JP5978182B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に印刷し、印刷済みの用紙を順次排出トレイに排出する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、用紙に印刷を行う。印刷済みの用紙は、排出トレイに排出される。用紙の排出口を塞ぐほど印刷済用紙が溜まると(排出トレイが満杯状態になると)、排出しようとする印刷済用紙が排出トレイの用紙束にぶつかり、排出トレイに排出することができない。この場合、画像形成装置内の排出口付近で用紙が詰まる。そこで、排出トレイの満杯(積載上限への到達)を検知することがある。
このような排出トレイの満杯を検知する装置が特許文献1に記載されている。特許文献1には、画像形成後の用紙が排出され上下方向に昇降可能に設けられた上側排紙トレイ及び下側排紙トレイと、上側排紙トレイ及び下側排紙トレイをそれぞれ独立に上下方向へ昇降させる上下昇降駆動源と、下側排紙トレイが所定の下限位置に来たことを検出する下限位置検出手段(下限位置センサーSN7)と、下側排紙トレイが所定の上限位置に来たことを検出する上限位置検出手段(上限位置センサーSN5)と、下側排紙トレイ上の用紙が満杯になって下限位置と前記上限位置の間の所定位置に来たことを検出する満杯検出手段(満杯位置センサーSN9)と、を備える用紙処理装置が記載されている。この構成では複数のセンサーを用いて、排出トレイ上の用紙が満杯になったこと(積み上げられた排出用紙の高さが上限に到達したこと)を検知している(特許文献1:請求項1、図1等参照)。
特開2001−026354号公報
特許文献1記載の技術では、センサーを用いて、排出トレイに排出された印刷済用紙の枚数、高さが限界(積載上限)に達したことにより、満杯を検知する。一方、上限検知用のセンサーを用いず、排出された印刷済用紙の枚数をカウントして、積載上限に到達したか(排出トレイが満杯となったか)を判断することがある。
印刷済用紙の枚数カウントは、印刷ジョブごとに行うことが一般的である。そのため、1つの印刷ジョブの実行が完了すると、完了した印刷ジョブについては、排出トレイから印刷済用紙が取り除かれたとみなされ、カウント値はクリアされる(ゼロとされる)。そして、次の印刷ジョブが開始されると、再びゼロからカウントが始まる。
しかし、印刷ジョブ完了から次の印刷ジョブまでの間に、必ず排出トレイから印刷済用紙が取り除かれる(回収される)とは限らない。そのため、印刷ジョブごとに排出枚数をカウントする手法では、前の印刷ジョブの印刷済用紙が排出トレイに残っていることにより、印刷ジョブ実行中に、積載上限に到達するほど印刷済用紙が排出トレイに積み上げられたのに排出カウントが積載上限と判定する値に到達していないため、積載上限に到達したと判定されないことがある。
このように、排出トレイへの排出枚数をカウントして積載上限に到達したか否かを判断するとき、積載上限への到達を正確に検知できない場合がある。
尚、特許文献1記載の技術は、複数のセンサーを用いて排出トレイでの積載上限への到達を検知するものである。そのため、排出トレイに排出した印刷済用紙の枚数をカウントすることで積載上限への到達を検知する装置に特許文献1の技術を適用することはできない。従って、特許文献1記載の技術では、上記の問題点を解決することはできない。また、特許文献1記載の技術では、満杯検出専用のセンサーを設けているので、装置の製造コストが高くつくというデメリットもある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、排出トレイに排出した印刷済用紙の枚数を示す排出カウント値のクリアや減算を見直すことにより、正確に排出トレイ上の用紙枚数を推測し、積載上限への到達を正確に検知することを課題とする。
上記課題解決のため、請求項1に係る画像形成装置は、排出された用紙を受ける排出トレイと、用紙に印刷を行い、印刷済みの用紙を前記排出トレイに排出する印刷部と、人の存在を検知するための人体検知部と、前記排出トレイへの用紙の排出をカウントする排出カウンターと、前記排出カウンターの排出カウント値が予め定められた上限値に達したことに基づき、積載上限に到達するまで前記排出トレイに印刷済用紙が積載されたこと検知し、前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて前記排出カウント値をクリアする、又は、減算させる処理部を含み、前記処理部は、前記印刷部が印刷ジョブを行っていない状態での前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、前記排出カウント値をクリアし、前記印刷部が印刷ジョブを行っている状態での前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、前記排出カウント値から実行中のジョブの開始前の前記排出カウント値を減じる。
本発明によれば、人体検知部を用いることにより、排出トレイ上の用紙枚数を精度よく推測することができる。従って、積載上限への到達を正確に検知することができる。
複合機の構造を示す図である。 複合機のハードウェア構成を示す図である。 排出された印刷済用紙のカウントを説明するための図である。 印刷済用紙のカウントと積載上限検知の流れを示すフローチャートである。 人体検知部を説明するための図である。 人体検知部を用いた複合機のモードの切替を説明するための図である。 人体検知部を用いた排出カウント値のクリア又は減算の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の実施形態を説明する。そして、本説明では、複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げて説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(複合機100の概要)
まず、図1を用いて、実施形態に係る複合機100の概要を説明する。図1は、複合機100の構造を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、前面に取り付けられた操作パネル2(操作部に相当)を有する。そして、複合機100は上部に原稿搬送部3aと画像読取部3bからなる読取部3を有する。又、複合機100は、内部に、印刷部10として、給紙部4a、第1搬送部4b、画像形成部5a、定着部5b、第2搬送部4cを含む。
まず、操作パネル2は、複合機100の状態や各種メッセージや設定用画面を表示する表示部21(報知部に相当)を備える。また、各種操作を受け付けるため、表示部21に対し設けられるタッチパネル部22(操作部に相当)や、ハードキー23(操作部に相当)が設けられる。操作パネル2は、送信方法、送信先のアドレス、用紙のサイズ及び種類、原稿のサイズ及び種類のような送信や印刷の条件などの設定を受け付ける。
原稿を搬送して読み取るとき、原稿搬送部3aは、原稿トレイに載置された原稿を1枚ずつ読取位置に向けて搬送する。画像読取部3bは、搬送される原稿や原稿台に載置された原稿を読み取り、原稿の画像データを生成する。
給紙部4aは、複数枚の用紙を収容し、印刷のとき、用紙を送り出す。第1搬送部4bは、給紙部4aから供給された用紙を画像形成部まで搬送する。画像形成部5aは、印刷する画像データに基づき、トナー像を形成し、用紙にトナー像を転写する。定着部5bは、トナー像が転写された用紙を加熱・加圧して、用紙にトナー像を定着させる。第2搬送部4cは、定着部5bを通過した用紙を排出トレイ41まで搬送する。
(複合機100のハードウェア構成)
次に、図2に基づき、実施形態に係る複合機100のハードウェア構成を説明する。図2は、複合機100のハードウェア構成を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る複合機100は、制御部1(処理部に相当)を含む。制御部1は、複合機100に含まれる各部を制御する。制御部1は、CPU11や、印刷や送信に用いる画像データを生成する画像処理部12や、その他の電子回路や素子を含む。CPU11は、記憶部6に格納される制御プログラムや制御用データに基づき複合機100の各部の制御や演算を行う。記憶部6は、ROM、フラッシュROM、HDDのような不揮発性と記憶装置と、RAMのような揮発性の記憶装置の組み合わせで構成される。
そして、制御部1は、用紙搬送や、トナー像形成、転写、定着により印刷を行う印刷部10(給紙部4a、第1搬送部4b、画像形成部5a、定着部5b、第2搬送部4cなど)と読取部3の動作を制御する。そして、制御部1は、コンピューター200から受信した印刷用データや読取部3の原稿読み取りで得られた画像データに基づき印刷部10に印刷を行わせる(コピー機能、プリンター機能)。
又、制御部1には、通信部7が接続される。制御部1は、通信部7の動作、通信処理を制御する。通信部7は、パーソナルコンピューターやサーバーのようなコンピューター200やファクシミリ装置300と通信を行うためのインターフェイスである。
又、制御部1は、操作パネル2の表示等の動作を制御する。又、制御部1は、操作パネル2でなされた操作、設定内容を認識し、設定内容や印刷の実行指示を認識する。
(排出された印刷済用紙のカウント)
次に、図3、図4を用いて、複合機100での排出トレイ41に排出された印刷済用紙のカウントについて説明する。図3は、排出された印刷済用紙のカウントを説明するための図である。図4は、印刷済用紙のカウントと積載上限検知の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の複合機100では、制御部1は、積載上限に到達するまで排出トレイ41に印刷済用紙が積載されたか否か(排出トレイ41が満杯になったか否か)を判断するために、排出トレイ41に排出された印刷済用紙の枚数をカウントする。制御部1による排出トレイ41に排出された印刷済用紙の枚数は、排出カウント値C1として記憶部6(例えば、RAM)や制御部1内の記憶素子に記憶される。尚、排出された印刷済用紙の枚数のカウントは、制御部1のCPU11が行っても良いし、カウントを行う専用部分として排出カウント値C1の積算、減算、クリアを行い、排出カウント値C1を記憶するカウント部13(カウント回路)を設けてもよい。図3の例では、便宜上、CPU11とカウント部13を両方記載している。従って、カウント部13を本発明における排出カウンターとして用いることもできるし、CPU11と記憶部6を本発明における排出カウンターとして用いることもできる。
まず、制御部1は、第2搬送部4cを制御する。そして、制御部1は、第2搬送部4cの用紙搬送用の複数の搬送ローラー対42〜44(図1参照)を回転させる搬送用モーター45の回転を制御する。そして、排出トレイ41に排出された印刷済用紙の枚数をカウントするため、第2搬送部4cの排出ローラー対46の近傍(用紙排出口47の近傍)に、排出センサー48が設けられる(図1、図3参照)。尚、排出ローラー対46は、排出トレイ41に向けて印刷済用紙を搬送する。排出ローラー対46の搬送の結果、印刷済用紙は、用紙排出口47から機外に向けて排出され、排出トレイは、排出された印刷済用紙を受け止める。
排出センサー48は、例えば、光センサーなどであり、用紙の存在を検出しているときと、検出していないときで出力が異なる。排出センサー48の出力は、制御部1に入力される。制御部1は、排出センサー48の出力に基づき、用紙到達を認識した後(用紙の存在を検知した後)、用紙の通過を認識したとき(用紙の存在を検知できなくなったとき)、排出トレイ41に用紙が排出されたと判断する。
また、給紙位置や適宜設けられる用紙検知センサー(不図示)から用紙排出口47までの搬送距離は決まっており、搬送速度も予め定められている。そのため、排出センサー48を設けず、給紙開始や、ある用紙検知センサーでの用紙到達検知から予め定められた時間が経過したときに、制御部1が排出トレイ41に用紙が排出されたと判断するようにしてもよい。しかし、正確に用紙の排出を検出するため、排出センサー48を設けることが好ましく、本実施形態の複合機100は、排出トレイ41への用紙の排出を検知するための排出センサー48を含む。
次に、図4を用いて、印刷済用紙のカウントと積載上限検知の流れを説明する。図4のスタートは、通常モードでコピーやプリントなどの印刷ジョブが実行された時点である。
まず、制御部1は、排出センサー48の出力に基づき、排出トレイ41に印刷済用紙が排出されたか否かを確認する(ステップ♯11)。排出トレイ41に印刷済用紙が排出されていないとき、制御部1は、排出トレイ41への印刷済用紙の排出の確認を続ける(ステップ♯11のNo→ステップ♯11)
排出トレイ41に印刷済用紙が排出されたとき(ステップ♯11のYes)、制御部1は、排出カウント値C1に「1」を加算する(ステップ♯12)。このように、制御部1が搬送用モーター45を回転させている状態で、排出トレイ41に用紙の排出が検知されると、排出トレイ41に印刷済用紙が1枚排出されるごとに、制御部1は、排出カウント値C1に「1」を加算して、排出カウント値C1の積算を行う。
尚、予め定められた条件が整ったとき(人体検知部8が新たに人の存在を検知した等の条件。詳細は後述。)、制御部1は、排出カウント値C1のクリアや減算を行う。そのため、本フローの実行中や、本フローを実行していないときに、印刷済用紙の排出やクリアや減算に応じて、排出カウント値C1は変更される。
続いて、制御部1は、排出カウント値C1が予め定められた上限値に到達したか否かを確認する(ステップ♯13)。排出カウント値C1が予め定められた上限値に到達するような状態は、これ以上排出できないほど、排出トレイ41には印刷済用紙が積み上がっている状態である。尚、上限値を示す上限値データD1は、記憶部6に予め記憶されている(図3参照)。
排出カウント値C1が上限値に到達しているとき(ステップ♯13のYes)、制御部1は、積載上限に到達した(排出トレイ41が満杯になった)と検知する(ステップ♯14)。言い換えると、制御部1は、排出カウント値C1に基づき、排出トレイ41に積載されている印刷済用紙の枚数、高さが上限に到達していることを検知する。
積載上限への到達を検知すると、制御部1は、用紙排出口47付近でのジャムを回避するため、印刷部10に印刷(用紙搬送)を停止させる(ステップ♯15)。また、制御部1は、排出トレイ41が満杯であり、排出トレイ41に積載された印刷済用紙を取り除くべき旨を操作パネル2の表示部21に報知(表示)させる(ステップ♯16)。
ステップ♯16の後、制御部1は、印刷(用紙搬送)を再開してよいか否かの確認を続ける(ステップ♯17、ステップ♯17のNo→ステップ♯17)。具体的に、操作パネル2に対し、排出トレイ41の用紙を取り除いた旨の入力がなされると、制御部1は、印刷(用紙搬送)を再開してよいと判断する。排出トレイ41の用紙を取り除いた旨の入力は、例えば、報知画面に表示された排出トレイ41の用紙の除去を確認するためのキーの表示位置のタッチである。
タッチパネル部22により、このキーの表示位置へのタッチを認識して、印刷(用紙搬送)を再開してよいと判断すると(ステップ♯17のYes)、制御部1は、排出カウント値C1をクリアする(ステップ♯18)。言い換えると、制御部1は、排出カウント値C1をゼロに更新する。そして制御部1は、印刷(用紙搬送)を印刷部10に再開させる(ステップ♯19)。印刷(用紙搬送)を再開が再開されると、フローは、再びステップ♯11に戻る。
一方、排出カウント値C1が上限値に到達していないとき(ステップ♯13のNo)、制御部1は、実行中の印刷ジョブの最後のページが排出されたか否かを確認する(ステップ♯110)。直前に排出された印刷済用紙が実行中の印刷ジョブの最後のページであるとき、本フローは終了する(エンド)。一方、直前に排出された印刷済用紙が実行中の印刷ジョブの最終ページ以外のページであるとき(ステップ♯110のNo)、フローは、ステップ♯11に戻る。
(人体検知部8)
次に、図5を用いて、本実施形態の複合機100に含まれる人体検知部8を説明する。図5は、人体検知部8を説明するための図である。
人体検知部8は、複合機100の側に人がいるか否かを検知するための部分である。人体検知部8は、検知範囲内に人の存在を検知しているときと、検知していないときで出力が変化する。そして、本実施形態の人体検知部8は、人体検知センサー81、信号処理部82を含む。
本実施形態の複合機100では、人体検知センサー81に焦電センサーが用いられる。焦電センサーには、人が発する赤外線が入射される。焦電センサーは、入射される赤外線の量の変化に応じて、出力が変化する。また、人体検知センサー81(焦電センサー)は操作パネル2の前面側に設けられる。尚、例えば、読取部3の前面カバーや、複合機の筐体の前面(本体カバーの前面)などに設けられてもよく、人体検知センサー81は、操作パネルの前面部分以外のところに設けられてもよい。
信号処理部82は、人体検知センサー81の出力信号を処理して、制御部1に出力する回路である。信号処理部82は、増幅器83と、二値化回路84を含む。増幅器83は、人体検知センサー81の出力を増幅する増幅回路である。本実施形態の二値化回路84は、閾値電圧生成回路85と比較器86を含む。閾値電圧生成回路85は閾値電圧を生成して、比較器86に入力する。比較器86は、閾値電圧と、増幅後の人体検知センサー81の出力を比較し、閾値電圧を超えるか否かによって出力が異なる。そして、比較器86の出力は、制御部1に入力される。
制御部1は、比較器86の出力が、人の存在を検知しているときの出力であると、複合機100の近くに人が存在していると判断する。例えば、赤外線の入射量が多くなると出力電圧が大きくなる人体検知センサー81を用いているとき、増幅後の人体検知センサー81の出力は、人が複合機100に近づいてくることにより閾値電圧よりも大きくなる。そのため、比較器86の出力は、複合機100の側に人がいないときの出力値から変化する(例えば、Low→Highへの切り替わり)。制御部1は、比較器86の出力に基づき、複合機100の側に人がいるか否かの検知を行う。
人体検知部8の検知範囲は、人体検知センサー81(焦電センサー)に対して設けられるレンズ(不図示)や、増幅率や、閾値電圧などを調整することで、適宜定めることができる。本実施形態の複合機100では、複合機100の前面の数十cm〜数m程度の範囲が人体検知部8の検知範囲となるように、レンズや信号処理部82が設定される。
尚、信号処理部82を設けず、制御部1のCPU11に焦電センサーの出力を入力し、制御部1が焦電センサーの出力変化を認識して、複合機100の近辺(人体検知センサー81の検知範囲)に人がいるか否かを検知するようにしてもよい。
また、人体検知センサー81として、焦電センサーではなく、反射型の光センサーを用いても良い。そして、光センサーからの出力に基づき、制御部1は複合機100の近辺(人体検知センサー81の検知範囲)に人がいるか否かを検知するようにしてもよい。
(人体検知部8を用いた複合機100のモードの切替)
次に、図6を用いて、本実施形態の複合機100での人体検知部8を用いた複合機100のモードの切替を説明する。図6は、人体検知部8を用いた複合機100のモードの切替を説明するための図である。
まず、本実施形態の複合機100は、電源部9を含む。電源部9は、商用電源から電力の供給を受ける。そして、電源部9は、複合機100内の各部分(制御部1、印刷部10、読取部3、操作パネル2、通信部7、記憶部6など)に必要な電圧を生成し、供給する。例えば、電源部9は、制御部1、印刷部10、読取部3、操作パネル2、通信部7、記憶部6などの回路や素子に供給するための電圧や、各種回転体(トナー像形成用の回転体や、用紙搬送用の回転体など)を回転させるモーター供給用の電圧や、トナー像形成用の電圧を生成する。
そして、本実施形態の複合機100は、通常モードと、通常モードよりも消費電力を減らすための省電力モードを有する。本実施形態の複合機100では、省電力モードになると、制御部1は、通常モードで電力を供給していた部分のうち、予め定められた供給停止部分への電力供給を停止させる。具体的に、供給停止部分は、印刷部10、読取部3、操作パネル2などである(省電力モードで電力供給を停止する系統の一例を2点鎖線で図示)。また、省電力モードでは、制御部1のうち、省電力モードでの用いないとして予め定められた部分にも電力の供給が停止され、制御部1での消費電力も落とされる。また、電源部9には、切替スイッチ部91が設けられる。切替スイッチ部91は、複数の半導体スイッチなどを含み、モードに応じて、供給停止部分への電力の供給と遮断を切り替える。
次に、モード遷移の流れを説明する。電源スイッチ(不図示)によって、主電源が投入されると、制御部1は、複合機100を通常モードで起動(ウォームアップ)させる。通常モードでは、複合機100の全体に対して電力が供給され、供給停止部分に対しても電力が供給される。これにより、複合機100の全機能(コピーや送信やスキャンなど)を用いることができる。
そして、本実施形態の複合機100では、通常モードと省電力モードの遷移に人体検知部8が用いられる。
具体的に、通常モードでは、通常モードになってから、又は、ジョブが完了した後であって、人体検知部8が人を検知しなくなってから予め定められた省電力モード移行時間が経過すると、制御部1は、電源部9に指示を与え、複合機100を省電力モードに移行させる。省電力モードに移行させるとき、制御部1は、電源部9に指示を与え、供給停止部分への電力供給を切替スイッチ部91に停止させる。尚、「省電力モード移行時間」は、操作パネル2で設定することができる。
尚、本実施形態の複合機100には、操作パネル2に、ハードキー23の1つとして、省電力モードへの移行を指示するための節電キー23aが設けられる。操作パネル2の節電キー23aが押されたときにも、制御部1は、電源部9に指示を与え、複合機100を省電力モードに移行させる。
ここで、省電力モードから通常モードへの復帰要因の発生を検知するため、省電力モードでも、制御部1の一部、通信部7、及び、操作パネル2の人体検知部8には電力が供給される(省電力モードでの電力供給系統を破線で図示)。
通信部7は、コンピューター200などからの印刷や送信を行う画像データを受信する部分である。通信部7は、ジョブの対象となる画像データやプリンタージョブや送信ジョブの実行指示や、実行するジョブの設定データなどを含むジョブ実行用データを受信する。省電力モード中に通信部7がジョブ実行用データを受信すると、制御部1は、複合機100を通常モードに復帰させる。
また、省電力モードになってから、人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、制御部1は、複合機100を通常モードに復帰させる。例えば、人体検知部8の出力が、人が存在していないときのレベルで予め定められた時間維持され、人体検知部8の検知領域に(複合機100の周辺に)人が存在しなくなったと制御部1が判断した後、複合機100に向けて人が接近し、複合機100の手前に到達することにより、人体検知部8の出力に基づきある程度の時間継続して人の存在を検知すると、制御部1は、複合機100を通常モードに復帰させる。
通常モードに復帰させるとき、制御部1は、供給停止部分への電力供給を再開させる。具体的に、通常モードに復帰させるとき、切替スイッチ部91は、印刷部10、読取部3、操作パネル2の表示部21の他、制御部1のうち電力が供給されていなかった部分に対する電力の供給を再開する。尚、通常モードに復帰して、制御部1の全ての部分に電力供給部がなされているときに、制御部1が積載上限に到達するまで排出トレイ41に印刷済用紙が積載されたことの検知や、人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて排出カウント値C1をクリアする、又は、減算させる処理や、クリア、又は、減算を行う否かの判断の処理を行うようにする。一方、省電力モード中では、制御部1は上記の処理を行わないようにしてもよいし、行ってもよい。
(人体検知部8を用いた排出カウント値C1のクリアと減算の処理の流れ)
次に、図7を用いて、人体検知部8を用いた排出カウント値C1のクリア又は減算の処理の流れを説明する。図7は、人体検知部8を用いた排出カウント値C1のクリア又は減算の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図7のスタートは、制御部1は、人体検知部8の出力に基づき、新たに人がいること(人が複合機100に近づいてきたこと)を検知した時点である。言い換えると、人体検知部8の出力が人が存在していないときのレベルで予め定められた時間以上維持され、人体検知部8の検知領域に(複合機100の周辺に)人が存在していないと制御部1が判断している状態で、複合機100に人が近づくことによって、人体検知部8の出力レベルが変化し、制御部1が人体検知部8の検知領域内に人が存在している状態になったと検知(判断)した時点である。
このとき、制御部1は、まず、複合機100が印刷ジョブを実行中であるか否かを確認する(ステップ♯21)。印刷ジョブを行っていない状態のとき(ステップ♯21のNo)、制御部1は、人体検知部8が人の存在を検知している間、操作パネル2に対し、操作があったか否かを確認する(ステップ♯22)。
具体的に、制御部1は、人体検知部8が人の存在を検知している間、操作パネル2と通信を行って、操作パネル2に入力がなされたか否かを確認する。一方で、制御部1は、人体検知部8の出力が、人が存在していないときのレベルで予め定められた時間維持されると、人体検知部8の検知領域に人が存在しなくなったと判断する。
このように、ステップ♯22では、人体検知部8の出力レベルが、人が存在しているときの出力レベルとなってから、人が存在していないときのレベルとなって予め定められた時間経過するまでの間に、操作パネル2に入力がなされたか否かの確認が制御部1によりなされる。
操作パネル2に入力がなされたとき(ステップ♯22のYes)、複合機100に近づいたのは、印刷済用紙を回収しに来たのではなく、操作パネル2で何らかの設定を行うためと見なせる。そこで、この場合、本フローは終了され(エンド)、排出カウント値C1に対する変更はなされない。
一方、操作パネル2への入力がなかったとき(ステップ♯22のNo)、複合機100に近づいたのは、利用する機能を設定するためではなく、印刷済用紙を回収しに来たと見なせる。そこで、この場合、制御部1は、排出カウント値C1をクリアする(ゼロ)とする(ステップ♯23)。これにより、制御部1は、記憶部6などに記憶される排出カウント値C1をゼロに更新させる。そして、本フローは終了する(エンド)。
一方、印刷ジョブを行っている状態のとき(ステップ♯21のYes)、制御部1は、人体検知部8が人の存在を検知している時間が、予め定められた規定時間以上継続したか否かを確認する(ステップ♯24)。
具体的に、制御部1は、人の存在を検知、認識してから、人体検知部8の出力が人の存在していないときのレベルで予め定められた時間維持することなく、人体検知部8の出力が規定時間の間、連続的に、あるいは、断続的に、人が存在しているときのレベルとなっていれば、人体検知部8が人の存在を検知している時間が、規定時間以上継続していると判断する。
人の存在を検知している時間が、規定時間以上継続したのであれば(ステップ♯24のYes)、排出トレイ41の印刷済用紙のうち、実行中の印刷ジョブの印刷済用紙と、完了済みの印刷ジョブの印刷済用紙を選り分ける作業を行って、排出トレイ41から印刷済用紙を回収したと見なせる。そこで、この場合、制御部1は、現在の排出カウント値C1から、実行中の印刷ジョブの開始前の排出カウント値C1を減じる(ステップ♯25)。これにより、記憶部6は、排出カウント値C1を、人の接近時に実行中の印刷ジョブで排出トレイ41に排出した枚数に対応する値に更新する。
一方、人の存在を検知している時間が、規定時間以上継続していなければ(ステップ♯24のNo)、使用者が単に様子やジョブの実行状況を見に来たなど、選り分ける作業を行って排出トレイ41から印刷済用紙を回収したと見なせない。そこで、この場合は、本フローは終了する(エンド)。この場合、排出カウント値C1に対する変更はなされない。
(変形例)
次に、人体検知部8を用いた排出カウント値C1のクリアと減算の変形例を説明する。
(変形例1)
図7を用いた説明では、印刷ジョブが実行中であるか、操作パネル2に対する操作があったか、人を検知している時間が規定時間以上であるかの確認を行う例を説明した。
しかし、これらの確認を行わず、制御部1が人の存在を検知したことに応じて(複合機100への人の接近を検知したことに応じて)、排出カウント値C1をクリア又は減算するようにしてもよい。言い換えると、人体検知部8の検知領域内に人が存在していない状態から、人体検知部8の検知領域内に人が存在している状態になったとき、制御部1は、排出カウント値C1のクリア又は減算を必ず行うようにしても良い。
(変形例2)
また、図7を用いた説明では、人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したときに印刷ジョブを行っていない状態であると、操作パネル2に対する操作があったか否かを確認する例を説明した。
しかし、制御部1が新たに人の存在を検知したことに応じて(複合機100への人の接近を検知したとき)であって、印刷ジョブを行っていなければ、排出カウント値C1をクリアするようにしてもよい。言い換えると、人体検知部8の検知領域内に人が存在していない状態から、人体検知部8の検知領域内に人が存在している状態になったとき、印刷ジョブが実行されていなければ、操作パネル2に対する操作があったか否かの確認を省略し、制御部1は、排出カウント値C1のクリアを行うようにしても良い。
この場合、図7のステップ♯22をスキップし、ステップ♯21がNoであるときは一律、ステップ♯23にフローが進むように制御がなされてもよい。
(変形例3)
また、図7を用いた説明では、人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、印刷ジョブを行っている状態であると、人を検知している時間が規定時間以上であるか確認する例を説明した。
しかし、制御部1が新たに人の存在を検知したことに応じて(複合機100への人の接近を検知したとき)であって、印刷ジョブを行っていれば、排出カウント値C1を減算するようにしてもよい。言い換えると、人体検知部8の検知領域内に人が存在していない状態から人体検知部8の検知領域内に人が存在している状態になったときに印刷ジョブが実行されていれば、人を検知している時間が規定時間以上であるか否かの確認を省略し、制御部1は、排出カウント値C1の減算を行うようにしても良い。
この場合、図7のステップ♯24をスキップし、ステップ♯21がYesであるときは一律、ステップ♯25にフローが進むように制御がなされてもよい。
このようにして、本実施形態の画像形成装置(複合機100)は、排出された用紙を受ける排出トレイ41と、用紙に印刷を行い、印刷済みの用紙を排出トレイ41に排出する印刷部10と、人の存在を検知するための人体検知部8と、排出トレイ41への用紙の排出をカウントする排出カウンター(カウント部13と記憶部6、CPU11と記憶部6)と、排出カウンターの排出カウント値C1が予め定められた上限値に達したことに基づき(排出に応じて排出カウント値C1を積算し、排出カウント値C1が予め定められた上限値に達したことに基づき、)、積載上限に到達するまで排出トレイ41に印刷済用紙が積載されたこと検知し、人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて排出カウント値C1をクリアする、又は、減算させる処理部(制御部1)を含む。
これにより、ジョブ完了によっては排出カウント値C1をクリアされず、人の画像形成装置への接近の検知に基づき、排出カウント値C1のクリアや減算を行うことができる。そして、画像形成装置に人が近づかず、排出トレイ41からの印刷済用紙の回収がない状況では、複数のジョブにまたがって排出カウント値C1は積算される。
従って、複数の印刷ジョブを対象として、排出カウント値C1に基づき、正確に排出トレイ41上の印刷済用紙の枚数を推測することができる。そして、前に実行された印刷ジョブの印刷物が排出トレイ41に残っている状態で、更に1又は複数の印刷ジョブが実行されても、排出トレイ41に積載された印刷済用紙の枚数、高さが予め定められた上限に到達したこと(積載上限への到達)を正確に検知することができる。しかも、人体検知部8を、画像形成装置に人が近づくことや離れていくことの検知のみに用いるのではなく、排出トレイ41での積載上限への到達にも用いる。そのため、人体検知部8を有効活用することができるとともに、上限検知用のセンサーを設けないようにして、画像形成装置の製造コストを減らすことができる。
排出トレイ41から印刷済用紙やその束を取り除くとき、印刷ジョブが実行中であれば、通常、実行中の印刷ジョブの印刷物をどけて、完了している印刷ジョブの印刷済用紙を取り除く。一方で、印刷ジョブが実行中でなければ、排出トレイ41からまとめて印刷済用紙を取り除く。そこで、処理部(制御部1)は、印刷部10が印刷ジョブを行っていない状態での人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、排出カウント値C1をクリアし、印刷部10が印刷ジョブを行っている状態での人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、排出カウント値C1から実行中のジョブの開始前の排出カウント値C1を減じる。
これにより、排出トレイ41から印刷物を取るときの実情(作業)にあわせて、排出カウント値C1から取り除かれたと認められる用紙の枚数を減じることができる。従って、排出カウント値C1と排出トレイ41上の印刷済用紙の枚数を正確に対応させることができる。
また、本実施形態の画像形成装置(複合機100)は、人からの画像形成装置の操作を受け付ける操作部(タッチパネル部22、ハードキー23)を含み、処理部(制御部1)は、印刷部10が印刷ジョブを行っていない状態で人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、人の存在を検知している間、操作部への人の操作が無かったときに排出カウント値C1をクリアし、人の存在を検知している間、操作部が人の操作を受け付けたとき、排出カウント値C1のクリアを行わない。
これにより、操作部(タッチパネル部22、ハードキー23)に対する操作があったとき、排出カウント値C1をクリアしないようにすることができる。具体的に、操作部を操作したのであれば、ジョブの設定や、画像形成装置の状態確認のために画像形成装置に近づいたと認められる。一方、操作部を操作していないのであれば、画像形成装置に近づいたのは、排出トレイ41上の印刷済用紙を回収しに来たためと解することができる。従って、画像形成装置に近づいた人の目的を勘案して排出カウント値C1のクリアを行うか否かを定めることができる。そのため、排出カウント値C1と排出トレイ41上の印刷済用紙の枚数を正確に対応させることができる。
印刷ジョブを実行中に排出トレイ41の印刷済用紙を取るとき、現在実行中の印刷ジョプの印刷済用紙を取らないように選別する作業がなされる。選別作業という一手間がかかるので、印刷ジョブ中に排出トレイ41から印刷済用紙を取り除くのであれば、人の存在の検知はある程度の時間続くはずである。一方、人の存在の検知時間が短ければ、排出トレイ41から印刷済用紙を取るために画像形成装置に近づいたのではないと考えられる。そこで、印刷部10が印刷ジョブを行っている状態で、人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、処理部(制御部1)は、人体検知部8の検知領域内に人が存在している時間が予め定められた規定時間以上と判断したとき、排出カウント値C1から実行中のジョブの開始前の排出カウント値C1を減じ、人体検知部8の検知領域内に人が存在している時間が予め定められた規定時未満と判断したとき、排出カウント値C1の減算を行わない。
これにより、排出トレイ41から印刷済用紙を取ったか否かを見極めたうえで、完了済の印刷ジョブ分の印刷済用紙の枚数を、排出カウント値C1から減ずるか否かを定めることができる。従って、排出カウント値C1と排出トレイ41上の印刷済用紙の枚数を正確に対応させることができる。尚、予め定められた「規定時間」は、任意に定めることができ、例えば、2〜10秒程度とすることができる。また、現在実行中のジョブの排出枚数が多いほど、以前に実行された印刷ジョブの印刷済用紙を選り抜くには時間がかかる場合が多いので、規定時間は、現在実行中の印刷ジョブで排出トレイ41に排出済みの枚数が多くなるほど、長くするようにしてもよい。
また、排出カウント値C1が上限値に達したことに基づき積載上限に到達したこと検知したとき、処理部(制御部1)は、印刷部10に印刷を停止させる。
これにより、排出トレイ41に積載された印刷済用紙が上限に達しているにもかかわらずに、用紙の排出を排出トレイ41に行わないようにすることができる。従って、排出トレイ41に積載された印刷済用紙が上限に達している状態で用紙排出を行ってしまうことによる画像形成装置内の用紙の搬送経路(排出経路)でのジャム(詰まり)の発生を防ぐことができる。
また、本実施形態の画像形成装置(複合機100)は、報知を行うための報知部(表示部21)を含み、排出カウント値C1が上限値に達したことに基づき積載上限に到達したこと検知したとき、処理部(制御部1)は、報知部に、排出トレイ41から用紙を取り除く旨を報知させる。これにより、排出トレイ41から用紙を取り除くべきであることを報知することができる。
また、本実施形態の画像形成装置(複合機100)は、通常モードと、予め定められた条件が満たされると通常モードから移行して通常モードよりも消費電力が少ない省電力モードを有し、処理部(制御部1)は、省電力モードで人体検知部8の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、画像形成装置のモードを省電力モードから通常モードに復帰させる。
これにより、本来、他の用途に用いられる人体検知部8を、積載上限に到達しているか否かの検知に用いることで、排出トレイ41の上限到達を検知するためだけのセンサーを設けずに済む。従って、画像形成装置(複合機100)の製造コストを減らすことができる。
又、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、人体検知部8を有し、排出トレイ41に排出された印刷済用紙の枚数をカウントして積載上限の到達を検知する画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 1 制御部(処理部)
11 CPU(排出カウンター) 13 カウント部(排出カウンター)
2 操作パネル 21 表示部(報知部)
22 タッチパネル部(操作部) 23 ハードキー(操作部)
41 排出トレイ 6 記憶部(排出カウンター)
8 人体検知部 10 印刷部
C1 排出カウント値

Claims (6)

  1. 排出された用紙を受ける排出トレイと、
    用紙に印刷を行い、印刷済みの用紙を前記排出トレイに排出する印刷部と、
    人の存在を検知するための人体検知部と、
    前記排出トレイへの用紙の排出をカウントする排出カウンターと、
    前記排出カウンターの排出カウント値が予め定められた上限値に達したことに基づき、積載上限に到達するまで前記排出トレイに印刷済用紙が積載されたこと検知し、前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて前記排出カウント値をクリアする、又は、減算させる処理部を含み、
    前記処理部は、前記印刷部が印刷ジョブを行っていない状態での前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、前記排出カウント値をクリアし、前記印刷部が印刷ジョブを行っている状態での前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、前記排出カウント値から実行中のジョブの開始前の前記排出カウント値を減じることを特徴とする画像形成装置。
  2. 人からの画像形成装置の操作を受け付ける操作部を含み、
    前記処理部は、前記印刷部が印刷ジョブを行っていない状態で前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、人の存在を検知している間、前記操作部への人の操作が無かったときに前記排出カウント値をクリアし、人の存在を検知している間、前記操作部が人の操作を受け付けたとき、前記排出カウント値のクリアを行わないことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷部が印刷ジョブを行っている状態で、前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、
    前記処理部は、前記人体検知部の検知領域内に人が存在している時間が予め定められた規定時間以上と判断したとき、前記排出カウント値から実行中のジョブの開始前の前記排出カウント値を減じ、前記人体検知部の検知領域内に人が存在している時間が予め定められた規定時未満と判断したとき、前記排出カウント値の減算を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排出カウント値が前記上限値に達したことに基づき積載上限に到達したこと検知したとき、
    前記処理部は、前記印刷部に印刷を停止させることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 報知を行うための報知部を含み、
    前記排出カウント値が前記上限値に達したことに基づき積載上限に到達したこと検知したとき、
    前記処理部は、前記報知部に、前記排出トレイから用紙を取り除く旨を報知させることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 通常モードと、予め定められた条件が満たされると前記通常モードから移行して前記通常モードよりも消費電力が少ない省電力モードを有し、
    前記処理部は、前記省電力モードで前記人体検知部の出力に基づき人の存在を検知したことに応じて、画像形成装置のモードを前記省電力モードから前記通常モードに復帰させることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
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