JP5979473B2 - 導電パターン基板、タッチパネルセンサ、導電パターン基板の製造方法およびタッチパネルセンサの製造方法 - Google Patents
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Description
前記第1導電パターンは、前記第2導電パターンによって少なくとも部分的に覆われた端部を有し、前記端部は、前記第2導電パターンによって少なくとも部分的に覆われた接続面であって、基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する接続面と、前記接続面に隣接する第1隣接面と、を含み、前記接続面と前記第1隣接面とが隣接する境界部分において、前記接続面が延びる方向と前記第1隣接面が延びる方向とが異なっている、導電パターン基板である。
前記第1導電層上に、光溶解型の感光性材料から構成されるレジストパターンを設ける工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記第1導電層を、その端部が、前記基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する面を有するようウェットエッチングする第1エッチング工程と、前記第1エッチング工程の後、前記レジストパターンを加熱する第1焼成工程であって、加熱に起因する流動によって前記レジストパターンの端部が外方に変位する、第1焼成工程と、前記第1焼成工程の後、前記レジストパターンをマスクとして、前記第1導電層をさらにウェットエッチングする第2エッチング工程と、を有し、前記検出パターン形成工程において、前記検出パターンは、前記取出パターンの端部を少なくとも部分的に覆うよう形成される、タッチパネルセンサの製造方法である。
前記第2焼成工程の後、前記レジストパターンをマスクとして、前記第1導電層をさらにウェットエッチングする第3エッチング工程と、をさらに有していてもよい。
この場合、前記検出パターン形成工程は、前記取出パターンの端部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの前記電極部を含む複数の前記電極部を形成する第1工程と、隣り合う2つの前記電極部を接続するようブリッジ部を形成する第2工程と、を有していてもよい。
若しくは、前記検出パターン形成工程は、前記ブリッジ部を形成する第1工程と、前記取出パターンの端部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの前記電極部を含む複数の前記電極部を形成する電極部形成工程であって、隣り合う2つの前記電極部が前記ブリッジ部によって接続されるよう複数の前記電極部を形成する、第2工程と、を有していてもよい。この場合、前記第1工程は、前記取出パターン形成工程の前記第1焼成工程の後、前記基板上にブリッジ部用導電層を設ける工程と、前記ブリッジ部用導電層をウェットエッチングし、これによって前記ブリッジ部を形成するブリッジ部用エッチング工程と、を含んでいてもよい。この場合、好ましくは、前記取出パターン形成工程の前記第2エッチング工程が、前記検出パターン形成工程の前記第1工程の前記ブリッジ部用エッチング工程と同時に実施される。
前記取出導電パターンは、前記検出導電パターンによって少なくとも部分的に覆われた端部を有し、前記端部は、前記検出パターンによって少なくとも部分的に覆われた接続面であって、基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する接続面と、前記接続面に隣接する第1隣接面と、を含み、前記接続面と前記第1隣接面とが隣接する境界部分において、前記接続面が延びる方向と前記第1隣接面が延びる方向とが異なっている、タッチパネルセンサである。
以下、図1乃至図5Fを参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。まず図1乃至図3により、本実施の形態における導電パターン基板10について説明する。
図1は、導電パターン基板10を示す断面図である。図1に示すように、導電パターン基板10は、基板11と、基板11上に設けられ、導電性を有する第1導電パターン12と、基板11上に設けられるとともに第1導電パターン12に接続され、導電性を有する第2導電パターン15と、を備えている。図1に示すように、第1導電パターン12は、第2導電パターン15によって少なくとも部分的に覆われた端部13を有しており、この端部13を介して、第1導電パターン12と第2導電パターン15との間における電気的な接続が確保されている。ここで「端部」は、第1導電パターン12のうち基板11に向かって延びる面を有する部分として定義される。
次に図4および図5A〜Fを参照して、導電パターン基板10の製造方法について説明する。図4は、導電パターン基板10の製造方法を示すフローチャートである。
以下、第1導電層21をパターニングして第1導電パターン12を形成する第1導電パターン形成工程について説明する。はじめに、第1導電層21上にレジスト層25を設ける(工程S13)。これによって、図5Aに示すように、第1導電層21およびレジスト層25が設けられた基板11が準備される。レジスト層25を構成する材料としては、光溶解型の感光性材料が用いられる。例えば、ノボラック樹脂をベースとしたポジ型感光性樹脂材料などが用いられ得る。なお、レジスト層25を設けた後、レジスト層25に対して加熱処理(プリベーク)が実施されてもよい。
次に、図6Aおよび図6Bを参照して、本実施の形態の効果を比較の形態と比較して説明する。図6Aおよび図6Bに示す比較の形態は、本実施の形態における第1焼成工程および第2エッチング工程が実施されない点、すなわち、1回のウェットエッチングのみで第1導電パターン12の端部13が形成される点が異なるのみであり、他の構成は、上述の本実施の形態の場合と同様である。図6Aおよび図6Bに示す比較の形態において、上述の本実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
なお上述の本実施の形態において、第1エッチング工程によって形成される第1面22aが、第1導電パターン12の端部13の接続面13aとなっている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第2エッチング工程またはそれ以降のエッチング工程によって形成される面が、第1導電パターン12の端部13の接続面13aとなっていてもよい。このように、第2エッチング工程またはそれ以降のエッチング工程によって形成される面が接続面13aとなる例について説明する。
図7Aは、変形例における第2エッチング工程を示す図であり、本実施の形態における図5Eに対応する図である。図7Aに示すように、本変形例においては、第2エッチング工程によって形成される第2面22bが、基板11の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出するよう、エッチングが実施される。すなわち、第2面22bが順テーパ状の面となるよう、エッチングが実施される。図8は、このようにして形成された第1導電パターン12を備えた導電パターン基板10を示す図である。
次に、図7Aに示す第2エッチング工程の後、さらに第2焼成工程および第3エッチング工程を実施する例について説明する。図7Bは、図7Aに示す第2エッチング工程の後、レジストパターン23を加熱する第2焼成工程であって、加熱に起因する流動によってレジストパターン23の端部24がさらに外方に変位する、第2焼成工程を実施する場合を示す図である。第2焼成工程は、上述の第1焼成工程と略同一であるので、詳細な説明は省略する。第2焼成工程を実施することにより、図7Bに示すように、加熱に起因する流動によってレジストパターン23の端部24がさらに外方に変位する。この結果、図7Bに示すように、レジストパターン23の端部24において、第1導電層21の端部22の第2面22bを部分的に覆う第2拡張部24bが形成される。
なお図7Cに示す第2の変形例においては、形成される第3面22dが逆テーパ状となるようエッチングが実施される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、第3エッチング工程において、形成される第3面22dが順テーパ状となるようエッチングが実施されてもよい。図10は、このようにして形成された第1導電パターン12を備えた導電パターン基板10を示す図である。
なお、第1導電パターン形成工程において実施されるウェットエッチングの回数の上限が3回に限られることはなく、4回またはそれ以上の回数のウェットエッチングを実施してもよい。多数のウェットエッチングおよび焼成工程を繰り返して第1導電パターン12を形成することにより、第1導電パターン12の端部13の形状をより精密に制御することができる。このことにより、第1導電パターン12と第2導電パターン15との間の電気的な接続をより確実に確保するとともに、第1導電パターン12の端部13が、第2導電パターン15が形成されるべき領域にまで延在することをより抑制することができる。
次に図11乃至図16Eを参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、上述の第1の実施の形態における第1導電パターン形成工程を用いてタッチパネルセンサ30を製造する方法について説明する。図11乃至図16Eに示す第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
はじめに図11を参照して、本実施の形態によるタッチパネルセンサ30全体について説明する。図11は、タッチパネルセンサ30を示す平面図である。
次に図15乃至図16Eを参照して、タッチパネルセンサ30の製造方法について説明する。図15は、タッチパネルセンサ30の製造方法を示すフローチャートである。
次に、第1導電層21をパターニングして取出パターン32を形成する取出パターン形成工程を実施する。取出パターン形成工程においては、はじめに、第1導電層21上にレジスト層25を設け(工程S33)、次に、レジスト層25を露光・現像してレジストパターンを形成する(工程S34)。その後、レジストパターン23をマスクとして第1導電層21を、その端部22が、基板11の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する第1面22aを有するようウェットエッチングする(第1エッチング工程S35)。次に、レジストパターン23を加熱する工程であって、加熱に起因する流動によってレジストパターン23の端部24を外方に変位させる工程(第1焼成工程S36)を実施する。その後、レジストパターン23をマスクとして、第1導電層21をさらにウェットエッチングする(第2エッチング工程S37)。次に、第1導電層21上に残っているレジストパターン23を除去する(工程S38)。これによって、図14に示す端部13を有する取出パターン32を得ることができる(図16A参照)。なお上述の工程S33〜38は、図5A乃至図5Eに示す第1の実施の形態における工程S13〜18と略同一であるので、詳細な説明を省略する。
次に、基板11上に、取出パターン32に電気的に接続され、導電性を有する検出パターン35の一部分を形成する。具体的には、検出パターン35のうち、第1電極部36a,第2電極部36bおよび第1ブリッジ部37aを形成する(工程S39)。本工程において、検出パターン35の少なくとも1つの第2電極部36bは、図16Bに示すように、取出パターン32の端部13を少なくとも部分的に覆うよう形成される。同様に、図示はしないが、検出パターン35の少なくとも1つの第1電極部36aは、取出パターン32の端部13を少なくとも部分的に覆うよう形成される。例えば、スパッタリング法などの、検出パターン35の材料である透明導電材料を基板11の略法線方向に沿って基板11に向けて飛翔させ、これによって透明導電材料を基板11に付着させる方法が用いられる。
次に図16Cに示すように、少なくとも第1ブリッジ部37a上に、絶縁性を有する絶縁層38を形成する(工程S40)。なお図16Cに示すように、第2電極部36b上にも絶縁層38を形成してもよい。この場合、第2電極部36b上の領域のうち後に第2ブリッジ部37bが形成される領域には絶縁層38が存在しないよう、絶縁層38が形成される。
次に図16Dに示すように、隣り合う2つの第2電極部36bを接続する第2ブリッジ部37bを形成する(工程S41)。本工程において、検出パターン35の第2ブリッジ部37bは、図16Dに示すように、第2電極部36bの上面において第2電極部36bと接続されるよう形成される。このため、第2電極部36bの端部の形状に依らず、第2電極部36bと第2ブリッジ部37bとの間の電気的な接続を確保することができる。
次に図16Eに示すように、第2ブリッジ部37bおよび絶縁層38上にオーバーコート層39を形成する(工程S42)。このようにしてタッチパネルセンサ30を得ることができる。
次に図17および図18を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、検出パターン35の第2ブリッジ部37bを形成する工程が、検出パターン35の第1電極部36a,第2電極部36bおよび第1ブリッジ部37aを形成する工程よりも先に形成される点が異なるのみであり、他の構成は、図11乃至図16Eに示す第2の実施の形態と略同一である。第3の実施の形態において、図11乃至図16Eに示す第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
はじめに図17を参照して、本実施の形態によるタッチパネルセンサ30について説明する。図17は、タッチパネルセンサ30を示す断面図であって、第2の実施の形態における図12に対応する図である。
次に図18を参照して、タッチパネルセンサ30の製造方法について説明する。図18は、タッチパネルセンサ30の製造方法を示すフローチャートである。
次に、基板11上に、取出パターン32に電気的に接続され、導電性を有する検出パターン35の一部分を形成する。本実施の形態においては、まず、検出パターン35のうち第2ブリッジ部37bを形成する(工程S41)。第2ブリッジ部37bを得るための方法が特に限られることはなく、上述の第2の実施の形態の場合と同様に、マスクを用いたスパッタリングや、フォトリソグラフィー法によるパターニングなどが適宜実施される。なおフォトリソグラフィー法によるパターニングが実施される場合、取出パターン形成工程の場合と同様のエッチング工程が実施されてもよい。すなわち、第2ブリッジ部37bの端部が少なくとも部分的に順テーパ状の面を含むよう、複数回のウェットエッチングが繰り返されてもよい。これによって、第2ブリッジ部37bと第2電極部36bとの間の電気的な接続を確実に確保することができる。
次に、第2ブリッジ部37b上に、絶縁性を有する絶縁層38を形成する(工程S40)。
その後、基板11上に、検出パターン35のうち、第1電極部36a,第2電極部36bおよび第1ブリッジ部37aを形成する(工程S39)。このうち少なくとも1つの第1電極部36aおよび第2電極部36bは、取出パターン32の端部13を少なくとも部分的に覆うよう形成される。また各第2電極部36bは、隣り合う2つの第2電極部36bが、先に形成されている第2ブリッジ部37bによって接続されるよう形成される。第1電極部36a,第2電極部36bおよび第1ブリッジ部37aを得るための方法が特に限られることはなく、上述の第2の実施の形態の場合と同様に、マスクを用いたスパッタリングや、フォトリソグラフィー法によるパターニングなどが適宜実施される。
次に、電極部36a,36b,第2ブリッジ部37bおよび絶縁層38上にオーバーコート層39を形成する(工程S42)。このようにして、図17に示すタッチパネルセンサ30を得ることができる。
次に図19乃至図20Eを参照して、第3の実施の形態におけるタッチパネルセンサの製造方法の変形例を説明する。本変形例におけるタッチパネルセンサの製造方法は、取出パターン32を形成するための第2エッチング工程S37が、検出パターン35の第2ブリッジ部37bを形成するためのブリッジ部用エッチング工程と同時に実施される点が異なるのみであり、他の構成は、図17および図18に示す第3の実施の形態と略同一である。本変形例において、図17および図18に示す第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、検出パターン35のうち第2ブリッジ部37bを形成する(工程S41)。工程S41においては、はじめに図20Bに示すように、基板11上の全域にわたって、第2ブリッジ部37bを構成するための透明導電材料からなるブリッジ部用導電層26を設ける。次に図20Bに示すように、ブリッジ部用導電層26のうち後に第2ブリッジ部37bとなるべき部分を覆うレジストパターン27を形成する。その後、図20Cに示すように、レジストパターン27をマスクとしてブリッジ部用導電層26をウェットエッチングする。これによって、ブリッジ部用導電層26のうちレジストパターン27によって保護されていない部分が除去され、第2ブリッジ部37bが形成される。同時に、第1の実施の形態における第2エッチング工程の場合と同様に、第1導電層21の端部22の第1面22aのうちレジストパターン23の端部24の第1拡張部24aによって覆われていない部分が除去される。これによって、順テーパ状の接続面13aを含む端部13を有する取出パターン32を得ることができる。なおエッチング液としては、ブリッジ部用導電層26および第1導電層21の両方を溶解することができるエッチング液が用いられる。
その後、レジストパターン23およびレジストパターン27を除去し(工程S38)、次に、図20Dに示すように、第2ブリッジ部37b上に、絶縁性を有する絶縁層38を形成する(工程S40)。
その後、図20Eに示すように、基板11上に、検出パターン35のうち、第1電極部36a,第2電極部36bおよび第1ブリッジ部37aを形成する(工程S39)。
次に、電極部36a,36b,第2ブリッジ部37bおよび絶縁層38上にオーバーコート層39を形成する(工程S42)。このようにしてタッチパネルセンサ30を得ることができる。
なお上述の各実施の形態およびそれらの変形例において、検出パターン35の第2ブリッジ部37bが、透光性を有する透明導電材料から構成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、検出パターン35の第2ブリッジ部37bを構成する材料として、遮光性を有する金属材料が用いられてもよい。
11 基板
11a 基板の一側
11b 基板の他側
12 第1導電パターン
13 第1導電パターンの端部
13a 接続面
13b 第1隣接面
13c 境界部分
13d 第2隣接面
13e 境界部分
15 第2導電パターン
21 第1導電層
22 端部
22a 第1面
22b 第2面
22c 境界部分
22d 第3面
22e 境界部分
23 レジストパターン
24 端部
24a 第1拡張部
24b 第2拡張部
25 レジスト層
26 ブリッジ部用導電層
27 レジストパターン
28 レジスト層
30 タッチパネルセンサ
32 取出パターン
35 検出パターン
36a 第1電極部
36b 第2電極部
37a 第1ブリッジ部
37b 第2ブリッジ部
38 絶縁層
39 オーバーコート層
50 カラーフィルタ
Claims (13)
- 基板を準備する工程と、
前記基板上に、導電性および遮光性を有する第1導電パターンを形成する第1導電パターン形成工程と、
前記基板上に、前記第1導電パターンに電気的に接続され、導電性および透光性を有する第2導電パターンを形成する第2導電パターン形成工程と、を備え、
前記第1導電パターン形成工程は、
前記基板上に、導電性および遮光性を有する第1導電層を設ける工程と、
前記第1導電層上に、光溶解型の感光性材料から構成されるレジストパターンを設ける工程と、
前記レジストパターンをマスクとして前記第1導電層を、その端部が、前記基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する面を有するようウェットエッチングする第1エッチング工程と、
前記第1エッチング工程の後、前記レジストパターンを加熱する第1焼成工程であって、加熱に起因する流動によって前記レジストパターンの端部が外方に変位する、第1焼成工程と、
前記第1焼成工程の後、前記レジストパターンをマスクとして、前記第1導電層をさらにウェットエッチングする第2エッチング工程と、を有し、
前記第2導電パターン形成工程において、前記第2導電パターンは、前記第1導電パターンの端部を少なくとも部分的に覆うよう形成される、導電パターン基板の製造方法。 - 前記第1エッチング工程におけるエッチング時間は、前記第1導電層をその厚み分だけエッチングするジャストエッチングに要するエッチング時間以下となるよう設定される、請求項1に記載の導電パターン基板の製造方法。
- 前記第2エッチング工程は、前記第1導電層の端部のうち前記レジストパターンによって覆われていない部分が、前記基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する面を有するよう実施され、
前記第1導電パターン形成工程は、
前記第2エッチング工程の後、前記レジストパターンを加熱する第2焼成工程であって、加熱に起因する流動によって前記レジストパターンの端部がさらに外方に変位する、第2焼成工程と、
前記第2焼成工程の後、前記レジストパターンをマスクとして、前記第1導電層をさらにウェットエッチングする第3エッチング工程と、をさらに有する、請求項1または2に記載の導電パターン基板の製造方法。 - 基板と、
前記基板上に設けられ、導電性および遮光性を有する第1導電パターンと、
前記基板上に設けられるとともに前記第1導電パターンに電気的に接続され、導電性および透光性を有する第2導電パターンと、を備え、
前記第1導電パターンは、前記第2導電パターンによって少なくとも部分的に覆われた端部を有し、
前記端部は、前記第2導電パターンによって少なくとも部分的に覆われた第1面であって、基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する第1面と、前記第1面よりも前記基板側に位置するとともに前記第1面に隣接する第2面と、を含み、
前記第1面と前記第2面とが隣接する境界部分において、前記第2面は、前記第1面を前記境界部分において前記第1面が延びる方向に仮想的に延長することによって得られる面よりも、前記第2導電パターンから離れる側に位置する、導電パターン基板。 - 前記端部は、前記第2面よりも前記基板側に位置するとともに前記第2面に隣接する第3面をさらに含み、
前記第2面と前記第3面とが隣接する境界部分において、前記第2面が延びる方向と前記第3面が延びる方向とが異なっている、請求項4に記載の導電パターン基板。 - 基板を準備する工程と、
前記基板上に、導電性および遮光性を有する取出パターンを形成する取出パターン形成工程と、
前記基板上に、前記取出パターンに電気的に接続され、導電性および透光性を有する検出パターンを形成する検出パターン形成工程と、を備え、
前記取出パターン形成工程は、
前記基板上に、導電性および遮光性を有する第1導電層を設ける工程と、
前記第1導電層上に、光溶解型の感光性材料から構成されるレジストパターンを設ける工程と、
前記レジストパターンをマスクとして前記第1導電層を、その端部が、前記基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する面を有するようウェットエッチングする第1エッチング工程と、
前記第1エッチング工程の後、前記レジストパターンを加熱する第1焼成工程であって、加熱に起因する流動によって前記レジストパターンの端部が外方に変位する、第1焼成工程と、
前記第1焼成工程の後、前記レジストパターンをマスクとして、前記第1導電層をさらにウェットエッチングする第2エッチング工程と、を有し、
前記検出パターン形成工程において、前記検出パターンは、前記取出パターンの端部を少なくとも部分的に覆うよう形成される、タッチパネルセンサの製造方法。 - 前記第1エッチング工程におけるエッチング時間は、前記第1導電層をその厚み分だけエッチングするジャストエッチングに要するエッチング時間以下となるよう設定される、請求項6に記載のタッチパネルセンサの製造方法。
- 前記第2エッチング工程は、前記第1導電層の端部のうち前記レジストパターンによって覆われていない部分が、前記基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する面を有するよう実施され、
前記取出パターン形成工程は、
前記第2エッチング工程の後、前記レジストパターンを加熱する第2焼成工程であって、加熱に起因する流動によって前記レジストパターンの端部がさらに外方に変位する、第2焼成工程と、
前記第2焼成工程の後、前記レジストパターンをマスクとして、前記第1導電層をさらにウェットエッチングする第3エッチング工程と、をさらに有する、請求項6または7に記載のタッチパネルセンサの製造方法。 - 前記検出パターンは、所定の方向に沿って並べられた複数の電極部であって、少なくとも1つの電極部が前記取出パターンに電気的に接続された、複数の電極部と、隣り合う2つの前記電極部を接続するブリッジ部と、を有し、
前記検出パターン形成工程は、
前記取出パターンの端部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの前記電極部を含む複数の前記電極部を形成する第1工程と、
隣り合う2つの前記電極部を接続するようブリッジ部を形成する第2工程と、を有する、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサの製造方法。 - 前記検出パターンは、所定の方向に沿って並べられた複数の電極部であって、少なくとも1つの電極部が前記取出パターンに電気的に接続された、複数の電極部と、隣り合う2つの前記電極部を接続するブリッジ部と、を有し、
前記検出パターン形成工程は、
前記ブリッジ部を形成する第1工程と、
前記取出パターンの端部を少なくとも部分的に覆う少なくとも1つの前記電極部を含む複数の前記電極部を形成する電極部形成工程であって、隣り合う2つの前記電極部が前記ブリッジ部によって接続されるよう複数の前記電極部を形成する、第2工程と、を有する、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサの製造方法。 - 前記第1工程は、
前記取出パターン形成工程の前記第1焼成工程の後、前記基板上にブリッジ部用導電層を設ける工程と、
前記ブリッジ部用導電層をウェットエッチングし、これによって前記ブリッジ部を形成するブリッジ部用エッチング工程と、を含み、
前記取出パターン形成工程の前記第2エッチング工程が、前記検出パターン形成工程の前記第1工程の前記ブリッジ部用エッチング工程と同時に実施される、請求項10に記載のタッチパネルセンサの製造方法。 - 基板と、
前記基板上に設けられ、導電性および遮光性を有する取出パターンと、
前記基板上に設けられるとともに前記取出パターンに電気的に接続され、導電性および透光性を有する検出パターンと、を備え、
前記取出パターンは、前記検出パターンによって少なくとも部分的に覆われた端部を有し、
前記端部は、前記検出パターンによって少なくとも部分的に覆われた第1面であって、基板の法線方向から見て少なくとも部分的に外方に露出する第1面と、前記第1面よりも前記基板側に位置するとともに前記第1面に隣接する第2面と、を含み、
前記第1面と前記第2面とが隣接する境界部分において、前記第2面は、前記第1面を前記境界部分において前記第1面が延びる方向に仮想的に延長することによって得られる面よりも、前記検出パターンから離れる側に位置する、タッチパネルセンサ。 - 前記端部は、前記第2面よりも前記基板側に位置するとともに前記第2面に隣接する第3面をさらに含み、
前記第2面と前記第3面とが隣接する境界部分において、前記第2面が延びる方向と前記第3面が延びる方向とが異なっている、請求項12に記載のタッチパネルセンサ。
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