JP6149829B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来、印刷した用紙を読み取って得られた画像を検品済みの基準画像と照合することにより、画像の誤り、消失、汚れ等の不良を検出することが行われている。
画像のわずかな位置ずれによる不良の誤検出を減らすため、不良の検出時には、各画像から固有の画像特性を有する特徴点を検出して、その画像特性を表す特徴量を照合することが行われている。
例えば、特徴点として照合する各画像からエッジを検出し、当該エッジのエッジ方向及びエッジ強度を特徴量として求めることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、FAST(Features from Accelerated Segment Test)は、特徴点としてコーナーを検出する手法として知られている(例えば、非特許文献1参照)。FASTは、ソフトウェアにより特徴点を検出する際に、特徴点を効率良く、精度良く決定できるように機械学習を利用しており、ソフトウェアによる検出処理を高速化するために最適化されている。
特開2007−156626号公報
Machine learning for high-speed corner detection,Edward Rosten,Tom Drummond
しかしながら、エッジ方向の特徴量を求めるためには、エッジ検出時に垂直、水平及び斜め方向の各方向用のエッジ検出フィルタを切り替えてそれぞれフィルタ演算しなければならず、演算量が増大する。また、エッジ強度の特徴量はデータ量が大きいため、特徴量を保存するために必要な記憶容量も増え、コストが上昇する。さらに、各画素の周辺画素にノイズが付加されていると、エッジの誤検出が増えやすいという問題もある。
一方、FASTは、各画素から数画素離れて環状に位置する複数の周辺画素を元に特徴点を決定しているため、ノイズの影響は少なく、固有の画像特性を持つ特徴点を精度良く決定することができる。しかしながら、FASTは特徴点の検出のみ行う手法であり、特徴量を得るには、特徴点の決定後、さらに特徴点に固有の特徴量を算出するステップが必要となる。
本発明の課題は、データ量が少なく、目的の画像部分の検出精度が高い特徴量を効率良く算出することである。
請求項1に記載の発明によれば、
画像から1又は複数の特徴点を検出する特徴点検出部と、
前記特徴点検出部により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出する特徴量算出部と、を備え、
前記特徴点検出部は、
前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力し、前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換する3値化処理部と、
前記複数の周辺画素のうち、前記3値化処理部により明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定する決定部と、を備え、
前記特徴量算出部は、前記特徴点を決定した後、前記特徴点として決定した前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のうちのいずれか1つの信号値からなることを特徴とする画像処理装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、
前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、
画像から1又は複数の特徴点を検出する特徴点検出部と、
前記特徴点検出部により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出する特徴量算出部と、を備え、
前記特徴点検出部は、
前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力し、前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換する3値化処理部と、
前記複数の周辺画素のうち、前記3値化処理部により明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定する決定部と、を備え、
前記特徴量算出部は、
前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のいずれかからなり、
前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ない場合、前記特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値のうち、頻度が最大の信号値を前記方向の特徴量成分とすることを特徴とする画像処理装置が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、
画像から1又は複数の特徴点を検出する特徴点検出部と、
前記特徴点検出部により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出する特徴量算出部と、を備え、
前記特徴点検出部は、
前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力し、前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換する3値化処理部と、
前記複数の周辺画素のうち、前記3値化処理部により明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定する決定部と、を備え、
前記特徴量算出部は、
前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のいずれかからなり、
前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ない場合、前記特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値を重み付け平均し、得られた信号値を前記方向の特徴量成分とすることを特徴とする画像処理装置が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、
前記特徴量算出部は、前記重み付け平均により得られた信号値の少数部を四捨五入することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、
前記3値化処理部は、前記第1閾値を前記注目画素の画素値に応じて決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置が提供される。
請求項7に記載の発明によれば、
前記画像の解像度を、前記特徴量を用いて前記画像中から検出する画像部分のサイズに応じた解像度に変換する解像度変換部を備え、
前記特徴点検出部は、前記解像度変換部による解像度変換後の画像から前記特徴点の検出を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置が提供される。
請求項8に記載の発明によれば、
前記複数の方向が、それぞれの隣接する方向となす角度が同じであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像処理装置が提供される。
請求項9に記載の発明によれば、
(a)画像から1又は複数の特徴点を検出するステップと、
(b)前記ステップ(a)により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出するステップと、を含み、
前記ステップ(a)は、
(a1)前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力するステップと、
(a2)前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換するステップと、
(a3)前記複数の周辺画素のうち、明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定するステップと、をさらに含み、
前記ステップ(b)では、前記特徴点を決定した後、前記特徴点として決定した前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のうちのいずれか1つの信号値からなることを特徴とする画像処理方法が提供される。
請求項10に記載の発明によれば、
(a)画像から1又は複数の特徴点を検出するステップと、
(b)前記ステップ(a)により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出するステップと、を含み、
前記ステップ(a)は、
(a1)前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力するステップと、
(a2)前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換するステップと、
(a3)前記複数の周辺画素のうち、明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定するステップと、をさらに含み、
前記ステップ(b)では、
前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のいずれかからなり、
前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ない場合、前記特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値のうち、頻度が最大の信号値を前記方向の特徴量成分とすることを特徴とする画像処理方法が提供される。
請求項11に記載の発明によれば、
(a)画像から1又は複数の特徴点を検出するステップと、
(b)前記ステップ(a)により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出するステップと、を含み、
前記ステップ(a)は、
(a1)前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力するステップと、
(a2)前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換するステップと、
(a3)前記複数の周辺画素のうち、明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定するステップと、をさらに含み、
前記ステップ(b)では、
前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のいずれかからなり、
前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ない場合、前記特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値を重み付け平均し、得られた信号値を前記方向の特徴量成分とすることを特徴とする画像処理方法が提供される。
請求項12に記載の発明によれば、
前記ステップ(b)では、前記重み付け平均により得られた信号値の少数部を四捨五入することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法が提供される。
請求項13に記載の発明によれば、
前記ステップ(a2)では、前記第1閾値を前記注目画素の画素値に応じて決定することを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の画像処理方法が提供される。
請求項14に記載の発明によれば、
(c)前記画像の解像度を、前記特徴量を用いて前記画像中から検出する画像部分のサイズに応じた解像度に変換するステップをさらに含み、
前記ステップ(a)では、前記ステップ(c)による解像度変換後の画像から前記特徴点の検出を行うことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項に記載の画像処理方法が提供される。
請求項15に記載の発明によれば、
前記複数の方向が、それぞれの隣接する方向となす角度が同じであることを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の画像処理方法が提供される。
本発明によれば、データ量が少なく、目的の画像部分の検出精度が高い特徴量を効率良く算出することができる。
本実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を機能ごとに表すブロック図である。 注目画素と複数の周辺画素を例示する図である。 第1閾値の決定に用いられる特性曲線の一例を示す図である。 第1閾値の決定に用いられる特性曲線の一例を示す図である。 特徴量成分を算出する複数の方向を示す図である。 画像処理装置が、特徴点を検出し、特徴量を算出する際の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の画像処理装置及び画像処理方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置10の概略構成を機能ごとに表すブロック図である。
画像処理装置10は、画像から1又は複数の特徴点を検出し、各特徴点の特徴量を算出して出力する。画像中の文字、図形、写真等の画像部分だけでなく、濃度変化を示すのであれば、汚れ、スジ、濃度ムラ等の画像部分も固有の画像特性を有することから、画像処理装置10により出力された特徴量を用いて、画像の検査、パターン認識等を行うことができる。
例えば、画像の検査時、トナー等の色材により用紙上に形成された画像と検品済みの基準画像のそれぞれから、画像処理装置10により複数の特徴点を検出し、各特徴点の特徴量を算出して照合することにより、画像の誤り、消失、汚れ等の不良を検出することができる。また、パターン認識によって、例えば人物の画像部分を検出する場合、画像処理装置10により画像から複数の特徴点を検出してその特徴量を算出し、学習用の人物の画像からあらかじめ求められていた各特徴点の特徴量と照合することにより、画像中の人物の画像部分を検出することができる。
画像処理装置10は、図1に示すように、解像度変換部1、特徴点検出部2及び特徴量算出部3を備えている。解像度変換部1、特徴点検出部2及び特徴量算出部3は、それぞれラインバッファ等を内蔵するLSI(Large Scale Integration)等により構成することができる。
以下、各部の詳細を説明する。
解像度変換部1は、入力された画像の解像度を変換する。画像の解像度変換は必須ではなく、解像度変換を実施しない場合は、解像度変換部1は入力された画像をそのまま特徴点検出部2へ出力する。
解像度変換部1は、画像処理装置10により出力された特徴量を用いて画像中から検出する画像部分のサイズに応じて、画像の解像度を変換することができる。これにより、画像中の検出対象の画像部分を効率的に検出することが可能となる。
例えば、電子写真方式によりトナーで用紙上に画像を形成する際、感光体、転写体等のクリーニング不良が原因で除去しきれなかったトナーが汚れとして用紙上に付着することがある。このような汚れの画像部分を検出対象とする場合、検出対象の画像部分はトナーの粉体の塊であり、そのサイズは0.1mmから数mm程度である。画像の解像度を、100〜300dpiの範囲内の解像度に変換して、特徴点を検出する際の評価窓のサイズを上記粉体のサイズに合わせると、汚れの画像部分が特徴点として検出されやすくなり、汚れの画像部分の検出精度が向上する。
数mm程度のスジ、周期的な濃度ムラ等の画像部分を検出対象とする場合は、10〜50dpiの範囲内の解像度に変換することにより、当該画像部分の検出精度を高めることができる。
特徴点検出部2は、入力された画像から1又は複数の特徴点を検出する。解像度変換部1により解像度変換が実行された場合は、特徴点検出部2は、当該解像度変換後の画像から特徴点の検出を行う。
特徴点検出部2は、図1に示すように、3値化処理部21及び決定部22を備えて構成されている。
3値化処理部21は、画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力する。
複数の周辺画素は、注目画素から2画素以上離れて位置する画素である。複数の周辺画素が、注目画素を中心とする円の円周上に位置する各画素であると、コーナーの特性を有する特徴点を精度良く検出することができ、好ましい。円の半径は2画素以上であれば特に限定されないが、コーナーの特性を有する特徴点を高精度に検出できることから、3画素であることが好ましい。
図2は、注目画素と複数の周辺画素の例を示している。図2において、注目画素をC0と表し、注目画素C0を中心とする半径3画素の円を点線で表し、当該円の円周上に位置する16の周辺画素をC1〜C16と表している。
3値化処理部21は、注目画素と比較して、各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は注目画素と各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、各周辺画素の画素値を注目画素に対する各周辺画素の明るさが明るい、暗い及び同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換する。3つの信号値はそれぞれ0、1及び2であり、各信号値のデータ量は2ビットである。なお、注目画素と各周辺画素の画素値の差とは、差の絶対値をいう。
図2に示す注目画素C0の画素値をD[C0]、第1閾値をTh1(Th1は正の整数)、各周辺画素C1〜C16の画素値をD[k](kはC1〜C16を表す)、各周辺画素C1〜C16の変換後の信号値をR[k]で表すと、3値化処理部21による変換を次のように表すことができる。
D[C0]+Th1≦D[k]のとき、R[k]=0
D[C0]−Th1<D[k]<D[C0]+Th1のとき、R[k]=1
D[k]≦D[C0]−Th1のとき、R[k]=2
図2に示す例では、注目画素C0と画素値が同じである周辺画素C8及びC12は、画素値D[k]がそれぞれ1の信号値R[k]に変換される。注目画素C0よりも画素値が大きくその差が第1閾値Th1以上である周辺画素C9〜C11は、画素値D[k]がそれぞれ0の信号値R[k]に変換される。注目画素C0よりも画素値が小さくその差が第1閾値Th1以上である周辺画素C13〜C16及びC1〜C7は、画素値D[k]がそれぞれ2の信号値R[k]に変換される。
上記変換の場合、注目画素と比較した周辺画素の明るさが明るい順と信号値が大きい順とが一致するように各信号値が割り当てられている。すなわち、2の信号値は周辺画素が注目画素よりも明るい(Brighter)ことを表し、1の信号値は周辺画素と注目画素の明るさが同程度(Similar)であることを表し、0の信号値は周辺画素が注目画素よりも暗い(Darker)ことを表している。
次のような変換により、注目画素と比較した周辺画素の明るさが暗い順と信号値が大きい順とが一致するように各信号値を割り当ててもよい。
D[C0]+Th1≦D[k]のとき、R[k]=2
D[C0]−Th1<D[k]<D[C0]+Th1のとき、R[k]=1
D[k]≦D[C0]−Th1のとき、R[k]=0
この変換の場合、2の信号値は周辺画素が注目画素より暗い(Darker)ことを表し、1の信号値は周辺画素と注目画素の明るさが同程度(Similar)であることを表し、0の信号値は周辺画素が注目画素より明るい(Brighter)ことを表している。
3値化処理部21は、第1閾値Th1を、注目画素の画素値に応じて決定することができる。これにより、特徴量を用いて画像中から目的の画像部分を検出する際の検出精度を高めることができる。
例えば、白地の背景上のベタ汚れ等のように、最大濃度に近く、背景との濃度差が大きい画像部分を検出対象とする場合、図3に示す特性曲線に基づいて注目画素の画素値(%)に対応する第1閾値Th1を決定することができる。図3に示す特性曲線によれば、画素値が50%付近の中間調値であれば、決定される第1閾値Th1が大きくなる。第1閾値Th1が大きいほど、中間調の画像部分において特徴点が検出されにくくなるため、できるだけ最大濃度付近の画像部分の特徴点のみが検出されるように、汚れに対する検出感度を調整することができる。
一方、中間調の背景上のベタ汚れ等のように、背景との濃度差が小さい画像部分を検出対象とする場合、図4に示す特性曲線に基づいて注目画素の画素値(%)に対応する第1閾値Th1を決定することができる。図4に示す特性曲線によれば、画素値が50%付近の中間調値であれば、決定される第1閾値Th1が小さくなる。第1閾値Th1が小さいほど、中間調の画像部分において特徴点が検出されやすくなるため、検出対象の画像部分かどうかが疑わしい中間調の画像部分が特徴点として検出されるように、汚れに対する検出感度を調整することができる。
なお、図3及び図4中の画素値(%)を0〜100%の濃淡のレベルで表している。
決定部22は、複数の周辺画素のうち、3値化処理部21により明るいことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数か、又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、注目画素を特徴点として決定する。
例えば、図2に示す各周辺画素C1〜C16のうち、各周辺画素C1〜C7、C13〜C16の信号値R[k]が2(Brighter)である場合、注目画素C0に比較して明るいことを表す2の信号値に変換された周辺画素が連続する数は11である。第2閾値をTh2と表し、Th2=11である場合、2の信号値に変換された周辺画素が連続する数は第2閾値Th2以上であるので、決定部22は注目画素C0を特徴点として決定する。
特徴量算出部3は、特徴点検出部2により検出された1又は複数の特徴点の特徴量を算出する。
具体的には、特徴量算出部3は、注目画素の特徴量として、注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出する。この特徴量成分は、3つの信号値のいずれかからなる。
特徴量算出部3は、すべての周辺画素の信号値を、注目画素からすべての周辺画素に向かうそれぞれの方向の特徴量成分とすることができる。
上記周辺画素C1〜C16の場合、各周辺画素C1〜C16の信号値R[k]を、図5に示すように注目画素C0から各周辺画素C1〜C16に向かう16の方向W1〜W16の特徴量成分とすることができる。例えば、方向W1の特徴量成分は周辺画素C1の信号値R[C1]であり、方向W2の特徴量成分は周辺画素C2の信号値R[C2]である。1方向の特徴量成分のデータ量は信号値のデータ量と同じ2ビットであるので、すべての方向W1〜W16について特徴量を求めても、全部で32ビットのデータ量に抑えることができる。
特徴量算出部3は、特徴量成分を算出する複数の方向の数を、複数の周辺画素の数よりも少なくすることができる。
例えば、図5に示す16の方向W1〜W16のうち、8の方向W2、W4、W6、W8、W10、W12、W14及びW16の特徴量成分を算出することができる。
これにより、特徴量のデータ量ひいては特徴量を保存するための記憶容量を減らすことができ、コストの低下を図ることができる。
特徴量を算出する複数の方向は、それぞれの隣接する方向となす角度が同じとなることが好ましい。
これにより、均等な角度ごとに特徴量成分を求めることができ、特徴量成分の方向性の偏りを排除して、目的の画像部分の検出精度が高い特徴量を得ることができる。例えば、同じ4方向でも、各方向が隣接する方向となす角度が不均一な方向W1、W2、W4及びW15だと下方向の画像の特性を表す特徴量成分が得られない。一方、90度間隔の方向W2、W6、W10及びW14であれば、全方向の画像の特性を表す特徴量成分が得られ、特徴量を用いた目的の画像部分の検出精度が向上する。
特徴量成分を算出する複数の方向の数を、複数の周辺画素の数よりも少なくする場合、特徴量算出部3は、特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値を、当該方向の特徴量とすることができる。
例えば、図5に示す方向W2、W6、W10及びW14の特徴量成分を、各方向W2、W6、W10及びW14上に位置する各周辺画素C2、C6、C10及びC14の信号値R[k]に決定することができる。
特徴量算出部3は、特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値のうち、頻度が最大の信号値を当該方向の特徴量成分とすることができる。
各方向の周辺に位置する複数の周辺画素の信号値を統合して、各方向の特徴量成分を算出することができるため、周辺画素にノイズが付加されている場合でもノイズの特徴量への影響を減らすことができる。
例えば、図5に示す方向W7の特徴量成分を、方向W7上に位置する周辺画素C7と当該周辺画素C7から半径1画素の円の範囲内に位置する周辺画素C6及びC8の各信号値R[C6]〜R[C8]のうち、頻度が最大の信号値R[k]を方向W7の特徴量成分とする。信号値R[C6]及びR[C7]が2、信号値R[C8]が1である場合、頻度が最大の信号値R[k]は2であるので、方向W7の特徴量成分を2とする。
また、特徴量算出部3は、特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の各信号値を重み付け平均し、得られた信号値を、当該方向の特徴量成分とすることもできる。
この場合も、各方向の周辺に位置する複数の周辺画素の信号値を統合して、各方向の特徴量成分を算出することができるため、周辺画素に付加されたノイズの特徴量への影響を減らすことができる。
例えば、図5に示す方向W7の特徴量を算出する場合、方向W7上に位置する周辺画素C7と当該周辺画素C7から半径1画素の円の範囲内に位置する周辺画素C6及びC8の各信号値R[C6]〜R[C8]を次のようにして重み付け平均し、方向W7の特徴量成分F[W7]を算出する。
F[W7]=(R[C6]+2×R[C7]+R[C8])/4
特徴量成分を算出する方向上に位置する周辺画素の信号値を特徴量に大きく反映したい場合は、上記重み付け平均の算出式のように、各周辺画素C6、C7及びC8のうち、特徴量成分を算出する方向上に位置する周辺画素C7の重み付け係数の比率を最大にすればよい。
特徴量成分を算出する方向上に位置する周辺画素だけでなく、その方向周辺に位置する周辺画素の信号値も等しく特徴量に反映したい場合は、各信号値の平均値を求めるようにしてもよい。上記算出式においては、各周辺画素C6、C7及びC8の重み付け係数を1:1:1とすべて等しい比率にして、信号値R[k]の平均値を、方向W7の特徴量成分F[W7]として算出する。
特徴量算出部3は、重み付け平均により得られた信号値の少数部を四捨五入して、各方向の特徴量成分とすることが好ましい。四捨五入により、特徴量成分をハードウェア資源により処理しやすい2のべき乗のデータとすることができる。また、小数部の切り捨てによる目的の画像部分の検出精度の低下を防ぐことができる。
図6は、上記画像処理装置10が特徴点を検出し、特徴量を算出する際の処理手順を示している。
図6に示すように、画像処理装置10では、画像の解像度変換を実施する場合は(ステップS1;Y)、解像度変換部1が画像の解像度を変換して(ステップS2)、ステップS3の処理へ移行する。解像度変換を実施しない場合は(ステップS1;N)、解像度変換部1による解像度変換を行わずに、ステップS3の処理へ移行する。
3値化処理部21が画像の各画素のうち先頭の画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力する(ステップS3)。入力する画像は、解像度変換部1により解像度変換が実行されている場合は、解像度変換後の画像である。
次に、3値化処理部21は、注目画素と比較して画素値が大きくその差が第1閾値以上である周辺画素の画素値を、注目画素と比較した明るさが暗いことを表す0の信号値に変換する。また、3値化処理部21は、注目画素と比較して画素値が小さくその差が第1閾値以上である周辺画素の画素値を、注目画素と比較した明るさが明るいことを表す2の信号値に変換する。また、3値化処理部21は、注目画素と画素値の差が第1閾値未満である周辺画素の画素値を、注目画素と比較した明るさが同程度であることを表す1の信号値に変換する(ステップS4)。上述のように、明るいことを表す信号値が0で、暗いことを表す信号値が2であってもよい。
決定部22は、複数の周辺画素のうち、3値化処理部21により0又は2の信号値に変換された周辺画素の連続する数が第2閾値以上である場合は、注目画素を特徴点として決定する(ステップS5)。
特徴量算出部3は、注目画素が特徴点として決定されると、注目画素の特徴量として、注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出する(ステップS6)。上述したように、注目画素からすべての周辺画素へ向かう各方向の特徴量成分を算出することもできるし、すべての周辺画素へ向かう方向よりも数が少ない方向の特徴量成分を算出することもできる。
画像のすべての画素について特徴点の検出及び特徴量の算出を終えていない場合は(ステップS7;N)、ステップS3の処理へ戻り、1画素隣の未処理の画素を注目画素としてステップS3〜S6の処理を繰り返す。そして、すべての画素について特徴点の検出及び特徴量の算出を終えると(ステップS7;Y)、本処理を終了する。
以上のように、本実施の形態の画像処理装置10は、画像から1又は複数の特徴点を検出する特徴点検出部2と、特徴点検出部2により検出された1又は複数の特徴点の特徴量を算出する特徴量算出部3と、を備えている。特徴点検出部2は、画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力し、注目画素と比較して、各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は注目画素と各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、各周辺画素の画素値を、注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換する3値化処理部21と、複数の周辺画素のうち、3値化処理部21により明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、注目画素を特徴点として決定する決定部22と、を備えている。特徴量算出部3は、注目画素の特徴量として、注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が上記3つの信号値のいずれかからなる。
これにより、注目画素よりも明るい又は暗い周辺画素が連続するコーナーの特徴点を精度良く検出することができる。また、特徴点の検出時に得られた周辺画素の信号値を特徴量の算出に用いることができ、効率の良い算出が可能である。特徴量は複数の方向の特徴量成分からなるので、画像の特性をよく表す特徴量を提供することができ、特徴量を用いた目的の画像部分の検出精度を高めることができる。また、特徴量は3つの信号値のいずれかからなるため、1方向の特徴量成分のデータ量を2ビットの少ないデータ量とすることができ、特徴量の保存に必要な記憶容量を減らしてコストの削減を実現できる。
上記実施の形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記処理手順をプログラム化し、CPU(Central Processing Unit)等のコンピューターにプログラムを読み取らせて上記処理手順を実行させることにより、特徴点及び特徴量をソフトウェア処理により決定することもできる。
また、プログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としては、ROM、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、プログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
10 画像処理装置
1 解像度変換部
2 特徴点検出部
21 3値化処理部
22 決定部
3 特徴量算出部

Claims (15)

  1. 画像から1又は複数の特徴点を検出する特徴点検出部と、
    前記特徴点検出部により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出する特徴量算出部と、を備え、
    前記特徴点検出部は、
    前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力し、前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換する3値化処理部と、
    前記複数の周辺画素のうち、前記3値化処理部により明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定する決定部と、を備え、
    前記特徴量算出部は、前記特徴点を決定した後、前記特徴点として決定した前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のうちのいずれか1つの信号値からなることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像から1又は複数の特徴点を検出する特徴点検出部と、
    前記特徴点検出部により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出する特徴量算出部と、を備え、
    前記特徴点検出部は、
    前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力し、前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換する3値化処理部と、
    前記複数の周辺画素のうち、前記3値化処理部により明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定する決定部と、を備え、
    前記特徴量算出部は、
    前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のいずれかからなり、
    前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ない場合、前記特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値のうち、頻度が最大の信号値を前記方向の特徴量成分とすることを特徴とする画像処理装置。
  4. 画像から1又は複数の特徴点を検出する特徴点検出部と、
    前記特徴点検出部により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出する特徴量算出部と、を備え、
    前記特徴点検出部は、
    前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力し、前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換する3値化処理部と、
    前記複数の周辺画素のうち、前記3値化処理部により明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定する決定部と、を備え、
    前記特徴量算出部は、
    前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のいずれかからなり、
    前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ない場合、前記特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値を重み付け平均し、得られた信号値を前記方向の特徴量成分とすることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記特徴量算出部は、前記重み付け平均により得られた信号値の少数部を四捨五入することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記3値化処理部は、前記第1閾値を前記注目画素の画素値に応じて決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像の解像度を、前記特徴量を用いて前記画像中から検出する画像部分のサイズに応じた解像度に変換する解像度変換部を備え、
    前記特徴点検出部は、前記解像度変換部による解像度変換後の画像から前記特徴点の検出を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記複数の方向が、それぞれの隣接する方向となす角度が同じであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. (a)画像から1又は複数の特徴点を検出するステップと、
    (b)前記ステップ(a)により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出するステップと、を含み、
    前記ステップ(a)は、
    (a1)前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力するステップと、
    (a2)前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換するステップと、
    (a3)前記複数の周辺画素のうち、明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定するステップと、をさらに含み、
    前記ステップ(b)では、前記特徴点を決定した後、前記特徴点として決定した前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のうちのいずれか1つの信号値からなることを特徴とする画像処理方法。
  10. (a)画像から1又は複数の特徴点を検出するステップと、
    (b)前記ステップ(a)により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出するステップと、を含み、
    前記ステップ(a)は、
    (a1)前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力するステップと、
    (a2)前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換するステップと、
    (a3)前記複数の周辺画素のうち、明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定するステップと、をさらに含み、
    前記ステップ(b)では、
    前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のいずれかからなり、
    前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ない場合、前記特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値のうち、頻度が最大の信号値を前記方向の特徴量成分とすることを特徴とする画像処理方法。
  11. (a)画像から1又は複数の特徴点を検出するステップと、
    (b)前記ステップ(a)により検出された前記1又は複数の特徴点の特徴量を算出するステップと、を含み、
    前記ステップ(a)は、
    (a1)前記画像の各画素を注目画素として、注目画素と複数の周辺画素の各画素値を入力するステップと、
    (a2)前記注目画素と比較して、前記各周辺画素の画素値が大きくその差が第1閾値以上であるか、前記各周辺画素の画素値が小さくその差が第1閾値以上であるか又は前記注目画素と前記各周辺画素の画素値の差が第1閾値未満であるかによって、前記各周辺画素の画素値を、前記注目画素と比較した各周辺画素の明るさが明るい、暗い又は同程度であることを表す3つの信号値のいずれかに変換するステップと、
    (a3)前記複数の周辺画素のうち、明るい又は暗いことを表す信号値に変換された周辺画素が連続する数が第2閾値以上である場合、前記注目画素を特徴点として決定するステップと、をさらに含み、
    前記ステップ(b)では、
    前記注目画素の特徴量として、前記注目画素から複数の方向に位置する各周辺画素の信号値を用いて各方向の特徴量成分を算出し、当該特徴量成分が前記3つの信号値のいずれかからなり、
    前記複数の方向の数が、前記複数の周辺画素の数より少ない場合、前記特徴量成分を算出する方向に位置する周辺画素の信号値と、当該周辺画素から一定範囲内に位置する他の周辺画素の信号値を重み付け平均し、得られた信号値を前記方向の特徴量成分とすることを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記ステップ(b)では、前記重み付け平均により得られた信号値の少数部を四捨五入することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記ステップ(a2)では、前記第1閾値を前記注目画素の画素値に応じて決定することを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  14. (c)前記画像の解像度を、前記特徴量を用いて前記画像中から検出する画像部分のサイズに応じた解像度に変換するステップをさらに含み、
    前記ステップ(a)では、前記ステップ(c)による解像度変換後の画像から前記特徴点の検出を行うことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  15. 前記複数の方向が、それぞれの隣接する方向となす角度が同じであることを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の画像処理方法。
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