JP5807670B2 - 配線板 - Google Patents
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Description
本発明は、基材の両面に設けられた金属板を層間接続部によって接続した配線板に関する。
この種の配線板としては、例えば、特許文献1に記載の基板が知られている。
特許文献1に記載の基板(配線板)は、セラミックプレート(基材)の両面に、金属プレート(金属板)が設けられている。セラミックプレートの縁部には、複数のスルーホールが形成されている。また、金属プレートにも、セラミックプレートのスルーホールと対向してスルーホールが設けられている。そして、各スルーホールにおけるはんだペーストによって、セラミックプレートの両面に設けられた金属プレートが電気的に接続されている。
特許文献1に記載の基板(配線板)は、セラミックプレート(基材)の両面に、金属プレート(金属板)が設けられている。セラミックプレートの縁部には、複数のスルーホールが形成されている。また、金属プレートにも、セラミックプレートのスルーホールと対向してスルーホールが設けられている。そして、各スルーホールにおけるはんだペーストによって、セラミックプレートの両面に設けられた金属プレートが電気的に接続されている。
ところで、配線板においては、基材から金属板が剥離することを抑制することが望まれている。
本発明の目的は、基材から金属板が剥離しにくい配線板を提供することにある。
本発明の目的は、基材から金属板が剥離しにくい配線板を提供することにある。
上記課題を解決する配線板は、基材の表面に設けられる第1の金属板と、前記基材の裏面に設けられる第2の金属板とを有し、前記第1の金属板及び前記第2の金属板は前記基材に接着される接着部と前記基材に接着されない非接着部とを有し、前記第1の金属板と前記第2の金属板とを導電材で導電する層間接続部が形成された配線板であって、前記第1の金属板は、前記導電材を入れる導電材入口を有し、前記第2の金属板は、前記導電材入口と連通する少なくとも一つの貫通孔を有し、前記第1の金属板と前記第2の金属板とを前記導電材入口及び前記貫通孔に入り込んだ前記導電材で接続した層間接続部を有し、前記第1の金属板及び前記第2の金属板の少なくとも一方は、前記非接着部に、他方に向けて折れ曲がるとともに前記層間接続部に含まれる折曲がり部を有し、前記導電材は、前記貫通孔から前記貫通孔の径方向に拡がる拡がり部を有し、前記拡がり部は、前記第2の金属板の露出面から前記第2の金属板の厚さ方向に突出しており、前記導電材は半田であることを要旨とする。
これによれば、第1の金属板と第2の金属板を接合する導電材が、貫通孔の径方向に沿って拡がり、拡がり部を形成することで、第2の金属板が基材から剥離しにくくなる。具体的にいえば、第2の金属板が基材から剥離する方向(第2の金属板の厚み方向)に力が加わっても、拡がり部が第2の金属板と係合し、第2の金属板が剥離することを抑制することができる。また、拡がり部が接触面とは反対側の面から突出したか否かを触覚で判断することができる。このため、拡がり部が形成されているか否かを判断しやすい。
上記配線板について、前記第1の金属板は、前記第2の金属板に向けて折り曲がる第1の折曲がり部を有し、前記第2の金属板は、前記第1の金属板に向けて折り曲がる第2の折曲がり部を有することが好ましい。
これによれば、第1の金属板及び第2の金属板の両方に折曲がり部が設けられるため、第1の折曲がり部と第2の折り曲が部との離間距離を短くしやすい。このため、第1の金属板と第2の金属板の間の抵抗値を小さくすることができる。
上記配線板について、前記導電材入口に対して前記貫通孔は複数連通し、前記拡がり部は、複数設けられていることが好ましい。
これによれば、拡がり部が複数設けられることで、第2の金属板が剥離することをより抑制することができる。
これによれば、拡がり部が複数設けられることで、第2の金属板が剥離することをより抑制することができる。
上記配線板について、前記層間接続部は、複数個設けられていることが好ましい。
これによれば、第1の金属板及び第2の金属板は、複数の層間接続部によって接合されるため、基材から第2の金属板が剥離することをより抑制することができる。
これによれば、第1の金属板及び第2の金属板は、複数の層間接続部によって接合されるため、基材から第2の金属板が剥離することをより抑制することができる。
本発明によれば、基材から金属板が剥離しにくい。
(第1の実施形態)
以下、配線板の第1の実施形態について説明する。
図1及び図2(b)に示すように、DC−DCコンバータ10は、配線板20に複数の電子部品21が実装されている。電子部品21は、例えば、ダイオード、コンデンサ、スイッチング素子などである。配線板20は、厚銅基板を用いて構成されている。配線板20は、大電流を流すことができる大電流基板である。配線板20は、基材としての絶縁基板22の表面22aに、第1の金属板31(銅板)を有するとともに、絶縁基板22の裏面22bに第2の金属板41(銅板)を有する。絶縁基板22は、例えば、ガラスエポキシ樹脂基板が用いられる。第1の金属板31と第2の金属板41は、接着剤によって絶縁基板22に接合されている。第1の金属板31及び第2の金属板41は、所望の形状にパターニングされ、電流経路となる。配線板20に実装された電子部品21に加え、第1の金属板31及び第2の金属板41(導体パターン)自体が、コイルなどとして機能することで、DC−DCコンバータ10が構成されている。
以下、配線板の第1の実施形態について説明する。
図1及び図2(b)に示すように、DC−DCコンバータ10は、配線板20に複数の電子部品21が実装されている。電子部品21は、例えば、ダイオード、コンデンサ、スイッチング素子などである。配線板20は、厚銅基板を用いて構成されている。配線板20は、大電流を流すことができる大電流基板である。配線板20は、基材としての絶縁基板22の表面22aに、第1の金属板31(銅板)を有するとともに、絶縁基板22の裏面22bに第2の金属板41(銅板)を有する。絶縁基板22は、例えば、ガラスエポキシ樹脂基板が用いられる。第1の金属板31と第2の金属板41は、接着剤によって絶縁基板22に接合されている。第1の金属板31及び第2の金属板41は、所望の形状にパターニングされ、電流経路となる。配線板20に実装された電子部品21に加え、第1の金属板31及び第2の金属板41(導体パターン)自体が、コイルなどとして機能することで、DC−DCコンバータ10が構成されている。
第1の金属板31と第2の金属板41は、導電材としての半田26によって複数箇所が接続されている。半田26は、各金属板31,41における幅が狭い部分、すなわち、絶縁基板22に対し、第1の金属板31と第2の金属板41との接触面積が小さく絶縁基板22から剥離しやすい箇所に設けられている。
図2(a)〜(c)に示すように、半田26は、絶縁基板22を貫通して第1の金属板31と第2の金属板41を接続している。絶縁基板22には、厚み方向に貫通する基材貫通孔24が設けられている。第1の金属板31には、基材貫通孔24と対向して厚み方向に貫通する導電材入口32が設けられている。導電材入口32の径は、基材貫通孔24の径よりも小さい。導電材入口32の周縁は、基材貫通孔24に向けて折り曲げられており、これにより、第1の金属板31には、第2の金属板41側(絶縁基板22の表面22a側から裏面22b側)に向けて折り曲がる第1の折曲がり部33が形成されている。第1の金属板31において、基材貫通孔24と対向する部分は、絶縁基板22と接触されない非接着部となる。すなわち、第1の折曲がり部33が、非接着部となる。一方、本実施形態では、第1の金属板31において、第1の折曲がり部33以外の部分が絶縁基板22と接着される接着部となる。
第2の金属板41には、第1の金属板31側(絶縁基板22の裏面22b側から表面22a側)に向けて折り曲がる第2の折曲がり部42が設けられている。第2の折曲がり部42は、基材貫通孔24と対向して設けられており、基材貫通孔24に向けて突出する凸形状となっている。第2の折曲がり部42は、基材貫通孔24及び導電材入口32に挿入されている。第2の折曲がり部42は、第1の折曲がり部33とともに基材貫通孔24の内面を覆っている。
第2の金属板41には、厚み方向に貫通する貫通孔としての検査用貫通孔43が、基材貫通孔24に対向して設けられている。検査用貫通孔43は、基材貫通孔24と連通している。検査用貫通孔43は、1つの基材貫通孔24及び1つの導電材入口32に対して4つ設けられており、第2の折曲がり部42を囲むように位置している。検査用貫通孔43の内周面は、粗されており、図示しない微細な凹凸を有している。
そして、第1の折曲がり部33と第2の折曲がり部42が、半田26によって電気的に接続されることで、第1の金属板31と第2の金属板41を電気的に接続する層間接続部C1が構成されている。半田26は、導電材入口32、基材貫通孔24及び検査用貫通孔43のそれぞれに充填されており、第1の折曲がり部33及び第2の折曲がり部42を含んで層間接続部C1を構成している。これにより、第1の折曲がり部33と第2の折曲がり部42との間にも半田26が充填され、第1の折曲がり部33と第2の折曲がり部42が接合されるとともに、半田26を介して電気的に接続されている。検査用貫通孔43は、基材貫通孔24と対向し、第2の金属板41の厚み方向に貫通するため、半田26を第2の金属板41の外部に露出させている。このため、検査用貫通孔43に臨む半田26を視認することで、半田26による第1の金属板31と第2の金属板41の接合状態の確認を行うことができる。
半田26は、検査用貫通孔43の周縁から検査用貫通孔43の径方向に沿って拡がる拡がり部27を有している。拡がり部27は、第2の金属板41における絶縁基板22側とは反対側の面である露出面41aから突出し、かつ、露出面41aに沿って検査用貫通孔43の周縁よりも外側に拡がっている。拡がり部27は、検査用貫通孔43から第2の金属板41の厚み方向に突出している。また、半田26は、導電材入口32の周縁部で、第1の金属板31の面31aに沿って濡れ拡がることで形成された係合部29を有している。
次に、配線板20の製造方法について説明する。
まず、第1の金属板31、第2の金属板41を打ち抜きで形成する。このとき、導電材入口32を打ち抜きと同時に形成してもよいし、導電材入口32を打ち抜きとは別に形成してもよい。また、検査用貫通孔43を打ち抜きと同時に形成してもよいし、検査用貫通孔43を打ち抜きとは別に形成してもよい。次に、第1の折曲がり部33、第2の折曲がり部42をプレスで形成する。
まず、第1の金属板31、第2の金属板41を打ち抜きで形成する。このとき、導電材入口32を打ち抜きと同時に形成してもよいし、導電材入口32を打ち抜きとは別に形成してもよい。また、検査用貫通孔43を打ち抜きと同時に形成してもよいし、検査用貫通孔43を打ち抜きとは別に形成してもよい。次に、第1の折曲がり部33、第2の折曲がり部42をプレスで形成する。
次に、図3に示すように、絶縁基板22の表面22aに第1の金属板31を接着剤で接合するとともに、絶縁基板22の裏面22bに第2の金属板41を接着剤で接合する。このとき、絶縁基板22の基材貫通孔24に第1の折曲がり部33が挿入され、第2の折曲がり部42が第1の金属板31の導電材入口32に挿入されるように位置決めを行う。
次に、図4に示すように、第1の金属板31における導電材入口32及びその周囲に、半田ペースト28を塗布する。この半田ペースト28の塗布は、基材貫通孔24での半田ペースト28の塗布領域以外の領域はメタルマスクで覆った状態で行われる。つまり、第1の金属板31における絶縁基板22との接触面とは反対側の面31aは平坦であり、凹凸のない銅板表面を確保しており、所望の領域に半田ペースト28を印刷することができる。また、当該半田ペースト28の塗布工程において、電子部品21の配置領域においても、半田ペースト28を塗布する。
そして、塗布された半田ペースト28を、スキージによって拡げるとともに、炉において加熱することにより、流動性を有する半田が導電材入口32、基材貫通孔24、検査用貫通孔43に流入していく。すなわち、導電材入口32は、半田26(導電材)を層間に入れる入口となる。検査用貫通孔43に流入した半田は、検査用貫通孔43から、検査用貫通孔43の外部に流出する。検査用貫通孔43の外部に流出した半田は、第2の金属板41の露出面41aを濡れ拡がる。そして、半田が硬化することで、基材貫通孔24の内部に硬化した半田26が充填されるとともに第2の金属板41の露出面41aに拡がり部27が形成される。拡がり部27は、全ての検査用貫通孔43に設けられる。また、半田26は、導電材入口32の周縁部で、第1の金属板31の面31aにも濡れ拡がって、係合部29が、面31aに係合している。
半田が第2の金属板41の露出面41aに沿って検査用貫通孔43の周縁よりも外側に濡れ拡がるためには、半田ペースト28の塗布量及び検査用貫通孔43の径を調整する必要がある。半田ペースト28の塗布量は、スキージの速度、半田ペースト28の粘度、検査用貫通孔43の径などの要因によって定まる。
検査用貫通孔43の径は、半田ペースト28の種類などによって定まる。検査用貫通孔43の径が大きすぎれば半田は第2の金属板41の露出面41aを濡れ拡がることなく検査用貫通孔43から落下し、小さすぎれば検査用貫通孔43に半田が流入しない。検査用貫通孔43の径は、例えば、0.5mm〜1.5mm程度に設定されることが好ましい。
また、拡がり部27が形成されているか否かによって、導電材入口32、基材貫通孔24及び検査用貫通孔43に半田26が充填されているか否かの判定をすることができる。拡がり部27が視認できない場合には、検査用貫通孔43に半田26が十分に充填されていないことがわかる。
次に、本実施形態の配線板20の作用について説明する。
第1の金属板31及び第2の金属板41に、絶縁基板22から剥離しようとする力が作用しても、拡がり部27が第2の金属板41の露出面41aと係合しているとともに係合部29が第1の金属板31の面31aと係合しているため、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離しにくい。すなわち、拡がり部27及び係合部29が、アンカーとなって、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離することを抑制している。
第1の金属板31及び第2の金属板41に、絶縁基板22から剥離しようとする力が作用しても、拡がり部27が第2の金属板41の露出面41aと係合しているとともに係合部29が第1の金属板31の面31aと係合しているため、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離しにくい。すなわち、拡がり部27及び係合部29が、アンカーとなって、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離することを抑制している。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1の金属板31の面31aに第1の折曲がり部33に係合する係合部29を設け、第2の金属板41の露出面41aに第2の金属板41に係合する拡がり部27を設けることで、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離することを抑制することができる。
(1)第1の金属板31の面31aに第1の折曲がり部33に係合する係合部29を設け、第2の金属板41の露出面41aに第2の金属板41に係合する拡がり部27を設けることで、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離することを抑制することができる。
(2)第1の金属板31には、第1の折曲がり部33が設けられ、第2の金属板41には、第2の折曲がり部42が設けられている。このため、第1の金属板31と第2の金属板41の離間距離を短くしやすく、半田26における抵抗値を小さくすることができる。このため、電力の損失が少ない。
(3)半田26は、複数設けられている。このため、複数箇所で、拡がり部27による係合強度が高まり、絶縁基板22から第1の金属板31及び第2の金属板41が剥離することをより抑制することができる。
(4)拡がり部27は、露出面41aから突出している。このため、拡がり部27が形成されたか否かを触覚で判断することができる。また、拡がり部27が形成されたか否かを視認できる。
(5)検査用貫通孔43に半田26が充填されていることで、検査用貫通孔43の微細な凹凸に半田26が入り込んでいる。同様に、導電材入口32に半田26が充填されている。このため、導電材入口32の内周面及び検査用貫通孔43の内周面における半田26のアンカー効果によって、半田26の第1の金属板31及び第2の金属板41への接合強度を高め、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離することをより抑制することができる。
(6)第1の金属板31及び第2の金属板41における幅の狭い箇所に、半田26を設けることで、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離しやすい箇所を半田26で補強して、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離することをより抑制することができる。
(7)拡がり部27は、全ての検査用貫通孔43に設けられている。このため、第1の金属板31及び第2の金属板41が絶縁基板22から剥離することをより抑制することができる。
(8)本実施形態では、第1の金属板31の面31aを平坦とすることができる。このため、電子部品21を実装しやすい。
(9)導電材入口32に対して、検査用貫通孔43は、4つ形成されており、各検査用貫通孔43に設けられた半田26は、拡がり部27を有している。このため、複数の拡がり部27によって第2の金属板41が剥離することを抑制でき、第2の金属板41の剥離をより抑制することができる。
(9)導電材入口32に対して、検査用貫通孔43は、4つ形成されており、各検査用貫通孔43に設けられた半田26は、拡がり部27を有している。このため、複数の拡がり部27によって第2の金属板41が剥離することを抑制でき、第2の金属板41の剥離をより抑制することができる。
(10)第1の金属板31と第2の金属板41を接続する層間接続部C1により、層間に大きな電流(例えば、120A)を流すことができる。
(第2の実施形態)
以下、配線板の第2の実施形態について説明する。
(第2の実施形態)
以下、配線板の第2の実施形態について説明する。
図5(a)〜(c)に示すように、本実施形態の配線板90は、絶縁基板22の周縁に半田26を有する。第1の金属板71には、絶縁基板22の周縁を覆うように折れ曲がる第1の折曲がり部72が設けられている。第1の折曲がり部72は、絶縁基板22の周縁から絶縁基板22と対向しない領域まで延びる非接着部となる。第2の金属板81には、第1の折曲がり部72とともに絶縁基板22の周縁を覆うように折れ曲がる第2の折曲がり部82が設けられている。第2の折曲がり部82の基端には、第2の金属板81の厚み方向に貫通する検査用貫通孔43が設けられている。
第1の折曲がり部72と第2の折曲がり部82との間及び検査用貫通孔43には、半田26が充填され、これにより第1の折曲がり部72、第2の折曲がり部82及び半田26によって層間接続部C2が構成されている。半田26は、第2の金属板81の露出面81aで検査用貫通孔43の外形よりも外側に拡がる拡がり部27を有している。同様に、半田26は、第1の金属板71の面71aに係合部29を有している。
本実施形態の配線板90の製造時には、絶縁基板22に第1の金属板71及び第2の金属板81を接合した後に、第1の折曲がり部72と第2の折曲がり部82との間に、半田ペースト28を塗布する。以降の工程は、第1の実施形態と同一のため、省略する。
第2の実施形態の配線板90についても、第1の実施形態の配線板20と同様な効果を得ることができる。
なお、実施形態は、以下のように変更してもよい。
なお、実施形態は、以下のように変更してもよい。
○折曲がり部は、第1の金属板31及び第2の金属板41のうちの、いずれか一方のみに設けられていればよく、第1の折曲がり部33と第2の折曲がり部42のいずれかのみが設けられていればよい。
○検査用貫通孔43の数は、変更してもよい。検査用貫通孔43は、各半田26に単数設けられていてもよい。
○半田26は、配線板20,90に一つのみ設けられていてもよい。
○半田26は、配線板20,90に一つのみ設けられていてもよい。
○第1の金属板31,71及び第2の金属板41,81は、アルミ板など、他の金属からなる部材であってもよい。
○拡がり部27は、検査用貫通孔43から突出していなくてもよい。すなわち、検査用貫通孔43の外形よりも外側に濡れ拡がる拡がり部27が、薄膜状をなす場合のように検査用貫通孔43から突出していなくてもよい。
○拡がり部27は、検査用貫通孔43から突出していなくてもよい。すなわち、検査用貫通孔43の外形よりも外側に濡れ拡がる拡がり部27が、薄膜状をなす場合のように検査用貫通孔43から突出していなくてもよい。
○拡がり部27は、複数の半田26のうち、少なくとも一つの半田26に設けられていればよい。
○導電材として、半田以外の低融点金属を用いてもよい。
○導電材として、半田以外の低融点金属を用いてもよい。
○基材貫通孔24、導電材入口32及び検査用貫通孔43の形状は、円形状や、四角状など、どのような形状であってもよい。
○係合部29は、設けられていなくてもよい。
○係合部29は、設けられていなくてもよい。
○検査用貫通孔43は、ドリルや、エッチングなどで形成されてもよい。
○検査用貫通孔43からは、半田付け時に発生するガスを抜くこともできる。
○導電材は半田26以外でもよい。例えば、銀ペーストでもよい。
○検査用貫通孔43からは、半田付け時に発生するガスを抜くこともできる。
○導電材は半田26以外でもよい。例えば、銀ペーストでもよい。
○層間接続部C1,C2を接合強度が強い部分(絶縁基板22に対し金属板31,41の接触面積が多い部分)に設けてもよい。
○接着剤は、塗布するものではなく、予め絶縁基板の面に加熱によって接着剤になる接着剤層が形成されて加熱によって接着剤層が液化するものでもよい。
○接着剤は、塗布するものではなく、予め絶縁基板の面に加熱によって接着剤になる接着剤層が形成されて加熱によって接着剤層が液化するものでもよい。
次に、実施形態及び変形例から把握することができる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記拡がり部は、全ての前記貫通孔に設けられることを特徴とする請求項3〜請求項5のうちいずれか一項に記載の配線板。
(イ)前記拡がり部は、全ての前記貫通孔に設けられることを特徴とする請求項3〜請求項5のうちいずれか一項に記載の配線板。
C1,C2…層間接続部、20,90…配線板、22…絶縁基板、24…基材貫通孔、26…半田、27…拡がり部、31,71…第1の金属板、33,72…第1の折曲がり部、41,81…第2の金属板、41a,81a…露出面、42,82…第2の折曲がり部、43…検査用貫通孔。
Claims (4)
- 基材の表面に設けられる第1の金属板と、前記基材の裏面に設けられる第2の金属板とを有し、前記第1の金属板及び前記第2の金属板は前記基材に接着される接着部と前記基材に接着されない非接着部とを有し、前記第1の金属板と前記第2の金属板とを導電材で導電する層間接続部が形成された配線板であって、
前記第1の金属板は、前記導電材を入れる導電材入口を有し、
前記第2の金属板は、前記導電材入口と連通する少なくとも一つの貫通孔を有し、
前記第1の金属板と前記第2の金属板とを前記導電材入口及び前記貫通孔に入り込んだ前記導電材で接続した層間接続部を有し、
前記第1の金属板及び前記第2の金属板の少なくとも一方は、前記非接着部に、他方に向けて折れ曲がるとともに前記層間接続部に含まれる折曲がり部を有し、
前記導電材は、前記貫通孔から前記貫通孔の径方向に拡がる拡がり部を有し、前記拡がり部は、前記第2の金属板の露出面から前記第2の金属板の厚さ方向に突出しており、前記導電材は半田であることを特徴とする配線板。 - 前記第1の金属板は、前記第2の金属板に向けて折り曲がる第1の折曲がり部を有し、
前記第2の金属板は、前記第1の金属板に向けて折り曲がる第2の折曲がり部を有することを特徴とする請求項1に記載の配線板。 - 前記導電材入口に対して前記貫通孔は複数連通し、
前記拡がり部は、複数設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線板。 - 前記層間接続部は、複数個設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配線板。
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