JP5981188B2 - ポリテトラフルオロエチレン含浸糸の製造方法 - Google Patents

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本発明は、フィラメント表面に保持された未焼成ポリテトラフルオロエチレン(以下「PTFE」ともいう。)樹脂が脱落しにくく、加工性に優れたPTFE含浸糸およびその製造方法に関するものである。
PTFE樹脂はその優れた潤滑性、耐久性、耐熱性、耐薬品性からさまざまな用途に幅広く使用されている。PTFE樹脂から製造されるPTFE繊維も、その優れた耐熱性、耐薬品性、耐蒸熱性、電気絶縁性、また表面抵抗の低い材料として知られている。
それら特性を活かし、PTFE樹脂水性分散液をPTFEやカーボンファイバー、ケブラー、ノーメックス、PPS(ポリフェニレンサルファイド)などの繊維に含浸させた含浸糸を編組にした編組製品や、繊維を編組した後にPTFE樹脂水性分散液を含浸させた編組製品は、ポンプ、攪拌機、バルブなど各種流体機器の軸封部などに用いられるグランドパッキンとして幅広く使用されている(特許文献1)。
PTFE含浸糸はフィラメント状の繊維にPTFE樹脂水性分散液を含浸させた後に乾燥させ、PTFE樹脂のみを繊維表面に未焼成の状態で露出させた繊維である。このPTFE含浸糸は未焼成PTFE樹脂を良好に保持し、このPTFE含浸糸を編組した製品はパッキン表面に常に安定した潤滑性を付与することが出来るとともに、柔軟性も保持し、長期間にわたるシール性を一層良好に確保できることが知られている(特許文献2)。
しかしながら、PTFE含浸糸は、フィラメント状の繊維にPTFE樹脂水性分散液を含浸した後に乾燥させ水分を除去することにより、未焼成PTFE樹脂の状態でフィラメント状の繊維表面にPTFE樹脂を保持しているため、その過程においてガイド等への擦過によりPTFE樹脂が脱落し易いという欠点がある。
特開平5−346175号公報 特開2008−88580号公報
本発明の目的は、フィラメント状の繊維表面に保持された未焼成PTFE樹脂が脱落しにくく、加工性に優れたPTFE含浸糸およびその製造方法を提供することである。
上述した目的を達成するために、本発明に係るPTFE含浸糸およびその製造方法は次の構成を有する。
(1)フィラメント状繊維に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂を55〜65質量%含有し、熱重量測定(TGA)によって測定した220℃における重量減少が20質量%以下であるノニオン系界面活性剤をポリテトラフルオロエチレン樹脂に対し2.5質量%以上10質量%以下含有するポリテトラフルオロエチレン樹脂水性分散液を含浸させた後、乾燥させることを特徴とするポリテトラフルオロエチレン含浸糸の製造方法。
(2)前記フィラメント状繊維に、前記ポリテトラフルオロエチレン樹脂水性分散液を含浸させた後、150℃以上220℃以下の乾燥温度で2分以上10分以下の乾燥時間にて乾燥させる、(1)のPTFE含浸糸の製造方法。
(3)前記フィラメント状繊維に対して、60質量%以上120質量%以下の割合で未焼成PTFE樹脂を塗着させる、(1)または(2)のPTFE含浸糸の製造方法。
(4)前記フィラメントの繊維がポリテトラフルオロエチレン樹脂からなる、(1)〜(3)のいずれかのポリテトラフルオロエチレン含浸糸の製造方法。
(5)ジメチルポリシロキサンを8質量%以上15質量%以下の割合で付着させる、(1)〜(4)のいずれかのポリテトラフルオロエチレン含浸糸の製造方法。
(6)(1)〜(5)のいずれかの製造方法によって得られるポリテトラフルオロエチレン含浸糸。
本発明によれば、フィラメント状の繊維の表面に未焼成PTFE樹脂が脱落しにくく、加工性に優れたPTFE樹脂水性分散液を含浸したPTFE含浸糸を提供することができる。
以下に本発明の一実施態様に係るPTFE含浸糸の詳細について説明する。本実施態様によれば、フィラメント状の繊維表面に未焼成PTFE樹脂が脱落しにくく、加工性に優れたPTFE樹脂水性分散液を含浸したPTFE含浸糸を提供することができる。ここでPTFE含浸糸とは、フィラメント状の繊維に未焼成PTFE樹脂を含浸させ、または未焼成PTFE樹脂と液体潤滑剤としてのジメチルポリシロキサンとを含浸させた製品である。このPTFE含浸糸を編組した製品は、たとえばポンプ、攪拌機、バルブなど各種流体機器の軸封部などのグランドパッキンとして広く用いられる。
PTFE含浸糸は編組した際にも未焼成のPTFE樹脂や液体潤滑剤であるジメチルポリシロキサンを良好に保持して、パッキンの表面部及び内部からPTFE樹脂、またはPTFE樹脂と液体潤滑剤であるジメチルポリシロキサンをにじみ出させて、パッキン表面に常に安定した潤滑剤を付与することが出来るとともに、柔軟性も保持し、長期間にわたるシール性を一層良好に確保できるものである。
含浸させるフィラメント状の繊維としてはカーボンファイバーやケブラー、ノーメックスなどのアラミド繊維、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PTFE繊維などの高強力繊維や耐熱・耐薬品繊維を用いることが出来るが、特に限定はされない。
その中でも、特に耐熱や耐薬品性の観点からPTFE繊維であることが好ましい。その際のPTFE繊維は従来公知のマトリックス法(エマルジョン法ともいう)、スプリット剥離法、あるいはペースト押出法などの生産方式が知られているが、繊維断面が均一で繊度バラツキが小さいという観点から、マトリックス紡糸法によって得られるPTFE繊維であることが好ましい。スプリット剥離法あるいはペースト押出法によって得られるPTFE繊維では、細かく切り裂いて繊維を製造するために最終繊維状物の断面は扁平形状となり、しかも、繊度がランダムであって均一性に劣り、安定した繊維物性を得ることが難しい。
PTFE繊維は、繊度5000dtex以上150000dtex以下、単糸繊度2dtex以上14dtex以下とする構成のマルチフィラメントであることが好ましい。さらには繊度8000dtex以上120000dtex以下、単糸繊度3dtex以上10dtex以下がより好ましい。繊度5000dtex未満、単糸繊度2dtex未満の繊維は単糸繊度が細いため、安定した糸の生産が困難となる。繊度150000dtexおよび単糸繊度14dtexを超えると繊維間の隙間をPTFE樹脂微粒子や液体潤滑剤で抑えられず、編組製品として安定したシール性を付与することが出来なくなる恐れがある。
PTFE繊維の単糸強度は0.3cN/dtex以上2cN/dtex以下であることが好ましい。さらには0.4cN/dtex以上1.0cN/dtex以下であることが好ましい。単糸強度が0.3cN/dtex未満であれば強度が弱いため、繊維切れが頻発し高次加工性が劣り、さらには編組製品としての強力も低くなることで、その寿命が短くなる恐れがある。2cN/dtexを超える繊維は、PTFE繊維製造過程において、その条件が高度化し、安定した品質の繊維を得ることが難しくなる。
PTFE繊維の230℃×30分の乾燥処理時における乾熱収縮率は3%以下であることが好ましい。3%を超えると編組製品としての寸法安定性が満足できなくなる。
PTFE繊維はPTFE樹脂水性分散液を含浸させることで、フィラメント状の繊維表面に未焼成のPTFE樹脂を保持することができる。
PTFE樹脂水性分散液のPTFE濃度は55質量%以上65質量%以下であることが好ましい。55質量%未満であると、フィラメントに塗着するPTFE量が少なくなるため、目的の半焼成PTFE量を含浸させるために含浸回数を増やし、ライン速度を下げるなどの対策が必要となり、経済的に不利である。また、65質量%を超えるとPTFE塗着量の微妙なコントロールが難しくなる。
PTFE樹脂水性分散液中の特定のノニオン系界面活性剤は、JIS K0129の熱重量測定(TGA)によって測定した220℃における重量減少が20質量%以下である。
上記220℃における重量減少が20質量%以下であるノニオン系界面活性剤は、疎水基として芳香族環を含まない直鎖あるいは/および分岐あるいは/および環状構造を有する炭化水素基を持ち、親水基としてポリオキシエチレン基を有するものであれば、特に構造は限定されないが、下記化学式で示されるものが好ましく使用される。
(OCHCHOH 式(1)
(Rは炭素数が10〜15である直鎖および/または分岐構造有する脂肪族炭化水素、nは平均5〜20の整数)
本発明において好ましい熱重量減少範囲である220℃において20質量%以下であるためには、Rが分岐デシル、イソデシルの場合には、nの平均が11以上であることが好ましい。
また、Rが分岐トリデシルの場合にはnの平均が7〜12であることが好ましい。
また、Rが炭素数が11〜14の分岐アルキル基混合物の場合には、nの平均が10〜13であることが好ましい。
さらに、上記ノニオン系界面活性剤を混合して使用することもできる。上記ノニオン系界面活性剤あるいはその混合物の曇点は30℃〜80℃であることが好ましく、さらに45℃から70℃であることが好ましい。
本発明のノニオン系界面活性剤は、分岐、直鎖あるいは環状の一級アルコールに公知の方法によってエチレンオキサイドおよび/あるいはポリプロピレンオキサイドを付加することによって得ることができる。また、2級、3級のアルコールにエチレンオキサイドおよび/あるいはポリプロピレンオキサイドを付加することによっても得ることができる。
エチレンオキサイドおよび/あるいはポリプロピレンオキサイドの付加は、単分散、あるいは、単分散を混合したバイモーダルであることができる。
さらに、本発明の目的を損なわない範囲で、目的に応じてさらにノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤などを併用することができる。
PTFE繊維表面から半焼成PTFEが脱落しにくい理由については、発明者は、半焼成PTFE中に残存しているノニオン系界面活性剤が、PTFE粒子のバインダーとして適度な保持力を発現していると考えている。このため、半焼成温度付近におけるノニオン系界面活性剤の分解が多すぎると、このバインダー成分としてのノニオン界面活性剤量の残存量が少なくなり、保持力が不足するものと考えられる。熱重量測定(TGA)によって測定される、220℃における重量減少割合が20質量%超であると、半焼成工程において分解揮発するノニオン系界面活性剤量が過剰となりバインダー成分が不足する恐れがある。その結果、PTFE樹脂水性分散液を含浸後、乾燥工程のガイドへの擦過によりPTFE樹脂が脱落し易くなり、フィラメント状の繊維表面に目標とする未焼成PTFE樹脂を保持することが難しくなると考えられる。
フィラメント状繊維に対して、60質量%以上120質量%以下の割合で未焼成PTFE樹脂が塗着していることが好ましい。未焼成PTFE樹脂の塗着割合は、より好ましくは70質量%以上110質量%以下である。60質量%未満であると、編組製品として安定したシール性を付与することが出来ない恐れがある。120質量%を超えても、それ以上のシール性の効果はなく、コスト悪化に繋がる。
PTFE樹脂水性分散液を含浸後、乾燥温度を150℃以上220℃以下、乾燥時間を2分以上10分以下とすることが好ましい。乾燥温度160℃未満であるとPTFE樹脂水性分散液中の水分揮発が十分ではなく、PTFE樹脂の塗着性が悪化する恐れがある。乾燥温度220℃を超えると界面活性剤の分解が進み、PTFE樹脂の塗着性が悪化する。乾燥時間2分未満であるとPTFE樹脂水性分散液の水分揮発が十分ではなく、PTFE樹脂の塗着性が悪化する恐れがある。乾燥時間10分を超えてもPTFE含浸糸は十分に水分除去が完了しており、それ以上の乾燥はエネルギーの悪化に繋がる。
PTFE含浸糸に対して、液体潤滑剤であるジメチルポリシロキサンが8質量%以上15質量%以下の割合で付着していることが好ましい。ジメチルポリシロキサンの付着割合は、より好ましくは10質量%以上13質量%以下である。8質量%未満であると編組の流体機器における初期潤滑性が悪化する恐れがある。15質量%を超えてもそれ以上の初期潤滑性が得られず、コスト悪化に繋がる。
これら得られたPTFE含浸糸を編組した製品は、たとえばポンプ、攪拌機、バルブなど各種流体機器の軸封部などのグランドパッキンとして広く用いられる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、繊維の各物性の測定方法は以下の通りである。
(1)PTFEフィラメントの繊度
JIS L 1013:1999に準じて測定した。
(2)PTFEフィラメントへの未焼成PTFE樹脂塗着率
JIS L 1013:1999に準じてPTFE含浸糸の繊度を測定し、PTFE樹脂含浸前のPTFEフィラメントの繊度より算出した。
未焼成PTFE樹脂塗着率=(PTFE含浸糸繊度−PTFEフィラメント繊度)/PTFEフィラメント繊度×100
(3)220℃における熱重量減少割合
セイコー電子社製示差熱・熱重量測定装置(TG−DTA6200)を使用し、下記条件下で得られた熱重量減少カーブより、220℃における熱重量減少割合を100分率で求めた。
試料:10mg、アルミニウムセル使用
温度範囲:20℃〜600℃、昇温レート:10℃/min
雰囲気:空気200ml/min
(4)PTFE樹脂塗着性確認
PTFEフィラメントにPTFE樹脂水性分散液を含浸させ乾燥後、巻取り前のテンショナーユニットガイド下部に脱落したPTFE樹脂重量を測定した。
[実施例1]
カセ巻き工程の後に、PTFEフィラメント(繊度10000dtex、単糸繊度9.5dtex)を連続的に、PTFE水性分散液1(PTFE濃度61質量%、疎水基が、分岐トリデシルであり、エチレンオキサイドの平均付加数が8.6モルであるノニオン系界面活性剤(220℃における熱重量減少が10質量%)をPTFEに対して5.5質量%含む水性分散液)中を通して含浸させた後、180℃の熱風炉中で4分間乾燥させ、PTFEフィラメントへの未焼成PTFE樹脂塗着率を100%とする含浸糸を得た。巻き取り前のテンショナーユニットガイド下部に発生したPTFE樹脂脱落物量は、PTFE含浸糸1000mあたり8gと非常に少なかった。
[実施例2]
実施例1において、210℃の熱風炉中で3分間乾燥させた以外は、実施例1と同様にして含浸糸を得た。巻き取り前のテンショナーユニットガイド下部に発生したPTFE樹脂脱落物量は、PTFE含浸糸1000mあたり10gと非常に少なかった。
[比較例1]
実施例1において、PTFE水性分散液1を、PTFE水性分散液2(PTFE濃度61質量%、疎水基が、炭素数11〜14の分岐アルキル基(平均炭素数12.8)であり、エチレンオキサイドの平均付加数が9.2モルであるノニオン系界面活性剤(220℃における熱重量減少が26質量%)をPTFEに対して5.5質量%含む水性分散液)に変更した以外は、実施例1と同様にして含浸糸を得た。巻き取り前のテンショナーユニットガイド下部に発生したPTFE樹脂脱落物量は、PTFE含浸糸1000mあたり40gと非常に多く、生産性面で不利であった。
[比較例2]
実施例1において、130℃の熱風炉中で9分間乾燥させた以外は、実施例1と同様にして含浸糸を得た。巻き取り前のテンショナーユニットガイド下部に発生したPTFE樹脂脱落物量は、PTFE含浸糸1000mあたり45gと非常に多く、生産性面で不利であった。
[比較例3]
実施例1において、熱風炉中で1分間乾燥させた以外は、実施例1と同様にして含浸糸を得た。巻き取り前のテンショナーユニットガイド下部に発生したPTFE樹脂脱落物量は、PTFE含浸糸1000mあたり33gと非常に多く、生産性面で不利であった。
[比較例4]
実施例1において、240℃の熱風炉中で4分間乾燥させた以外は、実施例1と同様にして含浸糸を得た。巻き取り前のテンショナーユニットガイド下部に発生したPTFE樹脂脱落物量は、PTFE含浸糸1000mあたり56gと非常に多く、生産性面で不利であった。
上述の実施例および比較例で得られた結果を表1に示す。
Figure 0005981188
本発明のPTFE含浸糸を編組した製品は、たとえばポンプ、攪拌機、バルブなど各種流体機器の軸封部などのグランドパッキンとして広く用いられる。

Claims (4)

  1. フィラメント状繊維に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂を55〜65質量%含有し、熱重量測定(TGA)によって測定した220℃における重量減少が20質量%以下であるノニオン系界面活性剤をポリテトラフルオロエチレン樹脂に対し2.5質量%以上10質量%以下含有するポリテトラフルオロエチレン樹脂水性分散液を含浸させた後、150℃以上220℃以下の乾燥温度で2分以上10分以下の乾燥時間にて乾燥させることを特徴とするポリテトラフルオロエチレン含浸糸の製造方法。
  2. 前記フィラメント状繊維に対して、60質量%以上120質量%以下の割合で未焼成PTFE樹脂を塗着させる、請求項に記載のポリテトラフルオロエチレン含浸糸の製造方法。
  3. 前記フィラメント状繊維がポリテトラフルオロエチレン樹脂からなる、請求項1または2に記載のポリテトラフルオロエチレン含浸糸の製造方法。
  4. ジメチルポリシロキサンを8質量%以上15質量%以下の割合で付着させる、請求項1〜のいずれかに記載のポリテトラフルオロエチレン含浸糸の製造方法。
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