JP2017191280A - 波長変換素子、照明装置およびプロジェクター - Google Patents

波長変換素子、照明装置およびプロジェクター Download PDF

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Abstract

【課題】励起光の利用効率が高く、発光領域の拡大を低減できる波長変換素子を提供する。
【解決手段】本発明の波長変換素子43は、第1の部材46と第2の部材47とを含む蛍光体層42を備え、蛍光体層42を励起させる励起光の波長帯における第1の部材46の屈折率と第2の部材47の屈折率との差が、蛍光体層42で生成された蛍光光の波長帯における第1の部材46の屈折率と第2の部材47の屈折率との差よりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、波長変換素子、照明装置およびプロジェクターに関する。
近年、プロジェクター用の照明装置として、蛍光体を利用した照明装置が提案されている。この種の照明装置は、光源から射出された励起光を蛍光体に照射して蛍光光を発生させることにより、蛍光光を含む照明光を生成する。下記の特許文献1には、複数の気孔を含有させた蛍光体セラミックスと、励起光を射出する固体光源と、を備えた光源装置が開示されている。
特開2012−64484号公報
蛍光光は、蛍光体の内部を等方的に伝播した後に外部に射出されるため、発光領域(蛍光光の射出領域)は、励起光の入射領域よりも大きくなる。発光領域が大きくなると、エテンデューが大きくなり、蛍光体の後段の集光レンズで呑み込めない成分が生じる。これにより、蛍光光の利用効率が低下する。
特許文献1の光源装置では、蛍光体層に複数の気泡を含有させることによって、蛍光体層に散乱性を持たせ、発光領域の拡大を低減している。ところが、蛍光体層に複数の気泡を含有させると、蛍光光だけでなく、蛍光体層に入射した励起光も散乱される。そのため、励起光の一部は、蛍光体に吸収されずに後方散乱し、蛍光体層の外部へ射出される。これにより、励起光の利用効率が低下する。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、励起光の利用効率が高く、発光領域の拡大を低減できる波長変換素子を提供することを目的の一つとする。また、本発明の一つの態様は、上記の波長変換素子を備えた照明装置を提供することを目的の一つとする。また、本発明の一つの態様は、上記の照明装置を備えたプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の波長変換素子は、第1の部材と第2の部材とを含む蛍光体層を備え、前記蛍光体層を励起させる励起光の波長帯における前記第1の部材の屈折率と前記第2の部材の屈折率との差が、前記蛍光体層で生成された蛍光光の波長帯における前記第1の部材の屈折率と前記第2の部材の屈折率との差よりも小さい。
上記の課題を解決するために、波長変換素子は、励起光に対して散乱性が低く、蛍光光に対しては散乱性が高い特性を有する蛍光体層を備えればよい。蛍光体層が第1の部材と第2の部材とを含む場合、スネルの法則から、第1の部材と第2の部材との屈折率差が大きい程、光が第1の部材と第2の部材との界面を通過するときの角度変化、すなわち屈折が大きく、散乱性が高くなる。逆に第1の部材と第2の部材との屈折率差が小さい程、光が第1の部材と第2の部材との界面を通過するときの角度変化が小さく、散乱性が低くなる。
本発明の一つの態様の波長変換素子においては、励起光の波長帯における第1の部材の屈折率と第2の部材の屈折率との差は、蛍光光の波長帯における第1の部材の屈折率と第2の部材の屈折率との差よりも小さい。そのため、励起光に対する散乱性は相対的に低くなり、蛍光光に対する散乱性は相対的に高くなる。したがって、励起光の後方散乱が減少するとともに、蛍光光が光入射面の法線方向と交差する方向へ伝播しにくくなる。これにより、励起光の利用効率が高く、発光領域の拡大を低減できる波長変換素子を実現することができる。
本発明の一つの態様の波長変換素子において、前記第2の部材は蛍光体を含んでもよい。
この構成によれば、蛍光体層を第1の部材と第2の部材の2種類の部材で構成できるため、簡易な構成とすることができる。
本発明の一つの態様の波長変換素子において、前記蛍光体層が第3の部材をさらに含み、前記励起光の波長帯における前記第1の部材の屈折率と前記第3の部材の屈折率との差が、前記蛍光光の波長帯における前記第1の部材の屈折率と前記第3の部材の屈折率との差よりも小さくてもよい。
この構成によれば、蛍光光に対する散乱性をより高めることができるため、発光領域の拡大をさらに低減できる。
本発明の一つの態様の波長変換素子において、前記蛍光体層が、蛍光体を含む第3の部材をさらに含んでいてもよい。
この構成によれば、第1の部材および第2の部材は蛍光体を含まなくてよいため、第1の部材および第2の部材の材料選択の自由度を高めることができる。
本発明の一つの態様の照明装置は、本発明の一つの態様の波長変換素子と、前記蛍光体を励起させる励起光を射出する光源と、を備える。
この構成によれば、励起光の利用効率に優れ、エテンデューが小さい照明装置を実現することができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の照明装置と、前記照明装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学系と、を備えている。
この構成によれば、光の利用効率が高いプロジェクターを実現することができる。
本発明の第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 第1実施形態の波長変換素子の断面図である。 励起光と蛍光光のそれぞれのスペクトルの一例を示す図である。 実施例で用いたガラスと蛍光体の屈折率の波長分散を示す図である。 第2実施形態の波長変換素子の断面図である。 波長変換素子の変形例を示す断面図である。 波長変換素子の他の変形例を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図7を用いて説明する。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
[プロジェクター]
本実施形態に係るプロジェクターの一例について説明する。
本実施形態のプロジェクターは、スクリーン(被投射面)上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクターは、赤色光、緑色光、青色光の各色光に対応した3つの液晶光変調装置を備えている。プロジェクターは、照明装置の光源として、高輝度・高出力な光が得られる半導体レーザーを備えている。
図1は、本実施形態に係るプロジェクターの光学系を示す概略図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、第1照明装置100と、第2照明装置102と、色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400Rと、液晶光変調装置400Gと、液晶光変調装置400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投射光学系600と、を備える。
本実施形態の第1照明装置100は、特許請求の範囲の照明装置に対応する。
第1照明装置100は、第1光源10と、コリメート光学系70と、ダイクロイックミラー80と、コリメート集光光学系90と、回転蛍光板30と、モーター50と、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150と、を備える。
第1光源10は、励起光として第1の波長帯の青色のレーザー光(発光強度のピーク:約445nm)Eを射出する半導体レーザーから構成されている。第1光源10は、1つの半導体レーザーで構成されていてもよいし、複数の半導体レーザーで構成されていてもよい。
なお、第1光源10は、445nm以外の波長、例えば460nmの青色レーザー光を射出する半導体レーザーを用いることもできる。
本実施形態の第1光源10は、特許請求の範囲の光源に対応する。
第1光源10は、第1光源10から射出されるレーザー光の光軸200axが照明光軸100axと直交するように配置されている。
コリメート光学系70は、第1レンズ72と、第2レンズ74と、を備える。コリメート光学系70は、第1光源10から射出された光を略平行化する。第1レンズ72および第2レンズ74は、凸レンズで構成されている。
ダイクロイックミラー80は、コリメート光学系70からコリメート集光光学系90に至る光路中に、第1光源10の光軸200axと照明光軸100axとの各々に対して45°の角度で交わるように配置されている。ダイクロイックミラー80は、励起光Eを反射させ、赤色光および緑色光を含む黄色の蛍光光Yを透過させる。
コリメート集光光学系90は、ダイクロイックミラー80を通過した励起光Eを集光して回転蛍光板30の波長変換素子42に入射させる機能と、回転蛍光板30から射出された蛍光を略平行化する機能と、を有する。コリメート集光光学系90は、第1レンズ92と、第2レンズ94と、を備えている。第1レンズ92および第2レンズ94は、凸レンズで構成されている。
第2照明装置102は、第2光源710と、集光光学系760と、散乱板732と、コリメート光学系770と、を備えている。
第2光源710は、第1照明装置100の第1光源10と同一の半導体レーザーから構成されている。第2光源710は、1つの半導体レーザーで構成されていてもよいし、複数の半導体レーザーで構成されていてもよい。
集光光学系760は、第1レンズ762と、第2レンズ764と、を備えている。集光光学系760は、第2光源710から射出された青色光Bを散乱板732上もしくは散乱板732の近傍に集光させる。第1レンズ762および第2レンズ764は、凸レンズで構成されている。
散乱板732は、第2光源710からの青色光Bを散乱させ、回転蛍光板30から射出された蛍光光Yの配光分布に近い配光分布を有する青色光Bを生成する。散乱板732として、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。
コリメート光学系770は、第1レンズ772と、第2レンズ774と、を備える。コリメート光学系770は、散乱板732から射出された光を略平行化する。第1レンズ772および第2レンズ774は、凸レンズで構成されている。
第2照明装置102から射出された青色光Bは、ダイクロイックミラー80により反射され、回転蛍光板30から射出されダイクロイックミラー80を透過した蛍光光Yと合成されて白色光Wとなる。白色光Wは、第1レンズアレイ120に入射する。
回転蛍光板30は、モーター50と、基材40と、反射層41と、蛍光体層42と、を備える。回転蛍光板30は、青色光からなる励起光Eが入射する側と同じ側に向けて蛍光光Yを射出する。すなわち、回転蛍光板30は、反射型の回転蛍光板である。
基材40は、例えばアルミニウム、銅等の放熱性に優れた金属製の基材から構成される。基材40は、モーター50により回転軸の周りに回転可能とされている。基材40は、平面形状が円形の板体であり、例えば直径が50mm〜60mm程度に設定され、厚さが1mm〜2mm程度に設定される。
蛍光体層42は、平面形状が円環状の無機蛍光体材料を含んで構成されている。蛍光体層42は、基材40の一面40a側において、回転軸の周りに設けられている。
図2は、本実施形態の波長変換素子43の断面図である。
図2に示すように、波長変換素子43は、蛍光体層42と、反射層41と、を備えている。蛍光体層42は、励起光Eが入射する光入射面42aと、光入射面42aと反対側の対向面42bと、を有する。反射防止層44は、蛍光体層42の光入射面42aに設けられている。反射層41は、蛍光体層42の対向面42bに設けられている。波長変換素子43は、反射層41に設けられた接着材層45によって基材40に貼り付けられている。接着材層45としては、例えばシリコーン樹脂が用いられる。
蛍光体層42は、バインダー46と、複数の蛍光体粒子47と、複数の散乱体粒子48と、を含む。複数の蛍光体粒子47は、バインダー46の内部に略均一に分散している。複数の散乱体粒子48は、バインダー46の内部に略均一に分散している。バインダー46、蛍光体粒子47、および散乱体粒子48は、それぞれ異なる屈折率を有する。
本実施形態のバインダー46は、特許請求の範囲の第1の部材に相当する。本実施形態の蛍光体粒子47は、特許請求の範囲の第2の部材に相当する。本実施形態の散乱体粒子48は、特許請求の範囲の第3の部材に相当する。
バインダー46は、透光性を有する無機材料もしくは有機材料で構成される。具体的には、無機材料として、例えば各種のガラス、アルミナ等の透光性酸化物セラミックスなどが用いられる。有機材料としては、例えばポリエステル樹脂などの樹脂材料が用いられる。
蛍光体粒子47は、例えば黄色の蛍光光を発する無機蛍光体で構成される。具体的には、無機蛍光体として、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAl12:Ce3+(YAG))系蛍光体、(Sr,Ba)SiO:Eu2+系蛍光体、Ca(Si,Al)12(O,N)16:Eu2+系蛍光体、等が用いられる。もしくは、黄色光を発光する無機蛍光体として、緑色蛍光体と赤色蛍光体とを混合した蛍光体を用いてもよい。その場合、緑色蛍光体として、LuAl12:Ce3+系蛍光体、Y:Eu2+系蛍光体、(Ba,Sr)SiO:Eu2+系蛍光体、BaSi12:Eu2+系蛍光体、(Si,Al)(O,N):Eu2+系蛍光体等を用いることができる。赤色蛍光体として、CaAlSiN:Eu2+系蛍光体、CaSi:Eu2+系蛍光体、(Ba,Sr)SiO:Eu2+系蛍光体、BaSi12:Eu2+系蛍光体、KSiF:Mn4+系蛍光体、KTiF:Mn4+系蛍光体等を用いることができる。
散乱体粒子48は、例えば透光性を有する無機材料で構成される。具体的には、無機材料として、例えば各種のガラス、アルミナ等の透光性酸化物セラミックスなどが用いられる。
バインダー46と蛍光体粒子47とに着目したとき、励起光の波長帯におけるバインダー46と蛍光体粒子47との屈折率差が、蛍光光の波長帯におけるバインダー46と蛍光体粒子47との屈折率差よりも小さくなるように、バインダー46の材料と蛍光体粒子47の材料とが選定される。もしくは、バインダー46と散乱体粒子48とに着目したとき、励起光の波長帯におけるバインダー46と散乱体粒子48との屈折率差が、蛍光光の波長帯におけるバインダー46と散乱体粒子48との屈折率差よりも小さくなるように、バインダー46の材料と散乱体粒子48の材料とが選定される。本実施形態の場合、少なくとも上記のいずれか一方の条件を満たせばよい。これにより、励起光に対する散乱性を低くし、蛍光光に対する散乱性を高くすることができる。
蛍光体層42の内部には、バインダー46、蛍光体粒子47、散乱体粒子48の3つの部材が存在する。光は屈折率が互いに異なる2つの物質の界面で屈折するため、上述したように、バインダー46と蛍光体粒子47との屈折率の組合せ、およびバインダー46と散乱体粒子48との屈折率の組合せを考慮すればよい。蛍光体粒子47と散乱体粒子48とは互いに接触して界面を構成することが十分に少ないと考えられる。そのため、蛍光体粒子47と散乱体粒子48との屈折率の組合せについては無視できる。
反射防止層44は、蛍光体層42の光入射面42aに入射する励起光Eの反射を低減させるための膜である。反射防止層44の具体例としては、例えば蛍光体層42の光入射面42aを鏡面研磨し、その表面に誘電体多層膜を成膜したものなどが挙げられる。
反射層41は、蛍光体層42と接着材層45との間に設けられている。反射層41は、蛍光光Yを高い反射率で反射するように設計されている。反射層41の具体例としては、例えばアルミニウム、銀等の反射率の高い金属反射膜が挙げられる。これにより、反射層41は、基材40側に向かう蛍光光Yの多くを図2の上方(基材40とは反対側)に向けて反射する。
波長変換素子43にはレーザー光からなる励起光Eが入射するため、波長変換素子43において熱が発生する。本実施形態では、基材40を回転させることで、波長変換素子42における励起光Eの入射位置を時間的に変化させている。これにより、波長変換素子42の同じ部分に励起光Eが常時照射され、波長変換素子42が局所的に加熱されて劣化することを低減している。
図1に示すように、第1レンズアレイ120は、ダイクロイックミラー80からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。複数の第1小レンズ122は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。第2レンズアレイ130は、後段の重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の第1小レンズ122の像を液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、および液晶光変調装置400Bのそれぞれの画像形成領域もしくはその近傍に結像させる。複数の第2小レンズ132は、照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束を、偏光方向が揃った直線偏光光に変換する。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140から射出された各部分光束を集光し、液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、および液晶光変調装置400Bのそれぞれの画像形成領域もしくはその近傍で互いに重畳させる。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、および重畳レンズ150は、回転蛍光板30から射出された光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210と、ダイクロイックミラー220と、反射ミラー230と、反射ミラー240と、反射ミラー250と、リレーレンズ260と、リレーレンズ270と、を備える。色分離導光光学系200は、第1照明装置100と第2照明装置102とから得られた白色光Wを赤色光Rと緑色光Gと青色光Bとに分離し、赤色光R、緑色光G、および青色光Bを、対応する液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、および液晶光変調装置400Bに導光する。フィールドレンズ300R、フィールドレンズ300G、およびフィールドレンズ300Bは、色分離導光光学系200と液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、および液晶光変調装置400Bとの間に配置されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を通過させ、緑色光成分および青色光成分を反射するダイクロイックミラーである。ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。 反射ミラー230は、赤色光成分を反射する反射ミラーである。反射ミラー240および反射ミラー250は、青色光成分を反射する反射ミラーである。
ダイクロイックミラー210を通過した赤色光は、反射ミラー230で反射され、フィールドレンズ300Rを通過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250、およびフィールドレンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、および液晶光変調装置400Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調し、各色光に対応するカラー画像を形成する。図示を省略したが、液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、および液晶光変調装置400Bの光入射側に、入射側偏光板がそれぞれ配置されている。液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、および液晶光変調装置400Bの光射出側に、射出側偏光板がそれぞれ配置されている。
クロスダイクロイックプリズム500は、液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、および液晶光変調装置400Bから射出された各画像光を合成してカラー画像を形成する。クロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投射光学系600によって拡大投射され、スクリーンSCR上で画像を形成する。投射光学系600は、複数の投射レンズ6で構成されている。
本実施形態の波長変換素子43においては、励起光Eの波長帯におけるバインダー46と蛍光体粒子47との間の屈折率差は、蛍光光Yの波長帯におけるバインダー46と蛍光体粒子47との間の屈折率差よりも小さい。また、励起光Eの波長帯におけるバインダー46と散乱体粒子48との間の屈折率差は、蛍光光Yの波長帯におけるバインダー46と散乱体粒子48との間の屈折率差よりも小さい。そのため、励起光Eに対する散乱性は蛍光光Yに対する散乱性よりも小さい。そのため、励起光Eの後方散乱が減少するとともに、蛍光光Yが光入射面の法線方向と交差する方向に伝播しにくくなる。これにより、励起光Eの利用効率が高く、発光領域の拡大を低減できる波長変換素子43を実現することができる。
ガラス、セラミックス等の無機材料、もしくは樹脂等の有機材料の多くは、波長が短い側で屈折率が高く、波長が長い側で屈折率が低い、という屈折率の波長依存性を有する。アッベ数が小さい程、屈折率の波長依存性が大きく、アッベ数が大きい程、屈折率の波長依存性が小さい。
アッベ数νは、例えば以下の式(1)で定義される。
ν=(n−1)/(n−n) …(1)
ただし、
:フラウンホーファーのd線(587.56nm)に対する屈折率
:フラウンホーファーのF線(486.1nm)に対する屈折率
:フラウンホーファーのC線(656.3nm)に対する屈折率
このように、アッベ数は、可視光領域内での屈折率の波長依存性を示す定数であるから、励起光Eの利用効率が高く、発光領域の拡大を低減できる、という本実施形態の効果を見積もる際の指標として利用できる。
ここで、本発明者は、異なるアッベ数を有する種々の材料を蛍光体層のバインダー、蛍光体粒子、および散乱体粒子に用いたときの屈折率差を計算により求めた。
計算の前提として、光源には、図3に示すように、強度ピーク波長が445nmの分光スペクトルを示す青色の励起光Eを射出する光源を想定した。また、蛍光体として、強度ピーク波長が540nmの分光スペクトルを示す黄色の蛍光光Yを発するCe:YAG蛍光体を想定した。
ガラスの屈折率については、光ガラス株式会社製の光学ガラス製品のF線、d線、e線に対する屈折率データに基づいて指数近似式を求め、波長445nmでの屈折率nλ1および波長540nmでの屈折率nλ2を求めた。蛍光体の屈折率については、クアーズテック株式会社製のYAGセラミックス製品のF線、d線、e線に対する屈折率データに基づいて指数近似式を求め、波長445nmでの屈折率nλ1および波長540nmでの屈折率nλ2を求めた。
以下の実施例で用いた各ガラスと蛍光体の屈折率の波長分散を図4に示した。グラフの横軸は波長であり、グラフの縦軸は屈折率である。
(1)実施例1:比較的低屈折率および比較的低アッベ数のバインダーを用いた場合
比較的高屈折率および比較的高アッベ数の散乱体を選択することにより散乱体粒子48とバインダー46との間の屈折率差が大きくなり、本実施形態の効果が得られる。また、蛍光体粒子47は、基本的に比較的高屈折率および比較的高アッベ数を持っているため、蛍光体粒子47とバインダー46との間の屈折率差が大きくなり、本実施形態の効果が得られる。
実施例1では、バインダーにフリントガラス(F2)を選択し、蛍光体にYAGを選択し、散乱体にクラウンガラス(LAK8)を選択した。表1に、各材料の波長445nm(λ1)での屈折率nλ1、波長540nm(λ2)での屈折率nλ2、およびアッベ数を示す。
Figure 2017191280
表1に基づいて、波長λ1と波長λ2それぞれにおいて、2つの部材間での屈折率差Δnを算出した。その値を下記の表2に示す。Δn(λ1)は波長λ1における屈折率差であり、Δn(λ2)は波長λ2における屈折率差である。「散乱体」で示したデータは、散乱体とバインダーとの間の屈折率差を表し、「蛍光体」で示したデータは、蛍光体とバインダーとの間の屈折率差を表す。
さらに、表2には、屈折率差Δn(λ1)が屈折率差Δn(λ2)よりも小さいという条件を満たしているか否かの判定を記した。
Figure 2017191280
表2から、バインダーにフリントガラス(F2)を用い、蛍光体にYAGを用い、散乱体にクラウンガラス(LAK8)を用いることにより、本実施形態の効果が得られることが判った。
また、バインダーとして、低屈折率および低アッベ数のフリントガラス(F2)に代えて、例えばポリカーボネイト樹脂、ポリエステル樹脂等の比較的低屈折率および比較的低アッベ数の有機材料を用いた場合にも、本実施形態の効果が得られる。例えばポリエステル樹脂の屈折率は1.607であり、アッベ数は27である。また、散乱体として、比較的高屈折率および比較的高アッベ数のクラウンガラス(LAK8)に代えて、例えばアルミナ、サファイア等の比較的高屈折率および比較的高アッベ数の結晶材料を用いた場合にも、本実施形態の効果が得られる。例えばサファイアの屈折率は1.768であり、アッベ数は72.2である。
(2)実施例2:比較的高屈折率および比較的高アッベ数のバインダーを用いた場合
この場合、バインダーと比較的高屈折率および比較的高アッベ数の蛍光体との間では本発明の条件を満たさないが、バインダーと比較的低屈折率および比較的低アッベ数の散乱体との間では本発明の条件を満たす。
実施例2では、バインダーにクラウンガラス(LAK8)を選択し、蛍光体にYAGを選択し、散乱体にフリントガラス(F2)を選択した。表3に、各材料の波長445nm(λ1)での屈折率nλ1、波長540nm(λ2)での屈折率nλ2、およびアッベ数を示す。
Figure 2017191280
表3に基づいて、実施例1と同様に、2つの部材間での屈折率差Δnを算出した。その値を下記の表4に示す。
Figure 2017191280
表4から、バインダーにクラウンガラス(LAK8)を用い、散乱体にフリントガラス(F2)を用いることにより、本実施形態の効果が得られることが判った。バインダー、散乱体のいずれも蛍光体を含まないため、バインダーと散乱体の材料選択の自由度を高めることができる。
(3)実施例3:比較的高屈折率および比較的低アッベ数のバインダーを用いた場合
この場合、バインダーと比較的高屈折率および比較的高アッベ数の蛍光体との間では本発明の条件を満たすが、バインダーと比較的低屈折率および比較的低アッベ数の散乱体との間では本発明の条件を満たさない。
実施例3では、バインダーにフリントガラス(SFH1)を選択し、蛍光体にYAGを選択し、散乱体にクラウンガラス(LAK8)を選択した。表5に、各材料の波長445nm(λ1)での屈折率nλ1、波長540nm(λ2)での屈折率nλ2、およびアッベ数を示す。
Figure 2017191280
表5に基づいて、実施例1と同様に、2つの部材間での屈折率差Δnを算出した。その値を下記の表6に示す。
Figure 2017191280
表6から、バインダーにフリントガラス(SFH1)を用い、蛍光体にYAGを用いることにより、本実施形態の効果が得られることが判った。
(4)比較例1:比較的低屈折率および比較的高アッベ数のバインダーを用いた場合
この場合、蛍光体とバインダーとの間で本発明の条件を満たさず、散乱体とバインダーとの間でも本発明の条件を満たさない。
比較例1の蛍光体層として、バインダーにクラウンガラス(FK5)を選択し、蛍光体にYAGを選択し、散乱体にクラウンガラス(LAK8)を選択した。表7に、各材料の波長445nm(λ1)での屈折率nλ1、波長540nm(λ2)での屈折率nλ2、およびアッベ数を示す。
Figure 2017191280
次に、表7に基づいて、実施例1と同様に、2つの部材間での屈折率差Δnを算出した。その値を下記の表8に示す。
Figure 2017191280
表8から、バインダーにクラウンガラス(FK5)を用い、蛍光体にYAGを用い、散乱体にクラウンガラス(LAK8)を用いた比較例1では、本実施形態の効果が得られないことが判った。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターおよび照明装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、波長変換素子の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび光源装置全体の説明は省略し、波長変換素子についてのみ説明する。
図5は、第2実施形態の波長変換素子の断面図である。図5は、第1実施形態における図2に対応している。
図5において、図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の波長変換素子52において、蛍光体層53は、バルク状の蛍光体54と、複数の散乱体55と、を含む。複数の散乱体55は、蛍光体54の内部に略均一に分散している。蛍光体54と散乱体55とは、互いに異なる屈折率を有している。
本実施形態の散乱体55は、特許請求の範囲の第1の部材に相当する。本実施形態の蛍光体54は、特許請求の範囲の第2の部材に相当する。
蛍光体54には、第1実施形態で挙げた蛍光体材料を焼結して得られるバルク体が用いられる。散乱体55には、第1実施形態と同様の材料が用いられる。
本実施形態の場合、励起光の波長帯における蛍光体54と散乱体55との屈折率差が、蛍光光の波長帯における蛍光体54と散乱体55との屈折率差よりも小さくなるような蛍光体54および散乱体55が用いられる。これにより、励起光に対する散乱性を蛍光光に対する散乱性よりも低くすることができる。
本実施形態においても、励起光の後方散乱が減少するとともに、蛍光光が蛍光体層の横方向へ伝播しにくくなる。これにより、励起光の利用効率が高く、発光領域の拡大を低減できる波長変換素子52を実現できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の場合、蛍光体層53を蛍光体54と散乱体55の2種類の部材で構成できるため、蛍光体層53を簡易な構成とすることができる。
本発明者は、互いに異なるアッベ数を有する蛍光体および散乱体を用いたときの屈折率差を計算により求めた。計算の前提は、上記の実施例と同じである。
実施例4:比較的低屈折率および比較的低アッベ数の散乱体を用いた場合
蛍光体は基本的に比較的高屈折率および比較的高アッベ数の材料であるため、比較的低屈折率および比較的低アッベ数の散乱体を選択することにより本発明の条件を満たすことができる。
実施例4では、蛍光体にYAGを選択し、散乱体にフリントガラス(F2)を選択した。下記の表9に、各材料の波長445nm(λ1)での屈折率nλ1、波長540nm(λ2)での屈折率nλ2、およびアッベ数を示す。
Figure 2017191280
表9に基づいて、実施例1と同様に、蛍光体と散乱体との間での屈折率差Δnを算出した。その値を下記の表10に示す。
Figure 2017191280
表10から、蛍光体にYAGを用い、散乱体にフリントガラス(F2)を用いることにより、励起光Eの利用効率が高く、発光領域の拡大を低減できる、という効果が得られることが判った。
上記第1および第2実施形態においては、励起光の光入射面から蛍光光を射出させる反射型の波長変換素子の例を挙げた。ただし、本発明の一つの態様は、反射型の波長変換素子に限らず、透過型の波長変換素子に適用することもできる。
図6は、透過型の波長変換素子の例を示す断面図である。
図6において、図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、波長変換素子76は、蛍光体層42と、選択反射層77と、を備えている。波長変換素子76は、選択反射層77に設けられた接着材層45により光透過性を有する基材78に貼り付けられている。この波長変換素子76の場合、励起光Eは基材78の側から入射させる。そのため、蛍光体層42の選択反射層77に接する側の面が光入射面42aとなり、光入射面42aと反対側の面が光射出面42bとなる。選択反射層77は、励起光Eを選択的に透過させ、蛍光光Yを選択的に反射させる。
透過型の波長変換素子76においても、励起光の利用効率が高く、発光領域の拡大を低減することができる。
また、上記第1および第2実施形態においては、回転蛍光板を構成する波長変換素子の例を挙げた。ただし、本発明の一つの態様は、回転型の波長変換素子に限らず、固定型の波長変換素子に適用することもできる。
図7は、固定型の波長変換素子の例を示す断面図である。
図7において、図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、波長変換素子82は、固定型の基材83の一面に接着材層45により貼り付けられている。波長変換素子82の要部の構成は、第1実施形態と同様であり、反射型の例である。なお、透過型の波長変換素子が光透過性を有する基材の一面に貼り付けられた構成を採用してもよい。
このように、固定型の波長変換素子82においても、励起光の利用効率が高く、発光領域の拡大を低減することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記第2実施形態では、蛍光体層が蛍光体と散乱体の2つの部材を含む例を挙げたが、この構成に代えて、蛍光体層がバインダーと蛍光体の2つの部材を含んでもよい。この場合も、励起光の波長帯におけるバインダーと蛍光体との屈折率差が、蛍光光の波長帯におけるバインダーと蛍光体との屈折率差よりも小さければよい。
また、蛍光体層がバインダー、蛍光体および散乱体の3つの部材を含む場合、上記実施例2では、バインダーと散乱体との屈折率差が本発明の条件を満たし、バインダーと蛍光体との屈折率差が本発明の条件を満たさない例を示したが、この構成に代えて、バインダーと蛍光体との屈折率差が本発明の条件を満たし、バインダーと散乱体との屈折率差が本発明の条件を満たさなくてもよい。
その他、波長変換素子および照明装置を構成する各構成要素の数、形状、材料、配置等については、適宜変更が可能である。また、上記実施形態では、3つの光変調装置を備えるプロジェクターを例示したが、1つの光変調装置でカラー映像を表示するプロジェクターに本発明を適用することも可能である。さらに、光変調装置としては、上述した液晶パネルに限らず、例えばデジタルミラーデバイスなどを用いることもできる。
その他、プロジェクターの各種構成要素の形状、数、配置、材料等については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
また、上記実施形態では本発明による照明装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による照明装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1…プロジェクター、42,53…蛍光体層、43,52,76,82…波長変換素子、46…バインダー(第1の部材)、47,54…蛍光体(第2の部材)、48…散乱体(第3の部材)、55…散乱体(第1の部材)、100…第1照明装置(照明装置)。

Claims (6)

  1. 第1の部材と第2の部材とを含む蛍光体層を備え、
    前記蛍光体層を励起させる励起光の波長帯における前記第1の部材の屈折率と前記第2の部材の屈折率との差が、前記蛍光体層で生成された蛍光光の波長帯における前記第1の部材の屈折率と前記第2の部材の屈折率との差よりも小さい、波長変換素子。
  2. 前記第2の部材が蛍光体を含む、請求項1に記載の波長変換素子。
  3. 前記蛍光体層が第3の部材をさらに含み、
    前記励起光の波長帯における前記第1の部材の屈折率と前記第3の部材の屈折率との差が、前記蛍光光の波長帯における前記第1の部材の屈折率と前記第3の部材の屈折率との差よりも小さい、請求項2に記載の波長変換素子。
  4. 前記蛍光体層が、蛍光体を含む第3の部材をさらに含む、請求項1に記載の波長変換素子。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の波長変換素子と、
    前記蛍光体を励起させる励起光を射出する光源と、を備えた、照明装置。
  6. 請求項5に記載の照明装置と、
    前記照明装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学系と、を備えた、プロジェクター。
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