以下、この発明の表示装置および加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の表示装置を備えた加熱調理器の正面斜視図を示している。
この実施の形態の加熱調理器は、図1に示すように、直方体形状のケーシング1の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉2が取り付けられている。この扉2の上部にハンドル3を取り付けると共に、扉2の略中央に耐熱ガラス4を取り付けている。また、扉2の右側に操作パネル5を設けている。この操作パネル5は、表示部の一例としてのカラー液晶表示部6とボタン群7を有している。また、ケーシング1の上側かつ右側後方に排気ダクト8を設けている。さらに、ケーシング1の扉2の下方に、露受容器9を着脱自在に取り付けている。
図2は上記加熱調理器の縦断面の模式図を示している。図2に示すように、水タンク11から供給された水を蒸気発生装置12で加熱して飽和水蒸気を生成する。蒸気発生装置12で生成された飽和水蒸気は、蒸気供給通路(図示せず)を介して、加熱庫13の右側面に取り付けられた循環ユニット14の蒸気吸込口15の加熱庫13側に供給される。
上記蒸気供給通路に接続された蒸気供給管34を、加熱庫13の右側面と平行になるように、循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍に取り付けている。また、循環ユニット14内には、蒸気吸込口15に対向するように循環ファン18を配置している。循環ファン18は、ファンモータ19によって回転駆動される。
上記加熱庫13の上面および左側面を覆うように、L字状に屈曲した蒸気ダクト100を取り付けている。この蒸気ダクト100は、加熱庫13の上面側に固定された第1ダクト部110と、第1ダクト部110の左側方から下側に屈曲する屈曲部120と、加熱庫13の左側面側に固定され、屈曲部120を介して第1ダクト部110に連なる第2ダクト部130とを有している。
この蒸気ダクト100の第1ダクト部110に、過熱蒸気生成ヒータ20を収納している。蒸気ダクト100の第1ダクト部110と、過熱蒸気生成ヒータ20で過熱蒸気生成装置21を構成している。なお、過熱蒸気生成装置は、蒸気ダクトとは別に設けてもよい。
そして、蒸気ダクト100の第1ダクト部110の右側は、循環ユニット14の上部に設けられた蒸気供給口22に連通している。加熱庫13の天面には、複数の第1蒸気吹出口24が設けられており、蒸気ダクト100の第1ダクト部110は、第1蒸気吹出口24を介して加熱庫13内に連通している。一方、蒸気ダクト100の第2ダクト部130は、加熱庫13の左側面に設けられた複数の第2蒸気吹出口25を介して加熱庫13内に連通している。
上記加熱庫13と蒸気ダクト100との隙間は、耐熱樹脂などによりシールされている。また、加熱庫13と蒸気ダクト100は、加熱庫13の前面開口を除いて断熱材により覆われている。
上記循環ユニット14と過熱蒸気生成装置21と加熱庫13とそれらを接続する接続部材とによって、蒸気の循環経路が形成されている。そして、この循環経路における循環ユニット14の加熱庫13との境界部に、蒸気発生装置12で生成された飽和水蒸気が供給される。
また、加熱庫13の下部にはマグネトロン80(図5に示す)が配置されている。このマグネトロンで発生したマイクロ波は、導波管(図示せず)によって加熱庫13の下部中央に導かれ、モータ37によって駆動される回転アンテナ38によって攪拌されながら加熱庫13内の上方に向かって放射されて被加熱物27を加熱する。
この場合、被加熱物27は、トレイ30や網40を使わずに加熱庫13内の下側または底面近傍に配置する。
また、ケーシング1内の下側には、冷却ファン部(図示せず)と、電装品部17と、マグネトロン80(図5に示す)を配置している。電装品部17は、加熱調理器の各部を駆動する駆動回路やこの駆動回路を制御する制御回路等を有している。
図3は図1に示す操作パネル5を拡大した概略図である。
上記ボタン群7は、「戻る」キー71、「とりけし」キー72、「手動加熱」キー73および「あたためスタート」キー74で構成されている。「戻る」キー71は、カラー液晶パネル61の画面表示を直前の画面表示に戻すときに押す。また、「とりけし」キー72は、途中で加熱をやめるときや、操作を取り消すときに押す。そして、「手動加熱」キー73は、高周波出力および加熱出力を手動で設定するときに押す。また、「あたためスタート」キー74は、加熱を開始するときに押す。
図4は図3のF4−F4線から見た模式断面図である。
上記カラー液晶表示部6は、カラー液晶パネル61上に操作部の一例としてのタッチパネル62を重ねて構成されている。なお、この発明の表示部は、液晶パネルに限らず、有機ELなどの他の表示デバイスを用いてもよく、カラー表示に限らず、白黒表示でもよい。
このカラー液晶パネル61は、文字、数字、写真等をカラー表示できるものであり、加熱の種類、料理名、加熱時間、温度、料理の写真等を表示する。また、タッチパネル62は、ユーザーが指でタッチすると、表面電荷を変化させる透明素材からなる静電容量方式のタッチパネルである。これにより、ユーザーはタッチパネル62をタッチして、カラー液晶パネル61に表示される画像を選択できるようになっている。また、ユーザーがタッチパネル62をタッチして、カラー液晶パネル61に表示される選択可能な画像を選択すると、その画像の色が変わるようになっている。つまり、カラー液晶パネル61に表示される画像は、選択状態の色が非選択状態の色と異なるようになっている。なお、タッチパネル62は、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式または電磁誘導方式のタッチパネルに換えてもよく、また、指によるタッチパネルの操作だけでなく、タッチペンなどのペン状物体を用いて操作してもよい。
図5は上記加熱調理器の制御ブロック図を示している。この加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置200を電装品部17(図2に示す)内に備えている。制御装置200は、過熱蒸気生成ヒータ20,循環ファン用モータ19,冷却ファン用モータ16,給気ダンパ用モータ44,排気ダンパ用モータ60,操作パネル5,庫内温度センサ29,解凍センサ50,給水ポンプ70,蒸気発生装置12およびマグネトロン80が接続されている。操作パネル5からの信号および庫内温度センサ29,解凍センサ50からの検出信号に基づいて、制御装置200は、過熱蒸気生成ヒータ20,循環ファン用モータ19,冷却ファン用モータ16,給気ダンパ用モータ44,排気ダンパ用モータ60,操作パネル5,給水ポンプ70,蒸気発生装置12およびマグネトロン80などを制御する。
上記制御装置200は、複数の調理メニューがカテゴリ毎にグループに分類されて記憶された調理メニュー記憶部200aと、複数の検索先頭文字の中から検索すべき先頭文字を選択する検索文字選択部200bと、検索された調理メニューを予め決められ索引順(辞書索引順)に並べてカラー液晶表示部6に表示する検索調理メニュー表示制御部200cと、加熱調理を実行しようとする調理メニューを選択する調理メニュー選択部200dと、加熱調理制御部200eとを有する。この制御装置200と操作パネル5で表示装置を構成している。なお、検索された調理メニューが1つの場合は、単に検索された1つの調理メニューがカラー液晶表示部6に表示される。また、上記調理メニュー記憶部200aには、複数の調理メニューがカテゴリ毎に分類された複数のグループのそれぞれを、各グループに割り当てられた記憶領域毎に記憶してもよいし、複数の調理メニューがカテゴリ情報に関連づけされて、決められた規則に従って記憶されていてもよい。
ここで、「アイコン」とは、マイクロコンピュータに与える指示を記号化した図形である。
上記構成の加熱調理器において、過熱蒸気によって加熱調理を行う場合には、図2に示す過熱蒸気生成ヒータ20をオンすると共に、循環ファン18を回転駆動する。そうして、蒸気発生装置12から循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ファン18の回転によって負圧になっている循環ユニット14内に蒸気吸込口15を介して吸い込まれて、蒸気供給口22から過熱蒸気生成装置21内に吹き出される。そして、過熱蒸気生成装置21の過熱蒸気生成ヒータ20によって加熱されて過熱蒸気となる。この過熱蒸気の一部は、下側の加熱庫13の天面に設けられた複数の第1蒸気吹出口24から、加熱庫13内に下方に向かって吹き出す。また、過熱蒸気の他の一部は、蒸気ダクト100を介して加熱庫13の第2蒸気吹出口25から加熱庫13内に吹き出す。
そして、加熱庫13内に供給された過熱蒸気は、トレイ30上の網40に搭載された被加熱物27を加熱した後、加熱庫13の右壁面に循環ユニット14の蒸気吸込口15に対向して形成された吸込口28から循環ユニット14内に吸い込まれる。そうして、再び循環経路を通って加熱庫13内に戻るという循環を繰り返す。
これに対して、非過熱蒸気によって被加熱物27を蒸すかまたは暖める運転を行う場合には、過熱蒸気生成ヒータ20をオフすると共に、循環ファン18を停止する。そうすると、循環ファン18が停止しているため、循環経路内に循環気流が発生することがなく、蒸気発生装置12から循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ユニット14内に強制的に吸い込まれない。これにより、蒸気圧によって自然に加熱庫13内に流れ込む飽和水蒸気により、被加熱物27を蒸すかまたは暖める。
ここで、加熱庫13内の左壁面および右壁面には、図2に示すように、トレイ30の両端部を係止する係止部39a,39b,39cが上下方向に3段に設けられている。そして、蒸気供給管34は、上段の係止部39aよりもやや上側に位置するように配置されている。「蒸し暖めモード」において、被加熱物27を搭載した2つのトレイ30を上段と中段とに配置する場合には、蒸気導入室36内に架設された蒸気供給管34の総てのノズル(図2の34の円形部の左側開口)を加熱庫13方向に斜め下向きにしておく。こうすることにより、被加熱物27を搭載したトレイ30が上段および中段の何れの位置にあっても、蒸気供給管34の斜め下向きのノズルから引き出された飽和水蒸気を被加熱物27に当てることができる。したがって、蒸気供給管34のノズルからの吹き出し方向を操作することなく、上中2段の被加熱物27に蒸し斑や暖め斑が生ずることがないようにできる。
次に、上記加熱調理器の操作パネル5(図3に示す)の操作を説明する。
図6は上記カラー液晶パネル61に表示された初期画面を拡大して示している。
図6に示す初期画面は、加熱調理器の電源プラグ(図示せず)をコンセントに差し込んだ後、第1選択肢表示制御部200aによりカラー液晶パネル61が最初に表示する画面である。
上記カラー液晶パネル61の初期画面には画像G1〜G10が表示される。
図6において、画像G1は、冷えた料理等を温めるときに選択すべき画像であり、エビフライの絵と、「あたためる」の文字とを含んでいる。画像G2は、焼き物およびフライ物を作るときに選択すべき画像であり、ローストチキンの絵と、「焼く・フライ」の文字とを含んでいる。画像G3は、料理集内の300種類以上の料理から希望の料理を探すときに選択すべき画像であり、本の絵と、「お料理集」の文字とを含んでいる。画像G4は、牛乳や酒を適温に温めるときに選択すべき画像であり、コップおよび徳利の絵と、「牛乳」および「酒のかん」の文字を含んでいる。画像G5は、表示モードを選択するときに選択すべき画像であり、「お好み画面選択」の文字を含んでいる。画像G6は、お気に入りメニューおよびオリジナルメニューの料理を作るときに選択すべき画像であり、押しピンの絵と、「マイメニュー」の文字とを含んでいる。画像G7は、蒸し物や煮物を作るときに選択すべき画像であり、鍋および蒸籠の絵と、「蒸す・煮る」の文字とを含んでいる。画像G8は、代表的なメニューを調理するときの基本的な操作を説明する「料理教室」を見たいときに選択すべき画像であり、コック帽の絵と、「料理教室」の文字とを含んでいる。ここで、「料理教室」とは、代表的なメニューを調理するときの基本的な操作をカラー液晶パネル61に表示して説明する。また、画像G9は、冷凍食材等を解凍するときに選択すべき画像であり、雪の結晶の絵と、「解凍する」の文字とを含んでいる。画像G10は、設定やお手入れ(除菌など)を行いたいときに選択すべき画像であり、「除菌・設定お手入れ」の文字を含んでいる。
このような初期画面が表示されているときに、ユーザーが、画像G3(「お料理集」)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は初期画面から「お料理集」の画面に切り換わる。つまり、ユーザーの画像G3の選択により、カラー液晶パネル61に図7に示す「お料理集」の画面を表示する。
図7では、画面の中央部の主たる部分を分割した6つのメニュー表示領域(縦3×横2)に各メニューの画面の画像G11〜G16が表示される。
詳しくは、左上段のメニュー表示領域の画像G11は、「あたため」,「焼く」,「解凍」,「蒸す・ゆでる」などを選択するときに選択すべき画像であり、本の絵と「料理別」の文字とを含んでいる。また、左中段のメニュー表示領域の画像G12は、「低カロリーメニュー」,「減塩メニュー」などを選択するときに選択すべき画像であり、人の絵と「健康サポートメニュー」の文字とを含んでいる。また、左下段のメニュー表示領域の画像G13は、美容によい調理メニューを選択するときに選択すべき画像であり、踊る人の絵と「美容サポートメニュー」の文字とを含んでいる。また、右上段のメニュー表示領域の画像G14は、メニュー検索するときに選択すべき画像であり、虫眼鏡の絵と「メニュー検索」の文字とを含んでいる。また、右中段のメニュー表示領域の画像G15は、季節に応じた調理メニューを選択するときに選択すべき画像であり、桜,ヨット,紅葉,雪だるまの絵と「季節の食材」の文字とを含んでいる。また、右下段のメニュー表示領域の画像G16は、有名食堂とのコラボレーションによる調理メニューを選択するときに選択すべき画像であり、「コラボレーションメニュー」の文字を含んでいる。
次に、ユーザーが、画像G14(「メニュー検索」)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は「お料理集」の画面から「メニュー検索」に切り換わり、カラー液晶パネル61に図8に示す「メニュー検索」の画面を表示する。
図8はカラー液晶表示部6に表示された「メニュー検索」の画面を示している。この「メニュー検索」の画面は、図8に示すように、画面の主たる部分を5段に分割した5通りのメニュー表示領域に画像G21〜G25が夫々表示されている。図8では、メニュー表示領域の上側から画像G21(「メニュー番号(No.001〜192)」)、画像G22(「さくいん検索」)、画像G23(「材料で探す」)、画像G24(「カロリー数で探す」)、画像G25(「材料とカロリー数で探す」)が表示されている。
詳しくは、画像G21は、メニュー番号から調理メニューを選択するときに選択すべき画像であり、「No.」の絵と「メニュー番号(No.001〜192)」の文字とを含んでいる。また、画像G22は、検索すべき先頭文字で調理メニューを選択するときに選択すべき画像であり、「あ」の絵と「さくいん検索」の文字とを含んでいる。また、画像G23は、材料で調理メニューを選択するときに選択すべき画像であり、パンと虫眼鏡の絵と「材料で探す」とを含んでいる。また、画像G24は、カロリー数で調理メニューを選択するときに選択すべき画像であり、「Cal」と虫眼鏡の絵と「カロリー数で探す」とを含んでいる。また、画像G25は、材料とカロリー数で調理メニューを選択するときに選択すべき画像であり、虫眼鏡の絵と「材料とカロリー数で探す」とを含んでいる。
そして、画像G21〜G25のいずれか1つを指でタッチして選択すると、選択された画像に応じた処理に進む。ここで、図3に示す「戻る」キー71が押されると、図7に示すトップ操作画面に戻る。
次に、図8に示す画像G22(「さくいん検索」)が指でタッチされて選択されると、図9に示す「さくいん検索」の画面がカラー液晶パネル61に表示される。
図9では、画面の中央部の主たる部分を分割した12つの表示領域(縦4×横3)のうちの10に各メニューの画面の画像G30〜G39が表示される。
詳しくは、左上段の表示領域から右方向に順に、画像G31(「あ」)、画像G32(「か」)、画像G33(「さ」)が表示され、画像G31の左下側の表示領域から右方向に順に、画像G34(「た」)、画像G35(「な」)、画像G36(「は」)が表示され、画像G34の左下側の表示領域から右方向に順に、画像G37(「ま」)、画像G38(「や」)、画像G39(「ら」)が表示され、画像G38の下側の表示領域に画像G30(「わ」)が表示されている。
なお、「さくいん検索」の画面の上部には、本の絵と「お料理集」の文字とが表示され、その下側に「さくいん検索」の文字が表示されている。
<「揚げシュウマイ」の第1のさくいん検索手順>
次に、「揚げシュウマイ」の第1のさくいん検索手順を図10〜図12に従って説明する。この第1のさくいん検索手順は、調理メニュー名がはっきりと分かっている場合に検索が容易にできる。
図10に示すように、カラー液晶パネル61に表示された「さくいん検索」の画面において、ユーザーが、画像G31(「あ」)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は「さくいん検索」の画面から、図11に示すように、検索すべき先頭文字「あ」と名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べた画面(第1ページ)に切り換わる。このとき、カテゴリ毎にグループに分類されて調理メニュー記憶部200aに記憶された複数の調理メニューの中から、調理メニュー名およびグループ名の読みの先頭文字が「あ」と一致する調理メニューおよびグループを辞書索引順に並べて1または複数のページに表示する。
ここで、「検索すべき先頭文字」とは、日本語の場合は、辞書索引順に従った「ひらがな」読みの1文字であるが、英語の場合は「アルファベット」順の1文字となり、他の言語の場合は、その言語の表記に応じた順序の1文字となる。
図11では、画面の上側に、「あ」,「い」,「う」,「え」,「お」のタグを表す画像G45,G46,G47,G48,G49が左側から右側に向かって順に表示されている。ここでは、「あ」のタグを表す画像G45が明るい背景色で文字が茶色であり、先頭文字を「あ」とする調理メニューおよびグループが表示されていることを表す。一方、「い」,「う」,「え」,「お」のタグを表す画像G46,G47,G48,G49は、暗い背景色で文字が白色であり、選択されていないことを表す。また、画像G45,G46,G47,G48,G49の下側に、調理メニュー名の先頭文字が「あ」と一致する調理メニューおよびグループが全部で3ページあってその1ページ目を表示していることを表す「1/3」の文字を含む画像G40が表示されている。
このようにして、検索文字選択部200bにより、図10,図11に示す画面に表示された複数の検索先頭文字の中から検索すべき先頭文字が選択される。
また、図11に示す画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域に各メニューの画面の画像G41〜G44が表示されている。
詳しくは、画像G41は、調理メニューとして「アイスボックスクッキー」を選択するときに選択すべき画像であり、「クッキー」の写真と「アイスボックスクッキー」の文字とを含んでいる。また、画像G42は、調理メニューとして「揚げシュウマイ」を選択するときに選択すべき画像であり、「揚げシュウマイ」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G43は、調理メニューとして「揚げパン」を選択するときに選択すべき画像であり、「揚げパン」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G44は、調理メニューとして「アサリと明太子のスパゲッティ」を選択するときに選択すべき画像であり、「アサリと明太子のスパゲッティ」の写真と「アサリと明太子のス…」の文字とを含んでいる。
さらに、画像G44の左下側に、選択付加であることを表すコントラストの低い薄茶色の「<前へ」の文字を含む画像G51が表示されると共に、画像G44の右下側に、次の画面を表示するときに選択すべき、「次へ>」の文字を含む画像G52が表示されている。
図11に示すように、カラー液晶パネル61に表示された検索すべき先頭文字「あ」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べて表示した画面において、ユーザーが、画像G42(「揚げシュウマイ」)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は、図12に示すカラー液晶表示部6に「揚げシュウマイ」スタート時の画面が表示される。
この図12に示すカラー液晶表示部6に「揚げシュウマイ」スタート時の画面は、上側に過熱蒸気を用いた加熱であることを示す「ウォーターグリル」の文字が表示され、さらにその下側に「揚げシュウマイ」の文字が表示されている。また、カラー液晶表示部6の画面の中央部分に画像G61(「1〜2人分」)と画像G62(「3〜4人分」)が横方向に並んで表示されている。この「揚げシュウマイ」の加熱調理では、「揚げシュウマイ」の量が1〜2人分前の分量であるか、または、「揚げシュウマイ」の量が3〜4人分前の分量であるかによって加熱条件を設定している。そして、この「揚げシュウマイ」スタート時の初期画面では、画像G61(「1〜2人分」)がオレンジ色に表示され、画像G62(「3〜4人分」)が白色に表示されて、1〜2人分前の分量の設定であることを示している。「揚げシュウマイ」の量が3〜4人分前の分量に設定する場合は、画像G62(「3〜4人分」)を指でタッチして選択すると、画像G61(「1〜2人分」)が白色に表示され、画像G62(「3〜4人分」)がオレンジ色に表示される。
また、画像G61,G62の下側に、加熱庫内に網が載せられたトレイを上段に装着した画像G63が表示されている。画像G63の左側に「上段」の文字と矢印の絵が赤色で表示されてトレイの位置が示されている。さらに、画像G63の右側に「水タンク」の文字と水滴の絵の画像G64が水色で表示され、この「揚げシュウマイ」では、水タンク11内の水を使用されることを表し、水タンク11内の水の有無についてユーザーの注意を喚起するようにしている。また、画像G63の下側に「スタートを押します」の文字が表示されている。
そして、カラー液晶表示部6に図12に示す「揚げシュウマイ」スタート時の画面が表示された状態で、「あたためスタート」キー74(図3に示す)を押すと、加熱調理制御部200eによって過熱蒸気を用いた加熱調理が始まる。
このように、選択したメニューのスタート時に「水タンク」の文字と水滴の絵が水色で表示されることによって、調理集などの本を見なくとも選択したメニューが水を用いた加熱調理であることがユーザーに容易に認識でき、水無しのまま調理をスタートすることも防止することができる。
図11の画面において、調理メニュー選択部200dにより加熱調理を実行しようとする調理メニューを選択している。
<「揚げシュウマイ」の第2のさくいん検索手順>
次に、「揚げシュウマイ」の第2の検索手順を図13〜図18に従って説明する。この第2のさくいん検索手順では、例えば「シュウマイ」であることは覚えているが「揚げシュウマイ」であることをはっきりとは思い出せないような場合に、「シュウマイ」のカテゴリから探し出すことできる。
図13に示すように、カラー液晶パネル61に表示された「さくいん検索」の画面において、ユーザーが、画像G33(「さ」)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は「さくいん検索」の画面から、図14に示すように、検索すべき先頭文字「さ」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べた画面に切り換わる。このとき、カテゴリ毎にグループに分類されて調理メニュー記憶部200aに記憶された複数の調理メニューの中から、調理メニュー名およびグループ名の読みの先頭文字が「さ」と一致する調理メニューおよびグループを辞書索引順に並べて1または複数のページに表示する。
図14では、画面の上側に、「さ」,「し」,「す」,「せ」,「そ」のタグを表す画像G75,G76,G77,G78,G79が左側から右側に向かって順に表示されている。ここでは、「さ」のタグを表す画像G75が明るい背景色で文字が茶色であり、先頭文字を「さ」とする調理メニューおよびグループが表示されていることを表す。一方、「し」,「す」, 「せ」のタグを表す画像G76,G77,G78は、暗い背景色で文字が白色であり、選択されていないことを表す。また、「そ」のタグを表す画像G79は、画像G76,G77,G78よりもコントラストが低い薄茶色であり、「そ」が先頭文字である調理メニュー(およびグループ)がないことを表す。また、画像G75,G76,G77,G78,G79の下側に、先頭文字を「さ」とする調理メニューおよびグループが全部で13ページあってその1ページ目を表示していることを表す「1/13」の文字を含む画像G70が表示されている。
また、図14に示す画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域に各メニューの画面の画像G71〜G74が表示されている。
詳しくは、画像G71は、調理メニューとして「魚のかぶら蒸し&青菜のごまあえ」を選択するときに選択すべき画像であり、「魚のかぶら蒸し&青菜のごまあえ」の写真と「魚のかぶら蒸し&青…」の文字とを含んでいる。また、画像G72は、調理メニューとして「魚のねぎ蒸し&鶏肉のポン酢に漬け」を選択するときに選択すべき画像であり、「魚のねぎ蒸し&鶏肉のポン酢に漬け」の写真と「魚のねぎ蒸し&鶏肉…」の文字とを含んでいる。また、画像G73は、調理メニューとして「魚の野菜蒸し&なすの梅あえ」を選択するときに選択すべき画像であり、「魚の野菜蒸し&なすの梅あえ」の写真と「魚の野菜蒸し&なす…」の文字とを含んでいる。また、画像G74は、調理メニューとして「桜もち」を選択するときに選択すべき画像であり、「桜もち」の写真と文字とを含んでいる。
さらに、画像G74の左下側に、選択付加であることを表すコントラストの低い薄茶色の「<前へ」の文字を含む画像G51が表示されると共に、画像G74の右下側に、次の画面を表示するときに選択すべき、「次へ>」の文字を含む画像G52が表示されている。
図14に示すように、カラー液晶パネル61に表示された検索すべき先頭文字「さ」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べて表示した画面において、ユーザーが、画像G76(「し」のタグ)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は、検索すべき先頭文字「し」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べた画面に切り換わる。このとき、カテゴリ毎にグループに分類されて調理メニュー記憶部200aに記憶された複数の調理メニューの中から、調理メニュー名およびグループ名の読みの先頭文字が「し」と一致する調理メニューおよびグループを辞書索引順に並べて1または複数のページに表示する。
図15では、画面の上側に、「さ」,「し」,「す」,「せ」,「そ」のタグを表す画像G85,G86,G87,G88,G89が左側から右側に向かって順に表示されている。ここでは、「し」のタグを表す画像G86が明るい背景色で文字が茶色であり、先頭文字を「し」とする調理メニューおよびグループが表示されていることを表す。一方、「さ」,「す」,「せ」のタグを表す画像G85,G87,G88は、暗い背景色で文字が白色であり、選択されていないことを表す。また、「そ」のタグを表す画像G89は、画像G85,G87,G88よりもコントラストが低い薄茶色であり、「そ」が先頭文字である調理メニュー(およびグループ)がないことを表す。また、画像G85,G86,G87,G88,G89の下側に、先頭文字を「さ」とする調理メニューおよびグループが全部で9ページあってその1ページ目を表示していることを表す「1/9」の文字を含む画像G80が表示されている。
このようにして、検索文字選択部200bにより、図13〜図15に示す画面に表示された複数の検索先頭文字の中から検索すべき先頭文字が選択される。
また、図15に示す画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域に各メニューの画面の画像G81〜G84が表示されている。
詳しくは、画像G81は、調理メニューとして「シーザーサラダ」を選択するときに選択すべき画像であり、「シーザーサラダ」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G82は、調理メニューとして「シーフードサラダ」を選択するときに選択すべき画像であり、「シーフードサラダ」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G83は、調理メニューとして「しいたけシュウマイ」を選択するときに選択すべき画像であり、「しいたけシュウマイ」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G84は、調理メニューとして「塩さば&粉ふきいも」を選択するときに選択すべき画像であり、「塩さば&粉ふきいも」の写真と文字とを含んでいる。
さらに、画像G74の左下側に、前の画面に戻るときに選択すべき、「<前へ」の文字を含む画像G51が表示されると共に、画像G74の右下側に、次の画面を表示するときに選択すべき、「次へ>」の文字を含む画像G52が表示されている。ここで、画像G51は、コントラストの低い薄茶色の「<前へ」の文字を含み、選択不可であることを表している。
図15に示すように、画像G52(「次へ>」)に重なるタッチパネル62の一部へのタッチを繰り返すと、カラー液晶パネル61の画面は、検索すべき先頭文字「し」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べた画面に2ページ(「2/9」)、3ページ(「3/9」)、4ページ(「4/9」)と順次切り換わる。
そして、図16に示すカラー液晶表示部6に検索すべき先頭文字「し」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べて表示した4ページ(「4/9」)目の画面では、画面の上側に、「さ」,「し」,「す」,「せ」,「そ」のタグを表す画像G95,G96,G97,G98,G99が左側から右側に向かって順に表示されている。ここでは、「し」のタグを表す画像G96が明るい背景色で文字が茶色であり、先頭文字を「し」とする調理メニューおよびグループが表示されていることを表す。一方、「さ」,「す」,「せ」のタグを表す画像G95,G97,G98は、暗い背景色で文字が白色であり、選択されていないことを表す。また、「そ」のタグを表す画像G99は、画像G95,G97,G98よりもコントラストが低い薄茶色であり、「そ」が先頭文字である調理メニュー(およびグループ)がないことを表す。また、画像G95,G96,G97,G98,G99の下側に、先頭文字を「し」とする調理メニューおよびグループの4ページ目を表す「4/9」の文字を含む画像G90が表示されている。
また、図16に示す画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域に各メニューの画面の画像G91〜G94が表示されている。
詳しくは、画像G91は、調理メニューとして「じゃがいもの重ね焼き」を選択するときに選択すべき画像であり、「じゃがいもの重ね焼き」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G92は、調理メニューとして「じゃがいもの薬味あえ」を選択するときに選択すべき画像であり、「じゃがいもの薬味あえ」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G93は、調理メニューとして「じゃこトースト&ほうれん草ココット」を選択するときに選択すべき画像であり、「じゃこトースト&ほうれん草ココット」の写真と「じゃこトースト&ほ…」文字とを含んでいる。
また、画像G94は縦書きの「…」である。このように、検索調理メニュー表示制御部200cによって、グループ名は、カラー液晶表示部6の画面に上記グループ名の下側にそのグループの調理メニューの少なくとも1つが表示される状態で表示するので、下側にグループの調理メニューが表示されずにグループ名のみが表示されるということがなく、視認性が向上する。
さらに、画像G94の左下側に、前の画面に戻るときに選択すべき、「<前へ」の文字を含む画像G51が表示されると共に、画像G94の右下側に、次の画面を表示するときに選択すべき、「次へ>」の文字を含む画像G52が表示されている。
ここで、さらに画像G52(「次へ>」)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は、検索すべき先頭文字「し」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べた5ページ(「5/9」)目の画面に切り換わる。
そして、図17に示すカラー液晶表示部6に検索すべき先頭文字「し」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べて表示した5ページ(「5/9」目の画面では、画面の上側に、「さ」,「し」,「す」,「せ」,「そ」のタグを表す画像G105,G106,G107,G108,G109が左側から右側に向かって順に表示されている。ここでは、「し」のタグを表す画像G106が明るい背景色で文字が茶色であり、先頭文字を「し」とする調理メニューおよびグループが表示されていることを表す。一方、「さ」,「す」,「せ」のタグを表す画像G105,G107,G108は、暗い背景色で文字が白色であり、選択されていないことを表す。また、「そ」のタグを表す画像G109は、画像G105,G107,G108よりもコントラストが低い薄茶色であり、「そ」が先頭文字である調理メニュー(およびグループ)がないことを表す。また、画像G105,G106,G107,G108,G109の下側に、先頭文字を「し」とする調理メニューおよびグループの5ページ目を表す「5/9」の文字を含む画像G100が表示されている。
また、図17に示す画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域に各メニューの画面の画像G101〜G104が表示されている。
詳しくは、画像G101は、調理メニューのグループ名として「シュークリーム」の文字とを含んでいる。また、画像G102は、調理メニューとして「エクレア」を選択するときに選択すべき画像であり、「エクレア」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G103は、調理メニューとして「シュークリーム」を選択するときに選択すべき画像であり、「シュークリーム」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G104は、調理メニューとして「パイシュー」を選択するときに選択すべき画像であり、「パイシュー」の写真と文字とを含んでいる。
さらに、画像G104の左下側に、前の画面に戻るときに選択すべき、「<前へ」の文字を含む画像G51が表示されると共に、画像G104の右下側に、次の画面を表示するときに選択すべき、「次へ>」の文字を含む画像G52が表示されている。
ここで、上記検索調理メニュー表示制御部200cは、検索すべき先頭文字と調理メニュー名の先頭文字とが一致する調理メニューの選択肢を表す画像の文字部分の背景が白色であるに対して、検索すべき先頭文字とグループ名の先頭文字が一致する調理メニューの選択肢を表す画像の文字部分の背景をベージュ色とし、そのグループ名として「シュークリーム」の文字を含む画像G101の背景も同じベージュ色としている。これにより、検索すべき先頭文字が調理メニュー名の先頭文字である調理メニューの選択肢を表す画像と、検索すべき先頭文字とグループ名の先頭文字が一致する調理メニューの選択肢を表す画像との識別が容易になる。
なお、調理メニューの選択肢を表す画像の文字部分の背景の色だけでなく、コントラストまたは模様の少なくとも1つが異なるようにしてもよいし、文字の色,コントラストまたは模様の少なくとも1つが異なるようにしてもよい。
次に、図17に示すように、画像G52(「次へ>」)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は、検索すべき先頭文字「し」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べた6ページ(「6/9」)目の画面に切り換わる。
図18に示す画面では、画面の上側に、「さ」,「し」,「す」,「せ」,「そ」のタグを表す画像G115,G116,G117,G118,G119が左側から右側に向かって順に表示されている。ここでは、「し」のタグを表す画像G116が明るい背景色で文字が茶色であり、先頭文字を「し」とする調理メニューおよびグループが表示されていることを表す。一方、「さ」,「す」,「せ」のタグを表す画像G115,G117,G118は、暗い背景色で文字が白色であり、選択されていないことを表す。また、「そ」のタグを表す画像G119は、画像G115,G117,G118よりもコントラストが低い薄茶色であり、「そ」が先頭文字である調理メニュー(およびグループ)がないことを表す。また、画像G115,G116,G117,G118,G119の下側に、先頭文字を「し」とする調理メニューおよびグループの6ページ目を表す「6/9」の文字を含む画像G110が表示されている。
また、図18に示す画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域に各メニューの画面の画像G111〜G114が表示されている。
詳しくは、また、画像G111は、調理メニューとして「シュウマイあたため」を選択するときに選択すべき画像であり、「シュウマイあたため」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G112は、調理メニューのグループ名として「シュウマイ」の文字を含んでいる。また、画像G113は、調理メニューとして「揚げシュウマイ」を選択するときに選択すべき画像であり、「揚げシュウマイ」の写真と文字とを含んでいる。また、画像G114は、調理メニューとして「かにシュウマイ」を選択するときに選択すべき画像であり、「かにシュウマイ」の写真と文字とを含んでいる。
さらに、画像G114の左下側に、前の画面に戻るときに選択すべき、「<前へ」の文字を含む画像G51が表示されると共に、画像G114の右下側に、次の画面を表示するときに選択すべき、「次へ>」の文字を含む画像G52が表示されている。
ここで、図18に示すように、カラー液晶パネル61に表示された検索すべき先頭文字「し」に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(およびグループ)を辞書索引順に並べて表示した6ページ目の画面において、ユーザーが、画像G113(「揚げシュウマイ」)に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は、図12に示すカラー液晶表示部6に「揚げシュウマイ」スタート時の画面が表示される。
このように図18の画面において、調理メニュー選択部200dにより加熱調理を実行しようとする調理メニューを選択する。
以下、図12に示すカラー液晶表示部6に「揚げシュウマイ」スタート時の画面に従って、第1のさくいん検索手順のときと同様の加熱調理が行われる。
次に、制御装置200の動作を図19〜図22に示すフローチャートに従って説明する。
この図19〜図22に示す制御装置200の動作は、「メニュー検索」のうちの「さくいん検索」の画面制御である。なお、この画面制御は、カラー液晶パネル61に図6に示す初期画面を表示している状態でスタートするものとする。なお、図19〜図22の各ステップおいて、「戻る」キー71(図3に示す)が押されると、直前の画面に戻るようになっている。
まず、制御装置200の画面制御の処理がスタートすると、図18に示すステップS1において、カラー液晶パネル61に図6に示す初期画面を表示する。
次に、ステップS2に進み、選択入力有りと判定すると、ステップS3に進む一方、選択入力なしと判定すると、ステップS2を繰り返す。
次に、ステップS3で「お料理集」の選択有りと判定すると、ステップS4に進む一方、「お料理集」の選択なしと判定すると、他の自動加熱処理へ進む。
次に、ステップS4で図7に示す「お料理集」の画面を表示する。
次に、ステップS5で選択入力有りと判定すると、ステップS6に進む一方、選択入力なしと判定すると、ステップS5を繰り返す。
次に、ステップS6で「メニュー検索」(G14)の選択有りと判定すると、図20に示すステップS11に進む一方、「メニュー検索」(G14)の選択なしと判定すると、他の処理へ進む。
そして、図20に示すステップS11で図8に示す「メニュー検索」の画面を表示する。
次に、ステップS12に進み、選択入力有りと判定すると、ステップS13に進む一方、選択入力なしと判定すると、ステップS12を繰り返す。
次に、ステップS13で「さくいん検索」(G22)の選択有りと判定すると、ステップS14に進む一方、「さくいん検索」(G22)の選択なしと判定すると、他の処理へ進む。
そして、ステップS14で図9に示す「さくいん検索」の画面を表示する。
次に、ステップS15に進み、検索先頭文字の選択入力有りか否かを判定する。すなわち、「さくいん検索」の画面の画像G30〜G39(「あ」〜「わ」)のうちの検索すべき先頭文字のいずれか1つが選択されたか否かを判定する。
そして、ステップS15で検索先頭文字の選択入力有りと判定すると、ステップS16に進む一方、選択された検索先頭文字に名前の先頭文字が一致する調理メニュー(カテゴリ毎に分類されたグループの調理メニューを含む)を辞書索引順に並べた画面(例えば図11に示す)を表示する。
次に、図21に示すステップS21に進み、調理メニューの選択有りと判定すると、図22に示すステップS31に進む一方、調理メニューの選択なしと判定すると、ステップS22に進む。
次に、ステップS22で現在表示されている画面が最終ページであると判定すると、ステップS21に戻る一方、現在表示されている画面が最終ページでないと判定すると、ステップS23に進む。
次に、ステップS23で「次へ>」(G52)の選択有りと判定すると、ステップS26に進み、次ページの画面を表示した後、ステップS21に戻る。
一方、ステップS23で「次へ>」(G52)の選択なしと判定すると、ステップS24に進み、現在表示されている画面が第1ページであるか否かを判定する。
そして、ステップS24で現在表示されている画面が第1ページであるとを判定すると、ステップS21に戻る一方、現在表示されている画面が第1ページでないと判定すると、ステップS25に進む。
そして、ステップS25で「<前へ」(G51)の選択有りと判定すると、ステップS27に進み、前ページの画面を表示した後、ステップS21に戻る。
一方、ステップS25で「<前へ」(G51)の選択なしと判定すると、ステップS21に戻る。
そして、図22に示すステップS31で、選択された調理メニューのスタート画面を表示する(例えば図12に示す「揚げシュウマイ」スタート画面)。
次に、ステップS32に進み、「スタート」の選択有りと判定すると、加熱調理の処理に進む一方、「スタート」の選択なしと判定すると、ステップS33に進む。
次に、ステップS33でその他の選択有りと判定すると、その他の処理に進む一方、その他の選択なしと判定すると、ステップS32に戻り、ステップS32,S33を繰り返す。
上記構成の加熱調理器によれば、タッチパネル62からの操作信号に基づいて、検索文字選択部200bにより、予め決められ索引順(辞書索引順)の複数の検索先頭文字の中から検索すべき先頭文字を選択して、調理メニュー記憶部200aに記憶された複数の調理メニューのうち、検索文字選択部200bにより選択された検索すべき先頭文字と調理メニュー名の先頭文字が一致する調理メニューと、検索文字選択部200bにより選択された検索すべき先頭文字とグループ名の先頭文字が一致する調理メニューとを、検索調理メニュー表示制御部200cによってカラー液晶表示部6に予め決められ索引順(辞書索引順)に表示する。そうして、タッチパネル62からの操作信号に基づいて、調理メニュー選択部200dによって、検索調理メニュー表示制御部200cによりカラー液晶表示部6に予め決められ索引順(辞書索引順)に表示された調理メニューから、加熱調理を実行しようとする調理メニューを選択することが可能になる。したがって、登録された複数の調理メニューの中から所望の調理メニューを容易に検索することができる。
また、上記検索調理メニュー表示制御部200cは、検索すべき先頭文字とグループ名の先頭文字が一致する調理メニューを、カラー液晶表示部6にグループ名が表示された状態で表示することによって、検索すべき先頭文字とグループ名の先頭文字が一致する調理メニューを、検索すべき先頭文字と調理メニュー名の先頭文字が一致する複数の調理メニューと識別することが容易にできる。
また、上記検索調理メニュー表示制御部200cは、検索すべき先頭文字とグループ名の先頭文字が一致するグループが複数あるとき、各グループを予め決められ索引順(辞書索引順)に表示するので、所望のグループを見つけやすくなり、操作性が向上する。
また、予め決められ索引順を辞書索引順とすることで、調理メニューを見つけるのが容易になり、操作性が向上する。
また、上記操作部であるタッチパネル62に対して、ユーザーの指またはペン状物体の接触により操作することにより、ユーザーの操作に応じた操作信号を出力するので、個々の選択肢に応じた操作ボタンを設ける必要がなく、限られたカラー液晶表示部6のスペースにタッチパネル62を重ねて、省スペース化とコスト低減を図ることができる。
上記実施の形態では、加熱調理器に備えられた表示装置について説明したが、表示装置はこれに限らず、他の電気機器などにこの発明の表示装置を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、操作部としてタッチパネル62を備えた表示装置を備えた加熱調理器を説明したが、操作部はこれに限らず、マウスなどのポインティングデバイスや押ボタンによる操作部などでもよい。
また、この発明の加熱調理器としては、例えば、過熱水蒸気を使用するオーブンレンジのみならず、過熱水蒸気を使用するオーブン、過熱水蒸気を使用しないオーブンレンジ、過熱水蒸気を使用しないオーブンなどがある。
この発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、本発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱庫内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱庫内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。