JP5992027B2 - 感光性樹脂組成物、ソルダーレジスト用組成物、及びプリント配線板 - Google Patents
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Description
A.1分子中に少なくとも2個のエチレン性不飽和基を有する感光性樹脂。
B.1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有するエポキシ化合物。
C.光重合性を有するモノマー及びプレポリマーから選択される光重合性化合物。
D.白色の着色剤。
感光性樹脂Aは、1分子中に少なくとも2個のエチレン性不飽和基を有する樹脂である。
感光性樹脂成分A1は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物aにカルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物bと飽和或いは不飽和の酸無水物cとを反応させることで得られる。特に前記エポキシ化合物a、カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物b、及び酸無水物cのうち少なくとも一種が芳香環を有する化合物であれば、芳香環を有する感光性樹脂成分A1が得られる。この感光性樹脂成分A1は酸無水物cに由来するカルボキシル基を有するため、この感光性樹脂成分A1が感光性樹脂組成物に配合されると、この感光性樹脂組成物にアルカリ性溶液による現像性が付与される。
感光性樹脂成分A2は、カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物bと、必要に応じて使用される他のエチレン性不飽和化合物d2とを重合させて得られる化合物に、エポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物d1を反応させて得られる。この場合、前記エチレン性不飽和化合物b、エチレン性不飽和化合物d2及びエチレン性不飽和化合物d1のうち少なくとも一種が芳香環を有する化合物であれば、芳香環を有する感光性樹脂成分A2が得られる。特にエチレン性不飽和化合物bとエチレン性不飽和化合物d2とを併用すると共に、そのうち一方のみ(例えばエチレン性不飽和化合物d2のみ)が芳香環を有する場合には、エチレン性不飽和化合物bとエチレン性不飽和化合物d2との配合比を調整することで、感光性樹脂成分A2の芳香環量を容易に調整することができ、ひいては感光性樹脂組成物中の樹脂成分の芳香環量を容易に調整することができる。
感光性樹脂組成物中の樹脂成分は、1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有するエポキシ化合物Bを含むことが好ましい。このエポキシ化合物Bは、溶剤難溶性エポキシ化合物であってもよく、汎用の溶剤可溶性エポキシ化合物等であってもよい。エポキシ化合物Bの種類は特に限定されないが、特にトリグリシジルイソシアヌレート、YX4000(ジャパンエポキシレジン株式会社製)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールA−ノボラック型エポキシ樹脂等が望ましい。また、このうちトリグリシジルイソシアヌレートを用いる場合には、このトリグリシジルイソシアヌレートが、特にS−トリアジン環骨格面に対し3個のエポキシ基が同一方向に結合した構造をもつβ体、又はこのβ体と、S−トリアジン環骨格面に対し1個のエポキシ基が他の2個のエポキシ基と異なる方向に結合した構造をもつα体との混合物であることが好ましい。
感光性樹脂組成物中の樹脂成分は、光重合性化合物及Cを含むことも好ましい。光重合性化合物Cは、光重合性を有するモノマー及びプレポリマーから選択される。この光重合性化合物Cは、例えば感光性樹脂組成物を希釈して塗布し易い状態に調整したり、感光性樹脂組成物全体の酸価を調整したり、感光性樹脂組成物の光重合性を向上したりする目的で使用される。この光重合性化合物Cとしては、光重合性を有する適宜のポリマー或いはプレポリマーが挙げられる。この光重合性化合物Cの具体例としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート等の単官能アクリレート;ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレートなどが挙げられる。このような化合物は一種単独で使用され、或いは複数種が併用される。
感光性樹脂組成物は、白色の着色剤Dが含有されることで白色に着色されていてもよい。この場合、感光性樹脂組成物から形成される硬化膜の色を白色にすることができる。特に感光性樹脂組成物から高反射性のソルダーレジスト層を形成する場合に、感光性樹脂組成物に白色の着色剤Dを含有させることが好ましい。白色の着色剤Dとしては、例えば酸化チタン、硫酸バリウム、酸化マグネシウム等が挙げられる。
感光性樹脂組成物は光重合開始剤Eを含有することが好ましい。この光重合開始剤Eとしては、例えば、ベンゾインとそのアルキルエーテル類;アセトフェノン、ベンジルジメチルケタール等のアセトフェノン類;2−メチルアントラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン類;ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルスルフィド等のベンゾフェノン類;2,4−ジイソプロピルキサントン等のキサントン類;2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン等のα−ヒドロキシケトン類;2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノン等の窒素原子を含む化合物;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド等が挙げられる。また、光重合開始剤Eと共に、p−ジメチル安息香酸エチルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、2−ジメチルアミノエチルベンゾエート等の第三級アミン系等の公知の光重合促進剤や増感剤等が併用されてもよい。また、可視光露光用や近赤外線露光用等の光重合開始剤Eも必要に応じて使用される。これらの光重合開始剤Eは一種単独で使用され、或いは複数種が併用される。また、光重合開始剤Eと共に、レーザ露光法用増感剤として7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン等のクマリン誘導体、その他カルボシアニン色素系、キサンテン色素系等が併用されてもよい。
感光性樹脂組成物は必要に応じて有機溶剤Fを含有してもよい。有機溶剤Fは、例えば樹脂成分を溶解させ或いは感光性樹脂組成物を希釈することで、感光性樹脂組成物を液状にすると共にその粘度を調整し、この感光性樹脂組成物の塗布性を向上する目的で使用される。またこの有機溶剤Fは、感光性樹脂組成物の乾燥時の造膜性を向上する目的でも使用される。この有機溶剤Fの具体例としては、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ヘキサノール、エチレングリコール等の直鎖、分岐、2級或いは多価のアルコール類;メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;スワゾールシリーズ(丸善石油化学社製)、ソルベッソシリーズ(エクソン・ケミカル社製)等の石油系芳香族系混合溶剤;セロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類;カルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類;プロピレングリコールメチルエーテル等のプロピレングリコールアルキルエーテル類;ジプロピレングリコールメチルエーテル等のポリプロピレングリコールアルキルエーテル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート等の酢酸エステル類;ジアルキルグリコールエーテル類などが挙げられる。これらの有機溶剤Fを一種単独で使用され、或いは複数種が併用される。
感光性樹脂組成物中には、上記各成分の他に、例えばカプロラクタム、オキシム、マロン酸エステル等でブロックされたトリレンジイソシアネート、モルホリンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート系のブロックドイソシアネート、及びメラミン、n−ブチル化メラミン樹脂、イソブチル化メラミン樹脂、ブチル化尿素樹脂、ブチル化メラミン尿素共縮合樹脂、ベンゾグアナミン系共縮合樹脂等のアミノ樹脂等の熱硬化成分;紫外線硬化性エポキシ(メタ)アクリレート;ビスフェノールA型、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型、脂環型エポキシ樹脂等に(メタ)アクリル酸を付加したもの;ジアリルフタレート樹脂、フェノキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂等の高分子化合物などを、適宜加えてもよい。
感光性樹脂組成物は、上記のような原料成分を配合し、例えば三本ロール、ボールミル、サンドミル等を用いる公知の混練方法によって混練することにより調製することができる。その場合に、上記各成分のうち一部、例えば光重合性化合物C及び有機溶剤Fの一部及びエポキシ化合物Bを予め混合して分散させておき、これとは別に残りの成分を予め混合して分散させておき、使用時に両者を混合して感光性樹脂組成物を調製してもよい。
上記感光性樹脂組成物をソルダーレジスト用組成物として使用し、プリント配線板上に前記ソルダーレジスト用組成物でソルダーレジスト層を形成することで、ソルダーレジスト層を有するプリント配線板を作製することができる。ソルダーレジスト層の形成方法は特に限定されない。ソルダーレジスト層の最も一般的な形成方法の一例を下記に示す。
還流冷却器、温度計、窒素置換用ガラス管及び撹拌機を取り付けた四ツ口フラスコに、メタクリル酸42部、メチルメタクリレート43部、スチレン15部、カルビトールアセテート100部、ラウリルメルカプタン0.5部、アゾビスイソブチロニトリル4部を加えた。この四ツ口フラスコ内の液を窒素気流下で75℃で5時間加熱して重合反応を進行させ、50%共重合体溶液を得た。
合成例1において、スチレン15部に代えてN−フェニルマレイミド15部を使用した。それ以外は合成例1と同一の条件で、感光性樹脂の50%溶液(A−2)を得た。
合成例1において、スチレン15部に代えてベンジルアクリレート15部を使用した。それ以外は合成例1と同一の条件で、感光性樹脂の50%溶液(A−3)を得た。
合成例1において、スチレン15部に代えてN−ベンジルマレイミド15部を使用した。それ以外は合成例1と同一の条件で、感光性樹脂の50%溶液(A−4)を得た。
合成例1において、スチレン15部に代えてスチレン7.5部及びベンジルアクリレート7.5部を使用した。それ以外は合成例1と同一の条件で、感光性樹脂の50%溶液(A−5)を得た。
合成例1において、スチレン15部に代えてスチレン20部、N−フェニルマレイミド5部及びベンジルアクリレート15部を使用した。それ以外は合成例1と同一の条件で、感光性樹脂の50%溶液(A−6)を得た。
合成例1において、スチレン15部に代えてスチレン25部及びベンジルアクリレート25部を使用すると共に、グリシジルメタクリレートの使用量を29部とした。それ以外は合成例1と同一の条件で、感光性樹脂の50%溶液(A−7)を得た。
合成例1において、スチレン15部に代えてスチレン35部及びベンジルアクリレート35部を使用すると共に、グリシジルメタクリレートの使用量を23部とした。それ以外は合成例1と同一の条件で、感光性樹脂の50%溶液(A−8)を得た。
合成例1において、スチレン15部に代えてブチルメタクリレートを使用した。それ以外は合成例1と同一の条件で、感光性樹脂の50%溶液(B−1)を得た。
上記各合成例で生成された感光性樹脂の溶液に、表1に示す各配合組成の配合成分を加え、これを3本ロールで混練し、感光性樹脂組成物を得た。
・エポキシ化合物1:トリグリシジルイソシアヌレート(S−トリアジン環骨格面に対し3個のエポキシ基が同一方向に結合した構造を有するβ体)
・エポキシ化合物2:水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量230)
・エポキシ化合物3:クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量214)
・DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
・酸化チタン:テイカ株式会社、品番CR−58
・硫酸バリウム:堺化学工業株式会社製、品番BM−200
・ルシリンTPO:2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド
・メラミン:日産化学工業株式会社製、微粉メラミン
・微粉シリカ:株式会社トクヤマ製、品名レオロシールMT−10
・シリコーン:信越シリコーン株式会社製の品番KS−66
また、表2の「芳香環量」の欄に、各実施例及び比較例における感光性樹脂組成物中の樹脂成分全量に対する芳香環の質量割合を示す。
各感光性樹脂組成物を、厚み35μmの銅箔のガラスエポキシ基材からなる銅張積層板及びこれを予めエッチングしてパターンを形成しておいたプリント配線基板の全面にスクリーン印刷により塗布し、基板表面に湿潤塗膜を形成した。
露光時においてネガマスクを取り外すときの乾燥塗膜の粘着の状態及び乾燥塗膜の指触粘着性を、下記の評価基準により評価した。
◎:ネガマスクを取り外した際に全く剥離抵抗を感じず、貼付痕もなかった。また、指触によっても全く粘着を感じなかった。
○:ネガマスクを取り外した際には粘着を感じなかったが、乾燥膜上にマスクのかすかな貼付痕が認められた。また、指触によってもかすかに粘着を感じた。
△:ネガマスクを取り外す際にわずかに剥離抵抗を感じると共に、乾燥膜上にマスクの貼付痕が認められた。また、指触によってもわずかな粘着を感じた。
×:ネガマスクを取り外すことが困難で、無理に剥すとマスクパターンが毀損した。指触によっても顕著な粘着を感じた。
室温においてテストピースを1時間、10%の塩酸に浸漬した後、ソルダーレジスト層の外観を観察して評価した。評価方法は次の通りである。
◎:異常を生じない。
○:極僅かに変化が見られる。
△:少し変化が見られる。
×:塗膜に剥がれ等の大きな変化が見られる。
露光工程において線幅及び線間が共に40μmの同心円状のソルダーレジスト層が形成されるようなネガマスクを用い、形成されたソルダーレジスト層のパターン形状を観察し、次のように評価した。
◎:シャープな同心円状のパターンが形成された。
○:同心円状のパターンは形成されるが、線間、線幅の一定性にわずかにむらがあった。
△:同心円状のパターンは形成されているが、その一部にわずかに樹脂残り又は欠落があった。
JIS D0202の試験方法に従って、テストピースのソルダーレジスト層に碁盤目状にクロスカットを入れ、次いでセロハン粘着テープによるピーリング試験後の剥がれの状態を目視により次の基準に従い判定した。
◎:100個のクロスカット部分のうちの全てに全く変化が見られない。
○:100個のクロスカット部分のうち1箇所に僅かに浮きを生じた。
△:100個のクロスカット部分のうち2〜10箇所に剥がれを生じた。
×:100個のクロスカット部分のうち11〜100箇所に剥がれを生じた。
テストピースを温度121℃の飽和水蒸気中に50時間放置した後、このテストピースのソルダーレジスト層の外観を観察し、その結果を次の基準に従って判定した。
◎:ふくれ、剥がれ、変色等の変化が全く見られない。
○:ふくれ、剥がれ、変色等の変化が極僅かに見られる。
△:ふくれ、剥がれ、変色等の変化が若干認められる。
×:ふくれ、剥がれ、変色等の変化が認められる。
市販品の無電解ニッケルめっき浴及び無電解金めっき浴を用いて、テストピースのめっきを行い、めっきの状態を観察した。またソルダーレジスト層に対してセロハン粘着テープ剥離試験をおこなうことでめっき後のソルダーレジスト層の密着状態を観察した。評価方法は次の通りである。
◎:外観の変化、テープ剥離時の剥離、めっきの潜り込みのいずれについても全くなかった。
○:外観変化はなく、テープ剥離時においても剥離も生じなかったが、レジストの末端部分において、極めてわずかながら、めっきの潜り込みがみられた。
△:外観変化はないが、テープ剥離時に一部剥離が見られるもの。
×:ソルダーレジスト層の浮きが見られ、テープ剥離時に剥離が見られるもの。
フラックスとしてLONCO 3355−11(ロンドンケミカル社製の水溶性フラックス)を用い、まずテストピースにフラックスを塗布し、次いでこれを260℃の溶融はんだ浴に15秒間浸漬し、その後水洗した。このサイクルを3回おこなった後の表面白化の程度を観察した。
◎:異常を生じなかった。
○:僅かに白化が認められた。
△:白化が認められた。
×:著しく白化した。
露光工程における露光光量を100J/cm2とし、露光前後における乾燥膜の外観を比較して、黄変の程度を確認し、下記のように評価した。
◎:外観の変化無し。
○:殆ど外観の変化無し。
△:若干の黄変が認められる。
×:著しい黄変が認められる。
ソルダーレジスト用組成物を塗布した直後の基板と、これを150℃、100時間の条件で保存したものとを比較し、塗膜の黄変の程度を下記のように評価した。
◎:外観の変化無し。
○:殆ど外観の変化無し。
△:若干の黄変が認められる。
×:著しい黄変が認められる。
テストピースにおけるソルダーレジスト層の、波長470nmの光の反射率を、コニカミノルタセンシング株式会社製の分光測色計(型番CM−600d)により測定した。
ソルダーレジスト層の鉛筆硬度を、三菱ハイユニ(三菱鉛筆社製)を用いて、JIS K5400に準拠して測定して評価した。
以上の評価試験の結果を下記表2に示す。
Claims (13)
- 下記成分A及び下記成分Bを含む樹脂成分と、
下記成分Dとを含有し、
前記樹脂成分全体に対する芳香環の割合が0.1〜50質量%の範囲であることを特徴とする感光性樹脂組成物;
A.1分子中に少なくとも2個のエチレン性不飽和基を有する感光性樹脂
B.トリグリシジルイソシアヌレート
D.白色の着色剤
前記樹脂成分が、前記感光性樹脂組成物に配合される重合反応性の化合物であり、
前記成分Aが、芳香環を有する感光性樹脂成分を含み、
前記成分Aが、N−フェニルマレイミド、ベンジルアクリレート、及びN−ベンジルマレイミドからなる群から選択される一種以上の化合物が重合した構造を有する感光性樹脂成分を含有し、
前記感光性樹脂組成物は白色に着色されている。 - 下記成分A及び下記成分Bを含む樹脂成分と、
下記成分Dとを含有し、
前記樹脂成分全体に対する芳香環の割合が0.1〜50質量%の範囲であることを特徴とする感光性樹脂組成物;
A.1分子中に少なくとも2個のエチレン性不飽和基を有する感光性樹脂
B.トリグリシジルイソシアヌレート
D.白色の着色剤
前記樹脂成分が、前記感光性樹脂組成物に配合される重合反応性の化合物であり、
前記成分Aが、芳香環を有する感光性樹脂成分を含み、
前記成分Aが感光性樹脂成分A1及び感光性樹脂成分A2の内少なくとも一方を含み、
前記感光性樹脂成分A1が、エポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物と、N−フェニルマレイミド、ベンジルアクリレート、及びN−ベンジルマレイミドからなる群から選択される一種以上の化合物を含む他のエチレン性不飽和化合物との重合物であるエポキシ化合物を含む1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物と、カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物と、飽和或いは不飽和の酸無水物との反応物であり、
前記感光性樹脂成分A2が、カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物と、N−フェニルマレイミド、ベンジルアクリレート、及びN−ベンジルマレイミドからなる群から選択される一種以上の化合物を含む他のエチレン性不飽和化合物との重合物である化合物と、エポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物との反応物であり、
前記感光性樹脂組成物は白色に着色されている。 - 下記成分A及び下記成分Bを含む樹脂成分と、
下記成分Dとを含有し、
前記樹脂成分全体に対する芳香環の割合が0.1〜50質量%の範囲であることを特徴とする感光性樹脂組成物;
A.1分子中に少なくとも2個のエチレン性不飽和基を有する感光性樹脂
B.トリグリシジルイソシアヌレート
D.白色の着色剤
前記樹脂成分が、前記感光性樹脂組成物に配合される重合反応性の化合物であり、
前記成分Aが、芳香環を有する感光性樹脂成分を含み、
前記成分Aの重量平均分子量が3000〜400000の範囲であり、
前記感光性樹脂組成物は白色に着色されている。 - 前記成分Aが、N−フェニルマレイミド、ベンジルアクリレート、及びN−ベンジルマレイミドからなる群から選択される一種以上の化合物が重合した構造を有する感光性樹脂成分を含有することを特徴とする請求項3に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記成分Aが感光性樹脂成分A1及び感光性樹脂成分A2の内少なくとも一方を含み、
前記感光性樹脂成分A1が、エポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物と、N−フェニルマレイミド、ベンジルアクリレート、及びN−ベンジルマレイミドからなる群から選択される一種以上の化合物を含む他のエチレン性不飽和化合物との重合物であるエポキシ化合物を含む1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物と、カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物と、飽和或いは不飽和の酸無水物との反応物であり、
前記感光性樹脂成分A2が、カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物と、N−フェニルマレイミド、ベンジルアクリレート、及びN−ベンジルマレイミドからなる群から選択される一種以上の化合物を含む他のエチレン性不飽和化合物との重合物である化合物と、エポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物との反応物であることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。 - 前記芳香環がベンゼン環であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記樹脂成分が、下記成分Cを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物;
C.光重合性を有するモノマー及びプレポリマーから選択される光重合性化合物。 - 前記D成分の配合量が、前記感光性樹脂組成物中の有機溶剤を除く成分全量に対して、15〜50質量%であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記成分Aの酸価が25〜150mgKOH/gの範囲であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記成分Aの配合量が10〜80質量%の範囲であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。
- 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物からなることを特徴とするソルダーレジスト用組成物。
- 請求項11に記載のソルダーレジスト用組成物から形成されたソルダーレジスト層を備えることを特徴とするプリント配線板。
- 光学素子が実装されていることを特徴とする請求項12に記載のプリント配線板。
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