JP5082986B2 - 送信ノード、並びにその制御方法及び制御プログラム - Google Patents

送信ノード、並びにその制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、送信ノードに関し、特に無線伝送経路における帯域共有ノードの有無を判定する送信ノードに関する。
映像や音声などのストリームデータを伝送する伝送経路の断電や負荷集中等に起因するネットワーク障害を把握することを目的として、ネットワークのトポロジ情報を収集するネットワーク管理装置が、特許文献1及び2に記載されている。
この内、特許文献1に記載されたネットワーク管理装置は、ネットワーク上のノードの中から検出した送信ノードにPingパケットをブロードキャストさせることにより、中継ノードに、送信ノードのアドレス情報とPingパケットに対する応答を返信する受信ノードのアドレス情報とを記憶させる。これにより、ネットワーク管理装置は、中継ノードからネットワークのトポロジ情報を収集することができ、以て送信ノード、中継ノード、及び受信ノードの接続状況を把握することが可能である。
特開2007−228382号公報 特開2003−324436号公報
上記の特許文献1及び2には、各ノードが無線通信リンクによる無線伝送経路を形成している場合に、ノード同士間での無線帯域の共有状況を把握することができないという課題があった。すなわち、ノード同士間の接続が正常であっても、無線帯域を共有するノードが増加して物理帯域を超えるトラヒックが発生(すなわち、ネットワーク輻輳が発生)した場合、ストリームデータの伝送遅延が拡大し、パケットロス率が増大してしまう。
このような伝送遅延及びパケットロス率の増大を回避し、ストリームデータの円滑な視聴を実現するためには、送信ノードが、ネットワーク輻輳が発生しないようにストリームデータの伝送レート調整や経路制御を行う必要がある。これには、送信ノードが無線伝送経路上の帯域共有ノードの有無を把握することが不可欠である。
従って、本発明は、無線伝送経路における帯域共有ノードの有無を判定することが可能な送信ノードを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係る送信ノードは、複数のノードと共に一の無線伝送経路を形成し、前記複数のノードの内から第1のノードを選択し、前記第1のノードに対して複数のパケットを含むプローブを送信するプローブ送信部と、前記プローブの外乱となり得るデータストリームを送信するデータストリーム送信部と、各パケットが前記第1のノードにより返信されて戻って来る迄のラウンド・トリップ・タイムを計測するプローブ計測部と、前記データストリームの送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムと前記データストリームの非送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムとから、前記データストリームの影響により生じた前記プローブの伝送遅延を算出する伝送遅延算出部と、前記送信ノードと通信リンクを形成する第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する帯域共有ノード判定部とを備える。
また、本発明の一態様に係る送信ノードの制御方法は、複数のノードと共に一の無線伝送経路を形成する送信ノードの制御方法であって、前記複数のノードの内から第1のノードを選択し、前記第1のノードに対して複数のパケットを含むプローブを送信するプローブ送信ステップと、前記プローブの外乱となり得るデータストリームを送信するデータストリーム送信ステップと、各パケットが前記第1のノードにより返信されて戻って来る迄のラウンド・トリップ・タイムを計測するプローブ計測ステップと、前記データストリームの送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムと前記データストリームの非送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムとから、前記データストリームの影響により生じた前記プローブの伝送遅延を算出する伝送遅延算出ステップと、前記送信ノードと通信リンクを形成する第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する帯域共有ノード判定ステップとを備える。
また、本発明の一態様に係る制御プログラムは、複数のノードと共に一の無線伝送経路を形成する送信ノードに、前記複数のノードの内から第1のノードを選択し、前記第1のノードに対して複数のパケットを含むプローブを送信するプローブ送信ステップと、前記プローブの外乱となり得るデータストリームを送信するデータストリーム送信ステップと、各パケットが前記第1のノードにより返信されて戻って来る迄のラウンド・トリップ・タイムを計測するプローブ計測ステップと、前記データストリームの送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムと前記データストリームの非送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムとから、前記データストリームの影響により生じた前記プローブの伝送遅延を算出する伝送遅延算出ステップと、前記送信ノードと通信リンクを形成する第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する帯域共有ノード判定ステップとを実行させる。
本発明によれば、送信ノードが、自分自身と無線帯域を共有するノードの有無を判定することができ、以てストリームデータの伝送レート調整や経路制御を適切に行うことが可能である。また、帯域共有ノードを判定するために一般的なプローブを用いるため、無線伝送経路を形成する中継ノード及び受信ノードには何ら改造を施す必要が無いというメリットもある。
以下、本発明に係る送信ノードの実施の形態1及び2を、図1〜図10を参照して説明する。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
[実施の形態1]
[構成例]
図1(a)は、本実施の形態に係る送信ノードSが、3つの中継ノードR1〜R3(以下、符号Rで総称することがある)及び受信ノードDと共に形成する無線伝送経路の一例を示している。この無線伝送経路P(S、D)においては、送信ノードSにより送信されたデータが、中継ノードR1、R2、R3を経由して受信ノードDに受信される。また、通信リンクL(S、R1)、L(R1、R2)、L(R2、R3)、及びL(R3、D)が、それぞれ、送信ノードS−中継ノードR1間、中継ノードR1−R2間、中継ノードR2−R3間、及び中継ノードR3−受信ノードD間に形成されている。
ここで、送信ノードSの影響圏内(無線電波の到達する範囲)IR_Sには、中継ノードR1及びR2が存在し、送信ノードSと中継ノードR1及びR2とが無線帯域を共有しているものとする。また、受信ノードDの影響圏内IR_Dには中継ノードR3が存在し、受信ノードDと中継ノードR3とが無線帯域を共有しているものとする。以下、或るノードと無線帯域を共有するノードを帯域共有ノードと呼称する。なお、中継ノードR1〜R3の帯域共有ノードは、同図(b)に示す通りであるとする。
また、送信ノードSは、図2に示すように、プローブ送信開始指示INS1を受ける度毎に、中継ノードR1〜R3及び受信ノードDの内から1つのノードを自ノードから遠ざかる方向にずらして選択し、選択したノードに対して複数のパケットを含むプローブPRBを送信するプローブ送信部10と、データストリーム送信開始指示INS2を受ける度毎に、プローブPRB送信中の一定期間に亘って中継ノードR2に対してデータストリームDTSを送信するデータストリーム送信部20と、各パケットがプローブPRBの送信先ノードにより返信されて戻って来る迄のラウンド・トリップ・タイムRTTを計測するプローブ計測部30と、データストリームDTS送信中及び非送信中にそれぞれ計測されたラウンド・トリップ・タイムRTTから、データストリームDTSの影響により生じたプローブPRBの伝送遅延BLMを算出するする伝送遅延算出部40と、指示INS1及びINS2を発生する一方、中継ノードR1から選択したノードまでの各々について算出された伝送遅延BLMに基づき、自ノードと選択したノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する帯域共有ノード判定部50とを備えている。
ここで、図示の如く送信ノードS内には、ラウンド・トリップ・タイムRTTを記憶するためのRTT記憶部31、及び伝送遅延BLMを記憶するためのBLM記憶部41が設けられている。プローブ計測部30は、ラウンド・トリップ・タイムRTTを、中継ノードR1〜R3及び受信ノードDのアドレス(ノード固有の識別子)と対応付けてRTT記憶部31に記憶する。伝送遅延算出部40は、伝送遅延BLMを、中継ノードR1〜R3及び受信ノードDのアドレスと対応付けてBLM記憶部41に記憶する。
[動作例]
次に、送信ノードSの動作を、図3〜図8を参照して説明する。
図3に示すように、初期状態においては、帯域共有ノード判定部50からプローブ送信開始指示INS1を受けたプローブ送信部10が、プローブPRBの送信先ノード100として中継ノードR1を選択する(ステップS1)と共に、プローブPRBを生成して中継ノードR1に対して送信する(ステップS2)。
ここで、プローブ送信部10が生成するプローブPRBは、図4に示す如くICMP(Internet Control Message Protocol)で規定される一般的なフォーマットを有するプローブであり、n個のパケットP1〜Pnから成る。パケット長d、パケット数n、及びパケットの送出間隔τを決定することで、一意のプローブPRBを生成できる。また、中継ノード及び受信ノードは、一般にICMPに準拠しており、プローブPRBを受けるとパケットP1〜Pnを送信ノードSに対して返信する。従って、中継ノードR1〜R3及び受信ノードDには何ら改造が不要である。
今、プローブ送信部10がパケット長d=5000Byte、パケット数n=1000、及び送出間隔τ=200msのプローブPRBを生成したとすると、帯域共有ノード判定部50は、例えば500パケット送信後のタイミングで、データストリーム送信開始指示INS2をデータストリーム送信部20に与える。
これを受けたデータストリーム送信部20は、プローブPRBと比較して送出間隔τを小さな値(例えば、1Mbps)に設定したデータストリームDTSを生成し、一定期間(例えば、1秒間)に亘って中継ノードR1に送信する(ステップS3)。なお、データストリームDTSは、送信ノードSの影響圏内IR_Sに通信トラヒックを発生させることを目的としているため、中継ノードR1に明示的に送信する必要は無く、ブロードキャスト送信しても良い。
そして、プローブ計測部30は、中継ノードR1により返信されて戻って来たプローブPRBのラウンド・トリップ・タイムRTTを計測する(ステップS4)。
ここで、データストリームDTSは、図5に示す如く送信ノードSの影響圏内IR_Sに存在する中継ノードR1との通信(送信ノードSからの送信プローブPRB_T及び中継ノードR1からの返信プローブPRB_R)に対して伝送遅延を発生させる。これは、送信ノードSと中継ノードR1とが無線帯域を共有するため、送信ノードS及び中継ノードR1がプローブPRBの送受信に利用できる帯域(以下、利用可能帯域と呼称する)がデータストリームDTSのトラヒック分だけ減少し、送信プローブPRB_Tが中継ノードR1に到着するのに要する時間、及び返信プローブPRB_Rが送信ノードSに到着するのに要する時間が長くなるからである。すなわち、データストリームDTSの送信元である送信ノードSとその帯域共有ノードとがプローブPRBの送受信に関与する場合、データストリームDTSによる利用可能帯域の減少がプローブPRBの伝送時間に影響を与える。
このため、図6に示すように、データストリームDTSの送信開始時刻tsから送信終了時刻teまでの区間(以下、外乱区間)では、送信開始時刻ts前と送信終了時刻te後の区間(以下、定常区間)と比較してラウンド・トリップ・タイムRTTが増大している。具体的には、定常区間ではRTT平均値AV1が"18.7ms"であり、外乱区間ではRTT平均値AV2が"39.9ms"である。
そして、伝送遅延算出部40は、RTT平均値AV2とRTT平均値AV1との差分(39.9ms−18.7ms=21.2ms)を、伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1)として算出する(ステップS5)。
ここで、伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1)の括弧内の左項は、データストリームDTSを送信ノードSから中継ノードR1へ送信することを意味し、同右項は、プローブPRBを送信ノードS−中継ノードR1間で送受信することを意味する。すなわち、伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1)は、送信ノードSから中継ノードR1に送信したデータストリームDTSの影響による送信ノードS−中継ノードR1間で送受信するプローブPRBの伝送遅延を示す。また、記号「→」及び「←」は単方向のデータ通信を意味し、記号「⇔」は双方向のデータ通信を意味する。すなわち、以降に「A→B」と記載した場合、ノードAからノードBに対してデータ送信することを示し、「A←B」と記載した場合には、ノードBからノードAに対してデータ送信することを示す。一方、「A⇔B」と記載した場合、ノードA−B間でデータ送受信することを示す。
そして、帯域共有ノード判定部50は、伝送遅延BLMが中継ノードR1以外について算出されたものであるか否かを確認し、伝送遅延BLMが中継ノードR1について算出されたものである場合(すなわち、プローブ送信先ノード100が中継ノードR1である場合)(ステップS7)、プローブ送信開始指示INS1をプローブ送信部10に与え、以てプローブ送信先ノード100として、中継ノードR1と通信リンクL(R1、R2)を形成する中継ノードR2を選択させる(ステップS8)。また、帯域共有ノード判定部50は、データストリーム送信開始指示INS2をデータストリーム送信部20に与える。
これにより、プローブPRBが送信ノードS−中継ノードR2間で送受信される一方、データストリームDTSが再び中継ノードR1に送信されることとなる。
ここで、中継ノードR2が送信ノードSの影響圏内IR_Sに存在するため、データストリームDTSは、図7に示す如く送信ノードSと中継ノードR1及びR2の通信(送信ノードSからの送信プローブPRB_T、中継ノードR2からの返信プローブPRB_R、並びに中継ノードR1によるプローブPRB_T及びPRB_Rの中継)に対して伝送遅延を発生させる。このため、図8に示すように、外乱区間ではRTT平均値AV2が"94.3ms"であり、定常区間ではRTT平均値AV1が"42.0ms"である。
そして、伝送遅延算出部40は、上記のステップS5を再び実行して、RTT平均値AV2とRTT平均値AV1との差分(94.3ms−42.0ms=52.3ms)を、伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2)として算出する。
この時、プローブ送信先ノード100が中継ノードR2であるため、帯域共有ノード判定部50は、送信ノードSと中継ノードR2とが無線帯域を共有しているか否かを判定する(ステップS9)。
具体的には、まず、帯域共有ノード判定部50は、下記の式(1)に示す如く伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2)から伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1)を減算し、伝送遅延BLM(S→R1、R1⇔R2)="31.1ms"を得る。
Figure 0005082986
この伝送遅延BLM(S→R1、R1⇔R2)は、データストリームDTSの影響によって生じた、中継ノードR1が中継ノードR2にプローブPRBを中継する際の伝送遅延、及び中継ノードR2が中継ノードR1にプローブPRBを返信する際の伝送遅延の和である。
また、中継ノードR1が中継ノードR2にプローブPRBを中継する際の伝送遅延BLM(S→R1、R1→R2)を、下記の式(2)に従って、中継ノードR1について算出された伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1)の半分の値で近似できる。
Figure 0005082986
ここで、上記の式(2)中では、伝送遅延BLM(S→R1、R1→R2)が、中継ノードR1が送信ノードSにプローブPRBを中継する際の伝送遅延BLM(S→R1、S←R1)と同値となることを利用している。また、伝送遅延BLM(S→R1、R1→R2)とBLM(S→R1、S←R1)とが同値になるのは、中継ノードR1により中継されるプローブPRBが中継ノードR2又は送信ノードSに到達するまでに要する伝送遅延(すなわち、伝送遅延の主要因であるパケット送信待ち時間)が、中継ノードR1を影響圏内に含む隣接ノードが発生するクロストラヒック量により決定されるからである。これは、中継ノードR2がプローブPRBを中継ノードR3又は中継ノードR1に中継する際、並びに中継ノードR3がプローブPRBを受信ノードDは中継ノードR2に中継する際の伝送遅延にも同様に適用される。
そして、帯域共有ノード判定部50は、上記の式(1)及び(2)を用いて下記の式(3)に示すように、データストリームDTSの影響によって生じた、中継ノードR2が中継ノードR1にプローブPRBを返信する際の伝送遅延BLM(S→R1、R1←R2)を算出する。
Figure 0005082986
ここで、中継ノードR2が送信ノードSの帯域共有ノードでなければ、データストリームDTSは中継ノードR2には到達せず、以て伝送遅延BLM(S→R1、R1←R2)にデータストリームDTSの影響は現れない。従って、帯域共有ノード判定部50は、伝送遅延BLM(S→R1、R1←R2)="20.5ms"が、中継ノードR2の設計情報(パケットのルーティング処理時間等)に従って予め定めた基準値BVを超える値である場合に、送信ノードSと中継ノードR2とが無線帯域を共有すると判定する。
一方、伝送遅延BLM(S→R1、R1←R2)が基準値BVを下回る値である場合、帯域共有ノード判定部50は、送信ノードSと中継ノードR2とが無線帯域を共有しないと判定する。
なお、基準値BVには、定常区間で計測されたラウンド・トリップ・タイムRTTから求めた、中継ノードR2が中継ノードR1にプローブPRBを返信する際の伝送遅延の標準偏差を用いても良いし、又はその伝送遅延の平均値からの最大変動幅を用いても良い。例えば、標準偏差を基準値BVに用いた場合、伝送遅延BLM(S→R1、R1←R2)が、中継ノードR2におけるパケットルーティング処理やパケット伝送処理等の揺らぎの影響により生じたのか、或いはデータストリームDTSの影響により生じたのかをより確実に区別することが可能となる。
この後、帯域共有ノード判定部50は、プローブ送信先ノード100が受信ノードDであるか否かを判定する(ステップS10)。今、プローブ送信先ノード100は中継ノードR2であるため、帯域共有ノード判定部50は、プローブ送信開始指示INS1をプローブ送信部10に与えて上記のステップS8を実行させ、以て中継ノードR3に対してプローブPRBを送信させる。また、帯域共有ノード判定部50は、データストリーム送信開始指示INS2をデータストリーム送信部20に与え、以て中継ノードR1にデータストリームDTSを送信させる。
これにより、伝送遅延算出部40で伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2⇔R3)(例えば、"78.9ms")が算出される。帯域共有ノード判定部50は、伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2⇔R3)="78.9ms"、算出済みの伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2)="52.3ms"、及び上記の式(3)で算出した伝送遅延BLM(S→R1、R1←R2)="20.5ms"を用い、下記の式(4)に従って、データストリームDTSの影響によって生じた、中継ノードR3が中継ノードR2にプローブPRBを返信する際の伝送遅延BLM(S→R1、R2←R3)="6.1ms"を算出する。
Figure 0005082986
基準値BV="10ms"とすると、BLM(S→R1、R2←R3)≦BVが成立するため、帯域共有ノード判定部50は、中継ノードR3が送信ノードSの影響圏内IR_Sに存在しない、すなわち、送信ノードSと中継ノードR3とが無線帯域を共有しないと判定する。
また、同様にして、帯域共有ノード判定部50は、プローブ送信開始指示INS1をプローブ送信部10に与えて中継ノードR3に対してプローブPRBを送信させ、伝送遅延算出部40で伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2⇔R3⇔D)を算出させる。そして、帯域共有ノード判定部50は、伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2⇔R3⇔D)、算出済みの伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2⇔R3)、及び上記の式(4)で算出した伝送遅延BLM(S→R1、R2←R3)を用い、下記の式(5)に従って、データストリームDTSの影響によって生じた、受信ノードDが中継ノードR3にプローブPRBを返信する際の伝送遅延BLM(S→R1、R3←D)を算出する。
Figure 0005082986
帯域共有ノード判定部50は、この伝送遅延BLM(S→R1、R3←D)を基準値BVと比較することにより、送信ノードSと受信ノードDとが無線帯域を共有するか否かを判定できる。
なお、本実施の形態では、無線伝送経路が5つのノードにより形成される場合を扱ったが、中継ノード数が増加した場合であっても、送信ノードSが上記と同様の動作を行うことで帯域共有ノードを判定できる。また、プローブPRBの送信先ノードを中継ノードR1、R2、R3、及び受信ノードDの順に選択する場合を例に取って説明したが、プローブPRBの送信先ノードの選択順序は問わず、少なくとも送信ノードSとの帯域共有を判定する際に、判定対象ノードについての伝送遅延と判定対象ノードより送信ノードS側に存在するノードについての伝送遅延が算出されていれば良い。
[実施の形態2]
図9に示す本実施の形態に係る送信ノードSは、帯域共有ノード判定部50aが、プローブ送信開始指示INS1及びデータストリーム送信開始指示INS2に先立って、中継ノードR1〜R3の内からデータストリームDTSの送信先ノード200を自ノードから遠ざかる方向に順次選択する点と、データストリーム送信部20aが、データストリーム送信先ノード200に対してデータストリームDTSを送信する点が上記の実施の形態1と異なっている。また、帯域共有ノード判定部50aは、データストリーム送信先ノード200を変更する度毎に、プローブ送信部10に、中継ノードR1〜R3及び受信ノードDの内から1つのノードを自ノードから遠ざかる方向に順次選択するようプローブ送信開始指示INS1を与え、プローブ送信開始指示INS1を発生する度毎に、データストリーム送信部20aに、データストリーム送信先ノード200に対してデータストリームDTSを送信するようデータストリーム送信開始指示INS2を与える。
この場合、後述する如く、データストリームDTSを中継する中継ノードと無線帯域を共有するノードを判定することが可能である。また、データストリーム送信先ノード200として中継ノードR1を選択した場合、上記の実施の形態1と同様に、伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1)、BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2)、BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2⇔R3)、及びBLM(S→R1、S⇔R1⇔R2⇔R3⇔D)を算出することができ、以て送信ノードSの帯域共有ノードを判定できる。
以下、本実施の形態の動作を、送信ノードSを図10に示す無線伝送経路に適用し、且つ中継ノードR1の帯域共有ノードを判定する場合を例に取って説明する。ここで、図1とは異なり、中継ノードR1〜R3が無線帯域を共有しているものとする。
帯域共有ノード判定部50aは、データストリーム送信先ノード200=中継ノードR2をデータストリーム送信部20aに指示する。そして、帯域共有ノード判定部50aは、プローブ送信開始指示INS1及びデータストリーム送信開始指示INS2を、プローブ送信部10及びデータストリーム送信部20aにそれぞれに与える。
これにより、データストリームDTSは、中継ノードR1を経由して中継ノードR2に到達する。また、伝送遅延算出部40により、プローブPRBを中継ノードR1に送信した際の伝送遅延BLM(S→R1→R2、S⇔R1)、プローブPRBを中継ノードR2に送信した際の伝送遅延BLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2)、プローブPRBを中継ノードR3に送信した際の伝送遅延BLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2⇔R3)、及びプローブPRBを受信ノードDに送信した際の伝送遅延BLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2⇔R3⇔D)が順次算出される。
ここで、伝送遅延BLM(S→R1→R2、S⇔R1)、BLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2)、BLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2⇔R3)、及びBLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2⇔R3⇔D)は、それぞれ、送信ノードS及び中継ノードR1が送信するデータストリームDTSの影響により生じた、送信ノードS−中継ノードR1間で送受信するプローブPRBの伝送遅延、送信ノードS−中継ノードR2間で送受信するプローブのPRBの伝送遅延、送信ノードS−中継ノードR3間で送受信するプローブのPRBの伝送遅延、及び送信ノードS−中継ノードD間で送受信するプローブのPRBの伝送遅延である。
帯域共有ノード判定部50aは、伝送遅延BLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2)及びBLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2⇔R3)を用い、下記の式(6)に従って、送信ノードS及び中継ノードR1が送信するデータストリームDTSの影響により生じた、中継ノードR2−R3間で送受信するプローブPRBの伝送遅延BLM(S→R1→R2、R2⇔R3)を算出する。
Figure 0005082986
また、帯域共有ノード判定部50aは、上記の実施の形態1と同様にして算出した伝送遅延BLM(S→R1、S⇔R1⇔R2⇔R3)及びBLM(S→R1、S⇔R1⇔R2)を用い、下記の式(7)に従って、送信ノードSが中継ノードR1に送信するデータストリームDTSの影響により生じた、中継ノードR2−R3間で送受信するプローブPRBの伝送遅延BLM(S→R1、R2⇔R3)を算出する。
Figure 0005082986
帯域共有ノード判定部50aは、上記の式(6)及び(7)を用い、下記の式(8)に従って、中継ノードR1が中継ノードR2に送信するデータストリームDTSの影響により生じた、中継ノードR2−R3間で送受信するプローブPRBの伝送遅延BLM(R1→R2、R2⇔R3)を算出する。
Figure 0005082986
また、帯域共有ノード判定部50aは、中継ノードR2が中継ノードR3にプローブPRBを中継する際の伝送遅延BLM(R1→R2、R2→R3)を、下記の式(9)に従って、算出済みの伝送遅延BLM(S→R1→R2、S⇔R1⇔R2)及びBLM(S→R1→R2、S⇔R1)、並びに上記の式(1)で算出した伝送遅延BLM(S→R1、R1⇔R2)を用いて近似する。
Figure 0005082986
帯域共有ノード判定部50aは、上記の式(8)及び(9)を用い、下記の式(10)に従って、中継ノードR1が中継ノードR2に送信したデータストリームDTSの影響により生じた、中継ノードR3が中継ノードR2にプローブPRBを返信する際の伝送遅延BLM(R1→R2、R2←R3)を算出する。
Figure 0005082986
帯域共有ノード判定部50は、この伝送遅延BLM(R1→R2、R2←R3)を基準値BVと比較することにより、データストリームDTSを中継する中継ノードR1と中継ノードR3とが無線帯域を共有するか否かを判定できる。
中継ノードR1が受信ノードDと無線帯域を共有するか否かを判定する場合も、算出済みの伝送遅延を用いて上記の式(6)〜(10)と同様の過程を経ることにより、中継ノードR1が中継ノードR2に送信したデータストリームDTSの影響により生じた、中継ノードDが中継ノードR3にプローブPRBを返信する際の伝送遅延BLM(R1→R2、R3←D)を算出することで判定可能である。
なお、上記の実施の形態によって本発明は限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づき、当業者によって種々の変更が可能なことは明らかである。例えば、上記の実施の形態で示した送信ノードの各処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することもできる。
本発明に係る送信ノードが形成する無線伝送経路の一の例を示した図である。 本発明に係る送信ノードの実施の形態1の構成例を示したブロック図である。 本発明に係る送信ノードの実施の形態1の動作例を示したフローチャート図である。 本発明に係る送信ノードに用いるプローブのフォーマット例を示した図である。 本発明に係る送信ノードの実施の形態1におけるプローブ及びデータストリームの一の伝送例を示した図である。 本発明に係る送信ノードの実施の形態1におけるラウンド・トリップ・タイムの一の計測例を示したグラフ図である。 本発明に係る送信ノードの実施の形態1におけるプローブ及びデータストリームの他の伝送例を示した図である。 本発明に係る送信ノードの実施の形態1におけるラウンド・トリップ・タイムの他の計測例を示したグラフ図である。 本発明に係る送信ノードの実施の形態2の構成例を示したブロック図である。 本発明に係る送信ノードが形成する無線伝送経路の他の例を示した図である。
符号の説明
10 プローブ送信部
20, 20a データストリーム送信部
30 プローブ計測部
31 RTT記憶部
40 伝送遅延時間算出部
41 BLM記憶部
50, 50a 帯域共有ノード判定部
100 プローブ送信先ノード
200 データストリーム送信先ノード
S 送信ノード
R1〜R3 中継ノード
D 受信ノード
P(S、D) 無線伝送経路
L(S、R1), L(R1、R2)、L(R2、R3)、L(R3、D) 通信リンク
IR_S 送信ノードSの影響圏内
IR_D 受信ノードDの影響圏内
IR_R1 中継ノードR1の影響圏内
PRB プローブ
DTS データストリーム
RTT ラウンド・トリップ・タイム
BLM 伝送遅延
INS1 プローブ送信開始指示
INS2 データストリーム送信開始指示
P1〜Pn パケット

Claims (12)

  1. 複数のノードと共に一の無線伝送経路を形成する送信ノードであって、
    前記複数のノードの内から第1のノードを選択し、前記第1のノードに対して複数のパケットを含むプローブを送信するプローブ送信部と、
    前記プローブの外乱となり得るデータストリームを送信するデータストリーム送信部と、
    各パケットが前記第1のノードにより返信されて戻って来る迄のラウンド・トリップ・タイムを計測するプローブ計測部と、
    前記データストリームの送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムと前記データストリームの非送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムとから、前記データストリームの影響により生じた前記プローブの伝送遅延を算出する伝送遅延算出部と、
    前記送信ノードと通信リンクを形成する第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する帯域共有ノード判定部と、
    を備えた送信ノード。
  2. 請求項1において、
    前記帯域共有ノード判定部は、前記第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延から、前記第1のノードが前記プローブを前記第1のノードと前記送信ノード側で通信リンクを形成するノードに対して返信した際の第1の伝送遅延を算出し、前記第1の伝送遅延が基準値を超過している場合、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有していると判定することを特徴とした送信ノード。
  3. 請求項1において、
    前記帯域共有ノード判定部が、
    前記複数のノードの内から第3のノードを前記送信ノードから遠ざかる方向に順次選択すると共に、前記データストリーム送信部に前記第3のノードに対して前記データストリームを送信するよう指示し、
    前記第3のノードを選択する度毎に、前記プローブ送信部に前記第1のノードの選択及び前記プローブの送信を行うよう指示し、
    選択済み及び選択中の前記第3のノードにそれぞれ対応して前記第2ノードから前記1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記データストリームを中継するノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する
    ことを特徴とした送信ノード。
  4. 請求項3において、
    前記帯域共有ノード判定部は、前記選択済み及び選択中の前記第3のノードにそれぞれ対応して前記第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延から、前記第1のノードが前記プローブを前記第1のノードと前記送信ノード側で通信リンクを形成するノードに対して返信した際の第1の伝送遅延を算出し、前記第1の伝送遅延が基準値を超過している場合、前記データストリームを中継するノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有していると判定することを特徴とした送信ノード。
  5. 請求項2又は4において、
    前記基準値が、前記データストリームの非送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムから求めた前記第1の伝送遅延の標準偏差、又は前記データストリームの非送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムから求めた前記第1の伝送遅延の平均値からの最大変動幅であることを特徴とした送信ノード。
  6. 請求項1において、
    前記プローブが、ICMP(Internet Control Message Protocol)で規定されるプローブであることを特徴とした送信ノード。
  7. 複数のノードと共に一の無線伝送経路を形成する送信ノードの制御方法であって、
    前記複数のノードの内から第1のノードを選択し、前記第1のノードに対して複数のパケットを含むプローブを送信するプローブ送信ステップと、
    前記プローブの外乱となり得るデータストリームを送信するデータストリーム送信ステップと、
    各パケットが前記第1のノードにより返信されて戻って来る迄のラウンド・トリップ・タイムを計測するプローブ計測ステップと、
    前記データストリームの送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムと前記データストリームの非送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムとから、前記データストリームの影響により生じた前記プローブの伝送遅延を算出する伝送遅延算出ステップと、
    前記送信ノードと通信リンクを形成する第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する帯域共有ノード判定ステップと、
    を備えた送信ノードの制御方法。
  8. 請求項7において、
    前記帯域共有ノード判定ステップは、前記第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延から、前記第1のノードが前記プローブを前記第1のノードと前記送信ノード側で通信リンクを形成するノードに対して返信した際の第1の伝送遅延を算出し、前記第1の伝送遅延が基準値を超過している場合、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有していると判定することを特徴とした送信ノードの制御方法。
  9. 請求項7において、
    前記帯域共有ノード判定ステップが、
    前記複数のノードの内から第3のノードを前記送信ノードから遠ざかる方向に順次選択すると共に、前記データストリーム送信ステップに前記第3のノードに対して前記データストリームを送信するよう指示し、
    前記第3のノードを選択する度毎に、前記プローブ送信ステップに前記第1のノードの選択及び前記プローブの送信を行うよう指示し、
    選択済み及び選択中の前記第3のノードにそれぞれ対応して前記第2ノードから前記1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記データストリームを中継するノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する
    ことを特徴とした送信ノードの制御方法。
  10. 複数のノードと共に一の無線伝送経路を形成する送信ノードに実行させるための制御プログラムであって、
    前記送信ノードに、
    前記複数のノードの内から第1のノードを選択し、前記第1のノードに対して複数のパケットを含むプローブを送信するプローブ送信ステップと、
    前記プローブの外乱となり得るデータストリームを送信するデータストリーム送信ステップと、
    各パケットが前記第1のノードにより返信されて戻って来る迄のラウンド・トリップ・タイムを計測するプローブ計測ステップと、
    前記データストリームの送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムと前記データストリームの非送信中に計測されたラウンド・トリップ・タイムとから、前記データストリームの影響により生じた前記プローブの伝送遅延を算出する伝送遅延算出ステップと、
    前記送信ノードと通信リンクを形成する第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する帯域共有ノード判定ステップと、
    を実行させる制御プログラム。
  11. 請求項10において、
    前記帯域共有ノード判定ステップは、前記第2のノードから前記第1のノードまでの各々について算出された伝送遅延から、前記第1のノードが前記プローブを前記第1のノードと前記送信ノード側で通信リンクを形成するノードに対して返信した際の第1の伝送遅延を算出し、前記第1の伝送遅延が基準値を超過している場合、前記送信ノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有していると判定することを特徴とした制御プログラム。
  12. 請求項10において、
    前記帯域共有ノード判定ステップが、
    前記複数のノードの内から第3のノードを前記送信ノードから遠ざかる方向に順次選択すると共に、前記データストリーム送信ステップに前記第3のノードに対して前記データストリームを送信するよう指示し、
    前記第3のノードを選択する度毎に、前記プローブ送信ステップに前記第1のノードの選択及び前記プローブの送信を行うよう指示し、
    選択済み及び選択中の前記第3のノードにそれぞれ対応して前記第2ノードから前記1のノードまでの各々について算出された伝送遅延に基づき、前記データストリームを中継するノードと前記第1のノードとが無線帯域を共有しているか否かを判定する
    ことを特徴とした制御プログラム。
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