JP5991984B2 - 壊れやすいゾーンを含むハウジングを備えた薬物送達デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、使用者が、注射可能薬剤の単回又は多回投与を選択すること、そして薬剤の設定薬用量を投薬すること、並びに該薬剤を好ましくは注射により患者に適用することを可能にする薬物送達デバイスのための駆動機構に関する。特に、本発明は、患者自身によって取り扱われるそのようなデバイスに関する。
液体薬剤のような液体医薬品の必要薬用量の多回投与を可能にし、そして患者に液体を更に投与するように備える薬物送達デバイスは、そのように当技術分野で周知である。
この種の薬物送達デバイスは多くの使用者特異的要求を満たす必要がある。例えば、糖尿病患者の場合には、多くの使用者は肉体的に虚弱であり得て、また視力障害を有する可能性がある。従って、これらのデバイスは、部材の操作及び使用者によるその動作の理解の両観点から構造が堅固で尚使用し易い必要がある。更に、用量設定は容易でそして明確である必要があり、そしてデバイスが再使用可能よりもむしろ使い捨ての予定である場合、デバイスは製作するのに安価で容易に廃棄できる必要がある。これらの要求を満たすために、デバイスを組み立てるのに必要な部材及び工程の数、及びデバイスが作られている材料タイプの全体数は最小に維持する必要がある。
通常、投与しようとする薬剤は、薬物送達デバイスの駆動機構のピストンロッドと機械的に相互作用する変位可能なピストン又は栓を有するカートリッジ中に備えられる。ピストンロッドによって、遠位方向でピストンにスラスト(thrust)が加えることができ、そして一定量の薬用流体がカートリッジから排出できる。
ペン型注射器のような薬物送達デバイスは、複数のハウジング部材、例えば薬剤を充填したカートリッジを受けるように適合されたカートリッジホルダ、並びにカートリッジのピストンと操作可能に係合される予定の駆動部材を受けそして収容するように適合されたペン本体ハウジング又は本体を更に含む。特に使い捨てペン型注射器では、薬物送達デバイス全体は消費後又はそのカートリッジ中に保存された薬剤の使用後に廃棄されることが予定される。
カートリッジは通常そこで廃棄される薬剤に不活性であるガラス又は同様の材料でできており、カートリッジ及び薬物送達デバイスのハウジング及び/又は機能部材は、別々に廃棄又はリサイクルされる必要がある。薬物送達デバイスの適切なリサイクリング又は廃棄は、それ故薬物送達デバイスからカートリッジの分離を必要とし、薬物送達デバイスは一般的に離解(disaggregate)するように意図されていない又は適合されていないので、それはその使い捨て設計に基づき不可能である。
従って本発明の目的は、カートリッジ及びデバイス部材の別々のリサイクリングを可能にするために、薬物送達デバイスの少なくともハウジング部材を解体又は細分する有効な手段を備える使い捨てタイプの薬物送達デバイスを提供することである。更なる目的は、明瞭に定義されたそして制御されたやり方で使い捨て薬物送達デバイスを細分する又は分解するようなそれぞれの方法を提供することである。更に、経費節約的及び効率的やり方で、例えば微修正を既存の薬物送達デバイスの設計に導入するだけで、カートリッジ及びデバイス部材を実装(implement)及び/又は分離することが意図される。
本発明は、薬剤の用量を注射するための薬物送達デバイスを提供する。デバイスは通常ペン型注射器として設計され、そして投薬される薬剤を含有するカートリッジを収容し又は受けるように適合される少なくとも1つのハウジング部材を含む。更に、ハウジング部材はまた、薬剤の用量を排出するためにカートリッジと操作可能に係合されている駆動機構を収容し又は受けてよい。カートリッジそれ自体は通常バイアル、カープル又はアンプルを含み、そしてその中に保存される薬剤に不活性であるガラス又は別の材料でできているバレルを含む。
バレルは遠位及び近位方向において密閉され、ここでカートリッジは、薬剤の用量を投薬するために穿孔エレメントと連結しようとする遠位出口を含む。その反対端では、カートリッジはカートリッジ中で摺動可能に配列されるピストンによって密閉される。ピストンは駆動機構のピストンロッドと操作可能に係合されるようになるように適合される。ピストンロッド又は駆動ラム(ram)によって、遠位に向いた圧力がピストンにかけられることができ、それ故にカートリッジの遠位に向いた変位を誘導し、薬剤の事前に定義された量がそれから排出されるように、カートリッジ中に蓄積されるそれぞれの圧力をもたらす。
少なくとも1つのハウジング部材は、ハウジング部材中に配置されるカートリッジにアクセスするように、ハウジング部材を少なくとも2つの断片に少なくとも部分的に分割するための少なくとも1つの離解手段を含む。離解手段によって、ハウジング部材は少なくとも2つの断片に分離されることができ、ここでハウジング部材の断片は互いに完全に分離される必要はない。少なくとも2つのハウジング断片は互いに対して枢動されることができるが、しかし相互に相互連結された状態になるように、ハウジング部材が少なくとも部分的に離解又は崩壊するときそれは一般的に十分である。
ハウジング部材を少なくとも部分的に分割することにより、リサイクリング方法を分離するために、ハウジングからカートリッジを取り外すこと、及び薬物送達デバイスのカートリッジ及びハウジング部材を運ぶことは少なくとも可能である。離解手段は、使用後に使い捨てとして設計されており、そして一度カートリッジ中に含有される薬剤が使い切られると、廃棄されるように意図される薬物送達デバイスで特に有用である。デバイスは離解手段によりカートリッジ交換を意図されていないことから、デバイスの再使用がもはや可能ではないように、デバイスは明瞭に定義されたやり方で種々のハウジング部材に分割されそして分離されることができる。それ故に、離解手段を利用することにより、デバイス、少なくともそのハウジング部材は実質的に破壊される。
好ましい実施態様によれば、薬物送達デバイスは、互いに不可分に連結されている第1のハウジング部材及び第2のハウジング部材を含む。通常、第1のハウジング部材は本体部材として設計され、そして第2のハウジング部材はカートリッジホルダとして設計される。本体部材は薬物送達デバイスの駆動機構を受けそして収容するように意図されそして適合され、一方で、カートリッジホルダは投薬しようとする薬剤で充填されたカートリッジを受けるように適合されそして設計される。
カートリッジホルダ及び本体部材は通常、第1及び第2のハウジング部材が相互に対応するレセプタクル及び挿入部分を含む、ネスト化された、交互配置された(interleaved)又は絡み合うインターフェース部分中で互いに連結される。例えば、本体部材の遠位端は、カートリッジホルダの近位に位置する挿入部分を受けるように適合されるレセプタクルを含んでよい。このように、本体部材及びカートリッジホルダ部材の組み立ては、カートリッジホルダ部材を本体部材のレセプタクル部分に挿入することを必要とする。本体部
材及びカートリッジホルダ部材の相互係合後、2つのハウジング部材は、例えば加熱により、例えばレーザ又は超音波溶接によって不可分に連結され得る。一度アセンブリ工程が完了すると、カートリッジホルダ及び本体部材の解体はもはや可能ではない。
更なる好ましい態様では、離解手段は、第1及び/又は第2のハウジング部材の外面上に構造的脆弱化部分を含む。構造的脆弱化部分により、少なくとも1つのハウジング部材は明瞭に定義されたやり方で離解できる。好ましくは、構造的脆弱化部分は少なくとも1つのハウジング部材の外周上で目に見えて配列され、それ故に離解プロセスを容易にする。
好ましい実施態様では、離解手段は穿孔構造を含む。穿孔により、少なくとも2つの各ハウジング断片への少なくとも1つのハウジング部材の離解及び分割が実現できる。少なくとも1つのハウジング部材は好ましくは射出成形熱可塑性部材として設計されるので、穿孔構造の製作は、製作のいずれの更なるコスト又はステップなしに実施できる。ハウジング部材を製造するためのそれぞれの鋳型だけは従って修正される必要がある。
尚別の好ましい実施態様では、少なくとも1つの、通常第1及び/又は第2のハウジング部材は実質的に円筒形状を含み、そして穿孔又は構造的脆弱化構造は円周方向に伸びる。第1及び/又は第2のハウジング部材は、従って第1及び/又は第2のハウジング部材の縦軸方向に対して横断方向に沿って離解できる。
好ましくは、離解手段、構造的脆弱化部分又は穿孔構造は、第1及び/又は第2のハウジング部材のインターフェース部分の外側に配置される。このように、離解手段によって、第1及び/又は第2のハウジング部材は離解できて、そして少なくとも2つの断片に分割され、一方で第1及び/又は第2のハウジング部材の相互連結をそのまま残す。
別の好ましい態様によれば、離解手段は把持手段として適合される少なくとも1つの曲げ可能及び/又はピボット取付ラグ(lug)を含む。ラグを用いて、効果的な把持手段が備えられ、好ましくは円周方向において第1及び/又は第2のハウジング部材を少なくとも2つの断片に離解するために、使用者が穿孔構造を剥離することを可能にする。
第1及び/又は第2のハウジング部材中又は上に備えられる把持手段及び穿孔を剥離するとき、離解手段は好ましくは第1及び/又は第2のハウジング部材により一体的に形成されるので、少なくともカートリッジがそれから取り外されることができるように、各ハウジング部材は少なくとも部分的に離解できる。
別の好ましい態様によれば、ラグの枢動軸又は曲げ軸は、第1及び/又は第2のハウジング部材の縦軸に実質的に平行又は垂直に伸びる。特に、穿孔が円周方向に伸びるとき、ラグの枢動軸又は曲げ軸は第1及び/又は第2のハウジング部材の縦軸に実質的に平行に伸びる。このように、穿孔を剥離することは曲げ可能又はピボット取付ラグの持ち上げから始まり、そして穿孔から離れた引き裂きは初期の持ち上げ手順の過程で単純に従動する。
尚別の好ましい態様では、穿孔構造のラグ又は自由端は第1及び/又は第2のハウジング部材の外周と実質的に面一である。このように、意図的でないラグの把持は効果的に阻止されることができる。
その上、そして更なる好ましい態様によれば、離解手段及び/又はそのラグは接着性カバー又はホイルでカバーされる。このように、第1及び/又は第2のハウジング部材の離解又は崩壊は効果的に阻止されることができる。一方では、曲げ可能及び/又はピボット取付ラグは持ち上げられ又は把持されることができず、そして他方では、接着性ホイルによって穿孔又は構造上脆弱化構造は少なくとも若干構造的に補強される。
尚別の態様では、薬物送達デバイスは、カートリッジホルダによって位置付けられそして固定されたカートリッジが容易に装備され、ここでカートリッジは投薬しようとする薬剤で少なくとも部分的に充填される。その上、薬物送達デバイスがエンドカスタマーに送達されるとき、駆動機構はカートリッジのピストンと既に操作可能に係合されている。
最終的に、薬物送達デバイスの種々の部材、特にそのカートリッジ及びそのハウジング又はその駆動機構の機能部材は、薬剤の消費又は使用後に別々に廃棄されるように意図される。
離解手段を利用することにより、通常ガラスバレルを含んでなる少なくともカートリッジがカートリッジホルダから取り外され得て、そして別々に廃棄又はリサイクルできるように、薬物送達デバイスは解体及び細分できる。
尚別の独立した態様では、本発明は更に、その使用後に薬物送達デバイスを離解又は細分化する方法に関するものであり、ここで薬物送達デバイスは、それによってハウジング部材が離解され得る、離解手段を有する少なくとも1つのハウジング部材を含む。特に、方法は上記の薬物送達デバイスに適用可能である。
薬物送達デバイスを細分する方法は、カートリッジホルダ中に配置されるカートリッジにアクセスするように、離解手段を用いてハウジング部材を少なくとも2つの断片に少なくとも部分的に分割する工程を含む。その後、カートリッジはカートリッジホルダから取り外され、そして薬物送達デバイスのハウジング又は機能部材から別々に廃棄又はリサイクルされる。
このように、使用後に廃棄する予定のペン型注射器のような使い捨て薬物送達デバイスでさえも、環境に優しい廃棄又はリサイクル方法にかけられるようになり得る。
本明細書で使用される用語「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的活性化合物を含有する医薬製剤を意味し、
ここで1つの実施態様では、薬学的活性化合物は1500Daまでの分子量を有し、及び/又はペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、抗体、酵素、抗体、ホルモン若しくはオリゴヌクレオチド、又は上記の薬学的活性化合物の混合物であり、
ここで更なる実施態様では、薬学的活性化合物は、糖尿病又は糖尿病性網膜症などの糖尿病との合併症、深部静脈又は肺血栓塞栓症などの血栓塞栓障害、急性冠動脈症候群(ACS)、アンギナ、心筋梗塞、癌、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症及び又は関節リウマチの処置及び/又は予防に有用であり、
ここで更なる実施態様では、薬学的活性化合物は、糖尿病又は糖尿病性網膜症などの糖尿病との合併症の処置及び/又は予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで更なる実施態様では、薬学的活性化合物は、少なくとも1つのヒトインスリン又はヒトインスリンアナログ若しくは誘導体、グリカゴン用ペプチド(GLP−1)又はそのアナログ若しくは誘導体、又はエキセンジン−3若しくはエキセンジン−4又はエキセンジン−3若しくはエキセンジン−4のアナログ若しくは誘導体を含む。
インスリンアナログは、例えば、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;ヒトインスリンであり、ここでB28位におけるプロリンは、Asp、Lys、Leu、Val又はAlaで置換され、そして、ここでB29位において、Lysは、Proで置換されてもよく;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン及びDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイル ヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、及びB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、例えば、エキセンジン−4(1−39)、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドを意味する。
エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下の化合物リスト:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);又は
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
ここで、基−Lys6−NH2は、エキセンジン−4誘導体のC−末端と連結してもよく;又は以下の配列のエキセンジン−4誘導体
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
H−desAsp28 Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38 エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5,desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
又は前述のいずれかのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物;
から選択される。
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン (ソマトロピン)、デスモプレッシン、テルリプレッシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどのRote Liste、2008年版、50章に表示されている脳下垂体ホルモン又は視床下部ホルモン又は規制活性ペプチド及びそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、例えば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、又は超低分子量ヘパリン若しくはその誘導体、又は硫酸化された、例えば、上記多糖類のポリ硫酸化形体、及び/又は、薬学的に許容可能なその塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例としては、エノキサパリンナトリウム塩がある。
薬学的に許容可能な塩は、例えば、酸付加塩及び塩基性塩がある。酸付加塩としては、例えば、HCl又はHBr塩がある。塩基性塩は、例えば、アルカリ又はアルカリ土類金属、例えば、Na+、又は、K+、又は、Ca2+から選択されるカチオン、又は、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、ここで、R1〜R4は互いに独立に、水素;場合により置換されるC1〜C6アルキル基、場合により置換されるC2〜C6アルケニル基、場合により置換されるC6〜C10アリール基、又は場合により置換されるC6〜C10ヘテロアリール基である。薬学的に許容される塩の更なる例は、“Remington's Pharmaceutical Sciences”17編、Alfonso R.Gennaro(編集),Mark Publishing社,Easton, Pa., U.S.A.,1985 及び Encyclopedia of Pharmaceutical
Technologyに記載されている。
薬学的に許容可能な溶媒和物としては、例えば、水和物がある。
関連技術において当業者には更に当然のことながら、種々の修正又は変更は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく本発明で行われ得る。更に、留意すべきこととして、補正特許請求の範囲において使用されるいずれの引用符号も本発明の範囲を限定すると解釈されるべきものではない。
下記において、本発明の好ましい実施態様が以下において図面を参照して非常に詳細に記載され得る:
斜視図においてペン型注射器の薬物送達デバイスを示す。 図1による薬物送達デバイスの拡大断面図を示す。 離解手順に先立って図2によるA−Aに沿った断面を図示する。 離解手順中の図2による断面を示す。
図1に描写される薬物送達デバイス10は、カートリッジ16が配列される、カートリッジホルダセクション14と連結されたペン本体ハウジング12を含む。図示された略図では、カートリッジ16はカートリッジホルダ14に備えられた検査窓を通してのみ見える。その遠位端セクションでカートリッジホルダ14は、通常セプタムとして設計される、カートリッジ16の遠位に位置する密閉部材を穿孔する予定である、注射針を有する対応のねじ込みニードルアセンブリを受けるように適合されるねじ込みソケット20を含む。
その遠位出口の反対側で、カートリッジ16は、本体12に収容される駆動機構のピストンロッド又は駆動ラムと操作可能に係合するように、変位可能なピストンを含む。本体12及びカートリッジホルダ14は、相互配置しそして相互に重なり合うようにインターフェース18を形成することにより、相互連結される。
図示される実施態様では、本体12の遠位端はカートリッジホルダ14の近位に位置するが、しかし明瞭には図示されない挿入部分を受けるように適合されたレセプタクルを含む。更に、本体12の近位端では、用量ボタン15は、操作すること並びに薬物送達デバイス10の用量設定及び用量投薬を制御することを可能にするように位置している。
図2では、ペン本体ハウジング12のインターフェースセクション18及びカートリッジホルダ14が拡大図で図示される。そこで示されるように、本体ハウジング部材12は、少なくとも2つの断片への本体12の離解を可能にする環状又は円周穿孔構造22を含む。図2に図示されるように、本体部材12の離解手段は、円周に配列されたサークル又はドットによって示される2つの軸方向分離穿孔を含む。このように、環状穿孔ストリップは本体部材12を離解するために引き裂くことができる。
図3及び4では、穿孔構造22は図2によるA−Aに沿った断面で図示される。そこで、引き裂かれようとするストリップは、薬物送達デバイス10の円筒状ハウジング部材12で一体的に形成されるラグ24を含む。前記ラグ24の自由端は指の爪又は類似の手段をスリット30に挿入することにより把持されることができ、それ故に半径方向に外側を指し示す方向28において枢動する又は曲げ可能なラグ24を持ち上げることが可能である。ラグ部分24は、ラグ24の把持又は持ち上げ手順のために枢動軸又は曲げ軸を画成する溝26によって、本体部材12から分離される。
ラグ24の自由端が図4に描写されるように持ち上げられると直ぐに、引き裂き29の方向は通常、穿孔及び本体を引き裂くために幾分円周方向に向く。
明瞭には図示されないけれども、穿孔構造又は離解手段は、特にピボット取付ラグ24は薬物送達デバイスの慣用的な使用中、接着性ホイル又はカバーでカバーされることができる。薬物送達デバイス10のハウジング12、14を離解する目的で、保護ホイルはラグ24の把持端部にアクセスするのに先立って取り外される必要がある。接着性カバー又はホイルは、その持ち上げを容易にし又は支えるために、ピボット取付ラグ24の外面と固着したままであることもあり得る。
加えて、当業者には当然のことながら、図2に描写される穿孔は、ペン本体ハウジング12の外周を完全に囲む環状ストリップとして設計され得る。あるいは、穿孔が本体12の外周周りに十分に伸びないとき、それは尚十分であり得る。環状本体12の周りで約270〜350°の環状伸長は、既にカートリッジ取り外しをもたらすのに十分であり得る。このように、本体部材12の離解はハウジング部材12の完全な分離及び分割を必要としない。カートリッジホルダ14中に配置されるカートリッジ16にアクセスするために、遠位端又はインターフェース部分18が本体部材12に対して折り畳まれることができるとき、それは十分であり得る。
それはそれとして、一度離解手段22、24が起動されていると少なくともカートリッジ16がカートリッジホルダ14から取り外されることができるように、離解手段及びその対応のハウジング部材12、14は設計され得る。
参照番号のリスト
10 薬物送達デバイス
12 本体部材
14 カートリッジホルダ部材
16 カートリッジ
18 インターフェース
20 ねじ込みソケット
22 穿孔構造
24 ラグ
26 溝
28 方向
29 方向
30 スリット

Claims (8)

  1. 薬剤の用量を注射するための薬物送達デバイスであって、
    −薬剤を含有するカートリッジ(16)を収容し、そして薬剤の用量を排出するためにカートリッジ(16)と操作可能に係合される駆動機構を収容する少なくとも1つのハウジング部材(12、14)を含んでなり:
    −ここで、ハウジング部材(12、14)は、その中に配列されたカートリッジ(16)にアクセスしてハウジング部材(12、14)からのカートリッジ(16)の取り外しを可能にするように構成された、少なくとも1つの離解手段(22、24)を含み、該離解手段(22、24)は、少なくとも1つのハウジング部材(12、14)の外周上に視覚的に配置される穿孔構造(22)又は構造的脆弱化部分を含み、更に、
    (i)ハウジング部材(12、14)を少なくとも2つの別々の断片に分割するために、又は
    (ii)ハウジング部材(12、14)を、互いに対して枢動できる少なくとも2つの相互連結断片に少なくとも部分的に分割するために、
    −把持手段として適合される少なくとも1つの曲げ可能及び/又はピボット取付ラグ(24)を有し、
    ここで
    −少なくとも1つのハウジング部材(12、14)は、円筒形状を備え、ここで、ラグ(24)は、ハウジング部材(12、14)の外周と面一であり、そして、薬物送達デバイスの使用中には、離解手段(22、24)は、接着性カバー又はホイルでカバーされており、ハウジング部材(12、14)の分割時に、ラグ(24)へのアクセスに先立って該カバーが取り外される、上記薬物送達デバイス。
  2. ハウジング部材(12、14)が、互いに不可分に連結されている第1のハウジング部材(12)及び第2のハウジング部材(14)を含んでなり、離解手段(22、24)の作動によって、第1のハウジング部材(12)と第2のハウジング部材(14)とに分割される、請求項1に記載の薬物送達デバイス。
  3. 構造的脆弱化された部分は、第1及び/又は第2のハウジング部材(12、14)の外
    面上に位置する、請求項2に記載の薬物送達デバイス。
  4. 離解手段(22、24)は第1及び/又は第2のハウジング部材(12、14)と一体的に形成される、請求項2又は3に記載の薬物送達デバイス。
  5. ラグ(24)の枢動軸又は曲げ軸は、第1及び/又は第2のハウジング部材(12、14)の縦軸に平行又は垂直に伸びる、請求項4に記載の薬物送達デバイス。
  6. 第1及び第2のハウジング部材としてそれぞれカートリッジホルダ(14)及び本体部材(12)を含んでなる、請求項2〜5のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス。
  7. カートリッジホルダ(14)は薬剤で充填されたカートリッジ(16)で装備され、そして本体部材(12)はカートリッジ(16)のピストンと操作可能に係合される駆動機構で装備される、請求項6に記載の薬物送達デバイス。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の薬物送達デバイスを使用後に離解する方法であって:
    −(i)中に配置されたカートリッジ(16)にアクセスするために、離解手段(22、24)を用いてハウジング部材(12、14)を少なくとも2つの断片に部分的に分割する工程、又は、(ii)中に配置されたカートリッジ(16)にアクセスするために、離解手段(22、24)を用いてハウジング部材(12、14)を互いに対して枢動されることができる少なくとも2つの相互連結断片に少なくとも部分的に分割する工程、及び、
    −カートリッジ(16)をハウジング部材(14)から取り外し、そして薬物送達デバイス(10)のハウジング部材(12、14)から分離されたカートリッジ(16)を廃棄する工程、
    を含んでなる、上記方法。
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