JP5983126B2 - アクチュエータユニット及びこれを備えた車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
また、上記構成によれば、補助凹部が主凹部よりも深く形成されるため、主付勢部と補助付勢部とを同一形状としつつ、ウォーム軸がウォームホイールから離間するように傾動したときにのみ補助付勢部が該ウォーム軸を付勢する構成とすることが可能になる。そのため、付勢部材の形状が複雑化することを防いでコストの増大を抑制できる。
また、上記構成によれば、ウォーム軸の傾動に応じて補助屈曲部が接触するような切欠き部を有する外周部材が設けられるため、主付勢部と補助付勢部とを同一形状としつつ、ウォーム軸がウォームホイールから離間するように傾動したときにのみ補助付勢部が該ウォーム軸を付勢する構成とすることが可能になる。そのため、付勢部材の形状が複雑化することを防いでコストの増大を抑制できる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用操舵装置1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。これにより、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。なお、ステアリングシャフト3は、コラム軸8、中間軸9、及びピニオン軸10を連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角、すなわち車両の進行方向が変更される。
図2に示すように、操舵力補助装置21は、ウォーム減速機26を収容するハウジング31を備えている。ハウジング31は、ウォーム軸24が収容されるウォーム軸収容部32、及び同ウォーム軸収容部32に連続して形成されるとともにウォームホイール25が収容されるウォームホイール収容部33を有している。ウォーム軸収容部32は、ウォーム軸24の軸方向(図2における左右方向)に延びる円柱状の空間であり、その一端側(図2における右側)は、モータ22が固定されるモータ固定孔34に連通している。また、ウォーム軸収容部32の他端側(図2における左側)は外部に開口しており、エンドカバー35によって閉塞されている。
ウォーム軸24がウォームホイール25から離間するように傾動していない組み付け時(初期)の状態においては、ウォーム軸24は、付勢部材42の主付勢部51によってその他端部24bが第2の軸受38を介してウォームホイール25側に付勢される。これにより、ウォーム軸24はウォームホイール25に近接するように傾動し、バックラッシュが除去される。ここで、例えば縁石衝突等により転舵輪12に逆入力応力が印加され、ウォームホイール25との噛み合い反力によってウォーム軸24がウォームホイール25から離間ように傾動すると、主板バネ部55の変形量が増加するとともに、補助板バネ部58が補助凹部62の底面62aに接触して弾性変形する。これにより、ウォーム軸24は、主付勢部51及び補助付勢部52の双方によってウォームホイール25側に付勢されるようになり、ハウジング31の開口部45に接触して打音が発生することが十分に抑制される。
(1)付勢部材42に、ウォーム軸24がウォームホイール25から離間するように傾動したときにウォーム軸24を付勢する補助付勢部52を設けたため、ウォーム軸24を常に付勢する主付勢部51の弾性係数を低く設定しても、逆入力応力の印加時等に打音が発生することを十分に抑制できる。つまり、主付勢部51の弾性係数を低くしつつ、異音が発生することを十分に抑制できる。そして、主付勢部51の弾性係数を低く設定することで、ウォーム軸やウォームホイール25等の寸法ばらつきに起因して主付勢部51(主板バネ部55)の組み付け時の変形量が個体毎に変化してもその付勢力がばらつき難くなり、ウォーム軸24とウォームホイール25との噛み合い摩擦のばらつきを低減できる。これにより、異音の発生を十分に抑制しつつ、操舵力補助装置21の出力特性が製造される個体毎にばらつくことを低減できるため、操舵フィーリング及び静粛性に優れた車両用操舵装置1を提供できる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。なお、説明の便宜上、同一の構成については上記第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
ウォーム軸24がウォームホイール25から離間するように傾動していない組み付け時の状態においては、ウォーム軸24は、上記第1実施形態と同様に、付勢部材42の主付勢部51によってその他端部24bが第2の軸受38を介してウォームホイール25側に付勢される。これにより、ウォーム軸24はウォームホイール25に近接するように傾動し、バックラッシュが除去される。ここで、ウォームホイール25との噛み合い反力によってウォーム軸24がウォームホイール25から離間ように傾動すると、主板バネ部55の変形量が増加するとともに、切欠き部72の底面72aが補助円弧部56の周方向端部に接触し、補助板バネ部58の付勢力がスリーブ71を介して他端部24bに伝達される。これにより、ウォーム軸24は、主付勢部51及び補助付勢部52の双方によってウォームホイール25側に付勢されるようになり、ハウジング31の開口部45に接触して打音が発生することが十分に抑制される。
(4)ウォーム軸24の傾動に応じて補助屈曲部57が接触するような切欠き部72を有するスリーブ71を第2の軸受38の外周に設けたため、主付勢部51と補助付勢部52とを同一形状としつつ、ウォーム軸24がウォームホイール25から離間するように傾動したときにのみ補助付勢部52(補助板バネ部58)がウォーム軸24を付勢する構成とすることが可能になる。そのため、付勢部材42の形状が複雑化することを防いでコストの増大を抑制できる。
・上記各実施形態では、主付勢部51と補助付勢部52とを同一形状としたが、主付勢部51の形状と補助付勢部52の形状とが異なっていてもよく、例えば補助屈曲部57の径方向の長さを主屈曲部54の径方向の長さよりも短く形成してもよい。この場合には、例えば上記第1実施形態において主凹部61の深さと補助凹部62の深さとを等しく形成しても、ウォーム軸24がウォームホイール25から離間するように傾動したときにのみ各補助付勢部52がウォーム軸24を付勢する構成とすることができる。
(イ)前記主付勢部と前記補助付勢部とは、一体的に形成されたことを特徴とする。上記構成によれば、部品点数の増加を防いでコストの増大を抑制できる。
Claims (3)
- モータと、前記モータに軸継手を介して傾動可能に連結されるウォーム軸及び該ウォーム軸と噛合するウォームホイールを有するウォーム減速機と、前記ウォーム減速機を収容するハウジングと、前記ウォーム軸における前記モータに連結される一端部と反対側の他端部を前記ウォームホイール側に付勢する付勢手段と、を備えたアクチュエータユニットにおいて、
前記付勢手段は、前記ウォーム軸を常に前記ウォームホイール側に付勢する主付勢部と、前記ウォーム軸が前記ウォームホイールから離間するように傾動したときに該ウォーム軸を前記ウォームホイール側に付勢する補助付勢部と、を備え、
前記主付勢部は、前記他端部の外周に配置される円弧状の主円弧部、前記主円弧部の周方向端部から径方向外側に屈曲する主屈曲部、及び前記主屈曲部の先端から周方向に延びる主板バネ部を有し、
前記補助付勢部は、前記主円弧部との間に軸方向に間隔を空けて並置される円弧状の補助円弧部、前記補助円弧部の周方向端部から径方向外側に屈曲する補助屈曲部、及び前記補助屈曲部の先端から周方向に延びる補助板バネ部を有し、
前記ハウジングの内周面には、前記主板バネ部と径方向において対向する位置に該主板バネ部が収容される主凹部、及び前記補助板バネ部と径方向において対向する位置に該補助板バネ部が収容されるとともに前記主凹部よりも深い補助凹部が形成されたことを特徴とするアクチュエータユニット。 - モータと、前記モータに軸継手を介して傾動可能に連結されるウォーム軸及び該ウォーム軸と噛合するウォームホイールを有するウォーム減速機と、前記ウォーム減速機を収容するハウジングと、前記ウォーム軸における前記モータに連結される一端部と反対側の他端部を前記ウォームホイール側に付勢する付勢手段と、を備えたアクチュエータユニットにおいて、
前記付勢手段は、前記ウォーム軸を常に前記ウォームホイール側に付勢する主付勢部と、前記ウォーム軸が前記ウォームホイールから離間するように傾動したときに該ウォーム軸を前記ウォームホイール側に付勢する補助付勢部と、を備え、
前記主付勢部は、前記他端部の外周に配置される円弧状の主円弧部、前記主円弧部の周方向端部から径方向外側に屈曲する主屈曲部、及び前記主屈曲部の先端から周方向に延びる主板バネ部を有し、
前記補助付勢部は、前記主円弧部との間に軸方向に間隔を空けて並置される円弧状の補助円弧部、前記補助円弧部の周方向端部から径方向外側に屈曲する補助屈曲部、及び前記補助屈曲部の先端から周方向に延びる補助板バネ部を有し、
前記他端部の外周には、前記主屈曲部が常に接触するとともに、前記ウォーム軸が前記ウォームホイールから離間するように傾動したときに前記補助屈曲部が接触する切欠き部を有する外周部材が設けられたことを特徴とするアクチュエータユニット。 - 請求項1又は2に記載のアクチュエータユニットにより、ステアリング操作を補助するためのアシスト力を発生させることを特徴とする車両用操舵装置。
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