JP2008225377A - 記録媒体、画像形成装置、画像欠陥位置判定装置、画像形成プログラム、及び画像欠陥位置判定プログラム - Google Patents

記録媒体、画像形成装置、画像欠陥位置判定装置、画像形成プログラム、及び画像欠陥位置判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の記録媒体に連続して画像が形成されるプロセス(画像形成プロセス)において画像が形成された複数の記録媒体に発生している画像形成プロセスにおける画像欠陥の位置関係を容易に判定できる記録媒体、画像形成装置、画像欠陥位置判定装置、画像形成プログラム、及び画像欠陥位置判定プログラム。
【解決手段】連続して出力される4枚のA4サイズの用紙の画像形成プロセスにおける位置関係が示されている。用紙の搬送方向のサイズと画像形成プロセスにおける各用紙間の所定間隔とに基づいて、1ページ目に出力される用紙の搬送方向の先端位置を基準とした画像形成プロセスにおける各々の用紙の搬送方向の先端位置の相対位置を算出し、算出した相対位置を示す情報を生成し、該情報を1ページ目に出力される用紙の所定箇所に埋め込む。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体、画像形成装置、画像欠陥位置判定装置、画像形成プログラム、及び画像欠陥位置判定プログラムに関する。
電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置では、回転体からなる多数の画像形成部材を含んで構成されており、画像欠陥の原因となる不具合箇所を特定する故障診断では、各画像形成部材の周囲長に基づく画像欠陥周期が有力な診断情報となり、画像欠陥の周期を検出することによって、故障診断情報として活用することができる。
特許文献1には、画像形成装置により出力された画像に発生した画像欠陥の画像欠陥周期性等の画像欠陥の状態を表わす特徴量を抽出し、画像形成装置内の画像品質に関わる故障を起している箇所や故障を起す可能性のある箇所の候補を抽出する技術が提案されている。
ところで、大型の画像形成装置を構成する各画像形成部材は、周囲長が長く、かつ広い範囲に配置されている。このため、このような大型の画像形成装置により形成される画像欠陥の再現、或いは画像欠陥周期の特定を行うためには、複数ページのテストチャートが形成された用紙を連続出力する必要がある。また、小型の画像形成装置においても、機械的不良や電気的不良に基づく画像欠陥の再現、或いは中間体ベルトのような周囲長の長い画像形成部材の画像欠陥周期の特定を行うためには、複数ページのテストチャートが形成された用紙を連続出力する必要がある。
一方、電子写真方式の画像形成装置は、記録媒体として定型サイズのカット紙を扱う場合が多く、複数ページのテストチャートが形成された用紙が連続して順次作成されるプロセスにおいては、各カット紙の間には、一定の間隔が設けられる。このような場合、連続出力した複数ページのテストチャートで発生した画像欠陥の位置関係を抽出するためには、各用紙間の間隔を考慮する必要がある。
特開2005−309078公報
本発明は、上述した背景技術に基づいてなされたもので、複数の記録媒体に連続して画像が形成されるプロセス(画像形成プロセス)において画像が形成された複数の記録媒体に発生している画像形成プロセスにおける画像欠陥の位置関係を容易に判定できる記録媒体、画像形成装置、画像欠陥位置判定装置、画像形成プログラム、及び画像欠陥位置判定プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、所定間隔隔てて連続して搬送されると共に、各々の対応する位置に基準位置が定められ、かつ各々に画像が形成される複数の記録媒体から成る記録媒体群の最後に搬送される記録媒体に対して、前記所定間隔隔てて連続して搬送される記録媒体であって、前記基準位置に対応する位置に自己の基準位置が定められると共に、前記記録媒体群における何れか1つの記録媒体の基準位置を基準とした前記自己の基準位置の相対位置を示す情報を含む位置画像が形成されている。
請求項2の発明は、各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を、前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出する算出手段と、前記画像形成過程で、前記画像データに基づいた画像、及び前記算出手段により算出された各々の相対位置を示す情報を含む位置画像の各々を対応する記録媒体の各々に形成する画像形成手段と、を備えている。
請求項3の発明は、各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を、前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出する算出手段と、前記画像形成過程で、前記複数の記録媒体の各々に前記画像データに基づいた画像を形成すると共に、前記複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に前記算出手段により算出された前記各々の相対位置を示す情報を含む位置画像を形成する画像形成手段と、を備えている。
請求項4の発明は、前記基準位置を前記記録媒体の前記画像データに基づいた画像が形成される領域内に定め、前記画像形成手段は前記基準位置に該基準位置を示すマークを更に形成するものである。
請求項5の発明は、前記位置画像を、符号化した前記相対位置を示す情報を含む画像としたものである。
請求項6の発明は、前記位置画像を、目視により前記相対位置を認識できる画像としたものである。
請求項7の発明は、各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程において、各々の記録媒体に形成された前記画像データに基づいた画像、及び前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出され、かつ前記画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした対応する記憶媒体の基準位置の相対位置を示す情報を含む位置画像の各々を読み取る読取手段と、前記画像データと前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づいた画像の読取データとの比較結果に基づいて、画像欠陥を検出する検出手段と、前記読取手段により読み取られた前記位置画像の読取データから得られる前記画像欠陥が発生している記録媒体の前記相対位置に基づいて、前記画像形成過程における前記画像欠陥の位置を判定する判定手段と、を備えている。
請求項8の発明は、各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程において、前記複数の記録媒体の各々に形成された前記画像データに基づいた画像を読み取ると共に、前記複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に形成された前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出され、かつ前記画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を示す情報を含む位置画像を読み取る読取手段と、前記画像データと前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づいた画像の読取データとの比較結果に基づいて、画像欠陥を検出する検出手段と、前記読取手段により読み取られた前記位置画像の読取データから得られる前記画像欠陥が発生している記録媒体の前記相対位置に基づいて、前記画像形成過程における前記画像欠陥の位置を判定する判定手段と、を備えている。
請求項9の発明は、前記基準位置を前記記録媒体の前記画像データに基づいた画像が形成される領域内に定め、前記読取手段は前記基準位置に形成されている該基準位置を示すマークを更に読み取るものである。
請求項10の発明は、コンピュータに、各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を、前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出する算出ステップと、前記画像形成過程で、前記画像データに基づいた画像、及び前記算出ステップにより算出された各々の相対位置を示す情報を含む位置画像の各々を対応する記録媒体の各々に形成するように画像形成手段を制御する制御ステップと、を実行させるための画像形成プログラムである。
請求項11の発明は、コンピュータに、各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を、前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出する算出ステップと、前記画像形成過程で、前記複数の記録媒体の各々に前記画像データに基づいた画像を形成すると共に、前記複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に前記算出ステップにより算出された前記各々の相対位置を示す情報を含む位置画像を形成するように画像形成手段を制御する制御ステップと、を実行させるための画像形成プログラムである。
請求項12の発明は、コンピュータに、各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程において、各々の記録媒体に形成された前記画像データに基づいた画像、及び前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出され、かつ前記画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした対応する記憶媒体の基準位置の相対位置を示す情報を含む位置画像の各々を読取手段に読み取らせる読取ステップと、前記画像データと前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づいた画像の読取データとの比較結果に基づいて、画像欠陥を検出する検出ステップと、前記読取手段により読み取られた前記位置画像の読取データから得られる前記画像欠陥が発生している記録媒体の前記相対位置に基づいて、前記画像形成過程における前記画像欠陥の位置を判定する判定ステップと、を実行させるための画像欠陥位置判定プログラムである。
請求項13の発明は、コンピュータに、各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程において、前記複数の記録媒体の各々に形成された前記画像データに基づいた画像を読み取ると共に、前記複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に形成された前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出され、かつ前記画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を示す情報を含む位置画像を読取手段に読み取らせる読取ステップと、前記画像データと前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づいた画像の読取データとの比較結果に基づいて、画像欠陥を検出する検出ステップと、前記読取手段により読み取られた前記位置画像の読取データから得られる前記画像欠陥が発生している記録媒体の前記相対位置に基づいて、前記画像形成過程における前記画像欠陥の位置を判定する判定ステップと、を実行させるための画像欠陥位置判定プログラムである。
請求項1の発明によれば、基準位置を基準とした自己の基準位置の相対位置を示す情報を含む位置画像から、先行して連続して画像が形成される記録媒体に対する位置を容易に判定できる、という効果が得られる。
請求項2及び請求項10の発明によれば、記録媒体の各々に形成された位置画像に含まれる情報が示す基準位置の相対位置により、画像形成過程における各々の記録媒体の位置関係を容易に判定できる、という効果が得られる。
請求項3及び請求項11の発明によれば、複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に形成された位置画像に含まれる情報が示す各々の基準位置の相対位置により、画像形成過程における各々の記録媒体の位置関係を容易に判定できる、という効果が得られる。
請求項4の発明によれば、基準位置をマークによって明示することにより、各々の基準位置の位置の把握を容易に行うことができる、という効果が得られる。
請求項5の発明によれば、符号化によって、符号化しない場合より多くの情報を含む位置画像を形成することができる、という効果が得られる。
請求項6の発明によれば、目視によって複数の記録媒体の位置関係の概略を知ることが可能になる、という効果が得られる。
請求項7及び請求項12の発明によれば、記録媒体から、画像形成過程における該記録媒体に定められた基準位置の何れか1つの基準位置を基準とした相対位置を示す情報を含む位置画像を読み取ることで、検出された画像欠陥の画像形成過程における何れか1つの基準位置を基準とした相対位置を判定することができる、という効果が得られる。
請求項8及び請求項13の発明によれば、少なくとも1つの記録媒体から、画像形成過程における各々の記録媒体に定められた基準位置の何れか1つの基準位置を基準とした相対位置を示す情報を含む位置画像を読み取ることで、検出された画像欠陥の画像形成過程における何れか1つの基準位置を基準とした相対位置を判定することができる、という効果が得られる。
請求項9の発明によれば、マークにより明示された基準位置を読み取ることができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る故障診断を行うための画像を形成する画像形成装置の概略構成を示す図である。本実施形態は、画像形成装置により形成される画像の欠陥を検出することにより、画像形成装置の故障診断を行うようにしたものである。
本実施形態に係る画像形成装置は、例えば業務用に用いられる大型機であり、中間転写ベルトには、複数ページの記録媒体である用紙に転写される画像が同時に形成される。
画像形成装置50は、電子写真方式を用いて画像形成を行うものであり、図1に示すように、画像形成手段である画像出力部52、読取手段である画像読取部54、及び操作パネル56で主に構成されている。
操作パネル56は、画像形成装置50の動作指示入力、装置情報表示、及び故障診断のための操作等の画像形成装置50と使用者とのユーザインタフェースとなり、表示モニタやタッチパネル等の入力装置を含む。
画像出力部52は、光走査装置を利用した画像記録装置を適用し、K(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色に対応する画像記録部を4組備えた、所謂タンデム型の画像出力部で構成されている。この画像出力部52は、一方向に順次所定間隔隔てて配置された各色毎の画像形成部58(58K、58Y、58M、58C)と、中間転写ベルト60とを備えている。なお、図1中の符号のK、Y、M、Cは、K、Y、M、Cの各色に対応して記し、以下の説明では、各色を区別して説明する場合に各色に対応する符号を記して説明するが、各色を区別しない場合には各色に対応する符号を省略して説明する場合がある。
また、画像形成部58は、半導体レーザ(図示省略)から射出されたレーザ光を感光性部材である感光体ドラム62に向けて反射する回転多面鏡64YM、64CKを有する光走査装置を備えている。
画像出力部52の下部には、画像形成部58に給紙するための用紙が収納された給紙部66と、給紙部66の用紙を中間転写ベルト60方向へ搬送するための用紙搬送路とが設けられている。なお、用紙搬送路は、給紙部66に収納された用紙を1枚ずつ取り出すためのピックアップロール68や複数の搬送ロール70を含んで構成されている。
ブラック(K)系の画像形成部58Kでは、先ず半導体レーザは、画像処理部(図示省略)からのブラックの画像形成信号によって駆動されることで、ブラックの画像形成信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光をポリゴンミラー64Kに向けて照射する。このレーザ光は、さらに反射ミラー72を介して帯電ロール74Kによって帯電された感光体ドラム62K上を走査することで、感光体ドラム62K上に静電潜像を形成する。この静電潜像は、ブラックのトナーが供給される現像器76Kによって現像されてトナー像とされ、このトナー像は、中間転写ベルト60が感光体ドラム62を通過する間に一次転写ロール78Kによって中間転写ベルト60上に転写される。そして転写後は、クリーナ80Kによって感光体ドラム62上から余分なトナーが除去される。同様に、画像処理部からブラックの画像形成信号に対して順次所定間隔をおいて得られる対応するY、M、Cの各色の画像形成信号によって感光体ドラム62Y、62M、62C上に静電潜像が形成され、各静電潜像は、各色のトナーが供給される現像器76Y、76M、76Cによって順次現像されてトナー像とされ、各トナー像は、中間転写ベルト60が対応する感光体ドラム62Y、62M、62Cを通過する間に対応する一次転写ロール78Y、78M、78Cによって中間転写ベルト60上に順次重ねて転写される。
K、Y、M、Cの各色のトナー像が順次多重転写された中間転写ベルト60上のトナー像は、二次転写ロール82によって中間転写ベルト60から用紙に転写され、定着器84によって定着され、トナー像が定着された用紙は画像形成装置50の外部に排出される。定着器84の用紙搬送方向下流側には、用紙を機外に排出する排出路、及び画像出力部52にて用紙上に画像形成された用紙を機外にて受け取るための排紙部86が設けられている。
本実施形態における画像読取部54は、読取対象となるシート状の原稿から、その原稿上に描かれた画像を光学的に読み取るものであり、原稿を覆うプラテンカバー88を備えている。また、画像読取部54は、読取対象となる原稿が載置されるプラテンガラス90を有し、その下部に、原稿を読み取る受光部92を含む光学系や、画像読取部54側に設けられた読取画像処理部(図示省略)を有している。また、画像読取部54は、プラテンガラス90の下方に、プラテンガラス90の原稿が載置された面に向かって光を照射する光源94を含むとともに、光源94から発せられた光をプラテンガラス90側に反射させる反射鏡、プラテンガラス90側からの反射光をプラテンガラス90に略平行の方向に偏向する一対の反射ミラー96などを有するフルレートキャリッジを備えている。
光源94としては、主走査方向(図における紙面直交方向)を長手方向とする蛍光ランプを適用することができる。光源94の照明光の色としては、受光部92を構成する各ラインセンサの分光光学特性に合わせた色が使用され、例えば白色光や緑色光が使用される。また、画像読取部54は、筐体内に、ハーフレートキャリッジの反射ミラー96により反射された反射光を所定の焦点位置に集光するレンズ98を備えている。受光部92は、レンズ98で収束された反射光を受光して副走査方向と略直交する主走査方向に画像を読み取り、濃度に応じた画像信号を順次出力する。画像読取部54からの画像信号は読取画像処理部を経由して、原稿データ記憶部(図示省略)に画像信号を順次出力する。原稿データ記憶部に格納された原稿データは、操作パネル56から入力された画像形成装置の動作指示(多数枚、帳合、Nページを1ページにする複数ページ合成、両面、冊子両面、及び拡大連写等)に基づいて、画像出力部52に順次出力される。
本実施形態の画像形成装置50における画像欠陥のうち周期性のある画像欠陥の原因としては、例えば、感光体ドラム62、帯電ロール74、現像器76内の現像ロール、一次転写ロール78、二次転写ロール82、定着器84内のヒートロール、及び中間転写ベルト60などがある。各画像形成部材に起因する画像欠陥周期は、例えば、感光体ドラム外周、帯電ロール外周、現像ロール外周、一次転写ロール外周、二次転写ロール外周、ヒートロール外周、中間転写ベルト外周、及び感光体ドラム間隔の各長さなどで発生する。
感光体ドラム62に起因する画像欠陥が周期的に発生していることを観測するためには、少なくとも感光体ドラム62が2回転する間に形成される画像を観察する必要がある。例えば、感光体ドラム62の直径が90mmであるとすると、この感光体ドラム62に起因する画像欠陥周期は、感光体ドラム外周長である約282.6mmになる。この画像欠陥が周期的に発生していることを観測するためには、少なくとも感光体ドラム外周長の2倍の565.2mmの長さのテストチャートを出力する必要がある。
また、各色の画像形成ユニット間の距離は、例えば200mm程度の間隔があり、前述の通り、本実施形態の画像形成装置50の中間転写体上では、複数ページの用紙に記録される画像が同時に形成されている。
このように、図1に示されるような大型の画像形成装置の故障診断を行うためには、複数ページのテストチャートが形成された用紙を出力して、複数ページに亘って発生した画像欠陥から画像欠陥周期を検出する必要がある。
続いて、上述の画像形成装置によって用紙に形成された画像に発生した画像欠陥を検出することで故障診断を行う本発明の実施形態に係る故障診断装置について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る故障診断装置10の概略構成を示すブロック図である。なお、故障診断装置10は、画像形成装置50に搭載するようにしてもよいし、画像形成装置50とは別構成とするようにしてもよいが、本実施形態では、画像形成装置50に搭載した例を説明する。図中の矢印は情報の流れる方向を示している。
故障診断装置10は、出力画像データ生成部12、位置情報生成部14、テストチャートデータベース16、出力画像データ格納部18、及び出力制御部20を含む画像形成制御部22、並びに位置判定部24、及び故障診断部26を含んで構成されている。
出力画像データ生成部12は、CPU、RAM、及びROMを含んで構成されており、操作パネル56を介してテストモード情報及び出力枚数情報が入力される。
テストモード情報は、診断を行う記録モード情報、及び画像欠陥モード情報等を含む情報である。記録モード情報は、用紙の種類、出力枚数、及び両面等を選択するための入力情報である。記録モード情報により、用紙のサイズ、画像形成のためのプロセス速度、及び複数ページのテストチャートが形成された用紙が連続して順次出力されるプロセス(画像形成プロセス)において連続搬送される各用紙間の間隔等が定まる。画像欠陥モード情報は、診断対象の画像欠陥に対応したテストチャートを選択するための入力情報である。例えば、黒点・色点欠陥、及び黒線・色線欠陥の診断であれば白紙データチャートが選択され、白抜け・色抜け欠陥の診断であれば中間調グレイチャートが選択され、筋・帯欠陥、及び濃度ムラ欠陥の診断であればパッチチャートが選択される。
出力枚数情報は、連続出力するテストチャートが形成された用紙の枚数を示す情報である。出力枚数情報は、操作パネル56から操作者が設定してもよいし、記録モードに基づいて設定されてもよい。
出力画像データ生成部12には、CPU、RAM、及びROMを含んで構成された位置情報生成部14が接続されている。出力画像データ生成部12は、位置情報生成部14に、記録モードにより決まる用紙のサイズ及び画像形成プロセスにおいて連続搬送される各用紙間の間隔の情報、並びに出力枚数情報を出力する。
位置情報生成部14は、出力画像データ生成部12から入力された用紙のサイズ、画像形成プロセスにおいて連続搬送される各用紙間の間隔の情報、及び出力枚数情報に基づき、画像出力部52により連続して出力される複数ページのテストチャートが形成される用紙の各々の画像形成プロセスにおける位置関係を示す相対位置情報を生成する。
図3を参照して、本実施形態において位置情報生成部14により生成される相対位置情報の一例について説明する。
図3には、連続して出力される4枚のA4サイズの用紙の画像形成プロセスにおける位置関係が示されている。図3に示されるように、画像形成プロセスにおいては、各々の用紙は所定間隔隔てて連続して搬送されながらテストチャートが形成される。テストチャートの各々に発生した画像欠陥の位置関係を検出するためには、連続して搬送される際に各々の用紙間に設けられた所定間隔を考慮する必要がある。
各々の用紙の搬送方向の先端位置には基準位置が定められており、位置情報生成部14は、用紙の搬送方向のサイズと各用紙間の所定間隔とに基づいて、画像形成プロセスにおける1ページ目に出力される用紙の基準位置を基準とした各々の用紙の基準位置を示す相対位置を算出し、算出した相対位置を示す情報を生成する。具体的には、A4サイズの用紙の場合、搬送方向の幅が210.0mmで、各用紙間の間隔が48.0mmであるので、1ページ目に出力される用紙の基準位置の相対位置は0.0mm、2ページ目に出力される用紙の基準位置の相対位置は258.0mm、3ページ目に出力される用紙の基準位置の相対位置は516.0mm、4ページ目に出力される用紙の基準位置の相対位置は774.0mmと算出される。
また、出力画像データ生成部12には、メモリで構成されたテストチャートデータベース16が接続されている。テストチャートデータベース16は、テストチャートを作成するためのテストチャートデータを格納している。テストチャートデータは、画像欠陥モードに応じて、ビットマップ形式の白紙データチャートデータ、中間調グレイチャートデータ、及びパッチチャートデータ等が圧縮して用意されている。出力画像データ生成部12は、操作パネル56から入力された画像欠陥モードに基づいて、テストチャートデータベース16に、画像欠陥モードに応じたテストチャートデータの出力を要求する。
出力画像データ生成部12は、テストチャートデータベース16から取得した圧縮されているテストチャートデータをビットマップ形式のテストチャートデータに伸長する。また、出力画像データ生成部12は、2次元コードの一種であるQRコードを生成するQRコードエンコーダにより、位置情報生成部14により生成された相対位置情報が含まれたQRコードを生成する。出力画像データ生成部12は、生成したQRコードを、伸長したテストチャートデータに合成することで、出力画像データを生成する。
なお、本実施形態では、出力画像データ生成部12による相対位置情報の符号化方式として、QRコードを利用しているが、角度の異なる斜線でデータを表現するグリフコード等の符号化方式を利用してもよい。
出力画像データ生成部12には、メモリで構成された出力画像データ格納部18が接続されている。出力画像データ生成部12が、生成した出力画像データをMMR(Modified Modified Read)圧縮方式で圧縮すると、出力画像データ格納部18は、圧縮された出力画像データを格納する。なお、この圧縮方式は、可逆性のある圧縮方式であれば、MMR圧縮方式に限らない。
出力画像データ格納部18には、CPU、RAM、及びROMを含んで構成された出力制御部20が接続されている。出力制御部20は、画像出力部52に接続されており、画像出力部52の動作タイミングに合わせて、出力画像データ格納部18に格納されている出力画像データを伸長すると共に、伸長した画像データを画像出力部52に順次出力することで、画像出力部52によるテストチャートの出力を制御する。
図3に、画像出力部52により出力され、かつテストチャートが形成された用紙の一例を示す。図3に示される用紙は、4ページが所定間隔隔てて連続して搬送され、筋・帯欠陥、及び濃度ムラ欠陥を検出するためのパッチチャートが順次形成されたものである。1ページ目に出力された用紙の所定の場所には、1ページ目に出力された用紙の搬送方向の先端位置(基準位置)を基準とし、かつ画像形成プロセスにおける各々の用紙の搬送方向の先端位置(基準位置)の相対位置を示す相対位置情報を含むQRコードが埋め込まれている。
位置判定部24は、CPU、RAM、及びROMを含んで構成されており、画像読取部54に接続されている。位置判定部24には、画像読取部54によって、画像出力部52から出力され、かつテストチャートが形成された用紙を出力された順で読み取ることによって得られる読取画像データが入力される。位置判定部24は、この読取画像データと、出力画像データ格納部18に格納されている出力画像データとの差分を求めることで、差分画像データを取得する。
なお、本実施形態では、画像形成装置50の画像読取部54を用いて、出力された用紙から読取画像データを得る構成としているが、画像形成装置50の内部に、読取画像データ取得専用の画像読取部を設け、用紙の出力に続いて画像読取部によって読取画像データが得られる構成としてもよい。
また、位置判定部24は、画像読取部54により読み取られた相対位置情報をデコード処理することにより、画像形成プロセスにおける各用紙の搬送方向の先端位置の情報を得る。位置判定部24は、各用紙の搬送方向の先端位置の情報を、検出された画像欠陥の発生位置の情報に付加することにより、1ページ目の用紙の先端位置を基準とした画像欠陥の発生位置を得る。さらに、位置判定部24は、画像欠陥の発生が検出された場合には、各画像欠陥の画像形成プロセスにおける相対位置の情報から、複数ページのテストチャートに周期的に発生した画像欠陥の発生間隔を解析する。
一例として、白紙データチャートを用いて解析を行う場合について説明する。図4(A)に示されるのは4枚の白紙データチャートが順次作成されるプロセス(画像形成プロセス)において画像欠陥無しに形成された4枚の同一サイズの白紙データチャートが形成された用紙を示すものである。各白紙データチャートが形成される用紙は、所定間隔を隔てて連続搬送される。図4(B)に示されるのは、画像欠陥が発生した場合の画像出力部52から出力された白紙データチャートである。図4(B)に示されるD1,D2,D3,D4は、白紙データチャートに発生した画像欠陥である。位置判定部24は、白紙データチャートが形成された用紙のサイズ及び画像形成プロセスにおける各用紙間の間隔に基づいて生成された相対位置情報に基づき、各画像欠陥の画像形成プロセスにおける相対位置を判定し、画像欠陥の間隔がD毎に周期的に発生しているかを解析する。なお、各図において、縦方向が搬送方向である。
位置判定部24には、CPU、RAM、及びROMを含んで構成された故障診断部26が接続されている。位置判定部24は、解析結果を故障診断部26に出力する。
故障診断部26は、位置判定部24から入力された解析結果、及び画像形成装置50内部の状態情報等を証拠情報として、ベイジアンネットワーク診断モデルに基づいて故障個所の診断を行う。
画像形成装置50内部の状態情報としては、例えば、各部品の状態、画像形成装置50の使用状況、並びに稼働時の温度及び湿度の情報に基づき、温度及び湿度の状態に影響を与える周囲環境条件、消耗材、及び画像形成装置50の仕様等を示す情報が挙げられる。
ここで、故障診断部26で用いるベイジアンネットワークにてついて簡単に説明する。図5に示されているのは、線・筋欠陥に関するベイジアンネットワーク診断モデルの一例である。
ベイジアンネットワークは、変数間の因果関係を表す有向非巡回グラフであり、親が与えられると、条件つき確率分布を変数に関連付けるものである。ベイジアンネットワークは、確率理論を使用して問題領域をモデル化する。
ベイジアンネットワークは、変数(ノード;図5中の楕円で表示)のセット、及び有向エッジ(変数間の接続)を示すアーク(図5中の矢印で表示)のセットから構成される。アークと呼ばれる矢印は、因果関係を示し、矢印の方向に原因から結果へと結ばれている。各ノードは、親ノードが所定の確率の際に、子ノードに発生する状態の確率を表す条件確率テーブルを備えている。
ベイジアンネットワークは、証拠情報に基づいて状態の確率を算出することにより、故障箇所の推論を行う。故障箇所推論の結果は、画像形成装置を構成する各構成要素の故障確率で表される。
故障診断部26は、この故障箇所推論の結果として、故障確率の高い箇所を例えば3箇所操作パネル56に表示する。
電子写真方式の複写機やプリンタは、高圧電源による帯電・現像・転写、高温の定着、高分子製トナーの飛散、高速の用紙搬送、及び用紙の紙粉等の非常に厳しい機内環境で動作するよう構成されているため、良好な品質を維持するためには定期的にメンテナンスを入れる必要があり、電子写真方式の複写機やプリンタのユーザが故障箇所を診断し、簡単な故障であればユーザがパーツ交換や修復する、或いは正確な故障情報をサービスエンジニアに連絡することにより、サービス費用を低減することができる。上述したベイジアンネットワークを利用した故障診断装置を用いることで、故障診断に必要となる種々の情報を、正確かつ専門知識の無いユーザにストレスを与えることなく取得するとともに、正確、均質、及び迅速な故障診断が可能となる。
続いて、上述のように構成された本発明の実施形態において故障診断装置10で行われる処理の流れについて説明する。
まず、図6のフローチャートを参照して、故障診断装置10の制御によりテストチャートが形成された用紙が出力されるまでの処理の流れを示す。
まず、ステップ100では、出力画像データ生成部12が、操作パネル56からテストチャートの出力指示が行われたか否かを判定する。肯定された場合は、ステップ102へ移行する。
ステップ102では、操作パネル56から記録モード及び出力枚数情報が入力されたか否かを判定する。肯定された場合はステップ104へ移行する。
ステップ104では、出力画像データ生成部12が、入力された記録モードに基づき、用紙のサイズ、及び画像形成プロセスにおいて連続搬送される各用紙間の間隔を決定する。
算出手段であるステップ106では、位置情報生成部14が、出力画像データ生成部12から出力された用紙のサイズ、画像形成プロセスにおいて連続搬送される各用紙間の間隔の情報、及び出力枚数情報に基づき、画像出力部52から連続して出力される複数ページの用紙の画像形成プロセスにおける各々の位置関係を示す相対位置情報を生成する。
ステップ108では、出力画像データ生成部12が、操作パネル56から入力された画像欠陥モードに基づいて、テストチャートデータベース16から画像欠陥モードに応じたテストチャートデータを読込む。
ステップ110では、出力画像データ生成部12が、位置情報生成部14から、ステップ102で生成された相対位置情報を取得すると共に、該相対位置情報をステップ104で取得したテストチャートデータに合成することで、画像出力部52により出力される画像の出力画像データを生成する。
ステップ112では、出力画像データ格納部18が、ステップ110で生成された出力画像データを格納する。
ステップ114では、出力制御部20が、出力画像データ格納部18に格納されている出力画像データを伸長すると共に、伸長した画像データを画像出力部52に順次出力することで、画像出力部52によるテストチャートの出力を制御する。
次に、図7のフローチャートを参照して、テストチャートが形成されている用紙の読み取りが行われた後の、故障診断装置10における処理の流れの一例を示す。
ステップ150では、位置判定部24が、画像読取部54から読取画像データが入力されたか否かを判定する。肯定された場合はステップ152へ移行する。
検出手段であるステップ152では、位置判定部24が、読取画像データと、出力画像データ格納部18に格納されている出力画像データとの差分画像データから画像欠陥を検出する。
判定手段であるステップ154では、位置判定部24が、読取画像データに含まれる相対位置情報をデコード処理することにより、各用紙の搬送方向の先端位置の相対位置を示す情報を得る。
判定手段であるステップ156では、位置判定部24が、各用紙の搬送方向の先端位置の情報を、各テストチャートに発生している画像欠陥の発生位置の情報に付加することにより、1ページ目の用紙の先端位置を基準とした画像欠陥の発生位置を得る。
ステップ158では、位置判定部24が、各画像欠陥の画像形成プロセスにおける相対位置の情報から、複数ページのテストチャートに亘って周期的に発生した画像欠陥の発生間隔を解析する。
ステップ160では、故障診断部26が、位置判定部24による解析結果、及び画像形成装置50内部の状態情報等を証拠情報として、ベイジアンネットワーク診断モデルに基づいて故障箇所の診断を行う。
ステップ162では、診断結果を操作パネル56に表示する。
このように、用紙に形成したテストチャートに画像欠陥が発生した場合には、画像形成プロセスにおける該画像欠陥の位置を自動的に判定できる。この判定された位置は、画像欠陥の発生の原因の特定を行うための有力な情報になる。
また、図3に示したように、各々の用紙の相対位置を示す情報を1ページ目の用紙に埋め込むことにより、各々の用紙に各々の相対位置情報を埋め込む場合と比較して、相対位置情報の符号化処理、符号化した相対位置情報をテストチャートデータに合成する合成処理、及び相対位置情報の読取処理の処理負荷を低減することができる。
(第1の変形例)
次に、テストチャートが形成された用紙に埋め込まれる相対位置情報の第1の変形例について説明する。
第1の変形例の特徴は、連続して出力される複数ページの用紙の各々に相対位置情報を埋め込む点にある。
図8に、各々に相対位置情報が埋め込まれた用紙の一例を示す。この相対位置情報は、用紙の画像形成領域内に定められた基準位置を示すマークと、この基準位置の相対位置を示す情報とを含んでいる。このように、マークにより基準位置を明示することにより、テストチャートに発生した画像欠陥と、用紙に定められた基準位置との位置関係の把握を容易に行うことができる。
図8に示す例では、基準位置は、各用紙の画像形成領域の搬送方向の先端位置に定められている。また、各用紙に定められる基準位置の相対位置は、1ページ目に出力される用紙の搬送方向の先端位置を基準にして求められている。この基準位置の相対位置を示す情報はグリフコードにより埋め込まれている。
このように、各用紙に相対位置情報を埋め込むことにより、全ての用紙を読み取ることなく、例えば目視により画像欠陥が検出されたテストチャートが形成されている用紙のみを読み取ることで、画像欠陥の位置関係の解析を行なうことができるようになり、読取処理の負荷を小さくすることができる。
さらに、各用紙に相対位置情報が埋め込まれていることから、用紙の読み取りの順序について考慮する必要がない。
このように、各用紙に相対位置情報を埋め込むことにより、例えば、図3に示される場合と比較して、用紙の読み取り、及び画像欠陥の検出の処理負荷を低減することができる。
なお、各用紙に定めた基準位置は、図3に示した例と同様に、各用紙の搬送方向の先端位置に定めてもよく、各用紙の搬送方向の後端位置に定めてもよい。後端位置に定めた場合、図3に示した例と同様に、基準位置を示すマークは埋め込まない。また、基準位置は、各用紙の搬送方向の先端位置と後端位置との間の位置に定めてもよい。また、図8に示す例では、先端位置と後端位置との間に定めた基準位置を十字マークで示しているが、基準位置が認識できるマークであれば任意のマークを適用することができる。また、図8に示す例では、基準位置の相対位置の情報はグリフコードにより埋め込まれているが、QRコード等の別のコードを適用してもよい。
また、相対位置の基準は、1ページ目に出力される用紙以外の他の用紙の基準位置を用いてもよい。例えば、2ページ目の用紙に定められた基準位置を基準としてもよい。
(第2の変形例)
次に、テストチャートが形成された用紙に埋め込まれる相対位置情報の第2の変形例について説明する。
第2の変形例の特徴は、各々の用紙に埋め込む相対位置情報を符号化しない点にある。
図9に、符号化されていない相対位置情報の一例を示す。各用紙には、相対位置情報として、搬送方向に沿って目盛りを付したスケール画像が形成されていると共に、基準位置(例えば、1ページ目の先端位置)からの距離を表す数値が記録されている。
このスケール画像のように、相対位置情報が目視により位置を認識できる画像であれば、位置判定部24が備わっていない環境であっても、例えば、サービスエンジニアまたはユーザが、目視によって複数ページの用紙に発生した画像欠陥の位置関係の概略を知ることが可能になり、画像欠陥の発生の原因の特定を効率化することができる。
画像欠陥の発生の原因の特定が容易な画像欠陥については、このような相対位置情報が埋め込まれた用紙を用いて、画像欠陥の発生の原因の特定を行えばよい。これにより、短時間で効率的に画像欠陥の発生の原因の特定ができる。
なお、図9に示されるような目視により位置を認識できる画像と共に、符号化した相対位置情報を埋め込んでもよい。
なお、上記の実施形態に係る故障診断装置10の機能は、コンピュータプログラムで実現するようにしてもよい。図10は、本発明の実施形態に係る故障診断装置10の機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。図中、200はプログラム、202はコンピュータ、204は光磁気ディスク、206は光ディスク、208は磁気ディスク、210はメモリ、212は内部メモリ、216は読取部、220はハードディスク、218、224はインタフェース、222は通信部である。
上述した本発明の実施形態に係る故障診断装置10の各部の機能の一部または全部を、コンピュータにより実行可能なプログラム200によって実現することが可能である。その場合、そのプログラム200及びそのプログラムが用いるデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することも可能である。記憶媒体は、コンピュータのハードウエア資源に備えられている読取部216に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、または電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取部216にプログラムの記述内容を伝達できるものである。例えば、光磁気ディスク204、光ディスク206(CDやDVDなどを含む)、磁気ディスク208、またはメモリ210(ICカード、メモリカードなどを含む)等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。
これらの記憶媒体にプログラム200を格納しておき、例えばコンピュータ202の読取部216あるいはインタフェース224にこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラム200を読み出し、内部メモリ212またはハードディスク220に記憶し、CPU214によってプログラム200を実行することによって、本発明の実施形態に係る故障診断装置10の機能を実現することができる。あるいは、ネットワークなどを介してプログラム200をコンピュータ202に転送し、コンピュータ202では通信部222でプログラム200を受信して内部メモリ212またはハードディスク220に記憶し、CPU214によってプログラム200を実行することによって、本発明の実施形態に係る故障診断装置10の機能を実現してもよい。なお、コンピュータ202には、このほかインタフェース218を介して様々な装置と接続することができ、例えば情報を表示する表示装置やユーザが情報を入力する入力装置等も接続されている。
もちろん、一部の機能についてハードウエアによって構成することもできるし、すべてをハードウエア構成としてもよい。あるいは、他の構成とともに本発明の実施形態も含めたプログラムとして構成することも可能である。
なお、上記の実施形態では、画像形成装置50によって画像を形成する際に発生する、搬送方向の周期的な画像欠陥の周期を検出する場合を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、画像欠陥ではなくても周期的画像の周期を検出するものであれば、本発明の実施形態を適用することができる。
電子写真方式の画像形成装置の概略構成を示す図である。 故障診断装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態において出力されるテストチャートである。 (A)は白紙データチャートを示す図であり、(B)は周期性のある画像欠陥を含む白紙データチャートを示す図である。 ベイジアンネットワークの構成例を示すモデル図である。 故障診断装置においてテストチャートが出力されるまでに行われる処理の流れを示すフローチャートである。 故障診断装置においてテストチャートが読み取られた後に行われる処理の流れを示すフローチャートである。 テストチャートに埋め込まれる相対位置情報の第1の変形例の説明図である。 テストチャートに埋め込まれる相対位置情報の第2の変形例の説明図である。 本発明の実施形態に係る機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。
符号の説明
10 故障診断装置
12 出力画像データ生成部
14 位置情報生成部
16 テストチャートデータベース
18 出力画像データ格納部
20 出力制御部
22 画像形成制御部
24 位置判定部
26 故障診断部
50 画像形成装置
52 画像出力部
54 画像読取部
56 操作パネル
200 プログラム
202 コンピュータ

Claims (13)

  1. 所定間隔隔てて連続して搬送されると共に、各々の対応する位置に基準位置が定められ、かつ各々に画像が形成される複数の記録媒体から成る記録媒体群の最後に搬送される記録媒体に対して、前記所定間隔隔てて連続して搬送される記録媒体であって、
    前記基準位置に対応する位置に自己の基準位置が定められると共に、前記記録媒体群における何れか1つの記録媒体の基準位置を基準とした前記自己の基準位置の相対位置を示す情報を含む位置画像が形成された記録媒体。
  2. 各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を、前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出する算出手段と、
    前記画像形成過程で、前記画像データに基づいた画像、及び前記算出手段により算出された各々の相対位置を示す情報を含む位置画像の各々を対応する記録媒体の各々に形成する画像形成手段と、
    を備えた画像形成装置。
  3. 各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を、前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出する算出手段と、
    前記画像形成過程で、前記複数の記録媒体の各々に前記画像データに基づいた画像を形成すると共に、前記複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に前記算出手段により算出された前記各々の相対位置を示す情報を含む位置画像を形成する画像形成手段と、
    を備えた画像形成装置。
  4. 前記基準位置を前記記録媒体の前記画像データに基づいた画像が形成される領域内に定め、前記画像形成手段は前記基準位置に該基準位置を示すマークを更に形成する請求項2又は請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記位置画像を、符号化した前記相対位置を示す情報を含む画像とした請求項2〜請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記位置画像を、目視により前記相対位置を認識できる画像とした請求項2〜請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  7. 各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程において、各々の記録媒体に形成された前記画像データに基づいた画像、及び前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出され、かつ前記画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした対応する記憶媒体の基準位置の相対位置を示す情報を含む位置画像の各々を読み取る読取手段と、
    前記画像データと前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づいた画像の読取データとの比較結果に基づいて、画像欠陥を検出する検出手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記位置画像の読取データから得られる前記画像欠陥が発生している記録媒体の前記相対位置に基づいて、前記画像形成過程における前記画像欠陥の位置を判定する判定手段と、
    を備えた画像欠陥位置判定装置。
  8. 各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程において、前記複数の記録媒体の各々に形成された前記画像データに基づいた画像を読み取ると共に、前記複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に形成された前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出され、かつ前記画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を示す情報を含む位置画像を読み取る読取手段と、
    前記画像データと前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づいた画像の読取データとの比較結果に基づいて、画像欠陥を検出する検出手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記位置画像の読取データから得られる前記画像欠陥が発生している記録媒体の前記相対位置に基づいて、前記画像形成過程における前記画像欠陥の位置を判定する判定手段と、
    を備えた画像欠陥位置判定装置。
  9. 前記基準位置を前記記録媒体の前記画像データに基づいた画像が形成される領域内に定め、前記読取手段は前記基準位置に形成されている該基準位置を示すマークを更に読み取る請求項7又は請求項8記載の画像欠陥位置判定装置。
  10. コンピュータに、
    各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を、前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出する算出ステップと、
    前記画像形成過程で、前記画像データに基づいた画像、及び前記算出ステップにより算出された各々の相対位置を示す情報を含む位置画像の各々を対応する記録媒体の各々に形成するように画像形成手段を制御する制御ステップと、
    を実行させるための画像形成プログラム。
  11. コンピュータに、
    各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を、前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出する算出ステップと、
    前記画像形成過程で、前記複数の記録媒体の各々に前記画像データに基づいた画像を形成すると共に、前記複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に前記算出ステップにより算出された前記各々の相対位置を示す情報を含む位置画像を形成するように画像形成手段を制御する制御ステップと、
    を実行させるための画像形成プログラム。
  12. コンピュータに、
    各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程において、各々の記録媒体に形成された前記画像データに基づいた画像、及び前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出され、かつ前記画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした対応する記憶媒体の基準位置の相対位置を示す情報を含む位置画像の各々を読取手段に読み取らせる読取ステップと、
    前記画像データと前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づいた画像の読取データとの比較結果に基づいて、画像欠陥を検出する検出ステップと、
    前記読取手段により読み取られた前記位置画像の読取データから得られる前記画像欠陥が発生している記録媒体の前記相対位置に基づいて、前記画像形成過程における前記画像欠陥の位置を判定する判定ステップと、
    を実行させるための画像欠陥位置判定プログラム。
  13. コンピュータに、
    各々の対応する位置に基準位置が定められ、所定間隔隔てて連続して搬送されながら順次画像データに基づいた画像が形成される複数の記録媒体の画像形成過程において、前記複数の記録媒体の各々に形成された前記画像データに基づいた画像を読み取ると共に、前記複数の記録媒体の少なくとも1つの記録媒体に形成された前記所定間隔及び前記複数の記録媒体の各々のサイズに基づいて算出され、かつ前記画像形成過程における前記基準位置の何れか1つを基準とした他の基準位置各々の相対位置を示す情報を含む位置画像を読取手段に読み取らせる読取ステップと、
    前記画像データと前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づいた画像の読取データとの比較結果に基づいて、画像欠陥を検出する検出ステップと、
    前記読取手段により読み取られた前記位置画像の読取データから得られる前記画像欠陥が発生している記録媒体の前記相対位置に基づいて、前記画像形成過程における前記画像欠陥の位置を判定する判定ステップと、
    を実行させるための画像欠陥位置判定プログラム。
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