JP5990648B2 - 穿孔の可能性が向上した飲料容器 - Google Patents

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Description

本発明は飲料容器に関し、詳細には、飲用ストローで穿孔するための穿孔開口部を有する飲料ポーチに関する。例えばスタンドアップ・ボトム(stand−up bottom)を有するそのような飲料容器、詳細には飲料ポーチは、先行技術から既知である。当該飲料容器は、例えばホイル、単一材料、または多層複合材料で作製することができる。
そのような飲料容器、詳細には飲料ポーチでは、飲用ストローでそれらを穿孔した場合に問題が起こり得る。詳細には、飲用ストローで穿孔している間の圧力により、可撓性飲料ポーチの場合、液体がこぼれ出る可能性がある。さらに、過剰な圧力がかけられた場合、穿孔穴部ばかりでなく飲料容器の他の側面が貫通される可能性が考えられる。
そのような飲料容器は環境に優しいこと、詳細には環境に投げ捨てられる可能性があるホイルが使用されていないことが、同時に留意されるべきである。
穿孔開口部を有するそのような飲料容器は、例えば特許文献1から既知である。
欧州特許出願公開第0600502(A2)号
ここで、本発明の目的は、穿孔の可能性が向上した飲料容器を提供することである。
本目的は、請求項1に記載の飲料容器により達成される。有利な実施形態が従属クレームに記載されている。
スタンドアップ・ホイル・ポーチなどの、本発明による飲料容器、詳細には飲料ポーチが、飲用ストローで穿孔するための穿孔開口部を含む。この穿孔開口部は飲料容器内にあけられ、通常、詳細には例えば飲料ポーチの完全なホイル厚を意味する、飲料容器の総壁厚が、突き抜かれる。飲料容器の内側で、外側に露出している封止ホイルが、溶接部により穿孔開口部の周囲に固定されている。本明細書で「露出している」は、詳細には、さらなる封止ホイル、封止紙等が外側から取り付けられていないことを意味する。
(穿孔開口部に面している溶接の側の)内側溶接縁部と外側溶接縁部とを含むこの溶接部により、しっかりと閉鎖され、その結果、漏出することなく飲料を飲料容器内に満たすことができる。
本発明によれば、ここで、そのような飲料容器の内側溶接縁部と穿孔開口部の下縁部との間にバッグが形成され、そのバッグ内では飲料容器の材料と封止ホイルとが互いに接続されていない。
ここでは、穿孔開口部が、例えば丸いまたは角部を有する、上縁部と下縁部との間の移行領域において互いに接続されている上縁部と下縁部とを含むことに留意すべきである。下縁部は、例えば直線部分を含んでいてもよいか、またはそのように具現化されていてもよい。
本発明により設計されているバッグは、飲用ストローの導入および飲料容器の穿孔を容易にし得る。バッグは、詳細には、飲用ストローを正しい穿孔方向に案内することを補助し、その結果、飲料容器の反対側側面を貫通する可能性が低くなる。
例えば、飲用ストローがバッグ内に挿入されている間に飲用ストローを事前に配向する(穿孔開口部に対して対称的に配置されることを意味する)ことができ、及び/又はバッグおよび/もしくは穿孔開口部の下縁部により安定化させることができ、その結果、封止ホイルの統制された穿孔が可能になるので、このことを容易にし得る。
通常、外側に露出している封止ホイルは、飲料容器の材料より容易に穿孔することができる材料で作製されている。詳細には、露出している封止ホイルは、より薄いように設計されていてもよいし、及び/又は飲料容器以外の材料で作製されていてもよい。しかし、また、露出している封止ホイルは、同じまたは異なる組合せで配置され得る同じ材料で作製されていてもよく、飲料容器で使用されている材料と同じまたはそれ以外の厚さを有していてもよい。詳細には、そのような封止ホイルおよび/または飲料容器のホイルが、いくつかの層を有して設計されていてもよく、少なくとも1つの層が酸素障壁を含んでいてもよい。しかし、また、封止ホイルおよび/または飲料容器は単一材料から形成されていてもよい。
穿孔開口部は、通常、飲料容器の上部領域に配置されている。詳細には、穿孔開口部は、飲料容器の上3分の1に、詳細には上4分の1に、詳細には上5分の1に配置されていてもよい。穿孔開口部は、飲料容器の水平面にまたは好ましくは側面に配置されていてもよい。ホイル・ポーチでは、穿孔開口部は、通常、側面にあけられている。
この場合、飲料容器の穿孔開口部が上部領域に(詳細には上半分に)配置されている(この場合、上部領域は「最上部」とも指定される)ように飲料容器が配置される場合、飲料容器は通常は直立していると見なされ、任意の底部、例えばスタンドアップ・ボトムが設けられている場合、当該スタンドアップ・ボトムは水平に配置されており、それはポーチが例えば立っていることを意味する。別段の指定がない場合、飲料容器の配向、例えば「最上部」および「底部」、「上縁部」、「下縁部」、「水平な」、「垂直な」、ならびに対称に関するさらなる空間的記述等を必要とする全ての記述が、直立飲料容器を指している。
以下に、明示的に記載されている、可能性のある仕上げ誤差による各可能性のある変形形態なしで、本発明の実施形態が記載される。しかし、また、仕上げ精度より小さい、記載されている特性からの逸脱が、当該記載に黙示的に含まれている。詳細には、また、記載されている特性からの逸脱が仕上げ精度の範囲内である飲料容器が、特許請求の範囲および明細書に含まれている。詳細には、仕上げ精度は1mm未満、詳細には0.5mm未満、詳細には例えば0.2mm未満であってもよい。これらは異なる機械部品において作製される可能性があるので、仕上げ誤差が、詳細には、溶接部に対する穿孔開口部の位置関係をもたらし得る。しかし、穿孔開口部自体の形状および溶接部自体の形状は、これらが固定金型ダイを用いて作り出されるため、0.1mmまたは0.2mm未満の非常に小さい仕上げ誤差を有するのみである。詳細には、バッグの形成において、バッグの上方および下方の仕上げ誤差は0.5mm未満であることが好適であり、0.2mm未満であることが特に好適である。
本発明の実施形態によれば、内側溶接縁部と穿孔開口部の下縁部との間の距離は、内側溶接縁部と穿孔開口部の上縁部との間の距離より長い。
この場合、当該距離は、例えば以下の通り決定することができる。直立飲料容器では、穿孔開口部の下縁部の各点と内側溶接縁部の最近点との間の距離が決定される。したがって、このように決定された距離の最大値は、下縁部と内側溶接縁部との間の距離である。穿孔開口部の上縁部の点と内側溶接縁部の各最近点との間の距離は同様に決定される。したがって、この距離合計の最大は、上縁部と内側溶接縁部との間の距離である。
詳細には、内側溶接縁部と穿孔開口部の下縁部との間の距離は、内側溶接縁部と穿孔開口部の上縁部との間の距離よりも、20%超、詳細には50%超、詳細には100%超、詳細には200%超、詳細には300%超、長くてもよい。
内側溶接縁部は、例えば、凹み、例えばバッグ内に含まれていてもよい、溶接部の方へ向かうじょうご様のまたは三角形のまたは矩形の凹部をさらに形成してもよい。それにより、例えば、飲用ストローのための穿孔方向を予め定めることができる。さらに、内側溶接縁部および外側溶接縁部を有する溶接部は、穿孔開口部の下方の領域内にかつバッグの領域内に付加的な凹みを有していてもよく、バッグは、穿孔開口部に対して、ストローの先端部を水平方向に配向する、例えばストローの先端部を水平にして中心に置くことができる、下方への付加的な凹みを得る。
本発明のいくつかの実施形態では、穿孔開口部の下縁部は、穿孔開口部を包囲するサークルより平坦であるように設計されていてもよいか、または、穿孔開口部を包囲するサークルより平坦なすなわち小さく湾曲した領域を含んでいてもよい。
穿孔開口部を包囲するサークルが、詳細には、穿孔開口部を完全に包囲する最小サークルであってもよい。当該最小サークルは、穿孔開口部の各形状について明確に決定することができる。前述の実施形態によれば、この包囲サークルの湾曲は、下縁部のまたは下縁部の一部の湾曲より大きい。下縁部は、例えば、穿孔開口部を包囲する最小サークルより小さい湾曲を有する一定の湾曲を有する円弧を含んでいてもよい。このことは、例えば、直線部分として具現化されている下縁部または直線部分を含む下縁部に関して、自ずから真実である。
本発明のいくつかの実施形態では、穿孔開口部は、垂直平面に対して対称であってもよい。
代替案としてまたはさらに、内側溶接縁部および/または外側溶接縁部は、同じ垂直平面または別の垂直平面に対して対称であるように具現化されてもよい。現時点で、これもまた、仕上げ精度の範囲内でこの特徴を有するに過ぎない飲料容器を含むことに、やはり留意すべきである。
詳細には、垂直平面に対して対称である穿孔開口部、および/または垂直平面に対して対称である内側溶接縁部と共に、バッグは、この対称面上にまたはこれらの対称面上の1つに、その最大延長領域を有していてもよい。そのため、詳細には、下縁部の全ての点について穿孔開口部と内側溶接縁部とのこの組合せで達成されるこの距離の最大値に達する、穿孔開口部の下縁部上の点と内側溶接縁部上の最近点との間の接続が、この対称面上にまたはこれらの対称面上の1つにあってもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、穿孔開口部は、各水平面に対して対称でないように設計されていてもよい。「水平面」が、本明細書では、飲料容器が直立して保持されている場合に水平に延在している平面と定義されている。
この特徴は、詳細には、穿孔開口部が厳密には円形ではないが、例えば垂直方向にいくらかの対称性を有するに過ぎないことを意味する可能性がある。
いくつかの実施形態では、穿孔開口部の下縁部は平坦であるように具現化されている。これは、詳細には、下縁部は、穿孔開口部の上縁部または残部の領域の(または全領域の)湾曲より小さい湾曲を有する領域を含むことを意味する可能性がある。
本発明のいくつかの実施形態では、穿孔開口部は、最上部よりも底部の方が広いように具現化されている。これは、詳細には、底部で、例えば直線部分として具現化されている下縁部で、最広領域が得られることを意味する可能性がある。他の実施形態では、これは、穿孔開口部の下半分、下3分の1、下5分の1、さもなければ下10分の1において最広領域が得られることを意味する可能性がある。
この場合、下の割合/上の割合はそれぞれ、穿孔開口部の割合/容器の割合と見なされる可能性があり、それは以下の通り決定される。下縁部上の最下点または最下点の1つと上縁部上の最高点または最高点の1つとの間に、直線部分が配置される。次いで、所望の穿孔開口部の割合/容器の割合に対応する当該部分のその割合が決定される。下の割合/上の割合に関して、この割合は、次いで、当該部分に沿って底部から/最上部から(精神的に)印が付けられる。この点を通って直立容器を貫通する(精神的な)水平面が、穿孔開口部/飲料容器を分割し、飲料容器の下の割合/上の割合をそれぞれ決定すると考えられる。
本発明のいくつかの実施形態では、穿孔開口部の縁部は、部分的にまたは完全に湾曲している及び/又は非円形である。詳細には、そのような穿孔開口部の縁部は、例えば、1つの円弧または2つの円弧または3つ以上の円弧を含み得る。
いくつかの実施形態では、穿孔開口部の縁部は、直線部分により部分的にまたは完全に画定されているので、穿孔開口部は、直線部分により部分的にまたは完全に画定されている可能性がある。詳細には、穿孔開口部の縁部は、多角形、例えば三角形、詳細には二等辺三角形、詳細には例えば直角三角形または正(等角)三角形として具現化されていてもよい。
穿孔開口部の縁部により包含される部分、例えば上縁部および下縁部またはそれらにより包含される部分はそれぞれ、角を成してまたは丸く接続されていてもよい。多角形は、例えば、丸い角部を有していてもよい(それは直線部分が丸く接続されていることを意味する)。
例えば、穿孔開口部は三日月形状とすることができ、通常は、直線部分は水平であり、容器が直立して保持されている場合、湾曲部は直線部分の上方に配置されている。穿孔開口部の縁部の湾曲部および直線部分は、角を成してまたは丸く(in rounded (round) manner)互いに接続されていてもよい。湾曲部は、例えば、円弧の形で具現化されていてもよいか、または長円形の弧を含んでいてもよく、詳細には半円形または半長円形であるように具現化されていてもよい。
本発明による飲料容器では、内側溶接縁部および/または外側溶接縁部は、穿孔開口部の上側で穿孔開口部(例えば、上縁部)の形状を辿ってもよい。下側で、内側溶接縁部および/または外側溶接縁部は、穿孔開口部(例えば、下縁部)の下縁部とは異なる形状を有していてもよい。それにより、例えばバッグが形成されてもよい。
本発明による飲料容器では、内側溶接縁部および/または外側溶接縁部は、湾曲している及び/又は非円形であるように具現化されていてもよい。詳細には、内側溶接縁部および/もしくは外側溶接縁部は、例えば長円形であってもよいか、または丸く接続されている異なる湾曲を有する、1つのもしくは2つ以上の円弧を含んでいてもよく、それは、詳細には移行が通常は角があるように具体化されない場合であることを意味する。しかし、いくつかの実施形態では、円形の弧の全てまたはいくつかのみが、角を成して接続されていてもよい。
いくつかの実施形態では、本発明による飲料容器の内側溶接縁部および/または外側溶接縁部は、底部で平坦であるように具現化されていてもよい。例えば、各溶接縁部の別の領域、例えば上部領域および/もしくは側部領域内よりも湾曲が小さい(それは、内側溶接縁部の別の領域内よりも下部領域内の内側溶接縁部の方が湾曲が小さい、及び/又は外側溶接縁部の別の領域内よりも外側溶接縁部の下部領域内の方が湾曲が小さいことを意味する)場合、下部領域(底部)の領域を、本発明による飲料容器の内側溶接縁部ならびに/または外側溶接縁部は含んでいてもよい。さらに、例えば下縁部の下方にある内側溶接縁部ならびに/または外側溶接縁部の領域は、上縁部の上方にある各溶接縁部の領域、および/または各溶接縁部の1つのもしくは全ての側部領域より小さく湾曲していてもよい。
例えば、内側溶接縁部および/または外側溶接縁部の湾曲は、各溶接縁部の上部の領域内の1つの湾曲もしくは全ての湾曲、および/または各溶接縁部が中に内接し得る最小サークルの湾曲より、下側の方が小さい可能性があり、下側は、例えば各溶接縁部の下半分、下3分の1、下5分の1、または詳細には下10分の1内であることを意味する。当該サークルは、詳細には、各溶接縁部が中に内接し得る最小サークルであってもよい。
本発明による飲料容器が、例えば、共に配布することができる飲用ストローを含んでいてもよい。これは、詳細には、飲料容器が通常は飲用ストローと共に販売されることを意味する。そのような飲用ストローは、例えば、飲料容器に固定されていてもよい。代替案として、これらの飲料容器に適した複数の飲用ストロー(例えば、相応するものまたはより高いもの)が、いくつかのそのような飲料容器を有するパッケージ内に含まれていてもよいか、または飲料容器と共に、飲料容器をあけることができる飲用ストローを分配した可能性があり得る。飲用ストローは、(個々に)パックされていてもよいか、またはパックされていなくてもよい。さらに、いくつかの飲用ストローが1つのパッケージ内にパックされていてもよい。例えば、複数の飲用ストローを有する1つの(またはいくつかの)パックが、いくつかの飲料容器を有するパッケージ内に含まれていてもよい。詳細には、いくつかの飲料容器を有するパック内の1つもしくは複数のパッケージ内に含まれている飲用ストローの総数は、通常、当該パック内の飲料容器の数に等しいかまたはより大きい。
通常、本発明による飲料容器では、飲用ストローの直径は、その最小点において穿孔開口部の直径より小さい。これは、そのような飲用ストローは、通常、飲用ストローを圧縮する、例えば飲用ストローを押し潰す必要なく、穿孔開口部を通過することができることを意味する。他方、また、飲用ストローの直径は、その最小直径点における穿孔開口部の直径に等しいか、または(いくらか、例えば最大15%、詳細には最大10%、例えば詳細には最大5%)より大きくしてもよい。これは、貫通動作後の液体漏れの可能性を減少させることができるので、例えば有利である可能性がある。
本明細書では、飲用ストローの直径は、当該飲用ストローを通して飲料を吸い込むことができる方向の軸に対して飲用ストローが垂直に認められている場合、飲用ストローが中に内接し得る最小サークルの直径であると考えられる。当該飲用ストローを通して飲料を吸い込むことができる方向の軸に対して垂直な長円形横断面を有する飲用ストローに関して、直径は、例えば当該長円の対称長軸であると考えられる。
そのような飲用ストローは、一方の側に先の尖った端部を任意に含んでおり、飲料容器内へのより容易な導入または刺込みを可能にしてもよい。
詳細には、バッグ、および例えば平坦な領域を含む、いくつかの実施形態での穿孔開口部の下縁部もまた、事前配向を担うことができ、その結果、先の尖った端部は封止ホイルに対称的にぶつかり、封止ホイルをより容易に貫通することができるため、本発明による封止ホイルを、例えば先の尖った端部を有する飲用ストローで、より容易に穿孔することができる。
いくつかの飲料容器では、底部へのバッグの最大延長は、少なくとも1mm、詳細には少なくとも2mm、詳細には例えば少なくとも3mmであってもよい。代替案としてまたはさらに、底部へのバッグの最大延長は飲用ストローの直径の5分の1より大きくてもよく、詳細には、飲用ストローの直径の3分の1より大きく、詳細には半分より大きくてもよい。飲用ストローは先の尖った端部を含んでいてもよい。
穿孔開口部を包囲する溶接部では、内側溶接縁部および/または外側溶接縁部は湾曲を含み、この湾曲は専ら一方向に(穿孔開口部の中心の方へ内側に)向かっていることが好ましい。内側溶接縁部および/または外側溶接縁部が外側へ(穿孔開口部から離れて)湾曲している領域が設けられていないか、または多くて2つの領域に設けられているだけであることが好ましい。外側への湾曲を有するそのような領域が設けられて、例えば穿孔開口部の下方のバッグの領域内に、穿孔開口部の中心の下方で中心に置かれることが好ましい、バッグの付加的な凹みを得ることができると考えられる。
本発明のいくつかの実施形態では、穿孔開口部は非円形である。例えば、穿孔開口部の縁部は、異なる湾曲を有する少なくとも2つの領域と、例えば少なくとも1つの領域内に第1の湾曲を含む上縁部と、少なくとも1つの領域内に第2の湾曲を含む下縁部とを含んでいてもよく、下縁部のために考慮される領域内の湾曲は、上縁部の考慮される領域内の湾曲より小さいことが好ましい。詳細には、湾曲は、上縁部の各領域に関してよりも、下縁部の各点に関しての方が小さくてもよく、それは下縁部の任意の領域内の最大湾曲が、上縁部の領域内の最小湾曲より小さくてもよいことを意味する。それにより、飲用ストローのための案内が、穿孔開口部により既に与えられている可能性がある。
いくつかの実施形態では、穿孔開口部の縁部は、1つの、または2つ以上の湾曲した領域、およびやはり飲用ストローの案内に役立つ可能性がある1つの、または2つ以上の直線領域を含んでいてもよい。
上縁部および下縁部はそれぞれ、例えば丸いように及び/又は角があるように具現化されていてもよい移行領域内で合流してもよい。さらに、上縁部および/または下縁部の部分が、やはり角があるように及び/又は丸いように具現化されていてもよい移行領域内で合流してもよい。これらの移行領域は、上縁部および/または下縁部の湾曲の決定では無視されてもよい。
いくつかの実施形態では、穿孔開口部の幅は穿孔開口部の高さより大きい。本明細書では、水平方向の、穿孔開口部の縁部上の2点間の最大距離は、穿孔開口部の幅として認められ、垂直方向の、穿孔開口部の縁部上の2点間の最大距離は、高さと見なされる。飲用ストローを刺したり案内したりするのに十分な幅全体にわたる空間があるため、このことは例えば有利である可能性がある。このことは、詳細には、側面からよりも上方からの方が飲用ストローを穿孔開口部内に良好に挿入することができるということに繋がる。
本発明のいくつかの実施形態では、外側溶接縁部の高さに対する外側溶接縁部の幅の比は、内側溶接縁部の高さに対する内側溶接縁部の幅の比より高い。本明細書ではやはり、水平方向の、内側溶接縁部/外側溶接縁部上の2点間の最大距離は、内側溶接縁部/外側溶接縁部の幅と見なされる。垂直方向の、内側溶接縁部/外側溶接縁部上の2点間の最大距離は、内側溶接縁部/外側溶接縁部の高さと見なされる。このことは穿孔開口部の側部領域にある溶接部の安定性の増大に繋がる可能性があるので、有利である可能性がある。
いくつかの実施形態では、外側溶接縁部および/または内側溶接縁部は非円形であるように具現化されているが、異なる湾曲を有する少なくとも2つの領域を含む。それにより、溶接縁部の形状は、穿孔開口部の形状に適合されていてもよい。それにより、中身への穿孔開口部を介した酸素導入を最小化することができる。
いくつかの実施形態では、バッグの最大延長は、穿孔開口部ならびに/または内側溶接縁部および/もしくは外側溶接縁部ならびに/または飲料容器の対称面上に位置している可能性がある。いくつかの実施形態では、この最大延長は専ら対称面上で得られる。飲用ストローがそれにより対称面に沿って案内され得るので、このことは有利である可能性がある。
他の実施形態では、バッグの最大延長は、一対称面上で得られるばかりではない。通常、穿孔開口部の上縁部と内側溶接縁部との間の最大距離は、バッグの最大延長より短い。このことはまた、飲用ストローの案内を補助することができる。
さらなる実施形態および例が以下の図に示されている。
本発明による飲料容器、この場合は例として飲料ポーチの図である。 内側溶接縁部を有する穿孔開口部の種々の実施形態の図である。 本発明による飲料容器の、可能性のある2つの異なる実施形態の詳細の図である。
図1は飲料ポーチ1の図を示す。そのような飲料ポーチが、図示の通り、上部領域内の取り囲んでいる内側溶接縁部3を有する穿孔開口部2を有していてもよい。図では、例えば穿孔開口部2、内側溶接縁部3、および飲用ストロー5が、必ずしも、図示の容器に対して正確なサイズ比率で描かれていない。
そのような穿孔開口部およびそのような内側溶接縁部の、可能性のある実施形態の詳細が、図2a〜図2cに示されている。
外側溶接縁部および溶接部は図1および図2に示されていない。内側溶接縁部に対する外側溶接縁部および溶接部の、可能性のある配置が、図3aおよび図3bならびに対応する記載において検討される。そこに図示されている全実施形態が、図1に示されている飲料容器1、ならびに/または図2およびその対応する記載に開示されている(内側溶接縁部を有する)穿孔開口部と組み合わせることができる。
縁部において、そのような飲料ポーチは、例えば封止シーム4を含んでいてもよい。そのようなポーチがスタンドアップ・ポーチである場合、そのようなポーチは、通常、スタンドアップ・ボトム(ここに図示せず)を含む。飲用ストロー5がそのような飲料ポーチに固定されていてもよい。この場合、この飲用ストロー5はポーチに固定される、例えば接着されるように示されている。しかし、また、飲用ストローは、任意の他の方法でポーチに接続されていてもよいかまたはポーチと共に配布されていてもよい。そのような飲用ストローは、付加的パッケージ、例えば透明なまたは不透明なプラスチックカバー内にパックされていてもよく、付加的パッケージは飲料ポーチ(ここに図示せず)に固定する(例えば、接着する)ことができる。通常、そのような飲用ストローは、飲料容器の穿孔を補助することもできる先端5aを有する。ここで飲料容器から飲料を飲むために、飲用ストローを取り外し、飲用ストローがパックされている場合は包みをあけ、次いで封止ホイルを貫通して穿孔開口部2に突き刺すことができる。次に、飲用ストローを通して飲料を吸い出すことができる。
図2a〜図2cは、それぞれ取り囲んでいる内側溶接縁部3を有して飲料容器に存在する穿孔開口部2の、可能性がある実施形態を示す。また、穿孔開口部の下縁部と内側溶接縁部との間に形成されているバッグ6が各図に描かれている。
図2aは、詳細には、三日月形状を有する穿孔開口部2を示す。これは、例えばサークルの部分であってもよい。この例では、上縁部2aは円弧を含み、下縁部2bは直線部分を含み、またはそれらはそのようなものとして具現化されている。そのような穿孔開口部2は、直線縁部が底部にあるように本発明による飲料容器に配置されていることが好ましい。それにより、また、バッグ6は下方に延在していてもよい。円弧と直線部分との間の接続は、角があるようにまたは丸い(ここに図示せず)ように具現化することができる。
ここで、通常は穿孔開口部内に内接され得る直径を有する飲用ストローが穿孔開口部内に導入された場合、当該飲用ストローは下縁部2b、例えばここに図示されている直線部分により、先端部が封止ホイルにぶつかり当該封止ホイルを穿孔することができるように、事前に配向されてもよい。
同時に、飲用ストローが中に案内されるバッグ6は、容器表面に飲用ストローを垂直に刺すことにより飲料容器の背部も穿孔する可能性を減少させることができる。
さらに、また、飲用ストローは、穿孔開口部2の上縁部2aの領域が、通常、穿孔開口部2の対称軸の方向(この例のように存在する場合)に飲用ストローを案内するので、穿孔開口部2の上縁部2aにより案内されてもよい。
図2aの内側溶接縁部3は、図示の例では、例えば丸く接続されている2つの円弧を含むように記載することができる。
詳細には、内側溶接縁部は、穿孔開口部の上縁部で、穿孔開口部の上縁部の形状をおおよそ辿る可能性があり、その結果、円弧の形状を有する穿孔開口部の境界と内側溶接縁部との間の距離は概ね同じままである。
穿孔開口部の下縁部において、内側溶接縁部3は、この例のように、例えばここで直線部分として設計されている下縁部2bの形状とは異なる縁部形状を有していてもよい。内側溶接縁部3は、ここに示されている例では湾曲している。しかし、例として示されている通り、内側溶接縁部の湾曲は、内側溶接縁部の上部領域および/または側部領域より、図示の例の下部領域の方が、差異が少なくてもよい。
通常、例えば角部は特に歪むと考えられるので、内側溶接縁部および/もしくは外側溶接縁部は角部を有さない。詳細には、異なる湾曲を有する内側溶接縁部および/もしくは外側溶接縁部の部分は、したがって、通常は丸く接続されている。
図2bには、三角形の穿孔開口部2が示されている。ここで、この例では概ね正三角形である三角形の一片が底部にある。三角形の上側に隣接して形成されているバッグより大きいバッグ6が底部にあるように具現化されている図示の例に、内側溶接縁部3が存在する。詳細には、図示の通り、内側溶接縁部3が円形で正三角形の周囲に形成されていてもよく、バッグ6が底部に形成されるようにサークルは下方に移行されている。下縁部2bと内側溶接縁部3との間の距離は、上縁部2aと内側溶接縁部3との間の距離より長いことが好ましい。それにより、バッグ6は記載されている通りに形成される。詳細には、下縁部2bと内側溶接縁部3との間の距離は、上縁部2aと内側溶接縁部3との間の距離より、少なくとも10%、詳細には少なくとも20%、詳細には少なくとも50%、詳細には少なくとも100%長くてもよい。
他の実施形態では、また、内側溶接縁部(および/または外側溶接縁部)は、丸く接続されているいくつかの円弧により具現化され得る。詳細には、内側溶接縁部(および/または外側溶接縁部)の下部領域(底部)は、1つのもしくはいくつかのもしくは全ての円弧、または残りの各溶接縁部の領域より平坦である(あまり湾曲していないことを意味する)ように設計されていてもよい。
また、穿孔開口部が二等辺三角形または他の三角形(ここに図示せず)として具現化されていてもよい。いくつかの場合には、また、三角形が丸い角部を有していてもよい。
図2cでは、さらなる内側溶接縁部3を有するさらなる穿孔開口部2が示されている。詳細には、穿孔開口部2は、この場合、2つの円弧2a、2bにより画定されている。下部領域(この例では下縁部2bにより包含されるか、または下縁部2b)を画定している円弧は、図示の例では、(この例では上縁部2aにより包含されるか、または上縁部2aとして具現化されている)上の円弧より平坦であり、当該円弧にはあまりはっきりした湾曲がないことを意味する。図2cに示されている例では、円弧は、それらが角部を形成するように合流する。他の実施形態(ここに図示せず)では、例えば内側溶接縁部3に関して既に前述された通り、穿孔開口部2aの縁部の円弧が接合する領域はやはり丸くてもよい。
また、図2cに示されている内側溶接縁部3は、異なる湾曲を有する2つの円弧により画定されているとして記載されてもよい。詳細には、ここでやはり、下部領域の湾曲は、(1つまたは複数の)上部(および/または側部)領域の湾曲より平坦である。図示の例では、2つの円弧は丸く接続されており、その結果、内側溶接縁部3上の歪みを増大させる可能性がある角部が形成されない。外側溶接縁部でも、溶接縁部により包含される円弧は丸く接続されていてもよく、その結果、角部が形成されない。
他の実施形態では、また、内側溶接縁部(および/または外側溶接縁部)3は、丸いようにまたは長円形として設計されていてもよい。
内側溶接縁部および/または外側溶接縁部はそれぞれ、1つもしくは2つ以上の(例えば、垂直のかつ/もしくは水平の)平面に対して対称であってもよい。
図2cに示されている例では、穿孔開口部の下縁部は、(若干)凸状に湾曲しているか、または(若干)凸状に湾曲した領域を含む。他の例では、また、穿孔開口部の下縁部は、(若干)凹状に湾曲した領域を含んでいてもよいか、または(若干)凹状に湾曲していてもよい。
図3aおよび図3bでは、ポーチの内部に封止ホイルを固定する2つの代替的可能性が示されている。穿孔開口部2はそこに図示されている2例に描かれているが、また、いくつかの実施形態(例えば、封止ホイル9が不透明である場合)では、穿孔開口部2はこの方向からは不可視でもよい。
図3aは、封止ホイル9がストリップとしてポーチ内に取り付けられている実施形態を示す。ここで、通常、封止ホイル・ストリップの2つの端部は、ホイル・ポーチの縁部封止部(封止シーム)4内に固定されており、その結果、力がさらなる支持なしに封止ホイル9を固定された状態に保持する必要がないので、溶接部7、詳細には完成飲料容器の内側溶接縁部3および外側溶接縁部8に、力があまり影響を及ぼさない。
通常、内側溶接縁部3および外側溶接縁部8を有する溶接部7ならびに穿孔開口部2は、次いで、封止ホイルの中心に取り付けられる。しかし、また、穿孔開口部2、ならびに/または内側溶接縁部3および外側溶接縁部8を有する溶接部7は、中心ではなく封止ホイル9の他の点に取り付けられてもよい。封止ホイルが対称軸を含んでいてもよいが、含まなくてもよい。バッグ6は、穿孔開口部2の下縁部と内側溶接縁部との間に形成されている。
図3aに示されている実施形態では、内側溶接縁部3および外側溶接縁部8は、側部領域において、溶接部7の幅が、溶接部の上部領域および下部領域より大きいように具現化されている。飲料容器材料(例えば、ポーチのためのホイル)および封止ホイル9が、封止ホイルとの飲料容器材料の溶接中に横方向に移送される場合(「横方向」は完成ポーチにおいて横方向であろう方向を示している)、例えば製造に関して、このことは有利である可能性があり、その結果、上部領域および下部領域より大きい力が溶接部の側面に作用する。詳細には(取り囲んでいる)封止シーム4がこの時に存在しない可能性があるので、これは有利である可能性がある。溶接部7の側部領域上のいくらかの力が、例えば封止ホイルおよび/または飲料容器材料が例えばリールから巻き取られなければならないかまたは例えば動作中に牽引により動かされなければならない場合に生じる可能性がある。
他の実施形態では、また、内側溶接縁部3および外側溶接縁部8は、互いに対して一定の距離を有していてもよいか、または側部領域ではない他の領域内で互いに対して最大距離を含んでいてもよい。
図3aに示されている例では、穿孔開口部2は、丸く接続されている2つの異なる円弧として記載されていてもよい内側溶接縁部3を有する三日月形状である。しかし、また、穿孔開口部2および内側溶接縁部3は、前述の他の実施形態の任意の1つを含んでいてもよい。
図3bは、封止ホイル9が溶接部7により保持されている実施形態を示す。また、内側溶接縁部3および外側溶接縁部8が描かれている。ここで、2つの溶接縁部3、8間の距離は一定であってもよいか、または変動してもよい。例えば図3aに描写されている通り、例えば、2つの溶接縁部3、8間の距離は、溶接部の上部領域および下部領域よりも側部領域の方を大きくすることができる。内側溶接縁部3および外側溶接縁部8が側部領域ではなく他の点においてそれらの最大距離を有する、他の実施形態もまた可能である。
さらに、外側溶接縁部は、封止ホイル9の縁部まで部分的にまたは完全に延在していてもよい。封止ホイル9は、1つまたは複数の対称性を含んでいてもよいか、または対称性を全く含んでいなくてもよい。
封止ホイルがパッチとして飲料容器、詳細には飲料ポーチに固定されている実施形態では、当該パッチは、例えば矩形、正方形、長円形、または丸形であってもよいか、または何らかの他の形状を有していてもよい。例えば、パッチの二辺は互いに対して平行とすることができる一方、パッチの他の境界は任意の形状を有することができ、詳細には、また、例えば引きちぎるかまたは不規則にほつれさせることもできる。
そのようなパッチは、いくつかの実施形態では、外側溶接縁部の全領域において外側溶接縁部を越えて垂下していてもよい。他の実施形態では、パッチは、外側溶接縁部のいくつかの領域において外側溶接縁部を越えて垂下していてもよく、他では、外側溶接縁部で終端していてもよい。さらなる実施形態では、外側溶接縁部はそれぞれ完全に、パッチの縁部まで延在していてもよい。
さらに、各封止ホイルに必要な材料が少ないので、封止ホイル9が溶接部7により保持されている実施形態が有利である可能性がある。ここで、封止ホイルはパッチとしてホイルに固定されており、当該パッチは溶接部7により保持されている。ここでやはり、穿孔開口部2およびバッグ6もまた認められる。穿孔開口部2は、この場合、三日月形状として示されている。図3aの場合のように、前述されたかまたは前段で示された全ての他の穿孔開口部および溶接縁部の形状は、そのような実施形態において内側溶接縁部3および/または外側溶接縁部8に用いられてもよい。
図3aおよび図3bに描写されている両実施形態では、穿孔開口部が設けられていない内側溶接縁部の側にある封止ホイルは、ポーチに平坦に溶接されていてもよい。

Claims (20)

  1. 飲用ストロー(5)で穿孔するための穿孔開口部(2)を有する飲料容器(1)、特に飲料ポーチであり、穿孔開口部(2)から外側に露出している封止ホイルを、穿孔開口部(2)の周囲に内側で固定する溶接部(7)を有し、前記溶接部により穿孔開口部(2)がしっかりと閉鎖されている飲料容器(1)において、溶接部(7)の内側溶接縁部(3)と穿孔開口部(2)の下縁部(2b)との間に、飲料容器(1)の材料と封止ホイルとが互いに接続されていないバッグ(6)を有し、
    前記下縁部(2b)は、前記穿孔開口部(2)を完全に包囲する最小サークルより平坦な、すなわち、小さく湾曲するように具現化されている領域を含み、
    前記穿孔開口部の最広領域が、前記穿孔開口部の下半分において得られることを特徴とする飲料容器(1)。
  2. 内側溶接縁部(3)と穿孔開口部(2)の下縁部(2b)との間の距離は、内側溶接縁部(3)と穿孔開口部(2)の上縁部(2a)との間より大きいことを特徴とする請求項1に記載の飲料容器(1)。
  3. 穿孔開口部(2)および/または内側溶接縁部(3)および/または外側溶接縁部(8)は垂直平面に対して対称であることを特徴とする請求項1または2に記載の飲料容器(1)。
  4. 前記バッグ(6)は、対称面上にその最大延長領域を有することを特徴とする請求項に記載の飲料容器(1)。
  5. 穿孔開口部(2)は各水平面に対して対称でないことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  6. 穿孔開口部(2)は底部において平坦であるように具現化されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  7. 穿孔開口部(2)は、最上部よりも底部の方が広いことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  8. 穿孔開口部(2)は、部分的にもしくは完全に湾曲している及び/又は非円形であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  9. 穿孔開口部(2)は、直線部分により部分的にまたは完全に画定されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  10. 穿孔開口部(2)は三日月形状であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  11. 内側溶接縁部(3)は、その上側において穿孔開口部(2)の縁部の形状を辿るが、その下側において穿孔開口部(2)の下縁部とは異なる縁部形状を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  12. 内側および/または外側溶接縁部(3,8)は湾曲している及び/又は非円形であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  13. 内側および/または外側溶接縁部(3,8)は、内側および/または外側溶接縁部(3,8)の他の領域、例えば溶接縁部(3,8)それぞれの側部領域もしくは上部領域よりも、底部の方が平坦であることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  14. 飲料容器(1)は、飲料容器(1)に任意に固定されている飲用ストロー(5)を含むことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  15. 飲用ストロー(5)の直径は、最小直径点で穿孔開口部(2)の直径と比べて小さいか、等しいか、または大きく、飲用ストロー(5)は先の尖った端部を任意に含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  16. 底部へのバッグ(6)の最大延長は少なくとも1mmであることを特徴とし、又は底部へのバッグ(6)の最大延長は、飲用ストロー(5)の直径の1/5より大きいことを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  17. 内側および/または外側溶接縁部は、穿孔開口部の中心に向かって内側方向に湾曲しており、穿孔開口部から離れて湾曲している、内側溶接縁部の領域は、無いか若しくは多くて2つあることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  18. 外側溶接縁部の高さに対する外側溶接縁部の幅の比が、内側溶接縁部の高さに対する内側溶接縁部の幅の比より大きいことを特徴とする請求項1から17のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  19. 穿孔開口部は非円形であり、2つの異なる湾曲を有する少なくとも2つの異なる領域を任意に含むことを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
  20. 内側および/または外側溶接縁部は非円形であることを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載の飲料容器(1)。
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