JP6665724B2 - 用紙排出装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙排出装置及び画像形成装置に関し、特に、排出される用紙の累積排出枚数に応じた制御を行う技術に関する。
プリンターや複合機などの画像形成装置には、装置本体から排出された用紙を保持するための排出トレイが装備されている。排出された用紙は、ユーザーにより回収されるまでの間、排出トレイ上で保持されることになるが、排出トレイ上で保持できる枚数には限度がある。
そのため、画像形成装置には、満杯検知センサーを備え、排出トレイ上に保持されている用紙が限度枚数を超えているか否かを検知し、満杯検知センサーにより満杯(限度枚数への到達)が検知された場合に、印刷及び排出処理を一旦停止するというものがある。
しかしながら、ローコストを実現するプリンターや複合機においては、物理的な満杯検知センサーを装備するのが難しい。
そのため、物理的な満杯検知センサーを要することなく、排出トレイ上の用紙の満杯を検知する発明が提案されている。例えば、下記特許文献1には、排出トレイに用紙が排出される毎に累積排出枚数をカウントし、カウントされた累積排出枚数が限度枚数を超えると、排出トレイ上の排出用紙が満杯であると検知することが記載されている。
また、下記特許文献1には、1の用紙が排出され次の用紙が排出されるまでの排出間隔が規定排出間隔時間値を超えた場合、カウントされていた累積排出枚数をリセットし、連続的な印刷が行われている場合には、累積排出枚数をリセットせず、排出枚数を累積的にカウントしていくことが記載されている。
特開2012−025587号公報
しかしながら、連続的に印刷が行われている途中で、排出トレイ上に保持されている用紙をユーザーが回収した場合、累積排出枚数はリセットされないので、排出トレイ上に保持されている用紙枚数が限度を超えていないにも関わらず、排出トレイが満杯であると検知され、印刷及び排出処理が停止してしまい、生産性が低下する。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、物理的な満杯検知センサーを要することなく、排出トレイ上の用紙の満杯検知を的確に行い、生産性を向上させることを目的とする。
本発明の一局面に係る用紙排出装置は、用紙が排出される排出トレイと、前記排出トレイ上に排出される用紙を累積的にカウントしていくカウント部と、前記カウント部によりカウントされた累積排出枚数が予め定められた第1枚数閾値を超えたと判断した場合、前記排出トレイが満杯であると検知する満杯検知部と、ユーザーからの操作入力を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が前記累積排出枚数を変更するユーザーからの変更指示を受け付けた場合、当該変更指示に従って前記累積排出枚数を変更する調整部と、を備えるものである。
また、本発明の一局面に係る画像形成装置は、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、上記用紙排出装置とを備え、前記排出トレイは、前記画像形成部により画像が形成された用紙を排出するものである。
本発明によれば、排出トレイ上に排出される用紙を累積的にカウントし、カウントされた累積排出枚数から排出トレイの満杯を検知する。すなわち、ソフト的に排出トレイの満杯を検知するので、物理的な満杯検知センサーを要することなく、排出トレイの満杯検知を行うことができる。さらに、累積排出枚数については、ユーザーからの指示によってリセットされるので、必要のないときに印刷及び排出処理が停止されるのを防止し、生産性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 第1実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットの行う満杯検知処理の一例を示したフローチャートである。 表示部に表示される操作画像の一例を示した図である。 第2実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットの行う満杯検知処理の一例を示したフローチャートである。 第3実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 排出枚数情報記憶部のデータ構成の一例を示した図である。 第3実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットの行う満杯検知処理の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る用紙排出装置、画像形成装置、及び満杯検知方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る用紙排出装置を適用した画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機であり、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD(Hard Disk Drive)92、定着部13、給紙部14、排出部15、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91を含んで構成されている。
原稿給送部6は、読取対象の原稿を原稿読取部5へ給送する。原稿読取部5は、制御ユニット10を構成する制御部100による制御の下、光照射部を使って原稿を照射し、その反射光を受光することによって、原稿から画像を読み取る。原稿読取部5による当該原稿読取で得られた画像データは画像メモリー32に記憶される。
画像形成部12は、印刷すべき画像のトナー像を用紙(記録媒体)上に形成する。画像メモリー32は、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿の画像データを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存したりするための領域である。
HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。定着部13は、用紙上のトナー像を、熱圧着により用紙に定着させる。給紙部14は、給紙カセット(図略)を備え、給紙カセットに収容された用紙をピックアップして搬送する。排出部15は、画像形成部12により画像が形成された用紙が排出される排出トレイ151を備える。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。表示部473はタッチパネルになっており、操作者は画面表示されるボタンやキーに触れて画像形成装置1を操作することができる。
ファクシミリ通信部71は、ファクシミリの通信を行い、ネットワークインターフェイス部91は、ローカルエリア内、又はインターネット上のパーソナルコンピューター(パソコン)等の外部装置20と種々のデータの送受信を行うものである。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC、MPU等である。制御ユニット10は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る制御部100と、カウント部101と、満杯検知部102と、操作受付部103と、調整部104と、告知部105と、を備えている。
制御ユニット10は、HDD92にインストールされている制御プログラムに従った動作により、制御部100、カウント部101、満杯検知部102、操作受付部103、調整部104、及び告知部105として機能するものである。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、給紙部14、排出部15、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
カウント部101は、排出トレイ151上に排出される用紙を累積的にカウントする。例えば、カウント部101は、実行される印刷ジョブが示す印刷枚数(印刷に用いる用紙枚数)を当該印刷ジョブを解析して取得することで、当該カウントを行う。
満杯検知部102は、カウント部101によりカウントされた累積排出枚数Cが予め定められた満杯閾値Cfを超えたと判断した場合、排出トレイ151が満杯であると検知する。なお、満杯閾値Cfは、特許請求の範囲における第1枚数閾値の一例である。
操作受付部103は、操作部47から出力される検知信号に基づき、ユーザーにより入力されたユーザー操作を特定する。そして、操作受付部103は、特定したユーザー操作を受け付け、当該ユーザー操作に対応する制御信号を制御部100などに出力する。例えば、操作受付部103がユーザーから原稿のコピーの操作要求を受け付けると、操作受付部103は、当該コピーの操作要求を示す制御信号を制御部100に出力し、制御部100は、コピー処理を実行する。
調整部104は、操作受付部103が累積排出枚数Cをリセットするユーザーからの変更指示を受け付けると、累積排出枚数Cをリセットする。つまり、累積排出枚数Cをリセットすることによって、満杯検知部102が排出トレイ151の満杯を検知することを回避し、印刷及び排出処理が停止されるのを防止することができる。換言すれば、ユーザーからの累積排出枚数Cをリセットする当該変更指示は印刷継続の要求である。
例えば、制御部100は、コピー機能やプリンター機能、ファクシミリ機能による印刷及び排出処理を実行するときに、表示部473に「印刷継続」と記された印刷継続ボタンを表示させる。そして、操作受付部103が、当該印刷継続ボタンへのタッチ操作を表示部473のタッチパネルにより受け付けると、調整部104が累積排出枚数Cをリセットする。
告知部105は、カウント部101によりカウントされた累積排出枚数Cが予め定められた事前告知閾値Cbを超えたと判断した場合、排出トレイ151が満杯へ近づいていることをユーザーに知らせるための制御を行う。例えば、告知部105は、排出トレイ151が満杯へ近づいていることをユーザーに知らせるメッセージを表示部473に表示させる制御を行う。事前告知閾値Cbは、満杯閾値Cfよりも小さく、満杯閾値Cfの60〜90%程度が望ましい。なお、事前告知閾値Cbは、特許請求の範囲における第2枚数閾値の一例である。
次に、画像形成装置1の制御ユニット10で行われる満杯検知処理の一例について、図2に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、初期値設定として、カウント部101が累積排出枚数C及びタイマーTをリセットする(S1,S2)。タイマーTは、例えば制御ユニット10に内蔵される。タイマーTは、用紙の排出間隔を計測する。タイマーTは、排出トレイ151への用紙の排出が検出される毎にリセットされる。
続いて、カウント部101が、排出トレイ151へ用紙が排出されたか否かを判断する(S3)。排出トレイ151への用紙の排出は、印刷ジョブに従った制御部100からの排出命令に従って排出部15により行われる。これにより、制御部100から排出部15へ送られる排出命令を示す情報を取得して、カウント部101は排出トレイ151へ用紙が排出されたか否かを判断する。
カウント部101は、排出トレイ151へ用紙が排出されたと判断した場合(S3でYES)、タイマーTが予め定められた排出間隔閾値T1を超えているか否かを判断する(S4)。一方、カウント部101が、排出トレイ151へ用紙が排出されていないと判断した場合(S3でNO)、S3へ戻る。
カウント部101は、タイマーTが排出間隔閾値T1を超えていると判断した場合(S4でYES)、累積排出枚数Cをリセットし(S5)、タイマーT(排出間隔閾値T1)をリセットする(S6)。1の用紙が排出されてから、次の用紙が排出されるまでに排出間隔閾値T1(例えば、1分)が経過している場合、新たな印刷ジョブが発生し、それより前の印刷ジョブで排出トレイ151へ排出された用紙については、ユーザーにより回収されている可能性が高いため、累積排出枚数Cをリセットする。
一方、カウント部101が、タイマーTが排出間隔閾値T1を超えていないと判断した場合(S4でNO)、S5の処理を行わず、タイマーTをリセットする(S6)。
続いて、カウント部101は、排出トレイ151へ排出された用紙の種類を判定する(S7)。排出トレイ151へ排出される用紙は、給紙部14から給紙される用紙である。用紙の給紙は、制御部100からの給紙命令に従って給紙部14により行われる。そのため、制御部100から給紙部14へ送られる給紙命令を示す情報を取得することによって、カウント部101は給紙部14から給紙される用紙の種類(すなわち、排出トレイ151から排出される用紙の種類)を判定することができる。
カウント部101は判定した用紙の種類に応じて、累積排出枚数Cに加算する加算値kを設定する(S8)。例えば、用紙の種類が普通紙であれば、加算値kを「1」に設定し、用紙の種類が普通紙よりも厚みのあるものであれば、加算値kを「2」に設定する。
その後、カウント部101は、累積排出枚数Cに加算値kを加算することによって、累積排出枚数Cのカウントアップを行い(S9)、告知部105が、累積排出枚数Cが事前告知閾値Cbを超えているか否かを判断する(S10)。
告知部105は、累積排出枚数Cが事前告知閾値Cbを超えていると判断した場合(S10でYES)、「排出トレイ151が間もなく満杯になります」といったメッセージが記された画像を表示部473に表示させる(S11)。
続いて、満杯検知部102が、累積排出枚数Cが満杯閾値Cfを超えているか否かを判断し(S12)、累積排出枚数Cが満杯閾値Cfを超えていると判断した場合(S12でYES)、満杯検知部102は、排出トレイ151が満杯であると判断する(S13)。
一方、満杯検知部102が、累積排出枚数Cが満杯閾値Cfを超えていないと判断した場合(S12でNO)、操作受付部103が、表示部473に表示されている印刷継続ボタンへのタッチ操作を受け付けたか否かを判断する(S14)。
操作受付部103が、当該印刷継続ボタンへのタッチ操作を受け付けたと判断した場合(S14でYES)、調整部104が、累積排出枚数Cをリセットし(S15)、その後、S3へ戻る。一方、操作受付部103が、当該印刷継続ボタンへのタッチ操作を受け付けていないと判断した場合(S14でNO)、そのままS3へ戻る。
上記第1実施形態によれば、排出トレイ151上に排出される用紙を累積的にカウントし、カウントされた累積排出枚数Cから排出トレイ151の満杯を検知する。すなわち、ソフト的に排出トレイ151の満杯を検知するので、物理的な満杯検知センサーを要することなく、排出トレイ151の満杯検知を行うことができる。
また、1の用紙が排出されてから、次の用紙が排出されるまでに排出間隔閾値T1が経過している場合(すなわち、新たな印刷ジョブが発生し、それより前の印刷ジョブで排出トレイ151へ排出された用紙については、ユーザーにより回収されている可能性が高い場合)、累積排出枚数Cがリセットされ、さらに、ユーザーからの変更指示によっても累積排出枚数Cがリセットされるので、排出トレイ151が満杯でないときに、排出トレイ151が満杯であると誤って検知されないようにし、必要のないときに印刷及び排出処理が停止されるのを防止し、生産性を向上させることができる。また、排出トレイ151が満杯に近づくと、その旨がユーザーに案内されるので、排出トレイ151が満杯に近づいていることをユーザーに容易に気づかせることができる。
次に、第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。第1実施形態では、ユーザーからの変更指示によって累積排出枚数Cをリセットしているが、第2実施形態では、ユーザーからの変更指示によって累積排出枚数Cの変更量を選択できるという点で、第1実施形態とは相違する。
制御部100は、例えば、コピー機能やプリンター機能、ファクシミリ機能による印刷及び排出処理を実行するときに、図3に示したような、印刷継続ボタンとして、排出トレイ151上に保持されている用紙の量を図柄等で記した選択ボタンB1〜B4が形成された画像G1を表示部473に表示させる。選択ボタンB1〜B4は、特許請求の範囲における枚数変更ボタンの一例である。
選択ボタンB1には、排出トレイ151上に保持されている用紙が少量であることを示す図柄が記され、選択ボタンB2には、排出トレイ151上に保持されている用紙が中量であることを示す図柄が記され、選択ボタンB3には、排出トレイ151上に保持されている用紙が多量であることを示す図柄が記され、そして、選択ボタンB4には、排出トレイ151上に用紙が保持されていないことを示す図柄が記されている。すなわち、制御部100は、累積排出枚数の値を画像により示す枚数変更ボタンB1〜B4を表示部473に表示させる。
調整部104は、操作受付部103が、選択ボタンB1に対する操作に基づく変更指示を受け付けると、累積排出枚数Cを満杯閾値Cfの30%に変更し、操作受付部103が、選択ボタンB2に対する操作に基づく変更指示を受け付けると、累積排出枚数Cを満杯閾値Cfの60%に変更し、操作受付部103が、選択ボタンB3に対する操作に基づく変更指示を受け付けると、累積排出枚数Cを満杯閾値Cfの90%に変更し、そして、操作受付部103が、選択ボタンB4に対する操作に基づく変更指示を受け付けると、累積排出枚数Cをリセットさせる。
すなわち、表示部473に表示されている選択ボタンB1〜B4のいずれかの表示領域に対するユーザーのタッチ操作が、表示部473に備えられるタッチパネル機能により検出されたとき、操作指示受付部103は、累積排出枚数Cを、当該タッチ操作が検出された領域に表示されている選択ボタンが示す累積排出枚数の値に変更する変更指示を受け付ける。
第2実施形態に係る画像形成装置1の制御ユニット10で行われる満杯検知処理の一例について、図4に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、S13までの処理については、第1実施形態と同様の処理であるので、その部分については説明を省略する。
S12において、満杯検知部102が、累積排出枚数Cが満杯閾値Cfを超えていないと判断した場合(S12でNO)、操作受付部103が、表示部473に表示されている「少量」、「中量」、「多量」、「空」が記された選択ボタンB1〜B4のいずれかへのタッチ操作を受け付けたか否かを判断する(S21〜S24)。
操作受付部103が、選択ボタンB1〜B3へのタッチ操作を受け付けた場合(S21〜S23でYES)、調整部104は、累積排出枚数Cを満杯閾値Cfの30%、60%、90%にそれぞれ変更し(S25〜S27)、操作受付部103が、選択ボタンB4へのタッチ操作を受け付けた場合(S24でYES)、調整部104は、累積排出枚数Cをリセットし(S28)、その後、S3へ戻る。一方、操作受付部103が、選択ボタンB1〜B4へのいずれのタッチ操作も受け付けていない場合(S24でNO)、そのままS3へ戻る。
当該第2実施形態によれば、累積排出枚数Cの変更量をユーザーが選択できるので、排出トレイ151に実際に保持されている用紙枚数(つまり、見た目の用紙枚数)に累積排出枚数Cを近付けることができる。例えば、排出トレイ151上に保持できる用紙の限度枚数が150枚(満杯閾値Cfが150)であり、排出トレイ151に実際に保持されている用紙枚数が50枚程度である場合、ユーザーは選択ボタンB1を選択することで、累積排出枚数Cを45(=150×0.3)に変更でき、排出トレイ151上に用紙が保持されていない場合、ユーザーは選択ボタンB4を選択することで、累積排出枚数Cをリセットすることができる。これにより、排出トレイ151に実際に保持されている用紙の枚数と累積排出枚数Cとが乖離するのを防止し、排出トレイ151の満杯検知をより一層的確に行うことができる。
なお、ここでは累積排出枚数Cの変更を、満杯閾値Cfを基準にして行っているが、基準とするものは満杯閾値Cfでなくても良く、例えば、累積排出枚数Cを基準にし、調整部104が、累積排出枚数Cそのものを30%や60%、90%に削減するようにしても良い。また、ユーザーが回収した用紙の枚数を選択できるようにし、調整部104が、ユーザーからの選択に応じて、累積排出枚数Cを10枚、20枚と削減するようにしても良い。
次に、第3実施形態に係る画像形成装置について説明する。第1実施形態では、印刷継続ボタンの操作者個人を特定しないが、第3実施形態では、操作者個人を特定するという点で、第1実施形態とは相違する。第3実施形態の説明では、第1又は第2実施形態と同様の構成及び処理は説明を省略する。
図5は、第3実施形態に係る画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。制御ユニット10は、制御部100と、カウント部101と、満杯検知部102と、操作受付部103と、調整部104と、告知部105と、ログイン情報記憶部106と、ログイン処理部107と、排出枚数情報記憶部108と、を備えている。
ログイン情報記憶部106は、当該画像形成装置1にログインするために必要なユーザー固有の識別情報(識別コード)であるログインID及びパスワード等のログイン情報を記憶する。
ログイン処理部107は、操作部47に対するユーザー操作により入力されたログイン情報を操作受付部103が受け付けたときに、入力されたログイン情報が、ログイン情報記憶部106に記憶されているか否かを判断する。ログイン処理部107は、当該ログイン情報が記憶されていると判断したとき、画像形成装置1に対する当該ユーザーのログインを許可するとともに、ユーザー個人を特定する。なお、ログインは操作部47に対するユーザー操作に限定されず、カード認証や指紋認証など、その他の方法であっても良いことは言うまでもない。また、ログイン処理部107は、特許請求の範囲における個人特定部の一例である。
排出枚数情報記憶部108は、排出トレイ151に排出された用紙の枚数を、当該排出の原因となる印刷ジョブを要求したユーザー毎に記憶する。図6は、排出枚数情報記憶部108のデータ構成の一例を示した図であり、排出枚数C1〜C6がユーザー(識別コード)毎に記憶されている。
第3実施形態に係る画像形成装置1の制御ユニット10で行われる満杯検知処理の一例について、図7に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、S13までの処理については、S5及びS9を除いて第1実施形態と同様の処理であるので、その部分については説明を省略する。
S5aにおいて、カウント部101は、累積排出枚数Cをリセットするとともに、排出枚数情報記憶部108をリセットする(具体的には、排出枚数C1〜C6をリセットする)。
また、S9aにおいて、カウント部101は、累積排出枚数Cに加算値kを加算することによって、累積排出枚数Cのカウントアップを行うとともに、用紙排出の原因となる印刷ジョブ(コピーやプリント)を要求したユーザーに対応付けられている排出枚数Ciに加算値kを加算することによって、排出枚数Ciのカウントアップを行い、排出枚数情報記憶部108を更新する。
例えば、用紙排出の原因となる印刷ジョブを要求したのが識別コード「A002」のユーザーである場合、識別コード「A002」に対応付けられた排出枚数C2のカウントアップが行われる。なお、コピーを要求したユーザーについては、ログイン処理部107がユーザー個人を特定し、プリントを要求したユーザーについては、制御部100が外部装置20から送信されてくる識別情報からユーザー個人を特定するので、これら情報を利用すれば、印刷ジョブを要求した個人を判別することができる。また、ファクシミリ受信によって用紙が排出される場合、カウント部101は、累積排出枚数Cのカウントアップは行うが、排出枚数Ciのカウントアップは行わない。
S14において、操作受付部103が、表示部473に表示されている印刷継続ボタンへのタッチ操作を受け付けたと判断した場合(S14でYES)、調整部104が、ログイン処理部107が特定したユーザー(すなわち、本画像形成装置1の使用者であり、印刷継続ボタンのタッチ操作を行った者)に対応付けられている排出枚数Cjを示した情報を排出枚数情報記憶部108から読み出す(S31)。例えば、印刷継続ボタンのタッチ操作を行った者が識別コード「A003」のユーザーである場合、排出枚数情報記憶部108から排出枚数C3を示した情報が読み出される。
その後、調整部104は、累積排出枚数Cから排出枚数Cjを差し引くとともに、排出枚数情報記憶部108に記憶されている排出枚数Cjをリセットする(S32)。
当該第3実施形態によれば、印刷継続ボタンを操作したユーザーが要求した印刷ジョブによって排出された用紙の枚数(排出枚数Cj)だけが累積排出枚数Cから差し引かれる。つまり、そのユーザーが排出トレイ151から回収した分だけを累積排出枚数Cから差し引くことができるので、排出トレイ151に実際に保持されている用紙の枚数と累積排出枚数Cとが乖離するのを防止し、排出トレイ151の満杯検知をより一層的確に行うことができる。
また、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、他の電子機器、例えば、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター等の他の画像形成装置でもよい。
また、上記実施形態では、図1乃至図7を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
12 画像形成部
101 カウント部
102 満杯検知部
103 操作受付部
104 調整部
105 告知部
107 ログイン処理部
108 排出枚数情報記憶部
151 排出トレイ

Claims (3)

  1. 用紙が排出される排出トレイと、
    前記排出トレイ上に排出される用紙を累積的にカウントしていくカウント部と、
    前記カウント部によりカウントされた累積排出枚数が予め定められた第1枚数閾値を超えたと判断した場合、前記排出トレイが満杯であると検知する満杯検知部と、
    ユーザーからの操作入力を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部が前記累積排出枚数を変更するユーザーからの変更指示を受け付けた場合、当該変更指示に従って前記累積排出枚数を変更する調整部と、を備え、
    前記排出トレイに排出された用紙の枚数を、当該排出を行わせる印刷ジョブを要求したユーザー毎に記憶する排出枚数情報記憶部と、
    本画像形成装置の使用者個人を特定する個人特定部と、を備えるとともに、
    前記調整部は、前記操作受付部が前記変更指示をユーザーから受け付けた場合、前記排出枚数情報記憶部に記憶されている、前記個人特定部により特定された本画像形成装置の使用者個人に対応する排出枚数を、前記累積排出枚数から差し引く用紙排出装置。
  2. 前記カウント部によりカウントされた累積排出枚数が予め定められた第2枚数閾値(<前記第1枚数閾値)を超えたと判断した場合、前記排出トレイが満杯へ近付いていることをユーザーに対して告知させる処理を実行する告知部を備える請求項1に記載の用紙排出装置。
  3. 前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    請求項1又は請求項に記載の用紙排出装置とを備え、
    前記排出トレイは、前記画像形成部により画像が形成された用紙を排出する画像形成装置。
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