JP5986099B2 - 薬物リザーバ用の不正開封明示インジケータ - Google Patents

薬物リザーバ用の不正開封明示インジケータ Download PDF

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Description

本開示は一般に、薬物送達デバイスおよびリザーバを対象とし、詳細には、薬物が入ったリザーバを対象とする。より詳細には、本開示は一般に、薬物リザーバ用のタンパーエビデント・インジケータ(tamper−evident indicator)を対象とする。単なる一例として、このような薬物リザーバは、アンプル、カートリッジ、バイアルまたはパウチを構成することがあり、医療用の送出装置と一緒に使用することができる。医療用送出装置の例には、限定はされないが、注射器、ペン型注射器、ポンプ、吸入器、または少なくとも1種類の薬物が入った少なくとも1つのリザーバを必要とする他の同種の注射装置もしくは注入装置が含まれる。
アンプル、カートリッジまたはバイアルのような薬物リザーバは広く知られている。このようなリザーバは特に、患者が自分で投薬することができる薬物に対して使用される。例えば、インスリンに関して言うと、糖尿病患者は、ある量のインスリンをペン型注射器によって注射し、またはポンプによって注入する必要があることがある。再使用可能な知られているある種のペン型薬物送達デバイスに関して言うと、患者は、インスリンの入ったカートリッジをカートリッジ・ホルダの近位端に装填する。カートリッジが正しく装填された後、使用者は、薬物の用量を選択するように求められることがある。そのカートリッジからは、用量を複数回投与することができる。薬物送達デバイスが再使用可能な装置を構成する場合には、カートリッジが空になったら、薬物送達デバイスからカートリッジ・ホルダを取り外し、空のカートリッジを取り出し、新しいカートリッジと交換する。このようなカートリッジの大部分の供給業者は、空のカートリッジを使用者が適切に廃棄することを推奨している。薬物送達デバイスが使い捨ての装置を構成する場合には、カートリッジが空になったら、装置全体を廃棄することが推奨される。
カートリッジの取出しおよび再装填が必要な知られているこのような自己投薬システムにはある種の限界がある。例えば、広く知られているある種のシステムでは、使用者が単純に、新しいカートリッジを送出システムに装填するだけであり、薬物送達デバイスまたはカートリッジは、間違ったカートリッジの交差使用(cross use)を防ぐ機構を持たない。すなわち、カートリッジの中の薬物が本当に、その患者が投薬すべき正しい種類の薬物であるのかどうかを判定する機構を、薬物送達デバイスが持たない。あるいは、知られているある種の薬物送達デバイスは、カートリッジの中の正しい種類の薬剤をその特定の薬剤送出システムと一緒に使用すべきかどうかを判定する機構を持たない。糖尿病患者のようなある種の高年齢の患者が手先をあまりうまく使えない場合には、この潜在的な問題がより深刻になることがある。長時間作用型のインスリンの代わりに短時間作用型のインスリンを投薬するなど、間違っている可能性がある薬物の用量を投薬すると、傷害を起こしたり、または場合によっては死亡したりする可能性があるため、間違った薬物を識別することは非常に重要である。
一部の薬物送達デバイスまたは薬剤送出システムは、色コーディング方式を使用して、ある薬物送達デバイスと一緒に使用する正しいカートリッジを使用者または看護者が選択するのを助ける。しかしながら、このような色コーディング方式は、ある種の使用者、特に視力の低下した使用者または色覚異常の使用者には難題となる。視力低下および色覚異常は、糖尿病患者ではかなり一般的な状況である。
このような使い捨てのカートリッジで生じうる他の懸念は、これらのカートリッジが、本質的に標準サイズで製造され、認められたある国内および国際標準に準拠するように製造されることである。その結果、そのようなカートリッジは通常、標準サイズのカートリッジ(例えば3mlカートリッジ)として供給される。したがって、いくつかの異なる供給業者によって、異なる薬物が入ったさまざまなカートリッジが供給されることがあるが、それらのカートリッジは、単一の薬物送達デバイスにぴったりとはまる可能性がある。単なる一例として、第1の薬物が入った第1の供給業者からの第1のカートリッジが、第2の供給業者によって供給された医療用送出装置にぴったりとはまる可能性がある。そのため、使用者が、その医療用送出装置が、ことによると、そのようなカートリッジと一緒に使用されるようには設計されておらず、そのようなカートリッジと一緒に使用することも意図されていないことを知らずに、(速効型インスリンまたは基礎型インスリンのような)間違った薬物を薬物送達デバイスに装填し、投与するようなことが起こりうる。
Rote Liste、2008年版、第50章 「Remington’s Pharmaceutical Sciences」、第17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company(米ペンシルバニア州Easton)刊、1985年 Encyclopedia of Pharmaceutical Technology
そのため、使用者が間違った種類の薬剤を薬物送達デバイスに装填する潜在的な危険性を低下させることを望む声が、使用者、健康管理提供者、看護者、規制機関および医療装置供給業者の間で高まっている。したがって、そのような薬物送達デバイスから間違った薬物(または間違った濃度の薬物)を投与する危険性を低下させることも要望されている。
したがって、カートリッジを物理的にその薬剤タイプだけの専用とし、またはカートリッジをその薬剤タイプに合わせて機械的にコーディングすること、および求められていないカートリッジの交差使用を防ぐためにカートリッジ上にまたはカートリッジと一緒に提供される専用機能(feature)またはコーディングされた機能を受け入れ、それらを使用して機能する注射装置を設計することが広く求められている。同様に、医療用送出装置を、特定の薬物が入った許可されたカートリッジと一緒に使用することを可能にし、同時に、望まれていないカートリッジの交差使用を防ぐ、専用のカートリッジも広く求められている。
無許可の薬剤または薬物送達デバイスと一緒に使用されうるという意味でカートリッジが危険にさらされることがないように、不正に開封するのが困難な専用カートリッジを提供することも広く求められている。そのようなカートリッジは、不正に開封するのが困難であるため、偽造の危険性も低下させることができる。すなわち、偽造者が、薬物を含む規制されていない偽造製品を供給することがより困難になる。改良された薬物リザーバを提供することも目的の1つである。
この目的は、請求項1に記載されている薬物リザーバによって達成することができる。この薬物リザーバは、近位端および遠位端を有する、薬剤を保持するように構成されたハウジングを備える。近位端と遠位端のうちの少なくとも一方に、近位端と遠位端のうちの一方を少なくとも部分的に覆う着脱機能が配置される。
別の薬物リザーバ構成は、近位端および遠位端を有するハウジングと、近位端と遠位端のうちの少なくとも一方に配置され、近位端と遠位端のうちの前記少なくとも一方を覆う着脱機能、例えばはぎ取り式(tear−away)機能とを備える。
例示的な一構成によれば、薬物リザーバが、タンパーエビデント・インジケータを有する。この薬物リザーバは、近位端および遠位端を有する、薬剤を保持するように構成されたハウジングを含む。この薬物リザーバはさらに、近位端と遠位端のうちの少なくとも一方に配置され、近位端と遠位端のうちの一方を少なくとも部分的に覆う着脱機能を含む。
例示的な一構成によれば、薬物リザーバが、近位端および遠位端を有し薬物を保持するリザーバ本体を含む。薬物リザーバはさらに、リザーバ本体に配置された着脱機能、例えばはぎ取り式機能を含み、はぎ取り式機能は、タンパーエビデント・インジケータまたはタンパーエビデント機能として機能し、警告機能、締付機能およびコーディング機能のうちの少なくとも1つを少なくとも部分的に覆う。はぎ取り式機能は、近位端または遠位端に配置することができる。はぎ取り式機能は、はぎ取り式ラベルまたははぎ取り式ストリップとすることができる。一実施形態では、タンパーエビデント機能またははぎ取り式機能が、箔、ビニル、ポリエステルおよびアセテートのうちの少なくとも1つを含む。一実施形態の遠位端は開口およびセプタムを備え、はぎ取り式機能がこの開口およびセプタムを覆う。
薬物リザーバの一実施形態は着色要素を備え、タンパーエビデント機能またははぎ取り式機能がこの着色要素を覆い、着色要素が、薬物リザーバに関する情報を示す役目を果たす色を含む。
薬物リザーバの他の実施形態は締付機能を備え、この締付機能の上に、タンパーエビデント機能またははぎ取り式機能が配置される。
薬物リザーバの一実施形態は、薬物リザーバと一緒に使用することが意図された所与のリザーバ・ホルダの対応するコーディング機能と相補的なコーディング機能を備え、タンパーエビデント機能またははぎ取り式機能が、このコーディング機能を覆う。薬物リザーバの一実施形態は、薬物リザーバと一緒に使用することが意図された所与の薬物送達デバイスの対応するコーディング機能と相補的なコーディング機能を備え、タンパーエビデント機能またははぎ取り式機能が、このコーディング機能を覆う。
一実施形態では、はぎ取り式機能が3次元コーディング機能を含み、はぎ取り式機能が薬物リザーバから取り外されたときに、3次元コーディング機能の少なくとも一部分が取り外される。
薬物リザーバは、使用者がはぎ取り式機能をはぎ取ると取り外されるキャップ要素を備えることができる。
薬物リザーバの一実施形態は、ハウジング内に位置するカートリッジ栓を備え、はぎ取り式機能が、このカートリッジ栓にアクセスすることを防ぐ。一実施形態では、はぎ取り式機能が、薬物リザーバの遠位端、例えばカートリッジの遠位端に投与インタフェースが取り付けられることを防ぐ。
薬物リザーバの一実施形態は、アンプル、カートリッジ、バイアルまたはパウチのうちの1つを含む。
例示的な他の配置によれば、薬物リザーバが、近位端にカラー(collar)をさらに備え;着脱機能が、カラーの中に少なくとも部分的に配置され、薬物リザーバが対応するリザーバ・ホルダに挿入されたときに自動的に取り外されるように構成された栓機能である。
一実施形態では、薬物リザーバが近位端にカラーを備え;着脱機能が、カラーの中に少なくとも部分的に配置され、カートリッジが対応する薬剤カートリッジ・ホルダに挿入されたときに栓が自動的に取り外されるように構成された栓機能である。
他の構成では、薬剤カートリッジが、近位端および遠位端を有するハウジングと、近位端のカラーと、カラーの中に少なくとも部分的に配置された栓機能とを含む。この栓は、カートリッジが対応する薬剤カートリッジ・ホルダに挿入されたときに自動的に取り外されるように構成される。
他の構成では、着脱機能が、カラーの中に少なくとも部分的に配置された栓機能である。この栓は、カートリッジが対応する薬剤カートリッジ・ホルダに挿入されたときに自動的に取り外されるように構成される。
一実施形態は、ハウジング内に位置するカートリッジ栓を備え、栓機能が、カートリッジ栓へのアクセスを防ぐ。
栓機能の一実施形態は、リザーバが対応する薬剤カートリッジに挿入されたときに内側へ曲がる少なくとも2つの可撓性アームを備える。この少なくとも2つの可撓性アームはそれぞれ、栓機能をカラーに引っかける傾斜した突起を備えることができる。
一実施形態では、薬物リザーバがカートリッジ・ホルダに挿入されたときに、対応するカートリッジ・ホルダ上の機能が、可撓性アームを強制的に内側へ曲げる。可撓性アームが所与の量だけ曲げられた後は、傾斜した突起はもはや、栓機能をカラーに引っかけることをしない。
添付図面を適宜に参照する以下の詳細な説明を読むことにより、当業者には、本発明のさまざまな態様のこれらの利点およびその他の利点が明らかになるであろう。
本発明の範囲は、特許請求の範囲の内容によって定義される。本発明は、特定の実施形態だけに限定されず、異なる実施形態の要素の任意の組合せを含む。本発明はさらに、請求項の任意の組合せおよび特許請求の範囲が開示する特徴の任意の組合せを含む。
ペン型薬物送達デバイスの例示的な一実施形態を示す図である。 薬剤カートリッジの例示的な一実施形態を示す図である。 タンパーエビデント・インジケータの役目を果たすはぎ取り式機能の一例を有する、薬物リザーバの一実施形態の遠位端の透視図である。 タンパーエビデント・インジケータの役目を果たすはぎ取り式機能の一例を有する、薬物リザーバの例示的な一実施形態の透視図である。 提案された発想の一実施形態に基づく薬物リザーバの一例の透視図である。 リザーバ・ホルダの例示的な一実施形態に挿入されたときの、図4Aの薬物リザーバの例示的な実施形態の透視図である。 図4Bのリザーバ・ホルダの例示的な実施形態に完全に挿入された、図4Aの薬物リザーバの例示的な実施形態の透視図である。 図4Bのリザーバ・ホルダの例示的な実施形態に挿入されたときの、図4Aの薬物リザーバの例示的な実施形態の近位端の断面図である。 提案された発想の一実施形態に基づく薬物リザーバの別の例を示す図である。 提案された発想に従ってコーディングすることができる、薬物リザーバの例示的な一実施形態の透視図である。
本明細書では、例示的な実施形態を、図面を参照して説明する。
本明細書で使用するとき、用語「薬物」または「薬剤」は、薬学的に活性な少なくとも1種類の化合物を含む製剤を意味することが好ましく、
一実施形態では、薬学的に活性な化合物が、1500Daまでの分子量を有し、かつ/またはペプチド、タンパク質、多糖、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、もしくは上記の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
他の実施形態では、薬学的に活性な化合物が、真正糖尿病、または糖尿病性網膜症、深静脈血栓塞栓症や肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、アンギナ、心筋梗塞、癌、黄斑変性、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/もしくは慢性関節リウマチのような真正糖尿病に関連した合併症の治療および/または予防に対して有用であり、
他の実施形態では、薬学的に活性な化合物が、真正糖尿病または糖尿病性網膜症のような真正糖尿病に関連した合併症を治療および/または予防するための少なくとも1種類のペプチドを含み、
他の実施形態では、薬学的に活性な化合物が、少なくとも1種類のヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはGLP−1類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は例えば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;位置B28のプロリンがAsp、Lys、Leu、ValまたはAlaによって置換されており、位置B29のLysがProによって置換されていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリンおよびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイル ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル ヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−Y−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−Y−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリンおよびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は例えば、配列H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は例えば、以下の化合物のリストの中から選択される:
H−(Lys)4−des Pro36,des Pro37 エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−des Pro36,des Pro37 エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
エキセンジン−4誘導体のC末端に−Lys6−NH2基が結合していてもよい、
des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
または、配列
H−(Lys)6−des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
des Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5des Pro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−des Asp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
des Met(O)14Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−des Pro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−des Asp28Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
のエキセンジン−4誘導体;
または、前述のエキセンジン−4誘導体のうちの任意の1つの誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
ホルモンは例えば、脳下垂体ホルモンもしくは視床下部ホルモン、またはRote Liste、2008年版、第50章に記載されているゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、絨毛性ゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、リュープロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンのような調節活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖は例えば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリンもしくは超低分子量ヘパリンもしくはそれらの誘導体、もしくは上記の多糖の流酸化物、例えばポリ硫酸化物、および/またはそれらの薬学的に許容される塩である。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例は、エノキサパリンナトリウムである。
薬学的に許容される塩は例えば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩は例えばHCl塩またはHBr塩である。塩基性塩は例えば、アルカリもしくはアルカリ土類金属の中から選択されたカチオン、例えばNa+もしくはK+もしくはCa2+、またはアンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6のアルキル基、場合により置換されたC2〜C6のアルケニル基、場合により置換されたC6〜C10のアリール基、または場合により置換されたC6〜C10のヘテロアリール基を意味する。薬学的に許容される塩の他の例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」、第17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company(米ペンシルバニア州Easton)刊、1985年およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は例えば水和物である。
図1Aは、ペン型注射器の形態の薬物送達デバイス100を示す。この薬物送達デバイス100は、用量セッティング機構102、カートリッジ・ホルダ104および取外し可能なキャップ106を備える。カートリッジ・ホルダ104の近位端105と用量セッティング機構102の遠位端103は、互いに対して取外し可能に固定される。このペン型注射器は、再使用可能なペン型注射器または使い捨てのペン型注射器を構成することができる。この注射器が再使用可能な装置を構成する場合には、カートリッジ・ホルダ104と用量セッティング機構102とが互いに対して取外し可能に結合される。使い捨ての装置では、カートリッジ・ホルダ104と用量セッティング機構102とを互いに対して恒久的に結合することができる。図1Aでは、用量セッティング機構102が、用量を注射するときに回転するねじ付きスピンドル(threaded spindle)のようなスピンドル109を備える。
予めセットした用量を注射するためには、カートリッジ・ホルダ104の遠位端108に両頭針アセンブリ(図示せず)を取り付ける。カートリッジ・ホルダ104の遠位端108に両頭針アセンブリを取外し可能に取り付けることができるように、カートリッジ・ホルダ104の遠位端108は、ねじ121(またはスナップ・ロック、スナップばめ、フォーム・フィット(form fit)もしくはバイオネット(bayonet)ロック機構のような他の適当な接続機構)を備えることが好ましい。薬物送達デバイス100を使用しないときには、取外し可能なキャップ106を、カートリッジ・ホルダ104に取外し可能にかぶせることができる。
カートリッジ・ホルダ104によって画定されるカートリッジ内側空洞111の寸法および形状は、カートリッジ120をしっかりと受け取り保持するように決定される。図1Bは、図1Aに示した薬物送達デバイス100と一緒に使用することができるカートリッジ120の透視図を示す。カートリッジ120は、遠位端130から近位端132まで延びる全体に管状の筒122を含む。遠位端130は、内側へ向かってすぼむショルダ131によって画定される。
カートリッジ120は、遠位端130に、より小径のネック126を含み、このネック126は、筒122のショルダ131から遠位方向に突出する。好ましくは、このより小径のネック126が大径の環状ビード(bead)133を備え、このビード133が、ネック126の遠位末端において円周方向に一周する。ネック126によって画定される開いた遠位端130を横切って、穿刺可能なシールまたはセプタム127がしっかりと取り付けられる。金属製のスリーブまたはフェルール(ferrule)124によって、このシール127を所定の位置に保持することができる。このフェルール124は、ネック126の遠位端の円周ビード133の周囲にクリンピング(crimp)することができる。カートリッジ120には薬剤125が予め充填されており、薬剤125は、一部は穿刺可能なシール127、金属スリーブまたはフェルール124および栓またはストッパ128によって、カートリッジ120内に保持される。ストッパ128は、摺動するが流体を通さないような態様で、筒122の管状の内壁と係合する。用量の注射または投薬時に、栓またはストッパ128に軸方向の力を加えると、薬剤125がカートリッジ120から押し出され、カートリッジ・ホルダ104の遠位端108に取り付けられた両頭針を通って、注射部位に注射される。このような軸方向力は、スピンドル109によって提供することができる。
カートリッジ・ホルダ104のカートリッジ・ホルダ空洞111を画定する部分は、図1AにD1 134によって示されている実質的に均一な直径を有する。この直径D1 134は、カートリッジ120の直径D2 136よりもわずかに大きいことが好ましい。カートリッジ・ホルダ104の内側には、カートリッジ・ホルダ104内でカートリッジ120が動くことを防ぐように寸法が決められた内側へ延びる環状部分または移動止めを含む。このようにすると、カートリッジ・ホルダ104の空洞111にカートリッジ120を装填し、次いでカートリッジ・ホルダ104を用量セッティング機構102に接続したときに、カートリッジ120がカートリッジ空洞111内でしっかりと保持される。より詳細には、カートリッジ・ホルダ104の開いた近位端105に、カートリッジ120のネック126およびフェルール124を、近位−遠位方向へ挿入し、最終的には、フェルール124をホルダ104の一番奥まで通す。ホルダ104を用量セッティング機構102に取外し可能に結合すると、カートリッジ120の近位端132は通常、用量セッティング機構102が提供する移動止めと当接する。
カートリッジ120からは、薬剤125の用量を複数回投与することができる。カートリッジ120は、1日に1回またはそれ以上など頻繁に投薬しなければならない種類の薬剤125を収容することができることが理解される。このような薬剤125の1つがインスリンである。カートリッジ120の第1の端部または近位端132には移動可能なピストンまたはストッパ128が保持され、ピストンまたはストッパ128は、用量セッティング機構102のスピンドル109が生み出す軸方向の力を受け取る。
用量セッティング機構102は、その近位端107に、用量セッティング装置117を備える。好ましい1つの構成では、用量セッティング装置117が、用量セッティング機構102の全長に沿って延びる。使用者は、用量セッティング装置117を回転させて用量をセットすることができる。
用量セッティング装置117を回転させることによってセットすることができる用量を投薬するため、使用者は、両頭針を含む針アセンブリを、カートリッジ・ホルダ104の遠位端108に取り付ける。このようにすると、カートリッジ120のシール127に針アセンブリが突き刺さり、したがって針アセンブリが薬剤125と液体連通する。使用者は、用量セッティング装置117を押して、セットした用量を注射する。この同じ用量セッティング/用量投薬手順を、カートリッジ120内の薬剤125がなくなり、新しいカートリッジ120を薬物送達デバイス100に装填しなければならなくなるまで繰り返す。空のカートリッジ120を交換するためには、使用者が、用量セッティング機構102からカートリッジ・ホルダ104を取り外す必要がある。
薬物リザーバまたは薬物リザーバ・アセンブリ(例えばカートリッジ120を保持するカートリッジ・ホルダ104または成形された薬剤カートリッジ)には一般に、タンパーエビデント・インジケータが提供される。このタンパーエビデント機能は、その薬物リザーバが不正に開封されていないかどうかを使用者に知らせることができる。例えば、タンパーエビデント機能は、有益にも、そのリザーバが以前に開封されたことをリザーバの使用者に知らせることができる。さらに、タンパーエビデント機能は、有益にも、その薬剤が、所与の薬剤送出システム100に対して適当な薬剤であるかどうかを知らせる役目を果たすことができる。一例として、最初に薬物リザーバを薬剤送出システム100で使用することができる前に、使用者が、その薬物リザーバからタンパーエビデント機能を取り外す必要がある場合がある。また、タンパーエビデント機能が、機械的なコーディング機能(1つまたは複数)を露出させ、その一部として含み、または除去して、そのコーディング機能が正しい機能である場合にのみ、その薬物リザーバを、ホルダ104および/または薬物送達デバイス100に挿入しまたは接続することができるようにすることもある。
第1の実施形態では、薬物リザーバが、近位端および遠位端202を有するリザーバ本体204(図2)と、リザーバ本体上に配置された、はぎ取り式機能206(図2)である着脱機能とを含む。はぎ取り式機能206は、タンパーエビデント・インジケータとして機能し、警告機能208(図2)、締付機能またはコーディング機能のうちの少なくとも1つの機能を少なくとも部分的に覆う。
図2は、タンパーエビデント・インジケータの役目を果たすはぎ取り式機能206を有する薬物リザーバの一例を示す。具体的には、図2は、薬剤カートリッジ200の遠位端202を示す。薬剤カートリッジ200は、インスリンのような薬剤125を保持する本体204を含む。はぎ取り式機能206は、本体204の表面の遠位端202の近くに配置され、使用者によって取り外されるまで警告機能208を覆う。この特定の例では、はぎ取り式機能206が、薬剤カートリッジ200のセプタム127の上に延びるはぎ取り式のストリップを構成する。したがって、はぎ取り式機能206は、はぎ取り式機能206が取り外されるかまたは他のなんらかな方法で不正に開封されるまで、薬剤カートリッジ200の遠位端の近くのセプタム127にアクセスすること、したがって薬剤125にアクセスすることを防ぐ。
いくつかの実施形態では、はぎ取り式機能206がラベルとして機能する。さらに、はぎ取り式機能206を、不正開封の証拠を示すことが知られている箔、ビニル、ポリエステルまたはアセテートのような材料から製造することもできる。
図2を再び参照すると、タンパーエビデント機能またははぎ取り式機能206が覆っている警告機能208は語「OPEN」である。このような警告は、カートリッジ200が以前に開封されたか、または使用されたことを使用者に知らせることができる。他の警告機能208も可能である。可能な警告機能208は例えば、薬剤の種類を示し、その種類の薬剤に特に関係した警告を説明する字句である。
一例では、タンパーエビデント・インジケータを取り外すと、その下の構成部品の色が現われる。この色は、その薬物リザーバに関する情報を示す役目を果たすことができる。例えば、この色が、選択した薬剤を使用者に対して強調する役目を果たす。提案された発想の他の例では、はぎ取り式機能206を取り外すと、締付機能またはコーディング機能308(図3)のような追加の機能が現われる。一般に、コーディング機能308は、薬物送達デバイス100のリザーバ・ホルダによって提供される対応するコーディング機能にはまり込みまたはそのようなコーディング機能を貫通するように構成された任意の機能とすることができる。あるいは、はぎ取り式機能206が、成形されたカートリッジのようなカートリッジ・アセンブリ上に配置される場合には、コーディング機能308を、薬物送達デバイス100によって提供される対応するコーディング機能にはまり込みまたはそのようなコーディング機能を貫通するように構成された任意の機能とすることができる。多くの異なるコーディング機能308が可能である。一例では、コーディング機能308が、1つまたはそれ以上の突起308a、308b、308c(図3)を含み、リザーバ・ホルダの対応するコーディング機能が、この1つまたはそれ以上の突起308a、308b、308cを収容する1つまたはそれ以上の凹みを含む。しかしながら、これとは逆の構成も可能である。すなわち、コーディング機能308が1つまたはそれ以上の凹みを含み、リザーバ・ホルダの対応するコーディング機能が、その1つまたはそれ以上の凹みに合わせてコーディングされた1つまたはそれ以上の突起を含んでもよい。あるいは、コーディング機能308が、少なくとも1つの突起308a、308b、308cと少なくとも1つの凹みの両方を含んでもよい。
一般に、カートリッジ300および対応するホルダ・コーディング機能には、任意のタイプのコーディング機能308を組み込むことができる。例えば、コーディング機能308は、複数のコード要素(例えば突起)を含むことができる。さらに、このコーディング機能要素は、さまざまなサイズ、断面形状および位置を有することができる。例えば、突起308a、308b、308cの軸方向の大きさ、円周方向の大きさ、半径方向の大きさ、(任意の平面、例えば縦断面または横断面の)断面形状をさまざまに変えることができる。それぞれの突起308a、308b、308cのサイズは互いに異なっていてもよい。例えば、半径方向の大きさが異なるいくつかの異なる突起308a、308b、308cを配置してもよい。断面形状の変化に関して言うと、コーディング・システムは、あるエリアでは、その各々がコーディング・システムの他のどのコーディング機能308よりも小さく、別のエリアでは、コーディング・システムの他のどのコーディング機能308よりも大きい、いくつかのコーディング機能308からなることができる。
以上のことから、多数のコーディング方式が可能であること、および多数のカートリッジを互いから容易に区別することができることを理解すべきである。はぎ取り式機能206は、これらのコーディング機能308または締付機能を覆うことができる。そのため、はぎ取り式機能206を除去しないと、リザーバまたはアセンブリの固定またはコーディングを達成することができない場合がある。したがって、そのリザーバを薬物送達デバイス100と一緒に使用する前に、使用者が、はぎ取り式ラベル302(図3では)を取り外す必要がある場合がある。さらに、前述のとおり、はぎ取り式機能206はコーディングを覆い、有益にも、可能な不正開封を指示するインジケータとして機能する。
図3は、タンパーエビデント・インジケータの役目を果たし、薬物リザーバのコーディング機能308を覆う、はぎ取り式機能の一例を有する薬物リザーバの他の例を示す。カートリッジ300は、カートリッジ300の近位端304に配置されたはぎ取り式ラベル302を含む。はぎ取り式ラベル302は、使用者によって取り外されるまで、突起308a、308b、308cを含むコーディング機能308を覆う。図に示されているように、この機能またははぎ取り式ラベル302を310の方向へ使用者が引っ張ることにより使用者によって取り外されるように、はぎ取り式ラベル302を構成することができる。
他の例では、はぎ取り式機能を取り外すと、要素の所与のコーディング機能が装置から取り外されるように、はぎ取り式機能を構成することができる。取り外されるまで、その所与のコーディング機能は、カートリッジ300をホルダに組み付けることを妨げる。
提案された開示の他の実施形態では、タンパーエビデント・インジケータが、リザーバがリザーバ・ホルダに挿入されたときに自動的に取り外される着脱機能(例えば栓410)を有するカラー406(図4)の形態をとる。概略的には、薬剤カートリッジ400(図4)は、近位端および遠位端を有するハウジングと、近位端のカラー406と、カラー406の中に少なくとも部分的に配置された栓機能410とを含むことができる。栓410は、カートリッジ400が対応する薬剤カートリッジ・ホルダ412(図4)に挿入されときに自動的に取り外されるように構成される。このようなタンパーエビデント・インジケータの動作の一例を図4A〜Dに示す。
カートリッジ400は、近位端402および遠位端404を含む。近位端404にはカラー406が位置し、このカラー406は、カートリッジ400の本体408よりも大きな幅を有する。カラー406の中には、栓機能410が、少なくとも部分的に配置されている。栓410は、カートリッジ・ホルダ412のような対応する薬剤カートリッジ・ホルダにカートリッジ400が挿入されたときに自動的に取り外されるように構成される。例えば、図4B〜Cに示すように、カートリッジ・ホルダ412にカートリッジ400を完全に挿入すると、カラー402から栓機能410が押し出される。
一例では、栓機能410が、対応する薬剤カートリッジ・ホルダ412にカートリッジ400を挿入すると内側へ曲がる少なくとも2つの可撓性アーム411a、411bを備える。例えば、図4Cに示すように、栓機能410は、2つの可撓性アーム411aおよび411bを含む。可撓性アーム411aは、傾斜した突起418aを含み、可撓性アーム411bは、傾斜した突起418bを含む。図4Dに示されているように、傾斜したこれらの突起418a、418bは、栓機能410をカラー406に引っかける。
カラー406から栓410を押し出すために、ホルダ412は、栓機能410を取り外すための機能414、例えば突起を含むことができる。機能414は、薬物リザーバまたはカートリッジ400がカートリッジ・ホルダ412に挿入されたときに可撓性アーム411a、411bを内側へ曲げる。例えば、ホルダ412は、近位端に、カートリッジ400がホルダ412に取り付けられたときに栓機能410と相互作用し、栓機能410をカラー406から押し出すように構成された機能414を有することができる。機能414は、薬物リザーバまたはカートリッジ400がカートリッジ・ホルダ412に挿入されると、可撓性アーム411a、411bを強制的に内側へ(具体的には図4Dに420で示された方向へ)曲げる。可撓性アーム411a、411bがある所与の量だけ曲げられた後は、傾斜した突起418a、418bがもはや、栓機能410をカラー406に引っかけることはせず、図4Cに示すように、栓410をカラー406から近位方向に強制的に押し出すことができる。
薬剤カートリッジ400は、ハウジングの中にカートリッジ栓(図示せず)を含むことができ、栓機能410は、栓410が取り外されるまで、カートリッジ栓にアクセスすることを防ぐ。したがって、正しい薬物送達デバイス100にカートリッジ400が挿入されるまで、カートリッジ400を使用することはできない。機械的なコーディング機能は、間違ったホルダ412と一緒にカートリッジ400が使用されることを防ぐことができる。図4Bの例では、カラー406が、栓機能410と相互作用するように構成された栓機能410を取り外すコーディング突起414が突起または機能414が進入することができる凹みを含む。
異なる薬剤125を保持する異なる薬剤カートリッジ400は、さまざまな形状、サイズおよびタイプの栓機能410を含むことができることを理解すべきである。さらに、所与の1つのタイプの栓機能410または所与の複数のタイプの栓機能410と一緒に動作するさまざまなリザーバ・ホルダ412を設計することができる。例えば、栓410は、薬剤のタイプごとに異なる直径を有することができる。さらに、異なるホルダ412は、栓機能410を取り外す異なる構成の機能414を有することができる。
栓機能410は、最初にリザーバまたはカートリッジ400がホルダ412に挿入されたときに自動的に取り外されるため、栓機能410がないことによって、リザーバまたはカートリッジ400の使用者は、リザーバまたはカートリッジ400が以前に使用されたかまたは不正に開封されたものであることを知ることができる。一例では、栓410がなく、そのときがそのカートリッジ400を初めて使用するときである場合には、そのカートリッジ400を使用すべきではないとの警告が、カートリッジ400または箱に記載される。
他の実施形態では、薬物リザーバまたはリザーバ・アセンブリが、近位端508および/または遠位端504に配置されたはぎ取り式機能502、506(図5)を有する。はぎ取り式機能502、506は、装置を組み立てる前に使用者が取り外すことができ、近位端508および/または遠位端504にアクセスすることを防ぐことができる。具体的には、はぎ取り式機能502、506は、投与インタフェース(例えば針アセンブリ)を遠位端504に取り付けること、またはカートリッジ栓もしくはストッパ128にアクセスすることを防ぐことができる。
図5は、はぎ取り式機能502を遠位端504に含み、はぎ取り式機能506を近位端508に含むカートリッジ500を示す。あるいは、カートリッジ500が、遠位端504と近位端508のうちの少なくとも一方にはぎ取り式機能502、506を備えることができる。はぎ取り式機能502および506はそれぞれ、はぎ取り式ストリップ510、512およびキャップ514、516を含む。キャップ514は、遠位端504にアクセスすることを防いで、投与インタフェースを取り付けることができないようにする。キャップ516は、近位端508にアクセスすることを防いで、栓またはストッパ128にアクセスすることができないように(したがってカートリッジ500から薬剤125を投与することができないように)する。はぎ取り式ストリップ510、512をはぎ取ると、カートリッジ500からキャップ514、516が落下し、カートリッジ500を使用して薬剤を送出することができるようになる。これらのはぎ取り式機能502、506は、不正開封明示カラーがカートリッジ500またはカートリッジ・アセンブリから取り外されることによって、薬剤が以前に不正に使用されたことを使用者に知らせることができる。
主にインスリン市場を標的としているが、本明細書で提案したタンパーエビデント・インジケータ方式を他の薬剤に適用することもできる。このコーディング・システムは、以下の例を含むさまざまな装置に対して使用することができる:
カートリッジ120、200、300、400、500(例えば3ml円筒形ガラス・カートリッジ)と、別個のカートリッジ・アセンブリおよび/またはカートリッジ・ホルダ104、412とを含むペン型注射器。
カートリッジ120、200、300、400、500(例えば3ml円筒形ガラス・カートリッジ)が、カートリッジ・アセンブリおよび/またはカートリッジ・ホルダ104、412の中に、取り出すことができないように保持されており、そのためアセンブリが1次パック(primary pack)と一緒に廃棄されるペン型注射器。
1次パックがペンに直接に取り付けられたペン型注射器、例えば射出成形されたポリマー・カートリッジ。
任意のタイプの1次パック、例えば吸入器、パウチを含む任意の薬物送達デバイス100。
1次パックの一例を図6に示す。図6は、薬剤606が入った容器604を含む薬物リザーバ600を示す。容器604の遠位端に沿ってストッパ608が設けられている。ストッパ608は、薬剤606が容器604の外に漏れないように容器604に取り付けられている。容器604の出口610に前述のコーディングを設けることができる。
なお、提案されたタンパーエビデント・インジケータを、主にカートリッジ120、200、300、400、500またはカートリッジ・アセンブリに関して説明したが、提案されたタンパーエビデント・インジケータは、薬剤送出システム100の任意の構成部品の任意の位置に配置することができる。例えば、提案されたタンパーエビデント・インジケータは以下の例で使用することができる:
a.カートリッジ120、200、300、400、500(またはカートリッジ120、200、300、400、500に取り付けられた機能)とそのホルダ104、412との間の境界;
b.カートリッジ120、200、300、400、500(またはカートリッジ120、200、300、400、500に取り付けられた機能)と薬物送達デバイス100との間の境界;および
c.カートリッジ・アセンブリ、成形されたカートリッジ・アセンブリまたは他の1次パックと薬物送達デバイス100との間の境界。
提案されたタンパーエビデント・インジケータにはいくつかの利点がある。例えば、上で論じたとおり、タンパーエビデント・インジケータは、カートリッジ120、200、300、400、500またはカートリッジ・アセンブリが以前に使用されたものであることを使用者に知らせることができ、そのカートリッジ120、200、300、400、500が以前にどのように使用されたのかを使用者が知らない場合には、その所与のカートリッジ120、200、300、400、500を使用することが適当でない場合がある。さらに、タンパーエビデント・インジケータは、タンパーエビデント機能が取り外されるまで、薬剤にアクセスすることまたは薬剤を送出することを防ぐことができる。
以上に、例示的な実施形態を説明した。しかしながら、当業者なら認識するとおり、そのような構成には、ある種の変更または修正を加えることができる。単なる一例として、本明細書で論じた特徴を、1つの構成から取り出し、他の構成と組み合わせることができる。しかしながら、特許請求の範囲に定義された本発明の真の範囲および趣旨から逸脱することなしに、本明細書に開示した構成に対して、追加の変更、修正、改変および/または付加を実施することができることを当業者は理解するであろう。
100 薬物送達デバイス
102 用量セッティング機構
103 遠位端
104 カートリッジ・ホルダ
105 近位端
106 キャップ
108 遠位端
109 スピンドル
111 空洞
117 用量セッティング装置
120 カートリッジ
121 ねじ
122 筒
124 フェルール
125 薬剤
126 ネック
127 シール/セプタム
128 ストッパ
130 遠位端
131 ショルダ
132 近位端
133 環状ビード
134 D1
136 D2
200 カートリッジ
202 遠位端
204 本体
206 はぎ取り式機能
208 警告機能
300 カートリッジ
302 はぎ取り式ラベル
304 近位端
308 コーディング機能
308a 突起
308b 突起
308c 突起
310 方向
400 カートリッジ
402 近位端
404 遠位端
406 カラー
408 本体
410 栓機能
411a 可撓性アーム
411b 可撓性アーム
412 カートリッジ・ホルダ
414 取り外すための機能
418a 突起
418b 突起
420 方向
500 カートリッジ
502 はぎ取り式機能
504 遠位端
506 はぎ取り式機能
508 近位端
510 はぎ取り式ストリップ
512 はぎ取り式ストリップ
514 キャップ
516 キャップ
600 薬物リザーバ
604 容器
606 薬剤
608 ストッパ
610 出口

Claims (17)

  1. 近位端(132、304、402、508)および遠位端(130、202、404、504)を有し、薬剤(125、606)を保持するように構成されたハウジング(122、204、408、604)と;
    近位端(132、304、402、508)と遠位端(130、202、404、504)のうちの少なくとも一方に配置され、近位端(132、304、402、508)と遠位端(130、202、404、504)のうちの一方を少なくとも部分的に覆う着脱機能と;
    を備え、
    ここで、近位端(402)にカラー(406)をさらに備え、
    着脱機能が、カラー(406)の中に少なくとも部分的に配置される栓機能(410)であり、ここで栓機能(410)は、薬物リザーバ(400)が対応するリザーバ・ホルダ(412)に挿入されたとき自動的に取り外されるように構成される、
    薬物リザーバ(120、200、300、400、500、600)。
  2. 栓機能(410)が、薬物リザーバ(400)が対応するリザーバ・ホルダ(412)に挿入されたときに内側へ曲がる少なくとも2つの可撓性アーム(411a、411b)を備える、請求項1に記載の薬物リザーバ(400)。
  3. 少なくとも2つの可撓性アーム(411a、411b)がそれぞれ、栓機能(410)をカラー(406)に引っかける傾斜した各突起(418a、418b)を備える、請求項に記載の薬物リザーバ(400)。
  4. 薬物リザーバ(400)がリザーバ・ホルダ(412)に挿入されているときに、対応するリザーバ・ホルダ(412)上の機能(414)が、可撓性アーム(411a、411b)を強制的に内側へ曲げる、請求項2または3に記載の薬物リザーバ(400)。
  5. 可撓性アーム(411a、411b)が所与の量だけ曲げられた後は、傾斜した突起(
    418a、418b)は、もはや、栓機能(410)をカラー(406)に引っかけない、請求項4に記載の薬物リザーバ(400)。
  6. 栓機能(410)が不正開封明示機能として働く、請求項1〜5のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(400)。
  7. 不正開封明示機能として働くはぎ取り式機能(206、302、502、506)をさらに備え、前記不正開封明示機能が、警告機能(208)、およびコーディング機能のうちの少なくとも1つを少なくとも部分的に覆う、請求項1〜6のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(120、200、300、500、600)。
  8. はぎ取り式機能(206、302、502、506)が、薬物リザーバ(120、200、300、500、600)の遠位端(130、202、504)への投与インタフェースの取り付けを防ぐ、請求項7に記載の薬物リザーバ(120、200、300、500、600)。
  9. 遠位端(130、202、504)が、開口およびセプタム(127)を備え、はぎ取り式機能(206、502)が、開口およびセプタム(127)を覆う、請求項7または8に記載の薬物リザーバ(120、200、500)。
  10. はぎ取り式機能(206、302、502、506)が、はぎ取り式ラベル(302)またははぎ取り式ストリップ(510、512)である、請求項7〜9のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(120、200、300、500、600)。
  11. はぎ取り式機能(206、302、502、506)が、箔、ビニル、ポリエステルおよびアセテートのうちの少なくとも1つを含む、請求項7〜10のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(120、200、300、500、600)。
  12. 着色要素をさらに備え、はぎ取り式機能(206、302、502、506)が、着色要素を覆い、着色要素が、薬物リザーバ(120、200、300、500、600)に関する情報を示す役目を果たす色を含む、請求項7〜11のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(120、200、300、500、600)。
  13. コーディング機能(308)を備え、コーディング機能(308)が、薬物リザーバ(120、200、300、500、600)と一緒に使用するための所与のリザーバ・ホルダ(104、412)の対応するコーディング機能、または薬物リザーバ(120、200、300、500、600)と一緒に使用するための所与の薬物送達デバイス(100)の対応するコーディング機能と相補的なコーディング機能(308)であり、はぎ取り式機能(302)がコーディング機能(308)を覆う、請求項7〜12のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(120、200、300、500、600)。
  14. はぎ取り式機能(206、302、502、506)が、3次元コーディング機能を含み、3次元コーディング機能は、はぎ取り式機能(206、302、502、506)が薬物リザーバ(120、200、300、500、600)から取り外されたとき、取り外される、請求項7〜13のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(120、200、300、500、600)。
  15. はぎ取り式機能(502、506)が、はぎ取られたとき取り外されるキャップ要素(512、514)をさらに備える、請求項7〜14のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(500)。
  16. ハウジング(122、204、408、604)内に位置する栓(128)である、前記着脱機能と別の着脱機能をさらに備え、その別の着脱機能が、栓(128)へのアクセスを防ぐ、請求項1〜15のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(120、200、300、400、500、600)。
  17. 薬物リザーバ(120、200、300、400、500、600)が、アンプル、カートリッジ、バイアルまたはパウチのうちの1つを含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載の薬物リザーバ(120、200、300、500、600)。
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