JP6535294B2 - ジョブスケジュール変更システム及びジョブスケジュール変更方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ジョブスケジュール変更システム及びジョブスケジュール変更方法に関する。
従来より、複数のジョブの実行を、事前にユーザが設定した負荷の上限に収まるようにスケジューリングする技術がある。例えば、特許文献1は、同時実行可能なジョブ数を示すジョブ多重度などをあらかじめ記憶させておき、ジョブの多重度を超えない範囲で実行優先度の高いジョブを選択する技術を開示している。
特開2010−186347号公報
しかしながら、特許文献1のジョブスケジュールシステムでは、ジョブの多重度など、ジョブのスケジュール変更に関する情報をあらかじめ登録しておく必要がある。そのため、システムのメンテナンスなどの状況に応じて、負荷の上限をユーザがリアルタイムに設定することができなかった。
そこで、本発明は、ユーザによってリアルタイムに設定された負荷の上限に応じて、ジョブのスケジュールを自動で決定する技術を提供する。
例えば、上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、ジョブ定義に関するジョブ定義情報と、期間ごとのジョブの負荷に関する負荷情報とを少なくとも格納する記憶装置と、前記期間ごとの負荷の上限に関する情報を受け取り、前記負荷の上限に収まるように前記期間ごとにジョブを割り当て、前記負荷情報を更新する負荷情報更新部とを備えるジョブスケジュール変更システムが提供される。
また、他の例によれば、ジョブ定義に関するジョブ定義情報と、期間ごとのジョブの負荷に関する負荷情報とを少なくとも格納する記憶装置と、負荷情報更新部とを備える情報処理システムを用いたジョブスケジュール変更方法が提供される。当該ジョブスケジュール変更方法は、前記負荷情報更新部によって、前記期間ごとの負荷の上限に関する情報を受け取るステップと、前記負荷情報更新部によって、前記負荷の上限に収まるように前記期間ごとにジョブを割り当て、前記負荷情報を更新するステップとを含む。
本発明によれば、ユーザによってリアルタイムに設定された負荷の上限に応じて、ジョブのスケジュールを自動で決定することができる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例に係るシステム構成の例である。 本発明の実施例に係る端末の構成を示すブロック図の例である。 本発明の実施例に係るジョブ管理装置の構成を示すブロック図の例である。 本発明の実施例に係るジョブ定義テーブルの例である。 本発明の実施例に係る統計情報テーブルの例である。 本発明の実施例に係る予定変更テーブルの変更前の例である。 本発明の実施例に係る負荷情報テーブルの変更前の例である。 本発明の実施例に係る予定変更テーブルの変更後の例である。 本発明の実施例に係る負荷情報テーブルの変更後の例である。 本発明の実施例に係る負荷情報(負荷状況を予測した表)の出力処理を示すフローチャートの例である。 本発明の実施例に係るユーザ操作画面の例である。 本発明の実施例に係る負荷波形表示部の表示例であり、図7の内容を表示した例である。 本発明の実施例に係る負荷波形表示部の表示例であり、ジョブ上限数を設定した例である。 本発明の実施例に係る負荷波形表示部の表示例であり、図9の内容を表示した例である。 ジョブ上限数が設定された後に、負荷情報(負荷状況を予測した表)を出力する処理のフローチャートの例である。 図15の負荷情報テーブルの更新処理の内容を示すフローチャートの例である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
以下の実施例は、ジョブの実行順序(例えば、先行ジョブとその他のジョブとの関係)を維持したまま、負荷の上限に収まるように実行優先度の高いジョブから順にスケジュールに割り当てるための技術である。
図1は、本発明の実施例に係るシステム構成の例である。ジョブスケジュール変更システムは、端末101と、ジョブ管理装置102とを備える。端末101は、ユーザから負荷情報の表示及び/又は変更の操作を受け付け、ジョブ管理装置102へその負荷情報の表示及び/又は変更に関する要求を送る。ジョブ管理装置102は、端末101からの要求に応じて、負荷情報を計算して返信する。
ジョブ管理装置102は、ジョブのスケジュールを管理する装置である。一例として、ジョブ実行環境は、ジョブ管理装置102と、少なくとも1つのジョブ実行エージェント(図示省略)とから構成される。一例として、ジョブ実行エージェントは、ジョブ管理装置102とは別の装置に組み込まれてよい。ジョブ管理装置102は、スケジュールに従って、各ジョブ実行エージェントが実行するジョブを管理する。各ジョブ実行エージェントは、ジョブの実行が終了したら、ジョブの実行結果をジョブ管理装置102へ通知する。
ジョブ管理装置102は、ジョブの定義に関するジョブ定義データベース103と、ジョブの実行時間に関する統計情報データベース105と、ジョブの開始予定日時を基準とした各ジョブの変更時間の情報を含む予定変更データベース107と、一定の期間ごとのジョブの負荷に関する負荷情報データベース109とを備える。
ジョブ定義データベース103は、ジョブ定義テーブル104を備える。統計情報データベース105は、統計情報テーブル106を備える。予定変更データベース107は、予定変更テーブル108を備える。負荷情報データベース109は、負荷情報テーブル110を備える。
なお、本実施例で扱われる情報については、「テーブル」構造を用いて説明するが、必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくても良く、他のデータ構造で表現されていても良い。そのため、データ構造に依存しないことを示すために、以下では、テーブル形式で表現されたデータを単に「情報」と呼ぶことがある。
図2は、端末101の構成を示す。端末101は、CPU(Central Processing Unit)201と、入力装置202と、表示装置203と、通信装置204と、メモリ205と、記憶装置206とを備える。記憶装置206は、負荷情報表示部207のプログラムを格納している。メモリ205には、負荷情報表示部207のプログラムが展開される。CPU201は、メモリ205にロードされたプログラムを実行する。以後の説明では、図2の機能ブロックを主語として説明を行うが、CPU201(プロセッサ)を主語とした説明としてもよい。なお、CPU201によって実行されるプログラムは、リムーバブルメディア(CD-ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介して端末101に提供されてもよい。
負荷情報表示部207は、ジョブ管理装置102へ負荷情報を要求し、ジョブ管理装置102から返信された負荷情報を表示装置203に表示する。また、負荷情報表示部207は、入力装置202を用いて入力された負荷情報に関する変更情報をジョブ管理装置102へ送信し、ジョブ管理装置102から返信された負荷情報を表示装置203に表示する。
図3は、ジョブ管理装置102の構成を示す。ジョブ管理装置102は、CPU301と、入力装置302と、表示装置303と、通信装置304と、メモリ305と、記憶装置306とを備える。記憶装置306は、ジョブ定義参照部307のプログラムと、ジョブ実行管理部308のプログラムと、スケジュール変更部309のプログラムと、負荷情報更新部310のプログラムとを格納している。メモリ305には、記憶装置306に格納されている各種プログラムが展開される。CPU301は、メモリ305にロードされたプログラムを実行する。以後の説明では、図3の機能ブロックを主語として説明を行うが、CPU301(プロセッサ)を主語とした説明としてもよい。なお、CPU301によって実行されるプログラムは、リムーバブルメディア(CD-ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介してジョブ管理装置102に提供されてもよい。
ジョブ定義参照部307は、ジョブ定義データベース103を参照し、ジョブの定義を取得する。ジョブ実行管理部308は、ジョブの実行時間を計算して、実行時間の統計情報を統計情報データベース105に格納する。スケジュール変更部309は、ジョブのスケジュールの変更後の情報を予定変更データベース107に格納する。負荷情報更新部310は、端末101から要求を受けた負荷情報を計算し、負荷情報データベース109を更新する。
図4は、ジョブ定義テーブル104のデータ構造を示す。ジョブ定義テーブル104は、ジョブ名401と、開始予定日時402と、変更可能時間(分)403と、先行ジョブ名404とを構成項目として含む。変更可能時間(分)403は、ジョブの開始予定日時402の変更を許容する時間である。例えば、ある期間のジョブ数の上限を変更したときに、その期間内のジョブを後ろの期間に移動させなければならない場合を想定する。変更可能時間(分)403は、そのジョブをどの程度後ろの期間まで移動させることができるかを表す。例えば、図4の例では、Job 12は、ジョブの開始予定日時402から10分だけ後ろの時間に移動させることができる。実行優先度の高いジョブに関しては、変更可能時間(分)403に小さな時間が設定される。また、先行ジョブ名404は、そのジョブの前に実行されていなければならないジョブを表す。例えば、図4の例では、Job 12、Job 13の前には、Job 11が実行されていなければならない。
図5は、統計情報テーブル106のデータ構造を示す。統計情報テーブル106は、ジョブ名501と、ジョブの実行回数502と、平均実行時間(分)503とを構成項目として含む。ジョブ実行管理部308は、ジョブの実行結果をジョブ実行エージェントから受け取る。ジョブ実行管理部308は、受け取ったジョブの実行結果に対応するジョブ名501に関して、実行回数502及び平均実行時間(分)503を更新する。
図6は、負荷情報を変更する前の予定変更テーブル108のデータ構造を示す。予定変更テーブル108は、ジョブ名601と、開始予定日時変更時間(分)602とを構成項目として含む。開始予定日時変更時間(分)602は、負荷情報を変更したことにより開始予定日時がどの程度変更されたかを表す項目であり、例えば、ジョブ定義テーブル104の開始予定日時402を基準として計算された時間(分)である。
図7は、負荷情報を変更する前の負荷情報テーブル110のデータ構造を示す。負荷情報テーブル110は、一定の時間で区切った期間ごとに、実行するジョブ及び上限値の情報を含む。負荷情報テーブル110は、一定の時間で区切った期間701と、対応する期間のジョブ上限数702と、対応する期間のジョブ数703と、ジョブ名704とを構成項目として含む。実行を開始するジョブ数が増えれば負荷が増える。したがって、本実施例では、負荷の大きさが、一定の時間で区切った期間内に開始するジョブ数に基づいて判断される。
なお、負荷の大きさの判断基準をジョブ数とするのは一例であり、負荷の大きさが他の形式で表現されてもよい。例えば、ジョブの種類によって重みを付し、負荷が大きいと思われるジョブには高い重みを付してもよい。例えば、ある期間内に実行される重みの合計によって負荷の大きさが判断されてもよい。さらに別の例として、負荷の大きさがその期間に処理されるデータ量に基づいて判断されてもよい。なお、上述の場合、ジョブの定義が、各ジョブの負荷に関する情報を含んでいればよい。
図8は、負荷情報を変更した後の予定変更テーブル108を示す。図9は、負荷情報を変更した後の負荷情報テーブル110を示す。変更後の予定変更テーブル108及び負荷情報テーブル110の詳細な内容は後述する。
図10は、負荷情報を予測した表を端末101において出力する処理のフローチャートを示す。
ユーザが、端末101において、後述のユーザ操作画面1101の表示ボタン1103を押して、負荷情報の表示を要求する。端末101の負荷情報表示部207が、その要求をジョブ管理装置102へ送る。ジョブ管理装置102は、その要求を受け取り、図10のフローを実行する。
(ステップ1001)
ジョブ管理装置102において、ジョブ定義参照部307は、ジョブ定義テーブル104から全てのジョブのジョブ定義を取得する。また、ジョブ実行管理部308は、統計情報テーブル106から全てのジョブの統計情報を取得する。また、スケジュール変更部309は、予定変更テーブル108から全てのジョブの予定変更情報を取得する。
(ステップ1002)
負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110に関して、一定の時間で区切った期間701毎に、ジョブ数703を「0」に、ジョブ名704を「空」に初期化する。
(ステップ1003〜1009のループ)
負荷情報更新部310は、ジョブ定義参照部307が取得したジョブ定義を入力情報として受け取る。負荷情報更新部310は、ジョブ定義内の全てのジョブを、負荷情報テーブル110のいずれかの期間に追加するまで、以下のステップ1004〜1008の処理を繰り返し実行する。
(ステップ1004)
負荷情報更新部310は、対象のジョブが負荷情報テーブル110のいずれかの期間に追加されていないかを判定する。対象のジョブがまだ負荷情報テーブル110のいずれかの期間に追加されていない場合(YES)、ステップ1005に進む。そうでない場合(NO)、ループの終了1009に進み、次のジョブを処理する。
(ステップ1005)
負荷情報更新部310は、(i)先行ジョブがないか、又は、(ii)先行ジョブの全てが既にいずれかの期間に追加されているかを判定する。(i)、(ii)のいずれかの条件を満たす場合、ステップ1006に進む。(i)及び(ii)の条件を満たさない場合、ループの終了1009に進み、次のジョブを処理する。
(ステップ1006)
負荷情報更新部310は、先行ジョブの開始予定日時402及び平均実行時間(分)503から、先行ジョブの終了予定日時を計算する。そして、負荷情報更新部310は、対象のジョブの開始予定日時402が先行ジョブの終了予定日時より時間的に後であるかを判定する。対象のジョブの開始予定日時402が先行ジョブの終了予定日時より時間的に後である場合(YES)、ステップ1007に進む。そうでない場合(NO)、ステップ1008に進む。
(ステップ1007)
負荷情報更新部310は、対象のジョブのジョブ名401を、ジョブ定義の開始予定日時402に対応する期間のジョブ名704に追加し、その期間のジョブ数703をカウントアップする。
(ステップ1008)
負荷情報更新部310は、対象のジョブの開始日時を、変更可能時間(分)403の範囲で遅らせる。負荷情報更新部310は、対象のジョブを、先行ジョブの終了予定日時より後の期間のジョブ名704に追加し、その期間のジョブ数703をカウントアップする。
上記のステップ1003〜1009のループ処理では、負荷情報更新部310が、先行ジョブを開始予定日時402に対応する期間に優先的に追加する。先行ジョブを有するジョブの場合、負荷情報更新部310は、そのジョブの全ての先行ジョブの追加が完了した後に、そのジョブを開始予定日時402に対応する期間701に追加する。
(ステップ1010)
スケジュール変更部309は、負荷情報テーブル110に基づいて各ジョブの開始予定日時変更時間(分)602を算出し、予定変更テーブル108を更新する。
(ステップ1011)
負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110の情報を端末101に送信する。端末101の負荷情報表示部207が、後述のユーザ操作画面1101の負荷波形表示部1102に、受信した負荷情報テーブルの情報を表示する。
図4〜図6の具体的な例を用いて図10のフローの内容を説明する。
ジョブ定義参照部307が、図4のジョブ定義テーブル104からジョブ定義を取得し、ジョブ実行管理部308が、図5の統計情報テーブル106からジョブの統計情報を取得し、スケジュール変更部309が、図6の予定変更テーブル108からジョブの予定変更情報を取得したと仮定する。また、負荷情報更新部310は、2016/01/01 00:00から10分間隔で負荷情報テーブル110を更新すると仮定する。
負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110に関して、2016/01/01 00:00から10分間隔の期間701で、ジョブ数703を「0」に、ジョブ名704を「空」に初期化する。
以下では、図10のステップ1003〜1009の具体的な例を説明する。Job 11とJob 21とJob 31は先行のジョブがないため、負荷情報更新部310は、これらのジョブを優先的に負荷情報テーブル110に追加する。Job 11とJob 21とJob 31の開始予定日時402は、2016/01/01 00:00である。負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:00〜00:10のジョブ名704にJob 11とJob 21とJob 31を追加する。その結果、期間2016/01/01 00:00〜00:10のジョブ数703は「3」になる。
次に、負荷情報更新部310は、追加し終わったJob 11とJob 21とJob 31だけをジョブ定義テーブル104の先行ジョブ名404として持つJob 12とJob 13とJob 22とJob 23とJob 32とJob 33を処理する。ジョブ定義テーブル104において、Job 12とJob 13とJob 22とJob 23とJob 32とJob 33の開始予定日時は、それぞれ、2016/01/01 00:20と2016/01/01 00:30と2016/01/01 00:25と2016/01/01 00:30と2016/01/01 00:10と2016/01/01 00:30である。
Job 11とJob 21とJob 31について、負荷情報更新部310は、ジョブ定義テーブル104の開始予定日時402と統計情報テーブル106の平均実行時間(分)503から、各ジョブの終了予定日時を計算する。Job 11とJob 21とJob 31の終了予定日時は、それぞれ、2016/01/01 00:10と2016/01/01 00:20と2016/01/01 00:04となる。
例えば、Job 32の開始予定日時2016/01/01 00:10は、Job 31の終了予定日時2016/01/01 00:04よりも時間的に後である。したがって、負荷情報更新部310は、Job 32を開始予定日時402に従って負荷情報テーブル110に追加する。負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110において、期間2016/01/01 00:10〜00:20のジョブ名704にJob 32を追加し、ジョブ数703を「1」にする。
例えば、Job 12の開始予定日時2016/01/01 00:20は、Job 11の終了予定日時2016/01/01 00:10よりも時間的に後である。また、Job 22の開始予定日時2016/01/01 00:25は、Job 21の終了予定日時2016/01/01 00:20よりも時間的に後である。したがって、負荷情報更新部310は、Job 12とJob 22を開始予定日時402に従って負荷情報テーブル110に追加する。負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110において、期間2016/01/01 00:20〜00:30のジョブ名704にJob 12とJob 22を追加し、ジョブ数703を「2」にする。
同様に、負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110において、期間2016/01/01 00:30〜00:40のジョブ名704にJob 13とJob 23とJob 33を追加し、ジョブ数703を「3」にする。
次に、負荷情報更新部310は、追加し終わったJob 12とJob 13とJob 22だけをジョブ定義テーブル104の先行ジョブ名404として持つJob 14とJob 24を処理する。ジョブ定義テーブル104において、Job 14とJob 24の開始予定日時は、それぞれ、2016/01/01 00:40と2016/01/01 00:40である。
Job 12とJob 13とJob 22とJob 23とJob 32とJob 33について、負荷情報更新部310は、ジョブ定義テーブル104の開始予定日時402と統計情報テーブル106の平均実行時間(分)503から、各ジョブの終了予定日時を計算する。Job 12とJob 13とJob 22とJob 23とJob 32とJob 33の終了予定日時は、それぞれ、2016/01/01 00:40と2016/01/01 00:33と2016/01/01 00:33と2016/01/01 00:31と2016/01/01 00:12と2016/01/01 00:43となる。
例えば、Job 14の開始予定日時は、Job 12とJob 13の終了予定日時よりも時間的に後である。また、Job 24の開始予定日時は、Job 22の終了予定日時よりも時間的に後である。したがって、負荷情報更新部310は、Job 14とJob 24を開始予定日時402に従って負荷情報テーブル110に追加する。負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110において、期間2016/01/01 00:40〜00:50のジョブ名704にJob 14とJob 24を追加し、ジョブ数703を「2」にする。図7は、上述の処理によって更新された負荷情報テーブル110を示す。
なお、負荷情報更新部310での計算の結果、あるジョブ(第2ジョブ)の開始予定日時が先行ジョブ(第1ジョブ)の終了予定日時よりも時間的に前になった場合、負荷情報更新部310は、ジョブ定義テーブル104の変更可能時間(分)の範囲で第2ジョブの開始予定日時を遅らせて、第2ジョブの開始予定日時が第1ジョブの終了予定日時よりも時間的に後になるようにすればよい。
スケジュール変更部309は、図7の負荷情報テーブル110に基づいて各ジョブの開始予定日時変更時間(分)602を算出し、予定変更テーブル108を更新する。図6は、上述の処理によって更新された予定変更テーブル108を示す。
図11は、端末101において表示されるユーザ操作画面の例である。負荷情報表示部207は、ユーザ操作画面1101を表示装置203に表示する。ユーザ操作画面1101は、負荷波形表示部1102と、表示ボタン1103と、変更ボタン1104と、終了ボタン1105とを備える。
負荷波形表示部1102は、横軸に時間をとり、縦軸にジョブ数をとったグラフを表示する。図12は、図7の負荷情報テーブル110の情報を負荷波形表示部1102に表示した例である。時間軸は、一定の期間ごとに区切られている。斜線で塗りつぶした棒グラフがジョブ数を表す。グラフ上の各期間は、負荷情報テーブル110の期間701に対応する。グラフ上のジョブ数は、負荷情報テーブル110のジョブ数703に対応する。なお、変形例として、負荷波形表示部1102には、各期間に割り当てられたジョブ名(負荷情報テーブル110のジョブ名704)の情報が表示されてもよい。
表示ボタン1103は、端末101からジョブ管理装置102に負荷情報を要求するためのボタンである。表示ボタン1103が押されると、負荷波形表示部1102は、ジョブ管理装置102へ負荷情報を要求する。ジョブ管理装置102の負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110を更新して、負荷情報テーブル110の負荷情報を端末101へ返信する。負荷情報表示部207は、返信された負荷情報を負荷波形表示部1102に表示する。
負荷波形表示部1102は、各期間のジョブ上限数を入力できるインタフェースを備える。一例として、負荷波形表示部1102は、グラフ上にジョブ上限数を示す線(又は波形)を直接描画できるインタフェースを備える。このインタフェースは、各期間に現在割り当てられているジョブ数とジョブ上限数が視覚的に確認できる点において好ましい。例えば、負荷波形表示部1102は、各期間の上限数を表す線分をドラッグ&ドロップで上下に移動させるようなインタフェースを備えてもよい。図13は、図7の負荷情報テーブル110の情報を負荷波形表示部1102に表示した状態において、ジョブ上限数を示す点線をグラフ上に描画した例である。なお、別の例として、負荷波形表示部1102は、各期間の上限数を数値で入力できるインタフェースを備えてもよい。
変更ボタン1104は、負荷波形表示部1102のグラフ上でジョブ上限数を直接操作した後(ジョブ上限数を示す線又は波形を入力した後)、ジョブ管理装置102に負荷情報の更新を要求するためのボタンである。変更ボタン1104が押されると、負荷波形表示部1102は、各期間のジョブ上限数の情報を、負荷情報に関する変更情報としてジョブ管理装置102へ送信する。ジョブ管理装置102の負荷情報更新部310は、受信したジョブ上限数の情報に基づいて負荷情報テーブル110を更新して、更新された負荷情報テーブル110の負荷情報を端末101へ返信する。負荷情報表示部207は、返信された負荷情報を負荷波形表示部1102に表示する。図14は、図13の負荷波形表示部の状態で変更ボタン1104を押した後に表示された負荷波形表示部1102の例である。終了ボタン1105は、ユーザ操作画面1101を閉じるためのボタンである。
図15は、端末101においてジョブ上限数が設定された後に、負荷情報を出力する処理のフローチャートを示す。
ユーザが、端末101において、負荷波形表示部1102のグラフ上でジョブ上限数を設定して変更ボタン1104を押し、負荷情報の更新を要求する。端末101の負荷情報表示部207が、ジョブ上限数に関する情報をジョブ管理装置102に送信する。ジョブ管理装置102は、その要求を受け取り、図15のフローを実行する。
(ステップ1501)
ジョブ管理装置102において、ジョブ定義参照部307は、ジョブ定義テーブル104から全てのジョブのジョブ定義を取得する。また、ジョブ実行管理部308は、統計情報テーブル106から全てのジョブの統計情報を取得する。また、スケジュール変更部309は、予定変更テーブル108から全てのジョブの予定変更情報を取得する。
(ステップ1502)
負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110の全ての期間の情報を取得する。
(ステップ1503)
負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110の全ての期間でジョブ上限数を超えないように(負荷の上限に収まるように)全てのジョブを割り当て、負荷情報テーブル110を更新する。なお、ステップ1503の詳細は図16を用いて後述する。
(ステップ1504)
スケジュール変更部309は、更新された負荷情報テーブル110に基づいて各ジョブの開始予定日時変更時間(分)602を算出し、予定変更テーブル108を更新する。
(ステップ1505)
負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110の情報を端末101に送信する。端末101の負荷情報表示部207が、負荷波形表示部1102に、受信した負荷情報テーブルの情報を表示する。
図16は、図15のステップ1503(負荷情報テーブル110の更新処理)の内容を示すフローチャートの例である。
(ステップ1601〜1613のループ)
負荷情報更新部310は、負荷情報テーブル110の全ての期間でジョブ上限数を超えないように以下のステップ1602〜1612の処理を繰り返し実行する。なお、負荷情報更新部310は、各期間を処理する際に、負荷情報テーブル110のジョブ上限数702の情報も更新する。
(ステップ1602)
負荷情報更新部310は、今回の期間のジョブ名704を空にし、ジョブ数703を「0」にして初期化する。
(ステップ1603)
負荷情報更新部310は、今回の期間のジョブ上限数を取得する。負荷情報更新部310は、削除されて、まだどの期間にも追加されていないジョブ(以下では、単に「追加対象のジョブ」と呼ぶ)の合計がジョブ上限数を超えているかを判定する。ここで、追加対象のジョブとは、(i)今回の期間より前の期間に割り当てられていたが、ジョブ上限数のためにその前の期間に追加できず、削除されたままのジョブ、及び、(ii)ステップ1602において今回の期間から削除されたジョブとを含む。追加対象のジョブの合計がジョブ上限数を超えている場合(YES)、ステップ1605へ進む。そうでない場合(NO)、ステップ1604へ進む。
(ステップ1604)
負荷情報更新部310は、今回の期間のジョブ名704に追加対象の全てのジョブを追加し、ジョブ数703をカウントアップする。
(ステップ1605)
負荷情報更新部310は、ジョブ上限数が「0」であるかを判定する。ジョブ上限数が「0」でない場合(NO)、ステップ1606に進む。ジョブ上限数が「0」の場合(YES)、今回の期間にはジョブを追加できないため、次の期間を処理する。
(ステップ1606〜1612のループ)
負荷情報更新部310は、追加対象のジョブ(少なくとも1つのジョブ)に対してステップ1607〜1611の処理を繰り返し実行する。
(ステップ1607)
負荷情報更新部310は、(i)先行ジョブがないか、又は、(ii)先行ジョブの全てが既にいずれかの期間に追加されているかを判定する。(i)、(ii)のいずれかの条件を満たす場合(YES)、ステップ1608に進む。(i)及び(ii)の条件を満たさない場合(NO)、ループの終了(ステップ1612)に進み、次のジョブを処理する。
(ステップ1608)
負荷情報更新部310は、追加対象のジョブの開始予定日時402及びジョブの変更可能時間(分)403から追加対象のジョブの追加期限を算出する。そして、負荷情報更新部310は、今回の期間がジョブの追加期限よりも時間的に後であるかを判定する。今回の期間がジョブの追加期限よりも時間的に後でない場合(NO)、すなわち、追加対象のジョブを今回の期間に追加可能である場合、ステップ1609に進む。そうでない場合(YES)、ステップ1614に進む。
例えば、追加対象のジョブの開始予定日時402が2016/01/01 00:20であり、変更可能時間(分)403が10分である場合、この追加対象のジョブの追加期限は2016/01/01 00:30となる。例えば、今回の期間が2016/01/01 00:10〜00:20である場合、この追加対象のジョブを今回の期間に追加できるため、ステップ1609に進む。
(ステップ1609)
負荷情報更新部310は、追加対象のジョブの追加期限(ステップ1608において算出された追加期限)が、他の追加対象のジョブに比べて最も早いかを判定する。追加対象のジョブの追加期限が最も早い場合(YES)、ステップ1610に進む。そうでない場合(NO)、次の追加対象のジョブを処理する。
例えば、追加対象のジョブ(第1のジョブ)の開始予定日時402が2016/01/01 00:20であり、変更可能時間(分)403が10分である場合、この追加対象のジョブの追加期限は2016/01/01 00:30となる。一方、別の第2のジョブの開始予定日時402が2016/01/01 00:25であり、変更可能時間(分)403が10分である場合、第2のジョブの追加期限は2016/01/01 00:35となる。この場合、負荷情報更新部310は、第1のジョブの追加期限が第2のジョブに比べて早いと判定する。負荷情報更新部310は、複数の追加対象のジョブ中で、今回の追加対象のジョブの追加期限が他のジョブと比べて最も早い場合に、今回の期間に追加する。
(ステップ1610)
負荷情報更新部310は、今回の期間のジョブ名704に追加対象のジョブを追加し、ジョブ数703をカウントアップする。
(ステップ1611)
負荷情報更新部310は、今回の期間の現在のジョブ数703とジョブ上限数702を比較する。現在のジョブ数703がジョブ上限数702よりも小さい場合(YES)、次の追加対象のジョブに移り、ループ1606〜1612を繰り返す。一方、現在のジョブ数703がジョブ上限数702以上の場合(NO)、次の期間に移り、ループ1601〜1613を繰り返す。なお、残っている追加対象のジョブは次の期間に持ち越される。
(ステップ1614)
ステップ1608において、今回の期間が、追加対象のジョブの追加期限よりも時間的に後の場合、負荷情報更新部310は、端末101に警告情報を送る。端末101の負荷情報表示部207は、割り当て不可能なジョブがある旨をユーザ操作画面1101に表示する。ユーザは、ジョブ上限数を再度設定し直し、図15のフローを再度実行する。
図4〜図7の具体的な例を用いて図16のフローを説明する。ユーザは、端末101において、図13のように、負荷波形表示部1102のグラフ上でジョブ上限数を設定したと仮定する。この例では、サービスを停止してシステムのメンテナンスを行うために、期間2016/01/01 00:10〜00:30のジョブ上限数が「0」に設定され、他の期間のジョブ上限数が「3」に設定されている。
ジョブ定義参照部307が、図4のジョブ定義テーブル104からジョブ定義を取得し、ジョブ実行管理部308が、図5の統計情報テーブル106からジョブの統計情報を取得し、スケジュール変更部309が、図6の予定変更テーブル108からジョブの予定変更情報を取得したと仮定する。また、負荷情報更新部310が、図7の負荷情報テーブル110を取得したと仮定する。
まず、期間2016/01/01 00:00〜00:10の処理(ステップ1602、1603、1604に対応)を説明する。負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:00〜00:10のJob 11とJob 21とJob 31を削除し、ジョブ数703を「0」にする。この時点で、削除されて、まだどの期間にも追加されていないジョブ(追加対象のジョブ)の合計は「3」である。負荷情報更新部310は、追加対象のジョブの合計がジョブ上限数「3」を超えていないと判定する。したがって、負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:00〜00:10のジョブ名704にJob 11とJob 21とJob 31を追加し、ジョブ数703を「3」にする。
次の期間2016/01/01 00:10〜00:20の処理(ステップ1602、1603、1605に対応)を説明する。負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:10〜00:20のJob 32を削除し、ジョブ数703を「0」にする。負荷情報更新部310は、追加対象のジョブの合計がジョブ上限数「0」を超えていると判定する。しかし、期間2016/01/01 00:10〜00:20のジョブ上限数は「0」であるため、この期間にジョブを追加することができない。したがって、負荷情報更新部310は、次の期間の処理に移る。なお、残っている追加対象のジョブJob 32は次の期間に持ち越される。
次の期間2016/01/01 00:20〜00:30の処理(ステップ1602、1603、1605に対応)を説明する。負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:20〜00:30のJob 12とJob 22を削除し、ジョブ数703を「0」にする。負荷情報更新部310は、追加対象のジョブの合計がジョブ上限数「0」を超えていると判定する。しかし、期間2016/01/01 00:20〜00:30のジョブ上限数は「0」であるため、この期間にジョブを追加することができない。負荷情報更新部310は、次の期間の処理に移る。なお、残っている追加対象のジョブJob 12とJob 22とJob 32は次の期間に持ち越される。
次の期間2016/01/01 00:30〜00:40(ステップ1602、1603、1605、1606〜1612に対応)の処理を説明する。負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:30〜00:40のJob 13とJob 23とJob 33を削除し、ジョブ数703を「0」にする。現時点で追加対象のジョブの合計は「6」である。負荷情報更新部310は、追加対象のジョブの合計がジョブ上限数「3」を超えていると判定する。その後、ジョブ上限数が「0」でないため、以下の処理を実行する。
追加対象のジョブがJob 12であるとする。負荷情報更新部310は、Job 12の先行ジョブの全てがすでにいずれかの期間に追加されていると判定する。Job 12の開始予定日時402は2016/01/01 00:20であり、Job 12の変更可能時間(分)403は10分である。したがって、Job 12の追加期限は、2016/01/01 00:30である。負荷情報更新部310は、今回の期間がJob 12の追加期限よりも時間的に後ではないと判定する。
次に、負荷情報更新部310は、Job 12の追加期限が他のジョブと比べて最も早いかを判定する。Job 13とJob 22とJob 23とJob 32とJob 33の開始予定日時402は、それぞれ、2016/01/01 00:30と2016/01/01 00:25と2016/01/01 00:30と2016/01/01 00:10と2016/01/01 00:30である。Job 13とJob 22とJob 23とJob 32とJob 33の変更可能時間(分)403は、それぞれ、10と30と30と60と60である。したがって、Job 13とJob 22とJob 23とJob 32とJob 33の追加期限は、それぞれ、2016/01/01 00:40と2016/01/01 00:55と2016/01/01 01:00と2016/01/01 01:10と2016/01/01 01:30となる。したがって、負荷情報更新部310は、Job 12の追加期限が他のジョブと比べて最も早いと判定する。負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 2016/01/01 00:30〜00:40のジョブ名704にJob 12を追加し、ジョブ数703を「1」にする。その後、負荷情報更新部310は、現在のジョブ数703がジョブ上限数702よりも小さいため、次の追加対象のジョブを処理する。
同様にステップ1606〜1612のループを繰り返し実行することにより、負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 2016/01/01 00:30〜00:40のジョブ名704に、追加期限が早いJob 13とJob 22を優先的に追加することになる。なお、残っている追加対象のジョブJob 23とJob 32とJob 33は次の期間に持ち越される。
次の期間2016/01/01 00:40〜00:50の処理(ステップ1602、1603、1605、1606〜1612に対応)を説明する。負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:40〜00:50のJob 14とJob 24を削除し、ジョブ数を「0」にする。現時点で追加対象のジョブの合計は「5」である。負荷情報更新部310は、追加対象のジョブの合計がジョブ上限数「3」を超えていると判定する。その後、ジョブ上限数が「0」でないため、以下の処理を実行する。
追加対象のジョブがJob 14であるとする。負荷情報更新部310は、Job 14の先行ジョブの全てがすでにいずれかの期間に追加されていると判定する。Job 14の開始予定日時402は2016/01/01 00:40であり、Job 14の変更可能時間(分)403は10分である。したがって、Job 14の追加期限は、2016/01/01 00:50である。負荷情報更新部310は、今回の期間がJob 14の追加期限よりも時間的に後ではないと判定する。
次に、負荷情報更新部310は、Job 14の追加期限が他のジョブと比べて最も早いかを判定する。Job 23とJob 24とJob 32とJob 33の開始予定日時402は、それぞれ、2016/01/01 00:30と2016/01/01 00:40と2016/01/01 00:10と2016/01/01 00:30である。Job 23とJob 24とJob 32とJob 33の変更可能時間(分)403は、それぞれ、30と30と60と60である。したがって、Job 23とJob 24とJob 32とJob 33の追加期限は、それぞれ、2016/01/01 01:00と2016/01/01 01:10と2016/01/01 01:10と2016/01/01 01:30となる。したがって、負荷情報更新部310は、Job 14の追加期限が他のジョブと比べて最も早いと判定する。負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 2016/01/01 00:40〜00:50のジョブ名704にJob 14を追加し、ジョブ数703を「1」にする。その後、負荷情報更新部310は、現在のジョブ数703がジョブ上限数702よりも小さいため、次の追加対象のジョブを処理する。
同様にステップ1606〜1612のループを繰り返し実行することにより、負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:40〜00:50のジョブ名704に、追加期限が早いJob 23とJob 24を優先的に追加することになる。なお、残っている追加対象のジョブJob 32とJob 33は次の期間に持ち越される。
次に、期間2016/01/01 00:50〜01:00の処理(ステップ1602、1603、1604に対応)を説明する。負荷情報更新部310は、追加対象のジョブの合計がジョブ上限数「3」を超えていないと判定する。したがって、負荷情報更新部310は、期間2016/01/01 00:50〜01:00のジョブ名704にJob 32とJob 33を追加し、ジョブ数703を「2」にする。以上の処理の結果、負荷情報テーブル110は図9のようになる。
次に、スケジュール変更部309は、図9の負荷情報テーブル110に基づいて各ジョブの開始予定日時変更時間(分)602を算出する。期間2016/01/01 00:00〜00:10に割り当てられたJob 11とJob 21とJob 31の開始予定日時変更時間(分)602は、それぞれ、「0」と「0」と「0」である。期間2016/01/01 00:30〜00:40に割り当てられたJob 12とJob 13とJob 22の開始予定日時変更時間(分)602は、それぞれ、「10」と「0」と「5」である。期間2016/01/01 00:40〜00:50に割り当てられたJob 14とJob 23とJob 24の開始予定日時変更時間(分)602は、それぞれ、「0」と「10」と「0」である。期間2016/01/01 00:50〜01:00に割り当てられたJob 32とJob 33の開始予定日時変更時間(分)602は、それぞれ、「40」と「20」となる。
最後に、負荷情報更新部310は、図9の負荷情報テーブル110の情報を端末101に送信する。端末101の負荷情報表示部207が、ユーザ操作画面1101の負荷波形表示部1102に図14の負荷情報を表示する。
本実施例の効果について説明する。ジョブをスケジュールに従って実行しているとき、メンテナンスなどでサービスを一時的に停止すると、停止中に実行できなかったジョブが再起動の直後に集中し、マシンの負荷が高くなる。そのため、負荷の上限を設定し、それを超えないようにする必要がある。しかし、従来では、負荷の上限をリアルタイムに設定することができなかった。また、ジョブの実行順序(先行ジョブとの関係)を維持したまま、実行優先度の高いジョブからスケジュールに自動で追加することもできなかった。これに対して、本実施例によれば、負荷の上限をユーザがリアルタイムに設定することができ、しかも、設定された負荷の上限に応じて実行優先度の高いジョブからスケジュールに追加することができる。
また、従来では、ユーザが直感的な操作で負荷の上限を設定することができなかった。これに対して、本実施例によれば、ユーザが、端末101の負荷波形表示部1102に表示されたグラフ(今後の負荷情報を予測した表)を直接操作することで、負荷の上限を各期間のジョブ数と比較しながらリアルタイムに設定できる。
本実施例によれば、今後の負荷情報を予測した表を確認しながら、メンテナンスなどの状況に応じて、ユーザがその表を直接操作して負荷の上限をリアルタイムに設定することができる。また、設定された負荷の上限に応じて実行優先度の高いジョブからスケジュールに追加することができる。
また、本実施例によれば、負荷情報更新部310は、ジョブの開始時間(開始予定日時402)と変更許容時間(変更可能時間(分)403)とから、ジョブの追加期限を算出し、他のジョブに比べて追加期限が早いジョブを優先的に対象の期間に割り当てる。この構成によれば、変更許容時間(変更可能時間(分)403)の値を用いて、ジョブの実行優先度を細かく設定することができる。この構成によれば、ジョブの追加期限に基づいた実行優先度の高いジョブからスケジュールに追加することができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
本実施例では、統計情報テーブル106が、各ジョブの実行時間に関する統計情報を保持しているが、この形態に限定されない。ジョブ定義テーブル104が、各ジョブの実行時間に関する統計情報を保持してもよい。また、他の例として、ジョブ定義テーブル104が、統計情報ではなく、各ジョブの想定される実行時間に関する情報を保持してもよい。この場合、負荷情報更新部310は、各ジョブの想定される実行時間に基づいて各ジョブの終了予定時刻を算出してもよい。
上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、ファイルなどの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、ICカード、SDカード、DVDなどの記録媒体に置くことができる。また、上記の各構成などは、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
101 …端末
102 …ジョブ管理装置
103 …ジョブ定義データベース
104 …ジョブ定義テーブル
105 …統計情報データベース
106 …統計情報テーブル
107 …予定変更データベース
108 …予定変更テーブル
109 …負荷情報データベース
110 …負荷情報テーブル
201 …CPU
202 …入力装置
203 …表示装置
204 …通信装置
205 …メモリ
206 …記憶装置
207 …負荷情報表示部
301 …CPU
302 …入力装置
303 …表示装置
304 …通信装置
305 …メモリ
306 …記憶装置
307 …ジョブ定義参照部
308 …ジョブ実行管理部
309 …スケジュール変更部
310 …負荷情報更新部

Claims (6)

  1. ジョブ定義に関するジョブ定義情報と、期間ごとのジョブの負荷に関する負荷情報とを少なくとも格納する記憶装置と、
    前記期間ごとの負荷の上限に関する情報を受け取り、前記負荷の上限に収まるように前記期間ごとにジョブを割り当て、前記負荷情報を更新する負荷情報更新部と
    を備えるジョブスケジュール変更システム。
  2. 請求項1に記載のジョブスケジュール変更システムにおいて、
    前記負荷情報をグラフで表示し、かつ、前記グラフ上で前記負荷の上限を設定できるインタフェースを表示する負荷情報表示部をさらに備えることを特徴とするジョブスケジュール変更システム。
  3. 請求項1に記載のジョブスケジュール変更システムにおいて、
    前記ジョブ定義情報は、ジョブの開始時間と、前記ジョブの開始時間の変更許容時間とを含み、
    前記負荷情報更新部は、
    前記ジョブの開始時間と前記変更許容時間とから、ジョブの追加期限を算出し、
    他のジョブに比べて前記追加期限が早いジョブを優先的に前記期間に割り当てることを特徴とするジョブスケジュール変更システム。
  4. ジョブ定義に関するジョブ定義情報と、期間ごとのジョブの負荷に関する負荷情報とを少なくとも格納する記憶装置と、負荷情報更新部とを備える情報処理システムを用いたジョブスケジュール変更方法であって、
    前記負荷情報更新部によって、前記期間ごとの負荷の上限に関する情報を受け取るステップと、
    前記負荷情報更新部によって、前記負荷の上限に収まるように前記期間ごとにジョブを割り当て、前記負荷情報を更新するステップと、
    を含むジョブスケジュール変更方法。
  5. 請求項4に記載のジョブスケジュール変更方法において、
    負荷情報表示部によって、前記負荷情報をグラフで表示するステップと、
    前記負荷情報表示部によって、前記グラフ上で設定された前記負荷の上限の情報をインタフェースを介して受け取るステップと、
    前記負荷情報表示部によって、前記負荷の上限の情報を前記負荷情報更新部に送信するステップと
    をさらに含むことを特徴とするジョブスケジュール変更方法。
  6. 請求項4に記載のジョブスケジュール変更方法において、
    前記ジョブ定義情報は、ジョブの開始時間と、前記ジョブの開始時間の変更許容時間とを含み、
    前記負荷情報を更新するステップは、
    前記ジョブの開始時間と前記変更許容時間とから、ジョブの追加期限を算出することと、
    他のジョブに比べて前記追加期限が早いジョブを優先的に前記期間に割り当てることと
    を含むことを特徴とするジョブスケジュール変更方法。
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