JP5975029B2 - 蛍光スクリーンおよびそれを備えた画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、励起光を吸収して蛍光(可視光)を発生する蛍光体を含む蛍光体領域と励起光を受けて拡散光を出射する拡散領域とが面内方向に周期的に配置された蛍光スクリーンおよびそれを備えた画像表示装置に関する。
特許文献1には、蛍光スクリーンと、青色の励起光を走査して蛍光スクリーン上に画像を形成する手段とを備えた表示装置が記載されている。
蛍光スクリーンは、励起光を吸収して赤色の蛍光を発生する蛍光体を含む第1の蛍光体領域と、励起光を吸収して緑色の蛍光を発生する蛍光体を含む第2の蛍光体領域と、励起光を拡散して青色の拡散光を出射する非蛍光体領域とを備え、これら領域が面内方向に周期的に配置されている。
上記の表示装置においては、蛍光スクリーンの一方の面(裏面)側から励起光を照射して、蛍光スクリーンの他方の面(表面)側から画像を観察する。
第1および第2の蛍光体領域および非蛍光体領域の各領域から出射される光の空間角度分布(視野角に相当する)が小さい場合、表示画像を見る方向(角度)によってコントラスト比や色などの見え方が異なる、いわゆる視野角依存性の問題が生じる。
特許文献1に記載のものでは、第1および第2の蛍光体領域において、励起光を吸収した蛍光体は蛍光を放射状に放出し、その放出された蛍光は、全方位に均等に拡散する。このような蛍光の全方位への拡散は、等方拡散と呼ばれている。また、非蛍光体領域も、青色の拡散光を全方位に均等に拡散するように構成されている。
第1および第2の蛍光体領域および非蛍光体領域の各領域を、等方拡散が生じるように構成することで、それぞれの領域から出射される光の空間角度分布(視野角)を大きくすることができ、視野角依存性の問題を解決することができる。
しかし、第1および第2の蛍光体領域および非蛍光体領域を等方拡散が生じるように構成した場合、各領域においては、表面側および裏面側の両方向に拡散光が出射される。この場合、裏面側に出射された拡散光は、画像の形成に寄与しないため、光利用効率が低下する。
そこで、特許文献1に記載のものでは、蛍光スクリーンの裏面に、青色の励起光を透過し、それ以外の色の光(赤色および緑色の蛍光を含む)を反射する反射層が設けられている。
反射層は、例えば誘電体多層膜よりなる波長選択性の反射層である。第1および第2の蛍光体領域から裏面側に出射された赤色および緑色の蛍光は、反射層によって表面側の方向へ反射される。これにより、蛍光の光利用効率を高めることができる。
特表2008−538145号公報
しかしながら、特許文献1に記載の表示装置においては、第1および第2の蛍光体領域から裏面側に出射された赤色および緑色の蛍光は反射層によって表面側の方向に反射されるが、非蛍光体領域から裏面側に出射された青色の拡散光は反射層を透過する。この反射層を透過した青色の拡散光は、画像の形成に寄与しないため、青色の光の光利用効率が低下する。
本発明の目的は、上記問題を解決し、蛍光だけでなく、励起光の拡散光についても、光利用効率を高めることができる蛍光スクリーンおよびそれを用いた画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の蛍光スクリーンは、
第1の直線偏光を吸収して蛍光を発生する蛍光体を含む蛍光体領域と、前記第1の直線偏光を拡散する拡散領域とを備えた蛍光スクリーンであって、
前記拡散領域に対して前記第1の直線偏光が入射される側に配置された偏光層を有し、
前記偏光層は、前記第1の直線偏光を透過し、かつ、前記第1の直線偏光と振動方向が異なる第2の直線偏光を反射することを特徴とする。
本発明の画像表示装置は、
上記の蛍光スクリーンと、
第1の直線偏光を出力する励起光源と、
前記励起光源から出力された前記第1の直線偏光で前記蛍光スクリーンの一方の面を走査する走査部と、を有する。
本発明の第1の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。 図1に示す蛍光スクリーンの拡散領域における反射手段の作用を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。 図3に示す蛍光スクリーンの拡散領域における反射手段の作用を説明するための模式図である。 本発明の第3の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。 図5に示す蛍光スクリーンの拡散領域における反射手段の作用を説明するための模式図である。 本発明の第4の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造に示す断面図である。 本発明の第5の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。 本発明の蛍光スクリーンを備えた投射型の画像表示装置の一例を示すブロック図である。
1_R、1_G 蛍光体領域
1_B 拡散領域
1_BK ブラックストライプ
2 基材
10 反射手段
11 蛍光反射層
12 位相差層
13 偏光層
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。
図1を参照すると、蛍光スクリーンは、リアプロジェクション型の画像表示装置に用いられるものであって、基材2、蛍光体領域1_R、1_G、拡散領域1_B、ブラックストライプ1_BK、および反射手段10を有する。
基材2は、少なくとも赤色、緑色および青色を含む波長域の光を透過する分光透過特性を有する。基材2は例えばアクリル(屈折率n=1.49)により形成されており、その厚さは、例えば数十μm〜数百μmの範囲で適宜に設定される。
蛍光体領域1_R、1_G、拡散領域1_Bおよびブラックストライプ1_BKは、基材2の一方の面に形成されている。ブラックストライプ1_BKは、蛍光体領域1_R、1_Gから出射される各色の蛍光や励起光4を吸収する吸収材料よりなる。
蛍光体領域1_R、1_Gおよび拡散領域1_Bは、面内方向に周期的に配置されており、各領域の間の領域にブラックストライプ1_BKが形成されている。換言すると、蛍光体領域1_R、1_Gおよび拡散領域1_Bは、ブラックストライプ1_BKによりストライプ状またはマトリクス状に区画された領域である。
蛍光体領域1_Rは、青色の励起光4を吸収して赤色の蛍光を発光する蛍光体を含む。蛍光体領域1_Gは、励起光4を吸収して緑色の蛍光を発光する蛍光体を含む。蛍光体領域1_R、1_Gにおいて、励起光4を吸収した蛍光体は蛍光を放射状に放出し、その放出された蛍光は、全方位に均等に拡散する(等方拡散)。
拡散領域1_Bは、励起光4を拡散し、青色の拡散光を出射する領域であって、入射光の偏光を保持する。このような偏光を保持する拡散領域1_Bは、摺りガラスやホログラフィック光学素子により構成することができる。例えば、アクリル樹脂等を基材上に塗布して熱硬化あるいは光硬化させた後、表面に研削加工(例えば、一方向または縦横方向に対する艶消し加工)を施すことで、偏光を保持する拡散領域を得られる。また、アクリル等の樹脂を基材上に塗布した後、ナノインプリント等により、表面に特殊なホログラムパターン(微細な凹凸溝面の集まり)を形成することで、偏光を保持する拡散領域を得られる。
拡散領域1_Bにおいて、青色の拡散光は全方位に均等に拡散する。拡散領域1_Bから出射される拡散光の空間角度分布(視野角)は、蛍光体領域1_R、1_Gから出射される蛍光の空間角度分布(視野角)と略一致する。
図1に示す例では、蛍光体領域1_R、1_G、拡散領域1_Bは、所定の順番で特定の方向に周期的に形成されている。
反射手段10は、基材2の蛍光体領域1_R、1_G、拡散領域1_Bおよびブラックストライプ1_BKが形成された面に設けられている。反射手段10は、蛍光反射層11、位相差層12および偏光層13を有する。
蛍光反射層11、位相差層12、偏光層13は、この順番で基材2側から積層されている。
蛍光反射層11は、少なくとも青色の励起光4を透過し、蛍光体領域1_R、1_Gから出射された赤色および緑色の蛍光を反射する分光透過特性を有するものであって、例えば誘電体多層膜よりなる。誘電体多層膜は、屈折率の異なる少なくとも2つの誘電体膜を交互に積層したものであって、その分光透過特性は、各誘電体膜の膜厚や屈折率により決まる。
位相差層12は、互に垂直な方向に振動する第1および第2の直線偏光の間に所定の位相差を与える。ここで、第1の直線偏光は、TM(Transverse Magnetic Wave)偏光またはp偏光である。第2の直線偏光は、TE(Transverse Electric Wave)偏光またはs偏光である。
位相差層12は、例えば、1/4λ板よりなる。λは励起光4の波長である。この場合、1/4λ板は、偏光層13側から入射する第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)および第2の直線偏光(TE偏光またはs偏光)をそれぞれ円偏光に変換し、拡散領域1_B側から入射する円偏光をその回転方向に応じて第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)または第2の直線偏光(TE偏光またはs偏光)に変換する。
偏光層13は、入射した光のうち、第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)を透過し、第2の直線偏光(TE偏光またはs偏光)を反射する。
蛍光反射層11の厚さは、30μm〜300μmの範囲であり、望ましくは30μm〜60μmの範囲である。位相差層12の厚さは、30μm〜300μmの範囲であり、望ましくは50μm〜100μmの範囲である。偏光層13の厚さは、15μm〜500μmの範囲であり、望ましくは100μm〜200μmの範囲である。
次に、本実施形態の蛍光スクリーンの反射手段10の作用を説明する。
図2は、拡散領域1_Bにおける反射手段10の作用を説明するための模式図である。図2中、破線で示した矢印は円偏光を示し、実線で示した矢印は直線偏光(第1または第2の直線偏光)を示す。
図2に示すように、第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)である励起光4が蛍光スクリーンの反射手段10側の面に照射される。
励起光4は、偏光層13、位相差層12、蛍光反射層11を順次通過する。偏光層13を透過した励起光4が位相差層12を通過する過程で、励起光4は、第1の直線偏光から円偏光に変換される。円偏光の励起光4は、蛍光反射層11をそのまま透過し、拡散領域1_Bに入射する。
拡散領域1_Bにおいて、円偏光の励起光4は拡散され、その拡散光のうち、約50%の光は基材2側の方向へ出射され、残りの光は、蛍光反射層11側へ出射される。
拡散領域1_Bから蛍光反射層11側の方向へ出射された拡散光(円偏光)は、蛍光反射層11、位相差層12を順次通過した後、偏光層13に入射する。
蛍光反射層11を透過した拡散光(円偏光)が位相差層12を通過する過程で、拡散光は、円偏光から第2の直線偏光(TE偏光またはs偏光)に変換される。偏光層13は、位相差層12からの第2の直線偏光の拡散光を位相差層12側の方向へ反射する。
偏光層13で反射された第2の直線偏光の反射光は、位相差層12、蛍光反射層11を順次通過する。偏光層13からの第2の直線偏光の反射光が位相差層12を通過する過程で、反射光は、第2の直線偏光から円偏光に変換される。円偏光の反射光は、蛍光反射層11をそのまま透過し、拡散領域1_Bに入射する。
拡散領域1_Bにおいて、円偏光の反射光は拡散され、その拡散光のうち、約50%の光は基材2側の方向へ出射され、残りの光は、蛍光反射層11の側へ出射される。ここで、拡散領域1_Bに入射した円偏光の反射光は、上述の拡散領域1_Bに入射した円偏光の励起光4の約25%の光に相当する。
拡散領域1_Bから蛍光反射層11側の方向へ出射された拡散光(円偏光)は、蛍光反射層11、位相差層12を順次通過した後、偏光層13に入射する。
蛍光反射層11を透過した拡散光(円偏光)が位相差層12を通過する過程で、拡散光は、円偏光から第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)に変換される。偏光層13は、位相差層12からの第1の直線偏光の拡散光を透過する。ここで、偏光層13を透過した第1の直線偏光の拡散光は、上述の拡散領域1_Bに入射した円偏光の励起光4の約25%の光に相当する。
上述のように、本実施形態の蛍光スクリーンによれば、拡散領域1_Bにおいて、励起光4の拡散光は、表面側(基材2側)および裏面側(蛍光反射層11側)の両方向に出射されるが、裏面側に出射された拡散光の約50%の光が反射手段10によって表面側の方向へ反射される。
励起光4のうちの拡散光として拡散領域1_Bの表面側から取り出される光の割合である光取り出し効率(光利用効率)をTとすると、Tは、以下の式により当たられる。
Figure 0005975029
上記の式によれば、原理的には、拡散領域1_Bに入射した励起光4の75%の光を拡散光として表面側から取り出すことができる。
これに対して、位相差層12および偏光層13を有していないものの場合、光取り出し効率Tは、
Figure 0005975029
となり、原理的には、拡散領域1_Bに入射した励起光4の50%の光しか、拡散光として表面側から取り出すことができない。
このように、本実施形態の蛍光スクリーンによれば、表面側から観察される青色の拡散光の輝度は、位相差層12および偏光層13を有していないものと比較して、約1.5倍に増大する。
また、蛍光体領域1_R、1_Gにおいては、蛍光体が反射手段10を透過した円偏光の励起光4を吸収して蛍光を放出する。放出された蛍光の拡散光は、表面側(基材2側)および裏面側(蛍光反射層11側)に出射されるが、裏面側に出射された蛍光の拡散光のほとんどは蛍光反射層11によって表面側の方向へ反射される。したがって、蛍光の拡散光のほとんどを表面側から取り出すことができる。
以上のように、蛍光体領域1_R、1_Gから出射された赤色および緑色の蛍光の拡散光については、そのほとんどを表面側から取り出すことができ、また、拡散領域1_Bに入射した励起光4の約75%の光を拡散光として表面側から取り出すことができるので、高輝度の画像を提供することができる。
本実施形態の蛍光スクリーンは本発明の一例であり、その構成については、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で当業者が理解し得る変形を加えることができる。
例えば、反射手段10は、基材2側から位相差層12、偏光層13、蛍光反射層11を順次積層した構造であってもよい。
基材2に形成される蛍光体領域は、赤色および緑色の蛍光を出射する蛍光体領域に限定されるものではない。蛍光体領域として、他の色の蛍光を出射する領域を加えてもよく、また、特定の色の蛍光を出射する領域のみで構成してもよい。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。
本実施形態の蛍光スクリーンは、反射手段10の一部が異なる以外は、第1の実施形態のものと同じものである。
反射手段10は、蛍光反射層11、位相差層12aおよび偏光層13aを有する。蛍光反射層11は、第1の実施形態のものと同じである。
位相差層12aは、拡散領域1_B上に形成されており、偏光層13aは、位相差層12a上に形成されている。換言すると、ブラックストライプ1_BKにより区画された領域に、拡散領域1_B、位相差層12a、偏光層13aがこの順番で基材2側から積層されている。この積層部全体の厚さは、蛍光体領域1_R、1_Gの厚さと略一致する。
蛍光反射層11は、拡散領域1_B、位相差層12aおよび偏光層13aの積層部、蛍光体領域1_R、1_Gおよびブラックマトリクス1_BKが形成された面全体に設けられている。
図4は、拡散領域1_Bにおける反射手段10の作用を説明するための模式図である。図4中、破線で示した矢印は円偏光を示し、実線で示した矢印は直線偏光(第1または第2の直線偏光)を示す。
図4に示すように、第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)である励起光4が蛍光スクリーンの反射手段10側の面に照射される。
励起光4は、蛍光反射層11、偏光層13a、位相差層12aを順次通過する。偏光層13aを透過した励起光4が位相差層12aを通過する過程で、励起光4は、第1の直線偏光から円偏光に変換される。位相差層12aを通過した円偏光の励起光4は、拡散領域1_Bに入射する。
拡散領域1_Bにおいて、円偏光の励起光4は拡散され、その拡散光のうち、約50%の光は基材2側の方向へ出射され、残りの光は、位相差層12a側へ出射される。
拡散領域1_Bから位相差層12a側の方向へ出射された拡散光(円偏光)は、位相差層12aを通過した後、偏光層13aに入射する。拡散領域1_Bからの拡散光(円偏光)が位相差層12aを通過する過程で、拡散光は、円偏光から第2の直線偏光に変換される。偏光層13aは、位相差層12aからの第2の直線偏光の拡散光を位相差層12a側の方向へ反射する。
偏光層13aで反射された第2の直線偏光の反射光は、位相差層12aを通過後、拡散領域1_Bに入射する。偏光層13aからの第2の直線偏光の反射光が位相差層12aを通過する過程で、反射光は、第2の直線偏光から円偏光に変換される。円偏光の反射光は、拡散領域1_Bに入射する。
拡散領域1_Bにおいて、円偏光の反射光は拡散され、その拡散光のうち、約50%の光は基材2側の方向へ出射され、残りの光は、位相差層12a側へ出射される。ここで、拡散領域1_Bに入射した円偏光の反射光は、上述の拡散領域1_Bに入射した円偏光の励起光4の約25%の光に相当する。
拡散領域1_Bから位相差層12a側の方向へ出射された拡散光(円偏光)は、位相差層12aを順次通過した後、偏光層13aに入射する。拡散領域1_Bからの拡散光(円偏光)が位相差層12aを通過する過程で、拡散光は、円偏光から第1の直線偏光に変換される。偏光層13aは、位相差層12aからの第1の直線偏光の拡散光をそのまま透過する。
偏光層13aを透過した第1の直線偏光の拡散光は、蛍光反射層11に入射する。蛍光反射層11は、偏光層13aからのを第1の直線偏光の拡散光をそのまま透過する。ここで、蛍光反射層11を透過した第1の直線偏光の拡散光は、上述の拡散領域1_Bに入射した円偏光の励起光4の約25%の光に相当する。
上述のように、拡散領域1_Bにおいて、励起光4の拡散光は、表面側(基材2側)および裏面側(蛍光反射層11側)の両方向に出射されるが、裏面側に出射された拡散光の約50%の光が反射手段10によって表面側の方向へ反射される。よって、第1の実施形態の場合と同様、本実施形態の蛍光スクリーンによっても、表面側から観察される青色の拡散光の輝度を、位相差層12aおよび偏光層13aを有していないものと比較して、約1.5倍に増大することができる。
また、蛍光体領域1_R、1_Gにおいては、蛍光体が反射手段10を透過した円偏光の励起光4を吸収して蛍光を放出し、放出された蛍光の拡散光が、表面側(基材2側)および裏面側(蛍光反射層11側)の両方向に出射される。裏面側に出射された蛍光の拡散光のほとんどは蛍光反射層11によって表面側の方向へ反射される。したがって、蛍光の拡散光のほとんどを表面側から取り出すことができる。
以上のように、蛍光体領域1_R、1_Gから出射された赤色および緑色の蛍光の拡散光については、そのほとんどを表面側から取り出すことができ、また、拡散領域1_Bに入射した励起光4の約75%の光を表面側から取り出すことができるので、高輝度の画像を提供することができる。
また、第1の実施形態のものでは、位相差層12aおよび偏光層13aは、拡散領域1_B上だけでなく、蛍光体領域1_R、1_G上にも形成されている。しかし、蛍光体領域1_R、1_G上に形成された位相差層12aおよび偏光層13aの部分は、蛍光に対して何ら作用しないため、不要である。これに対して、本実施形態によれば、位相差層12aおよび偏光層13aは、拡散領域1_B上にのみ形成されている。このように、位相差層12aおよび偏光層13aを蛍光体領域1_R、1_G上に形成する必要がないので、スクリーンの厚さを薄くすることができ、コストも削減することができる。
本実施形態の蛍光スクリーンにおいて、蛍光反射層11は、蛍光体領域1_R、1_G上にのみ形成してもよい。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。
本実施形態の蛍光スクリーンは、拡散領域1_Bおよび反射手段10の一部が異なる以外は、第1の実施形態のものと同じものである。
拡散領域1_Bは、偏光が保持されない拡散材料よりなる。この拡散材料として、例えば、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどの無機系粒子や、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PS)などの有機系粒子がある。そのような拡散材料をアクリル樹脂等のバインダに混ぜたものを基材2の所望の領域に塗布し、熱硬化または光硬化させることで、拡散領域1_Bを形成する。
反射手段10は、蛍光反射層11および偏光層13を有するが、位相差層12を有していない点で、第1の実施形態のものと異なる。蛍光反射層11および偏光層13は、第1の実施形態のものと同じである。
図6は、拡散領域1_Bにおける反射手段10の作用を説明するための模式図である。図6中、破線で示した矢印はランダム偏光を示し、実線で示した矢印は直線偏光(第1または第2の直線偏光)を示す。
図6に示すように、第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)である励起光4が蛍光スクリーンの反射手段10側の面に照射される。
励起光4は、偏光層13、蛍光反射層11を順次通過して拡散領域1_Bに入射する。拡散領域1_Bでは、入射した励起光4が拡散され、ランダム偏光の拡散光が表面側および裏面側の両方向に出射される。
拡散領域1_Bから裏面側の方向に出射されたランダム偏光の拡散光は、蛍光反射層11を通過して偏光層13に入射する。偏光層13は、拡散領域1_Bからのランダム偏光の拡散光のうち、第1の直線偏光についてはそのまま透過させ、第2の直線偏光については、拡散領域1_B側の方向へ反射する。
偏光層13からの第2の直線偏光の反射光は、蛍光反射層11を通過して拡散領域1_Bに入射する。拡散領域1_Bでは、入射した第2の直線偏光の反射光が拡散され、ランダム偏光の拡散光が表面側および裏面側の両方向に出射される。その後、拡散領域1_Bにおける第2の直線偏光の拡散の過程および偏光層13における第1の直線偏光の透過および第2の直線偏光の反射の過程が繰り返し行われる。
上記の反射手段10の作用によれば、励起光4のうちの、拡散領域1_Bの表面側から取り出される光の割合(光取り出し効率)をTとすると、Tは、以下の等比吸収の式により与えられる。
Figure 0005975029
上記の式によれば、原理的には、拡散領域1_Bに入射した励起光4の約67%の光を拡散光として表面側から取り出すことができる。
これに対して、位相差層12および偏光層13を有していないものの場合、光取り出し効率Tは50%である。よって、本実施形態の蛍光スクリーンによれば、表面側から観察される青色の拡散光の輝度は、位相差層12および偏光層13を有していないものと比較して、約1.3倍に増大する。
また、蛍光体領域1_R、1_Gにおいては、蛍光体が反射手段10を透過した励起光4を吸収して蛍光を放出する。放出された蛍光の拡散光は、表面側(基材2側)および裏面側(蛍光反射層11側)に出射されるが、裏面側に出射された蛍光の拡散光のほとんどは蛍光反射層11によって表面側の方向へ反射される。したがって、蛍光の拡散光のほとんどを表面側から取り出すことができる。
以上のように、蛍光体領域1_R、1_Gから出射された赤色および緑色の蛍光の拡散光については、そのほとんどを表面側から取り出すことができ、また、拡散領域1_Bに入射した励起光4の約67%の光を拡散光として表面側から取り出すことができるので、高輝度の画像を提供することができる。
また、本実施形態の蛍光スクリーンは、第1の実施形態のものと比較して、位相差層12を有していないので、スクリーンの厚さを薄くすることができ、かつ、製造工数の削減およびコストの低減を図ることができる。
なお、反射手段10は、基材2側から偏光層13、蛍光反射層11を順次積層した構造であってもよい。
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。
本実施形態の蛍光スクリーンは、拡散領域1_Bおよび反射手段10の一部が異なる以外は、第2の実施形態のものと同じものである。
拡散領域1_Bは、第3の実施形態のものと同じである。反射手段10は、蛍光反射層11および偏光層13aを有するが、位相差層12aを有していない点で、第2の実施形態のものと異なる。蛍光反射層11および偏光層13aは、第2の実施形態のものと同じである。
本実施形態の蛍光スクリーンによっても、第3の実施形態のものと同様の作用効果を得ることができる。
なお、本実施形態の蛍光スクリーンにおいて、蛍光反射層11は、蛍光体領域1_R、1_G上にのみ形成してもよい。
(第5の実施形態)
図8は、本発明の第5の実施形態である蛍光スクリーンの一部の断面構造を模式的に示す断面図である。
本実施形態の蛍光スクリーンは、反射手段10の一部が異なる以外は、第2の実施形態のものと同じものである。
反射手段10は、蛍光反射層11a、位相差層12aおよび偏光層13aを有する。位相差層12aおよび偏光層13aは、第2の実施形態のものと同じであって、拡散領域1_B上に形成されている。蛍光反射層11aは蛍光体領域1_R、1_G上に形成されている。
具体的に説明すると、蛍光体領域1_R、蛍光反射層11aがこの順番で基材2側から積層された積層部と、蛍光体領域1_Gおよび蛍光反射層11aがこの順番で基材2側から積層された積層部と、拡散領域1_B、位相差層12a、拡散層13aがこの順番で基材2側から積層された積層部とが、ブラックストライプ1_BKにより区画されている。各積層部の厚さは、略同じである。
本実施形態の蛍光スクリーンによっても、第2の実施形態のものと同様の作用効果を得ることができる。
本実施形態の蛍光スクリーンにおいて、位相差層12を削除し、拡散領域1_Bを第3の実施形態で説明した拡散材料で構成してもよい。
上述した各実施形態の蛍光スクリーンにおいて、励起光4を第2の直線偏光(TE偏光またはs偏光)としてもよい。この場合は、偏光層13、13aは、第2の直線偏光(TE偏光またはs偏光)を透過させ、第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)を反射するような特性を有する。
以上説明した本発明の蛍光スクリーンは、リアプロジェクション型の画像表示装置全般に適用することができる。
以下、本発明の蛍光スクリーンを備える画像表示装置について説明する。
図9に、本発明の蛍光スクリーンを備えた画像表示装置の一例を示す。
図9を参照すると、画像表示装置は、リアプロジェクション型のものであって、制御部20、励起光源21、走査部22および蛍光スクリーン24を有する。
蛍光スクリーン24は、前述した各実施形態の蛍光スクリーンのいずれかにより構成されている。
励起光源21は、例えばレーザダイオード(LD)に代表されるレーザ光源であって、第1の直線偏光(TM偏光またはp偏光)または第2の直線偏光(TE偏光またはs偏光)の励起光を出力する。励起光を第1および第2の直線偏光のいずれに設定するかは、蛍光スクリーンの構成(偏光層の特性)により決まる。
走査部22は、励起光源21からの光ビーム(図1等に示した励起光4)で蛍光スクリーン24の反射手段10側の面を波状の走査軌跡23aのように走査する。
走査部22は、ポリゴンミラーやガルバノミラーまたはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等の共振ミラーよりなる。走査部22は、水平方向と垂直方向の両方向の走査可能な2軸走査素子であっても良く、また、水平方向に走査する走査素子と垂直方向に走査する走査素子の2つの素子を組み合わせた構成であっても良い。
走査軌跡23aによれば、励起光を水平方向に走査し、蛍光スクリーン24の左右の端部で走査方向を反転させる。この水平方向の走査と同時に、垂直方向にも走査することで、蛍光スクリーン24上を2次元走査させることが可能である。
制御部20は、外部装置から入力された映像信号Sに基づいて、走査部22および励起光源21の動作を制御する。外部装置は、パーソナルコンピュータなどに代表される映像信号供給装置である。
なお、励起光源21がランダム偏光の励起光を出力する構造である場合は、励起光源21から出射された励起光の光路中に、励起光を第1または第2の直線偏光に変換する偏光変換素子を設けてもよい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の構成および動作については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
この出願は、2011年6月20日に出願された日本出願特願2011−136178を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. 第1の直線偏光を吸収して蛍光を発生する蛍光体を含む蛍光体領域と、前記第1の直線偏光を拡散する拡散領域とを備えた蛍光スクリーンであって、
    前記拡散領域に対して前記第1の直線偏光が入射される側に配置された偏光層を有し、
    前記偏光層は、前記第1の直線偏光を透過し、かつ、前記第1の直線偏光と振動方向が異なる第2の直線偏光を反射することを特徴とする蛍光スクリーン。
  2. 前記第1の直線偏光を透過させて前記蛍光体領域へ入射させ、該入射により前記蛍光体領域にて発生した前記蛍光を前記蛍光体領域側へ反射させる蛍光反射層をさらに有する請求項1に記載の蛍光スクリーン。
  3. 前記蛍光反射層は、前記蛍光体領域および拡散領域を含む領域上に形成され、前記偏光層は前記蛍光反射層上に形成されている、請求項2に記載の蛍光スクリーン。
  4. 前記偏光層は前記拡散領域上に形成され、前記蛍光反射層は、前記蛍光体領域および偏光層を含む領域上に形成されている、請求項2に記載の蛍光スクリーン。
  5. 前記偏光層および拡散領域の積層部と前記蛍光体領域とは、前記第1の直線偏光および蛍光を吸収するブラックストライプにより区画されている、請求項4に記載の蛍光スクリーン。
  6. 前記蛍光反射層は前記蛍光体領域上に形成され、前記偏光層は前記拡散領域上に形成されている、請求項2に記載の蛍光スクリーン。
  7. 前記拡散領域および偏光層の積層部と前記蛍光体領域および蛍光反射層の積層部とは、前記第1の直線偏光および蛍光を吸収するブラックストライプにより区画されている、請求項6に記載の蛍光スクリーン。
  8. 前記偏光層は、前記蛍光体領域および拡散領域を含む領域上に形成され、前記蛍光反射層は前記偏光層上に形成されている、請求項2に記載の蛍光スクリーン。
  9. 前記拡散領域と前記偏光層との間に設けられ、前記偏光層側から入射する前記第1および第2の直線偏光をそれぞれ円偏光に変換し、前記拡散領域側から入射する円偏光をその回転方向に応じて前記第1または第2の直線偏光に変換する位相差層を、さらに有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の蛍光スクリーン。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の蛍光スクリーンと、
    第1の直線偏光を出力する励起光源と、
    前記励起光源から出力された前記第1の直線偏光で前記蛍光スクリーンの一方の面を走査する走査部と、を有する、画像表示装置。
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