JP5975295B2 - 検査装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、検査装置及びプログラムに関する。
特許文献1は、検査対象物の被検査面に対向配置される2次元のイメージセンサーと、このイメージセンサーから出力される走査線方向の連続した画像信号の所定時間当りのレベル変化量を連続的に検出する第1のレベル変化量検出手段と、前記イメージセンサーから出力される走査線方向の2つの画像信号の同期した点におけるレベル変化量を連続的に検出する第2のレベル変化量検出手段と、これら両手段によって検出されたレベル変化量の絶対値をそれぞれ予め設定されたしきい値と比較し、そのしきい値よりも大きいとき欠陥点として検出する一対の欠陥点検出手段と、この両手段によって検出された欠陥点をそれぞれカウントし、その各カウント値がそれぞれ予め設定された規格値内になっているか否かを検出して前記被検査面の外観良否判別を行なう一対の良否判別手段とを具備したことを特徴とする外観検査装置について開示している。
また、引用文献2は、物体表面の異常を、テレビジョンカメラ等を介して得られた2次元データを処理することにより検出する検査装置について開示している。
特開昭60−95335号公報 特開昭63−180176号公報
本発明の目的は、画像形成装置の保守の効率を向上させることができる検査装置及びプログラムを提供することである。
請求項1に係る本発明は、画像形成がなされた記録媒体を読み取った読取画像を取得する読取画像取得手段と、前記読取画像取得手段により取得された読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、画像形成の欠陥の有無を判別するための第一の閾値を超えるか否かを判定する第一の判定手段と、前記読取画像取得手段により取得された読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、欠陥の前兆の有無を判別するための、前記第一の閾値よりも低く設けられた第二の閾値を超えるか否かを判定する第二の判定手段と、前記第一の判定手段又は前記第二の判定手段により閾値を超えると判定された場合、前記読取画像取得手段により取得された読取画像を記憶するよう制御する記憶制御手段とを有する検査装置である。
請求項2に係る本発明は、前記第二の判定手段は、前記第一の判定手段が判定対象とする画像領域よりも広い画像領域を判定対象とする請求項1記載の検査装置である。
請求項3に係る本発明は、前記第二の判定手段により閾値を超えると判定された読取画像を分類する分類手段と、前記分類手段による分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち前記記憶制御手段により記憶対象とする読取画像を選択する画像選択手段とをさらに有し、前記記憶制御手段は、前記画像選択手段により選択された読取画像を記憶するよう制御する請求項1又は2記載の検査装置である。
請求項4に係る本発明は、前記画像選択手段は、前記分類手段による分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち、不良度合いが最も大きい欠陥の前兆部分を含む読取画像を選択する請求項3記載の検査装置である。
請求項5に係る本発明は、前記分類手段は、欠陥の前兆部分の主走査方向の存在位置にしたがって分類する請求項3又は4記載の検査装置である。
請求項6に係る本発明は、前記分類手段は、複数の欠陥の前兆部分の副走査方向の存在間隔と、欠陥の前兆を生じさせる原因ごとに予め定められた間隔との差が予め定められた範囲内である場合、欠陥の前兆部分を含む各読取画像を同じ集合へと分類する請求項5記載の検査装置である。
請求項7に係る本発明は、前記第二の判定手段により閾値を超えると判定された読取画像の数が、予め定められた値を超えた場合、前記第二の閾値を、設定されていた値よりも高い値へと変更する閾値変更手段をさらに有する請求項1乃至6いずれか記載の検査装置である。
請求項8に係る本発明は、前記第一の閾値と前記第二の閾値との差が予め定められた範囲内になった場合に警告する警告手段をさらに有し、前記閾値変更手段は、前記第二の判定手段により閾値を超えると判定された読取画像の数に応じて、前記第二の閾値の値を上昇させる請求項7記載の検査装置である。
請求項9に係る本発明は、画像形成がなされた記録媒体を読み取った読取画像を取得する読取画像取得手段と、前記読取画像取得手段により取得された読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により閾値を超えると判定された読取画像を分類する分類手段と、前記分類手段による分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち記憶対象とする読取画像を選択する画像選択手段と、前記画像選択手段により選択された読取画像を記憶するよう制御する記憶制御手段とを有する検査装置である。
請求項10に係る本発明は、画像形成がなされた記録媒体を読み取って得られた読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、画像形成の欠陥の有無を判別するための第一の閾値を超えるか否かを判定する第一の判定ステップと、前記読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、欠陥の前兆の有無を判別するための、前記第一の閾値よりも低く設けられた第二の閾値を超えるか否かを判定する第二の判定ステップと、前記第一の判定ステップ又は前記第二の判定ステップで閾値を超えると判定された場合、前記読取画像を記憶するよう制御する記憶制御ステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項11に係る本発明は、画像形成がなされた記録媒体を読み取って得られた読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで閾値を超えると判定された前記読取画像を分類する分類ステップと、前記分類ステップでの分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち記憶対象とする読取画像を選択する画像選択ステップと、選択された読取画像を記憶するよう制御する記憶制御ステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、画像形成装置の保守の効率を向上させることができる検査装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加え、欠陥の有無の判定では対象とされない画像領域に生じた欠陥の前兆を捉えることができる検査装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、本構成を有しない場合に比較して、記憶される画像のデータ量を抑制することができる検査装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項3に係る本発明の効果に加え、本構成を有しない場合に比較して、欠陥の前兆の確認が容易な画像を確保することができる検査装置を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項3又は4に係る本発明の効果に加え、記録媒体上に生じた筋状の欠陥の前兆に対して分類することができる検査装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、請求項5に係る本発明の効果に加え、記録媒体上に生じた点状の欠陥の前兆に対して分類することができる検査装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、請求項1乃至6いずれかに係る本発明の効果に加え、本構成を有しない場合に比較して、記憶されるデータ量を抑制することができる検査装置を提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、請求項7に係る本発明の効果に加え、画像形成の欠陥の発生を予知することができる検査装置を提供することができる。
請求項9に係る本発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、記憶される画像のデータ量を抑制することができる検査装置を提供することができる。
請求項10に係る本発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、画像形成装置の保守の効率を向上させることができるプログラムを提供することができる。
請求項11に係る本発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、記憶される画像のデータ量を抑制することができるプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システム2の構成の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る検査装置8のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 プログラムが実行されることにより実現される検査装置8の機能構成を示すブロック図である。 記憶制御部48により記憶される履歴情報について説明する模式図であり、(a)は、欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報の一例を示し、(b)は、分類部42により分類された履歴情報及び画像選択部46により選択された部分画像についての一例を示している。 検査装置8の動作の一例を示すフローチャートである。 図5に示したステップ126の処理の詳細を示すフローチャートである。 図6に示したステップ220の処理の詳細を示すフローチャートである。 図6に示したステップ218の処理及び図7に示したステップ318の詳細を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システム2の構成の一例を示す模式図である。本発明の実施形態に係る画像形成システム2は、給紙装置4、画像形成装置6、検査装置8、後処理装置10を含む構成となっている。
給紙装置4は、ロール紙などの記録媒体を画像形成装置6に対して供給する。また、後処理装置10は、画像形成装置6により画像が形成された記録媒体について、断裁などの後処理を行なう装置である。
画像形成装置6には、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色のトナー像を保持する図示しない感光体ドラムなどを備え、給紙装置4から供給された記録媒体に対して画像形成を行なう。画像形成装置6は、例えば、印刷ジョブ(印刷要求)に応じた画像を記録媒体上に形成する。
次に、検査装置8について説明する。検査装置8は、スキャナなどの画像読取装置12により、画像形成装置6により画像形成がなされた記録媒体を読み取った読取画像に基づいて、画像形成の品質を検査する装置である。なお、本実施形態では、検査装置8が画像読取装置12を備えている構成を例に説明するが、検査装置8は、画像読取装置12を備えていなくてもよく、画像形成装置6により画像形成がなされた記録媒体の読取画像を他の装置から受信してもよい。また、読取画像としては、スキャナなどにより読み取られた画像に限らず、カメラなどにより撮像された画像であってもよい。
図2は、検査装置8のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。
検査装置8は、図2に示されるように、CPU14、メモリ16、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置18、図示しないネットワークを介して他の装置との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)20、入出力装置22及び上述の画像読取装置12を有し、これらの構成要素は、制御バス24を介して互いに接続されている。
CPU14は、メモリ16または記憶装置18に格納されたプログラムに基づいて処理を実行して、検査装置8の動作を制御する。記憶装置18には、後述する履歴情報などが格納される。入出力装置22は、例えば、情報を表示する表示装置、及び操作者によってなされる入力を受付ける入力受付装置から構成される。
なお、本実施形態では、CPU14は、メモリ16または記憶装置18内に格納されたプログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU14に提供することも可能である。
図3は、プログラムが実行されることにより実現される検査装置8の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、検査装置8は、読取画像取得部30と、被形成画像取得部32と、欠陥判定部34と、欠陥前兆判定部36と、欠陥情報生成部38と、欠陥前兆情報生成部40と、分類部42と、周期情報格納部44と、画像選択部46と、記憶制御部48と、欠陥・欠陥前兆情報格納部50と、出力部52と、閾値変更部54と、警告部56とを備えている。
読取画像取得部30は、画像形成装置6によって画像形成がなされた記録媒体を読み取った読取画像を取得する。本実施形態では、画像読取装置12により読み取った読取画像データを取得するが、通信IF20を介して読取画像データを受信して取得してもよいし、可搬型の記憶媒体などに記憶された読取画像データを読み出して取得してもよい。
被形成画像取得部32は、記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像を取得する。被形成画像取得部32は、例えば、RIP(Raster Image Processor)によって展開された印刷ジョブデータに基づくビットマップデータなどの画像データを取得する。なお、被形成画像取得部32は、通信IF20を介して被形成画像データを受信して取得してもよいし、可搬型の記憶媒体などに記憶された被形成画像データを読み出して取得してもよい。
欠陥判定部34は、被形成画像取得部32により取得された被形成画像と、この被形成画像が形成された記録媒体を読み取って得られた読取画像である読取画像取得部30により取得された読取画像とを比較して、画像形成装置6の画像形成の品質の欠陥の有無を判別する。
具体的には、欠陥判定部34は、読取画像取得部30により取得された読取画像と、この読取画像に対応する被形成画像との差分が、画像形成の欠陥の有無を判別するための第一の閾値(以下、欠陥判別閾値という。)を超えるか否かを判定する。差分が欠陥判別閾値を超える場合には、画像形成装置6による画像形成の品質に欠陥があると判別され、差分が欠陥判別閾値を超えない場合には、画像形成装置6による画像形成の品質に欠陥がないと判別される。
例えば、欠陥判定部34は、読取画像とこの読取画像に対応する被形成画像との明度の差を求め、画像領域中における明度差の生じている部分についての明度差の大きさ、当該部分の面積の大きさなどに基づいて両画像の差分を表す評価値を算出し、この算出された評価値が予め定められた欠陥判別閾値を超えるか否かを判定する。
ここで、欠陥判定部34による判定対象の画像領域は、読取画像の一部の領域であってもよい。例えば、画像形成装置6により画像が形成された記録媒体について、後処理装置10により断裁処理が行われる場合には、断裁により切除される領域については判定対象としなくてもよい。また、例えば、画像形成装置6により画像が形成された記録媒体が包装容器の素材として用いられる場合、包装容器の外面に露出しない部分については、欠陥判定部34の判定対象の領域から除外してもよい。
欠陥前兆判定部36は、被形成画像取得部32により取得された被形成画像と、この被形成画像が形成された記録媒体を読み取って得られた読取画像とを比較して、画像形成装置6の画像形成の品質の欠陥の前兆の有無を判別する。なお、欠陥の前兆とは、欠陥という程の不良ではない品質の不良をいう。
具体的には、欠陥前兆判定部36は、読取画像取得部30により取得された読取画像と、この読取画像に対応する被形成画像との差分が、画像形成の欠陥の前兆の有無を判別するための第二の閾値(以下、欠陥前兆判別閾値という。)を超えるか否かを判定する。ただし、欠陥前兆判別閾値は、欠陥という程ではない品質の不良を判別するための閾値であるため欠陥判別閾値よりも厳しい値として設けられている。本実施形態では、欠陥前兆判別閾値は、欠陥判別閾値よりも低く設けられている。差分が欠陥前兆判別閾値を超える場合には、画像形成装置6による画像形成の品質に欠陥の前兆があると判別され、差分が欠陥前兆判別閾値を超えない場合には、画像形成装置6による画像形成の品質に欠陥の前兆がないと判別される。
本実施形態では、欠陥前兆判定部36は、欠陥判定部34が判定対象とする画像領域よりも広い画像領域を判定対象とする。例えば、欠陥前兆判定部36は、読取画像の全領域を判定対象とする。なお、本実施形態の欠陥前兆判定部36の判定対象は、欠陥判定部34よりも広い画像領域として説明するが、欠陥前兆判定部36は、欠陥判定部34と同じ画像領域を判定対象としてもよい。
欠陥情報生成部38は、欠陥判定部34により読取画像に品質の欠陥があると判別された場合、当該欠陥についての履歴情報(ログ情報)を作成する。本実施形態では、欠陥情報生成部38は、各欠陥について、発生頁番号、発生位置、欠陥種別、欠陥部の部分画像、欠陥の不良度合いなどを履歴情報として生成する。
ここで、発生頁番号は、印刷ジョブにより画像形成される一連の頁のうち、何頁目に発生した欠陥であるかを示す。発生位置は、欠陥の主走査方向の位置及び副走査方向の位置を示す。欠陥種別は、例えば、点状に発生した欠陥であるのか、筋状(線状)に発生した欠陥であるのか、白色の欠陥であるのか、白色以外の色の欠陥であるのかなどの種別を示す。欠陥部の部分画像は、読取画像のうち欠陥部分を含む部分画像を切り出したものである。なお、本実施形態では、部分画像を履歴情報としているが、読取画像のままを履歴情報として用いてもよい。欠陥の不良度合いは、欠陥がどの程度の不良度合いであるかを示す値であり、例えば、欠陥判定部34で用いた差分値などに基づいて定まる。
欠陥前兆情報生成部40は、欠陥前兆判定部36により読取画像に品質の欠陥の前兆があると判別された場合、当該欠陥の前兆についての履歴情報(ログ情報)を作成する。本実施形態では、欠陥前兆情報生成部40は、欠陥情報生成部38と同様、各欠陥の前兆について、発生頁番号、発生位置、欠陥の前兆の種別、欠陥の前兆部の部分画像、欠陥の前兆の不良度合いなどを履歴情報として生成する。このように、欠陥情報のみならず欠陥の前兆の情報も履歴情報として残すことにより、欠陥の前兆の情報に基づく保守がなされることとなる。
分類部42は、欠陥前兆判定部36により欠陥前兆判別閾値を超えると判定された読取画像を分類する。具体的には、分類部42は、欠陥の前兆の発生原因が同じであると推定される読取画像について、同じ類(集合)へと仕分けるよう分類する。なお、本実施形態では、欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報を分類することにより、読取画像、又は読取画像のうち欠陥の前兆部の部分画像を分類することとなる。
本実施形態では、筋状の欠陥の前兆について、分類部42は、欠陥の前兆部分の主走査方向の存在位置にしたがって履歴情報を分類する。分類部42は、主走査方向の位置が同じである筋状の欠陥の前兆については、発生原因が同じであると推定し、同じ集合へと分類する。なお、主走査方向の位置が同じであるとは、位置が完全に一致する場合に限らず、主走査方向の位置の差異が予め定められた範囲内である場合を含んでもよい。
また、点状の欠陥の前兆について、分類部42は、欠陥の前兆部分の副走査方向の存在位置にしたがって履歴情報を分類する。分類部42は、複数の欠陥の前兆部分の副走査方向の存在間隔と、欠陥の前兆を生じさせる原因ごとに予め定められた間隔とが同じである場合、同じ集合へと分類する。なお、存在間隔と予め定められた間隔とが同じである場合とは、間隔が完全に一致する場合に限らず、差が予め定められた範囲内である場合を含んでもよい。
具体的には、点状の欠陥の前兆について、分類部42は、次のようにして分類する。まず、周期情報格納部44に、欠陥の前兆を生じさせる原因ごとに、当該原因により欠陥の前兆が発生する場合の発生間隔を格納しておく。本実施形態の周期情報格納部44は、画像形成装置6で使用される回転部品の周期を回転部品ごとに格納している。例えば、周期情報格納部44は、感光体の傷による欠陥の前兆の発生について、感光体、転写ベルト、定着器などの回転周期(1回転した際の副走査方向の記録媒体の搬送量に相当する間隔)などを格納している。分類部42は、主走査方向の位置が同じである点状の欠陥の前兆について、副走査方向の間隔が、周期情報格納部44に格納されているいずれかの間隔と同じである場合、当該欠陥の前兆については発生原因が同じであると推定し、同じ集合へと分類する。なお、ここでも、主走査方向の位置が同じであるとは、主走査方向の位置の差異が予め定められた範囲内である場合を含んでもよい。
画像選択部46は、分類部42による分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち記憶対象とする読取画像を選択する。本実施形態では、画像選択部46は、分類部42により同じ集合へと分類された履歴情報に含まれる複数の部分画像のうち、記憶対象とする部分画像を選択する。例えば、画像選択部46は、同じ集合へと分類された各履歴情報に含まれる部分画像の中から、欠陥の前兆の不良度合いが最も大きい部分画像を選択する。なお、画像選択部46は、同じ集合から全ての読取画像を選択しなければよく、2以上の読取画像を選択してもよい。
記憶制御部48は、少なくとも画像選択部46により選択された読取画像を記憶するよう制御する。本実施形態では、記憶制御部48は、欠陥情報生成部38により生成された履歴情報を欠陥・欠陥前兆情報格納部50に格納するとともに、欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報を欠陥・欠陥前兆情報格納部50に格納する。ただし、記憶制御部48は、欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報のうち、部分画像については、画像選択部46により選択された部分画像を格納し、画像選択部46に選択されなかった部分画像については格納しない。
なお、記憶制御部48は、記憶装置18に履歴情報を記憶してもよいが、記憶装置18以外の記憶先に記憶してもよい。例えば、図示しないネットワークを介して接続された記憶先の記憶装置に記憶してもよい。
出力部52は、欠陥・欠陥前兆情報格納部50に格納された履歴情報を出力する。本実施形態では、出力部52は、入出力装置22に表示出力する。なお、出力部52による出力形式は表示出力に限らず、他の出力であってもよく、例えば通信IF20を介して他の装置へ出力してもよい。
閾値変更部54は、欠陥前兆判定部36により閾値を超えると判定された読取画像の数が、予め定められた数を超えた場合、欠陥前兆判別閾値を、設定されていた値よりも緩い値へと変更する。本実施形態では、閾値変更部54は、欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報の数が予め定められた数を超えた場合、欠陥前兆判別閾値について、既に設定されている値よりも高い値へと変更する。
閾値変更部54は、欠陥前兆判定部36により閾値を超えると判定された読取画像の数に応じて、欠陥前兆判別閾値を上昇させるよう変更してもよい。本実施形態では、閾値変更部54は、欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報の数に応じて欠陥前兆判別閾値を上昇させるよう変更する。具体的には、履歴情報の数が多段階に設けられた予め定められた数を超える毎に、閾値変更部54は、欠陥前兆判別閾値を上昇させる。
警告部56は、閾値変更部54による欠陥前兆判別閾値の変更により、欠陥判別閾値と欠陥前兆判別閾値との差が予め定められた範囲内になった場合に警告する。本実施形態では、警告部56は、入出力装置22に、欠陥判別閾値と欠陥前兆判別閾値との差が予め定められた範囲内になった旨の表示出力を行って警告する。警告部56による警告方法は、表示出力に限らず、音声で警告してもよいし、他の装置へと通知してもよい。
図4は、記憶制御部48により記憶される履歴情報について説明する模式図であり、図4(a)は、欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報の一例を示し、図4(b)は、分類部42により分類された履歴情報及び画像選択部46により選択された部分画像についての一例を示している。
図4(a)に示すように、欠陥前兆情報生成部40は、欠陥前兆判定部36により読取画像に品質の欠陥の前兆があると判別された場合、当該欠陥の前兆についての履歴情報として、履歴情報の識別情報である欠陥前兆ID、欠陥の前兆の種別、発生ページ番号、主走査方向の発生位置であるX座標、副走査方向の発生位置であるY座標、欠陥の前兆の不良度合い、欠陥の前兆部の部分画像からなる情報を生成する。なお、ここでのY座標は、印刷ジョブの最初のページからの座標ではなく、当該ページにおける座標を示している。
また、図4(b)に示すように、分類部42は、図4(a)のように生成された履歴情報について、いくつかの集合へと分類する。そして、分類ごとに、当該分類の識別情報である分類ID、当該分類に仕分けされた履歴情報の欠陥の前兆の種別、当該分類に仕分けされた履歴情報数である集約数、当該分類に仕分けされた履歴情報のX座標、当該分類に仕分けされた履歴情報に含まれる部分画像の中から画像選択部46により選択された部分画像である代表画像、代表画像の不良度合い、当該分類を構成する履歴情報の格納場所を指し示すポインタからなる情報へと整理され、欠陥・欠陥前兆情報格納部50へと記憶される。
また、ポインタの先には、当該分類を構成する履歴情報が記憶される。例えば、当該分類を構成する履歴情報ごとに、欠陥情報ID、Y座標、Y座標相対位置、欠陥の前兆の不良度合い、当該分類を構成する次の履歴情報の格納場所を指し示すポインタが欠陥・欠陥前兆情報格納部50へと記憶される。なお、Y座標相対位置とは、印刷ジョブの最初のページからの座標値を示しており、例えば、上記の発生ページ番号及びY座標から算出可能である。このように、欠陥・欠陥前兆情報格納部50へは、全ての部分画像が記憶されるのではなく、部分画像のうち代表画像として選択されたものが記憶される。
次に、検査装置8の動作について図5から図8を用いて説明する。
図5は、検査装置8の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップ100(S100)において、読取画像取得部30が読取画像を取得し、ステップ102(S102)において、被形成画像取得部32がステップ100で取得された読取画像に対応する被形成画像を取得する。
次に、ステップ104(S104)において、欠陥判定部34が、ステップ100で取得された読取画像について、画像形成装置6の画像形成の品質の欠陥の有無を判別する。ステップ106(S106)において、欠陥があると判別されたか否かが判定され、欠陥がある場合には、ステップ108(S108)へ移行し、欠陥情報生成部38が履歴情報を生成し、ステップ110(S110)で記憶制御部48が生成された履歴情報を欠陥・欠陥前兆情報格納部50に格納する。
一方、ステップ106において、欠陥がないと判別された場合、ステップ112(S112)へ移行して、欠陥前兆判定部36が、ステップ100で取得された読取画像について、画像形成装置6の画像形成の品質の欠陥の前兆の有無を判別する。ステップ114(S114)において、欠陥の前兆があると判別されたか否かが判定され、欠陥の前兆がある場合には、ステップ116へ移行し、欠陥の前兆がない場合にはステップ128へ移行する。
ステップ116(S116)では、欠陥前兆情報生成部40が履歴情報を生成する。ステップ118(S118)では、生成された履歴情報の総数が予め定められた数を超えたか否かを判定し、越えた場合には、ステップ120へ移行する。超えていない場合にはステップ126へ移行する。
ステップ120(S120)では、閾値変更部54が、欠陥前兆判別閾値について、既に設定されている値よりも高い値へと変更する。ここで、ステップ122(S122)において、変更後の欠陥前兆判別閾値と、欠陥判別閾値との差が予め定められた範囲内であるか否かが判定され、予め定められた範囲内である場合には、ステップ124(S124)において、警告部56が警告を行なう。予め定められた範囲内でない場合には、ステップ126へ移行する。
ステップ126(S126)において、ステップ116で生成された履歴情報についての記憶処理が行われる。なお、ステップ126における処理の詳細については、図6以降のフローチャートにより説明する。
ステップ128(S128)において、印刷ジョブにより画像形成された次のページがあるか否かが判定され、次のページがある場合には、ステップ100へ戻り上述の処理を繰り返す。次のページがない場合には、当該印刷ジョブにより形成された画像の検査を終了する。
図6は、図5に示したステップ126の処理の詳細を示すフローチャートである。以下、図6を用いて、ステップ126で行なわれる処理について説明する。
ステップ200(S200)において、分類部42は、ステップ116において欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報のうち、欠陥の前兆の種別を示す情報(Dk)、主走査方向の存在位置(Xk)を取得する。
ステップ202(S202)において、分類部42は、既に分類済みの情報の分類IDの数(num)を取得する。
ステップ204(S204)において、分類部42は、変数iの値を0に設定し、ステップ206へ移行する。ステップ206(S206)では、ステップ202で取得したnumと、変数iの値とを比較し、変数iの値がnum以上であればステップ208へと移行し、変数iの値がnum未満であればステップ210へと移行する。
ステップ208(S208)では、分類部42は、既存の分類先には分類できない履歴情報であると判定し、新規の分類として登録する。
一方、ステップ210(S210)では、分類部42は、i番目の分類先(集合)についての情報を取得する。具体的には、分類部42は、当該分類先に分類されている履歴情報の欠陥の前兆の種別を示す情報(Dn)、主走査方向の存在位置(Xn)を取得する。また、変数iの値について1加算する。
ステップ212(S212)において、ステップ200で取得した欠陥の前兆の種別を示す情報(Dk)と、ステップ210で取得した欠陥の前兆の種別を示す情報(Dn)とが同じであるか否かを判定し、同じである場合にはステップ214へ移行し、異なる場合にはステップ206へと戻る。
ステップ214(S214)において、ステップ200で取得した主走査方向の存在位置(Xk)と、ステップ210で取得した主走査方向の存在位置(Xn)とが同じであるか否かを判定し、同じである場合にはステップ216へ移行し、異なる場合にはステップ206へと戻る。
ステップ216(S216)において、ステップ200で取得した欠陥の前兆の種別を示す情報(Dk)が、筋状の欠陥の前兆であるか、点状の欠陥の前兆であるかを判定し、筋状の欠陥の前兆である場合にはステップ218へ移行し、点状の欠陥の前兆である場合にはステップ220へ移行する。
ステップ218(S218)では、筋状の欠陥の前兆の履歴情報として、ステップ210における情報の取得元である分類先へとマージする処理(まとめる処理)が行われる。なお、ステップ218における処理の詳細については、図8に示すフローチャートにより説明する。
一方、ステップ220(S220)では、点状の欠陥の前兆についての分類先の決定処理が行われる。なお、ステップ220における処理の詳細については、図7に示すフローチャートにより説明する。
図7は、図6に示したステップ220の処理の詳細を示すフローチャートである。以下、図7を用いて、ステップ220で行なわれる処理について説明する。
ステップ300(S300)において、分類部42は、ステップ116において欠陥前兆情報生成部40により生成された履歴情報のうち、欠陥の前兆の副走査方向の存在位置であるY座標を取得する。また、当該欠陥の前兆の発生ページ番号に基づいて、このY座標からY座標相対位置(Yk)を算出する。
ステップ302(S302)において、分類部42は、当該欠陥の前兆の分類先の候補となっている分類(集合)を構成する履歴情報のうち先頭の履歴情報のY座標相対位置(Yn)を取得する。なお、ここで、分類先の候補となっている分類は、ステップ210における情報の取得元である分類である。
ステップ304(S304)において、分類部42は、分類対象の欠陥の前兆と、ステップ302でY座標相対位置が取得された欠陥の前兆との距離LkをLk=Yk−Ynにより算出する。
ステップ306(S306)において、分類部42は、周期情報格納部44に周期についての情報が格納されている回転部材の数(num')を取得し、ステップ308(S308)として、変数jの値を0に設定する。
ステップ310(S310)において、分類部42は、ステップ306で取得したnum'と、変数jの値とを比較し、変数jの値がnum'以上であればステップ312へと移行し、変数jの値がnum'未満であればステップ314へと移行する。
ステップ312(S312)では、分類部42は、既存の分類先には分類できない履歴情報であると判定し、新規の分類として登録する。
一方、ステップ314(S314)においては、分類部42は、周期情報格納部44に周期についての情報が格納されている回転部材のうち、j番目の回転部材の周期についての情報Lnを取得する。
ステップ316(S316)において、分類部42は、ステップ304において算出したLkと、ステップ314で取得したLnとの差が予め定められた範囲Th以内であるか否かを判定し、Th以内である場合には間隔が同じであると判断しステップ318へ移行し、Thを超える場合にはステップ310へと戻る。
ステップ318では、点状の欠陥の前兆の履歴情報として、分類先へとマージする処理(まとめる処理)が行われる。なお、ステップ318における処理の詳細については、図8に示すフローチャートにより説明する。
図8は、図6に示したステップ218の処理及び図7に示したステップ318の詳細を示すフローチャートである。以下、図8を用いて、ステップ218及びステップ318で行なわれる処理について説明する。
ステップ400(S400)において、画像選択部46は、分類対処の欠陥の前兆の不良度合いGkを取得し、ステップ402(S402)において、画像選択部46は、分類先の欠陥の前兆の最大の不良度合いGmaxを取得する。
ステップ404(S404)において、画像選択部46は、ステップ400で取得した不良度合いGkと、ステップ402で取得した不良度合いGmaxとを比較し、GkがGmaxを超えているか否かを判定し、超えていない場合にはステップ406へ移行し、超えている場合にはステップ408へと移行する。
ステップ406(S406)において、画像選択部46は、マージ対象の欠陥の前兆の部分画像については記憶対象とはせず破棄する。
一方、ステップ408(S408)では、分類先の最大不良度合いを表す情報Gmaxの値が、Gkに更新される。
ステップ410(S410)では、画像選択部46は、マージ対象の欠陥の前兆の部分画像を分類先の代表画像として選択し、記憶制御部48は、記憶する代表画像を置き換える。これにより古い代表画像は破棄される。
ステップ412(S412)において、記憶制御部48は、マージ対象の欠陥の前兆の履歴情報を分類先の履歴情報群の先頭データとして追加し、ステップ414(S414)において、分類先の集約数を1加算して終了する。
以上説明した実施形態では、分類部42及び画像選択部46は、欠陥の前兆についての履歴情報について処理をしているが、欠陥の履歴情報についても同様の分類及び記録する部分画像の選択を行ってもよい。また、以上の説明では、電子写真方式の画像形成装置により形成された画像の検査について説明したが、画像形成方式はこれに限定されず、例えばインクジェット方式の画像形成装置により形成された画像の検査についても本発明を適用できる。
2 画像形成システム
4 給紙装置
6 画像形成装置
8 検査装置
10 後処理装置
12 画像読取装置
30 読取画像取得部
32 被形成画像取得部
34 欠陥判定部
36 欠陥前兆判定部
38 欠陥情報生成部
40 欠陥前兆情報生成部
42 分類部
44 周期情報格納部
46 画像選択部
48 記憶制御部
50 欠陥・欠陥前兆情報格納部
52 出力部
54 閾値変更部
56 警告部

Claims (10)

  1. 画像形成がなされた記録媒体を読み取った読取画像を取得する読取画像取得手段と、
    前記読取画像取得手段により取得された読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、画像形成の欠陥の有無を判別するための第一の閾値を超えるか否かを判定する第一の判定手段と、
    前記読取画像取得手段により取得された読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、欠陥の前兆の有無を判別するための、前記第一の閾値よりも低く設けられた第二の閾値を超えるか否かを判定する第二の判定手段と、
    前記第二の判定手段により第二の閾値を超えると判定された読取画像を分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された読取画像を記憶するよう制御する記憶制御手段と、
    前記分類手段による分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち前記記憶制御手段により記憶対象とする読取画像を選択する画像選択手段と
    を有し、
    前記記憶制御手段は、前記画像選択手段により選択された読取画像を記憶するよう制御する
    検査装置。
  2. 前記第二の判定手段は、前記第一の判定手段が判定対象とする画像領域よりも広い画像領域を判定対象とする
    請求項1記載の検査装置。
  3. 前記画像選択手段は、前記分類手段による分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち、不良度合いが最も大きい欠陥の前兆部分を含む読取画像を選択する
    請求項記載の検査装置。
  4. 前記分類手段は、欠陥の前兆部分の主走査方向の存在位置にしたがって分類する
    請求項1乃至いずれか記載の検査装置。
  5. 前記分類手段は、複数の欠陥の前兆部分の副走査方向の存在間隔と、欠陥の前兆を生じさせる原因ごとに予め定められた間隔との差が予め定められた範囲内である場合、欠陥の前兆部分を含む各読取画像を同じ集合へと分類する
    請求項4記載の検査装置。
  6. 前記第二の判定手段により閾値を超えると判定された読取画像の数が、予め定められた値を超えた場合、前記第二の閾値を、設定されていた値よりも高い値へと変更する閾値変更手段
    をさらに有する請求項1乃至5いずれか記載の検査装置。
  7. 前記第一の閾値と前記第二の閾値との差が予め定められた範囲内になった場合に警告する警告手段
    をさらに有し、
    前記閾値変更手段は、前記第二の判定手段により閾値を超えると判定された読取画像の数に応じて、前記第二の閾値の値を上昇させる
    請求項6記載の検査装置。
  8. 画像形成がなされた記録媒体を読み取った読取画像を取得する読取画像取得手段と、
    前記読取画像取得手段により取得された読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により閾値を超えると判定された読取画像を分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された読取画像を記憶するよう制御する記憶制御手段と、
    前記分類手段による分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち前記記憶制御手段により記憶対象とする読取画像を選択する画像選択手段と
    を有し、
    前記記憶制御手段は、前記画像選択手段により選択された読取画像を記憶するよう制御する
    検査装置
  9. 画像形成がなされた記録媒体を読み取って得られた読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、画像形成の欠陥の有無を判別するための第一の閾値を超えるか否かを判定する第一の判定ステップと、
    前記読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、欠陥の前兆の有無を判別するための、前記第一の閾値よりも低く設けられた第二の閾値を超えるか否かを判定する第二の判定ステップと、
    前記第二の判定ステップにより第二の閾値を超えると判定された読取画像を分類する分類ステップと、
    前記分類ステップにより分類された読取画像を記憶するよう制御する記憶制御ステップと、
    前記分類ステップによる分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち前記記憶制御ステップにより記憶対象とする読取画像を選択する画像選択ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記記憶制御ステップは、前記画像選択ステップにより選択された読取画像を記憶するよう制御する
    プログラム。
  10. 画像形成がなされた記録媒体を読み取って得られた読取画像と、前記記録媒体への画像形成において用いられた被形成画像との差分が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで閾値を超えると判定された前記読取画像を分類する分類ステップと、
    前記分類ステップにより分類された読取画像を記憶するよう制御する記憶制御ステップと、
    前記分類ステップによる分類により同じ集合へと分類された複数の読取画像のうち前記記憶制御ステップにより記憶対象とする読取画像を選択する画像選択ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記記憶制御ステップは、前記画像選択ステップにより選択された読取画像を記憶するよう制御する
    プログラム。

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