JP5989341B2 - 水晶デバイスへの印字方法、水晶デバイス及び水晶デバイスの製造方法 - Google Patents
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水晶デバイスである水晶振動子には、リード型のものと、表面実装型がある。
表面実装型水晶振動子は、振動片とその枠部、振動片を支持する支持部を備える振動チップと、それを下側からベースと上側からリッドで重ね合わせて接合されたものである。
そして、表面実装型水晶振動子は、振動チップ、ベース、リッドを複数形成したウエハ単位(振動チップウエハ、ベースウエハ、リッドウエハの単位)で製造できるため、一度に大量の水晶振動子を製造できるものである。
尚、関連する先行技術として、特開2009−076685号公報「ダイオード、ダイオードの製造方法及びマーキング装置」(株式会社ルネサステクノロジ)[特許文献1]、特開2005−150636号公報「レーザーマーキング方法」(日本特殊陶業株式会社)[特許文献2]がある。
本発明は、上記水晶デバイスへの印字方法において、レーザーによる金属膜の削り取りが、リッドウエハの表面が露出するまで行うことを特徴とする。
[実施の形態1の概要]
本発明の実施の形態に係る水晶デバイスへの印字方法は、水晶基板上にニッケル(Ni)又はニッケルとタングステン(W)の合金(Ni/W)又はクロム(Cr)等の金属膜を成膜し、当該金属膜を加熱して焼成し、金属膜を酸化させることで金属膜の色を茶又は焦げ茶にし、その金属膜を水晶基板の下地が露出するまでレーザーで削り取るようにしているので、文字部分が透明又は白っぽい色となって見易い文字を形成できるものである。
本発明の実施の形態2に係る第1の水晶デバイスの製造方法は、リッドウエハにガラス印刷して焼成し、リッドウエハ上面にクロム膜又はニッケルとタングステンの混合膜、若しくはクロム膜にニッケルとタングステンの混合膜を重ねた2層の金属膜を形成し、リッドウエハ上面から金属膜にレーザー印字を行い、更にベースウエハ、振動チップウエハ、リッドウエハの順に接合して水晶デバイスウエハを製造するものであり、レーザー印字を行っても振動チップに影響を及ぼすことがなく、安価で作業効率を向上させることができるものである。
[本印字方法:図1]
本発明の実施の形態1に係る水晶デバイスへの印字方法について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る水晶デバイスへの印字方法を示すプロセス断面説明図である。
本発明の実施の形態1に係る水晶デバイス(本水晶デバイス)への印字方法は、図1(a),(b)に示すように、リッドウエハとなる水晶基板5上に、Ni単体の金属膜、Ni/Wの合金の金属膜、若しくは、Niと鉄(Fe)の合金(Ni/Fe)の金属膜、または、クロム(Cr)単体の金属膜を成膜する。これら金属膜を総称して「金属膜4」とする。
次に、本水晶デバイスを加熱して焼成する。加熱により、金属膜4が酸化し、茶又は焦げ茶の色になる。つまり、金属膜4を酸化させて変色させるものである。
但し、完全に金属膜4を除去しなくても、除去していない金属膜4の色と文字部分の色が区別できればよい。文字の色は、透明又は白色となる。
また、リッドは、通常、水晶振動子の蓋として用いられるものである。
尚、レーザーによる印字は、接合前にリッドウエハの一方の主面に形成された金属膜4に対して行うものである。
更に、リッドウエハの下面(下側の主面)に接合ガラス等の接着層6を印刷し、約400℃で高温焼成をする。
尚、図1では、水晶基板5の一方の主面に金属膜4を形成し、水晶基板5の他方の主面に接着層6を形成するようにしているが、金属膜4が形成された面に接着層6を形成し、焼成してレーザー印刷を行ってもよい。この場合、金属膜4が形成されていない側が蓋の上面となるため、文字は反転させて印刷する必要がある。
本水晶デバイスのリッドの概略について図2を参照しながら具体的に説明する。図2は、レーザー印字が為されたリッドの概略図である。
図2に示すリッド10は、リッドウエハからダイシングラインに従って切り出されたものである。
以下に説明する第1〜3の水晶振動子の構成は、発振回路を備えたIC(Integrated Circuit)を有する水晶発振器にも適用可能である。
[第1の水晶振動子:図3]
実施の形態1に係る第1の水晶振動子について図3を参照しながら説明する。図3は、第1の水晶振動子の断面説明図である。
第1の水晶振動子は、図3に示すように、リッド部10が板状であり、ベース部41が凹部形状であり、凹部形状のベース部41内に、水晶の振動片7が導電性接着剤8で固着され、ベース部41の周辺上部で接着層6を介してリッド部10が接合される。
そして、リッド部10の上面には本実施の形態のレーザーによって印字された金属膜4が形成されている。
実施の形態1に係る第2の水晶振動子について図4を参照しながら説明する。図4は、第2の水晶振動子の断面説明図である。
第2の水晶振動子は、図4に示すように、ベース部41が板状であり、リッド部10が凹部形状であり、ベース部41上に水晶の振動片7が導電性接着剤8で固着され、ベース部41の周辺部分で接着層6を介して開口部を下にしたリッド部10が接合される。
そして、リッド部10の開口部とは反対の平面には本実施の形態のレーザーによって印字された金属膜4が形成されている。
実施の形態1に係る第3の水晶振動子について図5を参照しながら説明する。図5は、第3の水晶振動子の断面説明図である。
第3の水晶振動子は、印字処理されたリッドウエハと、ベースウエハとで、振動チップウエハを挟み込むよう接合し、ダイシングラインで分離して個々の水晶振動子を形成したものである。
リッド部10の上面には、レーザー印字された金属膜4が形成されている。
そして、振動チップ20の周辺部分を、接合ガラス等の接着層6を介してリッド部10と、接着層6を介してベース部41で接合している。
本水晶デバイスへの印字方法は、水晶基板1上にNi又はNi/W等の金属膜4を成膜し、当該金属膜4を加熱して焼成し、金属膜を酸化させることで金属膜4の色を茶又は焦げ茶にし、その金属膜4を水晶基板5の下地が露出するまでレーザーで削り取って印字するようにしているので、文字部分が透明又は白っぽい色となって見易い文字を形成できる効果がある。
本実施の形態2の詳細について説明する。
本実施の形態2について説明する前に、従来技術の課題を整理すると、従来の水晶デバイスの製造方法では、ベースウエハ、振動チップウエハ、リッドウエハを接合してリッドウエハ面にレーザー印字を行うと、レーザーが透過して振動チップの励振電極もトリミングしてしまう可能性があり、水晶振動子として不具合が生じるという問題点があった。
本発明の実施の形態2に係る水晶デバイスの製造方法について図6を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係る第1の水晶デバイスの断面説明図である。特に、図6(a)では、第1のリッドウエハの断面説明図を示し、図6(b)では、第1の水晶デバイスの断面説明図を示している。
図6(a)に示すように、Zカット水晶基板が用いられたリッドウエハ1の下面に接合ガラス12を印刷(ガラス印刷)し、約400℃で高温焼成をする。
尚、リッドウエハは、Zカット以外のATカット等の水晶基板であってもよいし、ガラス基板であってもよい。
金属膜4は、レジストを用いたパターニングにより、複数のリッド部10とウエハ外周内側の成膜部11が形成され、成膜後にレーザー印字を行う。
更に、レーザー印字を行う際に、リッドウエハ1の外周内側の成膜部11にダイシングマークをトリミング(印字)する。
尚、上記例では、ガラス12を印刷焼成した後に、金属膜4を成膜しているが、先に金属膜4を成膜した後に、カラス12を印刷焼成してもよい。
そして、重ね合わされた3枚のウエハは、トリミングしたダイシングマークに基づいてチップ毎に切断する作業を行う。
レーザー印字が為されたリッドウエハについて図7,2を参照しながら説明する。図7は、リッドウエハの概略図である。尚、図7における各リッド10を拡大したものが図2となっている。
図6に示したように、リッドウエハ1の下面で金属膜4が形成されない部分に接合ガラス12が形成され、高温焼成した後に、リッドウエハ1の上面に金属膜4が形成され、パターニングによりリッド部10と成膜部11が形成される。
図7はリッドウエハ1を上面から見た図であり、リッドウエハ1の上部から金属膜4が形成されずに透けて見える部分を接合ガラス12として指し示している。
金属膜4は、各リッド部10とリッドウエハ1の外周内側の成膜部11に形成される。
尚、成膜部11は、リッドウエハ1の全面に形成されていてもよい。
印字は、図2に示すようなもので、リッドウエハ1における全てのリッド部10に印字される。
更に、リッドウエハ1の外周内側の成膜部11にはダイシングマーク13も印字される。
次に、第1の水晶デバイスウエハの応用例について図8を参照しながら説明する。図8は、第1の水晶デバイスウエハの応用例の断面説明図である。特に、図8(a)では、第1のリッドウエハの応用例の断面説明図を示し、図8(b)では、第1の水晶デバイスの応用例の断面説明図を示している。
図8の水晶デバイスウエハと、図6の水晶デバイスウエハとの相違点は、リッドウエハ1上に成膜される金属膜を二層とした点である。
リッドウエハ1上に第1の金属膜4aのCr膜を形成することで、第2の金属膜4bのNi/W膜の付着性を強固にできる。
金属膜を二層とした点以外は、図6の水晶デバイスウエハと同様の構成であり、同様の製造方法となっている。
金属膜を二層としたことにより、リッド部10も成膜部11も二層構造となっている。
水晶デバイスウエハについて3枚のウエハを重ね合わせる状況について図9を参照しながら説明する。図9は、3枚のウエハを重ね合わせる前の概略図である。
図9に示すように、リッドウエハ1には上述したようにガラス印刷、高温焼成、成膜、レーザー印字が為され、リッドの集合体が形成される。
ベースウエハ3には、Zカット水晶基板で形成され、ベースの集合体が形成される。
リッド、振動チップ、ベースから成る水晶デバイスの具体的な構成については後述する。
次に、水晶デバイスについて図10を参照しながら説明する。図10は、水晶デバイスの断面説明図である。
水晶デバイスは、水晶デバイスウエハを、ダイシングマークを用いてダイシングして個片にすることで形成されるものである。
水晶デバイスは、図10に示すように、リッド部10とベース30で振動チップ20を挟み込むよう接合されている。
振動チップ20は、中央部分が振動片を構成し、その振動片の表裏に励振電極としてクロム(Cr)の金属膜21と金(Au)の金属膜22が重ねて形成されている。
そして、振動チップ20の周辺部分を、接合ガラス12aを介してリッド部10と、接合ガラス12bを介してベース30で接合している。
また、図10では、金属膜40は、接合ガラス12aが形成された部分に対向する箇所には形成されないようにしているが、その箇所まで金属膜40を形成してもよい。
尚、上記水晶デバイスの構成は、発振回路を備えたICを有する水晶発振器にも適用可能である。
次に、本発明の実施の形態2に係る第2の水晶デバイスウエハについて図11を参照しながら説明する。図11は、本発明の実施の形態2に係る第2の水晶デバイスの断面説明図である。特に、図11(a)では、第2のリッドウエハの断面説明図を示し、図11(b)では、第2の水晶デバイスの断面説明図を示している。
図11(a)に示すように、Zカット水晶基板が用いられたリッドウエハ1の下面(振動チップウエハ2が接合する面)に、クロム(Cr)膜又はニッケルとタングステンの混合膜(Ni/W膜)の金属膜4cを形成し、レジストを用いたパターニングにより複数のリッド部10とウエハ1の外周内側の成膜部11を形成(成膜)する。
更に、レーザー印字を行う際に、リッドウエハ1の外周内側の成膜部11にダイシングマークをトリミング(印字)する。ダイシングマークもリッドウエハ1に接着する面の金属膜4cにレーザー印字が為される。
成膜してからガラス印刷し、高温焼成するので、膜付着強度を維持するために、第1の金属膜と第2の金属膜を積層したCr−Ni/W膜が望ましい。つまり、リッドウエハ1側にCr膜を形成することで、その上に形成されるNi/W膜の付着性を強固にできる。
次に、本発明の実施の形態2に係る第3の水晶デバイスウエハについて図12を参照しながら説明する。図12は、本発明の実施の形態2に係る第3の水晶デバイスの断面説明図である。特に、図12(a)では、第3のリッドウエハの断面説明図を示し、図12(b)では、第3の水晶デバイスの断面説明図を示している。
図12(a)に示すように、Zカット水晶基板が用いられたリッドウエハ1の下面(振動チップウエハ2が接合する面)に、クロム(Cr)膜又はニッケルとタングステンの混合膜(Ni/W膜)の金属膜4cを形成し、レジストを用いたパターニングにより複数のリッド部10とウエハ1の周囲の成膜部11を形成(成膜)する。
更に、レーザー印字を行う際に、リッドウエハ1の外周内側の成膜部11にダイシングマークをトリミング(印字)する。ダイシングマークも振動チップウエハ2が接合する面の金属膜4cにレーザー印字が為される。
成膜してからガラス印刷し、高温焼成するので、膜付着強度を維持するために、第1の金属膜と第2の金属膜を積層したCr−Ni/W膜が望ましい。つまり、リッドウエハ1側にCr膜を形成することで、その上に形成されるNi/W膜の付着性を強固にできる。
但し、第3の水晶デバイスウエハでは、レーザー印字をリッドウエハ1の上面からでなく、下面から行うようにしているので、通常に文字を印字してはリッド上面から見る文字が反転してしまうことになる。
そこで、図13に示す文字方向で印字する必要がある。図13は、第3の水晶デバイスウエハの印字の時の文字方向を示す図である。つまり、レーザー印字する文字を予め反転させて印字を行うことで、リッド上面から見た文字を正常の文字とすることができる。
尚、レーザー印字の文字の反転は、レーザー照射を行う装置において、コンピュータプログラムで反転印字となるよう制御しておく。
次に、本発明の実施の形態2に係る第4の水晶デバイスウエハについて図14を参照しながら説明する。図14は、本発明の実施の形態2に係る第4の水晶デバイスの断面説明図である。特に、図14(a)では、第4のリッドウエハの断面説明図を示し、図14(b)では、第4の水晶デバイスの断面説明図を示している。
図14(a)に示すように、Zカット水晶基板が用いられたリッドウエハ1の下面(振動チップウエハ2が接合する面)に、クロム(Cr)膜又はニッケルとタングステンの混合膜(Ni/W膜)の金属膜4cを形成し、複数のリッド部10とウエハ1の外周内側の成膜部11を形成(成膜)する。
更に、レーザー印字を行う際に、リッドウエハ1の外周内側の成膜部11にダイシングマークをトリミング(印字)する。ダイシングマークもリッドウエハ1に接着する面の金属膜4cにレーザー印字が為される。
成膜してからガラス印刷し、高温焼成するので、膜付着強度を維持するために、第1の金属膜と第2の金属膜を積層したCr−Ni/W膜が望ましい。つまり、リッドウエハ1側にCr膜を形成することで、その上に形成されるNi/W膜の付着性を強固にできる。
第1の水晶デバイスの製造方法によれば、リッドウエハ1にガラス印刷して高温焼成し、リッドウエハ1上面にクロム膜又はニッケルとタングステンの混合膜の金属膜4、若しくはクロム膜にニッケルとタングステンの混合膜を重ねた2層の金属膜4a,4bを形成し、リッドウエハ1上面から金属膜4,4a,4bにレーザー印字を行い、更にベースウエハ3、振動チップウエハ2、リッドウエハ1の順に接合して水晶デバイスウエハを製造するものであり、レーザー印字を行っても振動チップに影響を及ぼすことがなく、安価で作業効率を向上させることができる効果がある。
Claims (12)
- 水晶デバイスへの印字方法であって、
リッドウエハの一方の主面上に酸化して変色する金属膜を成膜し、
前記リッドウエハの他方又は前記一方の主面上に接着層を形成し、
茶色又は焦げ茶色となるよう焼成して前記金属膜を酸化させ、
レーザーにて前記酸化させた金属膜を削り取って印字することを特徴とする水晶デバイスへの印字方法。 - 水晶デバイスへの印字方法であって、
リッドウエハの一方の主面上に酸化して変色する金属膜として、ニッケル、ニッケルとタングステンの合金、ニッケルと鉄の合金のいずれかである金属膜を成膜し、
前記リッドウエハの他方又は前記一方の主面上に接着層を形成し、
焼成して前記金属膜を酸化させ、
レーザーにて前記酸化させた金属膜を削り取って印字することを特徴とする水晶デバイスへの印字方法。 - レーザーによる金属膜の削り取りは、リッドウエハの表面が露出するまで行うことを特徴とする請求項1又は2記載の水晶デバイスへの印字方法。
- レーザーによる印字部分は、透明又は白色であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の水晶デバイスへの印字方法。
- リッドを備える水晶デバイスであって、
前記リッドの一方の主面には、焼成により茶色又は焦げ茶色となって酸化して変色した金属膜が形成され、
前記リッドの他方又は前記一方の主面には、接着層が形成され、
前記金属膜の印字部分がレーザーによって削り取られて透明又は白色の文字が形成されていることを特徴とする水晶デバイス。 - リッドを備える水晶デバイスであって、
前記リッドの一方の主面には、焼成により酸化して変色した、ニッケル、ニッケルとタングステンの合金、ニッケルと鉄の合金のいずれかである金属膜が形成され、
前記リッドの他方又は前記一方の主面には、接着層が形成され、
前記金属膜の印字部分がレーザーによって削り取られて透明又は白色の文字が形成されていることを特徴とする水晶デバイス。 - リッドウエハ、振動片を備える振動チップウエハ、ベースウエハを接合して水晶デバイスウエハを製造する水晶デバイスの製造方法であって、
前記リッドウエハ下面に金属膜を形成し、
前記リッドウエハにおける前記振動チップウエハ接合面をガラス印刷して焼成し、
前記リッドウエハ上面から当該リッドウエハを透過させて前記金属膜にレーザー印字を行うと共にダイシングマークも印字し、
更に前記金属膜が内側に向くようにした前記リッドウエハと前記ベースウエハで前記振動チップウエハを挟み込んで接合して水晶デバイスウエハを製造することを特徴とする水晶デバイスの製造方法。 - リッドウエハ、振動片を備える振動チップウエハ、ベースウエハを接合して水晶デバイスウエハを製造する水晶デバイスの製造方法であって、
前記リッドウエハ下面に金属膜を形成し、
前記リッドウエハにおける前記振動チップウエハ接合面をガラス印刷して焼成し、
前記リッドウエハ下面から前記金属膜にレーザー印字を行うと共にダイシングマークも印字し、
更に前記金属膜が内側に向くようにした前記リッドウエハと前記ベースウエハで前記振動チップウエハを挟み込んで接合して水晶デバイスウエハを製造することを特徴とする水晶デバイスの製造方法。 - リッドウエハ、振動片を備える振動チップウエハ、ベースウエハを接合して水晶デバイスウエハを製造する水晶デバイスの製造方法であって、
前記リッドウエハ上面に金属膜を形成し、
前記リッドウエハにおける前記振動チップウエハ接合面をガラス印刷して焼成し、
前記リッドウエハ上面から前記金属膜にレーザー印字を行うと共にダイシングマークも印字し、
更に前記金属膜が外側に向くようにした前記リッドウエハと前記ベースウエハで前記振動チップウエハを挟み込んで接合して水晶デバイスウエハを製造することを特徴とする水晶デバイスの製造方法。 - リッドウエハ、振動片を備える振動チップウエハ、ベースウエハを接合して水晶デバイスウエハを製造する水晶デバイスの製造方法であって、
前記リッドウエハにおける前記振動チップウエハ接合面をガラス印刷して焼成し、
前記リッドウエハ上面に金属膜を形成し、
前記リッドウエハ上面から前記金属膜にレーザー印字を行うと共にダイシングマークも印字し、
更に前記金属膜が外側に向くようにした前記リッドウエハと前記ベースウエハで前記振動チップウエハを挟み込んで接合して水晶デバイスウエハを製造することを特徴とする水晶デバイスの製造方法。 - 金属膜を、クロム膜又はニッケルとタングステンの混合膜の金属膜としたことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか記載の水晶デバイスの製造方法。
- 前記金属膜の代わりに、リッドウエハ上にクロム膜の第1の金属膜と、当該第1の金属膜にニッケルとタングステンの混合膜を重ねた第2の金属膜とを有する二層の金属膜を用いたことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか記載の水晶デバイスの製造方法。
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