JP5991540B2 - フレキシブル基板の実装方法 - Google Patents

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本発明は、フレキシブル基板やリジッド基板を含む様々なプリント配線基板に対して、異方性導電ペーストを用いてフレキシブル基板を実装する方法に関する。
図6は、リジッド基板に対して帯状のフレキシブル基板が接合された実装構造体の従来例を概念的に示した斜視図である。図6に示す様に、この実装構造体では、リジッド基板101の表面101aに、そのエッジ101bに沿って実装領域Rp1が設けられている。そして、その実装領域Rp1に対して、帯状のフレキシブル基板102が、そのフレキシブル基板102がエッジ101bから略垂直に引き出される様に、異方性導電層103を介して接合されている。従来、異方性導電層103の形成には、導電性粒子と熱硬化性樹脂とを含む異方性導電シートが多く用いられていた(例えば、特許文献1又は2)。具体的には、実装領域Rp1において、リジッド基板101とフレキシブル基板102との間に異方性導電シートを介在させ、この状態で、異方性導電シートを加熱すると供に、フレキシブル基板102をリジッド基板101へ向けて加圧する。この様な熱圧着により、導電性粒子を介してリジッド基板101の配線とフレキシブル基板102の配線とが互いに電気的に接続される。又、熱硬化性樹脂の硬化により、リジッド基板101とフレキシブル基板102との接合強度が高められる。しかし、異方性導電シートは、実装過程において、所定形状への裁断やリジッド基板101への貼付等の煩雑な工程を必要とする。
そこで、実装過程を簡略化するべく、異方性導電シートに代えて異方性導電ペーストを用い、この異方性導電ペーストを、ディスペンサ等の塗布装置により実装領域Rp1に塗布することが検討されている。この場合、異方性導電ペーストの塗布後、フレキシブル基板102を、そのフレキシブル基板102がエッジ101bから略垂直に引き出される様に、実装領域Rp1に重ねる。そして、実装領域Rp1において、その実装領域Rp1に塗布された異方性導電ペーストを加熱すると供に、フレキシブル基板102をリジッド基板101へ向けて加圧する。
特開昭60−140791号公報 特開2010−225846号公報
従来は、図7に示す様に、異方性導電ペースト104は、実装領域Rp1のうち、エッジ101bから離間すると供にエッジ101bに沿って帯状に細長く延びた領域Rp2にのみ塗布されるに過ぎなかった。なぜなら、実装領域Rp1全体に異方性導電ペースト104を塗布した場合、実装領域Rp1にフレキシブル基板102を重ねた際に、異方性導電ペースト104が、エッジ101bから過剰に溢れ出すからである。
この様な実装方法によれば、得られた実装構造体に対して、リジッド基板101の表面101aに沿ってエッジ101bに略垂直な方向106に、フレキシブル基板102をリジッド基板101から引き剥がそうとする力が付加された場合でも、異方性導電層103により高い接合強度が発揮され、従って、フレキシブル基板102はリジッド基板101から剥がれ難かった。
しかし、異方性導電ペースト104を用いた従来の実装方法では、図8に示される様に、エッジ101bに略直交するフレキシブル基板102の側縁102a及び102bに、異方性導電ペースト104のフィレット105が形成され難かった。或いは、その様なフィレット105が形成されたとしても、その幅Wは小さいものでしかなかった。このため、実装構造体に対して、エッジ101bに沿う方向107にフレキシブル基板102をリジッド基板101から引き剥がそうとする力が付加された場合、異方性導電層103は高い接合強度を発揮することが出来ず、従って、フレキシブル基板102はリジッド基板101から剥がれ易かった。
そこで本発明の目的は、フレキシブル基板がプリント配線基板から剥がれ難い実装構造体を得るためのフレキシブル基板の実装方法を提供することである。
本発明に係るフレキシブル基板の実装方法は、プリント配線基板の表面においてそのエッジに沿って設けられた実装領域に、フレキシブル基板を、そのフレキシブル基板が前記エッジから略垂直に引き出される様に接合する方法であり、工程(i)〜(iii)を有している。なお、前記実装領域は、エッジから離間すると供に前記エッジに沿って帯状に延びた第1領域、前記第1領域の延在方向についての前記第1領域の両端部の各々から前記エッジへ向けて延びた2つの第2領域、及び前記第1領域と前記エッジとの間で、かつ2つの前記第2領域間の第3領域、を備えている。工程(i)では、実装領域のうち、前記第1領域及び前記第2領域に、導電性粒子と熱硬化性樹脂とを含む異方性導電ペーストを塗布する。工程(ii)では、フレキシブル基板を、そのフレキシブル基板が前記エッジから略垂直に引き出される様に、実装領域に重ねる。工程(iii)では、実装領域において、その実装領域に塗布された異方性導電ペーストを加熱すると供に、フレキシブル基板をプリント配線基板へ向けて加圧する。前記工程(i)において、前記第3領域には、前記異方性導電ペーストを塗布せず、前記工程(iii)において、主に前記第2領域に塗布された前記異方性導電ペーストが前記実装領域の外側に広がり、前記フレキシブル基板の側縁に沿って前記異方性導電性ペーストのフィレットが形成される。
本発明に係るフレキシブル基板の実装方法によれば、フレキシブル基板がプリント配線基板から剥がれ難い実装構造体が得られる。
本発明の実施形態に係るフレキシブル基板の実装方法により構築される実装構造体を概念的に示した(a)斜視図及び(b)上面図である。 図1(b)に示されるII−II線に沿う断面図である。 実施形態の実装方法にて行われる塗布工程の説明に用いられる、(a)塗布前の状態及び(b)塗布後の状態を示した上面図である。 実施形態の実装方法にて行われる熱圧着工程の説明に用いられる、(a)熱圧着前の状態及び(b)熱圧着後の状態を示した上面図である。 熱圧着工程に用いられる熱圧着装置を概念的に示した側面図である。 実装構造体の従来例を概念的に示した斜視図である。 従来の実装方法にて行われる塗布工程の説明に用いられる上面図である。 従来の実装方法にて行われる熱圧着工程の説明に用いられる上面図である。
先ず、本発明に係るフレキシブル基板の実装方法について説明する。
本発明に係るフレキシブル基板の実装方法は、プリント配線基板の表面においてそのエッジに沿って設けられた実装領域に、フレキシブル基板を、そのフレキシブル基板が前記エッジから略垂直に引き出される様に接合する方法であり、工程(i)〜(iii)を有している。工程(i)では、実装領域のうち、前記エッジから離間すると供に前記エッジに沿って帯状に延びた第1領域と、第1領域の延在方向についての第1領域の両端部の各々から前記エッジへ向けて延びた第2領域とに、導電性粒子と熱硬化性樹脂とを含む異方性導電ペーストを塗布する。工程(ii)では、フレキシブル基板を、そのフレキシブル基板が前記エッジから略垂直に引き出される様に、実装領域に重ねる。工程(iii)では、実装領域において、その実装領域に塗布された異方性導電ペーストを加熱すると供に、フレキシブル基板をプリント配線基板へ向けて加圧する。尚、プリント配線基板には、フレキシブル基板やリジッド基板等、様々な基板が含まれる。
上記実装方法によれば、前記エッジに略直交するフレキシブル基板の側縁に、これに沿って幅広く異方性導電ペーストのフィレットが形成される。従って、加熱によって熱硬化性樹脂を硬化させることで得られる異方性導電層は、フレキシブル基板の側縁に沿って幅広く形成されたフィレットを持つことになる。よって、得られた実装構造体に対して、前記エッジに沿う方向にフレキシブル基板をプリント配線基板から引き剥がそうとする力が付加された場合でも、幅広いフィレットを持った異方性導電層によって高い接合強度が発揮されることになる。又、プリント配線基板の表面に沿って前記エッジに略垂直な方向に、フレキシブル基板をプリント配線基板から引き剥がそうとする力が付加された場合にも、異方性導電層は高い接合強度を発揮する。よって、上記実装方法によれば、フレキシブル基板がリジッド基板から剥がれ難い実装構造体が得られる。
上記実装方法において、工程(i)では、実装領域のうち、第1領域と前記エッジとの間の第3領域には、異方性導電ペーストを塗布しないことが好ましい。これにより、前記エッジから異方性導電ペーストが過剰に溢れ出すことが防止される。
上記実装方法において、第1領域及び第2領域は、実装領域のうち、工程(ii)にて重ねられるフレキシブル基板と対向することになる対向領域の内側に設けられることが好ましい。これにより、工程(ii)又は(iii)において、異方性導電ペーストのフィレットの裾が過剰に拡がり、これが原因となって他の実装部品に悪影響が及ぶことが、防止される。
次に、本発明の実施形態について、図面に沿って具体的に説明する。
<実装構造体>
図1(a)及び(b)はそれぞれ、本発明の実施形態に係るフレキシブル基板の実装方法により構築される実装構造体を概念的に示した斜視図及び上面図である。図1(a)及び(b)に示す様に、この実装構造体では、リジッド基板1の表面1aに、そのエッジ1bに沿って実装領域Rmが設けられている。本実施形態では、実装領域Rmは、エッジ1bに接している。そして、その実装領域Rmに対して、帯状のフレキシブル基板2が、そのフレキシブル基板2がエッジ1bから略垂直に引き出される様に、異方性導電層3を介して接合されている。異方性導電層3は、後述する様に、実装領域Rmに異方性導電ペースト4(図3(b)参照)を塗布することにより形成されたものである。
図2は、図1(b)に示されるII−II線に沿う断面図である。図2に示す様に、異方性導電層3は、電気絶縁性の樹脂層31と、樹脂層31中に点在する複数の導電性粒子32とから構成されている。又、図1(b)及び図2に示す様に、異方性導電層3は、エッジ1bに略直交するフレキシブル基板2の側縁2a及び2bから実装領域Rmの外側へ向けて裾が拡がったフィレット33を有している。このフィレット33は、フレキシブル基板2の側縁2b及び2bに沿って幅広く形成されており、本実施形態においては、フィレット33はエッジ1bに達している。
樹脂層31は、リジッド基板1とフレキシブル基板2との間に介在すると供に、フィレット33を形成している。この様に、リジッド基板1及びフレキシブル基板2は、樹脂層31により互いに接合されている。樹脂層31は、例えば、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等の熱硬化性樹脂から構成されている。
導電性粒子32は、リジッド基板1の表面1aに形成された配線11と、フレキシブル基板2に形成された配線21との間に介在すると供に、これらの配線11及び21に接触し又は接合されている。これにより、配線11及び21が、導電性粒子32を介して互いに電気的に接続されている。一方、導電性粒子32どうしは、互いに離間している。従って、実装領域Rmにおいて、異方性導電層3は、リジッド基板1の表面1aに略垂直な方向については導電性を有する一方で、その表面1aに沿う方向については電気絶縁性を有している。即ち、異方性導電層3は、その導電性について異方性を有している。
導電性粒子32には、例えば、半田粒子、銅粒子、ニッケル粒子、電気絶縁性粒子の表面にメッキ処理が施された粒子等が用いられる。導電性粒子32の粒径は2〜10μmであることが好ましい。又、リジッド基板1の表面1aに沿う方向についての電気絶縁性を実現するためには、導電性粒子32は、異方性導電層3中に1〜5体積%の割合で含まれていることが好ましい。
<実装方法>
本実施形態に係るフレキシブル基板の実装方法では、本発明の工程(i)に相当する塗布工程と、本発明の工程(ii)及び(iii)に相当する熱圧着工程とが、この順に行われる。
図3(a)及び(b)は、塗布工程の説明に用いられる上面図であり、塗布前の状態及び塗布後の状態をそれぞれ示している。塗布工程では、実装領域Rmに設定された第1領域R1と第2領域R2とに、導電性粒子32と熱硬化性樹脂とを含む異方性導電ペースト4を塗布する。ここで、第1領域R1は、エッジ1bから離間すると供に、エッジ1bに沿って帯状に延びている。第2領域R2は、第1領域R1の延在方向についての第1領域R1の両端部R1a及びR1bの各々から、エッジ1bへ向けて延びている。又、塗布工程では、実装領域Rmのうち、第1領域R1とエッジ1bとの間の第3領域R3には、異方性導電ペースト4を塗布しない。尚、導電性粒子32は、異方性導電ペースト4中に2〜10体積%の割合で含まれていることが好ましい。又、熱硬化性樹脂には、例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂等が用いられる。
塗布工程において、第2領域R2は、エッジ1b又はその近傍の位置に達していることが好ましい。又、第1領域R1及び第2領域R2は、実装領域Rmのうち、次の熱圧着工程にて重ねられるフレキシブル基板2と対向することになる対向領域Rfの内側に設けられることが好ましい。本実施形態においては、実装領域Rmと対向領域Rfとは一致している。尚、対向領域Rfは、実装領域Rmの内側に設定された領域であってもよい。
異方性導電ペースト4の塗布には、例えばディスペンサ等の塗布装置が用いられる。そして、この塗布装置を用いることにより、異方性導電ペースト4が、例えば、一方の第2領域R2の端R2aから、第1領域R1を通って他方の第2領域R2の端R2bまで、コの字状に描画塗布される。尚、異方性導電ペースト4の塗布方法は、これに限らず、第1領域R1に異方性導電ペースト4を塗布した後、第2領域R2に順次、異方性導電ペースト4を塗布してもよい。又、第1領域R1及び第2領域R2への異方性導電ペースト4の塗布には、スクリーン印刷等の印刷機が用いられてもよい。
図4(a)及び(b)は、熱圧着工程の説明に用いられる上面図であり、熱圧着前の状態及び熱圧着後の状態をそれぞれ示している。又、図5は、熱圧着工程に用いられる熱圧着装置を概念的に示した側面図である。図5に示す様に、熱圧着装置5は、リジッド基板1を下側から受けるテーブル50と、フレキシブル基板2の吸着が可能な加圧ツール51と、吸着機構52とを有している。加圧ツール51は、フレキシブル基板2をリジッド基板1へ押し付けるための加圧面51aと、補助ノズル53とを有している。又、加圧ツール51には、加圧面51aに開口すると共に補助ノズル53に通じた吸引路54が設けられている。吸着機構52は、吸引路54に負圧を発生させる機構であり、この負圧の発生により、加圧ツール51は、加圧面51aと補助ノズル53の先端53aとにフレキシブル基板2を吸着して保持することが可能になる。更に、熱圧着装置5は、加圧ツール51を加熱するヒータ(図示せず)を有し、フレキシブル基板2の吸着時や圧着時に、加圧面51aを通じてフレキシブル基板2等を加熱する。
熱圧着工程では、先ず、図5に示す様に、熱圧着装置5の加圧ツール51によりフレキシブル基板2を吸着する。具体的には、フレキシブル基板2の端部に設けられた接合部分22を、加圧ツール51の加圧面51aに吸着すると共に、フレキシブル基板2のうちエッジ1bから引き出されることとなる引出し部分23を、これが水平になる様に、加圧ツール51の補助ノズル53の先端53aに吸着する。一方、テーブル50には、リジッド基板1をセットする。
その後、テーブル50と加圧ツール51とを相対的に移動させることにより、図4(a)及び図5に示す様に、フレキシブル基板2の接合部分22を、実装領域Rmに対向させる。このとき、フレキシブル基板2を、その引出し部分23がリジッド基板1と重ならない様に、エッジ1bに対して略垂直に配置する。接合部分22を実装領域Rmに対向させたとき、加圧ツール51の加圧面51aは、第1領域R1(図3(a)参照)上に位置することが好ましい。従って、接合部分22を加圧面51aに吸着する際には、接合部分22を実装領域Rmに対向させたときに加圧面51aが第1領域R1上に配置されることとなる様に、フレキシブル基板2に対する吸着位置を決めることが好ましい。
次に、加圧ツール51を、加熱しながらテーブル50へ向けて下降させる。これにより、フレキシブル基板2の接合部分22が実装領域Rmに重ねられると供に、実装領域Rmにおいて、加圧面51aによりフレキシブル基板2がリジッド基板1へ向けて加圧される。この様にして、接合部分22がリジッド基板1に押し付けられる。又、熱せられて高温になった加圧ツール51の熱が、加圧面51aを通じて、フレキシブル基板2の接合部分22や、実装領域Rmに塗布された異方性導電ペースト4に伝わり、その結果としてこれらが加熱される。尚、このときの加熱温度は、熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂の場合、100〜200℃であることが好ましい。又、導電性粒子32が半田粒子の場合、加熱温度は、半田の融点以上であることが好ましい。
この様に熱圧着工程を行うことにより、図4(b)に示す様に、第1領域R1及び第2領域R2に塗布された異方性導電ペースト4が、実装領域Rm全体に拡がる。加えて、主に第2領域R2の異方性導電ペースト4が実装領域Rmの外側へ向けて拡がり、その結果、フレキシブル基板2の側縁2a及び2bに、これらに沿って幅広く異方性導電ペースト4のフィレット41が形成される。本実施形態においては、フィレット41はエッジ1bに達している。そして、異方性導電ペースト4に対する加熱により、異方性導電ペースト4中の熱硬化性樹脂が硬化し、これによりフィレット33を持った樹脂層31(図2参照)が形成される。その結果、異方性導電層3が形成され、リジッド基板1及びフレキシブル基板2が互いに接合される。尚、熱硬化性樹脂の硬化を促進するために、熱圧着工程の後、別途アフターキュアを行ってもよい。
更に、熱圧着工程によれば、接合部分22がリジッド基板1へ向けて加圧されることにより、異方性導電ペースト4中の導電性粒子32が配線11及び21に接触し又は接合され、その結果、リジッド基板1とフレキシブル基板2とが互いに電気的に接続される。
本実施形態の実装方法によれば、フレキシブル基板2の側縁2a及び2bに、これらに沿って幅広く異方性導電ペースト4のフィレット41が形成される。従って、得られた実装構造体に対して、エッジ1bに沿う方向61(図1(b)参照)にフレキシブル基板2をリジッド基板1から引き剥がそうとする力が付加された場合でも、幅広いフィレット33を持った異方性導電層3によって高い接合強度が発揮されることになる。又、リジッド基板1の表面1aに沿ってエッジ1bに略垂直な方向62(図1(b)参照)に、フレキシブル基板2をリジッド基板1から引き剥がそうとする力が付加された場合にも、異方性導電層3は高い接合強度を発揮する。よって、本実施形態の実装方法によれば、フレキシブル基板2がリジッド基板1から剥がれ難い実装構造体が得られる。
又、本実施形態の実装方法においては、塗布工程において、実装領域Rmのうち、第1領域R1とエッジ1bとの間の第3領域R3には、異方性導電ペースト4が塗布されない。従って、エッジ1bから異方性導電ペースト4が過剰に溢れ出すことが防止される。
更に、本実施形態の実装方法においては、第1領域R1及び第2領域R2は、実装領域Rmのうち、熱圧着工程にて重ねられるフレキシブル基板2と対向することになる対向領域Rfの内側に設けられている。従って、熱圧着工程において、異方性導電ペースト4のフィレット41の裾が過剰に拡がり、これが原因となって他の実装部品に悪影響が及ぶことが、防止される。
尚、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態の実装方法は、リジッド基板1にフレキシブル基板2が接合された実装構造体に限らず、フレキシブル基板を含む様々なプリント配線基板にフレキシブル基板2が接合された実装構造体に適用することが出来る。
本発明に係るフレキシブル基板の実装方法は、様々な電子機器に搭載されるプリント配線基板の実装技術に応用することが出来る。
1 リジッド基板(プリント配線基板)
1a 表面
1b エッジ
11 配線
2 フレキシブル基板
2a、2b 側縁
21 配線
22 接合部分
23 引出し部分
3 異方性導電層
31 樹脂層
32 導電性粒子
33 フィレット
4 異方性導電ペースト
41 フィレット
5 熱圧着装置
50 テーブル
51 加圧ツール
51a 加圧面
52 吸着機構
53 補助ノズル
53a 先端
54 吸引路
61、62 方向
Rm 実装領域
R1 第1領域
R1a、R1b 端部
R2 第2領域
R2a、R2b 端
R3 第3領域
Rf 対向領域

Claims (2)

  1. プリント配線基板の表面においてそのエッジに沿って設けられた実装領域に、フレキシブル基板を、そのフレキシブル基板が前記エッジから略垂直に引き出される様に接合する、実装方法であって、
    前記実装領域は、前記エッジから離間すると供に前記エッジに沿って帯状に延びた第1領域、前記第1領域の延在方向についての前記第1領域の両端部の各々から前記エッジへ向けて延びた2つの第2領域、及び前記第1領域と前記エッジとの間で、かつ2つの前記第2領域間の第3領域、を備え、
    前記実装方法は、
    (i)前記実装領域のうち、前記第1領域及び前記第2領域に、導電性粒子と熱硬化性樹脂とを含む異方性導電ペーストを塗布する工程と、
    (ii)前記フレキシブル基板を、そのフレキシブル基板が前記エッジから略垂直に引き出される様に、前記実装領域に重ねる工程と、
    (iii)前記実装領域において、その実装領域に塗布された前記異方性導電ペーストを加熱すると供に、前記フレキシブル基板を前記プリント配線基板へ向けて加圧する工程とを有し、
    前記工程(i)において、前記第3領域には、前記異方性導電ペーストを塗布せず、
    前記工程(iii)において、主に前記第2領域に塗布された前記異方性導電ペーストが前記実装領域の外側に広がり、前記フレキシブル基板の側縁に沿って前記異方性導電性ペーストのフィレットが形成される、フレキシブル基板の実装方法。
  2. 前記第1領域及び前記第2領域は、前記実装領域のうち、前記工程(ii)にて重ねられる前記フレキシブル基板と対向することになる対向領域の内側に設けられる、請求項1に記載のフレキシブル基板の実装方法。
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