以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の加熱調理器の正面斜視図を示している。
この実施の形態の加熱調理器は、図1に示すように、直方体形状のケーシング1の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉2が取り付けられている。この扉2の上部にハンドル3を取り付けると共に、扉2の略中央に耐熱ガラス4を取り付けている。また、扉2の右側に操作部の一例としての操作パネル5を設けている。この操作パネル5は、表示部の一例としてのカラー液晶表示部6とボタン群7を有している。また、ケーシング1の上側かつ右側後方に排気ダクト8を設けている。さらに、ケーシング1の扉2の下方に、露受容器9を着脱自在に取り付けている。
図2は上記加熱調理器の縦断面の模式図を示している。図2に示すように、水タンク11から供給された水を蒸気発生装置12で加熱して飽和水蒸気を生成する。蒸気発生装置12で生成された飽和水蒸気は、蒸気供給通路(図示せず)を介して、加熱庫13の右側面に取り付けられた循環ユニット14の蒸気吸込口15の加熱庫13側に供給される。
上記蒸気供給通路に接続された蒸気供給管34を、加熱庫13の右側面と平行になるように、循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍に取り付けている。また、循環ユニット14内には、蒸気吸込口15に対向するように循環ファン18を配置している。循環ファ
ン18は、ファンモータ19によって回転駆動される。
上記加熱庫13の上面および左側面を覆うように、L字状に屈曲した蒸気ダクト100を取り付けている。この蒸気ダクト100は、加熱庫13の上面側に固定された第1ダクト部110と、第1ダクト部110の左側方から下側に屈曲する屈曲部120と、加熱庫13の左側面側に固定され、屈曲部120を介して第1ダクト部110に連なる第2ダクト部130とを有している。
この蒸気ダクト100の第1ダクト部110に、過熱蒸気生成ヒータ20を収納している。蒸気ダクト100の第1ダクト部110と、過熱蒸気生成ヒータ20で過熱蒸気生成装置21を構成している。なお、過熱蒸気生成装置は、蒸気ダクトとは別に設けてもよい。
そして、蒸気ダクト100の第1ダクト部110の右側は、循環ユニット14の上部に設けられた蒸気供給口22に連通している。加熱庫13の天面には、複数の第1蒸気吹出口24が設けられており、蒸気ダクト100の第1ダクト部110は、第1蒸気吹出口24を介して加熱庫13内に連通している。一方、蒸気ダクト100の第2ダクト部130は、加熱庫13の左側面に設けられた複数の第2蒸気吹出口25を介して加熱庫13内に連通している。
上記加熱庫13と蒸気ダクト100との隙間は、耐熱樹脂などによりシールされている。また、加熱庫13と蒸気ダクト100は、加熱庫13の前面開口を除いて断熱材により覆われている。
上記循環ユニット14と過熱蒸気生成装置21と加熱庫13とそれらを接続する接続部材とによって、蒸気の循環経路が形成されている。そして、この循環経路における循環ユニット14の加熱庫13との境界部に、蒸気発生装置12で生成された飽和水蒸気が供給される。
また、加熱庫13の下部にはマグネトロン80(図5に示す)が配置されている。このマグネトロンで発生したマイクロ波は、導波管(図示せず)によって加熱庫13の下部中央に導かれ、モータ37によって駆動される回転アンテナ38によって攪拌されながら加熱庫13内の上方に向かって放射されて被加熱物27を加熱する。
また、ケーシング1内の下側には、冷却ファン部(図示せず)と、電装部品17と、マグネトロン80(図5に示す)を配置している。電装部品17は、加熱調理器の各部を駆動する駆動回路やこの駆動回路を制御する制御回路等を有している。
図3は図1に示す操作パネル5を拡大した概略図である。
上記ボタン群7は、戻るキー71、取り消しキー72、手動加熱キー73およびあたためスタートキー74で構成されている。戻るキー71は、カラー液晶パネル61の画面表示を直前の画面表示に戻すときに押す。また、取り消しキー72は、途中で加熱をやめるときや、操作を取り消すときに押す。そして、手動加熱キー73は、高周波出力および加熱出力を手動で設定するときに押す。また、あたためスタートキー74は、加熱を開始するときに押す。
図4は図3のF4−F4線から見た模式断面図である。
上記カラー液晶表示部6は、カラー液晶パネル61上にタッチパネル62を重ねて構成
されている。なお、この発明の表示部は、液晶パネルに限らず、有機ELなどの他の表示デバイスを用いてもよく、カラー表示に限らず、白黒表示でもよい。
このカラー液晶パネル61は、文字、数字、写真等をカラー表示できるものであり、加熱の種類、名称、加熱時間、温度、料理の写真等を表示する。また、タッチパネル62は、ユーザーが指でタッチすると、表面電荷を変化させる透明素材からなる静電容量方式のタッチパネルである。これにより、ユーザーはタッチパネル62をタッチして、カラー液晶パネル61に表示される画像を選択できるようになっている。また、ユーザーがタッチパネル62をタッチして、カラー液晶パネル61に表示される選択可能な画像を選択すると、その画像の色が変わるようになっている。つまり、カラー液晶パネル61に表示される画像は、選択状態の色が非選択状態の色と異なるようになっている。なお、タッチパネル62は、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式または電磁誘導方式のタッチパネルに換えてもよく、また、指によるタッチパネルの操作だけでなく、タッチペンなどのペン状物体を用いて操作してもよい。
図5は上記加熱調理器の制御ブロック図を示している。この加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置200を電装品部17(図2に示す)内に備えている。制御装置200は、過熱蒸気生成ヒータ20,循環ファン用モータ19,冷却ファン用モータ16,給気ダンパ用モータ44,排気ダンパ用モータ60,操作パネル5,庫内温度センサ29,解凍センサ50,給水ポンプ70,蒸気発生装置12およびマグネトロン80が接続されている。操作パネル5からの信号および庫内温度センサ29,解凍センサ50からの検出信号に基づいて、制御装置200は、過熱蒸気生成ヒータ20,循環ファン用モータ19,冷却ファン用モータ16,給気ダンパ用モータ44,排気ダンパ用モータ60,操作パネル5,給水ポンプ70,蒸気発生装置12およびマグネトロン80などを制御する。
上記制御装置200は、加熱条件設定部と加熱条件変更部の一例としてのオリジナルメニュー設定部200aと、写真データ入力部200bと、加熱条件記憶部の一例としてのオリジナルメニュー記憶部200cと、オリジナルメニュー選択部200dと、手書き画像入力部200eと、オリジナルメニュー表示制御部200fと、オリジナルメニュー並べ替え部200gと、加熱調理制御部200hとを有する。
上記オリジナルメニュー設定部200aは、操作パネル5からの操作信号に基づいて、
ユーザーにより創作されたオリジナルメニューの加熱条件を含む調理情報をオリジナルメニュー情報として設定したり変更したりする。
また、上記写真データ入力部200bは、操作パネル5に設けられた赤外線受信部(図示せず)により携帯電話からオリジナルメニューに関する写真データを入力する。
また、上記オリジナルメニュー記憶部200cは、オリジナルメニュー設定部200aにより設定されたオリジナルメニュー情報と、写真データ入力部200bにより入力された
写真データとを対応づけて記憶する。
また、上記オリジナルメニュー選択部200dは、操作パネル5からの操作信号に基づ
いて、オリジナルメニュー記憶部200cに写真データと対応づけて夫々が記憶された複
数のオリジナルメニュー情報の中から、加熱調理を実行しようとするオリジナルメニュー情報を選択する。
また、上記手書き画像入力部200eは、操作パネル5からの操作信号に基づいて、ユ
ーザーの指またはペン状物体の接触の軌跡に沿って描かれた画像を入力する。
また、上記オリジナルメニュー表示制御部200fは、操作パネル5のタッチパネル6
2からの操作信号に基づいて、オリジナルメニュー記憶部200cに記憶された複数のオ
リジナルメニュー情報を表す画像とそのオリジナルメニュー情報に対応づけられた写真データの画像とをカラー液晶表示部6に順次表示させる。
また、上記オリジナルメニュー並べ替え部200gは、カラー液晶表示部6に表示され
たオリジナルメニュー情報の表示順序を並べ替える。
また、上記加熱調理制御部200hは、自動メニューやオリジナルメニューの加熱条件
による加熱調理の制御を行う。
上記構成の加熱調理器において、過熱蒸気によって加熱調理を行う場合には、図2に示す過熱蒸気生成ヒータ20をオンすると共に、循環ファン18を回転駆動する。そうして、蒸気発生装置12から循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ファン18の回転によって負圧になっている循環ユニット14内に蒸気吸込口15を介して吸い込まれて、蒸気供給口22から過熱蒸気生成装置21内に吹き出される。そして、過熱蒸気生成装置21の過熱蒸気生成ヒータ20によって加熱されて過熱蒸気となる。この過熱蒸気の一部は、下側の加熱庫13の天面に設けられた複数の第1蒸気吹出口24から、加熱庫13内に下方に向かって吹き出す。また、過熱蒸気の他の一部は、蒸気ダクト100を介して加熱庫13の第2蒸気吹出口25から加熱庫13内に吹き出す。
そして、加熱庫13内に供給された過熱蒸気は、トレイ30上の網40に搭載された被加熱物27を加熱した後、加熱庫13の右壁面に循環ユニット14の蒸気吸込口15に対向して形成された吸込口28から循環ユニット14内に吸い込まれる。そうして、再び循環経路を通って加熱庫13内に戻るという循環を繰り返す。
これに対して、非過熱蒸気によって被加熱物27を蒸すかまたは暖める運転を行う場合には、過熱蒸気生成ヒータ20をオフすると共に、循環ファン18を停止する。そうすると、循環ファン18が停止しているため、循環経路内に循環気流が発生することがなく、蒸気発生装置12から循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ユニット14内に強制的に吸い込まれない。これにより、蒸気圧によって自然に加熱庫13内に流れ込む飽和水蒸気により、被加熱物27を蒸すかまたは暖める。
ここで、加熱庫13内の左壁面および右壁面には、図2に示すように、トレイ30の両端部を係止する係止部39a,39b,39cが上下方向に3段に設けられている。そして、
蒸気供給管34は、上段の係止部39aよりもやや上側に位置するように配置されている
。「蒸し暖めモード」において、被加熱物27を搭載した2つのトレイ30を上段と中段とに配置する場合には、蒸気導入室36内に架設された蒸気供給管34の総てのノズル(
図2の34の円形部の左側開口)を加熱庫13方向に斜め下向きにしておく。こうするこ
とにより、被加熱物27を搭載したトレイ30が上段および中段の何れの位置にあっても、蒸気供給管34の斜め下向きのノズルから引き出された飽和水蒸気を被加熱物27に当てることができる。したがって、蒸気供給管34のノズルからの吹き出し方向を操作することなく、上中2段の被加熱物27に蒸し斑や暖め斑が生ずることがないようにできる。
次に、操作パネル5の操作を説明する。
図6はトップ操作画面がカラー液晶パネル61に表示された操作パネルの正面図を示しており、図3と同一の構成部は同一参照番号を付している。また、図7は上記カラー液晶
パネル61に表示されたトップ操作画面を拡大して示している。
図7に示すトップ操作画面は、加熱調理器の電源プラグ(図示せず)をコンセントに差し込んだ後、カラー液晶パネル61が最初に表示する画面である。
上記カラー液晶パネル61のトップ操作画面には画像G1〜G8,G9A,G9Bが表示される。画像G1は、冷えた料理等を温めるときに選択すべき画像であり、エビフライの絵と、「あたためる」の文字とを含んでいる。画像G2は、蒸し物や煮物を作るときに選択すべき画像であり、鍋および蒸籠の絵と、「蒸す・煮る」の文字とを含んでいる。画像G3は、料理集内の300種類以上の料理から希望の料理を探すときに選択すべき画像であり、本の絵と、「お料理集」の文字とを含んでいる。画像G4は、牛乳や酒を適温に温めるときに選択すべき画像であり、コップおよび徳利の絵と、「牛乳」および「酒」の文字を含んでいる。画像G5は、焼き物およびフライ物を作るときに選択すべき画像であり、ローストチキンの絵と、「焼く・フライ」の文字とを含んでいる。画像G6は、健康メニューを使いたいときに選択すべき画像であり、元気な人をイメージさせる絵と、「健康メニュー」の文字とを含んでいる。画像G7は、お気に入りメニューおよびオリジナルメニューの料理を作るときに選択すべき画像であり、押しピンの絵と、「マイメニュー」の文字とを含んでいる。画像G8は、冷凍食材等を解凍するときに選択すべき画像であり、雪の結晶の絵と、「解凍する」の文字とを含んでいる。
また、画像G9Aは、代表的なメニューを調理するときの基本的な操作を説明する「料理教室」を見たいときに選択すべき画像であり、画像G9Bは、除菌・設定やお手入れを行いたいときに選択すべき画像である。ここで、「料理教室」とは、代表的なメニューを調理するときの基本的な操作をカラー液晶パネル61に表示して説明する。
このような構成の初期画面が表示されているときに、ユーザーが、画像G7に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は初期画面から「マイメニュー」の画面に切り換わる。つまり、ユーザーの画像G7の選択により、カラー液晶パネル61が図8に示す「マイメニュー」の画面を表示する。
図8に示す「マイメニュー」の画面には、画像G11〜G15が表示される。画像G11は、「お気に入りメニュー」の料理を作るときに選択すべき画像であり、矩形枠と「お気に入りメニュー」の文字を含んでいる。また、画像G11の下側の画像G12は、「自動メニューから16メニュー登録できます」の文字を含んでいる。また、画像G13は、「オリジナルメニュー」の料理を作るときに選択すべき画像であり、矩形枠と「オリジナルメニュー」の文字を含んでいる。また、画像G14は、「オリジナルメニュー」の登録・変更をするときに選択すべき画像であり、矩形枠と「登録・変更」の文字を含んでいる。そして、画像G13,G14の下側の画像G15は、「ご自身のメニューを25メニュー登録できます」という文字を含んでいる。
図8に示す「マイメニュー」の画面において、画像G13(「オリジナルメニュー」)または画像G14(「登録・変更」)に重なるタッチパネルの一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は、「マイメニュー」の画面から図9に示す「オリジナルメニュー登録」の画面に切り換わる。
図9に示す「オリジナルメニュー登録」の画面には、画像G20〜G25が表示される。表示画面の上側の画像G20は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、表示画面の中央の画像G21は、写真または「未登録」の文字を含んでいる(図9では「未登録」)。また、画像G21の右上の画像G22は、矩形枠と25メニューのうちの何番目かを示す文字を含んでいる(図9では第1番目を表す「1/25」)。また、画像G22の下側に、画像G23(「<前へ」)、画像G24(「登録・変更」)、画像G25(「次へ>」)が左から右に横方向に並んで表示されている。
なお、図8に示す「マイメニュー」の画面において、画像G13(「オリジナルメニュ
ー」)に重なるタッチパネルの一部にタッチした場合で、かつ、「オリジナルメニュー登
録」の画面において表示するオリジナルメニューの加熱条件が登録済みの場合は、画像G24には「登録・変更」の代わりに「決定」の文字が表示される。
ここで、図9に示す画像G23(「<前へ」)を指でタッチして選択することにより、「オリジナルメニュー登録」の1つ前のメニューに順次戻る一方、図9に示す画像G25(「次へ>」)を指でタッチして選択することにより、「オリジナルメニュー登録」の1つ
次のメニューに進む。なお、第1番目のメニューから画像G23(「<前へ」)を指でタッチして選択すると、第25番目のメニューに進み、第25番目のメニューから画像G25(「次へ>」)を指でタッチして選択すると、第1番目のメニューに戻る。このようにして、第1番目側から第25番目側のメニューに向かう方向では、第25番目から第1番目に戻って循環する一方、第25番目側から第1番目側のメニューに向かう方向では、第1番目から第25番目に戻って循環するようになっている。
そして、図9に示す画像G24(「登録・変更」)を指でタッチして選択すると、図10に示すオリジナルメニューの登録・変更する項目を選択する画面に切り換わる。
図10に示すオリジナルメニューの登録・変更する項目を選択する画面には、画像G30〜G37が表示される。表示画面の上側の画像G30は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G30の下側の画像G31は、「登録・変更する項目をお選びください」の文字を含んでいる。また、表示画面の中央部は上下に3分割され、上段の画像G32は、メニュー名を登録するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「メニュー名」,「未登録」の文字を含んでいる。また、表示画面の中央部の中段の画像G33は、写真を登録するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「写真」,「未登録」の文字を含んでいる。また、表示画面の中央部の下段の画像G34は、加熱条件を登録するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「加熱条件」,「未登録」の文字を含んでいる。そして、画像G34の下側の画像G35は、矩形枠と「登録完了」の文字を含み、画像G35の左下側の画像G36は、矩形枠と「削除する」の文字を含み、画像G35の右下側の画像G37は、矩形枠と「このメニューを先頭に移動する」の文字を含んでいる。
また、画像G35,G36,G37の文字色を背景色と略同じにして、全体のコントラストを下げることにより、画像G35,G36,G37の選択ができない状態を表している。
〔メニュー名の登録〕
次に、図10に示す画像G32(「メニュー名」)を指でタッチして選択すると、図11に示す手書き入力によりメニュー名を登録する画面に切り換わる。
図11に示す手書き入力によりメニュー名を登録する画面には、画像G40〜G46が表示される。
図11に示す画面では、ユーザーの指またはペン状物体(例えばタッチペン)の接触の軌跡に沿って画像を描くことが可能な拡大描画エリアDAが大部分を占めている。そして、拡大描画エリアDAの上側には、拡大描画エリアDAに描かれた画像の全体画像を表示するプレビューエリアPAがある。この拡大描画エリアDAは、プレビューエリアPAよりも大きい描画面積を有し、プレビューエリアPAに表示される全体画像の一部を拡大表示
して描画する。一方、拡大描画エリアDAの下側には、描画色を選択するための画像G42−1,G42−2,G42−3,G42−4,G42−5が左側から右側に向かって順に並んで選択可能に表示されている。さらに、画像G42−1,G42−2,G42−3,G42−4,G42−5の下側には、絵または文字を示す画像G43,G44,G45,G46が左右方向に並んで選択可能に表示されている。
上記プレビューエリアPAの一部は枠FR1で囲まれて、拡大描画エリアDAに描いた絵画像や文字画像が枠FR1内に表示される。すなわち、枠FR1内の表示状態は、拡大描画エリアDAの描画状態と自動的に同期するようになっている。これにより、枠FR1がプレビューエリアPAの左端に位置している状態で、拡大描画エリアDAに絵画像や文字画像を描いた場合、この絵画像や文字画像がプレビューエリアPAの左端に自動的に表示される。また、枠FR1を右側に移動させることが可能であることを判り易くするため、枠FR1の右側に右方向矢印を表示している。なお、初期画面では、プレビューエリアPAに「スライドできます」の文字を表示している。
図11では枠FR1がプレビューエリアPAの左端に位置しているが、プレビューエリアPAの左右方向の中央部を指のタッチで選択すると、枠FR1がタッチした位置まで移動する。また、上記枠FR1の座標または範囲に基づいて、拡大描画エリアDAに描画する範囲が決定するようになっている。
上記画像G42−1,G42−2,G42−3,G42−4,G42−5は黒,赤,青,橙,緑で塗り潰されている。この画像G42−1,G42−2,G42−3,G42−4,G42−5のうちのいずれか1つを選択することにより、この選択した画像の色で拡大描画エリアDAに絵画像や文字画像を描くことができる。
上記画像G43は鉛筆の絵画像を含み、また、画像G44は消しゴムの絵画像を含み、また、画像G45は2枚の紙が重なっている状態の絵画像を含み、また、画像G46は「決定」の文字画像を含んでいる。
そして、図10の画面から図11の画面に切り換わった直後、ユーザーが何ら操作しなくても、画像G42−1,G43が選択された状態となっている。この画像G42−1,G43を枠FR2,FR3で囲んでいる。また、拡大描画エリアDAには、初期画面におい
て画像41(「手書きエリア」の文字と手書きを表す絵)が表示されている。
そして、手書き入力が完了して、画像G45(「決定」)を指でタッチして選択すると、図12に示すメニュー名の登録画面に切り換わる。
図12に示すメニュー名の登録画面には、画像G50〜G53が表示される。表示画面の上側の画像G50は、手書き入力されたメニュー名として、花の絵画像を背景とする「おばあちゃんのさといも」の画像が表示されている。この画像G50によって、ユーザーは、一目で、どのようなオリジナルメニューであるかを想起できるので、所望としないオリジナルメニューの加熱調理が選択される可能性を非常に低くすることができる。また、画像G50の下側の画像G51は、「このメニュー名を登録しますか?」の文字を含んでいる。また、画像G51の左下側の画像G52は、「はい」の文字を含み、画像G51の右下側の画像G53は、「いいえ」の文字を含んでいる。
そして、画像G52(「はい」)を指でタッチして選択すると、図13に示すメニュー名が登録済みのオリジナルメニュー登録画面に切り換わる。この図13では、画像32の「メニュー名」の文字の右側が「登録済」となっており、画像33の「写真」および画像34の「加熱条件」の文字の右側が夫々「未登録」となっている。また、画像G35(「登録完了」)の文字色を黒くして、画像G36(「削除する」),画像G37(「このメニューを先頭に移動する」)の文字色を白くして、全体のコントラストを上げることにより、画像G35,G36,G37の選択が可能な状態を示し、画像G35,G36,G37を有効としている。
〔加熱条件の登録〕
また、図13において、画像G34(「加熱条件」)を指でタッチして選択すると、図14に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(加熱モード)を選択する画面に切り換わる。
図14に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(加熱モード)を選択する画面には、画像G60〜G69が表示されている。表示画面の上側の画像G60は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G60の下側部分を10分割した表示領域(縦5×横2)のうちの9領域に、加熱モードを表す9つの画像G61〜G69が夫々表示されている。画像G61は、水蒸気を用いた蒸し物の加熱をするときに選択すべき画像であり、「蒸し物」の文字を含み、画像G62は、水蒸気を用いた蒸し物の加熱をするときに選択すべき画像であり、「ソフト蒸し」の文字を含み、画像G63は、過熱水蒸気を用いたオーブン加熱をするときに選択すべき画像であり、「ウォーターオーブン」の文字を含み、画像G64は、過熱水蒸気と網棚を用いたグリル加熱をするときに選択すべき画像であり、「ウォーターグリル」の文字を含んでいる。また、画像G65は、マイクロ波を用いた加熱をするときに選択すべき画像であり、「レンジ」の文字を含み、画像G66は、過熱水蒸気を用いた煮込み料理を加熱するときに選択すべき画像であり、「煮こみ」の文字を含み、画像G67は、ヒータのみによるオーブン加熱をするときに選択すべき画像であり、「オーブン」の文字を含み、画像G68は、ヒータのみによる網棚を用いたグリル加熱をするときに選択すべき画像であり、「グリル」の文字を含み、画像G69は、「発酵」の文字を含んでいる。
ここで、図14に示す画像G63(「ウォーターオーブン」)を指でタッチして選択すると、図15に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(ウォーターオーブン)を選択する画面に切り換わる。
図15に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(ウォーターオーブン)を選択する画面には、画像G70〜G74が表示されている。表示画面の上側の画像G70は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G70の下側の画像G71は、「ウォーターオーブン」の文字を含んでいる。また、画像G71の下側の画像G72は、過熱水蒸気を用いたオーブン加熱をするときに選択すべき画像であり、矩形枠と「ウォーターオーブン」と「オーブン」の文字を含んでいる。また、画像G72の下側の画像G73は、過熱水蒸気を用いてケーキをオーブン加熱するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「ウォーターオーブン」と「ケーキ」の文字を含んでいる。また、画像G73の下側の画像G74には、過熱水蒸気を用いてパン・シューをオーブン加熱するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「ウォーターオーブン」と「パン・シュー」の文字を含んでいる。
なお、図15に示す加熱条件を選択する画面は、加熱モードの「ウォーターオーブン」に関するものであって、他の加熱モードでは、それぞれに応じた加熱条件の項目が設定されることになる。
そして、例えば、図15に示す画像G72(「ウォーターオーブン」,「オーブン」)を
指でタッチして選択すると、図16に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(予
熱と段数)を選択する画面に切り換わる。
図16に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(予熱と段数)を選択する画面には、画像G80〜G86が表示されている。表示画面の上側の画像G80は、「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G80の下側の画像G81は、「ウォーターオーブン」と「オーブン」の文字を含んでいる。また、画像G81の左下側の画像G82は、予熱ありを設定するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「予熱あり」の文字を含み、画像G81の右下側の画像G83は、予熱なしを設定するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「予熱なし」の文字を含んでいる。また、画像G82の下側の画像G84は、1段調理を設定するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「1段」の文字を含み、画像G83の下側の画像G85は、2段調理を設定するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「2段」の文字を含んでいる。さらに、画像G84,G85の下側中央の画像G86は、設定内容を決定するときに選択すべき画像であり、「決定」の文字を含んでいる。
画像G82(「予熱あり」)と画像G83(「予熱なし」)のいずれか一方を指でタッチして選択すると共に、画像G84(「1段」)と画像G85(「2段」) のいずれか一方を指
でタッチして選択する。図16では、画像G83(「予熱なし」)が画像G82(「予熱あ
り」)よりも背景を白くして、選択された状態を示し、画像G84(「1段」)が画像G8
5(「2段」)よりも背景を白くして、選択された状態を示している。
そうして、予熱の有り無しと、1段調理かまたは2段調理かを選択して、画像G86(
「決定」)を指でタッチして選択すると、図17に示すオリジナルメニュー登録において
加熱条件(加熱温度)を設定する画面に切り換わる。
図17に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(加熱温度)を設定する画面には、画像G90〜G96が表示されている。表示画面の上側の画像G90は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G90の下側の画像G91は、「ウォーターオーブン」と「オーブン」の文字を含んでいる。また、画像G91の左下側の画像G92は、「1段」と「予熱なし」の文字を含んでいる。また、表示画面の中央には、画像G93(加熱温度の「160℃」)を表示し、画像G93の右側に画像G94(逆V字状の印)と画像G95(V字状の印)を表示している。さらに、表示画面の下側中央の画像G96は、設定内容を決定するときに選択すべき画像であり、「決定」の文字を含んでいる。
図17に示す画像G94(逆V字状の印)を指でタッチして選択すると、画像G93の加熱温度が高くなる一方、画像G95(V字状の印)を指でタッチして選択すると、画像G93の加熱温度が低くなる。そうして、加熱温度を設定した後、画像G96(「決定」)を指でタッチして選択すると、図18に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(加熱時間)を設定する画面に切り換わる。
図18に示すオリジナルメニュー登録において加熱条件(加熱時間)を設定する画面には、画像G100〜G105が表示されている。表示画面の上側の画像G100は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G100の下側の画像G101は、「ウォーターオーブン」と「オーブン」の文字を含んでいる。また、画像G101の左下側の画像G102は、「1段」と「予熱なし」と「160℃」の文字を含んでいる。また、表示画面の中央(画像G102の下側)には、画像G103(加熱時間)が表示され、その画像G103の下側には左側から右側に向かって画像G104−1(「10分」)、画像G104−2(「1分」)、画像G104−3(「10秒」)、画像G104−4(「クリア」)が表示されている。そして、表示画面の最下段には画像G105(「決定」)が表示されている。
上記画像G104−1(「10分」),画像G104−2(「1分」),画像G104−3(
「10秒」),画像G104−4(「クリア」)は、加熱時間設定キーである。
上記加熱時間設定キーのうちの画像G104−1(「10分」),画像G104−2(「1分」),画像G104−3(「10秒」)は、加熱時間に加算する加算時間が段階的に大きくなるように、「10分,「1分」,「10秒」の加算時間に対応づけられた加算キーである。なお、加熱モードなどに応じて最大加熱時間が異なる。このため、例えば最大加熱時間が3分である場合は、画像G104−1(「10分」)のキーは無効とし、画像G104−1(「10分」)全体の色合いを濃くすることにより、無効キーであることを示している。すなわち、3分を越える加熱時間に設定できないようにしている。
例えば、画像G103(加熱時間)の表示内容が初期値の0分00秒であるときに、画像G104−1(「10分」)を1回タッチする毎に、画像G103(加熱時間)の表示内容である現在の加熱時間に10分が加算される。また、画像G104−2(「1分」)を1回タッチする毎に、画像G103(加熱時間)の表示内容である現在の加熱時間に1分が加算される。また、画像G104−3(「10秒」)を1回タッチする毎に、画像G103(加熱時間)の表示内容が現在の加熱時間に10秒が加算される。したがって、画像G104−1(「10分」),画像G104−2(「1分」),画像G104−3(「10秒」)の加熱時間設定キーを組み合わせることにより、所望の加熱時間を設定することができる。
なお、この加熱時間の設定中に画像G画像G104−4(「クリア」)をタッチすると、画像G103(加熱時間)の表示内容である加熱時間がゼロに戻るようになっている。
そして、図18に示す画像G105(「決定」)を指でタッチして選択すると、図19に示すオリジナルメニュー登録の設定された加熱条件の画面に切り換わる。
図19に示すオリジナルメニュー登録の設定された加熱条件の画面には、画像G110〜G115が表示されている。表示画面の上側の画像G110は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G110の下側の画像G111は、「ウォーターオーブン」と「オーブン」の文字を含んでいる。また、画像G111の左下側の画像G112は、「予熱なし」と「1段」の文字を含んでいる。また、画像G112の左下側の画像G113は、「160℃」の加熱温度の文字を含んでいる。また、画像G113の左下側の画像G114は、「23分00秒」の加熱時間の文字を含んでいる。さらに、表示画面の下側中央の画像G115は、設定内容を確認して登録するときに選択すべき画像であり、「登録」の文字を含んでいる。
そして、図19に示す画像G115(「登録」)を指でタッチして選択すると、図20に示すメニュー名が登録済みのオリジナルメニュー登録画面に切り換わる。この図20は、図13と異なり、画像34の「加熱条件」の文字の右側が「登録済」となっている。また、画像G35(「登録完了」)の文字色を黒くして、画像G36(「削除する」),画像G37(「このメニューを先頭に移動する」)の文字色を白くして、全体のコントラストを上げることにより、画像G35,G36,G37の選択が可能な状態を示している。この図20では、写真が未登録であるが、オリジナルメニューの加熱調理を実行することが可能であるため、画像G35,G36,G37を有効としている。
このようにして、加熱モード、予熱の有無、調理段数、加熱温度および加熱時間などを設定するための画面に切り換わり、ユーザー独自の加熱条件を設定できる。
〔写真の登録〕
また、図20のメニュー名と加熱条件が登録済みのオリジナルメニュー登録画面において、画像G33(「写真」)を指でタッチして選択すると、図21に示すオリジナルメニュー登録において写真を入力するときの画面に切り換わる。
図21に示すオリジナルメニュー登録において写真を入力するときの画面には、画像G120〜G123が表示されている。表示画面の上側の画像G120は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G120の下側の画像G121は、赤外線受信をスタートするときに選択すべき画像であり、矩形枠と「赤外線受信スタート」の文字を含んでいる。また、画像G121の左下側の画像G122は、「携帯電話から画像を送信する準備ができたら上のキーをタッチしてください」の文字を含んでいる。また、画像G122の左下側の画像G123は、鉛筆の絵と「事前に携帯電話の赤外線ポートの位置を確認してください」の文字を含んでいる。
そして、図21に示すオリジナルメニュー登録において写真を入力するときの画面において、画像G121(「赤外線受信スタート」)を指でタッチして選択すると、図22に示す赤外線受信待ち中のときの画面に切り換わる。
図22に示す赤外線受信待ち中のときの画面には、画像G130〜G133が表示されている。表示画面の上側の画像G130は、「赤外線受信待ち中」の文字を含んでいる。また、画像G130の下側の画像G131は、本体の操作パネルの一部と携帯電話の絵を含み、その画像G131の下側の画像G132は、「受信部に向けて送信し受信完了まで動かさないでください」の文字を含んでいる。そして、画像G132の右下側の画像G133は、赤外線受信を中止するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「中止」の文字を含んでいる。
赤外線受信が始まると、図23に示す受信中の画面に切り換わる。図23では、表示画面の上側に画像G140(「受信中」)を表示し、表示画面の中央に画像G141(複数の
点が環状に回転する絵)を表示している。また、表示画面の右下側の画像G142は、赤
外線受信を中止するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「中止」の文字を含んでいる。
そうして、携帯電話からの赤外線受信が完了すると、図24に示す画像の受信が完了したときの画面に切り換わる。図24では、表示画面の上側に画像G150(「画像を受信
しました」)を表示し、表示画面の中央に画像G151(さといも料理の写真)を表示して
いる。また、表示画面の左下側の画像G152は、赤外線受信を再送信するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「再送信」の文字を含んでいる。また、表示画面の右下側の画像G153は、画像を登録するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「登録」の文字を含んでいる。
次に、図24に示す写真の受信が完了したときの画面において、画像G153(「登録)を指でタッチして選択すると、図25に示すメニュー名,写真,加熱条件が登録済みのオリジナルメニュー登録画面に切り換わる。この図25は、画像32の「メニュー名」,画像
33の「写真」,画像34の「加熱条件」の夫々の右側が「登録済」となっている。また
、画像G35(「登録完了」)の文字色を黒くして、画像G35(「登録完了」),画像G3
6(「削除する」),画像G37(「このメニューを先頭に移動する」)の文字色を白くして
、全体のコントラストを上げることにより、画像G35,G36,G37の選択が可能な状態を示している。この図25では、メニュー名,写真,加熱条件の全てが登録済みとなり、オリジナルメニューの加熱調理を実行することが可能であるため、画像G35,G36,G37を有効としている。
ここで、画像G35(「登録完了」)を指でタッチして選択すると、図26に示すオリジナルメニュー登録を登録したときの画面に切り換わる。図26では、表示画面の上側に画像G160(花の絵画像を背景とする「おばあちゃんのさといも」の手書き画像)を表示し、表示画面の中央に画像G161(さといも料理の写真)を表示している。また、表示画面の左下側の画像G162は、「登録しました」の文字を含んでいる。また、画像G161の右上の画像G163は、矩形枠と25メニューのうちの何番目かを示す文字を含んでいる(図26では第1番目を表す「1/25」)。
図26に示すオリジナルメニュー登録を登録したときの画面が2秒間表示された後、図27に示す登録後のオリジナルメニューの画面に切り換わる。この図27は、表示画面の下側の画像G171(「<前へ」)と画像G172(「決定」)と画像G173(「次へ>」)を除いて、図26に示すオリジナルメニュー登録を登録したときの画面と同じである。
図27に示すオリジナルメニューの画面において、画像G172(「決定」)を指でタッチして選択すると、加熱調理を実行するための図28に示すオリジナルメニューの加熱開始の画面に切り換わる。
図28に示すオリジナルメニューの加熱開始の画面には、画像G180〜G187が表示されている。表示画面の左上側の画像G180は、「手動」の文字を含んでいる。また、画像G180の下側に画像G181(「ウォーターオーブン」と「オーブン」と「1段」と「予熱なし」)を表示している。また、表示画面の中央には、画像G182(加熱温度の「160℃」)を表示し、画像G182の右側に画像G183(逆V字状の印)と画像G184(V字状の印)を表示している。さらに、表示画面の画像G182(加熱温度の「160℃」)の下側に画像G185(加熱時間)が表示され、その画像G10の下側には左側から右側に向かって画像G186−1(「10分」)、画像G186−2(「1分」)、画像G186−3(「10秒」)、画像G186−4(「クリア」)が表示されている。そして、表示画面の最下段には画像G187(「スタートを押します」)が表示されている。
ここで、図3,図6に示す「あたためスタート」キー74を押すと、加熱調理制御部2
00hにより過熱水蒸気を用いたオーブン加熱が開始されて、図29に示すオリジナルメ
ニューの加熱調理中の画面に切り換わる。
図29に示すオリジナルメニューの加熱調理中の画面には、画像G190〜G194が表示されている。表示画面の上側に画像G190(「ウォーターオーブン」と「オーブン
」と「1段」と「160℃」)を表示している。また、表示画面の中央に画像G192(加熱残時間)を表示している(図29では「3分54秒」)。さらに、画像G192(加熱残時間)の左下側に画像G193(「温度変更」)を表示し、画像G192(加熱残時間)の右下
側に画像G194(「庫内灯」)を表示している。この加熱調理中に温度変更をするときは、画像G193(「温度変更」)を指でタッチして選択する。また、加熱調理中に加熱庫13内の状態を見るため、庫内灯を点灯させたいときは、画像G194(「庫内灯」)を指でタッチして選択する。
このようにして、図9〜図26で説明したオリジナルメニュー設定部200aによるオ
リジナルメニュー登録処理によって、ユーザーにより創作されたオリジナルメニューの加熱条件を含む調理情報をオリジナルメニュー情報として設定する。
また、図21〜図24で説明した写真データ入力部200bによるオリジナルメニュー
に関する写真データの入力処理により、ユーザーが携帯電話で取った写真を入力する。
これにより、オリジナルメニュー設定部200aにより設定されたオリジナルメニュー
情報と、写真データ入力部200bにより入力された写真データとを対応づけてオリジナ
ルメニュー記憶部200cに記憶する。
そして、図8,図9,図27で説明したオリジナルメニュー選択部200dによる処理に
より、オリジナルメニュー記憶部200cに写真データと対応づけて夫々が記憶された複
数のオリジナルメニュー情報の中から、加熱調理を実行しようとするオリジナルメニュー情報を選択する。
また、図11,図12で説明した手書き画像入力部200eによりメニュー名の手書き入力処理によって、ユーザーの指またはペン状物体の接触の軌跡に沿って描かれた画像を入力する。
また、図8,図9,図27で説明したオリジナルメニュー表示制御部200fによる表示
処理によって、操作パネル5からの操作信号に基づいて、オリジナルメニュー記憶部200cに記憶された複数のオリジナルメニュー情報を表す画像をカラー液晶表示部6に順次表示させる。
さらに、図25で説明したオリジナルメニュー並べ替え部200gによる処理によって
、カラー液晶表示部6に表示されたオリジナルメニューの表示順序を並べ替える。
次に、図8に示す「マイメニュー」の画面において、画像G14(「登録・変更」)を選択した後、オリジナルメニュー登録で選択されたメニューの加熱条件がすでに登録されている場合について説明する。
図30はオリジナルメニューの25メニューのうちの第21番目の画面を示しており、この第21番目のオリジナルメニューでは、メニュー名と写真と加熱条件が登録されている。
図30に示す「オリジナルメニュー登録」の画面には、画像G200〜G208が表示される。表示画面の上側の画像G200は、手書き入力されたメニュー名として、花の絵画像を背景とする「おばあちゃんのさといも」の画像が表示されている。また、画像G200の下側の画像G201は、「ウォーターオーブン」と「オーブン」の文字を含んでいる。また、画像G201の下側の画像G202は、「予熱なし」と「1段」の文字を含んでいる。また、画像G202の下側の画像G203は、「160℃」の加熱温度の文字を含んでいる。また、画像G203の下側の画像G204は、「23分00秒」の加熱時間の文字を含んでいる。また、画像G201の右上の画像G205は、矩形枠と25メニューのうちの何番目かを示す文字を含んでいる(図30では第21番目を表す「21/25」)。また、画像G204の下側に、画像G206(「<前へ」)、画像G207(「登録・変更」)、画像G208(「次へ>」)が左から右に横方向に並んで表示されている。
そして、図30に示す画像G207(「登録・変更」)を指でタッチして選択すると、図25に示すオリジナルメニューの登録・変更する項目を選択する画面に切り換わる。
次に、図25において、画像G34(「加熱条件」)を指でタッチして選択すると、図31に示す加熱条件の項目を選択する画面に切り換わる。
図31に示す加熱条件の項目を選択する画面には、画像G210〜G219が表示されている。表示画面の上側の画像G210は、押しピンの絵と「オリジナルメニュー登録」の文字を含んでいる。また、画像G210の下側の画像G211は、「ウォーターオーブン」と「オーブン」の文字を含んでいる。また、画像G211の左下側の画像G212は
、「予熱なし」と「1段」の文字を含んでいる。また、画像G212の左下側の画像G213は、「160℃」の加熱温度の文字を含んでいる。また、画像G213の左下側の画像G214は、「23分00秒」の加熱時間の文字を含んでいる。また、画像G211の右側の画像G215は、矩形枠と「変更」の文字を含んでいる。また、画像G212の右側の画像G216は、矩形枠と「変更」の文字を含んでいる。また、画像G213の右側の画像G217は、矩形枠と「変更」の文字を含んでいる。また、画像G214の右側の画像G218は、矩形枠と「変更」の文字を含んでいる。さらに、表示画面の右下側の画像G219は、全ての条件を削除するときに選択すべき画像であり、矩形枠と「全削除」の文字を含んでいる。
ここで、加熱条件の項目のうちの加熱時間だけを変更したいときは、図31に示す画像G218(「変更」)を指でタッチして選択すると、図18に示す加熱条件(加熱時間)を設定する画面に切り換わる。
そして、図18に示す画像G104−1(「10分」),画像G104−2(「1分」),画像G104−3(「10秒」),画像G104−4(「クリア」)の加熱時間設定キーを用い
て、加熱時間を変更した後、図18に示す画像G105(「決定」)を指でタッチして選択すると、図32に示すオリジナルメニュー登録の加熱条件の変更後の確認画面に切り換わる。
図32に示す加熱条件の項目を選択する画面には、画像G220〜G225が表示されている。画像G220〜G224は、図31に示す画像G210〜G214と同じであり、表示画面の下側中央の画像G225は、矩形枠と「登録」の文字を含んでいる。この図32では、加熱時間は、変更後の1時間59分に変わっている。
そして、図32に示す画像G225(「登録」)を指でタッチして選択すると、図30示すオリジナルメニューのうちの第21番目の画面(加熱時間のみが変更された画面)に切り換わる。
上記加熱調理器では、オリジナルメニューの加熱条件の加熱時間のみを変更する例について説明したが、図31に示す加熱条件の項目を選択する画面において、加熱モードを変更する画像G215(「変更」)を選択したり、予熱・段数を変更する画像G216(「変
更」)を選択したり、加熱温度を変更する画像G217(「変更」)を選択したりしてもよ
い。
例えば、蒸気を用いたオーブン加熱(またはグリル加熱)や蒸気を用いないオーブン加熱(またはグリル加熱)の場合に加熱モードを変更すると、予熱・段数、加熱温度、加熱時間のうちの加熱モードに関連する項目の変更の要否をカラー液晶パネル61に表示してユーザーが確認または変更可能なようにする。また、予熱・段数を変更すると、加熱温度、加熱時間のうちの予熱・段数に関連する項目の変更の要否をカラー液晶パネル61に表示してユーザーが確認または変更可能なようにし、加熱温度を変更すると、加熱モードに関連する項目として加熱時間の変更の要否をカラー液晶パネル61に表示してユーザーが確認または変更可能なようにする。ここで、加熱モードの変更により最大加熱温度と最大加熱時間が変わって、変更前の加熱温度,加熱時間が最大値を超えるような場合、加熱温度,加熱時間を最大値に設定するかまたはゼロにクリアする。
あるいは、マイクロ波を用いたレンジ加熱において、マイクロ波の出力電力と加熱時間のうちのマイクロ波の出力電力を変更すると、設定可能な最大加熱時間が変わるので、加熱時間(マイクロ波の電力に関連する項目)の変更の要否をカラー液晶パネル61に表示してユーザーが確認または変更可能なようにする。ここで、マイクロ波の出力電力を大きく
して、設定されている加熱時間が最大加熱時間(出力電力に対応)を越えたときは、加熱時間をゼロにする。
このように、上記加熱調理器によれば、オリジナルメニューの加熱条件の一部を変更するとき、オリジナルメニューの加熱条件のうちの変更する項目に関連する項目をカラー液晶パネル61に表示して変更可能に構成されていることによって、オリジナルメニューの加熱条件に対して確実かつ迅速な変更ができ、操作性を大幅に向上できる。
また、上記操作パネル5からの操作信号に基づいて、オリジナルメニュー設定部200aが、オリジナルメニュー記憶部200cから読み出されたオリジナルメニューの加熱条件のうちの一部の項目を変更したとき、オリジナルメニューの加熱条件のうちの上記変更した項目に関連する項目をカラー液晶パネル61に表示させて、上記変更した項目に関連する項目についてユーザーによる確認または変更を行うことで、変更された上記オリジナルメニューの加熱条件をオリジナルメニュー記憶部200cに記憶された変更前のオリジナルメニューの加熱条件と置き換え可能に構成されているので、オリジナルメニューの加熱条件の変更がより確実にできる。
また、オリジナルメニューの加熱条件のうちの上記変更する項目に関連する項目が、上記変更した項目の変更によって、ユーザーの確認が必要となった項目、または、変更してもよい項目、または、変更すべき項目であるので、オリジナルメニューの加熱条件をより確実に変更することができる。例えば、上記ユーザーの確認が必要となった項目(または
変更してもよい項目)としては、加熱温度の変更に対する加熱時間であり、上記変更すべ
き項目としては、加熱モードの変更に対する予熱,段数,加熱温度,加熱時間である。
また、オリジナルメニュー設定部200aにより変更されたオリジナルメニューの加熱
条件で加熱調理制御部200hにより加熱調理を行った後に、加熱調理を行ったオリジナ
ルメニューの加熱条件を、オリジナルメニュー記憶部200cに記憶された変更前のオリ
ジナルメニューの加熱条件と置き換えるか否かを選択可能に構成されていることによって、変更された同じオリジナルメニューを次に調理するとき、オリジナルメニュー記憶部200cに記憶された変更後のオリジナルメニューの加熱条件を読み出して加熱調理ができるので、利便性を向上できる。
また、過熱蒸気生成ヒータ20または蒸気の少なくとも一方を用いて被加熱物の加熱を行う場合、加熱モードと、加熱温度と、加熱時間とを含む加熱条件の一部を変更可能とすることによって、自由度の高いオリジナルメニューの加熱条件でヒータまたは蒸気の少なくとも一方を用いた加熱調理を行うことができる。上記実施の形態では、様々な加熱モードを備えた加熱調理器について説明したが、少なくともオーブン加熱または蒸し加熱のいずれかの加熱モードであればよい。
また、マイクロ波を用いて被加熱物の加熱を行う場合、マイクロ波の出力電力と、マイクロ波を被加熱物に照射する時間とを含む加熱条件の一部を変更可能とすることによって、自由度の高いオリジナルメニューの加熱条件でマイクロ波を用いた加熱調理を行うことができる。
図33〜図47は制御装置200の動作を説明するためのフローチャートである。
この図33〜図47に示す制御装置200の動作は、ユーザーがオリジナルメニューを登録・変更するための画面制御である。なお、上記画面制御は、カラー液晶パネル61が図7に示すトップ操作画面を表示している状態でスタートするものとする。なお、図33〜図47の各ステップおいて、戻るキー71(図3,図6に示す)が押されると、直前の画
面に戻るようになっている。
まず、制御装置200の画面制御の処理がスタートすると、図33に示すステップS1において、カラー液晶パネル61に図7に示すトップ操作画面を表示する。
次に、ステップS2に進み、「マイメニュー」(図7に示す画像G7)の選択有りと判定すると、図34に示すステップS11(「マイメニュー」の登録変更の操作)に進む一方、「マイメニュー」の選択がないと判定すると、ステップS3に進む。つまり、ステップS2では、画像G7(図7に示す)に重なるタッチパネル62(図4に示す)に対して、タッチが有ったか否かを判定する。
次に、ステップS3でその他の項目(図7に示す画像G1,G2,G4〜G6,G8,G9
A,G9B)の選択有りと判定すると、その他の選択項目の処理を行う。一方、その他の項目の選択がないと判定すると、ステップS2に戻り、ステップS2,S3を繰り返す。
次に、図34に示すステップS11では、図8に示す「マイメニュー」の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS12に進み、「お気に入りメニュー」(図8に示す画像G11)の選択有りと判定すると、お気に入りメニューの処理に進む一方、「お気に入りメニュー」の選択がないと判定すると、ステップS13に進む。
次に、ステップS13で「オリジナルメニュー」(図8に示す画像G13)の選択有りと判定すると、図35に示すステップS21に進む(オリジナルメニューの処理)。
一方、ステップS13で「オリジナルメニュー」の選択がないと判定すると、ステップS14に進み、「登録・変更」(図8に示す画像G14)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS14で「登録・変更」の選択有りと判定すると、図36に示すステップS20に進む(オリジナルメニューの登録変更の処理)。一方、ステップS14で「登録・変更」の選択がないと判定すると、ステップS12に戻り、ステップS12〜S14を繰り返す。
〔オリジナルメニューの選択処理〕
次に、図35に示すステップS21では、図9または図27に示す「オリジナルメニュー登録」の画面をカラー液晶パネル61に表示する。図9では、オリジナルメニュー記憶部200cに記憶された25メニューのうちの第1番目のオリジナルメニューの選択画面(オリジナルメニュー情報が未登録)を表示している。
次に、ステップS22に進み、「次へ>」(図9に示す画像G25または図27に示す
画像G173)の選択有りと判定すると、ステップS26に進み、メニュー番号を1つ進
める順送りをした後、ステップS21に戻る。
一方、ステップS22で「次へ>」の選択がないと判定すると、ステップS23に進み、「登録・変更」の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS23で「登録・変更」(図9に示す画像G24)の選択有りと判定すると、図39に示すステップS61(オリジナルメニューの登録・変更する項目の選択)に進む。
一方、ステップS23で「登録・変更」の選択がないと判定すると、ステップS24に進み、「<前へ」の選択有りと判定すると、ステップS27に進み、メニュー番号を1つ戻した後、ステップS21に戻る。
また、ステップS24で「<前へ」(図9に示す画像G23または図27に示す画像G
171)の選択がないと判定すると、ステップS25に進み、「決定」の選択有りか否か
を判定する。ここで、オリジナルメニュー記憶部200cに記憶された25メニューのう
ちのオリジナルメニュー加熱条件が未登録のものでは、図9に示すように画像G24(「
登録・変更」)が表示され、オリジナルメニュー加熱条件が登録済みのものでは、図27
に示すように画像G172(「決定」)が表示されて、「決定」の選択が可能になる。
そして、ステップS25で「決定」の選択有りと判定すると、図37に示すステップS31(オリジナルメニューの加熱開始)に進む。一方、ステップS25で「決定」の選択がないと判定すると、ステップS22に戻り、ステップS22〜S24(またはS22〜S
25)を繰り返す。
〔オリジナルメニューの登録・変更の選択処理〕
次に、図36に示すステップS20では、図9に示す「オリジナルメニュー登録」の画面をカラー液晶パネル61に表示する。図9では、25メニューのうちの第1番目のオリジナルメニューの選択画面(オリジナルメニュー情報が未登録)を表示している。
このステップS20以降のオリジナルメニューの登録・変更の選択処理は、図35に示すオリジナルメニューの選択処理とステップS25がないのを除いて同様の処理を行う。
〔オリジナルメニューの加熱開始の処理〕
次に、図37に示すステップS31では、図28に示すオリジナルメニューの加熱開始の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS32に進み、上向きキー(図28に示す画像G183(逆V字状の印))の選択有りと判定すると、ステップS41に進み、加熱温度を所定温度だけ上げてステップS32に戻る。
一方、ステップS32で、上向きキー(逆V字状の印)の選択がないと判定すると、ステップS33に進み、下向きキー(図28に示す画像G184(V字状の印))の選択有りと判定すると、ステップS41に進み、加熱温度を所定温度だけ下げてステップS32に戻る。
また、ステップS33で、下向きキー(V字状の印)の選択がないと判定すると、ステップS34に進む。
そして、ステップS34で「あたためスタート」キー74(図6に示す)が押されたと判定すると、図38に示すステップS51(加熱調理中)に進む一方、「あたためスタート」キー74が押されていないと判定すると、ステップS35に進む。
次に、ステップS35で「クリア」キー(図28に示す画像G186−4)の選択有りと判定すると、ステップS42に進み、加熱時間Tをクリアして0分00秒とし、ステップS32に戻る。
一方、ステップS35で「クリア」キーの選択がないと判定すると、ステップS36に進む。
次に、ステップS36で「10分」キー(図28に示す画像G186−1)の選択有りと判定すると、ステップS43に進み、加熱時間Tに10分を加算して、ステップS32に戻る。一方、ステップS36で「10分」キーの選択がないと判定すると、ステップS37に進み、「1分」キー(図28に示す画像G186−2)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS37で「1分」キー(画像G186−2)の選択有りと判定すると、ステップS44に進み、加熱時間Tに1分を加算して、ステップS32に戻る。一方、ステップS37で「1分」キーの選択がないと判定すると、ステップS38に進み、「10秒」キー(図28に示す画像G186−3)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS38で「10秒」キー(画像G186−3)の選択有りと判定すると、ステップS45に進み、加熱時間Tに10秒を加算して、ステップS32に戻る。一方、ステップS38で「10秒」キーの選択がないと判定すると、ステップS32に戻り、ステップS32〜S38を繰り返す。
〔オリジナルメニューの加熱調理中の処理〕
次に、図38に示すステップS51では、図29に示すオリジナルメニューの加熱調理中の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS52に進み、加熱調理運転を開始して、ステップS53に進み、「温度変更」キー(図29に示す画像G193)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS53で「温度変更」キー(画像G193)の選択有りと判定すると、ステップS56に進み、加熱温度の変更を行ってステップS53に戻る。
一方、ステップS53で「温度変更」キー(画像G193)の選択がないと判定すると、ステップS54に進み、「庫内灯」キー(図29に示す画像G194)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS54で「庫内灯」キー(画像G194)の選択有りと判定すると、ステップS57に進み、庫内灯を点灯させてステップS53に戻る。
一方、ステップS54で「庫内灯」キー(画像G194)の選択がないと判定すると、ステップS55に進み、加熱調理が終了したか否かを判定する。
そして、ステップS55で加熱調理が終了したと判定すると、この処理を終了する一方、加熱調理が終了していないと判定すると、ステップS53に戻り、ステップS53〜S55を繰り返す。
〔オリジナルメニューの登録・変更する項目の選択処理〕
次に、図39に示すステップS61では、図10に示すオリジナルメニューの登録・変更する項目の選択画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS62に進み、「メニュー名」(図10に示す画像G32)の選択有りと判定すると、図40に示すステップS71(メニュー名の手書き入力)に進む。一方、ステップS62で「メニュー名」の選択がないと判定すると、ステップS63に進む。
次に、ステップS63で、「写真」(図10に示す画像G33)の選択有りと判定すると、図46に示すステップS141(写真の入力)に進む。一方、ステップS63で「写真」の選択がないと判定すると、ステップS64に進む。
次に、ステップS64で、「加熱条件」(図10に示す画像G34)の選択有りと判定すると、図41に示すステップS80に進む。一方、ステップS64で「加熱条件」の選択がないと判定すると、ステップS65に進む。
次に、ステップS65で、「登録完了」(図25に示す画像G35)の選択有りと判定すると、ステップS69に進み、図26に示すオリジナルメニューの登録完了画面を2秒間表示した後、図35に示すステップS21に戻る。
一方、ステップS65で、「登録完了」(画像G35)の選択がないと判定すると、ステップS66に進み、「削除する」(図25に示す画像G36)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS66で「削除する」(画像G36)の選択有りと判定すると、ステップS70に進み、削除処理を行ってステップS61に戻る。ここで、削除処理とは、25メニューのオリジナルメニュー情報のうちの該当するメニューのオリジナルメニュー情報をクリアして、未登録とすることである。
一方、ステップS66で「削除する」(画像G36)の選択がないと判定すると、ステップS67に進み、「このメニューを先頭に移動する」(図25に示す画像G37)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS67で「このメニューを先頭に移動する」(画像G37)の選択有りと判定すると、ステップS68に進み、オリジナルメニュー並べ替え部200gによりメ
ニューの移動処理を行って図35に示すステップS21に戻る。ここで、メニューの移動処理とは、現在の表示順序が第N番目(Nは2〜25の整数)のオリジナルメニュー情報を選択したとき、オリジナルメニュー並べ替え部200gによって、表示順序が第1番目〜
第(N−1)番目のオリジナルメニュー情報の夫々の表示順序を1つ繰り下げて、選択された第N番目のオリジナルメニュー情報の表示順序を第1番目に変更することである。
一方、ステップS67で「このメニューを先頭に移動する」(画像G37)の選択がないと判定すると、ステップS62に戻り、ステップS62〜S67を繰り返す。
〔メニュー名の手書き入力処理〕
次に、図40に示すステップS71では、図11に示すメニュー名を登録する画面をカラー液晶パネル61に表示する。なお、この図40のステップS71〜S77は手書き画像入力部200eによって処理される。
次に、ステップS72に進み、手書き入力有りと判定すると、ステップS73に進み、手書き入力処理を行ってステップS74に進む。
一方、ステップS72で手書き入力なしと判定すると、ステップS73をスキップしてステップS74に進む。
次に、ステップS74で「決定」(図11に示す画像G46)の選択有りと判定すると、ステップS75に進む一方、「決定」(画像G46)の選択がないと判定すると、ステップS72に戻る。
〔メニュー名の登録処理〕
そして、図40に示すステップS75で図12に示すメニュー名の登録画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS76で「はい」(図12に示す画像G52)の選択有りと判定すると、図39のステップS61(オリジナルメニューの登録・変更する項目の選択)に戻る。
一方、ステップS76で「はい」(画像G52)の選択がないと判定すると、ステップS77に進み、「いいえ」(図12に示す画像G53)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS77で「いいえ」(画像G53)の選択有りと判定すると、ステップS71に戻る一方、「いいえ」(画像G53)の選択がないと判定すると、ステップS76に戻り、ステップS76,S77を繰り返す。
〔加熱モードの選択処理〕
次に、図41に示すステップS80では、加熱条件が登録済みと判定すると、図48に示すステップS161に進む一方、加熱条件が登録済みでないと判定すると、ステップS81に進む。
次に、ステップS81では、図14に示す加熱モードの選択画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS82に進み、「ウォーターオーブン」(図14に示す画像G63)の選択有りと判定すると、ステップS84に進む一方、「ウォーターオーブン」(画像G63)の選択がないと判定すると、ステップS83に進む。
次に、ステップS83でその他の選択有りと判定すると、その他の選択された処理を行う一方、その他の選択がないと判定すると、ステップS82に戻る。
〔ウォーターオーブンの選択処理〕
そして、図41に示すステップS84で図15に示すウォーターオーブンの選択画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS85に進み、「オーブン」(図15に示す画像G72)の選択有りと判定すると、図42に示すステップS91に進む一方、「オーブン」(画像G72)の選択がないと判定すると、ステップS86に進む。
次に、ステップS86で「ケーキ」(図15に示す画像G73)の選択有りと判定すると、ケーキの設定処理に進む一方、「ケーキ」(画像G73)の選択がないと判定すると、ステップS87に進む。
次に、ステップS87で「パン・シュー」(図15に示す画像G74)の選択有りと判定すると、パン・シューの設定処理に進む一方、「パン・シュー」(画像G74)の選択がないと判定すると、ステップS85に戻り、ステップS85〜S87を繰り返す。
〔オーブンの予熱と段数の選択処理〕
次に、図42に示すステップS91で図16に示すオーブンの予熱と段数の選択画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS92に進み、「予熱あり」(図16に示す画像G82)の選択有りと判定すると、ステップS101に進み、予熱ありの設定をしてステップS92に戻る。一方
、ステップS92で「予熱あり」(画像G82)の選択がないと判定すると、ステップS93に進む。
次に、ステップS93で、「予熱なし」(図16に示す画像G83)の選択有りと判定すると、ステップS102に進み、予熱なしの設定をしてステップS92に戻る。一方、ステップS93で「予熱なし」(画像G83)の選択がないと判定すると、ステップS94に進む。
次に、ステップS94で、「1段」(図16に示す画像G84)の選択有りと判定すると、ステップS103に進み、調理の段数を1段に設定してステップS92に戻る。一方、ステップS94で「1段」(画像G84)の選択がないと判定すると、ステップS95に進む。
次に、ステップS95で、「2段」(図16に示す画像G85)の選択有りと判定すると、ステップS104に進み、調理の段数を2段に設定してステップS92に戻る。一方、ステップS95で「2段」(画像G85)の選択がないと判定すると、ステップS96に進む。
次に、ステップS96で、「決定」(図16に示す画像G86)の選択有りと判定すると、図43に示すステップS111(加熱温度の設定)に進む一方、ステップS96で「決定」(画像G86)の選択がないと判定すると、ステップS92に戻り、ステップS92〜S96を繰り返す。
〔加熱温度の設定処理〕
次に、図43に示すステップS111で図17に示す加熱温度の設定画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS112に進み、上向きキー(図17に示す画像G94(逆V字状の印))の選択有りと判定すると、ステップS115に進み、加熱温度を所定温度だけ上げてステップS112に戻る。
一方、ステップS112で、上向きキー(画像G94)の選択がないと判定すると、ステップS113に進み、下向きキー(図17に示す画像G95(V字状の印))の選択有りと判定すると、ステップS115に進み、加熱温度を所定温度だけ下げてステップS112に戻る。
また、ステップS113で、下向きキー(画像G95)の選択がないと判定すると、ステップS114に進み、「決定」(図17に示す画像G96)の選択有りと判定すると、図44に示すステップS121(加熱時間の設定)に進む。
一方、ステップS114で「決定」(画像G96)の選択がないと判定すると、ステップS112に戻り、ステップS112〜S114を繰り返す。
〔加熱時間の設定処理〕
次に、図44に示すステップS121で図18に示す加熱時間の設定画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS122に進み、「決定」(図18に示す画像G105)の選択有りと判定すると、図45に示すステップS131(加熱条件の画面表示)に進む。
一方、ステップS122で「決定」(画像G105)の選択がないと判定すると、ステップS123に進む。
次に、ステップS123で「クリア」キー(図18に示す画像G104−4)の選択有りと判定すると、ステップS130に進み、加熱時間Tをクリアして0分00秒とし、ステップS122に戻る。
一方、ステップS123で「クリア」キーの選択がないと判定すると、ステップS124に進む。
次に、ステップS124で「10分」キー(図18に示す画像G104−1)の選択有りと判定すると、ステップS127に進み、加熱時間Tに10分を加算して、ステップS122に戻る。一方、ステップS124で「10分」キーの選択がないと判定すると、ステップS125に進み、「1分」キー(図18に示す画像G104−2)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS125で「1分」キー(画像G104−2)の選択有りと判定すると、ステップS128に進み、加熱時間Tに1分を加算して、ステップS122に戻る。一方、ステップS125で「1分」キーの選択がないと判定すると、ステップS126に進み、「10秒」キー(図18に示す画像G104−3)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS126で「10秒」キー(画像G104−3)の選択有りと判定すると、ステップS129に進み、加熱時間Tに10秒を加算して、ステップS122に戻る。一方、ステップS126で「10秒」キーの選択がないと判定すると、ステップS122に戻り、ステップS122〜S126を繰り返す。
〔加熱条件の画面表示の処理〕
次に、図45に示すステップS131で図19に示す加熱条件の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS132に進み、「登録」(図19に示す画像G115)の選択有りと判定すると、図39に示すステップS61(オリジナルメニューの登録・変更する項目の選
択)に戻る一方、「登録」(画像G115)の選択がないと判定すると、ステップS132
を繰り返す。
〔写真入力の処理〕
次に、図46に示すステップS141で図21に示す写真を入力するときの画面をカラー液晶パネル61に表示する。なお、この図46のステップS141〜S148は写真データ入力部200bによって処理される。
次に、ステップS142に進み、「赤外線受信スタート」(図21に示す画像G121)の選択有りと判定すると、ステップS143に進む一方、「赤外線受信スタート」(画像
G121)の選択がないと判定すると、ステップS142を繰り返す。
次に、ステップS143で図22に示す受信待ち中の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS144に進み、「中止」(図22に示す画像G133)の選択有りと判定すると、受信中止の処理に進む一方、「中止」(画像G133)の選択がないと判定すると、ステップS145に進む。
そして、ステップS145で受信開始と判定すると、ステップS146に進む一方、受信開始でないと判定すると、ステップS144に戻る。
次に、ステップS146で図23に示す受信中の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS147に進み、「中止」(図23に示す画像G142)の選択有りと判定すると、受信中止の処理に進む一方、「中止」(画像G142)の選択がないと判定すると、ステップS148に進む。
そして、ステップS148で受信終了と判定すると、図47に示すステップS151(
写真の受信が完了したときの画面)に進む一方、受信終了でないと判定すると、ステップ
S147に戻る。
次に、ステップS151で図24に示す写真の受信が完了したときの画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS152に進み、「再送信」(図24に示す画像G152)の選択有りと判定すると、図46に示すステップS141(写真の入力)に戻る一方、「再送信」(画像
G152)の選択がないと判定すると、ステップS133に進む。
そして、ステップS133で「登録」(図24に示す画像G153)の選択有りと判定すると、図39に示すステップS61(オリジナルメニューの登録・変更する項目の選択)に進む一方、「登録」(画像G153)の選択がないと判定すると、ステップS152に戻り、ステップS152,S153を繰り返す。
〔加熱条件の一部変更の処理〕
次に、オリジナルメニューのうちの加熱条件の一部を変更する場合について図48, 図49に示すフローチャートを用いて説明する。
図41に示すステップS80で加熱条件が登録済みであると判定すると、図48に示すステップS161に進む。
そして、ステップS161で図31に示すオリジナルメニュー登録の加熱条件の項目を選択する画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS162に進み、加熱モードの画像G215(「変更」)の選択有りと判定すると、加熱モードの変更の処理に進む(図15,図41のステップS81〜S87参照)。
一方、ステップS162で加熱モードの画像G215(「変更」)の選択がないと判定すると、ステップS163に進み、予熱・段数の画像G216(「変更」)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS163で予熱・段数の画像G216(「変更」)の選択有りと判定すると、予熱・段数の変更の処理に進む(図16,図42のステップS91〜S96,S10
1〜S104参照)。
一方、ステップS163で予熱・段数の画像G216(「変更」)の選択がないと判定す
ると、ステップS164に進み、加熱温度の画像G217(「変更」)の選択有りか否かを判定する。
ステップS164で加熱温度の画像G217(「変更」)の選択有りと判定すると、加熱温度の変更の処理に進む(図17,図43のステップS111〜S115参照)。
一方、ステップS164で加熱温度の画像G217(「変更」)の選択がないと判定すると、ステップS165に進み、加熱時間の画像G218(「変更」)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS165で加熱時間の画像G218(「変更」)の選択有りと判定すると、図49に示すステップS171に進む一方、加熱時間の画像G218(「変更」)の選択がないと判定すると、ステップS162に戻り、ステップS162〜S165を繰り返す。
次に、図49に示すステップS171では、図18に示すオリジナルメニュー登録の加熱時間の設定画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS172に進み、「決定」(図18に示す画像G105)の選択有りと判定すると、図45に示すステップS131(加熱条件の画面表示)に進む。
一方、ステップS172で「決定」(画像G105)の選択がないと判定すると、ステップS173に進む。
次に、ステップS173で「クリア」キー(図18に示す画像G104−4)の選択有りと判定すると、ステップS180に進み、加熱時間Tをクリアして0分00秒とし、ステップS172に戻る。
一方、ステップS173で「クリア」キーの選択がないと判定すると、ステップS174に進む。
次に、ステップS174で「10分」キー(図18に示す画像G104−1)の選択有りと判定すると、ステップS177に進み、加熱時間Tに10分を加算して、ステップS172に戻る。一方、ステップS174で「10分」キーの選択がないと判定すると、ステップS175に進み、「1分」キー(図18に示す画像G104−2)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS175で「1分」キー(画像G104−2)の選択有りと判定すると、ステップS178に進み、加熱時間Tに1分を加算して、ステップS172に戻る。一方、ステップS175で「1分」キーの選択がないと判定すると、ステップS176に進み、「10秒」キー(図18に示す画像G104−3)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS176で「10秒」キー(画像G104−3)の選択有りと判定すると、ステップS179に進み、加熱時間Tに10秒を加算して、ステップS172に戻る。一方、ステップS176で「10秒」キーの選択がないと判定すると、ステップS172に戻り、ステップS172〜S176を繰り返す。
上記加熱調理器によれば、オリジナルメニュー設定部200aにより設定されたオリジ
ナルメニュー情報(メニュー名,加熱条件)と、写真データ入力部200bにより入力された写真データとを対応づけてオリジナルメニュー記憶部200cに記憶し、操作パネル5か
らの操作信号に基づいて、オリジナルメニュー記憶部200cに写真データと対応づけて
夫々が記憶された複数のオリジナルメニュー情報の中から、加熱調理を実行しようとするオリジナルメニュー情報をオリジナルメニュー選択部200dにより選択することによっ
て、オリジナルメニューに関する写真データに対応づけられたオリジナルメニュー情報を容易に識別して選択することが可能になる。したがって、オリジナルメニューの調理情報(メニュー名,写真,加熱条件など)を登録して利用することができ、操作性,利便性を大幅
に向上できる。
また、上記操作パネル5からの操作信号に基づいて、オリジナルメニュー設定部200aによりオリジナルメニューの名称を設定するので、オリジナルメニューの名称が付与されたオリジナルメニュー情報を識別しやすくなり、より容易に所望のオリジナルメニューを選択することができる。
また、上記操作パネル5からの操作信号に基づいて、手書き画像入力部200eにより
手書き入力されたオリジナルメニューの名称を、オリジナルメニュー設定部200aによ
り設定するので、ひらがなキーやローマ字キーによる入力操作に比べて、オリジナルメニューの名称の入力作業が簡便になり、操作性が向上する。
また、上記操作パネル5からの操作信号に基づいて、オリジナルメニュー表示制御部200fによりカラー液晶表示部6に写真と対応づけられた画像が順次表示される複数のオリジナルメニュー情報の中から、加熱調理を実行しようとするオリジナルメニュー情報をオリジナルメニュー選択部200dにより選択することによって、オリジナルメニュー情報をより容易に選択することが可能になる。
また、上記操作パネル5からの操作信号に基づいて、オリジナルメニュー表示制御部200fにより25のオリジナルメニュー情報を表す画像がカラー液晶表示部6に順次表示される。このとき、表示順序が第N番目(Nは2〜25の整数)のオリジナルメニュー情報を選択すると、オリジナルメニュー並べ替え部200gは、表示順序が第1番目〜第(N−1)番目のオリジナルメニュー情報の夫々の表示順序を1つ繰り下げて、選択された第N番目のオリジナルメニュー情報の表示順序を第1番目に変更する。このように、第1番目〜第25番目の表示順序で並んだ25のオリジナルメニュー情報において、任意に選んだ1つのオリジナルメニュー情報を先頭に移動させるので、この単純な並べ替えを繰り返すことによって、オリジナルメニュー情報の表示順序を自由に変更できる。
また、上記カラー液晶パネル61の前面に配置されたタッチパネル62を、ユーザーの指またはペン状物体の接触により操作することによって、表示内容と操作が一体となって操作性がさらに向上する。
上記実施の形態では、タッチパネル62を有する操作パネル5を操作部として用いた加熱調理器について説明したが、操作部はこれに限らず、複数の押ボタンやロータリースイッチなどで構成された操作部を備えた加熱調理器にこの発明を適用してもよい。
また、この発明の加熱調理器としては、例えば、過熱水蒸気を使用するオーブンレンジのみならず、過熱水蒸気を使用するオーブン、過熱水蒸気を使用しないオーブンレンジ、過熱水蒸気を使用しないオーブンなどがある。
この発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、本発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるの
で、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱庫内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱庫内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
〔付記事項1〕
本発明の一態様に係る発明は、加熱調理に関する情報を表示する表示部と、
ユーザーにより操作されて操作信号を出力する操作部と、
上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記ユーザーにより創作されたオリジナルメニューの加熱条件を設定する加熱条件設定部と、
上記加熱条件設定部により設定された上記オリジナルメニューの加熱条件を記憶する加熱条件記憶部と、
上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記加熱条件記憶部に記憶された上記オリジナルメニューの加熱条件のうちの少なくとも一部を変更可能な加熱条件変更部と
を備え、
上記加熱条件変更部は、上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記加熱条件記憶部から読み出された上記オリジナルメニューの加熱条件のうちの一部の項目を変更したとき、上記オリジナルメニューの加熱条件のうちの変更した項目に関連する項目を変更可能に構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、加熱条件変更部は、ユーザーにより操作された操作部からの操作信号に基づいて、加熱条件記憶部に記憶されたオリジナルメニューの加熱条件のうちの一部の項目を変更したとき、オリジナルメニューの加熱条件のうちの変更した項目に関連する項目を変更可能に構成されていることによって、オリジナルメニューの加熱条件のうちの一部を変更することが可能となると共に、変更した項目に関連する項目についてのみ変更可能にするので、オリジナルメニューの加熱条件に対して確実かつ迅速な変更ができ、操作性を大幅に向上できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記加熱条件変更部が、上記加熱条件記憶部から読み出された上記オリジナルメニューの加熱条件のうちの一部の項目を変更したとき、上記オリジナルメニューの加熱条件のうちの上記変更した項目に関連する項目を上記表示部に表示させて、上記変更した項目に関連する項目について上記ユーザーによる確認または変更を行うことで、変更された上記オリジナルメニューの加熱条件を上記加熱条件記憶部に記憶された変更前の上記オリジナルメニューの加熱条件と置き換え可能に構成されている。
上記実施形態によれば、操作部からの操作信号に基づいて、加熱条件変更部が、加熱条件記憶部に記憶されたオリジナルメニューの加熱条件のうちの一部の項目を変更したとき、オリジナルメニューの加熱条件のうちの上記変更した項目に関連する項目を表示部に表示させて、上記変更した項目に関連する項目についてユーザーによる確認または変更を行うことで、変更された上記オリジナルメニューの加熱条件を加熱条件記憶部に記憶された変更前のオリジナルメニューの加熱条件と置き換え可能に構成されているので、オリジナルメニューの加熱条件の変更がより確実にできる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記オリジナルメニューの加熱条件のうちの上記変更した項目に関連する項目は、上記変更した項目の変更によって、上記ユーザーの確認が必要となった項目、または、変更してもよい項目、または、変更すべき項目である。
上記実施形態によれば、オリジナルメニューの加熱条件のうちの一部である変更する項目に関連する項目が、上記変更した項目の変更によって、ユーザーの確認が必要となった項目、または、変更してもよい項目、または、変更すべき項目であるので、オリジナルメニューの加熱条件をより確実に変更できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記オリジナルメニューの加熱条件で加熱調理を行う加熱調理制御部を備え、上記加熱条件変更部は、上記加熱条件変更部により変更された上記オリジナルメニューの加熱条件で上記加熱調理制御部により加熱調理を行った後に、加熱調理を行った上記オリジナルメニューの加熱条件を、上記加熱条件記憶部に記憶された変更前の上記オリジナルメニューの加熱条件と置き換えるか否かを選択可能に構成されている。
上記実施形態によれば、加熱条件変更部により変更されたオリジナルメニューの加熱条件で加熱調理制御部により加熱調理を行った後に、加熱調理を行ったオリジナルメニューの加熱条件を、加熱条件記憶部に記憶された変更前のオリジナルメニューの加熱条件と置き換えるか否かを選択可能に構成されていることによって、変更された同じオリジナルメニューを次に調理するとき、加熱条件記憶部に記憶された変更後のオリジナルメニューの加熱条件を読み出して加熱調理ができるので、利便性を向上できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記加熱条件設定部により設定される上記オリジナルメニューの加熱条件は、ヒータまたは蒸気の少なくとも一方を用いて被加熱物の加熱を行う場合、少なくともオーブン加熱または蒸し加熱のいずれかの加熱モードと、加熱温度と、加熱時間とを含む。
上記実施形態によれば、ヒータまたは蒸気の少なくとも一方を用いて被加熱物の加熱を行う場合、少なくともオーブン加熱または蒸し加熱のいずれかの加熱モードと、加熱温度と、加熱時間とを含む加熱条件の一部を変更可能とすることによって、自由度の高いオリジナルメニューの加熱条件でヒータまたは蒸気の少なくとも一方を用いた加熱調理を行うことができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記加熱条件設定部により設定される上記オリジナルメニューの加熱条件は、マイクロ波を用いて被加熱物の加熱を行う場合、上記マイクロ波の出力電力と、上記マイクロ波を上記被加熱物に照射する時間とを含む。
上記実施形態によれば、マイクロ波を用いて被加熱物の加熱を行う場合、マイクロ波の出力電力と、マイクロ波を被加熱物に照射する時間とを含む加熱条件の一部を変更可能とすることによって、自由度の高いオリジナルメニューの加熱条件でマイクロ波を用いた加熱調理を行うことができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記操作部は、上記表示部の前面に配置され、上記ユーザーの指またはペン状物体の接触により操作されるタッチパネルを含む。
上記実施形態によれば、表示部の前面に配置されたタッチパネルを、ユーザーの指またはペン状物体の接触により操作することによって、表示内容と操作が一体となって操作性がさらに向上する。
以上より明らかなように、この発明の加熱調理器によれば、オリジナルメニューの加熱条件に対して確実かつ迅速な変更ができ、操作性を大幅に向上できる加熱調理器を実現することができる。
〔付記事項2〕
本発明の一態様に係る発明の課題は、オリジナルメニューの加熱条件を確実かつ迅速に登録することができ、操作性を大幅に向上できる加熱調理器を提供することにある。
本発明の一態様に係る発明は、
加熱調理に関する情報を表示する表示部と、
ユーザーにより操作されて操作信号を出力する操作部と、
上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記ユーザーにより設定された加熱条件を設定する加熱条件設定部と、
上記加熱条件設定部により設定された加熱条件を記憶する加熱条件記憶部とを備え、
上記加熱条件は、少なくとも加熱温度または加熱出力、加熱時間であり、上記表示部に、加熱温度または加熱出力、加熱時間を表示させ、
上記表示部に加熱温度または加熱出力を設定する操作キーを表示させ、上記操作キーを選択することで上記加熱温度または加熱出力を設定可能にするとともに、設定された加熱温度または加熱出力を表示し、
上記表示部に加熱時間を設定する操作キーを表示させ、上記操作キーを選択することで上記加熱時間を設定可能にするとともに、設定された加熱時間を表示し、
上記表示部に、上記加熱温度または加熱出力を設定し表示する画面と、上記加熱時間を設定し表示する画面とを切り替えて表示するよう構成されており、
上記操作部は、上記表示部に表示される操作キーとは別に、上記表示部とは異なる場所に戻るキーを備え、
上記戻るキーが操作されると、上記表示部に表示されている画面を直前の画面に切り替えることを特徴とする加熱調理器。
以上より明らかなように、この発明の加熱調理器によれば、加熱条件を確実かつ迅速に変更することができ、操作性を大幅に向上できる加熱調理器を実現することができる。