JP5992780B2 - 暖房システム - Google Patents

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Description

本発明は、暖房システムに関する。
熱媒からの放熱によって暖房する暖房端末との間で熱媒を循環させる暖房システムが、例えば特許文献1に開示されている。この種の暖房システムは、ユーザの操作に応じて暖房設定温度を設定する温度設定手段と、暖房端末への熱媒の往き温度を暖房設定温度に調整する温度調整手段を備えている。
特開2012−92997号公報
外気温の変動などによって、暖房端末における熱媒の放熱量に変化が生じる場合、快適な暖房を提供するためには、それに応じて暖房端末への熱媒の往き温度を調整する事が望ましい。従来技術の暖房システムでは、暖房端末への熱媒の往き温度を調整するためには、暖房設定温度を変更する操作をユーザが自ら行う必要がある。しかしながら、暖房設定温度を小まめに変更することは、ユーザにとって面倒な作業であり、暖房システムの利便性を損なってしまう。ユーザの手を煩わせることなく、暖房端末への熱媒の往き温度を適切に調整することが可能な技術が期待されている。
本明細書は、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書では、熱媒からの放熱によって暖房する暖房端末との間で熱媒を循環させる暖房システムにおいて、ユーザの手を煩わせることなく、暖房端末への熱媒の往き温度を適切に調整することが可能な技術を提供する。
本明細書は暖房システムを開示する。その暖房システムは、熱媒からの放熱によって暖房する暖房端末との間で熱媒を循環させる。その暖房システムは、ユーザの操作に応じて暖房設定温度を設定する温度設定手段と、暖房設定温度と補正値に基づいて暖房制御温度を決定する温度決定手段と、暖房端末への熱媒の往き温度を暖房制御温度に調整する温度調整手段と、暖房端末からの熱媒の戻り温度を暖房戻り温度として検出する温度検出手段を備えている。その暖房システムでは、温度決定手段が、暖房設定温度が変化しない場合に、(1)暖房戻り温度が下側切換温度と上側切換温度の間にある場合、現在の補正値をそのまま維持し、(2)暖房戻り温度が上側切換温度以上になると、補正値を所定温度幅だけ減少させ、(3)暖房戻り温度が下側切換温度を下回ると、補正値を所定温度幅だけ増加させる
上記の暖房システムでは、暖房端末からの熱媒の戻り温度に応じて補正値を増減して、暖房制御温度を調整する。例えば外気温が低下すると、暖房端末での放熱量が増加し、暖房端末からの熱媒の戻り温度は低下する。このような場合に、上記の暖房システムでは、補正値の増加によって暖房制御温度を上昇させて、暖房端末へ供給する熱量を増加させる。逆に、外気温が上昇すると、暖房端末での放熱量が低下し、暖房端末からの熱媒の戻り温度は上昇する。このような場合に、上記の暖房システムでは、補正値の減少によって暖房制御温度を低下させて、暖房端末へ供給する熱量を減少させる。上記の暖房システムによれば、ユーザが暖房設定温度を変更しなくても、暖房端末への熱媒の往き温度が調整される。ユーザの手を煩わせることなく、暖房端末への熱媒の往き温度を適切に調整することができる。
上記の暖房システムは、温度決定手段が、制限された範囲内で補正値を増減するように構成することができる。
ユーザの体感には個人差があり、同じ外気温のもとで同じ放熱量で暖房を行っても、暑いと感じるユーザもいれば、寒いと感じるユーザもいる。暑いと感じるユーザは、暖房設定温度を下げることで、暖房端末における放熱量を下げようとし、寒いと感じるユーザは、暖房設定温度を上げることで、暖房端末における放熱量を上げようとする。仮に、上記の暖房システムにおいて、補正値の範囲に制限を設けないとすると、ユーザによる暖房設定温度の変更を打ち消すような補正値が実現するおそれがあり、ユーザが求めている快適な暖房を実現することができなくなってしまう。上記の暖房システムによれば、補正値の範囲に制限を設けることで、暖房制御温度が暖房設定温度から大きく外れてしまうことを防ぐことができる。これによって、ユーザが暖房設定温度を変更した場合に、それに追随するように暖房端末への熱媒の往き温度を変更することができる。
上記の暖房システムは、温度決定手段が、暖房戻り温度の時間に関する移動平均値に基づいて補正値を増減するように構成することができる。
暖房端末における放熱量は一時的に増減することがあるものの、このような一時的な増減に対しては暖房制御温度を変更しない方が好ましい。上記の暖房システムによれば、暖房端末における放熱量の一時的な増減の影響を排除することができる。
上記の暖房システムは、温度調整手段が、自然環境から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、ヒートポンプで加熱されてから暖房端末へ送られる熱媒とヒートポンプで加熱されずに暖房端末へ送られる熱媒の流量比を調整可能な混合器を備えるように構成することができる。
上記の暖房システムでは、エネルギー効率の高いヒートポンプによって加熱した熱媒を暖房端末へ供給して暖房を行うことができる。また、上記の暖房システムでは、ヒートポンプの加熱能力と、混合器における流量比を調整することで、暖房端末への熱媒の往き温度を暖房制御温度に適切に調整することができる。
上記の暖房システムは、温度調整手段が、燃料の燃焼によって熱媒を加熱する補助熱源機をさらに備えるように構成することができる。
上記の暖房システムによれば、暖房端末で必要な放熱量をヒートポンプの加熱量のみでは賄えない場合でも、補助熱源機によって不足する加熱量を補うことができる。
本明細書は、別の暖房システムも開示する。その暖房システムは、熱媒からの放熱によって暖房する暖房端末との間で熱媒を循環させる。その暖房システムは、ユーザの操作に応じて暖房設定温度を設定する温度設定手段と、暖房設定温度と補正値に基づいて、暖房制御温度を決定する温度決定手段と、暖房端末への熱媒の往き温度を暖房制御温度に調整する温度調整手段と、温度調整手段における熱媒への加熱量を熱媒加熱量として検出する加熱量検出手段を備えている。その暖房システムでは、温度決定手段が、暖房設定温度が変化しない場合に熱媒加熱量が高いほど暖房制御温度を高くするように、補正値を増減する。
上記の暖房システムでは、温度調整手段における熱媒への加熱量に応じて補正値を増減して、暖房制御温度を調整する。例えば外気温が低下すると、暖房端末での放熱量が増加し、暖房端末からの熱媒の戻り温度が低下して、暖房制御温度まで熱媒を加熱するための加熱量が増加する。このような場合に、上記の暖房システムでは、補正値の増加によって暖房制御温度を上昇させて、暖房端末へ供給する熱量を増加させる。逆に、外気温が上昇すると、暖房端末での放熱量が低下し、暖房端末からの熱媒の戻り温度が上昇して、暖房制御温度まで熱媒を加熱するための加熱量が減少する。このような場合に、上記の暖房システムでは、補正値の減少によって暖房制御温度を低下させて、暖房端末へ供給する熱量を減少させる。上記の暖房システムによれば、ユーザが暖房設定温度を変更しなくても、暖房端末へ供給される熱媒の温度が適切に調整される。ユーザの手を煩わせることなく、暖房端末への熱媒の往き温度が調整される。ユーザの手を煩わせることなく、暖房端末への熱媒の往き温度を適切に調整することができる。
上記の暖房システムは、温度決定手段が、制限された範囲内で補正値を増減するように構成することができる。
上記の暖房システムは、温度決定手段が、熱媒加熱量の時間に関する移動平均値に基づいて補正値を増減するように構成することができる。
上記の暖房システムは、温度調整手段が、自然環境から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、ヒートポンプで加熱されてから暖房端末へ送られる熱媒とヒートポンプで加熱されずに暖房端末へ送られる熱媒の流量比を調整可能な混合器を備えるように構成することができる。
上記の暖房システムは、温度調整手段が、燃料の燃焼によって熱媒を加熱する補助熱源機をさらに備えるように構成することができる。
実施例1,2の給湯暖房システム10,100の構成を模式的に示す図である。 実施例1,2の給湯暖房システム10,100において、ヒートポンプユニット20を運転しながら暖房を行うときの熱媒の流れを説明する図である。 実施例1,2の給湯暖房システム10,100において、タンク30の熱媒が十分に加熱されており、ヒートポンプユニット20を運転しないで暖房を行うときの熱媒の流れを説明する図である。 実施例1,2の給湯暖房システム10,100において、タンク30の熱媒の加熱が不足しており、バーナー86を燃焼させながら暖房を行うときの熱媒の流れを説明する図である。 実施例1の給湯暖房システム10における、暖房制御温度Tsの決定処理を説明するフローチャートである。 実施例1の給湯暖房システム10における、暖房戻り温度Trと補正値δの関係を示す図である。 実施例2の給湯暖房システム100における、暖房制御温度Tsの決定処理を説明するフローチャートである。
本発明の一実施形態では、暖房用の熱媒に、水又は不凍液を用いることができる。
本発明の一実施形態では、補助熱源機に、可燃性ガス等の燃料を燃焼する燃焼装置を採用することができる。
(実施例1)
図1は、実施例1の給湯暖房システム10を示している。図1に示すように、給湯暖房システム10は、ヒートポンプユニット20と、タンクユニット28と、給湯暖房ユニット80と、暖房端末90を備えている。
ヒートポンプユニット20は、大気から吸熱して、タンクユニット28から送られる熱媒を加熱するヒートポンプである。ヒートポンプユニット20は、図示省略するが、圧縮機、放熱器、膨張弁、蒸発器と、それらを順に接続する冷媒循環経路を備えている。その他、蒸発器に送風するファンや、それを駆動するモータ等も設けられている。冷媒循環経路内には、冷媒である二酸化炭素が充填されている。ヒートポンプユニット20の詳細については、公知のものと同じであるので、ここでは説明を省略する。また、ヒートポンプユニット20には、ヒートポンプユニット20とタンクユニット28との間で熱媒を循環させる循環ポンプ22が設けられている。循環ポンプ22を含むヒートポンプユニット20の構成機器の動作は、コントローラ21によって制御される。また、ヒートポンプユニット20には、外気温度を検出する外気温サーミスタ26が設けられている。外気温サーミスタ26は、コントローラ21に接続されている。
タンクユニット28は、熱媒を貯めるタンク30を備えている。本実施例の熱媒は、不凍液である。本実施例のタンク30は、一例であるが、30リットルの容量を有している。タンク30には、高さ方向に沿って複数のタンクサーミスタ42a、42b、42cが設けられている。本実施例では、タンクサーミスタ42aはタンク30の上部(例えばタンク30の頂部から10リットルの位置)に設けられており、タンクサーミスタ42bはタンク30の中間部(例えばタンク30の頂部から15リットルの位置)に設けられており、タンクサーミスタ42cはタンク30の下部(例えばタンク30の頂部から20リットルの位置)に設けられている。タンクサーミスタ42a、42b、42cは、コントローラ54に接続されている。コントローラ54は、タンクサーミスタ42a、42b、42cによって検出された温度から、タンク30に貯められた熱量を把握することができる。なお、タンク30内の熱媒の温度を検出するサーミスタは、上記の3つに限定されるものではなく、4つ以上設けられていても良いし、タンク30の上部と下部に2つ設けられていても良い。
タンク30は、蓄熱用往路34と蓄熱用復路32を介して、ヒートポンプユニット20に接続されている。蓄熱用往路34は、タンク30からヒートポンプユニット20へ熱媒を送る管路であり、タンク30の底部に接続されている。蓄熱用復路32は、ヒートポンプユニット20からタンク30へ熱媒を戻す管路であり、タンク30の頂部に接続されている。蓄熱用往路34と蓄熱用復路32は、ヒートポンプユニット20とタンク30との間で熱媒を循環させる循環経路を構成している。当該循環経路には、前述した循環ポンプ22が設けられている。本実施例の循環ポンプ22は、ヒートポンプユニット20に内蔵されているが、循環ポンプ22の位置は特に限定されない。循環ポンプ22は、タンクユニット28内の蓄熱用往路34に設けられていてもよいし、タンクユニット28内の蓄熱用復路32に設けられていてもよい。
蓄熱用往路34には、手動弁24と、蓄熱往路サーミスタ44が設けられている。同様に、蓄熱用復路32にも、手動弁24と、蓄熱復路サーミスタ46が設けられている。蓄熱往路サーミスタ44と蓄熱復路サーミスタ46は、コントローラ54に接続されている。コントローラ54は、蓄熱往路サーミスタ44による検出温度から、ヒートポンプユニット20による加熱前の熱媒の温度を把握し、蓄熱復路サーミスタ46による検出温度から、ヒートポンプユニット20による加熱後の熱媒の温度を把握することができる。
暖房端末90は、熱媒を放熱させて暖房を行う。暖房端末90は、例えば、パネルヒータ、パネルラジエータ、床暖房、ファンコンベクタ、温水式ルームエアコンである。暖房端末90は、暖房用往路56と暖房用復路60を介して、タンク30に接続されている。暖房用往路56は、タンク30から暖房端末90へ熱媒を送る管路であり、タンク30の頂部に接続されている。暖房用復路60は、暖房端末90からタンク30へ熱媒を戻す管路であり、タンク30の底部に接続されている。暖房用往路56と暖房用復路60は、タンク30と暖房端末90との間で熱媒を循環させる循環経路を構成している。
暖房用往路56には、膨張タンク70が設けられている。本実施例では、熱媒の循環する回路が密閉回路とされているので、熱媒の熱膨張を吸収するために、膨張タンク70が用意されている。なお、膨張タンク70を接続する位置は、暖房用往路56に限定されず、例えば暖房用復路60などに接続してもよい。
暖房用往路56は、給湯暖房ユニット80を経由して、暖房端末90に接続されている。給湯暖房ユニット80は、燃焼式の熱源機であり、可燃性ガスを燃焼させる二つのバーナー84、86を有する。一方のバーナー84は、給湯用のものであり、給湯管路82を流れる上水を加熱する。他方のバーナー86は、暖房用のものであり、必要に応じて、暖房用往路56を流れる熱媒を加熱する。また、給湯暖房ユニット80は、コントローラ88を有している。給湯暖房ユニット80には、暖房端末90とタンクユニット28との間で熱媒を循環させる循環ポンプ87が設けられている。なお、循環ポンプ87を設ける位置は、給湯暖房ユニット80に限られず、特に限定されない。例えば、循環ポンプ87は、タンクユニット28内の暖房用往路56に設けてもよいし、タンクユニット28内の暖房用復路60に設けてもよい。また、暖房用往路56のバーナー86より下流には、バーナー出口サーミスタ89が設けられている。バーナー出口サーミスタ89は、コントローラ88に接続されている。この構成によると、暖房用往路56を通って暖房端末90に送られる熱媒の温度が低すぎるときは、バーナー86で暖房用往路56を流れる熱媒を加熱することにより、暖房端末90に送られる熱媒の温度を上昇させることができる。
暖房用往路56と暖房用復路60の間は、バイパス経路64を介して接続されている。それにより、暖房用復路60を流れる熱媒の一部又は全部を、タンク30を経由することなく、暖房用往路56へ送ることができるように構成されている。また、暖房用復路60とバイパス経路64との分岐位置には混合弁66が設けられており、暖房用復路60からバイパス経路64を介して暖房用往路56へ送られる熱媒の流量と、暖房用復路60からタンク30を介して暖房用往路56へ送られる熱媒の流量の比率を調整できるようになっている。混合弁66は、コントローラ54に接続されており、その動作はコントローラ54によって制御される。この構成によると、暖房用往路56を通って暖房端末90に送られる熱媒の温度が高すぎるときは、暖房用復路60を流れる放熱後の熱媒を、暖房用往路56を流れる熱媒に合流させることによって、暖房端末90に送られる熱媒の温度を低下させることができる。なお、混合弁66を設ける位置は、暖房用復路60とバイパス経路64の分岐部に限られず、例えば暖房用往路56とバイパス経路64の合流部に設けてもよい。
暖房用往路56には、第1暖房往路サーミスタ48、第2暖房往路サーミスタ58が設けられている。第1暖房往路サーミスタ48は、バイパス経路64が暖房用往路56に合流する合流点よりも上流側に設けられており、タンク30から暖房用往路56に送られる熱媒の温度を検出する。第2暖房往路サーミスタ58は、バイパス経路64が暖房用往路56に合流する合流点よりも下流側に設けられており、タンク30から暖房用往路56に送られる熱媒とバイパス経路64から暖房用往路56に送られる熱媒が混合した後の温度を検出する。暖房用復路60には、暖房復路サーミスタ62が設けられている。暖房復路サーミスタ62は、暖房用復路60を流れる熱媒の温度を検出する。第1暖房往路サーミスタ48、第2暖房往路サーミスタ58および暖房復路サーミスタ62は、コントローラ54に接続されている。コントローラ54は、第1暖房往路サーミスタ48、第2暖房往路サーミスタ58および暖房復路サーミスタ62の検出温度に基づいて、混合弁66の動作を制御することで、暖房端末90に送られる熱媒の温度を所望の温度に調整することができる。
コントローラ88には、リモコン92が接続されている。リモコン92を操作することで、ユーザは給湯設定温度および暖房設定温度の設定を行ったり、暖房運転の開始を指示したりすることができる。
図2は、ヒートポンプユニット20を運転しながら暖房を行うときの熱媒の流れを示している。図2に示すように、暖房端末90には、タンク30の上部から暖房用往路56に流れる高温の熱媒が送られる。暖房用往路56を流れる高温の熱媒は、混合弁66の制御によりバイパス経路64から送られる熱媒と混合されて、所望の温度に調整される。暖房端末90に送られた熱媒は、暖房端末90において放熱した後に、暖房用復路60を通じてタンク30の下部へ戻される。一方、ヒートポンプユニット20には、タンク30の下部から蓄熱用往路34を通じて低温の熱媒が送られる。ヒートポンプユニット20に送られた低温の熱媒は、ヒートポンプユニット20において加熱された後に、蓄熱用復路32を通じてタンク30の上部へ戻される。
図3は、暖房端末90へ供給する熱媒の暖房制御温度に対して、タンク30の熱媒がヒートポンプユニット20により十分に加熱されており、ヒートポンプユニット20を運転しないで暖房を行うときの熱媒の流れを示している。この場合には、混合弁66を制御して、暖房用復路60からバイパス経路64を介して暖房用往路56へ送られる熱媒の流量を増加させ、暖房用復路60からタンク30を介して暖房用往路56へ送られる熱媒の流量を減少させる。これにより、暖房用往路56から暖房端末90へ送られる熱媒の温度を、所望の温度に調整することができる。
図4は、暖房端末90へ供給する熱媒の暖房制御温度に対して、タンク30の熱媒のヒートポンプユニット20による加熱が不足しており、タンク30から暖房用往路56に送られる熱媒の温度が低い場合の熱媒の流れを示している。この場合には、バーナー86で暖房用往路56を流れる熱媒を加熱する。バーナー86における加熱量を調整することで、暖房用往路56から暖房端末90へ送られる熱媒の温度を、所望の温度に速やかに調整することができる。
本実施例の給湯暖房システム10では、リモコン92を介して暖房端末90による暖房運転の開始が指示されると、図5に示す暖房制御温度Tsの決定処理を行う。
ステップS502では、コントローラ88がリモコン92から暖房設定温度Toを取得する。
ステップS504では、コントローラ88が補正値δを0℃に設定する。
ステップS506では、コントローラ88が暖房制御温度Tsを決定する。暖房制御温度Tsは、暖房設定温度Toに、補正値δを加算した値として算出される。これ以降、暖房端末90には、暖房制御温度Tsに温度調整された熱媒が供給され、暖房端末90による暖房が行われる。
ステップS508では、コントローラ88が暖房戻り温度Trを検出する。本実施例の給湯暖房システム10では、暖房復路サーミスタ62の検出値の所定時間幅(例えば1時間)での移動平均値を、暖房戻り温度Trとして算出する。
ステップS510では、コントローラ88が、暖房制御温度Tsが下限温度(例えば40℃)に達しているか否かを判断する。暖房制御温度Tsが下限温度に達している場合(ステップS510でYESの場合)には、これ以上補正値δを減少させることはないため、処理はステップS520へ進む。暖房制御温度Tsが下限温度に達していない場合(ステップS510でNOの場合)には、処理はステップS512へ進む。
ステップS512では、コントローラ88が、補正値δが下限補正値(例えば−10℃)に達しているか否かを判断する。補正値δが下限補正値に達している場合(ステップS512でYESの場合)には、これ以上補正値δを減少させることはないため、処理はステップS520へ進む。補正値δが下限補正値に達していない場合(ステップS512でNOの場合)には、処理はステップS514へ進む。
ステップS514では、コントローラ88が上側切換温度Tβを取得する。コントローラ88には、暖房設定温度Toと、補正値δの組み合わせに対する、上側切換温度Tβの値が参照表として予め記憶されている。コントローラ88は、現在の暖房設定温度Toと、現在の補正値δに基づいて、参照表を用いて上側切換温度Tβを特定する。
ステップS516では、コントローラ88が、暖房戻り温度Trが上側切換温度Tβ以上であるか否かを判断する。暖房戻り温度Trが上側切換温度Tβ以上である場合(ステップS516でYESの場合)には、処理はステップS518へ進む。暖房戻り温度Trが上側切換温度Tβに満たない場合(ステップS516でNOの場合)には、処理はステップS520へ進む。
ステップS518では、コントローラ88が、補正値δを所定温度幅(例えば−5℃)だけ減少させる。ステップS518の後、処理はステップS506へ戻る。
ステップS520では、コントローラ88が、暖房制御温度Tsが上限温度(例えば70℃)に達しているか否かを判断する。暖房制御温度Tsが上限温度に達している場合(ステップS520でYESの場合)には、これ以上補正値δを増加させることはないため、処理はステップS506へ戻る。暖房制御温度Tsが上限温度に達していない場合(ステップS520でNOの場合)には、処理はステップS522へ進む。
ステップS522では、コントローラ88が、補正値δが上限補正値(例えば+10℃)に達しているか否かを判断する。補正値δが上限補正値に達している場合(ステップS522でYESの場合)には、これ以上補正値δを増加させることはないため、処理はステップS506へ戻る。補正値δが上限補正値に達していない場合(ステップS522でNOの場合)には、処理はステップS524へ進む。
ステップS524では、コントローラ88が、下側切換温度Tαを特定する。コントローラ88には、暖房設定温度Toと、補正値δの組み合わせに対する、下側切換温度Tαの値が参照表として予め記憶されている。コントローラ88は、現在の暖房設定温度Toと、現在の補正値δに基づいて、参照表を用いて下側切換温度Tαを特定する。
ステップS526では、コントローラ88が、暖房戻り温度Trが下側切換温度Tαを下回るか否かを判断する。暖房戻り温度Trが下側切換温度Tαを下回る場合(ステップS526でYESの場合)には、処理はステップS528へ進む。暖房戻り温度Trが下側切換温度Tα以上の場合(ステップS526でNOの場合)には、処理はステップS506へ戻る。
ステップS528では、補正値δを所定温度幅(例えば+5℃)だけ増加させる。ステップS528の後、処理はステップS506へ戻る。
図6に、本実施例の給湯暖房システム10における、暖房戻り温度Trと補正値δの関係を示している。暖房戻り温度Trが、下側切換温度Tαと上側切換温度Tβの間にある場合には、現在の補正値δがそのまま維持される。暖房戻り温度Trが、上側切換温度Tβ以上になると、補正値δは所定温度幅(図6の例では5℃)だけ減少する。暖房戻り温度Trが、下側切換温度Tαを下回ると、補正値δは所定温度幅(図6の例では5℃)だけ増加する。補正値δが変化すると、下側切換温度Tαと上側切換温度Tβもそれに応じて変化する。本実施例の給湯暖房システム10では、このように補正値δを変化させていくことで、暖房制御温度Tsを自動的に調整することができる。ユーザの手を煩わせることなく、快適な暖房を提供することができる。
本実施例の給湯暖房システム10では、補正値δの範囲を上限補正値と下限補正値の間に制限している。これによって、暖房制御温度Tsが暖房設定温度Toから大きく外れてしまうことを防いでいる。仮に、補正値δの範囲に制限を設けない場合、ユーザが暑いと感じて暖房設定温度Toを下げたにも関わらず、暖房制御温度Tsが下がらなかったり、ユーザが寒いと感じて暖房設定温度Toを上げたにも関わらず、暖房制御温度Tsが上がらなかったりする事態が生じ得る。これに対して、本実施例の給湯暖房システム10では、補正値δの範囲に制限を設けることで、ユーザが暖房設定温度Toを手動で変更した場合に、暖房制御温度Tsを追随して変化させることができる。
なお、下側切換温度Tαおよび上側切換温度Tβは、暖房端末90との間で循環する熱媒の流量に応じて変化させることもできる。例えば、コントローラ88に、下側切換温度Tαを特定する参照表と、上側切換温度Tβを特定する参照表を、熱媒の循環流量毎に別個に記憶させておいて、熱媒の循環流量に応じてどの参照表を使用するかを選択する構成としてもよい。この場合、使用する参照表の選択は、給湯暖房システム10の家屋への設置時に作業者がタクトスイッチ等によって行う構成としてもよいし、コントローラ88が循環ポンプ87の回転数から熱媒の循環流量を推定して対応する参照表を選択する構成としてもよい。
なお、上記の実施例では、暖房戻り温度Trと下側切換温度Tα、あるいは暖房戻り温度Trと上側切換温度Tβを比較した結果に応じて、補正値δを増減する構成について説明したが、さらに別の切換条件を用いて補正値δを増減するように構成することもできる。このような構成とすることで、暖房制御温度Tsのきめ細かな調整が可能となる。
(実施例2)
本実施例の給湯暖房システム100は、図1に示す実施例1の給湯暖房システム10と同様の構成を備えており、暖房制御温度Trの決定手法のみが異なる。
本実施例の給湯暖房システム100では、リモコン92を介して暖房端末90による暖房運転の開始が指示されると、図7に示す暖房制御温度Tsの決定処理を行う。
ステップS702では、コントローラ88がリモコン92から暖房設定温度Toを取得する。
ステップS704では、コントローラ88が補正値δを0℃に設定する。
ステップS706では、コントローラ88が暖房制御温度Tsを決定する。暖房制御温度Tsは、暖房設定温度Toに、補正値δを加算した値として算出される。これ以降、暖房端末90には、暖房制御温度Tsに温度が調整された熱媒が供給され、暖房端末90による暖房が行われる。
ステップS708では、コントローラ88がヒートポンプユニット20における加熱量(以下ではHP加熱量という)を検出する。HP加熱量は、例えば、ヒートポンプユニット20における加熱量と、ヒートポンプユニット20の圧縮機の回転数と、外気温サーミスタ26の検出温度と、蓄熱復路サーミスタ46の検出温度の関係を予め試験等によって取得しておき、ステップS708でヒートポンプユニット20の圧縮機の回転数と、外気温サーミスタ26の検出温度と、蓄熱復路サーミスタ46の検出温度に基づいて特定するようにしてもよい。あるいは、HP加熱量は、蓄熱往路サーミスタ44の検出温度と、蓄熱復路サーミスタ46の検出温度と、循環ポンプ22の回転数から算出してもよい。本実施例の給湯暖房システム100では、上記のように取得されるHP加熱量の所定時間幅(例えば1時間)での移動平均値を、HP加熱量Qrとして算出する。
ステップS710では、コントローラ88が、暖房制御温度Tsが上限温度(例えば70℃)に達しているか否かを判断する。暖房制御温度Tsが上限温度に達している場合(ステップS710でYESの場合)には、これ以上補正値δを増加させることはないため、処理はステップS720へ進む。暖房制御温度Tsが上限温度に達していない場合(ステップS710でNOの場合)には、処理はステップS712へ進む。
ステップS712では、コントローラ88が、補正値δが上限補正値(例えば+10℃)に達しているか否かを判断する。補正値δが上限補正値に達している場合(ステップS712でYESの場合)には、これ以上補正値δを増加させることはないため、処理はステップS720へ進む。補正値δが上限補正値に達していない場合(ステップS712でNOの場合)には、処理はステップS714へ進む。
ステップS714では、コントローラ88が上側切換加熱量Qβを取得する。コントローラ88には、暖房設定温度Toと、補正値δの組み合わせに対する、上側切換加熱量Qβの値が参照表として予め記憶されている。コントローラ88は、現在の暖房設定温度Toと、現在の補正値δに基づいて、参照表を用いて上側切換加熱量Qβを特定する。
ステップS716では、コントローラ88が、HP加熱量Qrが上側切換加熱量Qβ以上であるか否かを判断する。HP加熱量Qrが上側切換加熱量Qβ以上である場合(ステップS716でYESの場合)には、処理はステップS718へ進む。HP加熱量Qrが上側切換加熱量Qβに満たない場合(ステップS716でNOの場合)には、処理はステップS720へ進む。
ステップS718では、コントローラ88が、補正値δを所定温度幅(例えば+5℃)だけ増加させる。ステップS718の後、処理はステップS706へ戻る。
ステップS720では、コントローラ88が、暖房制御温度Tsが下限温度(例えば40℃)に達しているか否かを判断する。暖房制御温度Tsが下限温度に達している場合(ステップS720でYESの場合)には、これ以上補正値δを減少させることはないため、処理はステップS706へ戻る。暖房制御温度Tsが下限温度に達していない場合(ステップS720でNOの場合)には、処理はステップS722へ進む。
ステップS722では、コントローラ88が、補正値δが下限補正値(例えば−10℃)に達しているか否かを判断する。補正値δが下限補正値に達している場合(ステップS722でYESの場合)には、これ以上補正値δを減少させることはないため、処理はステップS706へ戻る。補正値δが下限補正値に達していない場合(ステップS722でNOの場合)には、処理はステップS724へ進む。
ステップS724では、コントローラ88が、下側切換加熱量Qαを取得する。コントローラ88には、暖房設定温度Toと、補正値δの組み合わせに対する、下側切換加熱量Qαの値が参照表として予め記憶されている。コントローラ88は、現在の暖房設定温度Toと、現在の補正値δに基づいて、参照表を用いて下側切換加熱量Qαを特定する。
ステップS726では、コントローラ88が、HP加熱量Qrが下側切換加熱量Qαを下回るか否かを判断する。HP加熱量Qrが下側切換加熱量Qαを下回る場合(ステップS726でYESの場合)には、処理はステップS728へ進む。HP加熱量Qrが下側切換加熱量Qα以上の場合(ステップS726でNOの場合)には、処理はステップS706へ戻る。
ステップS728では、補正値δを所定温度幅(例えば−5℃)だけ減少させる。ステップS728の後、処理はステップS706へ戻る。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10,100 給湯暖房システム
20 ヒートポンプユニット
21 コントローラ
22 循環ポンプ
24 手動弁
26 外気温サーミスタ
28 タンクユニット
30 タンク
32 蓄熱用復路
34 蓄熱用往路
42a タンクサーミスタ
42b タンクサーミスタ
42c タンクサーミスタ
44 蓄熱往路サーミスタ
46 蓄熱復路サーミスタ
48 第1暖房往路サーミスタ
54 コントローラ
56 暖房用往路
58 第2暖房往路サーミスタ
60 暖房用復路
62 暖房復路サーミスタ
64 バイパス経路
66 混合弁
70 膨張タンク
80 給湯暖房ユニット
82 給湯管路
84 バーナー
86 バーナー
87 循環ポンプ
88 コントローラ
89 バーナー出口サーミスタ
90 暖房端末
92 リモコン

Claims (10)

  1. 熱媒からの放熱によって暖房する暖房端末との間で熱媒を循環させる暖房システムであって、
    ユーザの操作に応じて暖房設定温度を設定する温度設定手段と、
    暖房設定温度と補正値に基づいて暖房制御温度を決定する温度決定手段と、
    暖房端末への熱媒の往き温度を暖房制御温度に調整する温度調整手段と、
    暖房端末からの熱媒の戻り温度を暖房戻り温度として検出する温度検出手段を備えており、
    温度決定手段が、暖房設定温度が変化しない場合に
    (1)暖房戻り温度が下側切換温度と上側切換温度の間にある場合、現在の補正値をそのまま維持し、
    (2)暖房戻り温度が上側切換温度以上になると、補正値を所定温度幅だけ減少させ、
    (3)暖房戻り温度が下側切換温度を下回ると、補正値を所定温度幅だけ増加させる、暖房システム。
  2. 温度決定手段が、制限された範囲内で補正値を増減する請求項1の暖房システム。
  3. 温度決定手段が、暖房戻り温度の時間に関する移動平均値に基づいて補正値を増減する請求項1または2の暖房システム。
  4. 温度調整手段が、自然環境から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、ヒートポンプで加熱されてから暖房端末へ送られる熱媒とヒートポンプで加熱されずに暖房端末へ送られる熱媒の流量比を調整可能な混合器を備える、請求項1から3の何れか一項の暖房システム。
  5. 温度調整手段が、燃料の燃焼によって熱媒を加熱する補助熱源機をさらに備える請求項4の暖房システム。
  6. 熱媒からの放熱によって暖房する暖房端末との間で熱媒を循環させる暖房システムであって、
    ユーザの操作に応じて暖房設定温度を設定する温度設定手段と、
    暖房設定温度と補正値に基づいて、暖房制御温度を決定する温度決定手段と、
    暖房端末への熱媒の往き温度を暖房制御温度に調整する温度調整手段と、
    温度調整手段における熱媒への加熱量を熱媒加熱量として検出する加熱量検出手段を備えており、
    温度決定手段が、暖房設定温度が変化しない場合に熱媒加熱量が高いほど暖房制御温度を高くするように、補正値を増減する暖房システム。
  7. 温度決定手段が、制限された範囲内で補正値を増減する請求項6の暖房システム。
  8. 温度決定手段が、熱媒加熱量の時間に関する移動平均値に基づいて補正値を増減する請求項6または7の暖房システム。
  9. 温度調整手段が、自然環境から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、ヒートポンプで加熱されてから暖房端末へ送られる熱媒とヒートポンプで加熱されずに暖房端末へ送られる熱媒の流量比を調整可能な混合器を備える、請求項6から8の何れか一項の暖房システム。
  10. 温度調整手段が、燃料の燃焼によって熱媒を加熱する補助熱源機をさらに備える請求項9の暖房システム。
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