計測データを修正する必要があった。
特許第3432429号公報
書籍「回転機械のつりあわせ」
この発明は、上述した背景技術における欠点を解消するためになされたものであり、マスセンタリングマシンにおいて、測定対象であるロータの保持部の径にばらつきが生じても、ロータ保持装置によりロータの保持部を確実に保持することができ、しかもロータの保持部の径のばらつきによりロータ保持装置の重心位置が変化することなく、ロータを保持することのできるマスセンタリングマシンのためのロータ保持装置を提供することを主たる目的とする。
この発明は、また、シンプルな構造で、重心位置が変化することなく、ロータを保持することのできるロータ保持装置を提供することを他の目的とする。
この発明は、さらに、重心位置の変化しないロータ保持装置を備えたマスセンタリングマシンを提供することを他の目的とする。
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、ロータの慣性主軸位置を計測するマスセンタリングマシンのためのロータ保持装置であって、回転盤に取り付けられるロータ受け部と、前記ロータ受け部で受けられたロータをクランプするためのクランプユニットとを備え、前記クランプユニットは、前記回転盤の盤面に直交方向に設けられたクランプシャフトと、前記クランプシャフトの軸心上に重心が存在しており、前記クランプシャフトを中心に揺動可能に設けられ、一端にクランプ爪を有するクランプレバーと、前記クランプシャフトに組み込まれ、前記クランプシャフトの軸心上に重心が存在しており、前記クランプレバーのクランプ爪が前記ロータをクランプできるように、前記クランプレバーに対して予め定める揺動方向への所定の弾性力を付与するためのばね構造と、を含むことを特徴とする、マスセンタリングマシンのためのロータ保持装置である。
請求項2記載の発明は、前記ばね構造は、前記クランプシャフトに対して外嵌され、一端が前記クランプレバーに固定され、他端が前記回転盤に固定されて、前記所定の弾性力を生じるように捩じられたコイルばねを含むことを特徴とする、請求項1記載のロータ保持装置である。
請求項3記載の発明は、前記ばね構造は、前記クランプシャフトと同心上に延びる複数枚の板ばねを含み、当該各板ばねの一端は前記クランプレバーに固定され、他端は前記回転盤に固定されて、前記所定の弾性力を生じるように捩じられている板ばね群を含むことを特徴とする、請求項1記載のロータ保持装置である。
請求項4記載の発明は、前記ばね構造は、前記クランプシャフトと同心上に延びる複数の棒状ばねを含み、当該各棒状ばねの一端は前記クランプレバーに固定され、他端は前記回転盤に固定されて、前記所定の弾性力を生じるように捩じられている棒状ばね群を含むことを特徴とする、請求項1記載のロータ保持装置である。
請求項5記載の発明は、振動枠と、前記振動枠上に設けられ、心出しすべきロータの左右両側を把持して同期回転する一対の回転盤を含み、前記一対の回転盤において、請求項1〜4のいずれかに記載のロータ保持装置が設けられていることを特徴とする、マスセンタリングマシンである。
この発明によれば、ロータ保持装置に備えられたクランプユニットにおいて、クランプレバーの重心位置をクランプレバーの回動中心(揺動中心)に一致させるとともに、クランプレバーの回動中心部(クランプシャフト)に、クランプレバーに対してロータ保持力を発生させるためのばね構造を組み込んだ構成を有する。これにより、クランプレバーの回動角度位置やばねの形状が変化しても、クランプレバーおよびばねの不釣合いが変化しにくいロータ保持装置を実現できる。
このため、このロータ保持装置を使用することにより、簡単な構造で、ロータの慣性主軸位置の計測が正確にできるマスセンタリングマシンを実現することができる。
ばね構造としては、コイルばね、板ばね、棒状ばね等を用いることが可能である。
図1は、この発明の一実施形態に係るマスセンタリングマシン10の正面図である。 図2は、図1に示すマスセンタリングマシンにおいて、回転盤25を前面側から見た図であり、一対のスライドプレート31、32が離反位置の状態の図である。 図3は、図1に示すマスセンタリングマシンにおいて、回転盤25を前面側から見た図であり、一対のスライドプレート31、32が近接位置の状態の図である。 図4は、図2および図3を参照して説明した回転盤25およびクランプユニットを上方から見た平面図である。 図5は、クランプレバー102を解放状態とするための外部装置の一例を説明するための図である。 図6は、クランプユニット28の他の構成例を示す図解的な部分正面図である。 図7は、図6に示すクランプユニット28の構成を側面側から見た図解的な図である。 図8は、板ばね群120の構成例を示す斜視図である。 図9は、非特許文献1の図4・40に記載の図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係るマスセンタリングマシン10の正面図である。マスセンタリングマシン10は、基台11上に複数のばね12によって支持された振動枠13を有する。振動枠13上には、左右に、左架台14および右架台15が備えられている。左架台14および右架台15は、左右対称な構造をしており、両者は実質的に同一の構成となっている。
すなわち、左架台14および右架台15は、振動枠13の左側上面に設けられたガイドレール16および振動枠13の右側上面に設けられたガイドレール16上に搭載されており、それぞれ、左右方向にスライド移動可能で、任意の位置に位置決め固定できるようになっている。
左架台14および右架台15は、それぞれ、ガイドレール16と係合するベース17と、ベース17上に設けられたスピンドルユニット18と、スピンドルユニット18の後部に取り付けられて上方へ延びる垂直フレーム19と、垂直フレーム19の上部に取り付けられたモータ20とを有している。そして、モータ20の回転力は、モータ側プーリ21からベルト22を介してスピンドル側プーリ23へ伝達され、スピンドルユニット18内を左右方向に水平に延びるスピンドル24を回転させることができる。
スピンドルユニット18の先端側から突出するスピンドル24の先端部には、スピンドル24によって回転される回転盤25が備えられている。
回転盤25の前方面側、すなわち互いに対向する前面側には、心出しされるべきロータ26、たとえば鋳造あるいは鍛造にて一体形成されたエンジン用のクランクシャフト26の端部を受け取めるための軸受けユニット27、および、軸受けユニット27で受け取められた回転体(たとえばクランクシャフト)26の端部を軸受けユニット27方向へ押さえつけて固定するためのクランプユニット28が設けられている。
マスセンタリングマシン10では、心出しされるべきロータ(たとえばクランクシャフト)26の一端(左端部)が左架台14の回転盤25に備えられた軸受けユニット27に乗せられ、また、その他端(右端部)が右架台15の回転盤25に備えられた軸受けユニット27に乗せられる。そして各回転盤25に設けられたクランプユニット28でクランプされる。
この状態で左架台14および右架台15の各モータ20が同期回転され、それによって左右の架台14、15の各スピンドルユニット18のスピンドル24が同期回転し、左架台14の回転盤25および右架台15の回転盤25が同期回転する。つまり、ロータ(クランクシャフト)26は、その両端部が一対の回転盤25に把持され、一対の回転盤25とともに回転される。
図1においては、理解の便宜のため、一体的に回転される要素を薄いグレーに着色している。
このとき、ロータ(クランクシャフト)26の慣性中心と回転中心とにずれがある場合は、そのずれ量に比例した不釣合いが生じて、振動枠13が振動する。振動枠13の振動は、図示しない振動検出器(ピックアップ)で検出され、ロータ(クランクシャフト)26の慣性中心と回転中心のずれ量が測定できる。
図2は、図1に示すマスセンタリングマシン10において、回転盤25を前面側から見た図である。回転盤25には、前述したように、ロータ受け部としての軸受けユニット27と、軸受けユニット27で受けられたロータ26をクランプするためのクランプユニット28とが備えられている。回転盤25を正面から見ると、左右に一対のクランプユニット28が備えられている。
軸受けユニット27は、この実施形態では一対のスライドプレート31、32を有しており、一対のスライドプレート31、32の上部に、V字形に対向するように配置された一対の軸受け片33、34が備えられている。そして、軸受け片33、34の先端縁によって心出しすべきロータ26の軸端部が受け取められる。
この実施形態では、軸受けユニット27は、一対のスライドプレート31、32が、その中央部に設けられた偏心カム40の作用により、左右にスライド変位可能にされている。
そして、一対のスライドプレート31、32が互いに外側へスライドした図2に示す状態では、相対的に太い軸径のロータ26を受け取めることができる。
また、一対のスライドプレート31、32が中心側へスライド移動した図3に示す状態では、軸受けユニット27の一対の軸受け片33、34により、相対的に細い軸径のロータ26を受け取めることができる。
なお、この軸受けユニット27では、一対のスライドプレート31、32が、図2に示す外側に広がった離反位置の状態でも、図3に示す内側に縮まった近接位置の状態でも、軸受けユニット27の重心は、回転盤25上において変化しないようにされている。これにより、一対のスライドプレート31、32をスライド移動させても、それが回転盤25の回転中の質量中心に影響を与えることなく、軸径の異なるロータ(クランクシャフト)26の質量中心の測定に良好に対処できるという利点を有している。
図2および図3を参照して、クランプユニット28は、回転板25の盤面に直交方向に設けられたクランプシャフト101と、クランプシャフト101の先端側に取り付けられたクランプレバー102とを有している。クランプレバー102は、その一端(ロータ26の軸心に対向する側の端部)に、クランプ爪103が設けられている。クランプ爪103を含むクランプレバー102の重心は、クランプシャフト101の軸心と一致するように構成されている。これにより、クランプシャフト101を中心にクランプレバー102が揺動しても、クランプレバー102の揺動位置の変化は、回転盤25上におけるクランプレバー102の重心位置を変化させず、回転盤25の回転中の質量中心に影響を与えることがないようにされている。
クランプユニット28には、さらに、クランプシャフト101に組み込まれたばね構造104が設けられている。ばね構造104は、その重心がクランプシャフト101の軸心上に存在しており、クランプレバー102のクランプ爪103が、ロータ26をクランプできるように、クランプレバー102に対して矢印A1方向に回動(揺動)させるための弾性力を付与している。
従って、図2に示すようにロータ26の軸径が相対的に大きな場合であっても、図3に示すようにロータ26の軸径が相対的に小さな場合であっても、クランプレバー102には、ばね構造により、矢印A1方向の回動力が付与されており、ロータ26の軸径の大小にかかわらず、クランプ爪103がロータ26の回転軸を確実にクランプし得る。
図4は、図2および図3を参照して説明した回転盤25およびクランプユニット28を上方から見た平面図で、一部は断面構造で示されている。
図4を参照して、クランプユニット28についてさらに説明する。
回転盤25には、左右両側に、回転盤25の盤面に対して直交方向に延びるクランプシャフト101が設けられている。クランプシャフト101は、回転盤25に対して回転可能に設けられている。回転盤25の前面側には、クランプシャフト101が回転盤25に対して回転し得るように保持する軸受け105が備えられている。クランプシャフト101の先端には、クランプレバー102が固定されている。クランプレバー102はクランプシャフト101を中心に回動(揺動)し得る。
回転盤25の裏面側には、クランプシャフト101を外嵌するように、クランプシャフト101と同心にばね案内管106が設けられている。ばね案内管106の後端にはフランジ板107が固定され、フランジ板107から後方へ突出するクランプシャフト101の後端部にはナット108が嵌められている。これにより、回転盤25の裏面側において、クランプシャフト101と一体にばね案内管106、フランジ板107およびナット108が回動し得る。
そして、コイルばね109が所定の隙間を開けてばね案内管106に外嵌されている。コイルばね109の先端は、回転盤25の裏面側に形成されたばね固定孔110に嵌合され、固定されている。また、コイルばね109の後端は、フランジ板107に設けられたばね固定孔111に挿入されて固定されている。
コイルばね109は、クランプシャフト101を介してクランプレバー102に矢印A1方向へ回動(揺動)するように、所定の弾性力を発生している。そしてクランプレバー102が、図2に示す状態または図3に示す状態のように、クランプ爪103がロータ26の周面をクランプして軸受け片33、34方向に押しつけた状態において、コイルばね109の形状がばね案内管106に沿って一定となり、コイルばね109の重心がクランプシャフト101の重心と一致するように調整されている。
図2または図3に示すように、軸受けユニット27の一対の軸受け片33、34にロータ26が乗せられ、一対のクランプユニット28により、一対の軸受け片33、34で受けられたロータがクランプされた状態において、回転盤25が回転され、ロータ26の慣性主軸位置が計測される。
ロータ26の慣性主軸の位置が計測された後、マスセンタリングマシン10からロータ26が取り外される。その場合には、クランプレバー102に外部装置から外力を加えて、クランプレバー102を揺動させて、ロータ26を取り外し可能な解放状態とする必要がある。
図5に、クランプレバー102を解放状態とするための外部装置の一例を示す。
外部装置112は、支軸113を中心に回動する操作アーム114および作用アーム115を備えている。作用アーム115の先端には作用コロ116が備えられている。操作アーム114をB1の位置からB2の位置へ操作することにより、支軸113を中心に作用アーム115が矢印A2方向へ動き、クランプレバー102の後端部117を押す。これにより、クランプレバー102は二点鎖線で示すロータ26をクランプしている状態から矢印A3方向へ揺動し、ロータ26のクランプを解除して、ロータ26を取り外せる解放状態になる。
外部装置112は、図1における振動枠13上ではなく、振動枠13の近傍に、振動枠13とは別の支持部材で支持された状態で設けるのが望ましい。
図6は、クランプユニット28の他の構成例を示す図解的な部分正面図である。また、図7は、図6に示すクランプユニット28の構成を側面側から見た図解的な図である。
図6および図7を参照して、この実施形態のクランプユニット28は、クランプレバー102に対して所定のクランプ力を付与するためのばね構造として、先の実施例のようなコイルばね109ではなく、板ばね群(積層した板ばねの集合体)120を用いた例である。
クランプユニット28は、回転盤25の盤面に直交方向に設けられ、回転盤に対して回転可能に取り付けられたクランプシャフト101を有している。この実施形態では、クランプシャフト101には、軸方向に延びるたとえば断面形状が正方形の孔125が形成されている。そして、クランプシャフト101内の孔125には、板ばね群120が収められている。
板ばね群120は、図8に示すように、複数枚の板ばね120a〜120eが重ね合わせて束ねられた板ばねの積層体である。
クランプシャフト101およびその中心部に内挿された板ばね群120は、クランプレバー102とその先端部121において、たとえば図示しないピンにより固定されている。
また、回転盤25から後方へ突出するクランプシャフト101の後端部は、回転盤25の裏面側に固定されたクランプレバー受け部122により、図示しない軸受けを介して回転可能に保持されている。
さらに、クランプシャフト101の中心部を貫通する板ばね群120の後端部は、板ばね固定部123と連結されており、板ばね固定部123は、ロータ26が軸受けユニット27に受け取められた状態において、クランプレバー102が矢印A1方向に一定のモーメントを生じ、クランプ爪103がロータ26を軸受けユニット27方向に押しつけることのできるように、板ばね群120が軸回りに捩じられた状態で、クランプレバー受け部122と板ばね固定部123とが取り付けられている。
この結果、軸受けユニット27に受け取められたロータ26に対し、クランプレバー102は、板ばね群120が生じる捩じりモーメント力でクランプ爪103によりクランプレバー102がロータ26を軸受けユニット27に押しつける力を生じる。
なおこの実施例においても、クランプシャフト101の回転中心と、クランプシャフト101に板ばね群120が内挿されたものの重心とが一致しており、クランプユニット28およびばね構造104の重心が、クランプレバー102の揺動状態の変化により変化することはない。
上述の実施形態では、クランプシャフト101の軸方向中央部に、図8に示すような板ばね群120を内挿する構成を説明した。しかし、板ばね群120に代えて、棒状ばね群をクランプシャフト101の中心部に内挿し、棒状ばね群によりクランプシャフト101に対して軸回りの捩じり弾性力が働く構成としてもよい。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
10 マスセンタリングマシン
11 基台
12 ばね
13 振動枠
14 左架台
15 右架台
16 ガイドレール
17 ベース
18 スピンドルユニット
19 垂直フレーム
20 モータ
21 モータ側プーリ
22 ベルト
23 スピンドル側プーリ
24 スピンドル
25 回転盤
26 回転体
27 軸受けユニット
28 クランプユニット
101 クランプシャフト
102 クランプレバー
103 クランプ爪
104 ばね構造
105 軸受け
106 ばね案内管
107 フランジ板
108 ナット
109 コイルばね
110、111 ばね固定孔
112 外部装置
113 支軸
114 操作アーム
115 作用アーム
116 作用コロ
117 後端部
120 板ばね群
121 先端部
122 クランプレバー受け部
123 板ばね固定部

Claims (5)

  1. ロータの慣性主軸位置を計測するマスセンタリングマシンのためのロータ保持装置であって、
    回転盤に取り付けられるロータ受け部と、前記ロータ受け部で受けられたロータをクランプするためのクランプユニットとを備え、
    前記クランプユニットは、
    前記回転盤の盤面に直交方向に設けられたクランプシャフトと、
    前記クランプシャフトの軸心上に重心が存在しており、前記クランプシャフトを中心に揺動可能に設けられ、一端にクランプ爪を有するクランプレバーと、
    前記クランプシャフトに組み込まれ、前記クランプシャフトの軸心上に重心が存在しており、前記クランプレバーのクランプ爪が前記ロータをクランプできるように、前記クランプレバーに対して予め定める揺動方向への所定の弾性力を付与するためのばね構造と、
    を含むことを特徴とする、マスセンタリングマシンのためのロータ保持装置。
  2. 前記ばね構造は、
    前記クランプシャフトに対して外嵌され、一端が前記クランプレバーに固定され、他端が前記回転盤に固定されて、前記所定の弾性力を生じるように捩じられたコイルばねを含むことを特徴とする、請求項1記載のロータ保持装置。
  3. 前記ばね構造は、
    前記クランプシャフトと同心上に延びる複数枚の板ばねを含み、当該各板ばねの一端は前記クランプレバーに固定され、他端は前記回転盤に固定されて、前記所定の弾性力を生じるように捩じられている板ばね群を含むことを特徴とする、請求項1記載のロータ保持装置。
  4. 前記ばね構造は、
    前記クランプシャフトと同心上に延びる複数の棒状ばねを含み、当該各棒状ばねの一端は前記クランプレバーに固定され、他端は前記回転盤に固定されて、前記所定の弾性力を生じるように捩じられている棒状ばね群を含むことを特徴とする、請求項1記載のロータ保持装置。
  5. 振動枠と、
    前記振動枠上に設けられ、心出しすべきロータの左右両側を把持して同期回転する一対の回転盤を含み、
    前記一対の回転盤において、請求項1〜4のいずれかに記載のロータ保持装置が設けられていることを特徴とする、マスセンタリングマシン。
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