JP5977315B2 - 透過型砂防ダム - Google Patents

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Description

本発明は、平常時及び中小洪水時には土砂を下流側に流化させ、土石流発生時には、巨礫や流木の下流側への流出を防止する透過型砂防ダムに関する。
特開2003−138545号公報には、袖部間に複数の柱材を間隔をおいて立設し、複数の柱材の上流側にワイヤロープを張り渡しワイヤロープの端部を袖部に固定した透過型砂防ダムが開示されている。
特開2004−60388号公報には、袖部間に間隔をおいて垂直に構築された複数の受梁の上流側に鋼管からなる緩衝桁を配置し、巨礫や流木の衝突による衝突エネルギーを緩衝する透過型砂防ダムが開示されている。
特開2003−138545号公報 特開2004−60388号公報
しかしながら、従来の透過型砂防ダムは、大規模の土石流が発生した場合の耐久性に問題があり、構築に多くの時間と費用が必要であるという問題がある。
本発明は、従来技術の持つ問題を解決する、構造が簡単で構築費用も低価格で大規模な土石流が発生しても耐久性のある透過型砂防ダムを提供することを目的とする。
本発明の透過型砂防ダムは、前記課題を解決するために、袖部間の上流側に所定間隔をおいて打設される複数の前方鋼管と、袖部間の下流側に所定間隔をおいて打設される複数の後方鋼管と、前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管とを連結する連結部材と、前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管の上流側に沿うように又は各鋼管に巻きつけて配置される両端を前記袖部に固定したアンカー部材に連結されえる少なくとも1本のワイヤロープと、を備え、前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管を下流側に凹になるように湾曲配列して打設し前記連結部材がトラス構造を構成することを特徴とする。
また、本発明の透過型砂防ダムは、前記連結部材が高さを変えて複数段配置されることを特徴とする。
また、本発明の透過型砂防ダムは、前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管を打設した地盤に上流側先端部が上流側に傾斜した基礎コンクリートを打設することを特徴とする。
袖部間の上流側に所定間隔をおいて打設される複数の前方鋼管と、袖部間の下流側に所定間隔をおいて打設される複数の後方鋼管と、前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管とを連結する連結部材と、前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管の上流側に沿うように又は各鋼管に巻きつけて配置される両端を前記袖部に固定したアンカー部材に連結されえる少なくとも1本のワイヤロープと、を備え、前記複数の前方鋼管と前記複数の鋼管を下流側に凹になるように湾曲配列して打設し前記連結部材がトラス構造を構成することで、構築が容易で、複数の鋼管がトラス構造で連結されているので、大規模な土石流による巨礫の衝突も複数本の鋼管全体でその衝撃を受け止めるこことで耐久性のある透過型砂防ダムとすることが可能となり、複数の前方鋼管と複数の後方鋼管の上流側に沿うように又は各鋼管に巻きつけて少なくとも1本のワイヤロープを配置し、前記ワイヤロープの両端を前記袖部に固定したアンカー部材に連結することで、トラス構造で連結された複数の鋼管と共同して土石流による流木、巨礫の下流への流出を防止することが可能となり、複数の前方鋼管と複数の後方鋼管を下流側に凹になるように湾曲配列して打設することで
土石流の発生による巨礫との衝突による衝撃力をトラス構造に連結された複数の鋼管が最大限の抵抗力を発揮して耐えることが可能となる。
連結部材が高さを変えて複数段配置されることで、より耐久性の高い透過型砂防ダムとすることが可能となる。
複数の前方鋼管と複数の後方鋼管を打設した地盤に上流側先端部が上流側に傾斜した基礎コンクリートを打設することで、土石流にる鋼管の周囲地盤の洗掘を防止することが可能となる。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1、図2は、本発明の透過型砂防ダムの一実施形態を示す。
本発明の透過型砂防ダム1は、土石流の発生の恐れのある沢等の個所に通常の水の流れを許容する間隔でコンクリート製の袖部2、2を構築する。袖部2、2間の上流側に所定間隔をおいて複数の前方鋼管3を基礎地盤4中に直線状に打設する。前方鋼管3の基礎地盤4への打設は中堀オーガー等によるか、衝撃ハンマーによる。周囲地盤への影響の少ない中堀オーガーによる打設が望ましい。
前方鋼管3の基礎地盤4中の定着を確実にするため、前方鋼管3の先端にコンクリートモルタルの球根部3aを形成すると良い。また、充填コンクリートモルタル3bを前方鋼管3の中途まで充填し固化させることにより前方鋼管3の強度を向上させることが可能となる。前方鋼管3の上端部には雨水の浸入を防止するためのキャップ3cを取り付ける。
袖部2、2間の下流側に所定間隔をおいて複数の後方鋼管5を基礎地盤4中に直線状に打設する。後方鋼管5の基礎地盤4への打設は中堀オーガー等によるか、衝撃ハンマーによる。周囲地盤への影響の少ない中堀オーガーによる打設が望ましい。
後方鋼管5の基礎地盤4中の定着を確実にするため、後方鋼管5の先端にコンクリートモルタルの球根部5aを形成すると良い。また、充填コンクリートモルタル5bを後方鋼管5の中途まで充填し固化させることにより後方鋼管5の強度を向上させることが可能となる。後方鋼管5の上端部には雨水の浸入を防止するためのキャップ5cを取り付ける。
袖部2、2間に打設された複数の前方鋼管3と後方鋼管5を同一高さの個所で連結部材6により連結される。連結部材6は強度が大きく耐久性のあるH型鋼やI型鋼で形成される。連結部材6は、前方鋼管3、後方鋼管5に固定された連結受けに固定ボルト等の固定手段で連結する。
複数の前方鋼管3と後方鋼管5を連結する連結部材6はトラス構造を構成する。複数の前方鋼管3と複数の後方鋼管5が連結部材6によりトラス構造で連結されることにより、土石流発生時の巨礫等の衝突による衝撃を、複数の前方鋼管3と後方鋼管5全体で抵抗するので、耐久性の大きい透過型砂防ダム1を提供することが可能となる。連結部材6を複数の前方鋼管3と後方鋼管5に高さを変えて複数段形成しても良い。複数段の連結部材6によるトラス構造が形成されることにより耐久性と土石流に対する抵抗力が向上する。
複数の前方鋼管3と後方鋼管5の連結部材6による連結個所と高さの異なる位置でワイヤロープ7を、前方鋼管3、後方鋼管5の上流側に沿うように、又は前方鋼管3、後方鋼管5に巻き付けて配置する。ワイヤロープ7の両端は袖部2に固定したアンカー8に連結する。土石流発生時、巨礫、流木の衝突による衝撃力に対して、ワイヤロープ7は、トラス構造で連結された複数の前方鋼管3、後方鋼管5と共同して抵抗し、より耐久性の高い透過型砂防ダム1とすることが可能となる。
図3は、本発明の透過型砂防ダムの実施形態を示す。この実施形態では、複数の前方鋼管3と複数の後方鋼管5を下流側に凹となるように湾曲して配置する。連結部材4によるトラス構造、ワイヤロープ7に連結は、図1、図2に示す実施形態と同様であるので説明を省略する。
複数の前方鋼管3と複数の後方鋼管5を下流側に凹となるように湾曲して配置することにより、土石流の発生による巨礫との衝突による衝撃力をトラス構造に連結された複数の鋼管が最大限の抵抗力を発揮して耐えることが可能となる。
図4に示すように、複数の前方鋼管3と複数の後方鋼管5を打設した基礎地盤4に基礎コンクリート10を構築する。基礎コンクリート10の上流側の先端に傾斜先端部9aを形成し、水の流れによる複数の前方鋼管3と複数の後方鋼管5の周囲の基礎地盤4の洗掘を防止する。
以上のように、本発明の透過型砂防ダム1によれば、構築が容易で、複数の鋼管がトラス構造で連結されているので、大規模な土石流による巨礫の衝突も複数本の鋼管全体でその衝撃を受け止めるこことで耐久性のある透過型砂防ダムとすることが可能となる。
1:透過型砂防ダム、2:袖部、3:前方鋼管、3a:球根部、3b:充填コンクリートモルタル、3c:キャップ、4:基礎地盤、5:後方鋼管、5a:球根部、5b:充填コンクリートモルタル、5c:キャップ、6:連結部材、7:ワイヤロープ、8:アンカー、9:基礎コンクリート、9a:傾斜先端部

Claims (3)

  1. 袖部間の上流側に所定間隔をおいて打設される複数の前方鋼管と、
    袖部間の下流側に所定間隔をおいて打設される複数の後方鋼管と、
    前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管とを連結する連結部材と、
    前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管の上流側に沿うように又は各鋼管に巻きつけて配置される両端を前記袖部に固定したアンカー部材に連結されえる少なくとも1本のワイヤロープと、
    を備え、
    前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管を下流側に凹になるように湾曲配列して打設し前記連結部材がトラス構造を構成することを特徴とする透過型砂防ダム。
  2. 前記連結部材が高さを変えて複数段配置されることを特徴とする請求項1に記載の透過型砂防ダム。
  3. 前記複数の前方鋼管と前記複数の後方鋼管を打設した地盤に上流側先端部が上流側に傾斜した基礎コンクリートを打設することを特徴とする請求項1又は2に記載の透過型砂防ダム。
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