JP5990708B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
したがって、折角、確変状態になっていても、遊技者は確変状態か通常状態か判然とせず、最も遊技意欲の高揚が期待出来る状態であるにも拘わらず、遊技者に中途半端な遊技態度を強いることになり、寧ろ遊技の興趣の低下を招いていた。
始動口への遊技球の入球に起因して、特定図柄を含むと共に個々に識別可能な複数種類の特別図柄の変動表示を行う変動表示手段を備え、該変動表示手段に前記特定図柄を確定表示したことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行する遊技機であって、
遊技の進行を統括制御する主制御手段と、
該主制御手段からの制御コマンドに基づいて演出制御するサブ制御手段と、を備え、
前記主制御手段は、
前記始動口への遊技球の入球に基づいて前記特定遊技状態に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
該当否判定手段の当否判定の結果に基づいて前記複数種類の特別図柄の内の何れかを決定する特別図柄決定手段と、
該特別図柄決定手段が前記特定図柄とすることを決定したことに基づいて前記特定遊技状態を実行する特定遊技状態制御手段と、を備え、
前記特定図柄は、少なくとも第1特定図柄と第2特定図柄とを備え、
前記特定遊技状態は、前記第1特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に実行終了後に前記当否判定に係る抽選確率が低確率から高確率に変動する第1特定遊技状態と、前記第2特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に実行終了後の前記当否判定に係る抽選確率を低確率のままで変動せず且つ前記第1特定遊技状態と判別不能な第2特定遊技状態と、を備え、
前記第1特定遊技状態の実行終了後から前記変動表示手段の変動表示が予め定められた確変上限回数に到達するまでは前記当否判定に係る抽選確率を高確率に変動し、前記確変上限回数に到達した後は前記高確率から低確率に変動するように制御する回数切り確変制御手段と、を備え
第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の実行終了後から前記変動表示手段の変動表示が予め定められた潜伏上限回数に到達するまでは第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の何れの実行終了後であるかを判別不能な潜伏演出モードにて制御する潜伏演出制御手段と、
第1特定遊技状態の実行後に前記潜伏上限回数に到達した後から前記確変上限回数に到達するまでは前記高確率に変動していることを判別可能な高確率演出モードにて制御する高確率演出制御手段と、
第2特定遊技状態の実行後に前記潜伏上限回数に到達した後から前記確変上限回数に到達するまでは前記低確率のまま変動していないことを判別可能な低確率演出モードにて制御する低確率演出制御手段と、
第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の実行後に前記特別図柄決定手段により前記第2特定図柄が決定されたとき、前記変動表示手段の変動表示が前記潜伏上限回数に到達したか否かを判定する第2特定図柄決定時期判定手段と、
第1特定遊技状態の実行後且つ前記第2特定図柄決定時期判定手段の判定結果が潜伏上限回数に到達していないとき、潜伏上限回数の到達を待たずに前記潜伏演出モードから前記高確率演出モードに移行するモード移行制御手段と、をさらに備えた
ことを特徴とする。
前記モード移行制御手段は、
前記第2特定遊技状態の実行後且つ前記第2特定図柄決定時期判定手段の判定結果が潜伏上限回数に到達していないとき、潜伏上限回数の到達を待たずに前記潜伏演出モードから前記低確率演出モードに移行する、
ことを特徴とする。
前記特定図柄は、第3特定図柄を更に備え、
前記特定遊技状態は、前記第3特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に前記第1特定遊技状態および第2特定遊技状態よりも遊技者にとって有利な第3特定遊技状態を更に備えた、
ことを特徴とする。
遊技機の一例としてパチンコ機を例示するが、他の遊技機であっても良い。
[実施例1]
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右及び外枠51下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が、後述する遊技盤1に設けられた遊技領域3に向けて発射される。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
窓5aの上側にはドットマトリクスの普通図柄表示装置7及び7セグメントの第1特別図柄表示装置9と第2特別図柄表示装置10と4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置され、下側には第1特別図柄保留記憶表示装置18と第2特別図柄保留記憶表示装置19が設置されている。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留記憶表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
第1特別図柄表示装置9および第2特別図柄表示装置10は、第1始動口11および第2始動口12への遊技球の入球に起因して、本発明の特定図柄としての、15R特定時短有図柄「図柄1」「図柄2」「図柄3」、15R特定時短無図柄「図柄4」、小当り図柄「図柄5」、や、ハズレ図柄等を含む個々に識別可能な特別図柄(図14参照)の変動表示を実行して確定表示を行う。
また、本実施例のパチンコ機50は、特定遊技状態として、15R特定時短有図柄及び15R特定時短無図柄に基づく大当り遊技状態と、小当り図柄に基づく小当り遊技状態を備える。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、擬似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
図5に示すフローチャートは、主制御装置80のマイコンにより実行されるメイン処理を表したものであり、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される処理である。本実施形態では、S10〜S65までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。
なお、大当り決定用乱数が1週(1巡)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にし、大当り決定用乱数は、その初期値から+1するインクリメント処理を行う。そして、再び大当り決定用乱数が1週(1巡)すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12それぞれ4個までとしており、第1保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11に入賞又は第2保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
肯定判断なら(S100:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S105)。
この保留記憶があれば(S250:yes)、第2保留記憶をデクリメントし(S255)、S270に進む。第2保留記憶がなければ(S250:no)、第1保留記憶(上述した図6の、S110による保留記憶)があるか否かを判断する(S260)。第1保留記憶があれば(S260:yes)、第1保留記憶をデクリメントし(S265)、S270に進む。
否定判断であれば(S270:no)、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S280)。本実施例の場合、通常確率状態時には1/350の確率で当選し、高確率遊技状態には1/35の確率で当選する。
変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置82に変動開始コマンドを送る。
そして、パターン変更フラグを0にクリアする(S405)。
第1切換フラグは、現時点の状態が、大当り遊技状態終了後または小当り遊技状態終了後から起算される特別図柄の変動回数として30回に設定された潜伏状態中であるか否かの指標となるフラグであって、1が設定されていることで潜伏状態中であることを、また0が設定されていることで潜伏状態中ではないことを示す。
第1切換回数カウンタによって潜伏状態の上限回数に到達すると、上述した第1切換フラグを1から0に設定変更する。
なお、上述した減算を加算として、加算した数値が予め定めた上限回数となったか否かの判定により上限回数を規定する方法を採用しても良い。
第2切換回数カウンタによって確変状態の上限回数に到達すると、上述した第2切換フラグを1から0に設定変更する。
なお、上述した減算を加算として、加算した数値が予め定めた上限回数となったか否かの判定により上限回数を規定する方法を採用しても良い。
本実施例のパチンコ機50は、大当り遊技状態となることが決定すると、当該大当り遊技状態終了後の遊技状態や各種設定情報等をモードバッファに、大当り遊技状態実行前に記憶する。そして、大当り遊技状態実行前に、確率変動機能、変動時間短縮機能、および普通電動役物の電チューサポート機能等を一旦不能動化して、大当り遊技状態を実行し、大当り遊技状態の終了時にモードバッファの記憶内容を参照して、遊技状態や各種設定についての設定処理を行うように構成されている。
なお、切換バッファは、モードバッファと略同様の構成および機能であるが、上述した本実施例の第1、2切換フラグの設定値、第1、2切換回数カウンタの設定値等が内容として記憶される点において相違する。また、本実施例では、後述する小当り処理のS910においても切換バッファの設定処理を実行する。
モードバッファが0の場合、時短フラグに1が設定され、時短状態の上限回数を計数する時短回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定される。同じく確変フラグに1が設定され、確変状態の上限回数を計数する確変回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定される。つまり、確変状態である75回変動中は時短状態となるように構成されている。そして、状態フラグに11が設定される。
なお、本実施例の状態フラグは、下位が時短状態の有無を、上位が確変状態の有無を示しており、高確率且つ時短有りは11、高確率且つ時短無しは10、低確率且つ時短有りは01、低確率且つ時短無しは00が設定されるように構成されている。
また、モードバッファが1の場合、時短フラグに0が設定され、時短状態の上限回数を計数する時短回数カウンタの設定値が、下位00H、上位00Hにすなわち0回に設定(すなわち時短状態を備えない)される。同じく確変フラグに1が設定され、確変状態の上限回数を計数する確変回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定される。つまり、75回変動中は確変状態であるが時短状態とはならないように構成されている。そして、状態フラグに10が設定される。内部的には高確率状態であっても、時短機能が発動しないため、小当り後の遊技状態と判別不能となっている。
モードバッファが0の場合の切換バッファの設定内容として、第1切換フラグには0が設定され、潜伏状態の上限回数を計数する第1切換回数カウンタの設定値が、下位00H、上位00Hにすなわち0回に設定(すなわち潜伏状態を備えない)される。
また、第2切換フラグには1が設定され、確変状態の上限回数を計数する第2切換回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定(すなわち75回の回数切り確変(ST)状態を備える)される。
また、第2切換フラグには1が設定され、確変状態の上限回数を計数する第2切換回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定(すなわち75回の回数切り確変(ST)状態を備える)される。
図柄モード2が選択されて小当りとなる場合の切換バッファの設定内容として、第1切換フラグには1が設定され、潜伏状態の上限回数を計数する第1切換回数カウンタの設定値が、下位1EH、上位00Hにすなわち30回に設定(すなわち30回の潜伏状態を備える)される。
また、第2切換フラグには0が設定され、確変状態の上限回数を計数する第2切換回数カウンタの設定値が、下位00H、上位00Hにすなわち0回に設定(すなわち75回の回数切り確変(ST)状態を備えない)される。
小当り処理については、後で詳述する。小当り処理の終了後は、特別遊技処理に移行する。
先ず、確定図柄表示設定(S355)で設定された確定図柄表示時間を経過したか否かを判断する(S490)。経過していれば(S490:yes)、確定図柄表示終了処理(S495)により特別図柄表示装置9,10を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、またサブ統合制御装置83経由で演出図柄制御装置82に指示して、擬似図柄の確定表示を終了させる。こうして確定図柄の表示が終了されるか、または確定図柄の表示時間が経過していないと判定された場合(S490:no)には、特別遊技処理に移行する。
先ず、小当り処理が実行されると、当該変動が小当りになる図柄の組み合わせか否かの判定処理を実行する(S900)。S900にて肯定判定であれば(S900:yes)、S905に移行し、否定判定であれば(S900:no)、すなわち小当り以外の純粋なハズレであれば、S990に移行する。
S905にて肯定判定であれば(S905:yes)、S910の切換バッファ設定処理は実行しないので、小当りとなっても図15に示す切換バッファの内容を設定する処理は行われない。小当りとなった場合に切換バッファ設定処理を実行するのは、上述したように、図柄モード0または1の大当り遊技終了後の75回までに発生した小当りである場合に限られる。
これにより小当り後に連続して小当りが発生した場合の、切換バッファの再設定による潜伏期間の延長などの不具合を防止し、最初の小当りによって予め定められた演出実行期間の維持を図っている。
すなわち、小当り遊技終了後、あるいは大当り遊技終了後の75回を超えるとパターン変更フラグの機能を不能動化する。後述するS1030でも同様の処理である。
なお、上述したS405においても同様の処理を行っている。これは、大当り遊技状態となる前に各種フラグ、各種カウンタの設定値を0クリアするのと併せて0クリアしている。しかし、当該小当り処理では上述したS915乃至S930の処理に併せてパターン変更フラグを0クリアする処理を行わない。このようにすることによって、本実施例では、図柄モード2による小当り遊技終了後、あるいは図柄モード1による大当り遊技終了後の30回までに、一度小当りが発生してパターン変更フラグに1が設定されると(図21のS800およびS815参照)、上限回数75回に到達するまでは、大当りが発生しない限り、何度小当りが発生してもパターン変更フラグが0にクリアされることなく能動化が維持されるように構成されている。
なお、S990乃至S1030の処理は、上述したS935乃至S975の処理と同様で、当該変動が小当りとなるかハズレとなるかの点において相違する。
なお、当該「変動パターン選択テーブル決定処理」は、上記S1035で、すなわち「当否判定処理」で大当りでも小当りでもないハズレ変動であると判定された場合に行われると共に、後述する「特別遊技処理」のS639、および「小当り遊技処理」のS820でも実行する。
S1035では、ハズレ変動により第1、2切換回数カウンタの値が0になることで第1、2切換フラグの設定値に変化が生じた場合に対応するように構成されている。また、S639では、大当り遊技状態の終了時に、大当り遊技終了後の第1、2切換フラグの設定を行う場合(図14(c)参照)に対応するように構成されている。さらに、S820では、小当り遊技状態の終了時に、小当り遊技終了後の第1、2切換フラグの設定を行う場合(図15(a)参照)に対応するように構成されている。
図16は、主制御装置80が備えるパターン選択フラグとパターン選択テーブルの対応を示す表図である。
先ず、図12を参照して、変動パターン選択テーブル決定処理が実行されると、パターン選択フラグを決定する処理を実行し(S1050)、S1055に移行する。
本実施例のパターン選択フラグは、0乃至3の4種類を備え、各々が第1切換フラグおよび第2切換フラグの設定状態に基づいて決定される。
具体的には、現時点の第1切換フラグおよび第2切換フラグの設定状態を確認する。
確認の結果、第1切換フラグに0、第2切換フラグに0が設定されている場合、すなわち30回の潜伏期間が終了し、さらに75回のST期間も終了した状態では、パターン選択フラグは0に決定される。
第1切換フラグに1、第2切換フラグに1が設定されている場合、すなわち30回の潜伏期間中であり、さらに75回のST期間中である状態、つまり図柄モード1の「15R特定時短無図柄」による大当たり後の潜伏期間中では、パターン選択フラグは1に決定される。
第1切換フラグに1、第2切換フラグに0が設定されている場合、すなわち30回の潜伏期間中であり、さらに75回のST期間中ではない状態、つまり小当たり後の潜伏期間中では、パターン選択フラグは2に決定される。
第1切換フラグに0、第2切換フラグに1が設定されている場合、すなわち小当たり後の30回の潜伏期間終了後から変動回数75回までの期間、図柄モード1の「15R特定時短無図柄」による大当たり後の30回の潜伏期間終了後からST75回までの期間、または図柄モード0の「15R特定時短有図柄」による大当たり後の75回のST期間中では、パターン選択フラグは3に決定される。
このように本実施例のパターン選択フラグは決定される。
さらに、各種パターン選択テーブルに選択可能に設定された変動パターンの平均変動時間は、パターン選択テーブルA、パターン選択テーブルB、およびパターン選択テーブルCが、同一の時間に設定され、パターン選択テーブルDが上記した時間よりも短い時間に設定されている。なお、パターン選択テーブルA、パターン選択テーブルB、およびパターン選択テーブルCを異なる時間に設定しても良い。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが0の場合は、後述するパターン変更フラグおよび状態フラグの設定状態に関係なく、何れもパターン選択テーブルAが選択されるように構成される。具体的には、大当り遊技状態後または小当り遊技状態後、変動回数が75回を終了した後の状態(76回以降)において、通常(低確率)演出モードに対応したパターン選択テーブルAが選択される。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが1の場合は、状態フラグが10の場合しか設定されていない。そして、パターン変更フラグが0に設定されている場合には、パターン選択テーブルCが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態後の30回の潜伏状態中(1〜30回)において、潜伏演出モードに対応したパターン選択テーブルCが選択される。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが1の場合は、状態フラグが10の場合しか設定されていない。そして、パターン変更フラグが1に設定されている場合には、パターン選択テーブルBが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態後の30回の潜伏状態中(1〜30回)において、小当りが発生したことに基づいて、確変演出モードに対応したパターン選択テーブルBが選択される。
これにより、S1080にてパターン選択テーブルCが選択されている途中で、小当りが発生すると、潜伏状態の上限回数である30回が満了となる前に、その後に予め移行が予定されている確変演出モードに対応したパターン選択テーブルBへの移行が実行されるように構成されている。
このように構成することで、潜伏機能を備えて遊技の興趣向上を実現しつつ、潜伏中に小当りを発生させることが出来れば、確変状態にあることを早期に遊技者に認識させ、回数に制限のあるST機の面白みを充分に遊技者に与えることが可能となっている。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが2の場合は、状態フラグが00の場合しか設定されていない。そして、パターン変更フラグが0に設定されている場合には、パターン選択テーブルCが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態後の30回の潜伏状態中(1〜30回)において、潜伏演出モードに対応したパターン選択テーブルCが選択される。
これにより、S1080にて同様にパターン選択テーブルCが選択されることで、何れの図柄ひいては当否判定の確率が高確率であるか低確率であるかを、判別不能となるように構成されている。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが3の場合(S1090:no)であって且つ、状態フラグが00の場合、パターン変更フラグの設定値に関係なく、パターン選択テーブルAが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態後の30回の潜伏状態が終了した後(31回〜75回)において、通常(低確率)演出モードに対応したパターン選択テーブルAが選択される。
これにより、「小当り図柄」に因る潜伏状態の終了後には、当否判定の確率が低確率であることを遊技者に認識させるように通常(低確率)演出モードに移行することが予め予定される構成となっている。
同じく、図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが2の場合であって且つ、パターン変更フラグが1に設定されている場合(S1095:no)には、パターン選択テーブルAが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態後の30回の潜伏状態中(1〜30回)において、小当りが発生したことに基づいて、通常(低確率)演出モードに対応したパターン選択テーブルAが選択される。
これにより、S1100にてパターン選択テーブルCが選択されている途中で、小当りが発生すると、潜伏状態の上限回数である30回が満了となる前に、その後に予め移行が予定されている通常(低確率)演出モードに対応したパターン選択テーブルAへの移行が実行されるように構成されている。
このように構成することで、潜伏機能を備えて遊技の興趣向上を実現しつつ、潜伏中に小当りを発生させることが出来れば、実は低確率状態にあることを早期に遊技者に認識させ、必要以上に期待を抱かせる状態から脱却させることで、リベンジに向けた遊技意欲を掻き立てることが可能となっている。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが3の場合(S1090:no)であって且つ、状態フラグが10の場合、パターン変更フラグの設定値に関係なく、パターン選択テーブルBが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態後の30回の潜伏状態終了後(31〜75回)において、確変演出モードに対応したパターン選択テーブルBが選択される。
これにより、「15R特定時短無図柄」に因る潜伏状態の終了後には、当否判定の確率が高確率であることを遊技者に認識させるように確変演出モードに移行することが予め予定される構成となっている。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが3の場合(S1090:no)であって且つ、状態フラグが11の場合、パターン変更フラグの設定値に関係なく、パターン選択テーブルDが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード0「15R特定時短有図柄」に因る大当り遊技状態後(1〜75回)において、真確変演出モードに対応したパターン選択テーブルDが選択される。
これにより、「15R特定時短有図柄」に因る大当り遊技終了後のST(75回)期間には、当否判定の確率が高確率であることを遊技者に認識させるように真確変演出モードに移行し、変動時間の短い真確変演出モードとすることで時短状態(電チューサポート状態)を実現可能としている。
本実施例のパターン変更フラグは、小当り発生を契機として、変動回数に依存した期間において使用中の何れかのパターン選択テーブルを、予め次に移行することが決められている異なるパターン選択テーブルに、前記期間の終了を待たずに移行するか否かを決定するための指標となるフラグである。
後述するが、S815はS800で第1切換フラグが1か否かの判定処理において肯定判定(S800:yes)の場合に移行する処理であるので、換言すれば図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態後の潜伏状態中か、または図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態後の潜伏状態中、において発生した小当り遊技状態の終了時に、1に設定されるように構成されている。
また、S405は当否判定の結果、当該変動によって大当り遊技状態となることが決定された場合に、パターン変更フラグを0クリアする。
また、S975では、小当り遊技状態後(S905:yes)において、少なくとも変動回数が75回目に小当りが発生した場合、パターン変更フラグを0にクリアする。
さらに、S1030では、図柄モード0または1に因る大当り遊技状態後の変動回数75回目が小当りではないハズレであった場合に、パターン変更フラグを0クリアする。
すなわち、大当り発生時、または大当り若しくは小当り終了後の変動回数75回目となった時点でパターン変更フラグを0クリアするものである。
以上が、本発明の要部である「変動パターン選択テーブル決定処理」に係る説明である。
ここで、本実施例の大入賞口14の開放パターンについて説明する。
本実施例では、15R特定時短有図柄として図柄モードに0が設定された大当りの場合は、各ラウンドの最大開放時間は28秒に設定されている。
また、15R特定時短無図柄として図柄モードに1が設定された大当りの場合は、各ラウンドの最大開放時間は0.05秒に設定され、且つインターバル時間は0.5秒が設定されている。これにより、各ラウンドの最大開放時間の累積は、0.75秒となるように構成されている。
すなわち、15R特定時短無図柄による大当り遊技状態は本発明の第1特定遊技状態であり、小当り図柄による小当り遊技状態は本発明の第2特定遊技状態である。
なお、本実施例では、全ての大当り後に回数切り確変状態(ST)に移行する構成としているため、S615の判定処理を割愛しても問題は無い。
S637の設定処理に続いて、上述した小当り処理で実行したS1035と同様の「変動パターン選択テーブル決定処理」を実行する(S640)。
時短フラグを1にすると本実施例では特別図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物12の開放延長機能をセットし、時短回数カウンタの値をセットする。時短に移行しない場合(S625:no)はS637に直行する。以上が特別遊技処理であり、当該処理に続いて小当り遊技処理を実行する。
小当り遊技処理では、先ず、S700にて特別電動役物が作動中であるか判断し、作動中であれば(S700:yes)、大入賞口14が開放中か判断する(S705)。否定判断の場合(S705:no)は、小当り遊技間のインターバル中であるか判断する(S710)。小当り遊技間のインターバルではなく(S710:no)、小当り遊技の終了演出中でもない場合は(S715:no)、小当り遊技の開始演出に要する時間が経過するのを待ち(S720:yes)、大入賞口14を開放させ(S725)、本処理を終了する。なお、特別電動役物が作動していないか(S700:no)、または小当り開始演出に要する時間が経過していないと判定された場合(S720:no)には、そのまま本処理を終了する。
大入賞口14に10個入賞した場合(S750:yes)にはS760に直行し、また大入賞口14の開放時間が終了していない場合(S755:no)は小当り遊技処理を終了する。
S800の判定処理について説明する。
図柄モード0および図柄モード1による大当り後の75回までの期間において当該小当りが発生した場合には、S905の否定判定に続いてS910の切換バッファ設定処理が実行されて、図15(a)に示す内容が設定される。したがって、第1切換フラグの値は1であることから、S800は肯定判定となる。
図柄モード2による小当り後の30回までの潜伏期間において当該小当りが発生した場合には、S905で肯定判定(図15(a)参照)となり、S910の切換バッファ設定処理は実行されず、各フラグおよび各カウンタ等の値は引き継がれる。したがって、第1切換フラグの値は1であることから、S800は肯定判定となる。
図柄モード2による小当り後の31回から75回までの期間において当該小当りが発生した場合には、S905で肯定判定(図15(a)参照)となり、S910の切換バッファ設定処理は実行されず、各フラグおよび各カウンタ等の値は引き継がれる。したがって、第1切換フラグの値は0であることから、S800は否定判定となる。
以上が本実施例の主制御装置80が実行する遊技制御処理の概要である。次に、以上のような主制御装置80が実行する遊技制御処理の進行プロセスについて、図23および図24を参照して説明する。
図23(A)には、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態の終了後の各種フラグの設定状態が示されている。但し、小当りが発生しなかった場合の設定状態である。図14(c)に示した図柄モード1に対応したモードバッファ1および切換バッファの内容が反映されている。具体的には、確変フラグが1に設定され上限変動回数を75回として0に変更される。時短フラグは0に設定される。第1切換フラグが1に設定され上限回数を30回として0に変更される。第2切換フラグが1に設定され上限回数を75回として0に変更される。
潜伏期間の30回までに小当りが発生しなければ、図23(C)に示すように、大当り終了後から30回まではパターン選択テーブルC(潜伏演出モード対応)が設定され、30回を超えてST期間終了の75回まではパターン選択テーブルB(確変演出モード対応)が設定され、75回を超えるとパターン選択テーブルA(通常演出モード対応)が設定される。このように、小当りが発生しない限り、予めパターン選択テーブルの移行が、所定の変動回数および順序によって規定されている。
これに対して、図23(B)に示すように、潜伏期間の30回中に小当りが発生すると、それまで設定されていたパターン選択テーブルCからパターン選択テーブルBに、予め定められた30回の満了を待たずに移行する。そして、75回まではパターン選択テーブルBを維持して、75回を超えるとパターン選択テーブルAに移行する。このように、潜伏期間中に小当りを発生させることができれば、予め次に移行することが予定されたパターン選択テーブルを前倒しして早期に移行することが可能となるように構成されている。
また、30回を超えて75回までの期間で小当りが発生した場合、図23(C)に示すように、既に設定されているパターン選択テーブルBを維持(再設定)する。
潜伏期間の30回までに小当りが発生しなければ、図24(C)に示すように、大当り終了後から30回まではパターン選択テーブルC(潜伏演出モード対応)が設定され、30回を超えて75回まではパターン選択テーブルA(通常演出モード対応)が設定され、75回を超えてもパターン選択テーブルA(通常演出モード対応)が維持される。このように、小当りが発生しない限り、予めパターン選択テーブルの移行が、所定の変動回数および順序によって規定されている。
これに対して、図24(B)に示すように、潜伏期間の30回中に小当りが発生すると、それまで設定されていたパターン選択テーブルCからパターン選択テーブルAに、予め定められた30回の満了を待たずに移行する。そして、それ以降、75回を超えてパターン選択テーブルAを維持する。このように、潜伏期間中に小当りを発生させることができれば、予め次に移行することが予定されたパターン選択テーブルを前倒しして早期に移行することが可能となるように構成されている。
また、30回を超えて75回までの期間で小当りが発生した場合、図24(C)に示すように、既に設定されているパターン選択テーブルAを維持(再設定)する。
演出開始処理が実行されると、先ずサブ統合制御装置83は、上述したS330にて送信された特別図柄の変動開始コマンドを受信したか否かの判定処理を実行し(S850)、肯定判定であれば(S850:yes)、S855に移行する。
演出図柄設定処理が実行されると、上述したS335で送信された図柄指定コマンドの受信の確認を行い、受信していれば、本実施例では図柄モードが0または1の大当り図柄か、或いは図柄モードが2の小当り図柄か、それともその他のハズレ図柄であるか否かによって、予め定められた演出(疑似)図柄を設定する処理を行うものである。
本実施例では、主制御装置80が実行する「変動パターン選択テーブル決定処理」にて決定した何れかのパターン選択テーブルA、B、C、またはDに基づいて、サブ統合制御装置83が各々のパターン選択テーブルに対応して予め設定された演出パターン選択テーブルを決定し、決定した演出パターン選択テーブルに基づいて演出パターンを決定する処理を実行する。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
第1特別図柄表示装置9および第2特別図柄表示装置10が、変動表示手段に相当する。
15R特定時短有図柄「図柄1」「図柄2」「図柄3」、15R特定時短無図柄「図柄4」、そして小当り図柄が、特定図柄に相当する。
特別図柄の高確率時短有りの大当り遊技状態、特別図柄の高確率時短無しの大当り遊技状態、および小当り遊技状態が、特定遊技状態に相当する。
主制御装置80は、主制御手段に、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83が、サブ制御手段に相当する。
当否判定処理のS285およびS305が、当否判定手段に相当する。
当否判定処理のS287、S290、S307、およびS310が、特別図柄決定手段に相当する。
特別遊技処理および小当り遊技処理が、特定遊技状態手段に相当する。
15R特定時短無図柄「図柄4」が第1特定図柄に、そして小当り図柄が第2特定図柄に相当する。
図柄モード1に因る大当り遊技状態(図23に示す大当り)が第1特定遊技状態に、そして図柄モード2に因る小当り遊技状態(図24に示す小当り)が第2特定遊技状態に相当する。
当否判定処理の、S270、S275、S280、S440、S445、S450、S455、が、回数切り確変制御手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1075、S1080、S1090、S1095、S1100が、潜伏演出制御手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1090、S1105、S1113、S1115が、高確率演出制御手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1090、S1105、S1110が、低確率演出制御手段に相当する。
小当り遊技処理の、S800が、第2特定図柄決定時期判定手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1075、S1085が、請求項1のモード移行制御手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1090、S1095、S1110が、請求項2のモード移行制御手段に相当する。
15R特定時短有図柄「図柄1」、「図柄2」、「図柄3」が第3特定図柄に相当する。
図柄モード0に因る大当り遊技状態が第3特定遊技状態に相当する。
10:第2特別図柄表示装置(変動表示手段)
11: 第1始動口(始動口)
12: 第2始動口(始動口)
14: 大入賞口
50: パチンコ機(遊技機)
80: 主制御装置(主制御手段)
83: サブ統合制御装置(サブ制御手段)
Claims (3)
- 始動口への遊技球の入球に起因して、特定図柄を含むと共に個々に識別可能な複数種類の特別図柄の変動表示を行う変動表示手段を備え、該変動表示手段に前記特定図柄を確定表示したことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行する遊技機であって、
遊技の進行を統括制御する主制御手段と、
該主制御手段からの制御コマンドに基づいて演出制御するサブ制御手段と、を備え、
前記主制御手段は、
前記始動口への遊技球の入球に基づいて前記特定遊技状態に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
該当否判定手段の当否判定の結果に基づいて前記複数種類の特別図柄の内の何れかを決定する特別図柄決定手段と、
該特別図柄決定手段が前記特定図柄とすることを決定したことに基づいて前記特定遊技状態を実行する特定遊技状態制御手段と、を備え、
前記特定図柄は、少なくとも第1特定図柄と第2特定図柄とを備え、
前記特定遊技状態は、前記第1特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に実行終了後に前記当否判定に係る抽選確率が低確率から高確率に変動する第1特定遊技状態と、前記第2特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に実行終了後の前記当否判定に係る抽選確率を低確率のままで変動せず且つ前記第1特定遊技状態と判別不能な第2特定遊技状態と、を備え、
前記第1特定遊技状態の実行終了後から前記変動表示手段の変動表示が予め定められた確変上限回数に到達するまでは前記当否判定に係る抽選確率を高確率に変動し、前記確変上限回数に到達した後は前記高確率から低確率に変動するように制御する回数切り確変制御手段と、を備え
第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の実行終了後から前記変動表示手段の変動表示が予め定められた潜伏上限回数に到達するまでは第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の何れの実行終了後であるかを判別不能な潜伏演出モードにて制御する潜伏演出制御手段と、
第1特定遊技状態の実行後に前記潜伏上限回数に到達した後から前記確変上限回数に到達するまでは前記高確率に変動していることを判別可能な高確率演出モードにて制御する高確率演出制御手段と、
第2特定遊技状態の実行後に前記潜伏上限回数に到達した後から前記確変上限回数に到達するまでは前記低確率のまま変動していないことを判別可能な低確率演出モードにて制御する低確率演出制御手段と、
第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の実行後に前記特別図柄決定手段により前記第2特定図柄が決定されたとき、前記変動表示手段の変動表示が前記潜伏上限回数に到達したか否かを判定する第2特定図柄決定時期判定手段と、
第1特定遊技状態の実行後且つ前記第2特定図柄決定時期判定手段の判定結果が潜伏上限回数に到達していないとき、潜伏上限回数の到達を待たずに前記潜伏演出モードから前記高確率演出モードに移行するモード移行制御手段と、をさらに備えた
ことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記モード移行制御手段は、
前記第2特定遊技状態の実行後且つ前記第2特定図柄決定時期判定手段の判定結果が潜伏上限回数に到達していないとき、潜伏上限回数の到達を待たずに前記潜伏演出モードから前記低確率演出モードに移行する、
ことを特徴とする遊技機。 - 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
前記特定図柄は、第3特定図柄を更に備え、
前記特定遊技状態は、前記第3特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に前記第1特定遊技状態および第2特定遊技状態よりも遊技者にとって有利な第3特定遊技状態を更に備えた、
ことを特徴とする遊技機。
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