JP5990504B2 - ケーブル延線装置及びケーブル延線システム - Google Patents

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Description

本発明は、プラント建設現場においてケーブルを布設するケーブル延線装置及びケーブル延線システムに関する。
プラント建設現場においてケーブルを布設するケーブル延線装置が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1のケーブル延線装置は、ケーブルを送出する1対の回転体を備え、当該ケーブル延線装置の後方のケーブル張力が前方のケーブル張力よりも大きい場合に、1対の回転体を一定の速度で駆動させて1対の回転体間に挿入されたケーブルを布設するように構成される。
特許第4121090号公報
しかしながら、特許文献1に開示のケーブル延線装置では、それぞれのケーブル延線装置の1対の回転体にケーブルが挟まれて負荷が重いために、終端側のケーブル延線装置において、延線する側の後方のケーブル張力がドラム側の前方のケーブル張力を上回れない場合がある。従って、張力差を検知することが出来ないために、1対の回転体を駆動することができず、ケーブル布設が停止してしまうという問題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、直線だけでなく左右のカーブや上下へのケーブル布設環境においても、ケーブルを安定して布設することができるケーブル延線装置及びケーブル延線システムを提供することにある。
本発明に係るケーブル延線装置は、
複数のケーブル延線装置をケーブル布設ルート上に所定の間隔で設置し、上記各ケーブル延線装置上に設けられた1対の回転体を駆動させて上記1対の回転体間に挿入されたケーブルを始端端末であるケーブル延線装置から終端端末であるケーブル延線装置に向かって順次に送出してケーブルを布設するケーブル延線システムのためのケーブル延線装置であって、
上記ケーブル延線装置は、無線通信装置を備え、
上記無線通信装置は、
自端末の生存を報知するための第1のハローパケットを送信する無線送受信部と、
始端側に隣接するケーブル延線装置から延線されるケーブルの到達を検知する到達検知部と、
上記到達検知部が上記ケーブルの到達を検知するとき、上記第1のハローパケットに自端末の延線順序番号を付加して第2のハローパケットを生成してブロードキャストで送信するように制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るケーブル延線装置及びケーブル延線システムによれば、ケーブル延線装置において、延線する側のケーブル先頭を引っ張った時に、ドラム側の始端側のケーブル延線装置から延線する終端側のケーブル延線装置に向かって順次に押し出しながら延線するので、直線だけでなく左右方向のカーブや上下方向へのケーブル布設環境においても、ケーブルを安定して布設することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るケーブル延線システム100の概略図である。 図1のケーブル延線装置6の構成を示すブロック図である。 図2のマスター無線通信装置5及びその周辺の構成要素を示すブロック図である。 図1のケーブル延線装置7−nの構成を示すブロック図である。 図4のスレーブ無線通信装置1−n及びその周辺の構成要素を示すブロック図である。 図1のマスター無線通信装置6及びスレーブ無線通信装置7−nが送信するハローパケットのフォーマットの一例を示す構成図である。 図1のマスター無線通信装置5及びスレーブ無線通信装置1−nによるハローパケット送信処理を示すフローチャートである。 図7のステップS2の延線順序番号付加処理を詳細に示すフローチャートである。 図1Aのケーブル延線システム100の動作を説明するための概略図である。 図9Aのケーブル延線装置6のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 図9Aのケーブル延線装置7−2のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 図9Aのケーブル延線装置7−5のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 本発明の第2の実施の形態に係るケーブル延線システム100Aの動作を説明するための概略図である。 図10Aのケーブル延線装置6のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 図10Aのケーブル延線装置7−2のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 図10Aのケーブル延線装置7−5のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 本発明の第3の実施の形態に係るケーブル延線システム100Bの動作を説明するための概略図である。 図11Aのケーブル延線装置6のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 図11Aのケーブル延線装置7−2のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 図11Aのケーブル延線装置7−5のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 本発明の第4の実施の形態に係るケーブル延線システム100Cの動作を説明するための概略図である。 図12Aのケーブル延線装置6のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 図12Aのケーブル延線装置7−2のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。 図12Aのケーブル延線装置7−5のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施の形態において、同様の構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。
第1の実施の形態.
ケーブル布設作業者は各ケーブル延線装置を延線経路にランダムに設置するので、各ケーブル延線装置が保有する端末固有番号(例えばMACアドレス)はランダムに並ぶ。従って、始端端末のケーブル延線装置6から終端端末のケーブル延線装置7−Nに向かって順次にケーブル9を延線するためには各端末固有番号と延線順序番号とを対応づける対応表を準備する必要がある。これに対して、本発明の実施の形態1に係るケーブル延線システム100は、各ケーブル延線装置を延線経路にランダムに設置した後に各ケーブル延線装置が自端末の延線順序番号を取得することを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るケーブル延線システム100の概略図である。図1において、ケーブル延線システム100は、ケーブル9を巻き付けるためのドラム8と、ケーブル延線装置6と、ケーブル延線装置7−1、…、7−Nとを備えて構成される。また、ケーブル延線装置6は、無線通信装置であるマスター無線通信装置5を有し、各ケーブル延線装置7−1、…、7−Nは無線通信装置であるスレーブ無線通信装置1−1、…、1−Nをそれぞれ有する。ここで、ケーブル9が挿入されるケーブル延線装置7−nは、始端側に隣接するケーブル延線装置7−(n−1)もしくはケーブル延線装置6から延線されるケーブル9の到達を検知するときに延線到達信号S0を生成し、当該延線到達信号S0をケーブル延線装置6のマスター無線通信装置5に送信する。なお、終端端末であるケーブル延線装置7−Nにケーブル9が布設されるとケーブル布設作業は終了する。すなわち、図1のケーブル延線システム100は、複数のケーブル延線装置をケーブル布設ルート上に所定の間隔で設置し、各ケーブル延線装置上に設けられた1対の回転体を駆動させて当該1対の回転体間に挿入されたケーブルを始端端末であるケーブル延線装置から終端端末であるケーブル延線装置に向かって順次に送出してケーブルを布設するケーブル延線システムである。
図2は、図1のケーブル延線装置6の構成を示すブロック図である。図2において、ケーブル延線装置6は、当該ケーブル延線装置6に隣接するケーブル延線装置7−1に延線指示信号S1を送信するためのマスター無線通信装置5と、電波を空間へ送受信するための送受信アンテナ2と、ケーブル9を終端側に送出するための1対の回転体4と、当該1対の回転体4を固定するための架台3とを備えて構成される。また、架台3は、ケーブル9が1対の回転体4に挿入することにより発生する当該架台3への応力を計測するための例えば歪み圧力センサなどの応力検出手段を備えて構成される。この構成とすることにより、ケーブル9が自端末に到達することを検知することが可能となる。さらに、1対の回転体4は、延線到達信号S0に基づいて駆動する駆動回転体4aと、当該駆動回転体4aの回転力を受けて回転する従動回転体4bとを備えて構成される。
図3は、図2のマスター無線通信装置5及びその周辺の構成要素を示すブロック図である。図3において、マスター無線通信装置5は、架台3に取り付けられた応力検出手段を用いてケーブル9の到達を検知する到達検知部である歪み検知部50と、当該歪み検知部50によりケーブル9の到達を検知するときに自端末の延線順序番号を有する第2のハローパケットを生成して送信する無線送受信部51と、例えば中継端末番号などのルーティング情報を有するルーティングテーブルを格納するテーブルメモリ52と、駆動回転体4aを回転させるための制御部53とを備えて構成される。
図3において、制御部53は、無線送受信部51がスレーブ無線通信装置1−nから延線到達信号S0を受信するように制御する。また、制御部53は、無線送受信部51が自端末の生存を報知するための第1のハローパケットを定期的に送信するように制御する。ここで、制御部53は、無線送受信部51が例えば1秒間などの一定の時間期間ごとに第1のハローパケットをブロードキャストで送信するように制御する。
制御部53は、歪み検知部50がケーブル9の到達を検知するとき、第1のハローパケットに自端末の延線順序番号を付加して第2のハローパケットを生成してブロードキャストで送信するように制御する。また、制御部53は、無線送受信部51が第2のハローパケットを受信するとき、第2のハローパケットに含まれる延線順序番号を取得し、当該取得された延線順序番号に基づいて自端末の延線順序番号を設定するように制御する。
制御部53は、OSPF(Open Shortest Path First)などのダイナミックプロトコルを用いて、他の無線通信装置と無線通信を行うことにより、各無線通信装置が保有する経路情報に基づいて、自端末のルーティングテーブルを作成してテーブルメモリに52に格納するように制御する。ここで、ルーティングテーブルには、マスター無線通信装置5の中継端末番号、送信先端末番号、メトリックに相当するマルチホップ数、及び隣接端末からのハローパケットの受信感度を示すRSSI情報が含まれる。
制御部53は、無線送受信部51が延線到達信号S0を受信するときに駆動制御信号を生成し、当該生成された駆動制御信号に基づいて駆動回転体4aを駆動するように制御する。またさらに、制御部53は、無線送受信部51が延線到達信号S0を受信すると、隣接するケーブル延線装置7−1の1対の回転体4を駆動するための延線指示信号S1を生成して、当該生成された延線指示信号S1を隣接するケーブル延線装置7−1にユニキャストで送信するように制御する。ここで、制御部53は、自端末のルーティングテーブルに基づいてケーブル延線装置7−1に送信するように制御する。
図4は、図1のケーブル延線装置7−nの構成を示すブロック図である。図4のケーブル延線装置7−nは、図2のケーブル延線装置6に比較すると、マスター無線通信装置5の代わりにスレーブ無線通信装置1−nを備えたことを特徴とする。
図5は、図4のスレーブ無線通信装置1−n及びその周辺の構成要素を示すブロック図である。図5のスレーブ無線通信装置1−nは、架台3に取り付けられた応力検出手段を用いてケーブル9の到達を検知する到達検知部である歪み検知部50と、当該歪み検知部50によりケーブル9の到達を検知するときに延線到達信号S0を生成して送信する無線送受信部11と、例えば中継端末番号などのルーティング情報を有するルーティングテーブルを格納するテーブルメモリ52と、駆動回転体4aを回転させるための制御部13とを備えて構成される。
図5において、歪み検知部50は、架台3に取り付けられた応力検出手段を用いて、始端側のケーブル延線装置7−(n−1)もしくはケーブル延線装置6から延線されるケーブル9の到達を検知する。
制御部13は、無線送受信部11が自端末の生存を報知するための第1のハローパケットを送信するように制御する。ここで、制御部13は、無線送受信部11が例えば1秒間などの一定の時間期間ごとに第1のハローパケットをブロードキャストで送信するように制御する。
制御部13は、歪み検知部50がケーブル9の到達を検知するとき、第1のハローパケットに自端末の延線順序番号を付加して第2のハローパケットを生成してブロードキャストで送信するように制御する。さらに、制御部13は、無線送受信部51が第2のハローパケットを受信するとき、第2のハローパケットに含まれる延線順序番号を取得し、当該取得された延線順序番号に基づいて自端末の延線順序番号を設定するように制御する。
制御部13は、OSPF(Open Shortest Path First)などのダイナミックプロトコルを用いて、他の無線通信装置と無線通信を行うことにより、各無線通信装置が保有する経路情報に基づいて、自端末のルーティングテーブルを作成してテーブルメモリに52に格納するように制御する。ここで、ルーティングテーブルには、スレーブ無線通信装置1−nの中継端末番号、送信先端末番号、メトリックに相当するマルチホップ数、及び隣接端末からのハローパケットの受信感度を示すRSSI情報が含まれる。
制御部13は、歪み検知部50がケーブル9の到達を検知するとき、延線到達信号S0を生成して、当該生成された延線到達信号S0を自端末のルーティングテーブルに基づいて、マスター無線通信装置5を有するケーブル延線装置6にユニキャストで送信する。
制御部13は、無線送受信部11が延線指示信号S1もしくは延線中継信号S2、…、SNを受信するときに駆動制御信号を生成し、当該生成された駆動制御信号に基づいて駆動回転体4aを駆動するように制御する。さらに、制御部13は、無線送受信部51が始端側に隣接するケーブル延線装置から延線指示信号S1もしくは第1の延線中継信号S2、…、S(N−1)を受信するとき、終端側に隣接するケーブル延線装置7−(n+1)の1対の回転体4を駆動させるための第2の延線中継信号S2、…、SNをそれぞれ生成して、当該生成された延線指示信号S2、…、SNをケーブル延線装置7−(n+1)にユニキャストで送信するように制御する。ここで、制御部13は、自端末のルーティングテーブルに基づいてスレーブ無線通信装置1−(n+1)に送信するように制御する。
以上のように構成された第1の実施の形態に係るケーブル延線システム100の動作について以下に説明する。
図6は、図1のマスター無線通信装置6及びスレーブ無線通信装置7−nが送信するハローパケットのフォーマットの一例を示す構成図である。図6のハローパケットは、ヘッダ部とデータ部とを備えて構成される。ここで、ヘッダ部にはパケットの種別を示す識別子であるパケットタイプ、パケット長、マスター無線通信装置6又はスレーブ無線通信装置7−nの端末固有番号であるMACアドレスを含み、データ部にはデータの発生元である送信元(発生端末)を示す送信元端末番号(source)、送信先(目的端末)を示す送信先端末番号(destination)、及び自端末の延線作業の順番を示す延線順序番号が含まれる。
図7は、図1のマスター無線通信装置5及びスレーブ無線通信装置1−nによるハローパケット送信処理を示すフローチャートである。図7のステップS1では、時間T(ここで、0≦整数T≦Tset)に0を代入する。すなわち、ハローパケットは定期的に各端末から送信され、ステップS1において、ハローパケットを送信するタイミングを計測するカウントが開始される。次に、ステップS2において、延線順序番号が付加されたか否かが判定され、付加されていないと判定された場合にはステップS3に移動し、延線順序番号を有さない第1のハローパケットを送信する(ステップS3)。また、ステップS2において、延線順序番号が付加されたと判定された場合にはステップS4に移動し、延線順序番号を有する第2のハローパケットを送信する(ステップS4)。次に、ステップS5では、ハローパケット送信後の経過時間Tがタイマー設定値Tset以上になったか否かが判定され、当該時間Tがタイマー設定値Tset以上になっていると判定された場合には、ステップS1に戻り、時間Tがタイマー設定値Tset未満と判定された場合には再度ステップS5に戻り、時間Tがタイマー設定値Tset以上になるまでステップS5が反復される。
図8は、図7のステップS2の延線順序番号付加処理を詳細に示すフローチャートである。図8のステップS20では、ケーブル9が自端末の駆動回転体4aと従動回転体4bとの間に挿入されたか否かが判定される。架台3に取り付けられた例えば歪み圧力センサなどの応力検出手段が始端側に隣接するケーブル延線装置から延線されるケーブル9が当該1対の回転体4に挿入されたことにより発生する架台3への応力を検知するとき、ケーブル9が1対の回転体4に挿入されたと判定されてステップS21に移動し、当該応力を検知しない場合にはケーブル9が挿入されていないと判定してステップS20が反復される。ステップS21では、受信した第2のハローパケットの中に含まれる延線順序番号を取得し、取得された延線順序番号から最大値Amaxを取得する。ここで、マスター無線通信装置6の無線送受信部51は延線順序番号を含む第2のハローパケットを受信しないので、最大値Amaxは最大値Amax=0となる。一方、スレーブ無線通信装置1−nの無線送受信部11は、複数の第2のハローパケットを受信し、取得された複数の延線順序番号の中から最大値Amaxを取得する。次に、当該取得された最大値Amaxに1を加算した値を自端末の延線順序番号(最大値Amax+1)に設定し、当該延線順序番号(Amax+1)として第1のハローパケットのデータ部に格納して、第2のハローパケットを生成して(ステップS23)、終了する。
図9Aは、図1のケーブル延線システム100の動作を説明するための概略図であり、図9Bは図9Aのケーブル延線装置6のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルであり、図9Cは図9Aのケーブル延線装置7−2のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルであり、図9Dは図9Aのケーブル延線装置7−5のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。
図9Aでは、マスター無線通信装置5を有するケーブル延線装置6からスレーブ無線通信装置1−5を有するケーブル延線装置7−5までの6台の端末を直線状に設置する。ここで、ケーブル延線装置7−5で延線到達信号S0を生成し、当該生成された延線到達信号S0をケーブル延線装置6にマルチホップ転送する。なお、電波伝搬状況において、各ケーブル延線装置は隣接するケーブル延線装置とのみ通信可能とする。
図9Aにおいて、周辺端末との隣接関係を構築する際に定期的に送信する第1のハローパケットP1の中に、自端末の延線順序番号を付加された第2のハローパケットP2を周辺端末にブロードキャストで送信する。ここで、自端末のMACアドレスと延線順序番号とが対応することとなる。各端末同士がすべて隣接関係を構築すると、すべての端末がケーブル延線の順序番号が何番目まで進んでいるかを把握することができる。この構成とすることにより、任意に設置された各端末は自動で延線順序番号を取得するので、各端末の端末固有番号(例えばMACアドレス)と自端末の延線順序番号とを対応付ける対応表を準備する必要がない。
次に、各端末はダイナミックプロトコルを用いてルーティングテーブルを作成してテーブルメモリに52に格納する。各端末は延線到達信号S0、延線指示信号S1、延線中継信号S2〜S5を各端末が保有するルーティングテーブルに基づいて送信先端末番号に送信する。以下にルーティングテーブルについて簡単に説明する。
各端末において作成されるルーティングテーブルには、自端末を示す自端末番号(original)、中継端末を示す中継端末番号(gateway)、送信先(目的端末)を示す送信先端末番号(destination)、自端末から中継端末を介して目的端末まで到達するまでのホップ数であるマルチホップ数(hop)、中継端末からハローパケットを受信した時の受信強度を示すRSSI情報が管理される。また、隣接関係が構築されたハローパケットのデータ部には、送信元端末番号及び送信先端末番号が付加されているので、送信元端末(発生端末)で発生したデータは、各端末が自端末のルーティングテーブルにより、中継端末を中継して送信先端末までマルチホップ転送される。
図9Aにおいて、ケーブル延線装置7−5は、隣接するケーブル延線装置7−4から延線されるケーブル9の到達を検知するときに延線到達信号S0をユニキャストで始端端末となるケーブル延線装置6に送信する。次に、始端端末であるケーブル延線装置6から終端側のケーブル延線装置7−5に向かって、延線指示信号S1及び延線中継信号S2〜S5を順次遅延をかけながら無線送信することによりケーブル9の延線を実行する。以下に詳細に説明する。
先ず、延線到達信号S0を送信する動作について説明する。
送信元端末であるケーブル延線装置7−5から送信先端末であるマスター無線通信装置5を有するケーブル延線装置6に延線到達信号S0をマルチホップ転送する場合には、ケーブル延線装置7−5は図9Dの自端末のルーティングテーブルにより隣接するケーブル延線装置7−4に延線到達信号S0を転送すれば、5ホップでケーブル延線装置6に延線到達信号S0を送信することができる。次に、ケーブル延線装置7−4は自端末のルーティングテーブルにより隣接するケーブル延線装置7−3に延線到達信号S0を転送すれば、4ホップでケーブル延線装置6に延線到達信号S0を送信することができる。同様に、ケーブル延線装置7−3は自端末のルーティングテーブルにより隣接するケーブル延線装置7−2に延線到達信号S0を転送すれば、3ホップでケーブル延線装置6に延線到達信号S0を送信することができる。また、ケーブル延線装置7−2は図9Cの自端末のルーティングテーブルにより隣接するケーブル延線装置7−1に延線指示信号を転送すれば、2ホップでケーブル延線装置6に延線到達信号S0を送信することができる。さらに、ケーブル延線装置7−1は自端末のルーティングテーブルにより隣接するケーブル延線装置6に1ホップで延線到達信号S0を送信することができる。この構成により、送信元端末であるケーブル延線装置7−5は延線到達信号S0を送信先端末であるケーブル延線装置6に中継端末を経由してマルチホップ転送により送信することが可能となる。
次に、ケーブル延線処理について説明する。
ケーブル延線装置6は、ケーブル延線装置7−5からの延線到達信号S0に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出すと同時に(例えば100ミリ秒などの)一定の遅延時間後に図9Bのルーティングテーブルに基づいて延線指示信号S1をケーブル延線装置7−1にユニキャストで送信する。また、ケーブル延線装置7−1は、ケーブル延線装置6からの延線指示信号S1に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出すと同時に(例えば100ミリ秒などの)一定の遅延時間後に延線中継信号S2をケーブル延線装置7−2にユニキャストで送信する。さらに、ケーブル延線装置7−2は、ケーブル延線装置7−1からの延線中継信号S2に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出すと同時に(例えば100ミリ秒などの)一定の遅延時間後に図9Cのルーティングテーブルに基づいて延線中継信号S3をケーブル延線装置7−3にユニキャストで送信する。
また、ケーブル延線装置7−3は、ケーブル延線装置7−2からの延線中継信号S3に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出すと同時に(例えば100ミリ秒などの)一定の遅延時間後に延線中継信号S4をケーブル延線装置7−4にユニキャストで送信する。また、ケーブル延線装置7−4は、ケーブル延線装置7−3からの延線中継信号S4に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出すと同時に(例えば100ミリ秒などの)一定の遅延時間後に延線中継信号S5をケーブル延線装置7−5にユニキャストで送信する。またさらに、ケーブル延線装置7−5は、ケーブル延線装置7−4からの延線中継信号S5に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出す。
例えば、1回あたりの延線指示信号によって、ケーブル延線装置の回転駆動体4aがケーブル9を押し出す時間を約2秒間とし、ケーブル押し出し速度を約35m/分とし、各ケーブル延線装置間の距離を約35mとすると、30回の延線指示信号により延線するケーブル9が隣接するケーブル延線装置に布設することが可能となる。
以上の実施の形態に係るケーブル延線システム100によれば、延線する側のケーブル先頭を引っ張った時に、ドラム側の始端側のケーブル延線装置から延線する終端側のケーブル延線装置に向かって順次にケーブルを押し出しながら延線するので、左右のカーブや上下へのケーブル布設環境において、複数のケーブル延線装置を集中的に設置する必要なしにケーブルを安定して布設することが可能となる。
また、以上の実施形態に係るケーブル延線システム100によれば、自端末と終端側に隣接するケーブル延線装置との間のケーブル張力と自端末と始端側に隣接するケーブル延線装置との間のケーブル張力との張力差を検知するのではなく、始端側に隣接するケーブル延線装置から延線されるケーブル9が1対の回転体4に挿入されることにより発生する応力のみを検知する。従って、自端末と終端側に隣接するケーブル延線装置との間のケーブル張力が自端末と始端側に隣接するケーブル延線装置との間のケーブル張力を上回れずに張力差を検知することができない場合でも、ケーブル布設作業を停止させずに安定して布設することができる。
さらに、以上の実施形態に係るケーブル延線システム100によれば、始端側に隣接するケーブル延線装置から延線されるケーブルが到達の有無のみを検知するので、終端側にケーブルをより強く引き続ける必要がない。従って、終端側のケーブル延線装置のみが張力を検知した後に一定の時間期間だけ1対の回転体を駆動し続けるという複雑な切替作業を追加する必要がなく、さらに強く引っ張ることによってケーブル自身を破損するという問題も生じない。
第2の実施の形態.
上述した実施の形態に係るケーブル延線システム100では、各ケーブル延線装置は隣接するケーブル延線装置とのみ通信可能とする。これに対して、本発明の第2の実施の形態に係るケーブル延線システム100Aでは、各端末はすべての端末と直接に通信可能である。
図10Aは、本発明の第2の実施の形態に係るケーブル延線システム100Aの動作を説明するための概略図であり、図10Bは図10Aのケーブル延線装置6のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルであり、図10Cは図10Aのケーブル延線装置7−2のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルであり、図10Dは図10Aのケーブル延線装置7−5のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。
図10Aにおいて、ケーブル延線装置7−5は、隣接するケーブル延線装置7−4から延線されるケーブル9の到達を検知するときに延線到達信号S0をケーブル延線装置6に直接送信する。次に、ケーブル延線装置6から終端側のケーブル延線装置7−5に向かって、延線指示信号S1及び延線中継信号S2〜S5を順次遅延をかけながら無線送信することによりケーブル9の延線を実行する。以下に詳細に説明する。
先ず、延線到達信号S0を送信する動作について説明する。
ケーブル延線装置7−5は、隣接するケーブル延線装置7−4から延線されるケーブル9の到達を検知するときに延線到達信号S0を生成し、当該延線到達信号S0をマスター無線通信装置5を有するケーブル延線装置6に直接送信する。
次に、ケーブル延線処理について説明する。
ケーブル延線装置6は、ケーブル延線装置7−5からの延線到達信号S0に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出すと同時に(例えば100ミリ秒などの)一定の遅延時間後に図10Bのルーティングテーブルに基づいて延線指示信号S1をケーブル延線装置7−1にユニキャストで送信する。また、ケーブル延線装置7−1は、ケーブル延線装置6からの延線指示信号S1に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出すと同時に(例えば100ミリ秒などの)一定の遅延時間後に延線中継信号S2をケーブル延線装置7−2にユニキャストで送信する。さらに、ケーブル延線装置7−2は、ケーブル延線装置7−1からの延線中継信号S2に基づいて自端末の回転駆動体4aを駆動してケーブル9を(例えば2秒から3秒などの)一定時間期間だけ押し出すと同時に(例えば100ミリ秒などの)一定の遅延時間後に図10Cのルーティングテーブルに基づいて延線中継信号S3をケーブル延線装置7−3にユニキャストで送信する。
以上の実施の形態に係るケーブル延線システム100Aによれば、第1の実施の形態に係るケーブル延線システム100と同様の効果を得ることができる。
第3の実施の形態.
上述した第2の実施の形態に係るケーブル延線システム100Aでは、各ケーブル延線装置間に電波を遮断する障害物が存在しない。しかしながら、プラント建設時のケーブル布設作業では1Kmを超える場合もあり、その時には延線する側の終端側のケーブル延線装置7−5からドラム側のケーブル延線装置6まで、電波が届かないことが十分に起こり得る。従って、本実施の形態では、各ケーブル延線装置間に電波を遮断する障害物が存在し、延線到達信号S0は障害物20により直接ケーブル延線装置6に送信できない。
図11Aは、本発明の第3の実施の形態に係るケーブル延線システム100Bの動作を説明するための概略図であり、図11Bは図11Aのケーブル延線装置6のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルであり、図11Cは図11Aのケーブル延線装置7−2のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルであり、図11Dは図11Aのケーブル延線装置7−5のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。
図11Aにおいて、ケーブル延線装置7−5は、隣接するケーブル延線装置7−4から延線されるケーブル9の到達を検知するときに延線到達信号S0をケーブル延線装置6にマルチホップ送信する。次に、ケーブル延線装置6から終端側のケーブル延線装置7−5に向かって、延線指示信号S1及び延線中継信号S2〜S5に順次遅延をかけながら無線送信することによりケーブル9の延線を実行する。ここで、図11B〜図11Dのルーティングテーブルは、ケーブル延線装置6及びケーブル延線装置7−1がケーブル延線装置7−2を中継することによりケーブル延線装置7−3〜7−5と通信接続が可能であることを示す。なお、ケーブル延線処理については第2の実施形態と同様である。
以上の実施の形態に係るケーブル延線システム100Bによれば、第1の実施の形態に係るケーブル延線システム100と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態に係るケーブル延線システム100Bによれば、第1の実施の形態に係るケーブル延線システム100に比較すると、各ケーブル延線装置間に障害物が存在した場合でも中継端末により中継して延線到達信号を確実にマスター無線通信装置に送信することが可能となる。
第4の実施の形態.
上述した第2の実施の形態に係るケーブル延線システム100Aでは、各ケーブル延線装置間に電波を遮断する障害物は存在しない。これに対して、本実施の形態では、各ケーブル延線装置間に電波を遮断する障害物が存在し、延線中継信号S3が障害物30により隣接するケーブル延線装置7−3に直接送信することができない。
図12Aは、本発明の第4の実施の形態に係るケーブル延線システム100Cの動作を説明するための概略図であり、図12Bは図12Aのケーブル延線装置6のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルであり、図12Cは図12Aのケーブル延線装置7−2のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルであり、図12Dは図12Aのケーブル延線装置7−5のテーブルメモリ52に格納される一例のルーティングテーブルである。
図12Aにおいて、ケーブル延線装置7−5は、隣接するケーブル延線装置7−4から延線されるケーブル9の到達を検知するときに延線到達信号S0をケーブル延線装置6に直接送信する。次に、ケーブル延線装置6から終端側のケーブル延線装置7−5に向かって、延線指示信号S1及び延線中継信号S2〜S5に順次遅延をかけながら無線送信することによりケーブル9の延線を実行する。ここで、図12B〜図12Dのルーティングテーブルは、ケーブル延線装置7−2がケーブル延線装置7−4を中継することによりケーブル延線装置7−3と通信接続が可能であることを示す。なお、ケーブル延線処理については第2の実施形態と同様である。
以上の実施の形態に係るケーブル延線システム100Cによれば、第3の実施の形態に係るケーブル延線システム100Bと同様の効果を得ることができる。
なお、上述の実施形態において、制御部13は、延線到達信号S0を送信するパケットに対してシーケンス番号を付与してもよい。この場合には、再送時に前回送信したときのシーケンス番号を参照することにより、すでにケーブル9の延線が完了した区間においては延線させずに隣接するケーブル延線装置に延線指示信号もしくは延線中継信号を転送し、前回送信時において不達であった区間のみ回転駆動体4aを駆動させてケーブル9を延線することが可能となる。従って、すでに到達していた各ケーブル延線装置間で延線指示信号もしくは延線中継信号が再送されるごとにケーブル9が送出されることがない。
変形例1.
上述した実施の形態では、延線到達信号S0、延線指示信号S1、及び延線中継信号S2〜S5のユニキャストでの送信がケーブル延線装置6、7−1〜7−5間で一定回数の再送をしても不達となる場合がある。これに対して、本変形例に係るケーブル延線システムでは、ケーブル延線装置7−5に延線中継信号S5が送信されない場合に、ケーブル延線装置7−5は延線到達信号S0をケーブル延線装置6に一定回数だけ再送信してもよい。この場合においても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
変形例2.
上述した実施の形態では、延線到達信号S0、延線指示信号S1、及び延線中継信号S2〜S5のユニキャストでの送信が各ケーブル延線装置6、7−1〜7−5間で一定回数だけ再送しても不達となる場合がある。これに対して、本変形例に係るケーブル延線システムでは、ケーブル延線装置7−5の架台3に取り付けられた応力検出手段に手動で隣接するケーブル延線装置から延線されるケーブル9への応力を検知させて延線到達信号S0を再度生成してもよい。この場合においても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
以上詳述したように、本発明に係るケーブル延線装置及びケーブル延線システムによれば、ケーブル延線装置において、延線する側のケーブル先頭を引っ張った時に、ドラム側の始端側のケーブル延線装置から延線する終端側のケーブル延線装置に向かって順次に押し出しながら延線するので、直線だけでなく左右方向のカーブや上下方向へのケーブル布設環境においても、ケーブルを安定して布設することが可能となる。
1−1,…,1−N スレーブ無線通信装置、2 送受信アンテナ、3 架台、4 1対の回転体、4a 駆動回転体、4b 従動回転体、5 マスター無線通信装置、6,7−1,…,7−N ケーブル延線装置、8 ドラム、9 ケーブル、50 歪み検知部、11,51 無線送受信部、52 テーブルメモリ、13,53 制御部。

Claims (10)

  1. 複数のケーブル延線装置をケーブル布設ルート上に所定の間隔で設置し、上記各ケーブル延線装置上に設けられた1対の回転体を駆動させて上記1対の回転体間に挿入されたケーブルを始端端末であるケーブル延線装置から終端端末であるケーブル延線装置に向かって順次に送出してケーブルを布設するケーブル延線システムのためのケーブル延線装置であって、
    上記ケーブル延線装置は、無線通信装置を備え、
    上記無線通信装置は、
    自端末の生存を報知するための第1のハローパケットを送信する無線送受信部と、
    始端側に隣接するケーブル延線装置から延線されるケーブルの到達を検知する到達検知部と、
    上記到達検知部が上記ケーブルの到達を検知するとき、上記第1のハローパケットに自端末の延線順序番号を付加して第2のハローパケットを生成してブロードキャストで送信するように制御する制御部とを備えたケーブル延線装置。
  2. 上記制御部は、上記無線送受信部が上記第2のハローパケットを受信するとき、上記第2のハローパケットに含まれる延線順序番号を取得し、当該取得された延線順序番号に基づいて自端末の延線順序番号を設定するように制御する請求項1記載のケーブル延線装置。
  3. 上記制御部は、上記取得された延線順序番号のうちの最大値を取得し、当該取得された最大値に1を加算した値を自端末の延線順序番号に設定するように制御する請求項2記載のケーブル延線装置。
  4. 上記制御部は、他の無線通信装置と無線通信を行うことにより、各無線通信装置が保有する経路情報に基づいて、自端末のルーティングテーブルを作成するように制御する請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載のケーブル延線装置。
  5. 上記無線通信装置は、マスター無線通信装置であって、
    上記制御部は、上記無線送受信部が延線到達信号を受信するとき、当該受信された延線到達信号に基づき、上記1対の回転体を駆動させて、終端側に隣接するケーブル延線装置の1対の回転体を駆動させるための延線指示信号を生成し、当該生成された延線指示信号を各端末のルーティングテーブルに基づいて当該終端側に隣接するケーブル延線装置に送信するように制御する請求項4記載のケーブル延線装置。
  6. 上記無線通信装置は、スレーブ無線通信装置であって、
    上記制御部は、上記到達検知部がケーブルの到達を検知するとき、始端端末のケーブル延線装置の1対の回転体を駆動させるための延線到達信号を生成し、当該生成された延線到達信号を各端末のルーティングテーブルに基づいて当該始端端末のケーブル延線装置に送信するように制御する請求項4又は5記載のケーブル延線装置。
  7. 上記制御部は、上記延線到達信号を送信するパケットに対してシーケンス番号を付与するように制御する請求項6記載のケーブル延線装置。
  8. 上記無線通信装置は、スレーブ無線通信装置であって、
    上記制御部は、上記無線送受信部が隣接するケーブル延線装置から延線指示信号を受信するとき、当該受信された延線指示信号に基づき、上記1対の回転体を駆動させて、終端側に隣接するケーブル延線装置の1対の回転体を駆動させるための延線中継信号を生成し、当該生成された延線中継信号を各端末のルーティングテーブルに基づいて当該ケーブル延線装置に送信するように制御する請求項4〜7のうちのいずれか1つに記載のケーブル延線装置。
  9. 上記無線通信装置は、スレーブ無線通信装置であって、
    上記制御部は、上記無線送受信部が始端側に隣接するケーブル延線装置から第1の延線中継信号を受信するとき、当該受信された第1の延線中継信号に基づき、上記1対の回転体を駆動させて、終端側に隣接するケーブル延線装置の1対の回転体を駆動させるための第2の延線中継信号を生成し、当該生成された第2の延線中継信号を各端末のルーティングテーブルに基づいて上記終端側に隣接するケーブル延線装置に送信するように制御する請求項4〜8のうちのいずれか1つに記載のケーブル延線装置。
  10. 請求項5記載のマスター無線通信装置と請求項6〜9のうちのいずれか1つに記載のスレーブ無線通信装置とを備えたケーブル延線システム。
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