JP6109482B2 - X線ct装置 - Google Patents
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Description
第1の実施形態に係るX線CT装置の構成について、図1A及び図1Bを参照しながら説明する。図1Aに示すように、本実施形態に係るX線CT装置は、外部機器51と連動して動作し、X線撮影部500と、投影データ記憶部13と、再構成処理部14と、画像データ記憶部10と、画像処理ユニット20と、表示制御部30と、U/I40とを含んで構成されている。また、U/I40は、表示部401と、操作部402とを含んで構成されたユーザーインタフェースである。
X線撮影部500は、ガントリ1と、高電圧装置7と、X線コントローラ8と、ガントリ/寝台コントローラ9とを含んで構成される。ガントリ1は、回転リング2と、X線源(X線発生部)3と、X線フィルタ4と、X線検出器5と、データ収集部11と、前処理部12と、スキャン制御部501とを含んで構成される。X線検出器5は、アレイタイプのX線検出器である。即ち、X線検出器5には、チャンネル方向にm行、及びスライス方向にn列のマトリックス状に検出素子が配列されている。
外部機器51は、外観撮影部511と、タイミング指定部512とのうちの少なくともいずれかにより構成されている。外観撮影部511は、被検体の外観を撮影するカメラ等で構成されている。また、タイミング指定部512は、X線撮影部500による撮影が行われた一連の時間幅の中から所望のタイミングの指定を受けて、このタイミングを示す情報を投影データに付帯する。
再構成処理部14は、投影データ記憶部13に記憶された投影データを読み出す。再構成処理部14は、例えばFeldkamp法と呼ばれる再構成アルゴリズムを利用して、読出した投影データを逆投影して画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を生成する。断層画像データの再構成には、たとえば、2次元フーリエ変換法、コンボリューション・バックプロジェクション法等、任意の方法を採用することができる。ボリュームデータは、再構成された複数の断層画像データを補間処理することにより作成される。ボリュームデータの再構成には、たとえば、コーンビーム再構成法、マルチスライス再構成法、拡大再構成法等、任意の方法を採用することができる。上述のように多列のX線検出器を用いたボリュームスキャンにより、広範囲のボリュームデータを再構成することができる。また、CT透視を行う場合には、検出データの収集レートを短くしているため、再構成処理部14による再構成時間が短縮される。従って、スキャンに対応したリアルタイムの画像データを作成することができる。以降では、ボリュームデータを「画像データ」と呼ぶ。
画像処理ユニット20は、構造抽出部21と、画像処理部22と、画像記憶部23とを含んで構成されている。
構造抽出部21は、オブジェクト抽出部211と、位置解析部212とを含んで構成されている。構造抽出部21は、再構成処理部14によりタイミングごとに遂次生成されて画像データ記憶部10に記憶された解析用の画像データを、画像データ記憶部10から遂次読み出す。このとき、再構成処理部14による動作と、構造抽出部21に解析用の画像データの読み出しに係る動作とは同期させてもよい。構造抽出部21は、読み出されたタイミングごとの第1の画像データをオブジェクト抽出部211に遂次出力し、その第1の画像データからのオブジェクトの抽出を指示する。
画像処理部22は、所定のタイミングごとに再構成された一連の画像データを構造抽出部21から受ける。画像処理部22は、あらかじめ決められた画像処理条件に基づき、タイミングごとの画像データそれぞれに対して画像処理を施すことで医用画像をそれぞれ生成する。画像処理部22は、生成された医用画像と、生成元の画像データに対応するタイミングを示す情報と関連付けて画像記憶部23に記憶させる。画像記憶部23は、医用画像を記憶するための記憶部である。
一連のタイミングについて医用画像が生成されると、表示制御部30は、画像記憶部23に記憶された一連の医用画像を読み出す。表示制御部30は、読み出された各医用画像に付帯されたタイミングを示す情報を参照し、これらの一連の医用画像をタイミングの順に並べて動画を生成する。表示制御部30は、生成された動画を表示部401に表示させる。
X線コントローラ8からトリガ信号が供給されると、高電圧装置7はX線源3を駆動する。高電圧装置7は、トリガ信号を受信するタイミングでX線源3に高電圧を印加する。これにより、X線がX線源3で発生され、ガントリ/寝台コントローラ9は、ガントリ1の回転リング2の回転と、スライド式寝台6のスライドを同期的に制御する。
再構成処理部14は、X線撮影部500による投影データの取得に係る処理と並行して、取得された投影データを投影データ記憶部13から遂次読み出す。再構成処理部14は、この読み出された投影データに対して、解析用にあらかじめ決定された再構成条件に基づき再構成処理を施すことで、この再構成条件に基づくタイミングごとに解析用の画像データを生成する。再構成処理部14は、このタイミングごとに生成された解析用の画像データを画像データ記憶部10に記憶させる。
構造抽出部21は、再構成処理部14によりタイミングごとに遂次生成されて画像データ記憶部10に記憶された解析用の画像データを、画像データ記憶部10から遂次読み出す。このとき、再構成処理部14による動作と、構造抽出部21に解析用の画像データの読み出しに係る動作とは同期させてもよい。構造抽出部21は、読み出されたタイミングごとの第1の画像データをオブジェクト抽出部211に遂次出力し、その第1の画像データからのオブジェクトの抽出を指示する。
外観撮影部511は、所望のタイミングで、操作部402を介して、操作者により指定された、所定のタイミングに対応する外観画像を示す情報を受ける(ステップS222、Y)。外観撮影部511は、この情報に対応する外観画像を位置解析部212に出力する。なお、本実施形態に係る医用画像処理装置は、外観画像を示す情報の指定を受けるまでは(ステップS222、N)、撮影終了が指示されない限り(ステップS13、N)、上述した一連の動作を継続する。
位置解析部212は、オブジェクト抽出部211から、タイミングごとに抽出された外形オブジェクトを示す情報を遂次受ける。位置解析部212は、この情報を基に、各タイミング間における外形の形状の変化を解析する。また、位置解析部212は、外観撮影部511から、所望のタイミングで、所定のタイミングに対応する外観画像と撮影位置を示す情報とを受ける。外観画像を受けると、位置解析部212は、この外観画像と形状が一致する外形オブジェクトを特定し、その外形オブジェクトに対応するタイミングを基準として、X線撮影部500の投影データの取得に係る動作を制御するタイミングを特定する。以下に、その具体的な方法の一例について説明する。
変化量を算出したら、位置解析部212は、算出された変化量が、あらかじめ決められた量(以降では、「所定量」と呼ぶ)以上か否かを判断する。この所定量は、例えば、観察対象の一連の動きのうち、外観画像を基点として着目したい可動範囲に基づき、あらかじめ決定しておけばよい。これにより、位置解析部212は、外形オブジェクトM21の形状が外観画像と一致する一のタイミングから、所定量だけ観察対象の形状が変化した他のタイミングを検知する。即ち、一のタイミングを基準として他のタイミングが検知される。
位置解析部212は、一のタイミングを基準として他のタイミングを検知すると(ステップS224、Y)、スキャン制御部501に、スキャン条件の変更、または、スキャンの停止を指示する。この指示を受けて、スキャン制御部501は、指示された動作(即ち、スキャン条件の変更、または、スキャンの停止)を実行する。なお、他のタイミングが検知されない間は(ステップS224、N)、位置解析部212は、スキャン制御部501への指示は行わず、次処理に遷移する。
なお、本実施形態に係るX線CT装置は、操作者により撮影の終了が指示されない限り、上述した一連の処理を実行する(ステップS13、N)。操作者により撮影の終了が指示されると(ステップS13、Y)、本実施形態に係るX線CT装置は、投影データの取得に係る処理を終了するとともに、これを制御するための解析処理を終了する。
次に、第2の実施形態に係る医用画像表示装置ついて説明する。第1の実施形態に係る医用画像表示装置では、外部機器51として外観撮影部511を用いて外観画像を取得し、所定のタイミングに対応する外観画像を基準として、投影データの取得に係る処理を制御するタイミングを特定していた。本実施形態に係る医用画像表示装置では、外部機器51としてタイミング指定部512を用いて、X線撮影部500による撮影が行われた一連のタイミング中から所望のタイミングの指定を受けて、このタイミングを基準として投影データの取得に係る処理を制御するタイミングを特定する。以下に、本実施形態に係るX線CT装置について、第1の実施形態とは異なる部分に着目して説明する。
X線コントローラ8からトリガ信号が供給されると、高電圧装置7はX線源3を駆動する。高電圧装置7は、トリガ信号を受信するタイミングでX線源3に高電圧を印加する。これにより、X線がX線源3で発生され、ガントリ/寝台コントローラ9は、ガントリ1の回転リング2の回転と、スライド式寝台6のスライドを同期的に制御する。
再構成処理部14は、X線撮影部500による投影データの取得に係る処理と並行して、取得された投影データを投影データ記憶部13から遂次読み出す。再構成処理部14は、この読み出された投影データに対して、解析用にあらかじめ決定された再構成条件に基づき再構成処理を施すことで、この再構成条件に基づくタイミングごとに解析用の画像データを生成する。再構成処理部14は、このタイミングごとに生成された解析用の画像データを画像データ記憶部10に記憶させる。
また、タイミング指定部512は、X線撮影部500による撮影が行われた一連のタイミング中から所望のタイミングの指定を受けて、このタイミングを示す情報を投影データに付帯する(ステップS12、Y)。具体的な一例として、タイミング指定部512は、例えば、被検体の声を検知するマイクから、被検体の反応(例えば、被検体による発声)が検知されたときに、これを示す通知を受ける。このマイクから通知を受けると、タイミング指定部512は、その通知を受けたタイミングを示す通知フラグを、X線撮影部500により取得された投影データに付帯する。また、マイクに限らず、例えば、カメラや心拍計などのような被検体の反応を監視する機器から、被検体から所定の反応が検知された場合に、これを示す通知を受けて動作してもよい。また、タイミング指定部512は、このタイミングの指定を、操作部402を介して操作者から受けてもよい。例えば、X線撮影部500による撮影中に、操作者は、所望のタイミングで操作部402を介してタイミング指定部512に指示を出す。タイミング指定部512は、操作部402から操作者による指示を受けて、この指示を受けたタイミングを示す通知フラグを投影データに付帯すればよい。
ここで、図4Bを参照する。構造抽出部21は、再構成処理部14によりタイミングごとに遂次生成されて画像データ記憶部10に記憶された解析用の画像データを、画像データ記憶部10から遂次読み出す。このとき、再構成処理部14による動作と、構造抽出部21に解析用の画像データの読み出しに係る動作とは同期させてもよい。構造抽出部21は、読み出されたタイミングごとの第1の画像データをオブジェクト抽出部211に遂次出力し、その第1の画像データからのオブジェクトの抽出を指示する。この構造抽出部21の動作は、第1の実施形態と同様である。
位置解析部212は、オブジェクト抽出部211から、タイミングごとに抽出された外形オブジェクトを示す情報を遂次受ける。位置解析部212は、この情報を基に、時系列に沿った外形の形状の変化を解析する。位置解析部212は、遂次受ける外形オブジェクトの中から通知フラグが付帯された外形オブジェクトを特定し、その外形オブジェクトに対応するタイミングを基準として、X線撮影部500の投影データの取得に係る動作を制御するタイミングを特定する。以下に、その具体的な方法の一例について説明する。
ここで、図4Aを参照する。変化量を算出したら、位置解析部212は、算出された変化量が、あらかじめ決められた量(以降では、「所定量」と呼ぶ)以上か否かを判断する。この所定量は、例えば、観察対象の一連の動きのうち、基準オブジェクトに対応するタイミングを基点として着目したい可動範囲に基づき、あらかじめ決定しておけばよい。これにより、位置解析部212は、外形オブジェクトM21の形状が、基準オブジェクトと一致する一のタイミングから、所定量だけ変化した他のタイミングを検知する。即ち、一のタイミングを基準として他のタイミングが検知される。
位置解析部212は、一のタイミングを基準として他のタイミングを検知すると(ステップS31、Y)、スキャン制御部501に、スキャン条件の変更、または、スキャンの停止を指示する。スキャン制御部501に、スキャン条件の変更、または、スキャンの停止を指示する。この指示を受けて、スキャン制御部501は、指示された動作(即ち、スキャン条件の変更、または、スキャンの停止)を実行する。なお、他のタイミングが検知されない間は(ステップS31、N)、位置解析部212は、スキャン制御部501への指示は行わず、次処理に遷移する。
なお、本実施形態に係るX線CT装置は、操作者により撮影の終了が指示されない限り、上述した一連の処理を実行する(ステップS13、N)。操作者により撮影の終了が指示されると(ステップS13、Y)、本実施形態に係るX線CT装置は、投影データの取得に係る処理を終了するとともに、これを制御するための解析処理を終了する。
次に、第3の実施形態に係る医用画像表示装置ついて説明する。第2の実施形態に係る医用画像表示装置では、被検体の外形、即ち、外形オブジェクトM21の形状変化に基づき、投影データの取得に係る処理を制御するタイミングを特定していた。本実施形態に係るX線CT装置では、骨のオブジェクトの位置関係に基づき、投影データの取得に係る処理を制御するタイミングを特定する。以下に、本実施形態に係るX線CT装置について、第2の実施形態とは異なる部分に着目して説明する。
本実施形態に係るX線CT装置は、再構成された画像データを解析することで、観察対象を構成する各部位の位置及び向きや、それらの相対的な位置関係(以降では、これを総じて単に「位置関係」と呼ぶ)を把握する。そのため、再構成処理部14は、解析用の画像データを、表示用の画像データとは別に再構成する。具体的には、再構成処理部14は、X線撮影部500による投影データの取得に係る処理と並行して、取得された投影データを投影データ記憶部13から遂次読み出す。再構成処理部14は、この読み出された投影データに対して、解析用にあらかじめ決定された再構成条件に基づき再構成処理を施すことで、この再構成条件に基づくタイミングごとに解析用の画像データを生成する。
また、タイミング指定部512は、X線撮影部500による撮影が行われた一連のタイミング中から所望のタイミングの指定を受けて、このタイミングを示す情報を投影データに付帯する(ステップS12、Y)。具体的な一例として、タイミング指定部512は、例えば、被検体の声を検知するマイクから、被検体の反応(例えば、被検体による発声)が検知されたときに、これを示す通知を受ける。このマイクから通知を受けると、タイミング指定部512は、その通知を受けたタイミングを示す通知フラグを、X線撮影部500により取得された投影データに付帯する。また、マイクに限らず、例えば、カメラや心拍計などのような被検体の反応を監視する機器から、被検体から所定の反応が検知された場合に、これを示す通知を受けて動作してもよい。また、タイミング指定部512は、このタイミングの指定を、操作部402を介して操作者から受けてもよい。例えば、X線撮影部500による撮影中に、操作者は、所望のタイミングで操作部402を介してタイミング指定部512に指示を出す。タイミング指定部512は、操作部402から操作者による指示を受けて、この指示を受けたタイミングを示す通知フラグを投影データに付帯すればよい。
ここで、図4Cを参照する。構造抽出部21は、再構成処理部14によりタイミングごとに遂次生成されて画像データ記憶部10に記憶された解析用の画像データを、画像データ記憶部10から遂次読み出す。このとき、再構成処理部14による動作と、構造抽出部21に解析用の画像データの読み出しに係る動作とは同期させてもよい。構造抽出部21は、読み出されたタイミングごとの第1の画像データをオブジェクト抽出部211に遂次出力し、その第1の画像データからのオブジェクトの抽出を指示する。この構造抽出部21の動作は、第2の実施形態と同様である。
位置解析部212は、オブジェクト抽出部211から、骨のオブジェクトを示す情報をタイミングごとに遂次受ける。位置解析部212は、この情報を基に、時系列に沿った骨の位置関係の変化を解析する。位置解析部212は、遂次受ける骨のオブジェクトを示す情報の中から通知フラグが付帯された外形オブジェクトを特定し、その外形オブジェクトに対応するタイミングを基準として、X線撮影部500の投影データの取得に係る動作を制御するタイミングを特定する。
ここで、図4Aを参照する。変化量を算出したら、位置解析部212は、算出された変化量が、あらかじめ決められた量(以降では、「所定量」と呼ぶ)以上か否かを判断する。この所定量は、例えば、観察対象の一連の動きのうち、基準位置関係に対応するタイミングを基点として着目したい可動範囲に基づき、あらかじめ決定しておけばよい。これにより、位置解析部212は、オブジェクトM11及びM13の位置関係が、基準位置関係と一致する一のタイミングから、所定量だけ位置関係が変化した他のタイミングを検知する。即ち、一のタイミングを基準として他のタイミングが検知される。
位置解析部212は、一のタイミングを基準として他のタイミングを検知すると(ステップS31、Y)、スキャン制御部501に、スキャン条件の変更、または、スキャンの停止を指示する。この指示を受けて、スキャン制御部501は、指示された動作(即ち、スキャン条件の変更、または、スキャンの停止)を実行する。なお、他のタイミングが検知されない間は(ステップS31、N)、位置解析部212は、スキャン制御部501への指示は行わず、次処理に遷移する。
なお、本実施形態に係るX線CT装置は、操作者により撮影の終了が指示されない限り、上述した一連の処理を実行する(ステップS13、N)。操作者により撮影の終了が指示されると(ステップS13、Y)、本実施形態に係るX線CT装置は、投影データの取得に係る処理を終了するとともに、これを制御するための解析処理を終了する。
2 回転リング
3 X線源
4 X線フィルタ
5 X線検出器
6 スライド式寝台
7 高電圧装置
8 X線コントローラ
9 ガントリ/寝台コントローラ
10 画像データ記憶部
11 データ収集部
12 前処理部
13 投影データ記憶部
14 再構成処理部
20 画像処理ユニット
21 構造抽出部
211 オブジェクト抽出部
212 位置解析部
22 画像処理部
23 画像記憶部
30 表示制御部
40 U/I
401 表示部
402 操作部
500 X線撮影部
501 スキャン制御部
51 外部機器
511 外観撮影部
512 タイミング指定部
Claims (13)
- 生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを、前記投影データの取得に同期した所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記画像データから前記可動部位の表層を抽出する抽出部と、
前記可動部位を撮影して外観画像を取得する外観撮影部と、
一つの前記外観画像の指定を受けて、当該外観画像と生成された前記画像データのそれぞれから抽出された前記表層とを遂次比較して、当該外観画像と形状が実質的に一致する前記表層が抽出された前記画像データのスキャンタイミングを特定し、このスキャンタイミングに基づき、前記X線撮影部による、前記投影データの取得を停止させる、または、前記投影データの取得条件を変更させる解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 少なくとも2つ以上の骨により構成される生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データが取得された時間内の第1のタイミングを指定するタイミング指定部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記画像データから前記可動部位を構成する少なくとも2つの骨を抽出し、抽出した各骨について、3点以上の形状特徴から成る面を形成し、形成された少なくとも2つの前記面の位置関係を、前記可動部位を構成する前記2つの骨の位置関係とする抽出部と、
前記指定を受けて、前記第1のタイミング以降の第2のタイミングと前記第1のタイミングとの間で、それぞれの前記画像データから抽出された前記可動部位を構成する各骨の位置関係を逐次比較し、当該位置関係の変化量が所定量以上となる前記第2のタイミングに基づき、前記X線撮影部による、前記投影データの取得を停止させる、または、前記投影データの取得条件を変更させる解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 前記解析部は、形成された2つの前記面の成す角度を基に前記変化量を算出することを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
- 前記解析部は、形成された2つの前記面の間の距離を基に前記変化量を算出することを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
- 少なくとも2つ以上の複数の骨により構成される生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データが取得された時間内の第1のタイミングを指定するタイミング指定部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位のボリュームデータを所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記第1のタイミング及び前記第1のタイミング以降の第2のタイミングにて取得された前記ボリュームデータそれぞれから前記可動部位を構成する前記複数の骨の外形を抽出し、前記第1のタイミングの前記複数の骨と前記第2のタイミングの前記複数の骨に対応する骨との間で前記外形の位置合わせを行うことで、前記複数の骨の3次元的な位置及び方向を算出し、当該位置及び方向から相対的な位置関係を特定する抽出部と、
前記指定を受けて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングそれぞれの前記複数の骨の相対的な位置関係を比較し、当該位置関係の変化量が所定量以上となる前記第2のタイミングに基づき、前記X線撮影部による、前記投影データの取得を停止させる、または、前記投影データの取得条件を変更させる解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 前記解析部は、抽出された前記可動部位を構成する各部位に対応する前記骨それぞれの濃淡を示す情報に基づき、前記可動部位を構成する前記骨の位置関係を特定することを特徴とする請求項5に記載のX線CT装置。
- 少なくとも2つ以上の部位により構成される生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データが取得された時間内の第1のタイミングを指定するタイミング指定部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記画像データから前記可動部位を構成する各部位の表層に基づき、前記可動部位を構成する各部位を抽出する抽出部と、
前記指定を受けて、前記第1のタイミング以降の第2のタイミングと前記第1のタイミングとの間で、それぞれの前記画像データから抽出された前記可動部位を構成する各部位の位置関係を遂次比較し、当該位置関係の変化量が所定量以上となる前記第2のタイミングに基づき、前記X線撮影部による、前記投影データの取得を停止させる、または、前記投影データの取得条件を変更させる解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 少なくとも2つ以上の部位により構成される生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データが取得された時間内の第1のタイミングを指定するタイミング指定部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記画像データから、前記可動部位を構成する各部位それぞれの表層を含む領域を抽出する抽出部と、
前記指定を受けて、前記第1のタイミング以降の第2のタイミングと前記第1のタイミングとの間で、それぞれの前記画像データから抽出された前記領域の形状を逐次比較し、前記形状の変化量が所定量以上となる前記第2のタイミングに基づき、前記X線撮影部による、前記投影データの取得を停止させる、または、前記投影データの取得条件を変更させることを特徴とするX線CT装置。 - 生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを、前記投影データの取得に同期した所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記画像データから前記可動部位の表層を抽出する抽出部と、
前記可動部位の外観の動きを外観画像として撮影する外観撮影部と、
一つの前記外観画像の指定を受けて、当該外観画像と生成された前記画像データのそれぞれから抽出された前記表層とを遂次比較して、当該外観画像と形状が実質的に一致する前記表層が抽出された前記画像データのスキャンタイミングを特定し、当該スキャンタイミングに対応する前記画像データに対して、他のタイミングと識別するための情報を付帯する解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 少なくとも2つ以上の骨により構成される生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データが取得された時間内の第1のタイミングを指定するタイミング指定部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記画像データから前記可動部位を構成する少なくとも2つの骨を抽出し、抽出した各骨について、3点以上の形状特徴で形成される面を形成し、形成された少なくとも2つの前記面の位置関係を、前記可動部位を構成する前記骨の位置関係とする抽出部と、
前記指定を受けて、前記第1のタイミング以降の第2のタイミングと前記第1のタイミングとの間で、それぞれの前記画像データから抽出された前記可動部位を構成する各骨の位置関係を逐次比較し、当該位置関係の変化量が所定量以上となる前記第2のタイミングに対応する前記画像データに対して、他のタイミングと識別するための情報を付帯する解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 少なくとも2つ以上の部位により構成される生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データが取得された時間内の第1のタイミングを指定するタイミング指定部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記画像データから前記可動部位を構成する各部位の表層に基づき、前記可動部位を構成する各部位を抽出する抽出部と、
前記指定を受けて、前記第1のタイミング以降の第2のタイミングと前記第1のタイミングとの間で、それぞれの前記画像データから抽出された前記可動部位を構成する各部位の位置関係を遂次比較し、当該位置関係の変化量が所定量以上となる前記第2のタイミングに前記画像データに対して、他のタイミングと識別するための情報を付帯する解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 少なくとも2つ以上の複数の骨により構成される生体の可動部位をX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データが取得された時間内の第1のタイミングを指定するタイミング指定部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを所定のタイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記第1のタイミング及び前記第1のタイミング以降の第2のタイミングにて取得された前記画像データそれぞれから前記可動部位を構成する前記複数の骨の外形を抽出し、前記第1のタイミングの前記複数の骨と前記第2のタイミングの前記複数の骨に対応する骨との間で前記外形の位置合わせを行うことで、前記複数の骨の3次元的な位置及び方向を算出し、当該位置及び方向から相対的な位置関係を特定する抽出部と、
前記指定を受けて、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングそれぞれの前記複数の骨の相対的な位置関係を比較し、当該位置関係の変化量が所定量以上となる前記第2のタイミングに対応する前記画像データに対して、他のタイミングと識別するための情報を付帯する解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。 - 少なくとも2つ以上の部位により構成される生体の可動部位を所定のタイミングごとにX線でスキャンして投影データを取得するX線撮影部と、
前記投影データに再構成処理を施して、前記可動部位の画像データを前記タイミングごとに生成する再構成処理部と、
前記タイミングごとに前記投影データの取得と前記画像データの生成とを繰り返す時間内の第1のタイミングを指定するタイミング指定部と、
前記第1のタイミング以降の第2のタイミング毎に生成される前記画像データから前記可動部位を構成する各部位を抽出する抽出部と、
前記指定を受けた場合、前記第1のタイミング以降の第2のタイミングと前記第1のタイミングとの間で、それぞれの前記画像データから抽出された前記可動部位を構成する各部位の位置関係を遂次比較し、当該位置関係の変化量が所定量以上となる前記第2のタイミングに基づき、前記X線撮影部による、前記投影データの取得を停止させる、または、前記投影データを取得する条件を変更させる、または、前記第2のタイミングに対応する前記画像データに対して、他のタイミングと識別するための情報を付帯する解析部と、
を備えたことを特徴とするX線CT装置。
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