JP5651949B2 - コリメーターレンズユニット、照明装置及びプロジェクター - Google Patents

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本発明は、コリメーターレンズユニット、照明装置及びプロジェクターに関する。
従来、固体光源装置から射出される光の拡がり角を抑制する第1レンズと、当該第1レンズからの光を略平行化する第2レンズとを備えるコリメーターレンズユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来のコリメーターレンズユニットによれば、第1レンズによって拡がり角が抑制された光を第2レンズによって略平行化するため、固体光源装置から射出される光を効率よく略平行化することが可能となる。
一方、従来、主励起光を射出する固体光源と、主励起光を変換して射出する蛍光層とを有する白色の固体光源装置を用いたプロジェクターが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
従来のプロジェクターによれば、エネルギー消費の少ない小型・軽量の白色の固体光源装置を備えるため、エネルギー消費の少ない小型・軽量のプロジェクターを構成することが可能となる。
特開2005−208571号公報 特開2005−274957号公報
しかしながら、従来のプロジェクターにおいては、固体光源装置から射出される光の配向分布がランバート配向分布を示すため、従来のプロジェクターに従来のコリメーターレンズユニットを適用しようとすると、コリメーターレンズユニットから射出される光における、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度が、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも相対的に低くなってしまう。このため、コリメーターレンズユニットから射出される光の面内光強度分布を均一にするためのインテグレーター光学系を後段に配置したとしても、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまう。その結果、光変調装置として、特にマイクロレンズを内蔵した液晶装置を用いたプロジェクターにおいては、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことのないコリメーターレンズユニットを提供することを目的とする。また、このようなコリメーターレンズユニットを備える照明装置を提供することを目的とする。また、このような照明装置を備えるプロジェクターを提供することを目的とする。
[1]本発明のコリメーターレンズユニットは、少なくとも2つのレンズを備え、ランバート発光タイプの固体光源装置から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニットであって、前記少なくとも2つのレンズとして、前記固体光源装置に近い側に位置する第1レンズ及び前記固体光源装置から遠い側に位置する第2レンズを備え、前記少なくとも2つのレンズを構成する各レンズの入射面及び射出面のうち、少なくとも2面が非球面からなり、前記少なくとも2つの非球面のうち前記固体光源装置に近い側に位置する少なくとも1面の前段非球面は、前記固体光源装置から射出される光の光束密度分布を、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度が前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有し、前記少なくとも2つの非球面のうち前記固体光源装置に最も遠い1面の後段非球面は、前記所定の光束密度分布に形成された光を略平行化する機能を有し、前記第1レンズの射出面は球面からなり、前記第2レンズの入射面は前記前段非球面からなり、前記第2レンズの射出面は前記後段非球面からなり、前記コリメーターレンズユニットから射出される光における、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度は、前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高いことを特徴とする。
このため、本発明のコリメーターレンズユニットによれば、コリメーターレンズユニットから射出される光における、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くすることができるため、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことがなくなる。
また、前記第1レンズの射出面又は前記第2レンズの入射面に前記前段非球面が形成されており、かつ、前記第2レンズの射出面に前記後段非球面が形成されていることにより、固体光源装置から射出される光の光束密度のうち、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも無理なく、かつ、十分に高くすることが可能となる。
また、前記第1レンズの射出面は球面が形成され、前記第2レンズの入射面に前記前段非球面が形成されていることにより、第1レンズの射出面に前段非球面が形成されている場合と比較して、よりビーム径の大きい光を前段非球面に入射させることが可能となることから、より広い面積を有する前段非球面を用いて光束密度分布変換を無理なくかつ精度良く行うことが可能となる。
なお、本明細書において、「光束密度」とは、コリメーターレンズユニットから射出される光における単位面積当たりの光強度を意味する。
本発明のコリメーターレンズユニットにおいては、前段非球面も後段非球面もともに、非球面における光軸方向の位置が光軸からの距離に応じて任意に定義される回転対称非球面であることが好ましい。
[2]本発明のコリメーターレンズユニットにおいては、前記コリメーターレンズユニットから射出される光の光束密度は、前記コリメーターレンズユニットの光軸において最大値を示すとともに、前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れるに従って徐々に低くなることが好ましい。
このような構成とすることにより、被照明領域における面内光強度分布をより一層均一なものにすることができる。
[5]本発明のコリメーターレンズユニットにおいては、前記第1レンズと前記第2レンズとの間隔は、前記第1レンズの有効半径よりも大きいことが好ましい。
このような構成とすることにより、十分にビーム径が大きくなった光を前段非球面に入射させることが可能となる。
ここで、第1レンズと第2レンズとの間隔とは、コリメーターレンズユニットの光軸に沿った、第1レンズの射出面と第2レンズの入射面との間の間隔のことである。また、第1レンズの有効半径とは、固体光源装置からの光が第1レンズの射出面を通過する際における、当該固体光源装置からの光のビーム半径のことである。
[6]本発明のコリメーターレンズユニットにおいては、前記第1レンズは光学ガラスからなり、前記第2レンズは樹脂からなることが好ましい。
第1レンズの射出面を球面とし第2レンズの入射面を前段非球面とした場合には、上記のように第1レンズを光学ガラスから製造し第2レンズを樹脂から製造することが好ましい。このようにすることによって、第1レンズを通常の研削研磨法を用いて製造するとともに第2レンズをプレス成形法を用いて製造することにより、全体として高い量産性でコリメーターレンズユニットを製造することが可能となる。
[7]本発明のコリメーターレンズユニットにおいては、前記第1レンズのndは、1.7以上であることが好ましい。
このような構成とすることにより、固体光源装置から射出される光の拡がり角を効率よく抑制することが可能となる。
[8]本発明のコリメーターレンズユニットにおいては、前記第1レンズの入射面は平面からなることが好ましい。
このような構成とすることにより、第1レンズを安価なものとすることが可能となりコリメーターレンズユニットの製造コストを安価なものにすることが可能となる。
本発明のコリメーターレンズユニットは、少なくとも2つのレンズを備え、ランバート発光タイプの固体光源装置から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニットであって、前記少なくとも2つのレンズとして、前記固体光源装置に近い側に位置する第1レンズ及び前記固体光源装置から遠い側に位置する第2レンズを備え、前記少なくとも2つのレンズを構成する各レンズの入射面及び射出面のうち、少なくとも2面が非球面からなり、前記少なくとも2つの非球面のうち前記固体光源装置に近い側に位置する少なくとも1面の前段非球面は、前記固体光源装置から射出される光の光束密度分布を、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度が前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有し、前記少なくとも2つの非球面のうち前記固体光源装置に最も遠い1面の後段非球面は、前記所定の光束密度分布に形成された光を略平行化する機能を有し、前記第2レンズの入射面は前記前段非球面からなり、前記第2レンズの射出面は前記後段非球面からなり、前記コリメーターレンズユニットから射出される光における、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度は、前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高いことを特徴とする。
また、上記コリメーターレンズユニットにおいては、前記固体光源装置と前記第1レンズとの間の光路中に第3のレンズを更に備え、前記第3のレンズの射出面、前記第1レンズの入射面、および前記第1レンズの射出面のうちいずれか1つの面は、前記固体光源装置から射出される光の光束密度分布を、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度が前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有することが好ましい。このような構成とすることによっても、固体光源装置から射出される光の光束密度のうち、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも無理なく、かつ、十分に高くすることが可能となる。
[10]本発明の照明装置は、ランバート発光タイプの固体光源装置と、前記固体光源装置から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニットとを備える照明装置であって、前記コリメーターレンズユニットは、本発明のコリメーターレンズユニットであることを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことがなくなる。
[11]本発明のプロジェクターは、照明装置と、前記照明装置からの照明光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、前記照明装置は、本発明の照明装置であることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクターは、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことのない、光利用効率の高いプロジェクターとなる。
実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す平面図。 実施形態1における固体光源装置10の断面図。 実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20を説明するために示す図。 実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30を説明するために示す図。 実施形態3に係るコリメーターレンズユニット40を説明するために示す図。 比較例1に係るコリメーターレンズユニット50を説明するために示す図。 比較例2に係るコリメーターレンズユニット60を説明するために示す図。 比較例3に係るコリメーターレンズユニット70を説明するために示す図。 比較例4に係るコリメーターレンズユニット80を説明するために示す図。 実施形態4に係る照明装置106及びプロジェクター1006を説明するために示す図。 実施形態5に係る照明装置108及びプロジェクター1008を説明するために示す図。
以下、本発明のコリメーターレンズユニット、照明装置及びプロジェクターについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
まず、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20、照明装置100及びプロジェクター1000の構成を説明する。
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す平面図である。
図2は、実施形態1における固体光源装置10の断面図である。
図3は、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20を説明するために示す図である。図3(a)は固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット20によって略平行化される様子を示す図であり、図3(b)はコリメーターレンズユニット20から射出される光の相対光強度(相対光束密度)を示すグラフであり、図3(c)はコリメーターレンズユニット20から射出される光の面内光強度分布(光束密度分布)を示す図である。なお、図3(a)における光線は、固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット20によって略平行化される様子を表すためのものであり光束密度を反映するものではない。図3(b)の縦軸は、コリメーターレンズユニット20から射出される光の相対光強度を示し、光軸における光強度を1としている。横軸は、光軸からの距離を示す。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1における照明光軸100ax方向)、x軸方向(図1における紙面に平行かつz軸に垂直な方向)及びy軸方向(図1における紙面に垂直かつz軸に垂直な方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、図1に示すように、照明装置100と、色分離導光光学系200と、光変調装置としての3つの液晶装置400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投写光学系600とを備える。
照明装置100は、固体光源装置10と、コリメーターレンズユニット20と、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150とを有する。
固体光源装置10は、図2に示すように、基台12、固体光源14、蛍光層16及び封止部材18を有するランバート発光タイプの発光ダイオードであり、赤色光、緑色光及び青色光を含む白色光を射出する。なお、固体光源装置10は、上記した構成要素の他にもリード線等を有するが、図示及び説明を省略する。
コリメーターレンズユニット20は、図1及び図3(a)に示すように、固体光源装置10に近い側に位置する第1レンズ22及び固体光源装置10から遠い側に位置する第2レンズ24を備え、ランバート発光タイプの固体光源装置から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニットであって、固体光源装置10からの光を、コリメーターレンズユニット20の光軸近傍における光束密度がコリメーターレンズユニット20の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高い光に変換して射出する機能を有する。また、コリメーターレンズユニット20から射出される光の光束密度が、コリメーターレンズユニット20の光軸において最大値を示すとともに、コリメーターレンズユニット20の光軸から離れるに従って徐々に低くなるように構成されている。
ここで、「徐々に低くなる」とは、単調かつ連続的に低くなるという意味で用いている。
また、コリメーターレンズユニット20における第1レンズ22と第2レンズ24との間隔d1は、第1レンズ22の有効半径d2よりも大きくなるように構成されている。
第1レンズ22は、入射面21が平面からなり、射出面23に球面が形成された光学ガラスからなる平凸レンズであり、固体光源装置10からの光の拡がり角を抑える機能を有する。なお、第1レンズ22のndは、1.83である。
第2レンズ24は、入射面25に前段非球面が形成され、射出面26に後段非球面が形成された樹脂(PMMA(nd=1.494))からなる非球面両凸レンズであり、入射面(前段非球面)25は、固体光源装置10から射出される光の光束密度分布を、コリメーターレンズユニット20の光軸近傍における光束密度がコリメーターレンズユニット20の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有し、射出面(後段非球面)26は、所定の光束密度分布に形成された光を略平行化する機能を有する。その結果、図3(b)及び図3(c)に示すように、コリメーターレンズユニット20から射出される光における、コリメーターレンズユニット20の光軸近傍における光束密度は、コリメーターレンズユニット20の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなり、コリメーターレンズユニット20の光軸において最大値を示すとともに、コリメーターレンズユニット20の光軸から離れるに従って徐々に低くなる。
第1レンズアレイ120は、コリメーターレンズユニット20からの光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、複数の第1小レンズ122が照明光軸100axと直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122の外形形状は、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域の外形形状に関して相似形である。
第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120と略同様な構成を有し、複数の第2小レンズ132が照明光軸100axに直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、固体光源装置10からの照明光束に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分を透過し他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、偏光分離層を透過した一方の直線偏光成分を他方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有する。
重畳レンズ150は、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び偏光変換素子140を経た複数の部分光束を集光して液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。重畳レンズ150の光軸と照明装置100の照明光軸100axとが略一致するように、重畳レンズ150が配置されている。なお、重畳レンズ150は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220と、反射ミラー230,240,250と、入射側レンズ260と、リレーレンズ270とを有する。色分離導光光学系200は、照明装置100からの照明光を、赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる3つの液晶装置400R,400G,400Bに導く機能を有する。
液晶装置400R,400G,400Bの光路前段には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
液晶装置400R,400G,400Bは、画像情報に応じて照明光を変調するものであり、照明装置100の照明対象となる。
液晶装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に従って、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
また、ここでは図示を省略したが、集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各液晶装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置されている。これら入射側偏光板、液晶装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって入射する各色光の光変調が行われる。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
次に、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20、照明装置100及びプロジェクター1000の効果を説明する。
実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20によれば、第2レンズ24の入射面25に形成された前段非球面が、固体光源装置10からの光を、コリメーターレンズユニット20の光軸近傍における光束密度がコリメーターレンズユニット20の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高い光に変換して射出する機能を有することから、コリメーターレンズユニットから射出される光における、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くすることができるため、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことがなくなる。
また、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20によれば、コリメーターレンズユニット20から射出される光の光束密度が、コリメーターレンズユニット20の光軸において最大値を示すとともに、コリメーターレンズユニット20の光軸から離れるに従って徐々に低くなるように構成されているため、被照明領域における面内光強度分布をより一層均一なものにすることができる。
また、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20によれば、固体光源装置10に近い側に位置する第1レンズ22及び固体光源装置10から遠い側に位置する第2レンズ24を備え、第2レンズ24の入射面25に前段非球面が形成され、射出面26に後段非球面が形成されているため、固体光源から射出される光の光束密度のうち、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも無理なく、かつ、十分に高くすることが可能となる。
また、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20によれば、第1レンズ22の射出面23が球面からなり、第2レンズ24の入射面25に前段非球面が形成されているため、第1レンズの射出面に前段非球面が形成されている場合と比較して、よりビーム径の大きい光を前段非球面に入射させることが可能となることから、より広い面積を有する前段非球面を用いて光束密度分布変換を無理なくかつ精度良く行うことが可能となる。
また、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20によれば、コリメーターレンズユニット20における第1レンズ22と第2レンズ24との間隔d1が、第1レンズ22の有効半径d2よりも大きくなるように構成されているため、十分にビーム径が大きくなった光を前段非球面に入射させることが可能となる。
また、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20によれば、上記のように第1レンズ22の射出面23を球面とし第2レンズ24の入射面25を前段非球面としているため、第1レンズを光学ガラスから製造し第2レンズを樹脂から製造することができる。このようにすることによって、第1レンズを通常の研削研磨法を用いて製造するとともに第2レンズをプレス成形法を用いて製造することにより、全体として高い量産性でコリメーターレンズユニットを製造することが可能となる。
また、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20によれば、第1レンズ22のndが1.7以上であるため、固体光源から射出される光の拡がり角を効率よく抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20によれば、第1レンズ22の入射面21は平面からなるため、第1レンズを安価なものとすることが可能となりコリメーターレンズユニットの製造コストを安価なものにすることが可能となる。
実施形態1に係る照明装置100によれば、ランバート発光タイプの固体光源装置10と、固体光源装置10から射出される光を略平行化する実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20とを備えるため、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことがなくなる。
実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、実施形態1に係る照明装置100を備えるため、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことのない、光利用効率の高いプロジェクターとなる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30を説明するために示す図である。図4(a)は固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット30によって略平行化される様子を示す図であり、図4(b)はコリメーターレンズユニット30から射出される光の相対光強度(相対光束密度)を示すグラフであり、図4(c)はコリメーターレンズユニット30から射出される光の面内光強度分布(光束密度分布)を示す図である。なお、図4(a)における光線は、固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット30によって略平行化される様子を表すためのものであり光束密度を反映するものではない。図4(b)の縦軸は、コリメーターレンズユニット30から射出される光の相対光強度を示し、光軸における光強度を1としている。横軸は、光軸からの距離を示す。
実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30は、基本的には実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20と同様の構成を有するが、コリメーターレンズユニット30を構成する第1レンズの構成が実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20の場合とは異なる。また、第1レンズの構成が異なることに伴って、第2レンズの構成も異なる。
すなわち、実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30においては、図4(a)に示すように、第1レンズ32がメニスカス凸レンズからなる。また、それに伴って、第2レンズ34の入射面(前段非球面)35及び射出面(後段非球面)36の形状が実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20と異なる。
このように、実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30によれば、第1レンズ32の構成及び第2レンズ34の構成が、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20の場合とは異なるが、第2レンズ34の入射面35に形成された前段非球面が、固体光源装置10からの光を、コリメーターレンズユニット30の光軸近傍における光束密度がコリメーターレンズユニット30の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高い光に変換して射出する機能を有することから、図4(b)及び図4(c)に示すように、コリメーターレンズユニットから射出される光における、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くすることができるため、実施形態1に係るコリメーターレンズユニット20と同様に、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことがなくなる。
[実施形態3]
図5は、実施形態3に係るコリメーターレンズユニット40を説明するために示す図である。図5(a)は固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット40によって略平行化される様子を示す図であり、図5(b)はコリメーターレンズユニット40から射出される光の相対光強度(相対光束密度)を示すグラフであり、図5(c)はコリメーターレンズユニット40から射出される光の面内光強度分布(光束密度分布)を示す図である。なお、図5(a)における光線は、固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット40によって略平行化される様子を表すためのものであり光束密度を反映するものではない。図5(b)の縦軸は、コリメーターレンズユニット40から射出される光の相対光強度を示し、光軸における光強度を1としている。横軸は、光軸からの距離を示す。
実施形態3に係るコリメーターレンズユニット40は、基本的には実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30と同様の構成を有するが、コリメーターレンズユニット40を構成する第1レンズの構成が実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30の場合とは異なる。また、第1レンズの構成が異なることに伴って、第2レンズの構成も異なる。
すなわち、実施形態3に係るコリメーターレンズユニット40においては、図5(a)に示すように、第1レンズ42は、射出面43に非球面が形成されたメニスカス凸レンズからなる。また、それに伴って、第2レンズ44の入射面(前段非球面)45及び射出面(後段非球面)46の形状が実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30と異なる。
このように、実施形態3に係るコリメーターレンズユニット40によれば、コリメーターレンズユニット40を構成する第1レンズ42の構成が、実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30場合と異なるが、第1レンズ42の射出面43に形成された非球面及び第2レンズ44の入射面45に形成された前段非球面が、固体光源装置10からの光を、コリメーターレンズユニット40の光軸近傍における光束密度がコリメーターレンズユニット40の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高い光に変換して射出する機能を有することから、図5(b)及び図5(c)に示すように、コリメーターレンズユニットから射出される光における、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くすることができるため、実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30と同様に、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことがなくなる。
また、実施形態3に係るコリメーターレンズユニット40によれば、第1レンズ42の射出面43に非球面が形成されているため、コリメーターレンズユニット40の光路長を短くすることが可能となり、コリメーターレンズユニット40を小型化することが可能となる。
次に、本発明のコリメーターレンズユニットに関する比較例について説明する。
[比較例1]
図6は、比較例1に係るコリメーターレンズユニット50を説明するために示す図である。図6(a)は固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット50によって略平行化される様子を示す図であり、図6(b)はコリメーターレンズユニット50から射出される光の相対光強度(相対光束密度)を示すグラフであり、図6(c)はコリメーターレンズユニット50から射出される光の面内光強度分布(光束密度分布)を示す図である。なお、図6(a)における光線は、固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット60によって略平行化される様子を表すためのものであり光束密度を反映するものではない。図6(b)の縦軸は、コリメーターレンズユニット50から射出される光の相対光強度を示し、光軸における光強度を1としている。横軸は、光軸からの距離を示す。
比較例1に係るコリメーターレンズユニット50は、基本的には実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30と同様の構成を有するが、コリメーターレンズユニット50を構成する第2レンズの構成が実施形態2に係るコリメーターレンズユニット30の場合とは異なる。
すなわち、比較例1に係るコリメーターレンズユニット50においては、図6(a)に示すように、第2レンズ54は入射面55が球面からなり、射出面56に非球面が形成されたメニスカス凸レンズからなる。
このように、比較例1に係るコリメーターレンズユニット50によれば、コリメーターレンズユニット50を構成する第1レンズ52の射出面(球面)53、第2レンズ54の入射面(球面)55のいずれにも前段非球面が形成されていないため、従来のプロジェクターに従来のコリメーターレンズユニットを適用した場合と同様に、コリメーターレンズユニット50から射出される光における、コリメーターレンズユニット50の光軸近傍における光束密度が、コリメーターレンズユニット50の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも相対的に低くなってしまう(図6(b)及び図6(c)参照。)。このため、コリメーターレンズユニットから射出される光の面内光強度分布を均一にするためのインテグレーター光学系を後段に配置したとしても、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまう。その結果、光変調装置として、特にマイクロレンズを内蔵した液晶装置を用いたプロジェクターにおいては、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまう。
[比較例2]
図7は、比較例2に係るコリメーターレンズユニット60を説明するために示す図である。図7(a)は固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット60によって略平行化される様子を示す図であり、図7(b)はコリメーターレンズユニット60から射出される光の相対光強度(相対光束密度)を示すグラフであり、図7(c)はコリメーターレンズユニット60から射出される光の面内光強度分布(光束密度分布)を示す図である。なお、図7(a)における光線は、固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット60によって略平行化される様子を表すためのものであり光束密度を反映するものではない。図7(b)の縦軸は、コリメーターレンズユニット60から射出される光の相対光強度を示し、光軸における光強度を1としている。横軸は、光軸からの距離を示す。
比較例2に係るコリメーターレンズユニット60は、基本的には比較例1に係るコリメーターレンズユニット50と同様の構成を有するが、コリメーターレンズユニット60を構成する第2レンズの構成が比較例1に係るコリメーターレンズユニット50の場合とは異なる。
すなわち、比較例2に係るコリメーターレンズユニット60においては、図7(a)に示すように、第2レンズ64は、入射面65に非球面が形成され、射出面66に後段非球面が形成された非球面メニスカス凸レンズからなる。
しかしながら、比較例2に係るコリメーターレンズユニット60よれば、コリメーターレンズユニット60を構成する第2レンズ64の入射面(非球面)65が、固体光源装置10から射出される光の光束密度分布を、コリメーターレンズユニット60の光軸近傍における光束密度がコリメーターレンズユニット60の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有しないため、従来のプロジェクターに従来のコリメーターレンズユニットを適用した場合と同様に、コリメーターレンズユニット60から射出される光における、コリメーターレンズユニット60の光軸近傍における光束密度が、コリメーターレンズユニット60の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも相対的に低くなってしまう(図7(b)及び図7(c)参照。)。このため、コリメーターレンズユニットから射出される光の面内光強度分布を均一にするためのインテグレーター光学系を後段に配置したとしても、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまう。その結果、光変調装置として、特にマイクロレンズを内蔵した液晶装置を用いたプロジェクターにおいては、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまう。
[比較例3]
図8は、比較例3に係るコリメーターレンズユニット70を説明するために示す図である。図8(a)は固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット70によって略平行化される様子を示す図であり、図8(b)はコリメーターレンズユニット70から射出される光の相対光強度(相対光束密度)を示すグラフであり、図8(c)はコリメーターレンズユニット70から射出される光の面内光強度分布(光束密度分布)を示す図である。なお、図8(a)における光線は、固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット70によって略平行化される様子を表すためのものであり光束密度を反映するものではない。図8(b)の縦軸は、コリメーターレンズユニット70から射出される光の相対光強度を示し、光軸における光強度を1としている。横軸は、光軸からの距離を示す。
比較例3に係るコリメーターレンズユニット70は、基本的には比較例2に係るコリメーターレンズユニット60と同様の構成を有するが、コリメーターレンズユニット70を構成する第2レンズの構成が比較例2に係るコリメーターレンズユニット60の場合とは異なる。
すなわち、比較例3に係るコリメーターレンズユニット70においては、図8(a)に示すように、第2レンズ74は、入射面75に非球面が形成され、射出面76に後段非球面が形成された非球面両凸レンズからなる。
しかしながら、比較例3に係るコリメーターレンズユニット70によれば、コリメーターレンズユニット70を構成する第2レンズ74の入射面(非球面)75は、固体光源装置10から射出される光の光束密度分布を、コリメーターレンズユニット70の光軸近傍における光束密度がコリメーターレンズユニット70の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有するが、その能力が不十分であり、コリメーターレンズユニットから射出される光における、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くすることができないため、従来のプロジェクターに従来のコリメーターレンズユニットを適用した場合と同様に、コリメーターレンズユニット70から射出される光における、コリメーターレンズユニット70の光軸近傍における光束密度が、コリメーターレンズユニット70の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも相対的に低くなってしまう(図8(b)及び図8(c)参照。)。このため、コリメーターレンズユニットから射出される光の面内光強度分布を均一にするためのインテグレーター光学系を後段に配置したとしても、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまう。その結果、光変調装置として、特にマイクロレンズを内蔵した液晶装置を用いたプロジェクターにおいては、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が大きくなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまう。
[比較例4]
図9は、比較例4に係るコリメーターレンズユニット80を説明するために示す図である。図9(a)は固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット80を通過する際に屈折する様子を示す図であり、図9(b)はコリメーターレンズユニット80から射出される光の相対光強度(相対光束密度)を示すグラフであり、図9(c)はコリメーターレンズユニット80から射出される光の面内光強度分布(光束密度分布)を示す図である。なお、図9(a)における光線は、固体光源装置10から射出される光がコリメーターレンズユニット80を通過する際に屈折する様子を表すためのものであり光束密度を反映するものではない。図9(b)の縦軸は、コリメーターレンズユニット80から射出される光の相対光強度を示し、光軸における光強度を1としている。横軸は、光軸からの距離を示す。
比較例4に係るコリメーターレンズユニット80は、基本的には比較例1に係るコリメーターレンズユニット50と同様の構成を有するが、コリメーターレンズユニット80を構成する第2レンズの構成が比較例1に係るコリメーターレンズユニット50の場合とは異なる。
すなわち、比較例4に係るコリメーターレンズユニット80においては、図9(a)に示すように、第2レンズ84は、入射面85及び射出面86が球面からなるメニスカス凸レンズからなる。
このように、比較例4に係るコリメーターレンズユニット80よれば、第1レンズ82の射出面83、第2レンズ84の入射面85のいずれにも前段非球面が形成されておらず、第2レンズ84の射出面86にも後段非球面が形成されていない。このため、図9(b)及び図9(c)に示すように、コリメーターレンズユニット80から射出される光における、コリメーターレンズユニット80の光軸から離れた周辺部における光束密度が盛り上がっている。また、図9(a)に示すように、固体光源装置10から射出される光を略平行化することができない。その結果、コリメーターレンズユニット80から射出される光における、コリメーターレンズユニット80の光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニット80の光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くすることはできるが、固体光源装置10から射出される光を略平行化することができない。
次に、本発明のコリメーターレンズユニットを備える照明装置及びプロジェクターの他の実施形態について説明する。
[実施形態4]
図10は、実施形態4に係る照明装置106及びプロジェクター1006を説明するために示す図である。
実施形態4に係るプロジェクター1006は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、照明装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。
すなわち、実施形態4に係る照明装置106は、図10に示すように、インテグレーター光学系として、ロッドインテグレーター光学系700を備える。なお、実施形態1に係るプロジェクター100と同様の構成を有するものについては、記載を省略する。
ロッドインテグレーター光学系700は、集光レンズ710と、偏光変換ロッド720と、リレーレンズ730とを備える。
集光レンズ710は、コリメーターレンズユニット20からの平行光を集光して偏光変換ロッド720の偏光変換部722に導光する。
偏光変換ロッド720は、偏光変換部722及びインテグレーターロッド部724を有し、面内光強度分布が均一化した光を射出する。偏光変換部722は、集光レンズ710からの光を略1種類の直線偏光光に変換する機能を有する。インテグレーターロッド部724は、偏光変換された光を内面で多重反射することによって均一化する機能を有する。
リレーレンズ730は、集光レンズ300R,300G,300Bとともに、偏光変換ロッド720から射出された光を発散させずに、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。なお、リレーレンズ730は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
このように、実施形態4に係る照明装置106によれば、ランバート発光タイプの固体光源装置10と、固体光源装置10から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニット20とを備えるため、実施形態1に係る照明装置100と同様に、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことがなくなる。
実施形態4に係るプロジェクター1006によれば、上記した照明装置106を備えるため、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことのない、光利用効率の高いプロジェクターとなる。
なお、実施形態4に係るプロジェクター1006は、照明装置106の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000と異なる以外は、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態5]
図11は、実施形態5に係る照明装置108及びプロジェクター1008を説明するために示す図である。図11(a)はプロジェクター1008の光学系を示す平面図であり、図11(b)はカラーホイール750を示す図である。
実施形態5に係るプロジェクター1008は、図11(a)に示すように、照明装置108と、リレー光学系800と、マイクロミラー型光変調装置410と、投写光学系610とを備える。
照明装置108は、固体光源装置10と、コリメーターレンズユニット20と、ロッドインテグレーター光学系740と、カラーホイール750とを備える。
固体光源装置10及びコリメーターレンズユニット20は、実施形態1で説明したものと同様であるため説明を省略する。
ロッドインテグレーター光学系740は、集光レンズ742と、インテグレーターロッド744を有する。集光レンズ742は、コリメーターレンズユニット20からの平行光を集光してインテグレーターロッド744の入射面に導光する。インテグレーターロッド744は、入射面から入射された光を内面で多重反射することによって均一化し、面内光強度分布が均一化した光を射出する。
カラーホイール750は、図11(a)に示すように、インテグレーターロッド744の入射面の直前に配設されている。カラーホイール750は、図11(b)に示すように、回転方向に沿って区切られた4つの扇形の領域に3つの透過型のカラーフィルタ752R,752G,752B及び透光領域752Wが形成された円板状部材からなる。
カラーフィルタ752Rは、インテグレーターロッド744に入射する光のうち、赤の波長領域の光を透過し、他の波長領域の光を反射又は吸収することにより、赤色光成分のみを透過するものである。同様に、カラーフィルタ752G,752Bは、それぞれ、インテグレーターロッド744に入射する光のうち、緑又は青の波長領域の光を透過し、他の波長領域の光を反射又は吸収することにより、緑色光成分又は青色光成分のみを透過するものである。カラーフィルタ752R,752G,752Bは、例えば、誘電体多層膜や、塗料を用いて形成されたフィルタ板などを好適に用いることができる。透光領域752Wは、インテグレーターロッド744に入射する光がそのまま通過できるようになっている。この透光領域752Wにより、投写画像中の輝度を高くすることができ、投写画像の明るさを確保することができる。
リレー光学系800は、図11(a)に示すように、リレーレンズ810と、反射ミラー820と、集光レンズ830とを有し、インテグレーターロッド744からの光をマイクロミラー型光変調装置410の画像形成領域に導く機能を有する。
リレーレンズ810は、集光レンズ830とともに、インテグレーターロッド744からの光を発散させずにマイクロミラー型光変調装置410の画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。なお、リレーレンズ810は、1枚のレンズで構成されていてもよいし、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
反射ミラー820は、照明光軸108axに対して傾斜して配置され、リレーレンズ810からの光を曲折し、マイクロミラー型光変調装置410へと導光する。これにより、プロジェクターをコンパクトにすることができる。
集光レンズ830は、リレーレンズ810及び反射ミラー820からの光をマイクロミラー型光変調装置410の画像形成領域に集光させ、かつ、マイクロミラー型光変調装置410によって変調された光を投写光学系610とともに拡大投写するものである。
マイクロミラー型光変調装置410は、リレー光学系800からの光を画像情報に応じて各画素に対応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表す画像光を投写光学系610へと射出する機能を有する反射方向制御型光変調装置である。マイクロミラー型光変調装置410としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
マイクロミラー型光変調装置410から射出される画像光は、投写光学系610によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
このように、実施形態5に係る照明装置108によれば、ランバート発光タイプの固体光源装置10と、固体光源装置10から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニット20とを備えるため、実施形態1に係る照明装置100と同様に、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことがなくなる。
実施形態5に係るプロジェクター1008によれば、上記した照明装置108を備えるため、被照明領域に照射される光のうち大きな角度をもって照射される光の割合が高くなってしまうことに起因して光利用効率が低下してしまうことのない、光利用効率の高いプロジェクターとなる。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態においては、前段非球面が第2レンズの入射面に形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前段非球面が第1レンズの射出面に形成されていてもよい。
(2)上記各実施形態においては、第1レンズ及び第2レンズを備えるコリメーターレンズユニットを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。第1レンズ及び第2レンズ並びに第1レンズ及び第2レンズの間に配置される第3レンズを備えるコリメーターレンズユニットを用いてもよい。このとき、第1レンズの射出面、第3レンズの入射面及び射出面並びに第2レンズの入射面のうちの2面に前段非球面が形成されており、かつ、第2レンズの射出面に後段非球面が形成されていることが好ましい。
このようにすることによっても、固体光源から射出される光の光束密度のうち、コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度を、コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも無理なく、かつ、十分に高くすることが可能となる。
(3)上記各実施形態においては、本発明の照明装置をプロジェクターに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の照明装置を他の光学機器(例えば、光ディスク装置、自動車のヘッドランプ、各種照明器具等。)に適用することもできる。
(4)上記実施形態1及び4においては、透過型のプロジェクターを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反射型のプロジェクターを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクターにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
(5)上記実施形態1及び4においては、3つの液晶光変調装置を用いたプロジェクターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。1つ、2つ又は4つ以上の液晶装置を用いたプロジェクターにも適用可能である。
(6)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクターに適用する場合にも可能である。
10…固体光源装置、12…基台、14…固体光源、16…蛍光層、18…封止部材、20,30,40,50,60,70,80…コリメーターレンズユニット、21,31,41,51,61,71,81…(第1レンズの)入射面、22,32,42,52,62,72,82…第1レンズ、23,33,43,53,63,73,83…(第1レンズの)射出面、24,34,44,54,64,74,84…第2レンズ、25,35,45,55,65,75,85…(第2レンズの)入射面、26,36,46,56,66,76,86…(第2レンズの)射出面、100,106,108…照明装置、120…第1レンズアレイ、122…第1小レンズ、130…第2レンズアレイ、132…第2小レンズ、140…偏光変換素子、150…重畳レンズ、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250,820…反射ミラー、260…入射側レンズ、270,730,810…リレーレンズ、300R,300G,300B,710,742,830…集光レンズ、400R,400G,400B…液晶装置、410…マイクロミラー型光変調装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600,610…投写光学系、700,740…ロッドインテグレーター光学系、720…偏光変換ロッド、722…偏光変換部、724,744…インテグレーターロッド、750…カラーホイール、752…モーター、800…リレー光学系、1000,1006,1008…プロジェクター、SCR…スクリーン

Claims (10)

  1. 少なくとも2つのレンズを備え、ランバート発光タイプの固体光源装置から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニットであって、
    前記少なくとも2つのレンズとして、前記固体光源装置に近い側に位置する第1レンズ及び前記固体光源装置から遠い側に位置する第2レンズを備え、
    前記少なくとも2つのレンズを構成する各レンズの入射面及び射出面のうち、少なくとも2面が非球面からなり、
    前記少なくとも2つの非球面のうち前記固体光源装置に近い側に位置する少なくとも1面の前段非球面は、前記固体光源装置から射出される光の光束密度分布を、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度が前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有し、
    前記少なくとも2つの非球面のうち前記固体光源装置に最も遠い1面の後段非球面は、前記所定の光束密度分布に形成された光を略平行化する機能を有し、
    前記第1レンズの射出面は球面からなり、
    前記第2レンズの入射面は前記前段非球面からなり、
    前記第2レンズの射出面は前記後段非球面からなり、
    前記コリメーターレンズユニットから射出される光における、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度は、前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高いことを特徴とするコリメーターレンズユニット。
  2. 請求項1に記載のコリメーターレンズユニットにおいて、
    前記コリメーターレンズユニットから射出される光の光束密度は、前記コリメーターレンズユニットの光軸において最大値を示すとともに、前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れるに従って徐々に低くなることを特徴とするコリメーターレンズユニット。
  3. 請求項1または2に記載のコリメーターレンズユニットにおいて、
    前記第1レンズと前記第2レンズとの間隔は、前記第1レンズの有効半径よりも大きいことを特徴とするコリメーターレンズユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のコリメーターレンズユニットにおいて、
    前記第1レンズは光学ガラスからなり、前記第2レンズは樹脂からなることを特徴とするコリメーターレンズユニット。
  5. 請求項4に記載のコリメーターレンズユニットにおいて、
    前記第1レンズのndは、1.7以上であることを特徴とするコリメーターレンズユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のコリメーターレンズユニットにおいて、
    前記第1レンズの入射面は平面からなることを特徴とするコリメーターレンズユニット。
  7. 少なくとも2つのレンズを備え、ランバート発光タイプの固体光源装置から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニットであって、
    前記少なくとも2つのレンズとして、前記固体光源装置に近い側に位置する第1レンズ及び前記固体光源装置から遠い側に位置する第2レンズを備え、
    前記少なくとも2つのレンズを構成する各レンズの入射面及び射出面のうち、少なくとも2面が非球面からなり、
    前記少なくとも2つの非球面のうち前記固体光源装置に近い側に位置する少なくとも1面の前段非球面は、前記固体光源装置から射出される光の光束密度分布を、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度が前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有し、
    前記少なくとも2つの非球面のうち前記固体光源装置に最も遠い1面の後段非球面は、前記所定の光束密度分布に形成された光を略平行化する機能を有し、
    前記第2レンズの入射面は前記前段非球面からなり、
    前記第2レンズの射出面は前記後段非球面からなり、
    前記コリメーターレンズユニットから射出される光における、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度は、前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高いことを特徴とするコリメーターレンズユニット。
  8. 前記固体光源装置と前記第1レンズとの間の光路中に第3のレンズを更に備え、
    前記第3のレンズの射出面、前記第1レンズの入射面、および前記第1レンズの射出面のうちいずれか1つの面は、前記固体光源装置から射出される光の光束密度分布を、前記コリメーターレンズユニットの光軸近傍における光束密度が前記コリメーターレンズユニットの光軸から離れた周辺部における光束密度よりも高くなるような所定の光束密度分布に変換する光束密度分布変換機能を有することを特徴とする請求項7に記載のコリメーターレンズユニット。
  9. ランバート発光タイプの固体光源装置と、
    前記固体光源装置から射出される光を略平行化するコリメーターレンズユニットとを備える照明装置であって、
    前記コリメーターレンズユニットは、請求項1〜8のいずれかに記載のコリメーターレンズユニットであることを特徴とする照明装置。
  10. 照明装置と、
    前記照明装置からの照明光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、
    前記照明装置は、請求項9に記載の照明装置であることを特徴とするプロジェクター。
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