JP5974712B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、適正な発注量を算出するための計算方法に関する。
一般的に、製品生産における効率的な生産手法として、少頻度大量生産と多頻度少量生産との2通りがある。
例えば、1回の生産で原料10から製品1が作れる場合に、原料20からは製品3が作れることがある。このような場合、歩留まりを最大化するためには、一度にたくさんの生産を行う方が良いこととなる。このように、歩留まりを最大化すべく、一度に大量の生産を行う方法が、少頻度大量生産である。
他方で、使用期限がある製品の場合など、一度にたくさん生産すると、需要がブレた場合(需要が予測値から離れた場合)に、生産した製品の全てを消費することができなくなるというリスクがある。
そのため、廃棄リスクを最小化するためには、在庫を削減すべく、必要最小限の量をその都度生産する方がよいことになる。このような、必要最小限の量をその都度生産する方法が、多頻度少量生産である。
現状においては、生産計画者による経験と勘により、いずれの手法とするかを決定し、歩留まりの最大化と廃棄リスクの最小化を図っている。
特許文献1には、部材の有効期限を管理し、在庫過多や過剰発注を抑制するための生産計画の作成に関する技術について記載がされている。
特開2009−245217号公報
しかしながら、上述の少頻度大量生産により歩留まりを最大化することと、多頻度少量生産により廃棄リスクを低減することとは、トレードオフの関係にあるため、適正な発注量を求めることは困難である。
また、工場の生産能力についても限界があり、生産計画の作成においては、歩留まりの最大化や廃棄リスクの低減のみでなく、生産能力についても考慮する必要がある。
そこで、本発明は、生産能力を考慮しつつ、歩留まりを最大化し、かつ廃棄ロスを低減可能な発注量の算出を可能とすることを目的とする。
本発明は、製品の安全在庫量、販売期限、販売予定量、在庫量、生産予定量を記憶する情報処理装置であって、前記記憶された製品の安全在庫量、在庫量と販売期限とから求められる廃棄予定量および販売予定量を用いて、当該製品の発注点を算出する発注点算出手段と、前記発注点算出手段により算出された発注点から、在庫量と生産予定量とを減算することで生産下限量を算出する生産下限量算出手段と、前記記憶された販売期限と販売予定量と在庫量と生産予定量とから、当該製品の生産上限量を算出する生産上限量算出手段と、前記生産下限量算出手段により算出された生産下限量が、正の数であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により正の数であると判定された場合、前記生産上限量算出手段により算出された生産上限量を生産量として生産計画を作成する計画作成手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、製品の安全在庫量、販売期限、販売予定量、在庫量、生産予定量を記憶する情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置の発注点算出手段が、前記記憶された製品の安全在庫量、在庫量と販売期限とから求められる廃棄予定量および販売予定量を用いて、当該製品の発注点を算出する発注点算出工程と、前記情報処理装置の生産下限量算出手段が、前記発注点算出工程により算出された発注点から、在庫量と生産予定量とを減算することで生産下限量を算出する生産下限量算出工程と、前記情報処理装置の生産上限量算出手段が、前記記憶された販売期限と販売予定量と在庫量と生産予定量とから、当該製品の生産上限量を算出する生産上限量算出工程と、前記情報処理装置の判定手段が、前記生産下限量算出工程により算出された生産下限量が、正の数であるか否かを判定する判定工程と、前記情報処理装置の計画作成手段が、前記判定工程により正の数であると判定された場合、前記生産上限量算出工程により算出された生産上限量を生産量として生産計画を作成する計画作成工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、製品の安全在庫量、販売期限、販売予定量、在庫量、生産予定量を記憶する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、前記記憶された製品の安全在庫量、在庫量と販売期限とから求められる廃棄予定量および販売予定量を用いて、当該製品の発注点を算出する発注点算出手段と、前記発注点算出手段により算出された発注点から、在庫量と生産予定量とを減算することで生産下限量を算出する生産下限量算出手段と、前記記憶された販売期限と販売予定量と在庫量と生産予定量とから、当該製品の生産上限量を算出する生産上限量算出手段と、前記生産下限量算出手段により算出された生産下限量が、正の数であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により正の数であると判定された場合、前記生産上限量算出手段により算出された生産上限量を生産量として生産計画を作成する計画作成手段と、して機能させることを特徴とする。
本発明によれば、生産能力を考慮しつつ、歩留まりを最大化し、かつ廃棄ロスを軽減可能な発注量の算出が可能となる。
本発明の情報処理装置の機能ブロック図である 図1の情報処理装置として適用可能な情報処理装置のハードウエア構成の一例を示す図である 本実施形態における発注量算出処理を示すフローチャートである 図3におけるステップS309の詳細処理を示すフローチャートである 属性情報テーブルの一例を示す図である 発注カレンダテーブルの一例を示す図である 在庫量テーブルの一例を示す図である 発注残テーブルの一例を示す図である 販売予定量テーブルの一例を示す図である 生産量テーブルの一例を示す図である 生産能力テーブルの一例を示す図である 計算モデルテーブルの一例を示す図である ステップS308の処理を実行した時点でPSI情報管理部に格納されているデータの一例を示す図である ステップS403における生産上限量を算出するための計算式である ステップS403における需要の下ブレを算出するための計算式である ステップS403の処理を実行した時点でPSI情報管理部に格納されているデータの一例を示す図である ステップS404における発注点を算出するための計算式である ステップS404における安全在庫量を算出するための計算式である 本発明の実施形態における処理が終了した時点でPSI情報管理部に格納されているデータの一例である
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る情報処理装置の機能ブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置は、入出力部100、制御部101、データ管理部102から構成される。
さらに制御部101は、属性情報管理部101a、PSI情報管理部101b、生産上限量計算部101c、生産下限量計算部101dから構成される。
属性情報管理部101aは、属性情報テーブル102a(図5)から取得した計算対象アイテムの属性情報を格納し管理する。
PSI情報管理部101bは、図19等に示すように、図4に示す処理により算出されるPSIデータ等を格納し管理する。
生産上限量計算部101cは、図14、図15に示す計算式などにより、生産上限量を計算する。
生産下限量計算部101dは、図17、図18に示す計算式などにより、生産下限量を計算する。
また、データ管理部102は、各種データを管理する機能部である。具体的には、属性情報テーブル102a(図5)、発注カレンダテーブル102b(図6)、在庫量テーブル102c(図7)、発注残テーブル102d(図8)、販売予定量テーブル102e(図9)、生産量テーブル102f(図10)、生産能力テーブル102g(図11)、計算モデルテーブル102h(図12)に示すデータを管理する。
属性情報テーブル102aには、アイテムID毎に、それぞれのアイテムの属性情報が格納されている。
発注カレンダテーブル102bには、発注予定日と生産予定日(納入日)とが対応付けられたデータが格納されている。
在庫量テーブル102cには、アイテムの在庫量と、当該在庫の販売期限日とが対応づけて格納されている。
発注残テーブル102dには、アイテムの生産予定日、販売期限日、生産量が格納されている。
販売予定量テーブル102eには、アイテムの販売予定日と、当該販売予定日の販売量とが格納されている。
生産量テーブル102fには、図4のフローチャートに示す処理により算出された生産上限量、生産下限量、必要量、生産計画などのデータが格納されている。
生産能力テーブル102gには、各生産場所がその日にどれだけの生産能力を持っているかを示すデータが格納されている。
計算モデルテーブル102hには、計算モデル毎に上ブレ用安全係数や下ブレ用安全係数などの計算に必要なパラメータが格納されている。
以下、図2を用いて、図1に示した情報処理装置のハードウエア構成の一例について説明する。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、入力装置209等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置210への表示を制御する。なお、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイに限られず、CRTディスプレイなどであっても良い。これらは必要に応じてクライアントが使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN400)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
ハードウエア上で動作する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
なお、全ての装置がこれらの構成を備えているわけではなく、必要なものを夫々備えていればよい。
次に、図3を用いて、本発明の実施形態において情報処理装置が行う発注量算出処理について説明する。
なお、図3のフローチャートで示す処理については、情報処理装置のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
ステップS301では、制御部101は、属性情報テーブル102a(図5)から計算対象となるアイテムの件数を取得する。そして、取得した件数をMに代入する。
ここで属性情報テーブル102aに登録されているアイテムの全件を取得して件数をカウントしても良いし、対象フラグがYであるアイテムのみを取得してカウントしても良い。
ステップS302では、制御部101は、属性情報テーブル102aから計算対象アイテムの属性情報を取得し、取得した属性情報を属性情報管理部101aに格納する。
計算対象アイテムの属性情報を取得する順は、生産場所と優先順の組み合わせにより決定する。この取得順により計算順が決定する。
ステップS303では、制御部101は、ステップS102で取得した属性情報のうち、計算モデルIDをキーとして計算モデルテーブル102h(図12)から計算に必要なパラメータを取得する。そして、属性情報管理部101aに指定値が格納されていない場合、ここで取得したパラメータにて補完して格納する。
例えば、対象のアイテムIDがITEM_01の場合、計算モデルIDは01である。そのため、計算モデルID01のパラメータとして、需要の要否ブレ計算要否フラグY、上ブレ用安全係数デフォルト値1.95、下ブレ用安全係数デフォルト値1.95を取得する。
なお、格納した属性情報は、入出力部100からユーザによる変更が可能である。
ステップS304では、制御部101は、ステップS102で取得した属性情報のうち、発注カレンダIDをキーとして、発注カレンダテーブル102b(図6)から発注カレンダを取得し、PSI情報管理部101bに格納する。
ステップS305では、制御部101は、ステップS302で取得した属性情報のうち、アイテムIDをキーとして、在庫量テーブル102c(図7)から、在庫量と販売期限とを取得し、PSI情報管理部101bの在庫量の項目に格納する。
例えばアイテムIDがITEM_01の場合、2012年4月9日に販売期限日となる在庫は256あることが分かる。同様に4月10日に販売期限日となる在庫は200あることが分かる。
ここで在庫量テーブル102cは履歴形式であっても構わない。この場合は、年月日もキー項目となる。
在庫量テーブル102cに該当するレコードが複数レコード存在する場合は、各レコードの在庫量の合算値をPSI情報管理部101bに格納する。ただし、この際販売期限はそれぞれ識別可能に格納しておく。
ステップS306では、制御部101は、ステップS302で取得した属性情報のうち、アイテムIDをキーとして、発注残テーブル102d(図8)から生産予定日、販売期限、生産量を取得する。そして、取得した生産量をPSI情報管理部101bの生産計画量に格納する。
例えばITEM_01の場合は、2012年4月10日に生産量50を予定しており、その販売期限日は4月19日であることを意味している。
ここで、ステップS304の在庫量と同様に、生産予定日が同一日の場合は、生産量の合算値を格納し、販売期限はそれぞれ識別可能に格納しておく。
ステップS307では、制御部101は、ステップS302で取得した属性情報のうち、アイテムIDをキーとして、販売予定量テーブル102e(図9)から販売予定日と販売量を取得する。そして、取得した販売量をPSI情報管理部101bの販売予定量に格納する。
なお、該当する販売予定日のレコードが存在しない場合は、ゼロで補完する。
例えば、ITEM_01については、2012年4月9日の販売量は22を予定している。また、4月10日は21、4月11日は21、4月12日は21、4月13日は21、4月16日は19・・・というようになっている。
ステップS308では、制御部101は、ステップS302で取得した属性情報のうち、生産場所IDをキーとして、生産能力テーブル102g(図11)から生産能力を取得し、PSI情報管理部101bの生産能力に格納する。
例えば生産場所IDがK1の場所においては、2012年4月10日には1000の生産能力があることを意味している。
ステップS305〜S308で取得した各種のデータを格納したPSI情報管理部101bの具体例を図13に示す。
ステップS309では、対象日ごとに生産量の計算処理を行う。本処理の詳細は、図4のフローチャートを用いて説明する。
次に、図4を用いて、本発明の実施形態において情報処理装置が行うステップS309に示す処理の詳細について説明する。
なお、図4のフローチャートで示す処理については、情報処理装置のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
ステップS401では、制御部101は、ステップS305〜S307で取得した在庫量、発注残、販売予定量から、廃棄予定量を算出する。
廃棄予定量の算出にあたっては、販売期限が対象日である在庫量から、販売予定量を減算し、算出された数が正であれば、その数が廃棄予定量となる。すなわち、販売できない在庫の数が廃棄量となる。
そして、算出された廃棄予定量をPSI情報管理部101bの廃棄予定量に格納する。
例えば、図16に示すITEM_01においては、4月8日の在庫量のうち販売期限が4月9日である在庫量(256)から、4月9日の販売予定量(22)を減算すると、正の数である234が算出されるため、234が廃棄予定量となる。
そして、234が4月9日の廃棄予定量の欄に格納される。
ステップS402では、制御部101は、対象日がステップS304で取得した発注カレンダの発注予定日と一致するレコードが存在するか否かを判定する。
一致するレコードが存在する場合(ステップS402:YES)は、処理をステップS403に移行する。
一致するレコードが存在しない場合(ステップS402:NO)は、処理をステップS412へ移行する。
例えば、対象日が4月9日の場合は、発注カレンダの発注予定日と一致するレコードが存在しないので、処理をステップS412へ移行する。
他方、対象日が4月10日の場合は、発注カレンダの発注予定日と一致するレコードが存在するため、処理をステップS403に移行する。
ステップS403では、生産上限量計算部101cは、図14に示す計算式にて生産上限量を計算し、ロットサイズの倍数となるように切り下げた後、PSI情報管理部101bの生産上限量として生産予定日(4月11日)に格納する。対象日が4月10日の場合、4月10日に発注する分は、4月11日に生産されることとなる(発注カレンダより)。
ここで需要の下ブレの値については、図15の計算式により計算することが可能である。または、ユーザが設定した需要のブレ指定量を用いてもよい。
いずれの計算パターンを用いるかについては、例えば属性情報テーブル102aの需要のブレ計算要否フラグなどにて判断する。
以下、図14の計算式について、図16に示すデータを用いて説明する。
例えば、4月11日の生産上限量を求めると、
{(21+179)+(21+0)+(21+0)+(21+0)+(0+0)+(0+0)+(19+0)+(18+0)+(19+0)+(18+0)}−200−5−{1.65×5.98×√(10+1)}≒54
となり、ロットサイズである5の倍数になるように切り下げると、50となる。
ステップS404では、生産下限量計算部101dは、図17に示す計算式にて発注点を計算する。
ここで安全在庫量については、図18に示す計算式により計算することが可能である。または、ユーザが設定した需要のブレ指定量を安全在庫量として用いても良い。
いずれの計算パターンを用いるかについては、例えば属際情報テーブル102aの需要のブレ計算要否フラグなどにて行う。
例えば、安全在庫を統計量から計算する場合(図18に示す計算式により計算する場合)、発注間隔1日、納入リードタイム1日なので、4月10日の発注点は、{(21+179)+(21+0)}+{1.95×5.98×√(1+1)}≒237となる。
そして、生産下限量計算部101cは、算出した発注点から、発注間隔+納入リードタイムの期間内の生産計画量の合計と前日の在庫量とを減算する。この結果、正の数になった場合は、ロットサイズの倍数となるように切り上げた後、PSI情報管理部101bの下限値として生産予定日(4月11日)に格納する。他方、負の数になった場合は、ゼロを格納する。
例えば、4月11日の生産下限量は、237−50(4月10日の生産計画量)−200(4月9日の在庫量)=−13 となり負の数になるため、0をPSI情報管理部101bの4月11日の下限値として格納する。
ステップS405では、制御部101は、必要量を計算し、PSI情報管理部101bの必要量として生産予定日(4月11日)に格納する。
必要量の計算は以下の手順にて行う。
まず、ステップS404で計算した発注点から、発注間隔+納入リードタイムの期間内の生産計画量合計と、前日の在庫量を減算する。算出された値が正の数になった場合、すなわちステップS404で算出した生産下限量が0より大きい場合には、次の手順に進む。
正の数にならない場合は、必要量は0とする。
次にステップS302で取得した初期生産量の値から、生産上限量を必要量とするか、それとも生産下限量を必要量とするかを決定する。
具体的には、初期生産量が上限の場合は、生産上限量を必要量とする。他方、初期生産量が下限の場合は、生産下限量を必要量とする。
例えば、4月11日の場合は、上述の計算結果が負の数になるため、生産下限量は0となり、必要量は0となる。
ステップS406では、制御部101は、ステップS405で算出した必要量から生産計画量を計算し、PSI情報管理部101bの生産計画量として生産予定日に格納する。
販売期限日については、ステップS302で取得した販売期間から計算して設定する。
例えば、4月11日については、必要量が0であるため、生産計画量も0となる。また、販売期限=10であるため、販売期限日は4月20日となる。
ステップS407では、制御部101は、生産計画量が生産能力を満たしているかを判断する。
満たしている場合(ステップS407:YES)は、処理をステップS409に移行する。
また、満たしていない場合であっても、計算対象日より以前に発注可能な日が存在しない場合は、生産計画量を0として、処理をステップ409に移行する。
満たしていない場合であって、計算対象日より以前に発注可能な日が存在する場合は、処理をステップS408へ進む。
例えば、4月10日については、生産能力1000に対して生産計画量(4月10日発注分)は0であるため、生産能力は満たしていると判断される。そのため、処理をステップS409に移行する。
ステップS408では、制御部101は、生産計画量を前倒しする。
例えば、4月11日は、生産能力50に対して生産計画量(4月11日発注分、4月12日生産予定分)は70であるため、生産能力を超えている。かつ、4月11日より前に発注可能な日(この場合は4月10日)が存在する。
そのためステップS408において、4月11日の生産計画量(70)を4月10日に前倒しする。
そして、前倒しした生産計画量が生産上限量を超過する場合は、生産上限量で補正する。例えば4月11日の生産上限量は50なので、前倒しした生産計画量を50に補正する。すなわち、前倒して生産することにより販売期限も早まるため、作りすぎによる廃棄量の増加の可能性が高まる。そこで、生産上限量を超える場合は、前倒し生産を抑える必要があるため、補正をする。
ステップS409では、制御部101は、生産下限量、生産上限量、必要量、生産計画量を、生産量テーブル102f(図10)に保存する。
ステップS410では、制御部101は、もとの生産能力から生産計画量を減算した値を、新たな生産能力として更新する。
ステップS411では、制御部101は、次回の計算対象日Tを変更する。
ここで、ステップS408を実行していない場合(すなわち、前倒ししていない場合)は、計算対象日Tは変更しない。他方、ステップS408を実行している場合(すなわち、前倒ししている場合)は、計算対象日Tを変更する。
具体的には、変更前の計算対象日と前倒し後の生産予定日との小さい方の日付に変更する。
ステップS412では、制御部101は、対象日の在庫量を計算する。
在庫量の計算については、「在庫量=前日の在庫量−販売予定量−廃棄予定量+生産計画量」という計算式にて算出する。
ここで、減算にあたっては、前日の在庫量のうち販売期限日が近い在庫から減算して、販売期限日を更新する。
また、生産計画量が存在する場合、生産計画量の販売期限日を在庫量の販売期限日にコピーして格納する。
例えば、4月9日の在庫量については、4月8日の在庫量−4月9日の販売予定量−4月9日の廃棄予定量+4月9日の生産計画量で求められる。具体的には、456−22−234+0=200となる。
図19は、ITEM_01について計算期間であるT=5まで図4に示す処理を繰り返した場合のデータの一例を示す図である。
このように、これ以上になると廃棄の可能性が発生するという量である生産上限量を算出し、それを超えない量を生産する計画を作成することで、廃棄リスクを低減させることが可能となる。
また、これを下回ると欠品する可能性が発生するという量である生産下限量を算出し、生産下限量が0より大きくなる場合に、生産下限量を超える量を生産する計画を作成することで、欠品するリスクを最小限に抑えることが可能となる。
また、生産能力を超える生産量が必要となる場合には、前倒しで生産できる日に生産するよう計画を作成することで、適切な生産計画を作成することが可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
また、本発明におけるプログラムは、図3、図4の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは図3、図4の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 入出力部
101 制御部
102 データ管理部

Claims (5)

  1. 製品の安全在庫量、販売期限、販売予定量、在庫量、生産予定量を記憶する情報処理装置であって、
    前記記憶された製品の安全在庫量、在庫量と販売期限とから求められる廃棄予定量および販売予定量を用いて、当該製品の発注点を算出する発注点算出手段と、
    前記発注点算出手段により算出された発注点から、在庫量と生産予定量とを減算することで生産下限量を算出する生産下限量算出手段と、
    前記記憶された販売期限と販売予定量と在庫量と生産予定量とから、当該製品の生産上限量を算出する生産上限量算出手段と、
    前記生産下限量算出手段により算出された生産下限量が、正の数であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により正の数であると判定された場合、前記生産上限量算出手段により算出された生産上限量を生産量として生産計画を作成する計画作成手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記計画作成手段は、前記生産量が、当該製品の生産場所における生産能力を超える量である場合、当該生産量を、前倒しで生産するよう生産計画を作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記計画作成手段は、前倒しで生産することにより生産量が生産上限量を超える場合には、当該生産上限量を生産量として計画を作成することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 製品の安全在庫量、販売期限、販売予定量、在庫量、生産予定量を記憶する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の発注点算出手段が、前記記憶された製品の安全在庫量、在庫量と販売期限とから求められる廃棄予定量および販売予定量を用いて、当該製品の発注点を算出する発注点算出工程と、
    前記情報処理装置の生産下限量算出手段が、前記発注点算出工程により算出された発注点から、在庫量と生産予定量とを減算することで生産下限量を算出する生産下限量算出工程と、
    前記情報処理装置の生産上限量算出手段が、前記記憶された販売期限と販売予定量と在庫量と生産予定量とから、当該製品の生産上限量を算出する生産上限量算出工程と、
    前記情報処理装置の判定手段が、前記生産下限量算出工程により算出された生産下限量が、正の数であるか否かを判定する判定工程と、
    前記情報処理装置の計画作成手段が、前記判定工程により正の数であると判定された場合、前記生産上限量算出工程により算出された生産上限量を生産量として生産計画を作成する計画作成工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  5. 製品の安全在庫量、販売期限、販売予定量、在庫量、生産予定量を記憶する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記記憶された製品の安全在庫量、在庫量と販売期限とから求められる廃棄予定量および販売予定量を用いて、当該製品の発注点を算出する発注点算出手段と、
    前記発注点算出手段により算出された発注点から、在庫量と生産予定量とを減算することで生産下限量を算出する生産下限量算出手段と、
    前記記憶された販売期限と販売予定量と在庫量と生産予定量とから、当該製品の生産上限量を算出する生産上限量算出手段と、
    前記生産下限量算出手段により算出された生産下限量が、正の数であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により正の数であると判定された場合、前記生産上限量算出手段により算出された生産上限量を生産量として生産計画を作成する計画作成手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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