JP5984250B2 - 医用画像処理装置及びx線ct装置 - Google Patents
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Description
また、実施形態の第2の態様は、記憶部と、タイミング指定部と、再構成処理部と、抽出部と、解析部とを備えた医用画像処理装置である。記憶部は、少なくとも2つの部位により構成される生体の可動部位を、所定の時間内でX線によりスキャンして得られた投影データが記憶する。タイミング指定部は、投影データが取得された時間内における基準のタイミングを指定する。再構成処理部は、第1のフレームレートで投影データに再構成処理を施して、可動部位の第1の画像データを生成する。抽出部は、第1の画像データから可動部位を構成する各部位を抽出する。解析部は、基準のタイミングと他のタイミングとの間で、それぞれのタイミングにおける第1の画像データから抽出された可動部位を構成する各部位の位置関係を比較して、位置関係の変化量が所定量以内となるか否かを判断する。また、再構成処理部は、投影データのうち、変化量が所定量以内であると判断された時間幅に対応する投影データに対して第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートで再構成処理を施すことで第2の画像データを生成する。
また、実施形態の第3の態様は、X線撮影部と、再構成処理部と、抽出部と、外観撮影部と、解析部とを備えたX線CT装置である。X線撮影部は、生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得する。再構成処理部は、第1のフレームレートで投影データに再構成処理を施して、可動部位の第1の画像データを生成する。抽出部は、第1の画像データから可動部位の表層を抽出する。外観撮影部は、可動部位を撮影して外観画像を取得する。解析部は、一つの外観画像の指定を受けて、当該外観画像と生成された第1の画像データのそれぞれから抽出された表層とを比較し、当該外観画像と形状が実質的に一致する表層が抽出された第1の画像データのスキャンタイミングを特定し、このスキャンタイミングを含む時間幅を設定する。再構成処理部は、投影データのうち時間幅に対応する範囲の投影データに対して第1のフレームレートと異なる第2のフレームレートで再構成処理を施すことで第2の画像データを生成する。
また、実施形態の第4の態様は、X線撮影部と、タイミング指定部と、再構成処理部と、抽出部と、解析部とを備えたX線CT装置である。X線撮影部は、少なくとも2つの部位により構成される生体の可動部位を、所定の時間内でX線によりスキャンして投影データを取得する。タイミング指定部は、投影データが取得された時間内における基準のタイミングを指定する。再構成処理部は、第1のフレームレートで投影データに再構成処理を施して、可動部位の第1の画像データを生成する。抽出部は、第1の画像データから可動部位を構成する各部位を抽出する。解析部は、基準のタイミングと他のタイミングとの間で、それぞれのタイミングにおける第1の画像データから抽出された可動部位を構成する各部位の位置関係を比較して、位置関係の変化量が所定量以内となるか否かを判断する。再構成処理部は、投影データのうち、変化量が所定量以内であると判断された時間幅に対応する投影データに対して第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートで再構成処理を施すことで第2の画像データを生成する。
第1の実施形態に係る医用画像処理装置は、X線CT装置で取得された投影データに対して再構成を施してボリュームデータを生成し、そのボリュームデータから医用画像を生成する。以降では、本実施形態に係る医用画像処理装置の構成について、X線CT装置の構成とあわせて、図1A及び図1Bを参照しながら説明する。図1Aに示すように、本実施形態に係る医用画像処理装置は、X線撮影部500(即ち、X線CT装置)及び外部機器51と連動して動作し、投影データ記憶部13と、再構成処理部14と、画像データ記憶部10と、画像処理ユニット20と、表示制御部30と、U/I40とを含んで構成されている。また、U/I40は、表示部401と、操作部402とを含んで構成されたユーザーインタフェースである。
X線撮影部500は、ガントリ1と、高電圧装置7と、X線コントローラ8と、ガントリ/寝台コントローラ9とを含んで構成される。ガントリ1は、回転リング2と、X線源(X線発生部)3と、X線フィルタ4と、X線検出器5と、データ収集部11と、前処理部12と、スキャン制御部501とを含んで構成される。X線検出器5は、アレイタイプのX線検出器である。即ち、X線検出器5には、チャンネル方向にm行、及びスライス方向にn列のマトリックス状に検出素子が配列されている。
外部機器51は、外観撮影部511と、タイミング指定部512とのうちの少なくともいずれかにより構成されている。外観撮影部511は、被検体の外観を撮影するカメラ等で構成されている。また、タイミング指定部512は、X線撮影部500による撮影が行われた一連の時間幅の中から所望のタイミングの指定を受けて、このタイミングを示す情報を投影データに付帯する。
再構成処理部14は、投影データ記憶部13に記憶された投影データを読み出す。再構成処理部14は、例えばFeldkamp法と呼ばれる再構成アルゴリズムを利用して、読出した投影データを逆投影して画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を生成する。断層画像データの再構成には、たとえば、2次元フーリエ変換法、コンボリューション・バックプロジェクション法等、任意の方法を採用することができる。ボリュームデータは、再構成された複数の断層画像データを補間処理することにより作成される。ボリュームデータの再構成には、たとえば、コーンビーム再構成法、マルチスライス再構成法、拡大再構成法等、任意の方法を採用することができる。上述のように多列のX線検出器を用いたボリュームスキャンにより、広範囲のボリュームデータを再構成することができる。また、CT透視を行う場合には、検出データの収集レートを短くしているため、再構成処理部14による再構成時間が短縮される。従って、スキャンに対応したリアルタイムの画像データを作成することができる。以降では、ボリュームデータを「画像データ」と呼ぶ。
画像処理ユニット20は、構造抽出部21と、画像処理部22と、画像記憶部23とを含んで構成されている。
構造抽出部21は、オブジェクト抽出部211と、位置解析部212とを含んで構成されている。構造抽出部21は、まず、解析用に再構成された第1の画像データをタイミングごとに読み出す。構造抽出部21は、読み出されたタイミングごとの第1の画像データそれぞれをオブジェクト抽出部211に出力し、オブジェクトの抽出を指示する。
画像処理部22は、所定のタイミングごとに再構成された一連の画像データを構造抽出部21から受ける。画像処理部22は、あらかじめ決められた画像処理条件に基づき、タイミングごとの画像データそれぞれに対して画像処理を施すことで医用画像をそれぞれ生成する。画像処理部22は、生成された医用画像と、生成元の画像データに対応するタイミングを示す情報と関連付けて画像記憶部23に記憶させる。画像記憶部23は、医用画像を記憶するための記憶部である。
一連のタイミングについて医用画像が生成されると、表示制御部30は、画像記憶部23に記憶された一連の医用画像を読み出す。表示制御部30は、読み出された各医用画像に付帯されたタイミングを示す情報を参照し、これらの一連の医用画像を時系列に沿って並べて動画を生成する。表示制御部30は、生成された動画を表示部401に表示させる。
X線コントローラ8からトリガ信号が供給されると、高電圧装置7はX線源3を駆動する。高電圧装置7は、トリガ信号を受信するタイミングでX線源3に高電圧を印加する。これにより、X線がX線源3で発生され、ガントリ/寝台コントローラ9は、ガントリ1の回転リング2の回転と、スライド式寝台6のスライドを同期的に制御する。
再構成処理部14は、まず、解析用にあらかじめ決定された再構成条件に基づき、読み出された投影データに対して再構成処理を施して、この再構成条件に基づくタイミングごとに第1の画像データを生成する。なお、本実施形態では、この再構成条件は、投影データ中から被検体の表層(即ち、皮膚)を抽出可能に構成されている。再構成処理部14は、このタイミングごとに生成された第1の画像データを画像データ記憶部10に記憶させる。
オブジェクト抽出部211は、タイミングごとの第1の画像データを構造抽出部21から受ける。本実施形態に係るオブジェクト抽出部211は、この第1の画像データ中のボクセルデータに基づき、被検体の表層を検出し、検出された表層により形成される領域のオブジェクトを抽出する。このオブジェクトが、被検体の外形の形状を示している。以降では、このオブジェクトを外形オブジェクトと呼ぶ場合がある。ここで、図2A及び図2Bを参照する。図2A及び図2Bは、被検体の表層に基づく形状の解析について説明するための図である。図2A及び図2Bは、上腕と下腕との間の関節部分を示しており、それぞれが異なるタイミングに対応している。図2AにおけるM11〜M13は、骨の部分を示しており、M21aは、外形オブジェクトを示している。また、図2BにおけるM11〜M13は、骨の部分を示しており、図2AにおけるM11〜M13に対応している。また、図2BにおけるM21bは、図2Aとは異なるタイミングにおける外形オブジェクトを示しており、関節の動きにより、外形オブジェクトM21aとは異なる形状を示している。
外観撮影部511は、所望のタイミングで、操作部402を介して、操作者により指定された、所定のタイミングに対応する外観画像を示す情報を受ける(ステップS202、Y)。外観撮影部511は、この情報に対応する外観画像を位置解析部212に出力する。なお、本実施形態に係る医用画像処理装置は、外観画像を示す情報の指定を受けるまでは(ステップS202、N)、撮影終了が指示されない限り(ステップS40、N)、上述した一連の動作を継続する。
位置解析部212は、オブジェクト抽出部211から、外形オブジェクトを示す情報をタイミングごとに受ける。また、位置解析部212は、外観撮影部511から、所定のタイミングに対応する外観画像と撮影位置を示す情報とを受ける。
タイミングごとに変化量を算出したら、位置解析部212は、算出された変化量が、あらかじめ決められた量(以降では、「所定量」と呼ぶ)以内か否かを判断する。これにより、位置解析部212は、一連の外形オブジェクトM21(換言すると、一連の第1の画像データ)が取得された時間幅(以降では、「一連の時間幅」と呼ぶ場合がある)の中から、変化量が所定量以内のタイミングにより形成される時間幅T21を特定する。ここで、図2Dを参照する。図2Dは、位置解析部212により特定された時間幅について説明するための図である。
なお、X線撮影部500及び本実施形態に係る医用画像処理装置は、操作者により撮影の終了が指示されない限り、上述した一連の処理を実行する(ステップS40、N)。操作者により撮影の終了が指示されると(ステップS40、Y)、次の処理に遷移する。
再構成処理部14は、位置解析部212から、複数タイミングが含まれる時間幅(換言すると、時間幅)の通知を受ける。この時間幅は、前述した再構成条件に基づき第1の画像データが生成された一連の時間幅中の一部に相当する。再構成処理部14は、この通知された時間幅と、他の時間幅とで再構成条件を変えて再構成処理を施し、表示用の画像データを再構成する。これらの再構成条件は、再構成処理部14にあらかじめ記憶させておいてもよいし、操作者が操作部402を介して指定できるようにしてもよい。また、これらの再構成条件は、例えば、指定された時間幅について、他の時間幅よりもボリュームレートが高くなるように決定しておくとよい。なお、指定された時間幅に対する再構成条件に基づき生成された画像データが「第2の画像データ」に相当する。再構成処理部14は、このタイミングごとに生成された表示用の画像データを画像データ記憶部10に記憶させる。
このように一連のタイミングについて外形オブジェクトM21の形状解析が終了し、表示用に再構成された一連の画像データが画像データ記憶部10に記憶されると、構造抽出部21は、これらを読み出して画像処理部22に転送する。なお、時間幅T11及びT12については、解析用に生成された第1の画像データを表示用にも用いるように動作させてもよい。この場合には、位置解析部212は、特定された時間幅T21に対応する第2の画像データのみを画像データ記憶部10から読み出す。そして、位置解析部212は、既に、解析用に読み出されている一連の第1の画像データのうち、時間幅T21に対応する部分を、読み出された第2の画像データで置き換え、これらの一連の画像データを画像処理部22に転送すればよい。
一連のタイミングについて医用画像が生成されると、表示制御部30は、画像記憶部23に記憶された一連の医用画像を読み出す。表示制御部30は、読み出された各医用画像に付帯されたタイミングを示す情報を参照し、これらの一連の医用画像を時系列に沿って並べて動画を生成する。表示制御部30は、生成された動画を表示部401に表示させる。
次に、第2の実施形態に係る医用画像処理装置について説明する。第1の実施形態に係る医用画像処理装置では、外部機器51として外観撮影部511を用いて外観画像を取得し、所定のタイミングに対応する外観画像を基準として、再構成条件を変更する時間幅T21を特定していた。本実施形態に係る医用画像処理装置では、外部機器51としてタイミング指定部512を用いて、X線撮影部500による撮影が行われた一連のタイミング中から所望のタイミングの指定を受けて、このタイミングを基準として再構成条件を変更する時間幅T21を特定する。以下に、本実施形態に係る医用画像処理装置について、第1の実施形態とは異なる部分に着目して説明する。
X線コントローラ8からトリガ信号が供給されると、高電圧装置7はX線源3を駆動する。高電圧装置7は、トリガ信号を受信するタイミングでX線源3に高電圧を印加する。これにより、X線がX線源3で発生され、ガントリ/寝台コントローラ9は、ガントリ1の回転リング2の回転と、スライド式寝台6のスライドを同期的に制御する。
また、タイミング指定部512は、X線撮影部500による撮影が行われた一連のタイミング中から所望のタイミングの指定を受けて、このタイミングを示す情報を投影データに付帯する(ステップS11、Y)。具体的な一例として、タイミング指定部512は、例えば、被検体の声を検知するマイクから、被検体の反応(例えば、被検体による発声)が検知されたときに、これを示す通知を受ける。このマイクから通知を受けると、タイミング指定部512は、その通知を受けたタイミングを示す通知フラグを、X線撮影部500により取得された投影データに付帯する。また、マイクに限らず、例えば、カメラや心拍計などのような被検体の反応を監視する機器から、被検体から所定の反応が検知された場合に、これを示す通知を受けて動作してもよい。また、タイミング指定部512は、このタイミングの指定を、操作部402を介して操作者から受けてもよい。例えば、X線撮影部500による撮影中に、操作者は、所望のタイミングで操作部402を介してタイミング指定部512に指示を出す。タイミング指定部512は、操作部402から操作者による指示を受けて、この指示を受けたタイミングを示す通知フラグを投影データに付帯すればよい。なお、本実施形態に係る医用画像処理装置は、上記した所望のタイミングの指定を受けるまでは(ステップS11、N)、撮影終了が指示されない限り(ステップS40、N)、上述した一連の動作を継続する。
再構成処理部14は、解析用にあらかじめ決定された再構成条件に基づき、読み出された投影データに対して再構成処理を施して、この再構成条件に基づくタイミングごとに画像データを生成する。なお、本実施形態では、この再構成条件は、投影データ中から被検体の表層(即ち、皮膚)を抽出可能に構成されている。これにより、この画像データは、表層を抽出可能に再構成される。また、再構成処理部14は、投影データに付帯された通知フラグが示すタイミングを含むタイミングについて画像データを再構成する場合には、その画像データに対して、他の画像データと識別するための識別情報(即ち、通知フラグ)を付帯する。再構成処理部14は、このタイミングごとに生成された画像データを画像データ記憶部10に記憶させる。
ここで、図4Bを参照する。構造抽出部21は、まず、解析用に再構成された第1の画像データをタイミングごとに読み出す。構造抽出部21は、読み出されたタイミングごとの第1の画像データそれぞれをオブジェクト抽出部211に出力し、オブジェクトの抽出を指示する。
位置解析部212は、オブジェクト抽出部211から、外形オブジェクトM21を示す情報をタイミングごとに受ける。位置解析部212は、この情報を基に、時系列に沿った外形の形状の変化を解析する。以下に、その具体的な方法の一例について説明する。
タイミングごとに変化量を算出したら、位置解析部212は、その変化量が、あらかじめ決められた量(以降では、「所定量」と呼ぶ)以内か否かを判断し、変化量が所定量以内のタイミングにより形成される時間幅を特定する。このようにして、位置解析部212は、基準オブジェクトと他の外形オブジェクトとの形状を比較することで、被検体を形成する各部位の位置関係を解析し、これらの部位の位置関係が所定の条件を満たす時間幅を特定する。なお、この時間幅が、第1の実施形態における時間幅T21(図2D参照)に相当し、その他が時間幅T11及びT12に相当する。以降では、位置解析部212は、この時間幅T21を特定したものとして説明する。位置解析部212は、特定された時間幅T21を再構成処理部14に通知する。
なお、X線撮影部500及び本実施形態に係る医用画像処理装置は、操作者により撮影の終了が指示されない限り、上述した一連の処理を実行する(ステップS40、N)。操作者により撮影の終了が指示されると(ステップS40、Y)、次の処理に遷移する。
なお、以降の処理は、第1の実施形態と同様である。即ち、再構成処理部14は、通知された時間幅T21と、他の時間幅T11及びT12とで再構成条件を変えて再構成処理を施して、表示用の画像データを再構成条件に基づくタイミングごとに再構成する。再構成処理部14は、再構成された表示用の一連の画像データを画像データ記憶部10に記憶させる。画像処理部22は、これらの画像データに対して画像処理を施して医用画像を生成し、これを対応するタイミングを示す情報と関連付けて画像記憶部23に記憶させる。表示制御部30は、これらの医用画像を画像記憶部23から読み出し、時系列に沿って並べて動画として表示部401に表示させる。
次に、第3の実施形態に係る医用画像処理装置について説明する。第2の実施形態に係る医用画像処理装置では、被検体の外形、即ち、外形オブジェクトM21の形状変化に基づき再構成条件を変更する時間幅を特定していた。本実施形態に係る医用画像処理装置では、骨のオブジェクトの位置関係に基づき再構成条件を変更する時間幅を特定する。以下に、本実施形態に係る医用画像処理装置について、第2の実施形態とは異なる部分に着目して説明する。
本実施形態に係る再構成処理部14は、まず、解析用にあらかじめ決定された再構成条件に基づき、読み出された投影データに対して再構成処理を施して、この再構成条件に基づくタイミングごとに画像データを生成する。なお、本実施形態では、この再構成条件は、投影データ中から被検体中の骨を抽出可能に構成されている。即ち、この画像データは、骨を抽出可能に再構成される。また、再構成処理部14は、投影データに付帯された通知フラグが示すタイミングを含むタイミングについて画像データを再構成する場合には、その画像データに対して、他の画像データと識別するための通知フラグを付帯する。なお、このときの再構成条件に基づき生成された画像データが「第1の画像データ」に相当する。再構成処理部14は、このタイミングごとに生成された画像データを画像データ記憶部10に記憶させる。
構造抽出部21は、まず、解析用に再構成された第1の画像データをタイミングごとに読み出す。構造抽出部21は、読み出されたタイミングごとの第1の画像データそれぞれをオブジェクト抽出部211に出力し、オブジェクトの抽出を指示する。この構造抽出部21の動作は、第2の実施形態と同様である。
位置解析部212は、オブジェクト抽出部211から、骨のオブジェクトを示す情報をタイミングごとに受ける。位置解析部212は、この情報を基に、各タイミングにおける骨の位置関係を解析する。以下に、その具体的な方法の一例について説明する。
一連のタイミングについて、オブジェクトM11及びM13の位置関係が特定されると、位置解析部212は、通知フラグが骨のオブジェクトを示す情報に対応する位置関係を基準となる位置関係として特定する。なお、以降では、この基準となる位置関係を「基準位置関係」と呼ぶ場合がある。
2 回転リング
3 X線源
4 X線フィルタ
5 X線検出器
6 スライド式寝台
7 高電圧装置
8 X線コントローラ
9 ガントリ/寝台コントローラ
10 画像データ記憶部
11 データ収集部
12 前処理部
13 投影データ記憶部
14 再構成処理部
20 画像処理ユニット
21 構造抽出部
211 オブジェクト抽出部
212 位置解析部
22 画像処理部
23 画像記憶部
30 表示制御部
40 U/I
401 表示部
402 操作部
500 X線撮影部
501 スキャン制御部
51 外部機器
511 外観撮影部
512 タイミング指定部
Claims (15)
- 生体の可動部位をX線でスキャンして得られた投影データが記憶された記憶部と、
第1のフレームレートで前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の第1の画像データを生成する再構成処理部と、
前記第1の画像データから前記可動部位の表層を抽出する抽出部と、
前記可動部位を撮影して外観画像を取得する外観撮影部と、
一つの前記外観画像の指定を受けて、当該外観画像と生成された前記第1の画像データのそれぞれから抽出された前記表層とを比較し、当該外観画像と形状が実質的に一致する前記表層が抽出された前記第1の画像データのスキャンタイミングを特定し、このスキャンタイミングを含む時間幅を設定する解析部と、
を備え、
前記再構成処理部は、前記投影データのうち前記時間幅に対応する範囲の投影データに対して前記第1のフレームレートと異なる第2のフレームレートで再構成処理を施すことで第2の画像データを生成することを特徴とする医用画像処理装置。 - 前記再構成処理部は、前記第2の画像データとして、前記部位の骨を再構成することを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
- 少なくとも2つ以上の部位により構成される生体の可動部位を、所定の時間内でX線によりスキャンして得られた投影データが記憶された記憶部と、
前記投影データが取得された時間内における基準のタイミングを指定するタイミング指定部と、
第1のフレームレートで前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の第1の画像データを生成する再構成処理部と、
前記第1の画像データから前記可動部位を構成する各部位を抽出する抽出部と、
前記基準のタイミングと他のタイミングとの間で、それぞれのタイミングにおける前記第1の画像データから抽出された前記可動部位を構成する各部位の位置関係を比較して、前記位置関係の変化量が所定量以内となるか否かを判断する解析部と、
を備え、
前記再構成処理部は、前記投影データのうち、前記変化量が前記所定量以内であると判断された時間幅に対応する投影データに対して前記第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートで再構成処理を施すことで第2の画像データを生成することを特徴とする医用画像処理装置。 - 前記タイミング指定部は、外部に接続された機器からの指示を受けて、前記基準のタイミングを指定することを特徴とする請求項3に記載の医用画像処理装置。
- 前記部位は骨であって、
前記抽出部は、前記骨をそれぞれ抽出し、
前記解析部は、抽出された前記骨の位置関係を、前記可動部位を構成する各部位の位置関係とすることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の医用画像処理装置。 - 前記解析部は、抽出された前記可動部位を構成する各部位に対応する前記骨それぞれについて、3点以上の形状特徴で形成される面を形成し、形成された2つの前記面の位置関係を、前記可動部位を構成する各部位の位置関係とすることを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
- 前記解析部は、形成された2つの前記面の成す角度を基に前記変化量を算出し、算出された当該変化量が前記所定量以内となるか否かを判断することを特徴とする請求項6に記載の医用画像処理装置。
- 前記解析部は、形成された2つの前記面の間の距離を基に前記変化量を算出し、算出された当該変化量が前記所定量以内となるか否かを判断することを特徴とする請求項6に記載の医用画像処理装置。
- 前記解析部は、抽出された前記可動部位を構成する各部位に対応する前記骨それぞれについて、2点の形状特徴を結んで線を形成し、形成された2つの前記線の位置関係を、前記可動部位を構成する各部位の位置関係とすることを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
- 前記解析部は、抽出された前記可動部位を構成する各部位に対応する前記骨それぞれの外形に基づき、前記可動部位を構成する各部位の位置関係とすることを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
- 前記解析部は、抽出された前記可動部位を構成する各部位に対応する前記骨それぞれの濃淡を示す情報に基づき、前記可動部位を構成する各部位の位置関係とすることを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
- 前記抽出部は、前記部位それぞれの表層に基づき、前記可動部位を構成する各部位を抽出することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の医用画像処理装置。
- 前記抽出部は、再構成された前記組織それぞれの表層に基づき、前記可動部位を構成する各部位を含む領域を抽出し、
前記解析部は、あらかじめ決められた形状に対する、抽出された前記領域それぞれの形状の変化量が所定の範囲に含まれるか否かを判断することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の医用画像処理装置。 - 生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
第1のフレームレートで前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の第1の画像データを生成する再構成処理部と、
前記第1の画像データから前記可動部位の表層を抽出する抽出部と、
前記可動部位を撮影して外観画像を取得する外観撮影部と、
一つの前記外観画像の指定を受けて、当該外観画像と生成された前記第1の画像データのそれぞれから抽出された前記表層とを比較し、当該外観画像と形状が実質的に一致する前記表層が抽出された前記第1の画像データのスキャンタイミングを特定し、このスキャンタイミングを含む時間幅を設定する解析部と、
を備え、
前記再構成処理部は、前記投影データのうち前記時間幅に対応する範囲の投影データに対して前記第1のフレームレートと異なる第2のフレームレートで再構成処理を施すことで第2の画像データを生成することを特徴とするX線CT装置。 - 少なくとも2つ以上の部位により構成される生体の可動部位を、所定の時間内でX線によりスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データが取得された時間内における基準のタイミングを指定するタイミング指定部と、
第1のフレームレートで前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の第1の画像データを生成する再構成処理部と、
前記第1の画像データから前記可動部位を構成する各部位を抽出する抽出部と、
前記基準のタイミングと他のタイミングとの間で、それぞれのタイミングにおける前記第1の画像データから抽出された前記可動部位を構成する各部位の位置関係を比較して、前記位置関係の変化量が所定量以内となるか否かを判断する解析部と、
を備え、
前記再構成処理部は、前記投影データのうち、前記変化量が前記所定量以内であると判断された時間幅に対応する投影データに対して前記第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートで再構成処理を施すことで第2の画像データを生成することを特徴とするX線CT装置。
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