JP5990708B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、大当り遊技に加え小当り遊技を備えた遊技機に関するものである。
従来の遊技機の中には、回数切り確変(ST)機能を備えた遊技機がある。このような遊技機は、所定の変動回数が経過するまでは確変(確率変動)状態にあることを演出報知する確変演出モードを備えた構成とするものが一般的である。これは、現状が大当りに対する極めて好機であることと、その有利な確変状態が所定の変動回数までしか維持されないことを遊技者に認識させることで、大当り獲得に対する意欲を著しく高揚させるようにしている。
しかし、昨今では遊技機の仕様が複雑化しており、単にST機能を備えているだけでは、遊技者を惹き付ける点において魅力に欠けていると言わざるを得ない。
これに対して、複雑化する遊技機の仕様の一例として、潜伏機能が開発され採用されている。これは、遊技状態が確変状態か通常状態かを判別不能にすることで確変機能を備えた遊技機の仕様に厚みを持たせて、興趣向上の効果を奏するものである。
上述した、ST機能と潜伏機能とを併せ持った遊技機(例えば、特許文献1)が考案されている。このような遊技機は、確変遊技状態における特別図柄の変動表示回数に上限、すなわちST機能を設けた遊技機において、潜伏確変状態で選択される演出モードと小当り遊技後に選択される演出モードとを同一の演出モードとし、演出期間も同一回数の特別図柄の変動期間として構成したものである。
特開2010−233990号公報
しかしながら、上述したST機能と潜伏機能とを併せ持った遊技機では、ST期間の終了と同時に潜伏期間も終了するように構成されている。
したがって、折角、確変状態になっていても、遊技者は確変状態か通常状態か判然とせず、最も遊技意欲の高揚が期待出来る状態であるにも拘わらず、遊技者に中途半端な遊技態度を強いることになり、寧ろ遊技の興趣の低下を招いていた。
これに対して、ST期間の終了と潜伏期間の終了をずらして、すなわちST期間の冒頭の所定変動回数に亘る期間に潜伏期間を設定することも考えられるが、画一的に潜伏期間が終了すれば確変であるか否かが判明する構成とすると、潜伏期間の興趣が低下しかねない。
また、上述した潜伏機能は、大当り後に確変状態となる確変大当りと、該確変大当りに因る大当り遊技状態とは判別不能な小当り遊技状態の契機となる小当りとを備えることで実現しており、確変大当りのダミー機能こそが従来の小当りの役割であったといっても過言ではない。
上述した事情に鑑み、ST機能に潜伏機能を併設した遊技機にあって、潜伏機能による興趣を維持しつつも、ST機能実行時であることで少しでも早期に確変状態であることを遊技者に認識させて遊技意欲の高揚を図ることが可能であって、且つ小当りの新たな活用を可能とした遊技機の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明は、
始動口への遊技球の入球に起因して、特定図柄を含むと共に個々に識別可能な複数種類の特別図柄の変動表示を行う変動表示手段を備え、該変動表示手段に前記特定図柄を確定表示したことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行する遊技機であって、
遊技の進行を統括制御する主制御手段と、
該主制御手段からの制御コマンドに基づいて演出制御するサブ制御手段と、を備え、
前記主制御手段は、
前記始動口への遊技球の入球に基づいて前記特定遊技状態に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
該当否判定手段の当否判定の結果に基づいて前記複数種類の特別図柄の内の何れかを決定する特別図柄決定手段と、
該特別図柄決定手段が前記特定図柄とすることを決定したことに基づいて前記特定遊技状態を実行する特定遊技状態制御手段と、を備え、
前記特定図柄は、少なくとも第1特定図柄と第2特定図柄とを備え、
前記特定遊技状態は、前記第1特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に実行終了後に前記当否判定に係る抽選確率が低確率から高確率に変動する第1特定遊技状態と、前記第2特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に実行終了後の前記当否判定に係る抽選確率を低確率のままで変動せず且つ前記第1特定遊技状態と判別不能な第2特定遊技状態と、を備え、
前記第1特定遊技状態の実行終了後から前記変動表示手段の変動表示が予め定められた確変上限回数に到達するまでは前記当否判定に係る抽選確率を高確率に変動し、前記確変上限回数に到達した後は前記高確率から低確率に変動するように制御する回数切り確変制御手段と、を備え
第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の実行終了後から前記変動表示手段の変動表示が予め定められた潜伏上限回数に到達するまでは第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の何れの実行終了後であるかを判別不能な潜伏演出モードにて制御する潜伏演出制御手段と、
第1特定遊技状態の実行後に前記潜伏上限回数に到達した後から前記確変上限回数に到達するまでは前記高確率に変動していることを判別可能な高確率演出モードにて制御する高確率演出制御手段と、
第2特定遊技状態の実行後に前記潜伏上限回数に到達した後から前記確変上限回数に到達するまでは前記低確率のまま変動していないことを判別可能な低確率演出モードにて制御する低確率演出制御手段と、
第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の実行後に前記特別図柄決定手段により前記第2特定図柄が決定されたとき、前記変動表示手段の変動表示が前記潜伏上限回数に到達したか否かを判定する第2特定図柄決定時期判定手段と、
第1特定遊技状態の実行後且つ前記第2特定図柄決定時期判定手段の判定結果が潜伏上限回数に到達していないとき、潜伏上限回数の到達を待たずに前記潜伏演出モードから前記高確率演出モードに移行するモード移行制御手段と、をさらに備えた
ことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の遊技機において、
前記モード移行制御手段は、
前記第2特定遊技状態の実行後且つ前記第2特定図柄決定時期判定手段の判定結果が潜伏上限回数に到達していないとき、潜伏上限回数の到達を待たずに前記潜伏演出モードから前記低確率演出モードに移行する、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
前記特定図柄は、第3特定図柄を更に備え、
前記特定遊技状態は、前記第3特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に前記第1特定遊技状態および第2特定遊技状態よりも遊技者にとって有利な第3特定遊技状態を更に備えた、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、潜伏演出モードによる潜伏演出の興趣を維持しつつ、ST機能としての回数切り確変制御手段による確変上限回数で規制された確変状態にある旨を、潜伏上限回数に到達するまでの期間において小当りとしての第2特定遊技状態が発生することを契機として、潜伏上限回数が満了する前に、高確率演出モードに移行することで、早期に遊技者に認識させることが出来、確変状態における遊技者の遊技意欲を充分に高揚させることが可能となる。
また、従来からの第2特定遊技状態(小当り)の使用方法に加えて、当該第2特定遊技状態(小当り)の発生を、高確率状態である旨を早期に遊技者に認識させる手段とすることが可能となる。
請求項2に記載の遊技機は、当否判定の抽選確率が低確率のままである旨を、潜伏上限回数に到達するまでの期間において小当りとしての第2特定遊技状態が発生することを契機として、潜伏上限回数が満了する前に、低確率演出モードに移行することで、早期に遊技者に認識させることが出来、実は低確率であるにも拘わらず高確率であるか低確率であるか判然としない状態を遊技者に強いる期間を短縮でき、遊技者は低確率であることを認識した上で、早期に心機一転してリベンジに向けた遊技に取り組むことが可能となる。
請求項3に記載の遊技機においては、第1特定遊技状態及び第2特定遊技状態よりも、遊技者が獲得可能な利益が大きな第3特定遊技状態を特定遊技状態に更に備えることにより、高確率状態となった場合には当該第3特定遊技状態となる可能性も高まることから、高確率状態における遊技者の遊技意欲を一層高めることができる。
また、高確率状態において獲得可能な利益が大きくなることで、低確率状態に制御されている場合との利益差が大きくなり、何れの状態に制御されているのかを想像する遊技者の心理的動揺を更に大きくすることで、潜伏演出モードを実行する際の効果を増進する。
さらに、高確率状態において獲得可能な利益が大きくなることで、高確率状態である旨を早期に遊技者に認識させる効果が増進する。
パチンコ遊技機50の正面図 遊技盤1の正面図 パチンコ遊技機50の裏面図 パチンコ遊技機50の電気的構成を示すブロック図 主制御装置80が実行するメインルーチンのフローチャート 主制御装置80が行う始動入賞確認処理のフローチャート 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート1 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート2 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート3 主制御装置80が実行する当否判定処理のフローチャート4 主制御装置80が実行する小当り処理のフローチャート 主制御装置80が実行する変動パターン選択テーブル決定処理のフローチャート1 主制御装置80が実行する変動パターン選択テーブル決定処理のフローチャート2 図柄モード、モードバッファ、及びモードバッファに応じた設定値等の対応を示す表図 小当りに応じた設定値等の対応を示す表図 パターン選択フラグとパターン選択テーブルの対応を示す表図 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート1 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート2 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート3 主制御装置80が実行する小当り遊技処理のフローチャート1 主制御装置80が実行する小当り遊技処理のフローチャート2 サブ統合制御装置83が実行する演出開始処理のフローチャート 図柄モード1の場合のタイムチャート 図柄モード2の場合のタイムチャート
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
遊技機の一例としてパチンコ機を例示するが、他の遊技機であっても良い。
[実施例1]
図1に示すように、遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右及び外枠51下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が、後述する遊技盤1に設けられた遊技領域3に向けて発射される。
下皿63の左側には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられており、遊技者が所定期間中に、演出ボタン67を操作することで後述する演出図柄表示装置6(図4参照)に表示される内容が変化したり、スピーカ66より出力される遊技音が変化したりする。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
図2は、本実施例のパチンコ機50の遊技盤1の正面図である。図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が植設されている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり擬似図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
窓5aの上側にはドットマトリクスの普通図柄表示装置7及び7セグメントの第1特別図柄表示装置9と第2特別図柄表示装置10と4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置され、下側には第1特別図柄保留記憶表示装置18と第2特別図柄保留記憶表示装置19が設置されている。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。
第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
複合入賞装置13の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置され、その下方にはアウト口15が設けられている。また、複合入賞装置13の左側には第1左入賞口31と第2左入賞口32が、右側には第1右入賞口33と第2右入賞口34がガイドレール2bに沿うように設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第1右入賞口33、第2右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
パチンコ遊技機50の裏面は図3に示すとおり、前述した遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が前述した外枠51に収納されている。この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。また、パチンコ機50の裏側には(図4も参照のこと)、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。なお、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83がサブ制御手段に該当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図3では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータに送られる。なお、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子78には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータへ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
このパチンコ機50の電気的構成は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、第1左入賞口31、第2左入賞口32に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a、第1右入賞口33、第2左入賞口34に入球した遊技球を検出する右入賞口スイッチ33a等の検出信号が入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留記憶表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
第1特別図柄表示装置9および第2特別図柄表示装置10は、第1始動口11および第2始動口12への遊技球の入球に起因して、本発明の特定図柄としての、15R特定時短有図柄「図柄1」「図柄2」「図柄3」、15R特定時短無図柄「図柄4」、小当り図柄「図柄5」、や、ハズレ図柄等を含む個々に識別可能な特別図柄(図14参照)の変動表示を実行して確定表示を行う。
上述したように、本実施例のパチンコ機50は、特定図柄として、15R特定時短有図柄「図柄1」「図柄2」「図柄3」、15R特定時短無図柄「図柄4」、そして小当り図柄「図柄5」、を備える。
また、本実施例のパチンコ機50は、特定遊技状態として、15R特定時短有図柄及び15R特定時短無図柄に基づく大当り遊技状態と、小当り図柄に基づく小当り遊技状態を備える。
更に、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普通電動役物ソレノイド(図4では普電役物ソレノイドと表記)12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
主制御装置80は、このように遊技の進行を統括制御する本発明の主制御手段である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は遊技球等貸出装置接続端子(図4では、CRユニット端子板と表記)24を介してプリペイドカードユニットと交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、遊技球等貸出装置接続端子24は精算表示基板(図4では、精算表示装置と表記)25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための貸出ボタン(図4では、球貸SWと表記)57、精算を要求するための精算ボタン(図4では、精算SWと表記)58、残高表示器59が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
サブ統合制御装置83はサブ制御装置に該当し、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。 また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。無論、サブ統合制御装置83から演出図柄制御装置82への一方向通信の構成でもよい。また、サブ統合制御装置83に演出図柄制御装置82の機能を統合して1つのサブ統合制御装置とする構成でもよい。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、擬似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
次に、主制御装置80が、メインルーチンとして行う各処理を図5に従って説明する。
図5に示すフローチャートは、主制御装置80のマイコンにより実行されるメイン処理を表したものであり、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される処理である。本実施形態では、S10〜S65までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、前記メモリの所定領域に所定値を書き込む、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み、即ち初期設定が為され(S15)、残余処理に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると、まず初期値乱数更新処理が実行される(S20)。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「349」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「349」までの350個の整数を繰り返し昇順に作成する。
S20に続く大当り決定用乱数更新処理(S25)は、初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、最大値である「349」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「349」までの350個の整数を繰り返し昇順に作成する。
なお、大当り決定用乱数が1週(1巡)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にし、大当り決定用乱数は、その初期値から+1するインクリメント処理を行う。そして、再び大当り決定用乱数が1週(1巡)すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」〜「5」の6個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、これとは別に小当り図柄決定用乱数も更新される。小当り図柄決定用乱数も「0」〜「5」の6個の整数を繰り返し作成するカウンタであり、本処理が実行される毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
S30に続く当り決定用乱数更新処理(S35)は、「0」〜「5」の6個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、当選することとなる値の数は通常確率状態時、高確率状態時ともに3であり、値は「0」、「3」、「5」である。 なお、この当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
リーチ判定用乱数更新処理(S40)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、通常確率状態時で変動時間短縮機能未作動時、及び高確率状態時で変動時間短縮機能未作動時に当選する値の数は21で、値は「0」〜「20」であり、通常確率状態時で変動時間短縮機能作動時に当選する値の数は5で、値は「0」〜「4」であり、高確率状態時に当選する値の数は6で、値は「0」〜「5」である。
変動パターン決定用乱数更新処理(S45)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く入賞確認処理(S50)では、第1始動口11、第2始動口12の入賞の確認及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12それぞれ4個までとしており、第1保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11に入賞又は第2保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
続いて、大当りか否かを判定する当否判定処理(S55)を行う。この当否判定処理については後述する。この当否判定処理(S55)が終了すると、続いて画像出力処理等の各出力処理(S60)が実行される。
各出力処理(S60)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S50)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
続く不正監視処理(S65)は、普通入賞口(第1左入賞口31、第2左入賞口32、第1右入賞口33、第2右入賞口34)に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。つまり、不正判断手段は、主制御装置80に設けられている。
本処理に続く前述の残余処理は、初期値乱数更新処理(S70)から構成されるが、前述したS20と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前述したS10〜S65までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、或いは特別図柄の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、図5に示された割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数の更新される(加算される)値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性はなくなる。なお、本実施形態においては、大当り決定用乱数の更新は初期値乱数の値により変更される構成なので同期の虞は全くない。また、前述した当り決定用乱数更新処理(S35)も残余処理内において実行するよう構成しても良い。
図6に示す始動入賞確認処理では、主制御装置80は、第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入球したか否かを判断する(S100)。
肯定判断なら(S100:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S105)。
第1保留記憶が満杯でなければ(S105:no)、上記の各乱数を第1保留記憶として記憶し、第1特別図柄保留記憶表示装置18の点灯数を1増加させる(S110)。既に4個の第1保留記憶があれば(S105:yes)保留記憶せず、第1特別図柄保留記憶表示装置18の点灯数を増やすこともなくS115へ移行する。
第1始動口11に遊技球が入球していないと判定された場合(S100:no)もS115に進み、第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する。肯定判断(S115:yes)なら、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第2保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S120)。
第2保留記憶が満杯でなければ(S120:no)、上記の各乱数を第2保留記憶として記憶し、第2特別図柄保留記憶表示装置19の点灯数を1増加させる(S125)。既に4個の第2保留記憶があれば(S120:yes)、第2保留を記憶せず、第2特別図柄保留記憶表示装置19の点灯数も増やさずに本処理を終了する。また、第2始動口12に遊技球が入球していない場合(S115:no)も、本処理を終了する。
図7に示す当否判定処理では、主制御装置80は、特別電動役物が作動中か否かを判断する(S200)。S200の判定が否定判断で(S200:no)、特別図柄が変動中でなく(S205:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S210:no)、図8のS250に移行し、第2保留記憶(上述した図6の、S125による保留記憶)があるか否かを判断する(S250)。
この保留記憶があれば(S250:yes)、第2保留記憶をデクリメントし(S255)、S270に進む。第2保留記憶がなければ(S250:no)、第1保留記憶(上述した図6の、S110による保留記憶)があるか否かを判断する(S260)。第1保留記憶があれば(S260:yes)、第1保留記憶をデクリメントし(S265)、S270に進む。
S270では第2保留記憶(S265から移行した場合は第1保留記憶)の中で最も古いものを読み込んで(その保留記憶は消去する)、確変フラグがセットされている(すなわち1)か否かを判定する。ここで確変フラグが1とは、現在のパチンコ機50が高確率遊技状態であることを意味する。肯定判断であれば(S270:yes)、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合する(S275)。
否定判断であれば(S270:no)、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S280)。本実施例の場合、通常確率状態時には1/350の確率で当選し、高確率遊技状態には1/35の確率で当選する。
S275又はS280の判定で当りなら(S285:yes)、図柄モード設定処理を実行する(S287)。図柄モード設定処理では、15R特定時短有図柄(「図柄1」、「図柄2」、「図柄3」)であれば図柄モード0が、また15R特定時短無図柄(「図柄4」)であれば図柄モード1が、設定される(図14参照)。続いて、大当り図柄決定用乱数によって大当り特別図柄を決定し(S290)、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S295)、そして大当り設定処理を行う(S300)。大当り設定処理とは決定した大当り図柄によって、大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間等)等を取得する処理である。
また、大当りではないと判定された場合は(S285:no)、読み込んだ大当り決定用乱数を小当り低確率テーブルに記録されている当り値と照合する(S305)。肯定判断であれば(S305:yes)、図柄モード設定処理を実行する(S307)。図柄モード設定処理では、小当り図柄(「図柄5」)に対して、図柄モード2が、設定される(図14参照)。続いて、小当り図柄決定用乱数によって小当り特別図柄を決定し(S310)、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S315)。
小当りではないと判定された場合は(S305:no)、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S320)。こうしてS315またはS320により変動パターンが設定されると、ハズレ設定処理を行なう(S325)。ハズレ設定処理では、時短回数または確変回数がプラスであれば、それぞれ−1する。
S300又はS325に続いては、第1特別図柄表示装置9または第2特別図柄表示装置10を制御して特別図柄の変動表示を開始させ(S330)、特別図柄の保留記憶数をサブ統合制御装置83に送信し(S335)、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には、確変大当り、小当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し、特別遊技処理に移行する。
変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置82に変動開始コマンドを送る。
図7のS205において特別図柄が変動中(S205:yes)と判定された場合には、図9のS350に移行し、図柄変動時間(S295、S315、又はS320の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判断する。経過していれば(S350:yes)、確定図柄表示設定処理(S355)を行い、確定表示させた特別図柄が大当りになる表示か否かを判定する(S360)。大当りになる表示であれば(S360:yes)、確変状態における特別図柄の変動回数をカウントする確変回数カウンタを0にセットして(S365)、確変フラグを0にクリアする(S370)。次に、時短状態における特別図柄の変動回数をカウントする時短回数カウンタを0にセットして(S375)、時短フラグを0にクリアする(S380)。
次いで、第1切換フラグを0にクリアし(S385)、第1切換フラグに1がセットされた状態における特別図柄の変動回数をカウントする第1切換回数カウンタを0にセットし(S390)、第2切換フラグを0にクリアし(S395)、第2切換フラグに1がセットされた状態における特別図柄の変動回数をカウントする第2切換回数カウンタを0にセットする(S400)。
そして、パターン変更フラグを0にクリアする(S405)。
ここで、本実施例の第1切換フラグ、第1切換回数カウンタ、第2切換フラグ、第2切換回数カウンタについて説明する。
第1切換フラグは、現時点の状態が、大当り遊技状態終了後または小当り遊技状態終了後から起算される特別図柄の変動回数として30回に設定された潜伏状態中であるか否かの指標となるフラグであって、1が設定されていることで潜伏状態中であることを、また0が設定されていることで潜伏状態中ではないことを示す。
なお、上述した潜伏状態は、図柄モード1「15R特定時短無図柄」で大当りとなった場合と、図柄モード2「小当り図柄」で小当りとなった場合に、共に実行される。図柄モード1による大当り遊技状態後は高確率状態となり、図柄モード2による小当り遊技状態後は低確率状態となる。これにより、何れの図柄が選択されたのか、また現時点が高確率状態なのか低確率状態なのか、を判断不能とすることで、遊技の興趣向上を図っている。
第1切換回数カウンタは、上述したように、第1切換フラグに1がセットされた状態における特別図柄の変動回数をカウントするカウンタであって、本実施例では設定時に潜伏状態の上限数として30回が設定され、特別図柄の1変動毎に1ずつ減算されることで、潜伏状態を特別図柄の変動回数に依存した期間として構成するようになっている。
第1切換回数カウンタによって潜伏状態の上限回数に到達すると、上述した第1切換フラグを1から0に設定変更する。
なお、上述した減算を加算として、加算した数値が予め定めた上限回数となったか否かの判定により上限回数を規定する方法を採用しても良い。
本実施例の第2切換フラグは、現時点の状態が、大当り遊技状態終了後から起算される特別図柄の変動回数として75回に設定された確変状態(ST、回数切り確変、高確率状態)中であるか否かの指標となるフラグであって、1が設定されていることで確変状態中であることを、また0が設定されていることで確変状態中ではない低確率状態中であることを示す。
第2切換回数カウンタは、上述したように、第2切換フラグに1がセットされた状態における特別図柄の変動回数をカウントするカウンタであって、本実施例では設定時に確変状態の上限数として75回が設定され、特別図柄の1変動毎に1ずつ減算されることで、確変状態を特別図柄の変動回数に依存した期間として構成するようになっている。
第2切換回数カウンタによって確変状態の上限回数に到達すると、上述した第2切換フラグを1から0に設定変更する。
なお、上述した減算を加算として、加算した数値が予め定めた上限回数となったか否かの判定により上限回数を規定する方法を採用しても良い。
第1切換フラグおよび第2切換フラグに係る設定値の設定状態に基づいて、本実施例のパターン選択フラグの値が設定されるように構成されている(図16参照)。
図9に戻って、S410では状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、大当り遊技後の遊技状態に係る記憶情報としてモードバッファを設定する処理(S415)を実行し、切換バッファの設定処理(S420)を実行する。
ここで、図14を参照して上述した本実施例のモードバッファおよび切換バッファについて説明する。
本実施例のパチンコ機50は、大当り遊技状態となることが決定すると、当該大当り遊技状態終了後の遊技状態や各種設定情報等をモードバッファに、大当り遊技状態実行前に記憶する。そして、大当り遊技状態実行前に、確率変動機能、変動時間短縮機能、および普通電動役物の電チューサポート機能等を一旦不能動化して、大当り遊技状態を実行し、大当り遊技状態の終了時にモードバッファの記憶内容を参照して、遊技状態や各種設定についての設定処理を行うように構成されている。
なお、切換バッファは、モードバッファと略同様の構成および機能であるが、上述した本実施例の第1、2切換フラグの設定値、第1、2切換回数カウンタの設定値等が内容として記憶される点において相違する。また、本実施例では、後述する小当り処理のS910においても切換バッファの設定処理を実行する。
図14を参照して、図柄モードが0の場合には、当否判定の抽選確率が高確率で且つ時短状態を併せて備えた遊技状態を設定するためのモードバッファ0が設定される。図柄モードが1の場合には、当否判定の抽選確率が高確率で且つ時短状態は機能しない遊技状態を設定するためのモードバッファ1が設定される。
図14(c)により詳述する。
モードバッファが0の場合、時短フラグに1が設定され、時短状態の上限回数を計数する時短回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定される。同じく確変フラグに1が設定され、確変状態の上限回数を計数する確変回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定される。つまり、確変状態である75回変動中は時短状態となるように構成されている。そして、状態フラグに11が設定される。
なお、本実施例の状態フラグは、下位が時短状態の有無を、上位が確変状態の有無を示しており、高確率且つ時短有りは11、高確率且つ時短無しは10、低確率且つ時短有りは01、低確率且つ時短無しは00が設定されるように構成されている。
また、モードバッファが1の場合、時短フラグに0が設定され、時短状態の上限回数を計数する時短回数カウンタの設定値が、下位00H、上位00Hにすなわち0回に設定(すなわち時短状態を備えない)される。同じく確変フラグに1が設定され、確変状態の上限回数を計数する確変回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定される。つまり、75回変動中は確変状態であるが時短状態とはならないように構成されている。そして、状態フラグに10が設定される。内部的には高確率状態であっても、時短機能が発動しないため、小当り後の遊技状態と判別不能となっている。
次に本実施例の切換バッファについて説明する。
モードバッファが0の場合の切換バッファの設定内容として、第1切換フラグには0が設定され、潜伏状態の上限回数を計数する第1切換回数カウンタの設定値が、下位00H、上位00Hにすなわち0回に設定(すなわち潜伏状態を備えない)される。
また、第2切換フラグには1が設定され、確変状態の上限回数を計数する第2切換回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定(すなわち75回の回数切り確変(ST)状態を備える)される。
モードバッファが1の場合の切換バッファの設定内容として、第1切換フラグには1が設定され、潜伏状態の上限回数を計数する第1切換回数カウンタの設定値が、下位1EH、上位00Hにすなわち30回に設定(すなわち30回の潜伏状態を備える)される。
また、第2切換フラグには1が設定され、確変状態の上限回数を計数する第2切換回数カウンタの設定値が、下位4BH、上位00Hにすなわち75回に設定(すなわち75回の回数切り確変(ST)状態を備える)される。
併せて、後述する小当り処理のS910にて設定する切換バッファについても、図15(a)を参照して、ここで説明する。
図柄モード2が選択されて小当りとなる場合の切換バッファの設定内容として、第1切換フラグには1が設定され、潜伏状態の上限回数を計数する第1切換回数カウンタの設定値が、下位1EH、上位00Hにすなわち30回に設定(すなわち30回の潜伏状態を備える)される。
また、第2切換フラグには0が設定され、確変状態の上限回数を計数する第2切換回数カウンタの設定値が、下位00H、上位00Hにすなわち0回に設定(すなわち75回の回数切り確変(ST)状態を備えない)される。
また図9に戻り、続いて、条件装置作動開始処理(S425)により、大当りフラグをセットする。そして役物連続作動装置を作動させ(S430)、大当り開始演出処理(S435)にて、サブ統合制御装置83に大当り開始コマンドを送信してから特別遊技処理に移行する。
大当り開始演出処理(S435)で、大当り開始コマンドを主制御装置80から受信すると、サブ統合制御装置83は大当り用の音声及びランプの演出を開始し、また演出図柄制御装置82に大当り開始コマンドを送る。大当り開始コマンドを受信した演出図柄制御装置82は、演出図柄表示装置6を制御して大当り開始演出(いわゆるファンファーレ画面)を表示させる。
上述したS360にて、確定表示させた特別図柄が大当りにならない表示(つまり小当りを含む外れ)のときは(S360:no)、確変フラグが1か否かを判断する(S440)。確変フラグ=1であれば(S440:yes)、確変回数カウンタから1減算し(S445)、減算後の記憶されている確変回数カウンタの値が0か否かを判定して(S450)、このカウンタの値が0であれば(S450:yes)、確変フラグをゼロにして(S455)、S460に進む。
なお、本実施例のパチンコ機50は、上述したように、所謂ST機すなわち回数切り確変を備えた遊技機であって、具体的には大当り後の特別図柄の変動回数が75回となるまでは、確率変動状態(高確率遊技状態)で制御されるように構成されている。
また、図14に示すように、本実施例のパチンコ機50は、大当りとなる図柄として、15R特定時短有図柄と15R特定時短無図柄とを備えており、何れの図柄で大当りとなっても、15ラウンドの大当り遊技状態の終了後に75回の確変遊技状態に移行するように構成されている。
S440で確変フラグが1でない(S440:no)、または、S450で確変回数カウンタが0ではない場合(S450:no)、さらにS455で確変フラグに0をセットした場合(S455)は、S460に移行する。
次いで、時短フラグが1か否かを判断する(S460)。時短フラグ=1であれば(S460:yes)、時短回数カウンタから1減算し(S465)、減算後の記憶されている時短回数カウンタの値が0か否かを判定して(S470)、このカウンタの値が0であれば(S470:yes)、時短フラグをゼロにして(S475)、S480に進む。
なお、本実施例のパチンコ機50は、上述したようにST機であって、15R特定時短有図柄で大当りした場合は、確変状態に制御されているとき、時短機能はこれと同期して機能するように、すなわち大当り後の特別図柄の変動回数が75回となるまでは、時短状態(時短遊技状態、電チューサポート状態、或いは電サポ状態とも呼称する)で制御され、15R特定時短無図柄で大当りした場合は、確変状態に制御されていても、時短機能は発動しない制御となるように構成されている。
S460で時短フラグが1でない(S460:no)、または、S470で時短回数カウンタが0ではない場合(S470:no)、さらにS475で時短フラグに0をセットした場合(S475)は、S480に移行する。
次いで、S480では状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、続くS485で小当り処理を実行する。
小当り処理については、後で詳述する。小当り処理の終了後は、特別遊技処理に移行する。
図7のS210において確定図柄が表示中(S210:yes)と判定された場合には、図10の処理に移行する。
先ず、確定図柄表示設定(S355)で設定された確定図柄表示時間を経過したか否かを判断する(S490)。経過していれば(S490:yes)、確定図柄表示終了処理(S495)により特別図柄表示装置9,10を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、またサブ統合制御装置83経由で演出図柄制御装置82に指示して、擬似図柄の確定表示を終了させる。こうして確定図柄の表示が終了されるか、または確定図柄の表示時間が経過していないと判定された場合(S490:no)には、特別遊技処理に移行する。
ここで、図11を参照して、主制御装置80が実行する上述した本実施例の当否判定処理の1モジュールである「小当り処理(S485)」について説明する。図11は、本実施例の主制御装置80が実行する小当り処理のフローチャートである。
先ず、小当り処理が実行されると、当該変動が小当りになる図柄の組み合わせか否かの判定処理を実行する(S900)。S900にて肯定判定であれば(S900:yes)、S905に移行し、否定判定であれば(S900:no)、すなわち小当り以外の純粋なハズレであれば、S990に移行する。
S905では、第2切換フラグが0であるか否かの判定処理を実行する(S905)。S905にて肯定判定であれば(S905:yes)、つまり当該小当りが、小当り遊技終了後の75回までに発生した小当りであるか、若しくは大当り遊技または小当り遊技終了後の76回以降に発生した小当りである場合、S935に移行し、否定判定であれば(S905:no)すなわち1が設定されていれば、つまり図柄モード0または1の大当り遊技終了後の75回までに発生した小当りである場合、S910に移行する。
S905にて肯定判定であれば(S905:yes)、S910の切換バッファ設定処理は実行しないので、小当りとなっても図15に示す切換バッファの内容を設定する処理は行われない。小当りとなった場合に切換バッファ設定処理を実行するのは、上述したように、図柄モード0または1の大当り遊技終了後の75回までに発生した小当りである場合に限られる。
これにより小当り後に連続して小当りが発生した場合の、切換バッファの再設定による潜伏期間の延長などの不具合を防止し、最初の小当りによって予め定められた演出実行期間の維持を図っている。
S910では、後述する図15(a)に示す内容に基づいて、切換バッファの設定を行う処理を実行してS915に移行する。これから実行する小当り遊技状態中には、以下のS915、S920、S925、S930にて各設定値が0にクリアされた状態となるので、小当り遊技状態終了後の第1、2切換フラグおよび第1、2切換回数カウンタの設定値を一旦、切換バッファに記憶保持する処理を行う。
S915では第1切換フラグに0を設定し(S915)、次に第1切換フラグに1が設定された状態における特別図柄の変動回数をカウントする第1切換回数カウンタを0にクリアする処理を実行し(S920)、S925に移行する。
S925では第2切換フラグに0を設定し(S925)、次に第2切換フラグに1が設定された状態における特別図柄の変動回数をカウントする第2切換回数カウンタを0にクリアする処理を実行する(S930)。
S905にて肯定判定すなわち第2切換フラグに0が設定されている場合(S905:yes)、S935にて第1切換フラグが1か否か、すなわち当該変動表示が、小当り遊技終了後、あるいは大当り遊技終了後の30回までの変動であるか否か、の判定処理を実行する(S935)。S935にて肯定判定であれば(S935:yes)、S940に移行する。
S940では第1切換回数カウンタから1を減算する処理を実行し(S940)、S945に移行する。
S945では第1切換回数カウンタが0であるか否か、すなわち潜伏状態の上限回数である30回に到達したか否か、の判定処理を実行する(S945)。S945にて肯定判定であれば(S945:yes)、S950に移行する。
S950では第1切換フラグを0にクリアする処理を実行する(S950)。なお、S950を実行する場合としては、切換バッファの第1切換フラグを1に設定するケースに限られるので、図柄モード1で大当りした場合と図柄モード2で小当りした場合である。図柄モード0で大当りした場合はそもそも第1切換フラグに1が設定されないので、上述したS935乃至S950を実行しない。
S950の処理を実行した場合、またS935にて否定判定であった場合(S935:no)、さらにS945にて否定判定であった場合(S945:no)、すなわち当該変動が30回に満たない場合には、S955に移行する。
S955では第2切換フラグが1か否か、すなわち当該変動表示が、小当り遊技終了後、あるいは大当り遊技終了後の75回までの変動であるか否か、の判定処理を実行する(S955)。S955にて肯定判定であれば(S955:yes)、S960に移行する。
S960では第2切換回数カウンタから1を減算する処理を実行し(S960)、S965に移行する。
S965では第2切換回数カウンタが0であるか否か、すなわち上限回数である75回(大当り後であればST上限回数としての75回)に到達したか否か、の判定処理を実行する(S965)。S965にて肯定判定であれば(S965:yes)、S970に移行する。
S970では第2切換フラグを0にクリアする処理を実行し(S970)、S975に移行する。
S975ではパターン変更フラグを0にクリアする処理を実行する(S975)。
すなわち、小当り遊技終了後、あるいは大当り遊技終了後の75回を超えるとパターン変更フラグの機能を不能動化する。後述するS1030でも同様の処理である。
なお、上述したS405においても同様の処理を行っている。これは、大当り遊技状態となる前に各種フラグ、各種カウンタの設定値を0クリアするのと併せて0クリアしている。しかし、当該小当り処理では上述したS915乃至S930の処理に併せてパターン変更フラグを0クリアする処理を行わない。このようにすることによって、本実施例では、図柄モード2による小当り遊技終了後、あるいは図柄モード1による大当り遊技終了後の30回までに、一度小当りが発生してパターン変更フラグに1が設定されると(図21のS800およびS815参照)、上限回数75回に到達するまでは、大当りが発生しない限り、何度小当りが発生してもパターン変更フラグが0にクリアされることなく能動化が維持されるように構成されている。
S975の処理を実行した場合、S955にて否定判定であった場合(S955:no)、S965にて否定判定であった場合(S965:no)、さらに上述したS930を実行した場合には、S980に移行する。
S980では特別電動役物作動開始処理を実行し(S980)、S985に移行する。
S985では小当り開始演出処理を実行する。
S900にて否定判定すなわち大当りでも小当りでも無い、ハズレの場合(S900:no)、S990にて第1切換フラグが1か否かの判定処理を実行する(S990)。S990にて肯定判定であれば(S990:yes)、S995に移行する。
なお、S990乃至S1030の処理は、上述したS935乃至S975の処理と同様で、当該変動が小当りとなるかハズレとなるかの点において相違する。
S995では第1切換回数カウンタから1を減算する処理を実行し(S995)、S1000に移行する。
S1000では第1切換回数カウンタが0であるか否かの判定処理を実行する(S1000)。S1000にて肯定判定であれば(S1000:yes)、S1005に移行する。
S1005では第1切換フラグを0にクリアする処理を実行する(S1005)。
S1005の処理を実行した場合、またS990にて否定判定であった場合(S990:no)、さらにS1000にて否定判定であった場合(S1000:no)には、S1010に移行する。
S1010では第2切換フラグが1か否かの判定処理を実行する(S1010)。S1010にて肯定判定であれば(S1010:yes)、S1015に移行する。
S1015では第2切換回数カウンタから1を減算する処理を実行し(S1015)、S1020に移行する。
S1020では第2切換回数カウンタが0であるか否かの判定処理を実行する(S1020)。S1020にて肯定判定であれば(S1020:yes)、S1025に移行する。
S1025では第2切換フラグを0にクリアする処理を実行し(S1025)、S1030に移行する。
S1030ではパターン変更フラグを0にクリアする処理を実行する(S1030)。
S1030の処理を実行した場合、S1010にて否定判定であった場合(S1010:no)、S1020にて否定判定であった場合(S1020:no)には、S1035に移行する。
S1035では、変動パターン選択テーブル決定処理を実行する(S1035)。なお、S1035の変動パターン選択テーブル決定処理は、当該変動が大当りでも小当りでもないハズレの場合に実行する処理であり、大当りの場合は大当り遊技状態終了時のS639にて、また小当りの場合は小当り遊技状態終了時のS820にて実行するように構成されている。変動パターン選択テーブル決定処理については、後で詳述する。
S985で小当り開始演出処理を実行した場合、または変動パターン選択テーブル決定処理を実行した後には、リターンして当該処理を終了する。
次に、図12、図13および図16を参照して、主制御装置80が実行する上述した本実施例の小当り処理の1モジュールである「変動パターン選択テーブル決定処理(S1035)」について説明する。
なお、当該「変動パターン選択テーブル決定処理」は、上記S1035で、すなわち「当否判定処理」で大当りでも小当りでもないハズレ変動であると判定された場合に行われると共に、後述する「特別遊技処理」のS639、および「小当り遊技処理」のS820でも実行する。
S1035では、ハズレ変動により第1、2切換回数カウンタの値が0になることで第1、2切換フラグの設定値に変化が生じた場合に対応するように構成されている。また、S639では、大当り遊技状態の終了時に、大当り遊技終了後の第1、2切換フラグの設定を行う場合(図14(c)参照)に対応するように構成されている。さらに、S820では、小当り遊技状態の終了時に、小当り遊技終了後の第1、2切換フラグの設定を行う場合(図15(a)参照)に対応するように構成されている。
図12及び図13は、本実施例の主制御装置80が実行する変動パターン選択テーブル決定処理のフローチャートである。
図16は、主制御装置80が備えるパターン選択フラグとパターン選択テーブルの対応を示す表図である。
先ず、図12を参照して、変動パターン選択テーブル決定処理が実行されると、パターン選択フラグを決定する処理を実行し(S1050)、S1055に移行する。
ここで、上述したS1050のパターン選択フラグの決定処理について図16を参照して説明する。
本実施例のパターン選択フラグは、0乃至3の4種類を備え、各々が第1切換フラグおよび第2切換フラグの設定状態に基づいて決定される。
具体的には、現時点の第1切換フラグおよび第2切換フラグの設定状態を確認する。
確認の結果、第1切換フラグに0、第2切換フラグに0が設定されている場合、すなわち30回の潜伏期間が終了し、さらに75回のST期間も終了した状態では、パターン選択フラグは0に決定される。
第1切換フラグに1、第2切換フラグに1が設定されている場合、すなわち30回の潜伏期間中であり、さらに75回のST期間中である状態、つまり図柄モード1の「15R特定時短無図柄」による大当たり後の潜伏期間中では、パターン選択フラグは1に決定される。
第1切換フラグに1、第2切換フラグに0が設定されている場合、すなわち30回の潜伏期間中であり、さらに75回のST期間中ではない状態、つまり小当たり後の潜伏期間中では、パターン選択フラグは2に決定される。
第1切換フラグに0、第2切換フラグに1が設定されている場合、すなわち小当たり後の30回の潜伏期間終了後から変動回数75回までの期間、図柄モード1の「15R特定時短無図柄」による大当たり後の30回の潜伏期間終了後からST75回までの期間、または図柄モード0の「15R特定時短有図柄」による大当たり後の75回のST期間中では、パターン選択フラグは3に決定される。
このように本実施例のパターン選択フラグは決定される。
図12に戻って、S1055ではパターン選択フラグが0か否かの判定処理を実行し(S1055)、肯定判定であれば(S1055:yes)、S1060に移行する。
上述したS1060、後述するS1080、S1085、S1100、S1110、S1115、およびS1120では、S1050のパターン選択フラグ決定処理にて決定したパターン選択フラグと、パターン変更フラグと、状態フラグに基づいて、図16(b)に示したパターン選択テーブルによって、パターン選択テーブルを、パターン選択テーブルA、B、CおよびDのうちから選択して決定するように構成されている。
なお、本実施例において、主制御手段としての主制御装置80が、特別図柄の変動パターンを各種パターン選択テーブルに基づいて選択する構成としている。そして、各種パターン選択テーブルは、各々個別の演出モードに対応するように構成される。具体的には、パターン選択テーブルAは通常(低確率)演出モードに、パターン選択テーブルBは確変(高確率)演出モードに、パターン選択テーブルCは潜伏演出モードに、パターン選択テーブルDは真確変演出モードに、其々対応する。
さらに、各種パターン選択テーブルに選択可能に設定された変動パターンの平均変動時間は、パターン選択テーブルA、パターン選択テーブルB、およびパターン選択テーブルCが、同一の時間に設定され、パターン選択テーブルDが上記した時間よりも短い時間に設定されている。なお、パターン選択テーブルA、パターン選択テーブルB、およびパターン選択テーブルCを異なる時間に設定しても良い。
S1060ではパターン選択テーブルAを選択して設定する処理を実行する(S1060)。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが0の場合は、後述するパターン変更フラグおよび状態フラグの設定状態に関係なく、何れもパターン選択テーブルAが選択されるように構成される。具体的には、大当り遊技状態後または小当り遊技状態後、変動回数が75回を終了した後の状態(76回以降)において、通常(低確率)演出モードに対応したパターン選択テーブルAが選択される。
次に、S1055にて否定判定であった場合(S1055:no)、S1065にてパターン選択フラグが1か否かの判定処理を実行し(S1065)、肯定判定であれば(S1065:yes)、S1075に移行する。
S1075ではパターン変更フラグが0か否かの判定処理を実行し(S1075)、肯定判定であれば(S1075:yes)、S1080に移行する。
S1080ではパターン選択テーブルCを選択して設定する処理を実行する(S1080)。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが1の場合は、状態フラグが10の場合しか設定されていない。そして、パターン変更フラグが0に設定されている場合には、パターン選択テーブルCが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態後の30回の潜伏状態中(1〜30回)において、潜伏演出モードに対応したパターン選択テーブルCが選択される。
S1075にて否定判定であった場合(S1075:no)には、S1085に移行する。
S1085ではパターン選択テーブルBを選択して設定する処理を実行する(S1085)。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが1の場合は、状態フラグが10の場合しか設定されていない。そして、パターン変更フラグが1に設定されている場合には、パターン選択テーブルBが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態後の30回の潜伏状態中(1〜30回)において、小当りが発生したことに基づいて、確変演出モードに対応したパターン選択テーブルBが選択される。
これにより、S1080にてパターン選択テーブルCが選択されている途中で、小当りが発生すると、潜伏状態の上限回数である30回が満了となる前に、その後に予め移行が予定されている確変演出モードに対応したパターン選択テーブルBへの移行が実行されるように構成されている。
このように構成することで、潜伏機能を備えて遊技の興趣向上を実現しつつ、潜伏中に小当りを発生させることが出来れば、確変状態にあることを早期に遊技者に認識させ、回数に制限のあるST機の面白みを充分に遊技者に与えることが可能となっている。
続いて、図13を参照して、S1065にて否定判定であった場合(S1065:no)、S1090にてパターン選択フラグが2か否かの判定処理を実行し(S1090)、肯定判定であれば(S1090:yes)、S1095に移行する。
S1095ではパターン変更フラグが0か否かの判定処理を実行し(S1095)、肯定判定であれば(S1095:yes)、S1100に移行する。
S1100ではパターン選択テーブルCを選択して設定する処理を実行する(S1100)。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが2の場合は、状態フラグが00の場合しか設定されていない。そして、パターン変更フラグが0に設定されている場合には、パターン選択テーブルCが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態後の30回の潜伏状態中(1〜30回)において、潜伏演出モードに対応したパターン選択テーブルCが選択される。
これにより、S1080にて同様にパターン選択テーブルCが選択されることで、何れの図柄ひいては当否判定の確率が高確率であるか低確率であるかを、判別不能となるように構成されている。
S1090にて否定判定であった場合すなわちパターン選択フラグが3の場合(S1090:no)、S1105にて状態フラグが00か否かの判定処理を実行し(S1105)、肯定判定であれば(S1105:yes)、またはS1095にて否定判定であった場合(S1095:no)、S1110に移行する。
S1110ではパターン選択テーブルAを選択して設定する処理を実行する(S1110)。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが3の場合(S1090:no)であって且つ、状態フラグが00の場合、パターン変更フラグの設定値に関係なく、パターン選択テーブルAが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態後の30回の潜伏状態が終了した後(31回〜75回)において、通常(低確率)演出モードに対応したパターン選択テーブルAが選択される。
これにより、「小当り図柄」に因る潜伏状態の終了後には、当否判定の確率が低確率であることを遊技者に認識させるように通常(低確率)演出モードに移行することが予め予定される構成となっている。
同じく、図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが2の場合であって且つ、パターン変更フラグが1に設定されている場合(S1095:no)には、パターン選択テーブルAが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態後の30回の潜伏状態中(1〜30回)において、小当りが発生したことに基づいて、通常(低確率)演出モードに対応したパターン選択テーブルAが選択される。
これにより、S1100にてパターン選択テーブルCが選択されている途中で、小当りが発生すると、潜伏状態の上限回数である30回が満了となる前に、その後に予め移行が予定されている通常(低確率)演出モードに対応したパターン選択テーブルAへの移行が実行されるように構成されている。
このように構成することで、潜伏機能を備えて遊技の興趣向上を実現しつつ、潜伏中に小当りを発生させることが出来れば、実は低確率状態にあることを早期に遊技者に認識させ、必要以上に期待を抱かせる状態から脱却させることで、リベンジに向けた遊技意欲を掻き立てることが可能となっている。
S1105にて否定判定であった場合(S1105:no)、S1113に移行する。
S1113では状態フラグが10か否かの判定処理を実行し(S1113)、肯定判定であれば(S1113:yes)、S1115に移行する。
S1115ではパターン選択テーブルBを選択して設定する処理を実行する(S1115)。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが3の場合(S1090:no)であって且つ、状態フラグが10の場合、パターン変更フラグの設定値に関係なく、パターン選択テーブルBが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態後の30回の潜伏状態終了後(31〜75回)において、確変演出モードに対応したパターン選択テーブルBが選択される。
これにより、「15R特定時短無図柄」に因る潜伏状態の終了後には、当否判定の確率が高確率であることを遊技者に認識させるように確変演出モードに移行することが予め予定される構成となっている。
S1113にて否定判定であった場合(S1113:no)、S1120に移行する。
S1120ではパターン選択テーブルDを選択して設定する処理を実行する(S1120)。
図16(b)を参照すると、パターン選択フラグが3の場合(S1090:no)であって且つ、状態フラグが11の場合、パターン変更フラグの設定値に関係なく、パターン選択テーブルDが選択されるように構成される。具体的には、図柄モード0「15R特定時短有図柄」に因る大当り遊技状態後(1〜75回)において、真確変演出モードに対応したパターン選択テーブルDが選択される。
これにより、「15R特定時短有図柄」に因る大当り遊技終了後のST(75回)期間には、当否判定の確率が高確率であることを遊技者に認識させるように真確変演出モードに移行し、変動時間の短い真確変演出モードとすることで時短状態(電チューサポート状態)を実現可能としている。
S1060、S1080、S1085、S1100、S1110、S1115、S1120の各パターン選択テーブルを選択して設定する処理を実行すると、リターンして当該処理を終了する。
ここで、上述した「変動パターン選択テーブル決定処理」で判定される、パターン変更フラグについて説明する。
本実施例のパターン変更フラグは、小当り発生を契機として、変動回数に依存した期間において使用中の何れかのパターン選択テーブルを、予め次に移行することが決められている異なるパターン選択テーブルに、前記期間の終了を待たずに移行するか否かを決定するための指標となるフラグである。
本実施例のパターン変更フラグは、後述する「小当り遊技処理」のS815にて1に設定され、上述した「当否判定処理」のS405、「小当り処理」のS975、およびS1030にて0にクリアされる。
後述するが、S815はS800で第1切換フラグが1か否かの判定処理において肯定判定(S800:yes)の場合に移行する処理であるので、換言すれば図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態後の潜伏状態中か、または図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態後の潜伏状態中、において発生した小当り遊技状態の終了時に、1に設定されるように構成されている。
また、S405は当否判定の結果、当該変動によって大当り遊技状態となることが決定された場合に、パターン変更フラグを0クリアする。
また、S975では、小当り遊技状態後(S905:yes)において、少なくとも変動回数が75回目に小当りが発生した場合、パターン変更フラグを0にクリアする。
さらに、S1030では、図柄モード0または1に因る大当り遊技状態後の変動回数75回目が小当りではないハズレであった場合に、パターン変更フラグを0クリアする。
すなわち、大当り発生時、または大当り若しくは小当り終了後の変動回数75回目となった時点でパターン変更フラグを0クリアするものである。
以上が、本発明の要部である「変動パターン選択テーブル決定処理」に係る説明である。
次に、本実施例の特別遊技処理について、図17乃至図19を参照して説明する。図17乃至図19は、本実施例のパチンコ機50の主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャートである。
図17に示す特別遊技処理では、主制御装置80は、役物連続作動装置が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S500)。役物連続作動装置が作動中なら(S500:yes)、大入賞口14が開放中か否かを判断する(S505)。大入賞口14の開放中ではない場合は(S505:no)、ラウンド間のインターバル中により大入賞口14が閉鎖しているのか判断する(S510)。インターバル中でもない場合は(S510:no)、大当り終了演出中であるか判断する(S515)。これも否定判断の場合は(S515:no)、今から大当り遊技を開始する旨の演出に要する時間が経過したか否かを判定する(S520)。大当り開始演出時間が経過した場合は(S520:yes)、大入賞口開放処理(S525)を行なって本処理を終了(リターン)する。
S505で大入賞口14が開放中であると判定された場合は、図18のS550に進み、大入賞口14に予め上限個数として決められた規定入賞数としての10個の入賞が発生したか否かを判定する。なお、本実施例では規定入賞数が10個だが、9個、8個でもよく、特に限定するものではない。大入賞口14に10個入賞した場合(S550:yes)にはS560に進み、大入賞口閉鎖処理を行う。そして大当りインターバル処理(S565)を行なって、特別遊技処理を終了する。
大入賞口14に10個入賞していない場合(S550:no)にはS555に進み、大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定する。
ここで、本実施例の大入賞口14の開放パターンについて説明する。
本実施例では、15R特定時短有図柄として図柄モードに0が設定された大当りの場合は、各ラウンドの最大開放時間は28秒に設定されている。
また、15R特定時短無図柄として図柄モードに1が設定された大当りの場合は、各ラウンドの最大開放時間は0.05秒に設定され、且つインターバル時間は0.5秒が設定されている。これにより、各ラウンドの最大開放時間の累積は、0.75秒となるように構成されている。
さらに、ここで小当り図柄として図柄モード2が設定された小当りの場合を説明する。本実施例の小当りの場合、0.05秒の開放時間の後に0.5秒間の閉鎖時間となる開閉状態が15回まで反復継続して実行されることで、当該小当りの開放時間が通じて0.75秒となるように構成されている。
このように15R特定時短無図柄による大当り遊技状態と、小当り図柄による小当り遊技状態は、大入賞口14の開閉動作態様として、略同様に構成されることで、何れの遊技状態であるかすなわち、当該大入賞口14の開閉動作の終了後の遊技状態が、高確率状態であるか低確率状態であるかについて判別不能となるように構成されている。
すなわち、15R特定時短無図柄による大当り遊技状態は本発明の第1特定遊技状態であり、小当り図柄による小当り遊技状態は本発明の第2特定遊技状態である。
また、図柄モード0「15R特定時短有図柄」で大当りした場合には、上述したように各ラウンドの最大開放時間において、図柄モード1「15R特定時短無図柄」で大当りした場合と比較して、極めて長く設定されており、入賞の可能性が高くなっている。また、図柄モード0「15R特定時短有図柄」で大当りした場合には、大当り遊技の終了後には時短状態となるが、図柄モード1「15R特定時短無図柄」で大当りした場合には、時短状態とならない。このように、図柄モード0「15R特定時短有図柄」に基づく大当りは、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に基づく大当りや、図柄モード2「小当り図柄」に基づく小当りよりも、はるかに遊技者に有利な、遊技状態となっている。
無論、この秒数に限定するものではない。開放時間が終了した場合(S555:yes)には、S560に合流し、終了していない場合(S555:no)は特別遊技処理を終了して、小当り遊技処理に移行する。
S510でインターバル中であると判定された場合は、図18のS570に進み、大当りインターバル時間が経過したか否かを判定する。インターバル時間が経過している場合(S570:yes)は、直前に大入賞口14が開いていたのが最終ラウンドか否かを判定する(S575)。最終ラウンドであれば(S575:yes)、大当り終了演出処理(S580)を行い、特別遊技処理を終了する。
最終ラウンドでなければ(S575:no)、再び大入賞口14を開放する処理(S585)を行い、特別遊技処理を終了する。なお、大当りインターバル時間が経過していないと判定された場合(S570:no)には、そのまま特別遊技処理を終了する。
S515で大当りの終了演出中であると判定された場合は、図19のS600に進み、大当り終了演出時間が経過したか否かを判定する。大当り終了演出時間が経過した場合には(S600:yes)、役物連続作動装置の作動を停止し(S605)、条件装置の作動を停止する(S610)。そして、S415でモードバッファに設定した当該大当り終了後の遊技状態に係る情報に基づいて、確変に移行するか否かを判定する(S615)。確変に移行する場合(S615:yes)は、確変状態を維持する特別図柄の変動回数として、本実施例では確変回数を75回に設定し(S617)、確変フラグを1に設定し(S620)、S625に移行する。
次に、確変フラグを1にすると本実施例では特別図柄の当選確率が向上する。確変に移行しない場合(S615:no)はそのままS625に移行する。
なお、本実施例では、全ての大当り後に回数切り確変状態(ST)に移行する構成としているため、S615の判定処理を割愛しても問題は無い。
S625では、S615と同様に、当該大当り終了後の遊技状態として時短に移行するか否かを判定する。時短に移行する場合(S625:yes)は、時短状態を維持する特別図柄の変動回数として、本実施例では時短回数を75回に設定し(S630)、時短フラグを1に設定する(S635)。
S625における時短に移行する状態とは、図柄モードが0(15R特定時短有図柄)でモードバッファに0が設定された「特別図柄の高確率時短有り」の状態であり、時短に移行しない状態とは、図柄モードが1(15R特定時短無図柄)でモードバッファに1が設定された「特別図柄の高確率時短無し」の状態である。
次いで、S637にて、モードバッファや切換バッファ等の各種バッファを参照して各種フラグおよび設定値の設定処理を実行する。
S637の設定処理に続いて、上述した小当り処理で実行したS1035と同様の「変動パターン選択テーブル決定処理」を実行する(S640)。
大当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理(S640)を行ない、状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信(S645)して特別遊技処理を終了する。
時短フラグを1にすると本実施例では特別図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物12の開放延長機能をセットし、時短回数カウンタの値をセットする。時短に移行しない場合(S625:no)はS637に直行する。以上が特別遊技処理であり、当該処理に続いて小当り遊技処理を実行する。
図20および図21を参照して、本実施例の小当り遊技処理を説明する。図20および図21は、本実施例の主制御装置80が実行する小当り遊技処理のフローチャートである。
小当り遊技処理では、先ず、S700にて特別電動役物が作動中であるか判断し、作動中であれば(S700:yes)、大入賞口14が開放中か判断する(S705)。否定判断の場合(S705:no)は、小当り遊技間のインターバル中であるか判断する(S710)。小当り遊技間のインターバルではなく(S710:no)、小当り遊技の終了演出中でもない場合は(S715:no)、小当り遊技の開始演出に要する時間が経過するのを待ち(S720:yes)、大入賞口14を開放させ(S725)、本処理を終了する。なお、特別電動役物が作動していないか(S700:no)、または小当り開始演出に要する時間が経過していないと判定された場合(S720:no)には、そのまま本処理を終了する。
図20のS705で大入賞口14が開放中であると判定された場合は、図21のS750に進み、大入賞口14に10個入賞したか否かを判定する。大入賞口14に10個入賞していないと判定された場合(S750:no)はS755に進み、大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定する。本実施例では、上述したように、小当りの場合は各開放の最長時間は0.05秒に設定している。無論、この秒数に限定するものではない。開放時間が終了した場合(S755:yes)には、S760にて大入賞口閉鎖処理を行う。そして小当りインターバル処理(S765)を行なって、小当り遊技処理を終了する。
大入賞口14に10個入賞した場合(S750:yes)にはS760に直行し、また大入賞口14の開放時間が終了していない場合(S755:no)は小当り遊技処理を終了する。
図20のS710で小当りインターバル中であると判定された場合(S710:yes)は、図21のS770に進み、小当りインターバル時間が経過したか否かを判定する。小当りインターバル時間が経過している場合(S770:yes)にはS775にて大入賞口14が規定回数(15回)開放済みか又は10個入賞済みか否かを判定する。肯定判定の場合(S775:yes)は、小当り終了演出処理(S780)を行なって小当り遊技処理を終了する。否定判定の場合(S775:no)は、大入賞口開放処理(S785)により大入賞口14を0.05秒間、1回開放し、小当り遊技処理を終了する。つまり小当りでは、大入賞口14が基本的に0.05秒、15回開放されるが、1回の開放で10個以上の入賞があった場合は1回の開放のみで小当りが終了する。なお、実際には1回の開放で10個以上の入賞が発生する可能性は極めて低く構成されている。
図20のS715で小当り終了演出中であると判定された場合(S715:yes)は、図21のS790に進み、小当り終了演出時間が経過したか否かを判定する。小当り終了演出時間が経過したと判定された場合(S790:yes)は、S795にて特別電動役物の作動を停止させる処理を実行して、S800に移行する。
S800では第1切換フラグが1か否かの判定処理を実行し(S800)、肯定判定で有ればS815に移行する。
S800の判定処理について説明する。
図柄モード0および図柄モード1による大当り後の75回までの期間において当該小当りが発生した場合には、S905の否定判定に続いてS910の切換バッファ設定処理が実行されて、図15(a)に示す内容が設定される。したがって、第1切換フラグの値は1であることから、S800は肯定判定となる。
図柄モード2による小当り後の30回までの潜伏期間において当該小当りが発生した場合には、S905で肯定判定(図15(a)参照)となり、S910の切換バッファ設定処理は実行されず、各フラグおよび各カウンタ等の値は引き継がれる。したがって、第1切換フラグの値は1であることから、S800は肯定判定となる。
図柄モード2による小当り後の31回から75回までの期間において当該小当りが発生した場合には、S905で肯定判定(図15(a)参照)となり、S910の切換バッファ設定処理は実行されず、各フラグおよび各カウンタ等の値は引き継がれる。したがって、第1切換フラグの値は0であることから、S800は否定判定となる。
S815ではパターン変更フラグに1を設定する処理を実行する(S815)。
S800にて否定判定の場合(S800:no)、S805にて切換バッファの設定内容を参照する処理を実行し(S805)、S810に移行する。
S810では、参照した設定内容に基づいて、切換フラグの設定処理を実行する(S810)。
S810またはS815の処理が終了すると、S820に移行する。
S820では、上述したS1035やS639と同様に、変動パターン選択テーブル決定処理を実行し(S820)、S825に移行する。
S825では、当該小当り遊技状態終了後の遊技状態に係る状態指定コマンドを送信する処理を実行し(S825)、S830に移行する。
S830では、小当り遊技状態の終了を指示する小当り終了コマンドを送信する処理を実行し(S830)、当該小当り遊技処理を終了する。
以上が本実施例の主制御装置80が実行する遊技制御処理の概要である。次に、以上のような主制御装置80が実行する遊技制御処理の進行プロセスについて、図23および図24を参照して説明する。
図23は、図柄モード1の場合のタイムチャートであり、図24は、図柄モード2の場合のタイムチャートである。
図23(A)には、図柄モード1「15R特定時短無図柄」に因る大当り遊技状態の終了後の各種フラグの設定状態が示されている。但し、小当りが発生しなかった場合の設定状態である。図14(c)に示した図柄モード1に対応したモードバッファ1および切換バッファの内容が反映されている。具体的には、確変フラグが1に設定され上限変動回数を75回として0に変更される。時短フラグは0に設定される。第1切換フラグが1に設定され上限回数を30回として0に変更される。第2切換フラグが1に設定され上限回数を75回として0に変更される。
潜伏期間の30回までに小当りが発生しなければ、図23(C)に示すように、大当り終了後から30回まではパターン選択テーブルC(潜伏演出モード対応)が設定され、30回を超えてST期間終了の75回まではパターン選択テーブルB(確変演出モード対応)が設定され、75回を超えるとパターン選択テーブルA(通常演出モード対応)が設定される。このように、小当りが発生しない限り、予めパターン選択テーブルの移行が、所定の変動回数および順序によって規定されている。
これに対して、図23(B)に示すように、潜伏期間の30回中に小当りが発生すると、それまで設定されていたパターン選択テーブルCからパターン選択テーブルBに、予め定められた30回の満了を待たずに移行する。そして、75回まではパターン選択テーブルBを維持して、75回を超えるとパターン選択テーブルAに移行する。このように、潜伏期間中に小当りを発生させることができれば、予め次に移行することが予定されたパターン選択テーブルを前倒しして早期に移行することが可能となるように構成されている。
また、30回を超えて75回までの期間で小当りが発生した場合、図23(C)に示すように、既に設定されているパターン選択テーブルBを維持(再設定)する。
図24(A)には、図柄モード2「小当り図柄」に因る小当り遊技状態の終了後の各種フラグの設定状態が示されている。但し、更に小当りが発生しなかった場合の設定状態である。図15(a)に示した図柄モード2に対応した切換バッファの内容が反映されている。具体的には、遊技状態が変更されていないので、確変フラグおよび時短フラグは、共に0に設定される。第1切換フラグが1に設定され上限回数を30回として0に変更される。第2切換フラグは0に設定される。
潜伏期間の30回までに小当りが発生しなければ、図24(C)に示すように、大当り終了後から30回まではパターン選択テーブルC(潜伏演出モード対応)が設定され、30回を超えて75回まではパターン選択テーブルA(通常演出モード対応)が設定され、75回を超えてもパターン選択テーブルA(通常演出モード対応)が維持される。このように、小当りが発生しない限り、予めパターン選択テーブルの移行が、所定の変動回数および順序によって規定されている。
これに対して、図24(B)に示すように、潜伏期間の30回中に小当りが発生すると、それまで設定されていたパターン選択テーブルCからパターン選択テーブルAに、予め定められた30回の満了を待たずに移行する。そして、それ以降、75回を超えてパターン選択テーブルAを維持する。このように、潜伏期間中に小当りを発生させることができれば、予め次に移行することが予定されたパターン選択テーブルを前倒しして早期に移行することが可能となるように構成されている。
また、30回を超えて75回までの期間で小当りが発生した場合、図24(C)に示すように、既に設定されているパターン選択テーブルAを維持(再設定)する。
主制御装置80から送信される制御コマンドに基づいて、サブ統合制御装置83が実行する演出制御処理について、次に説明する。
図22を参照して、本実施例のサブ統合制御装置83が実行する演出制御処理について、説明する。図22は、本実施例のサブ統合制御装置83が実行する演出開始処理のフローチャートである。
演出開始処理が実行されると、先ずサブ統合制御装置83は、上述したS330にて送信された特別図柄の変動開始コマンドを受信したか否かの判定処理を実行し(S850)、肯定判定であれば(S850:yes)、S855に移行する。
S855では演出図柄設定処理を実行し(S855)、S860に移行する。本実施例の演出図柄設定処理については、詳細な図示をしないが、処理の概要を説明する。
演出図柄設定処理が実行されると、上述したS335で送信された図柄指定コマンドの受信の確認を行い、受信していれば、本実施例では図柄モードが0または1の大当り図柄か、或いは図柄モードが2の小当り図柄か、それともその他のハズレ図柄であるか否かによって、予め定められた演出(疑似)図柄を設定する処理を行うものである。
S860では演出パターン決定処理を実行し(S860)、S865に移行する。
本実施例では、主制御装置80が実行する「変動パターン選択テーブル決定処理」にて決定した何れかのパターン選択テーブルA、B、C、またはDに基づいて、サブ統合制御装置83が各々のパターン選択テーブルに対応して予め設定された演出パターン選択テーブルを決定し、決定した演出パターン選択テーブルに基づいて演出パターンを決定する処理を実行する。
本実施例では、主制御装置80が、パターン選択テーブルAを「通常演出モード」用として、パターン選択テーブルBを「確変演出モード」用として、パターン選択テーブルCを「潜伏演出モード」用として、さらにパターン選択テーブルDを「真確変演出モード」用として、予め設定した上で、変動パターン選択テーブル決定処理にて、遊技の進行に応じて変化する状態に則してパターン選択テーブルを決定し、決定されたパターン選択テーブルに基づいて変動パターンを決定する構成となっている。具体的には、個々のパターン選択テーブルに従って、S295、S315、S320にて変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンが決定される。そして、このように主制御装置80が主体となって決定した変動パターンに対して、これに対応した演出パターンをサブ統合制御装置83は選択して決定する。
サブ統合制御装置83は、選択決定した演出パターンに基づいて、図示しないが、画面6aにて表示演出を実行する。「通常演出モード」では背景表示を「朝」、「潜伏演出モード」では「昼」、「確変演出モード」では「夜」として、朝から夜に近付くにしたがって、高確率状態への期待度が高くなる演出表示を実行することで、遊技者への報知を行う。
S865では演出開始設定処理を実行して、当該演出開始処理を終了する。
以上、説明した実施例では、状態フラグが01つまり低確率且つ時短有りの状態を備えない例を示したが、これに限定しない。大当り後に当該状態に移行する他の図柄モードを備えても良い。これにより、遊技の内容にバリエーションを持たせることができる。
また、潜伏状態を図柄モード1の大当りと、図柄モード2の小当りとによって発生させる構成としたが、潜伏状態を発生させる契機となる他の図柄を備えても良い。これにより、潜伏状態発生の可能性が高まり、遊技の興趣が向上する。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
第1始動口11および第2始動口12が、始動口に、相当する。
第1特別図柄表示装置9および第2特別図柄表示装置10が、変動表示手段に相当する。
15R特定時短有図柄「図柄1」「図柄2」「図柄3」、15R特定時短無図柄「図柄4」、そして小当り図柄が、特定図柄に相当する。
特別図柄の高確率時短有りの大当り遊技状態、特別図柄の高確率時短無しの大当り遊技状態、および小当り遊技状態が、特定遊技状態に相当する。
主制御装置80は、主制御手段に、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83が、サブ制御手段に相当する。
当否判定処理のS285およびS305が、当否判定手段に相当する。
当否判定処理のS287、S290、S307、およびS310が、特別図柄決定手段に相当する。
特別遊技処理および小当り遊技処理が、特定遊技状態手段に相当する。
15R特定時短無図柄「図柄4」が第1特定図柄に、そして小当り図柄が第2特定図柄に相当する。
図柄モード1に因る大当り遊技状態(図23に示す大当り)が第1特定遊技状態に、そして図柄モード2に因る小当り遊技状態(図24に示す小当り)が第2特定遊技状態に相当する。
当否判定処理の、S270、S275、S280、S440、S445、S450、S455、が、回数切り確変制御手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1075、S1080、S1090、S1095、S1100が、潜伏演出制御手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1090、S1105、S1113、S1115が、高確率演出制御手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1090、S1105、S1110が、低確率演出制御手段に相当する。
小当り遊技処理の、S800が、第2特定図柄決定時期判定手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1075、S1085が、請求項1のモード移行制御手段に相当する。
変動パターン選択テーブル決定処理の、S1050、S1055、S1065、S1090、S1095、S1110が、請求項2のモード移行制御手段に相当する。
15R特定時短有図柄「図柄1」、「図柄2」、「図柄3」が第3特定図柄に相当する。
図柄モード0に因る大当り遊技状態が第3特定遊技状態に相当する。
9:第1特別図柄表示装置(変動表示手段)
10:第2特別図柄表示装置(変動表示手段)
11: 第1始動口(始動口)
12: 第2始動口(始動口)
14: 大入賞口
50: パチンコ機(遊技機)
80: 主制御装置(主制御手段)
83: サブ統合制御装置(サブ制御手段)

Claims (3)

  1. 始動口への遊技球の入球に起因して、特定図柄を含むと共に個々に識別可能な複数種類の特別図柄の変動表示を行う変動表示手段を備え、該変動表示手段に前記特定図柄を確定表示したことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行する遊技機であって、
    遊技の進行を統括制御する主制御手段と、
    該主制御手段からの制御コマンドに基づいて演出制御するサブ制御手段と、を備え、
    前記主制御手段は、
    前記始動口への遊技球の入球に基づいて前記特定遊技状態に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
    該当否判定手段の当否判定の結果に基づいて前記複数種類の特別図柄の内の何れかを決定する特別図柄決定手段と、
    該特別図柄決定手段が前記特定図柄とすることを決定したことに基づいて前記特定遊技状態を実行する特定遊技状態制御手段と、を備え、
    前記特定図柄は、少なくとも第1特定図柄と第2特定図柄とを備え、
    前記特定遊技状態は、前記第1特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に実行終了後に前記当否判定に係る抽選確率が低確率から高確率に変動する第1特定遊技状態と、前記第2特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に実行終了後の前記当否判定に係る抽選確率を低確率のままで変動せず且つ前記第1特定遊技状態と判別不能な第2特定遊技状態と、を備え、
    前記第1特定遊技状態の実行終了後から前記変動表示手段の変動表示が予め定められた確変上限回数に到達するまでは前記当否判定に係る抽選確率を高確率に変動し、前記確変上限回数に到達した後は前記高確率から低確率に変動するように制御する回数切り確変制御手段と、を備え
    第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の実行終了後から前記変動表示手段の変動表示が予め定められた潜伏上限回数に到達するまでは第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の何れの実行終了後であるかを判別不能な潜伏演出モードにて制御する潜伏演出制御手段と、
    第1特定遊技状態の実行後に前記潜伏上限回数に到達した後から前記確変上限回数に到達するまでは前記高確率に変動していることを判別可能な高確率演出モードにて制御する高確率演出制御手段と、
    第2特定遊技状態の実行後に前記潜伏上限回数に到達した後から前記確変上限回数に到達するまでは前記低確率のまま変動していないことを判別可能な低確率演出モードにて制御する低確率演出制御手段と、
    第1特定遊技状態および第2特定遊技状態の実行後に前記特別図柄決定手段により前記第2特定図柄が決定されたとき、前記変動表示手段の変動表示が前記潜伏上限回数に到達したか否かを判定する第2特定図柄決定時期判定手段と、
    第1特定遊技状態の実行後且つ前記第2特定図柄決定時期判定手段の判定結果が潜伏上限回数に到達していないとき、潜伏上限回数の到達を待たずに前記潜伏演出モードから前記高確率演出モードに移行するモード移行制御手段と、をさらに備えた
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記モード移行制御手段は、
    前記第2特定遊技状態の実行後且つ前記第2特定図柄決定時期判定手段の判定結果が潜伏上限回数に到達していないとき、潜伏上限回数の到達を待たずに前記潜伏演出モードから前記低確率演出モードに移行する、
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
    前記特定図柄は、第3特定図柄を更に備え、
    前記特定遊技状態は、前記第3特定図柄に決定したことに基づいて実行すると共に前記第1特定遊技状態および第2特定遊技状態よりも遊技者にとって有利な第3特定遊技状態を更に備えた、
    ことを特徴とする遊技機。
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