JP2594917Y2 - 暖房装置 - Google Patents
暖房装置Info
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- JP2594917Y2 JP2594917Y2 JP1992018925U JP1892592U JP2594917Y2 JP 2594917 Y2 JP2594917 Y2 JP 2594917Y2 JP 1992018925 U JP1992018925 U JP 1992018925U JP 1892592 U JP1892592 U JP 1892592U JP 2594917 Y2 JP2594917 Y2 JP 2594917Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は床暖房機能を内蔵した
スト−ブ等の暖房装置に関するものである。
スト−ブ等の暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものに於いては、床暖房
とスト−ブによる室内暖房とを同時に行うものでありな
がら、燃焼バ−ナの燃焼量制御は室温センサ−により検
知される検知室温と室温設定手段で設定された設定室温
との偏差を見ながら、室温を設定室温に保持するように
制御されるものであった。
とスト−ブによる室内暖房とを同時に行うものでありな
がら、燃焼バ−ナの燃焼量制御は室温センサ−により検
知される検知室温と室温設定手段で設定された設定室温
との偏差を見ながら、室温を設定室温に保持するように
制御されるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところでこの従来のも
のでは、燃焼量制御に床温度は何等考慮されていない為
に、床暖配管の配管長さや床暖パネルの敷設枚数等の設
置条件によっては、室温はすぐに上昇して燃焼量が抑え
られる為、床温度がいつまでたっても何等上がらなかっ
たり、或は逆に床温度が上がり過ぎているにも拘らず、
燃焼量が最大の状態で燃焼しているなどの不具合を有す
るものであった。
のでは、燃焼量制御に床温度は何等考慮されていない為
に、床暖配管の配管長さや床暖パネルの敷設枚数等の設
置条件によっては、室温はすぐに上昇して燃焼量が抑え
られる為、床温度がいつまでたっても何等上がらなかっ
たり、或は逆に床温度が上がり過ぎているにも拘らず、
燃焼量が最大の状態で燃焼しているなどの不具合を有す
るものであった。
【0004】又上記問題点を解決する為には、燃焼量を
床温度によっても制御出来るように切替スイッチを備え
れば良いのであるが、単に床温度制御したのでは、今度
は逆に室温が上がり過ぎて不快となる新たな問題が発生
するものであった。
床温度によっても制御出来るように切替スイッチを備え
れば良いのであるが、単に床温度制御したのでは、今度
は逆に室温が上がり過ぎて不快となる新たな問題が発生
するものであった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この考案はこの点に着
目し上記問題点を解決する為、特にその構成を、燃焼バ
−ナの燃焼熱をストーブ用熱交換器を介して後方の対流
ファンによる室内空気と熱交換させ前方に温風として放
出して室内暖房させ、一方前記ストーブ用熱交換器と連
通し燃焼熱を流入する補助熱交換器内に備えた床暖用熱
交換器と燃焼熱を熱交換させ、更に床暖用熱交換器は熱
媒体を収納する貯溜タンクと循環ポンプと床面に敷設し
た床暖パネルと連通させて循環回路を形成し、前記循環
ポンプの始動で熱媒体を循環させて床暖パネルより放熱
して床暖房させる併用運転が可能な暖房装置に於いて、
燃焼バーナの燃焼量を制御する燃焼制御回路には、室温
センサーによる検知室温と室温設定手段の設定温度との
偏差値を演算し、この偏差値に応じて燃焼制御回路によ
る燃焼バーナの燃焼量を制御して、上記室内暖房の温風
温度を制御することで検知室温が設定温度となるように
する室温制御回路と、床温センサーによる検知温度と床
温設定手段の設定床温との偏差値を演算し、この偏差値
に応じて燃焼制御回路による燃焼バーナの燃焼量を制御
して、上記床暖パネルの放熱量を制御することで床温の
検知温度が設定床温となるようにする床温制御回路とを
接続し、更に通常室温制御回路による燃焼制御回路の制
御を優先させ、床暖優先スイッチの切替で床温制御回路
による燃焼制御回路23の制御を優先させる優先切替手
段を備え、更に室温センサ−によって検知される検知室
温を予め記憶された一定温度と比較して、室温が一定温
度以下の時のみ前記床暖優先スイッチ切替による床温制
御回路による燃焼制御回路の制御を優先させる室温監視
回路を備えたものである。
目し上記問題点を解決する為、特にその構成を、燃焼バ
−ナの燃焼熱をストーブ用熱交換器を介して後方の対流
ファンによる室内空気と熱交換させ前方に温風として放
出して室内暖房させ、一方前記ストーブ用熱交換器と連
通し燃焼熱を流入する補助熱交換器内に備えた床暖用熱
交換器と燃焼熱を熱交換させ、更に床暖用熱交換器は熱
媒体を収納する貯溜タンクと循環ポンプと床面に敷設し
た床暖パネルと連通させて循環回路を形成し、前記循環
ポンプの始動で熱媒体を循環させて床暖パネルより放熱
して床暖房させる併用運転が可能な暖房装置に於いて、
燃焼バーナの燃焼量を制御する燃焼制御回路には、室温
センサーによる検知室温と室温設定手段の設定温度との
偏差値を演算し、この偏差値に応じて燃焼制御回路によ
る燃焼バーナの燃焼量を制御して、上記室内暖房の温風
温度を制御することで検知室温が設定温度となるように
する室温制御回路と、床温センサーによる検知温度と床
温設定手段の設定床温との偏差値を演算し、この偏差値
に応じて燃焼制御回路による燃焼バーナの燃焼量を制御
して、上記床暖パネルの放熱量を制御することで床温の
検知温度が設定床温となるようにする床温制御回路とを
接続し、更に通常室温制御回路による燃焼制御回路の制
御を優先させ、床暖優先スイッチの切替で床温制御回路
による燃焼制御回路23の制御を優先させる優先切替手
段を備え、更に室温センサ−によって検知される検知室
温を予め記憶された一定温度と比較して、室温が一定温
度以下の時のみ前記床暖優先スイッチ切替による床温制
御回路による燃焼制御回路の制御を優先させる室温監視
回路を備えたものである。
【0006】
【作用】床暖房とスト−ブによる室内暖房併用の運転状
態に於いて、通常は室温センサ−19によって検知され
た検知室温Taと室温設定手段26で設定された設定室
温Tとを室温制御回路25で比較演算し、この偏差に応
じて燃焼制御回路23を制御し燃焼バ−ナ1の燃焼量を
制御することで、室温Taを設定温度Tに保持するもの
であり、一方この時床暖房装置は、燃焼バ−ナ1の燃焼
熱で床暖用熱交換器8が加熱されることで内方の熱媒体
が、床暖用熱交換器8→貯溜タンク11→循環ポンプ1
5→床暖パネル16→床暖用熱交換器8と循環し、床暖
房を行うものであり、この床暖房は上記の通り通常制御
状態では、燃焼量が室温に応じて制御される室温を優先
させる制御であって床温度の制御は行われず、室温を優
先して制御し良好な室温状態を得るものである。
態に於いて、通常は室温センサ−19によって検知され
た検知室温Taと室温設定手段26で設定された設定室
温Tとを室温制御回路25で比較演算し、この偏差に応
じて燃焼制御回路23を制御し燃焼バ−ナ1の燃焼量を
制御することで、室温Taを設定温度Tに保持するもの
であり、一方この時床暖房装置は、燃焼バ−ナ1の燃焼
熱で床暖用熱交換器8が加熱されることで内方の熱媒体
が、床暖用熱交換器8→貯溜タンク11→循環ポンプ1
5→床暖パネル16→床暖用熱交換器8と循環し、床暖
房を行うものであり、この床暖房は上記の通り通常制御
状態では、燃焼量が室温に応じて制御される室温を優先
させる制御であって床温度の制御は行われず、室温を優
先して制御し良好な室温状態を得るものである。
【0007】次に床暖優先スイッチ21を押圧すること
で、優先切替手段29に信号が入り室温制御回路25か
らの制御信号がキャンセルされ、床温を優先させる制御
に切替えられ床温制御回路27によって床温センサ−2
0による検知床温Tyと床温設定手段28の設定床温T
uとを比較演算し、この制御信号で燃焼制御回路23が
制御され、燃焼バ−ナ1の燃焼量が床温に応じて制御さ
れることとなり、床温を優先させる制御で床温が低過ぎ
たり高過ぎたりすることなく、常に希望する床温を得る
ことが出来るものである。
で、優先切替手段29に信号が入り室温制御回路25か
らの制御信号がキャンセルされ、床温を優先させる制御
に切替えられ床温制御回路27によって床温センサ−2
0による検知床温Tyと床温設定手段28の設定床温T
uとを比較演算し、この制御信号で燃焼制御回路23が
制御され、燃焼バ−ナ1の燃焼量が床温に応じて制御さ
れることとなり、床温を優先させる制御で床温が低過ぎ
たり高過ぎたりすることなく、常に希望する床温を得る
ことが出来るものである。
【0008】又この床温を優先させる制御に移行する前
には、室温センサ−19により検知される検知室温Ta
が、予め記憶された一定温度Toに達しているかどうか
室温監視回路30で判断し、一定温度To以下の場合に
初めて床暖優先スイッチ21による上記の床温を優先さ
せる制御を行わせ、逆に一定温度Toより上の場合に
は、燃焼バ−ナ1の燃焼をすぐ停止させるような作動に
入るものである。
には、室温センサ−19により検知される検知室温Ta
が、予め記憶された一定温度Toに達しているかどうか
室温監視回路30で判断し、一定温度To以下の場合に
初めて床暖優先スイッチ21による上記の床温を優先さ
せる制御を行わせ、逆に一定温度Toより上の場合に
は、燃焼バ−ナ1の燃焼をすぐ停止させるような作動に
入るものである。
【0009】従って使用者の好みに応じて室温を優先さ
せるか床温を優先させるかの選択制御が可能で、極めて
使用勝手が良いものであり、又室温を室温監視回路で監
視し、一定温度以上では床温を優先させる制御への移行
を禁止して燃焼バ−ナ自体の燃焼を停止させるので、床
暖優先スイッチを設けたとしても室温が異常に上昇して
不快感を得ることがなく、常に快適な暖房を行うことが
出来るものである。
せるか床温を優先させるかの選択制御が可能で、極めて
使用勝手が良いものであり、又室温を室温監視回路で監
視し、一定温度以上では床温を優先させる制御への移行
を禁止して燃焼バ−ナ自体の燃焼を停止させるので、床
暖優先スイッチを設けたとしても室温が異常に上昇して
不快感を得ることがなく、常に快適な暖房を行うことが
出来るものである。
【0010】
【実施例】次にこの考案に係る暖房装置を図面の一実施
例で説明する。1は気化式の燃焼バ−ナで、油受皿2か
ら電磁ポンプ3を介して供給される燃油と、燃焼ファン
4から供給される燃焼用空気とを予混合して燃焼するも
のである。5は上記燃焼バ−ナ1を内方底部に備えた外
筒で、上部には後方の対流ファン6によって供給される
室内空気と燃焼熱とを熱交換させて温風を室内に放出す
るスト−ブ用熱交換器7が備えられている。
例で説明する。1は気化式の燃焼バ−ナで、油受皿2か
ら電磁ポンプ3を介して供給される燃油と、燃焼ファン
4から供給される燃焼用空気とを予混合して燃焼するも
のである。5は上記燃焼バ−ナ1を内方底部に備えた外
筒で、上部には後方の対流ファン6によって供給される
室内空気と燃焼熱とを熱交換させて温風を室内に放出す
るスト−ブ用熱交換器7が備えられている。
【0011】8はスト−ブ用熱交換器7にアクチュエ−
タ(図示せず)により作動する床暖ダンパ−9を介して
連通した補助熱交換器10内に備えられた床暖用熱交換
器で、床暖ダンパ−9の開で燃焼熱と内方を流通する不
凍液等の熱媒体を加熱するものである。11は床暖用熱
交換器8と連通した貯溜タンクで、熱媒体補給する補給
口12を暖房器具本体13外方に突出可能に備えてお
り、春先や秋口等に電熱で単独使用されるサポ−トヒ−
タ部14と連通している。
タ(図示せず)により作動する床暖ダンパ−9を介して
連通した補助熱交換器10内に備えられた床暖用熱交換
器で、床暖ダンパ−9の開で燃焼熱と内方を流通する不
凍液等の熱媒体を加熱するものである。11は床暖用熱
交換器8と連通した貯溜タンクで、熱媒体補給する補給
口12を暖房器具本体13外方に突出可能に備えてお
り、春先や秋口等に電熱で単独使用されるサポ−トヒ−
タ部14と連通している。
【0012】15は暖房器具本体13内に上記の各部品
と共に内蔵された循環ポンプで、熱媒体を床暖用熱交換
器8→貯溜タンク11→サポ−トヒ−タ部14→循環ポ
ンプ→床暖パネル16→床暖用熱交換器8と循環させる
ことによって、床面に敷設された床暖パネル16で放熱
させて床暖房を行わせるものである。17は油受皿2上
に立設された着脱自在のカ−トリッジタンク。
と共に内蔵された循環ポンプで、熱媒体を床暖用熱交換
器8→貯溜タンク11→サポ−トヒ−タ部14→循環ポ
ンプ→床暖パネル16→床暖用熱交換器8と循環させる
ことによって、床面に敷設された床暖パネル16で放熱
させて床暖房を行わせるものである。17は油受皿2上
に立設された着脱自在のカ−トリッジタンク。
【0013】18は各部品を電気的に制御する制御回路
で、器具本体13外に備えられた室温を検知する室温セ
ンサ−19及び、床暖房の循環回路途中の循環ポンプ1
5吐出口側に備えられ熱媒体温度を検知することで床温
度を検知する床温センサ−20及び、燃焼バ−ナ1の燃
焼量制御を室温と床温のどちらによって制御するかを選
択する床暖優先スイッチ21等が接続されている。又、
次に上記制御回路18を図2のブロック図で説明する
と、プログラム回路から成るマイクロコンピュ−タ22
(以下マイコンと称す)と、これによって制御されるス
ト−ブ側の燃焼制御回路23と床暖房側の床暖制御回路
24とで構成されている。
で、器具本体13外に備えられた室温を検知する室温セ
ンサ−19及び、床暖房の循環回路途中の循環ポンプ1
5吐出口側に備えられ熱媒体温度を検知することで床温
度を検知する床温センサ−20及び、燃焼バ−ナ1の燃
焼量制御を室温と床温のどちらによって制御するかを選
択する床暖優先スイッチ21等が接続されている。又、
次に上記制御回路18を図2のブロック図で説明する
と、プログラム回路から成るマイクロコンピュ−タ22
(以下マイコンと称す)と、これによって制御されるス
ト−ブ側の燃焼制御回路23と床暖房側の床暖制御回路
24とで構成されている。
【0014】25はマイコン22内の室温制御回路で、
室温センサ−19によって検知された検知室温Taと、
室温設定手段26によって自由に設定される設定室温T
とを入力し両者を比較演算して、この偏差値を制御信号
として燃焼制御回路23に出力することで、室温に応じ
た燃焼制御を行うものである。
室温センサ−19によって検知された検知室温Taと、
室温設定手段26によって自由に設定される設定室温T
とを入力し両者を比較演算して、この偏差値を制御信号
として燃焼制御回路23に出力することで、室温に応じ
た燃焼制御を行うものである。
【0015】27は同じくマイコン22内に備えられた
床温制御回路で、床温センサ−20によって検知された
検知床温Tyと、床温設定手段28によって自由に設定
される設定床温Tuとを入力し両者を比較演算して、こ
の偏差値を制御信号として燃焼制御回路23に出力する
ことで、床温に応じた燃焼制御を行うものである。
床温制御回路で、床温センサ−20によって検知された
検知床温Tyと、床温設定手段28によって自由に設定
される設定床温Tuとを入力し両者を比較演算して、こ
の偏差値を制御信号として燃焼制御回路23に出力する
ことで、床温に応じた燃焼制御を行うものである。
【0016】29は室温制御回路25と床温制御回路2
7からの信号が入力する優先切替手段で、通常時は室温
制御回路25からの信号を燃焼制御回路23に送るもの
であり、床暖優先スイッチ21の押圧による信号を入力
することで室温制御回路25の信号に替えて床温制御回
路27の信号を燃焼制御回路23に送るものである。
7からの信号が入力する優先切替手段で、通常時は室温
制御回路25からの信号を燃焼制御回路23に送るもの
であり、床暖優先スイッチ21の押圧による信号を入力
することで室温制御回路25の信号に替えて床温制御回
路27の信号を燃焼制御回路23に送るものである。
【0017】30はマイコン22内の室温監視回路で、
室温制御回路25を介して室温センサ−19が検知する
検知室温Taと、予め記憶された28℃の一定温度To
とを比較し、この比較結果で検知室温Taが一定温度T
oより上の場合には、優先切替手段29へ制御信号を出
力して床暖優先スイッチ21の押圧による床温を優先さ
せる制御への移行を禁止させるものである。
室温制御回路25を介して室温センサ−19が検知する
検知室温Taと、予め記憶された28℃の一定温度To
とを比較し、この比較結果で検知室温Taが一定温度T
oより上の場合には、優先切替手段29へ制御信号を出
力して床暖優先スイッチ21の押圧による床温を優先さ
せる制御への移行を禁止させるものである。
【0018】31は室温制御回路25からの信号で検知
室温Taと設定室温Tとを切替えてデジタル表示する室
温表示部である。32は床温制御回路27からの信号で
検知床温Tyと設定床温Tuとを同時にランプ表示する
床温表示部である。
室温Taと設定室温Tとを切替えてデジタル表示する室
温表示部である。32は床温制御回路27からの信号で
検知床温Tyと設定床温Tuとを同時にランプ表示する
床温表示部である。
【0019】次にこの一実施例の作動を図3のフロ−チ
ャ−トに従って説明する。今運転スイッチ(図示せず)
をONし、スト−ブによる室内暖房運転と床暖房運転と
の併用運転を開始させれば、先ず燃焼バ−ナ1が燃焼を
開始し、この燃焼は室温センサ−19によって検知され
た検知室温Taと室温設定手段26の設定温度Tとを室
温制御回路25で比較演算し、この偏差値を制御信号と
して優先切替手段29に入力することで、優先切替手段
29では床暖優先スイッチ21が押圧されないので、上
記制御信号をそのまま燃焼制御回路23に出力し、電磁
ポンプ3及び燃焼ファン4の駆動を開始して、室温Ta
を設定室温Tに近ずけるべく燃焼量を6段階制御する
(ステップ33)。
ャ−トに従って説明する。今運転スイッチ(図示せず)
をONし、スト−ブによる室内暖房運転と床暖房運転と
の併用運転を開始させれば、先ず燃焼バ−ナ1が燃焼を
開始し、この燃焼は室温センサ−19によって検知され
た検知室温Taと室温設定手段26の設定温度Tとを室
温制御回路25で比較演算し、この偏差値を制御信号と
して優先切替手段29に入力することで、優先切替手段
29では床暖優先スイッチ21が押圧されないので、上
記制御信号をそのまま燃焼制御回路23に出力し、電磁
ポンプ3及び燃焼ファン4の駆動を開始して、室温Ta
を設定室温Tに近ずけるべく燃焼量を6段階制御する
(ステップ33)。
【0020】そしてこの燃焼で発生した燃焼熱と対流フ
ァン6による室内空気とを熱交換器7で熱交換して、室
内をスト−ブによる温風で良好に暖房するものであり、
更にこの時床暖房運転も併用され、床暖ダンパ−9が開
口されているので、床暖用熱交換器8で加熱された熱媒
体は、床暖房の循環回路を循環し床暖パネル16で放熱
することで、床暖房を行うものであるが、この時の床温
度は上記ステップ33による制御であるので、燃焼バ−
ナ1の燃焼量には何等考慮されておらず、スト−ブによ
る室内暖房が優先されているものである。
ァン6による室内空気とを熱交換器7で熱交換して、室
内をスト−ブによる温風で良好に暖房するものであり、
更にこの時床暖房運転も併用され、床暖ダンパ−9が開
口されているので、床暖用熱交換器8で加熱された熱媒
体は、床暖房の循環回路を循環し床暖パネル16で放熱
することで、床暖房を行うものであるが、この時の床温
度は上記ステップ33による制御であるので、燃焼バ−
ナ1の燃焼量には何等考慮されておらず、スト−ブによ
る室内暖房が優先されているものである。
【0021】次にステップ34で床暖優先スイッチ21
が押圧されたかを判断し、NOであればステップ33に
戻り、YESでステップ35に進みここで室温監視回路
30による室温監視結果が検知室温Taの方が一定温度
Toより上であった場合には、優先切替手段29による
床温を優先させる制御への移行を禁止し、ステップ36
へ進んでスト−ブセ−ブ消火、即ち燃焼バ−ナ1の燃焼
を一旦消火させてスト−ブ及び床暖房共に停止させ室温
のこれ以上の上昇を抑えるものであり、そして室温が下
がり低温の設定温度Tsここでは26℃以下となったこ
とを室温制御回路25で判断し(ステップ37)、YE
Sでステップ38に進んで燃焼バ−ナ1を再着火させて
スト−ブと床暖房併用運転を再開させ、NOではステッ
プ36に戻るものである。
が押圧されたかを判断し、NOであればステップ33に
戻り、YESでステップ35に進みここで室温監視回路
30による室温監視結果が検知室温Taの方が一定温度
Toより上であった場合には、優先切替手段29による
床温を優先させる制御への移行を禁止し、ステップ36
へ進んでスト−ブセ−ブ消火、即ち燃焼バ−ナ1の燃焼
を一旦消火させてスト−ブ及び床暖房共に停止させ室温
のこれ以上の上昇を抑えるものであり、そして室温が下
がり低温の設定温度Tsここでは26℃以下となったこ
とを室温制御回路25で判断し(ステップ37)、YE
Sでステップ38に進んで燃焼バ−ナ1を再着火させて
スト−ブと床暖房併用運転を再開させ、NOではステッ
プ36に戻るものである。
【0022】又ステップ35でNOである時には、ステ
ップ39に進み床温センサ−20による燃焼制御運転を
開始し、即ち床暖優先スイッチ21の押圧で優先切替手
段29が室温制御回路25からの制御信号でなく、床温
センサ−20によって検知された検知床温Tyと床温設
定手段28で設定された設定床温Tuとの偏差値を演算
する床温制御回路27からの制御信号を、燃焼制御回路
23に出力して、燃焼バ−ナ1の燃焼量を床温Tyが設
定床温Tuに保持されるように制御するものであり、こ
の時室温を優先させる制御は行われず、又床暖優先スイ
ッチ21の押圧解除で再び室温優先の制御運転に戻るも
のである。
ップ39に進み床温センサ−20による燃焼制御運転を
開始し、即ち床暖優先スイッチ21の押圧で優先切替手
段29が室温制御回路25からの制御信号でなく、床温
センサ−20によって検知された検知床温Tyと床温設
定手段28で設定された設定床温Tuとの偏差値を演算
する床温制御回路27からの制御信号を、燃焼制御回路
23に出力して、燃焼バ−ナ1の燃焼量を床温Tyが設
定床温Tuに保持されるように制御するものであり、こ
の時室温を優先させる制御は行われず、又床暖優先スイ
ッチ21の押圧解除で再び室温優先の制御運転に戻るも
のである。
【0023】次にステップ40に進み検知床温Tyが設
定床温Tuにより3.5℃以上となったかを判断し、NO
でステップ33に戻り、YESではステップ41に進ん
で、今度は検知室温Taが設定温度Tを越えたかを判断
し、YESではステップ36に戻りスト−ブセ−ブ消火
を行い室温のこれ以上の室温上昇を防止するものであ
り、又NOであればステップ42に進んで温度上昇した
床暖房のみを停止してスト−ブ単独運転に自動的に切替
える為に、床暖制御回路24を制御して床暖ダンパ−9
を閉口させるものであり、ただこの時循環ポンプ15は
床温検知があるので継続して駆動しており、床温Tyが
低下すれば再び床暖ダンパ−9は開口し床暖房が再開即
ちステップ33に戻るものである。
定床温Tuにより3.5℃以上となったかを判断し、NO
でステップ33に戻り、YESではステップ41に進ん
で、今度は検知室温Taが設定温度Tを越えたかを判断
し、YESではステップ36に戻りスト−ブセ−ブ消火
を行い室温のこれ以上の室温上昇を防止するものであ
り、又NOであればステップ42に進んで温度上昇した
床暖房のみを停止してスト−ブ単独運転に自動的に切替
える為に、床暖制御回路24を制御して床暖ダンパ−9
を閉口させるものであり、ただこの時循環ポンプ15は
床温検知があるので継続して駆動しており、床温Tyが
低下すれば再び床暖ダンパ−9は開口し床暖房が再開即
ちステップ33に戻るものである。
【0024】従って床暖優先スイッチ21を設けたこと
により、室温Ta及び床温Tyのどちらを優先して燃焼
制御するかを、使用者の好み或は設置条件等によって自
由に選択して使用出来るので、床暖房機能を内蔵したこ
の種の暖房装置の使用勝手を向上させることが出来、極
めて便利である。
により、室温Ta及び床温Tyのどちらを優先して燃焼
制御するかを、使用者の好み或は設置条件等によって自
由に選択して使用出来るので、床暖房機能を内蔵したこ
の種の暖房装置の使用勝手を向上させることが出来、極
めて便利である。
【0025】更に床暖優先スイッチ21による床温を優
先させる切替時には、一旦室温Taを検知しこれが一定
温度To以上かを見て、一定温度To以上の時には床温
を優先させる移行を禁止し、且つ強制的に燃焼をセ−ブ
消火させて、これ以上の室温Ta上昇を抑えて快適性を
維持することが出来るものである。
先させる切替時には、一旦室温Taを検知しこれが一定
温度To以上かを見て、一定温度To以上の時には床温
を優先させる移行を禁止し、且つ強制的に燃焼をセ−ブ
消火させて、これ以上の室温Ta上昇を抑えて快適性を
維持することが出来るものである。
【0026】
【考案の効果】要するにこの考案は、燃焼バ−ナ1の燃
焼熱をストーブ用熱交換器7を介して後方の対流ファン
6による室内空気と熱交換させ前方に温風として放出し
て室内暖房させ、一方前記ストーブ用熱交換器7と連通
し燃焼熱を流入する補助熱交換器10内に備えた床暖用
熱交換器8と燃焼熱を熱交換させ、更に床暖用熱交換器
8は熱媒体を収納する貯溜タンク11と循環ポンプ15
と床面に敷設した床暖パネル16と連通させて循環回路
を形成し、前記循環ポンプ15の始動で熱媒体を循環さ
せて床暖パネル16より放熱して床暖房させる併用運転
が可能な暖房装置に於いて、燃焼バーナ1の燃焼量を制
御する燃焼制御回路23には、室温センサー19による
検知室温と室温設定手段26の設定温度との偏差値を演
算し、この偏差値に応じて燃焼制御回路23による燃焼
バーナ1の燃焼量を制御して、上記室内暖房の温風温度
を制御することで検知室温が設定温度となるようにする
室温制御回路25と、床温センサー20による検知温度
と床温設定手段28の設定床温との偏差値を演算し、こ
の偏差値に応じて燃焼制御回路23による燃焼バーナ1
の燃焼量を制御して、上記床暖パネル16の放熱量を制
御することで床温の検知温度が設定床温となるようにす
る床温制御回路27とを接続し、更に通常室温制御回路
25による燃焼制御回路23の制御を優先させ、床暖優
先スイッチ21の切替で床温制御回路27による燃焼制
御回路23の制御を優先させる優先切替手段29を備
え、更に室温センサ−19によって検知される検知室温
を予め記憶された一定温度と比較して、室温が一定温度
以下の時のみ前記床暖優先スイッチ21切替による床温
制御回路27による燃焼制御回路23の制御を優先させ
る室温監視回路30を備えたものであるから、室温を優
先させる制御と床温を優先させる制御とを使用者の好み
或いは設置条件等に応じて選択切替が出来、その使用勝
手を大幅に向上させることが出来るものであり、又室温
がある程度高い状態では、室温制御が出来ない床温を優
先させる制御への切替を禁止するので、従来のように室
温が上がり過ぎて不快感を得るような不具合がなく、常
に安心して使用出来、頭寒足熱の理想暖房を容易に実現
出来る等、その実用的効果は大なるものである。
焼熱をストーブ用熱交換器7を介して後方の対流ファン
6による室内空気と熱交換させ前方に温風として放出し
て室内暖房させ、一方前記ストーブ用熱交換器7と連通
し燃焼熱を流入する補助熱交換器10内に備えた床暖用
熱交換器8と燃焼熱を熱交換させ、更に床暖用熱交換器
8は熱媒体を収納する貯溜タンク11と循環ポンプ15
と床面に敷設した床暖パネル16と連通させて循環回路
を形成し、前記循環ポンプ15の始動で熱媒体を循環さ
せて床暖パネル16より放熱して床暖房させる併用運転
が可能な暖房装置に於いて、燃焼バーナ1の燃焼量を制
御する燃焼制御回路23には、室温センサー19による
検知室温と室温設定手段26の設定温度との偏差値を演
算し、この偏差値に応じて燃焼制御回路23による燃焼
バーナ1の燃焼量を制御して、上記室内暖房の温風温度
を制御することで検知室温が設定温度となるようにする
室温制御回路25と、床温センサー20による検知温度
と床温設定手段28の設定床温との偏差値を演算し、こ
の偏差値に応じて燃焼制御回路23による燃焼バーナ1
の燃焼量を制御して、上記床暖パネル16の放熱量を制
御することで床温の検知温度が設定床温となるようにす
る床温制御回路27とを接続し、更に通常室温制御回路
25による燃焼制御回路23の制御を優先させ、床暖優
先スイッチ21の切替で床温制御回路27による燃焼制
御回路23の制御を優先させる優先切替手段29を備
え、更に室温センサ−19によって検知される検知室温
を予め記憶された一定温度と比較して、室温が一定温度
以下の時のみ前記床暖優先スイッチ21切替による床温
制御回路27による燃焼制御回路23の制御を優先させ
る室温監視回路30を備えたものであるから、室温を優
先させる制御と床温を優先させる制御とを使用者の好み
或いは設置条件等に応じて選択切替が出来、その使用勝
手を大幅に向上させることが出来るものであり、又室温
がある程度高い状態では、室温制御が出来ない床温を優
先させる制御への切替を禁止するので、従来のように室
温が上がり過ぎて不快感を得るような不具合がなく、常
に安心して使用出来、頭寒足熱の理想暖房を容易に実現
出来る等、その実用的効果は大なるものである。
【図1】この考案一実施例を付した暖房装置の構成図。
【図2】同制御回路のブロック図。
【図3】同フロ−チャ−ト。
1 燃焼バ−ナ 19 室温センサ− 21 床暖優先スイッチ 30 室温監視回路
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼バ−ナ1の燃焼熱をストーブ用熱交
換器7を介して後方の対流ファン6による室内空気と熱
交換させ前方に温風として放出して室内暖房させ、一方
前記ストーブ用熱交換器7と連通し燃焼熱を流入する補
助熱交換器10内に備えた床暖用熱交換器8と燃焼熱を
熱交換させ、更に床暖用熱交換器8は熱媒体を収納する
貯溜タンク11と循環ポンプ15と床面に敷設した床暖
パネル16と連通させて循環回路を形成し、前記循環ポ
ンプ15の始動で熱媒体を循環させて床暖パネル16よ
り放熱して床暖房させる併用運転が可能な暖房装置に於
いて、燃焼バーナ1の燃焼量を制御する燃焼制御回路2
3には、室温センサー19による検知室温と室温設定手
段26の設定温度との偏差値を演算し、この偏差値に応
じて燃焼制御回路23による燃焼バーナ1の燃焼量を制
御して、上記室内暖房の温風温度を制御することで検知
室温が設定温度となるようにする室温制御回路25と、
床温センサー20による検知温度と床温設定手段28の
設定床温との偏差値を演算し、この偏差値に応じて燃焼
制御回路23による燃焼バーナ1の燃焼量を制御して、
上記床暖パネル16の放熱量を制御することで床温の検
知温度が設定床温となるようにする床温制御回路27と
を接続し、更に通常室温制御回路25による燃焼制御回
路23の制御を優先させ、床暖優先スイッチ21の切替
で床温制御回路27による燃焼制御回路23の制御を優
先させる優先切替手段29を備え、更に室温センサ−1
9によって検知される検知室温を予め記憶された一定温
度と比較して、室温が一定温度以下の時のみ前記床暖優
先スイッチ21切替による床温制御回路27による燃焼
制御回路23の制御を優先させる室温監視回路30を備
えた事を特徴とする暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018925U JP2594917Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018925U JP2594917Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 暖房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569516U JPH0569516U (ja) | 1993-09-21 |
JP2594917Y2 true JP2594917Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=11985206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992018925U Expired - Fee Related JP2594917Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594917Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011033309A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Corona Corp | 電気ストーブ |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP1992018925U patent/JP2594917Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569516U (ja) | 1993-09-21 |
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