JP2014127013A - 情報処理装置、及びその制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、及びその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 継承先アイテムの予測データの予測精度を向上させること。
【解決手段】
継承元のアイテムの実績データに従って、継承元のアイテムと継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出し、また、継承元のアイテムの在庫数に従って継承元アイテムの予測データの予測上限値を算出し、当該算出された予測合計値データと、当該算出された予測上限値に従って、継承元のアイテムの予測データを決定し、当該算出された予測合計値データから、当該決定された継承元のアイテムの予測データを差し引くことにより、継承先のアイテムの予測データを算出して出力することを特徴とする。
【選択図】図23

Description

本発明は、情報処理装置、及びその制御方法、プログラムに関し、特に、継承先アイテムの予測データを予測する技術に関するものである。
従来、時系列予測モデルなどで予測する際、指定された過去の時系列データの参照期間数をもとに、参照する期間の時系列データを取得し、参照期間の実績データをもとに予測量を算出する(非特許文献1)。
また、パッケージの変更や10%増量などの理由により商品がリニューアルされることはよくある話である。その際、消費者にとってはリニューアル前商品とリニューアル後商品は同じ商品であることには変わりはないが、生産または販売側にとっては商品コードが異なるため、実績データの管理などでは異なる商品として管理される。この場合、リニューアル後の商品は新商品として予測される。
このような新商品の売れ行き具合を予測するための方法として、例えば、特許文献1には、新商品の売れ行き具合を予測する際に、新発売商品の売上げデータと他の既存商品の売上げデータとの相関関係が最も高い既存商品を選択して、その選択された既存商品のそれ以後の売上げデータから新発売商品の売行き具合を予測することが提案されている。
「予測のはなし」大村 平著、日科技連 特開2002−169946号公報
しかしながら、従来技術を用いたとしても、新商品とは異なる既存商品の売上データなどの予測処理に用いる情報(実績値)が少ない新商品の場合、その新商品の予測値を精度良く得ることは難しい。
そのため、例えば、新商品としてのリニューアル後の商品(継承先アイテム)の予測を行う場合は、リニューアル前の商品(継承元アイテム)(旧商品)を、リニューアル後の商品と同じ商品とみなして、当該リニューアル前の商品の実績値を用いることにより、リニューアル後の商品の予測処理で不足している実績値を補えることができる。
また、旧商品は在庫分(または在庫予定分)を売り切れば販売終了とすることが多く、新商品は、旧商品の在庫がなくなれば売り上げが増えてくることになる、そのため、旧商品、新商品の売り上げは、旧商品の在庫分に依存することがある。
従来では、新商品よりも旧商品の在庫を優先して販売して旧商品の在庫を減らす販売方法を取る場合、そのような方法に対応して、新商品の予測値の算出精度を向上させる仕組みについては、開示されていない。
また、このような販売方法において、新商品の販売実績がない場合でも、新商品の予測を精度良く行うことが出来る仕組みについては、開示されていなかった。
本発明の目的は、継承先アイテムの予測データの予測精度を向上させることである。
本発明は、継承元のアイテムの出庫に係る実績データと、前記継承元のアイテムの在庫数とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの実績データに従って、前記継承元のアイテムと前記継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出する第1の算出手段と、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの在庫数に従って前記継承元アイテムの予測データの予測上限値を算出する第2の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データと、前記第2の算出手段により算出された予測上限値に従って、前記継承元のアイテムの予測データを決定する決定手段と、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データから、前記決定手段により決定された継承元のアイテムの予測データを差し引くことにより、前記継承先のアイテムについての予測データを算出する第3の算出手段と、前記第3の算出手段により算出された継承先のアイテムについての予測データを出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、継承元のアイテムの出庫に係る実績データと、前記継承元のアイテムの在庫数とを記憶する記憶手段を備えた情報処理装置の制御方法であって、第1の算出手段が、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの実績データに従って、前記継承元のアイテムと前記継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出する第1の算出工程と、第2の算出手段が、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの在庫数に従って前記継承元アイテムの予測データの予測上限値を算出する第2の算出工程と、決定手段が、前記第1の算出工程により算出された予測合計値データと、前記第2の算出工程により算出された予測上限値に従って、前記継承元のアイテムの予測データを決定する決定工程と、第3の算出手段が、前記第1の算出工程により算出された予測合計値データから、前記決定工程により決定された継承元のアイテムの予測データを差し引くことにより、前記継承先のアイテムについての予測データを算出する第3の算出工程と、出力手段が、前記第3の算出工程により算出された継承先のアイテムについての予測データを出力する出力工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、継承元のアイテムの出庫に係る実績データと、前記継承元のアイテムの在庫数とを記憶する記憶手段を備えた情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの実績データに従って、前記継承元のアイテムと前記継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出する第1の算出手段と、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの在庫数に従って前記継承元アイテムの予測データの予測上限値を算出する第2の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データと、前記第2の算出手段により算出された予測上限値に従って、前記継承元のアイテムの予測データを決定する決定手段と、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データから、前記決定手段により決定された継承元のアイテムの予測データを差し引くことにより、前記継承先のアイテムについての予測データを算出する第3の算出手段と、前記第3の算出手段により算出された継承先のアイテムについての予測データを出力する出力手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、継承先アイテムの予測データの予測精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成図である。 図1に示した情報処理装置100に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置100における制御処理を行うフローチャートの一例を示す図である。 図3のステップS303の予測処理の詳細処理を示すフローチャートである。 各アイテム間での継承関係を示す図である。 継承設定一覧画面の一例である。 パラメータ設定画面の一例である。 2008年1月から2010年12月までの36ヶ月間の継承元アイテムA002と継承先アイテムA201の月次販売量データ(実績値を時系列に集計した時系列データ)の例である。 図8の時系列データをグラフ化したものである。 継承先のアイテムA201の補正実績値と、その補正実績値を用いた予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。 継承元アイテムA002の予測結果のグラフである。 継承先のアイテムであるA201の過去実績(売上の実績値)と、予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。 図4のステップS407の詳細処理のフローチャートの一例である。 各予測補正モデル(計算式)から得られる、補正開始時点(2010年11月)から補正終了時点(2012年5月)までの各時点の補正率を時系列に表したグラフの一例である。 継承元のアイテムA002の実績値と、その実績値から算出された予測値と、その予測値を予測補正モデルにより補正して得られる予測値(補正予測値)とを時系列に表したグラフの一例である。 継承先アイテムA201の予測値を時系列に表したグラフの一例である。 図4のステップS407の詳細処理のフローチャートの一例である。 継承元のアイテムA002の、2010年12月の実績(実績値)と、2011年1月以降の予測(予測値)と、2010年12月末の在庫(在庫数)と、2011年1月以降の入庫予定(入庫予定値)とを時系列に表したデータテーブルの一例である。 継承元のアイテムA002の2010年12月の実績値と、2011年1月以降の予測値と、2010年12月末の在庫数(実績値)と、2011年1月以降の入庫予定値と、2011年1月以降の予測上限値と、2011円1月以降の補正予測値とを時系列に表したデータテーブルの一例である。 補正予測値をグラフで表したものである。 継承先アイテムA201の予測を行った結果、得られる継承先アイテムA201の予測値を時系列にプロットしたグラフである。 情報処理装置100における制御処理を行うフローチャートの一例を示す図である。 図22のステップS2202の予測処理の詳細処理を示すフローチャートである。 ステップS2306の詳細処理を示すフローチャートの一例を示す図である。 2008年1月から2010年12月までの36ヶ月間の継承元アイテムA002と継承先アイテムA201の月次販売量データ(実績値を時系列に集計した時系列データ)の例である。 図25の時系列データ(メモリに記憶されている)をグラフ化したものである。 継承先のアイテムA201の補正実績値と、その補正実績値を用いた予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。 継承元のアイテムA002の実績値と、その実績値を用いた予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。 継承元のアイテムA002の2010年12月の実績値と、2011年1月以降の予測値と、2010年12月末のA002の在庫数と、2011年1月以降の入庫予定値とを時系列に表したデータテーブルの一例を示す図である。 継承元のアイテムA002の2010年12月の実績値と、2011年1月以降のA002の予測値と、2010年12月末のA002の在庫数(実績値)と、2011年1月以降のA002の入庫予定値と、2011年1月以降のA002の予測上限値と、2011年1月以降のA002の補正予測値とを時系列に表したデータテーブルの一例を示す図である。 継承元のアイテムA002の実績値と、2011年1月以降のA002の予測値と、2011年1月以降のA002の補正予測値とを時系列に表したグラフの一例を示す図である。 継承先のアイテムであるA201の過去実績(売上の実績値)と、予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。 継承先アイテムA201の継承元アイテムが3つ(A002、A003、A004)ある場合の継承関係を示す図である。 各アイテムの実績データである。 各アイテムの実績データをグラフにした各アイテムの実績グラフである。 継承元アイテムA002、A003、A004、継承先アイテムA201の2010年12月の実績値(合計)と、当該実績値に従って2011年1月以降のA002、A003、A004、A201の予測値(合計)と、継承元アイテムA004の実績値に従って算出されたA004の2011年1月以降の予測値と、予測値(合計)からA004の予測値を引いた値と、継承元アイテムA002の2010年12月以降の在庫数と、2011年1月以降のA002の入庫予定数と、2011年1月以降のA002の予測上限値と、2011年1月以降のA002の補正予測値と、継承元アイテムA003の2010年12月以降の在庫数と、2011年1月以降のA003の入庫予定数と、2011年1月以降のA003の予測上限値と、2011年1月以降のA003の補正予測値と、継承先アイテムA201の2011年1月以降の予測値と、を時系列に表したデータテーブルの一例を示す図である。 継承元アイテムA002、A003、A004、継承先アイテムA201の各実績値と、継承元アイテムA002、A003、A004、継承先アイテムA201の各予測値と、を時系列に表したグラフの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る情報処理装置、及びその動作処理の詳細について説明する。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置100は、外部メモリ211に、継承情報DB104、予測モデルDB105と、実績DB106と、予測結果DB107とを記憶し、設定手段101と、順番決定手段108と、予測手段102と、表示手段103とを備えている。外部メモリ211は、本発明の記憶手段の適用例である。
継承情報DB104は、後述する図6で設定された内容の情報が記憶されている。予測モデルDB105は、後述する図7で設定された内容の情報が記憶されている。
実績DB106は、後述する図8の時系列データが記憶されている。すなわち、実績DB106には、継承元のアイテムの実績データと、継承先のアイテムの実績データとを記憶している。
また、実績DB106には、第2の実施形態で説明する図29の継承元アイテムA002の実績値(値)、及び、図34に示す継承元A002、A004、A004の実績値を記憶している。
また、実績DB106には、単位期間ごと、及び継承元アイテムごとの在庫数も記憶している。
すなわち、実績DB106には、第1の実施形態、第2の実施形態での説明で用いる全てのテーブルを記憶することが可能である。
予測結果DB107は、予測手段102で予測された結果得られる予測値が記憶される。
また、設定手段101は、ユーザの操作により、後述する図6、図7を介して入力された各種情報を設定し、継承情報DB104、予測モデルDB105に記憶する設定部である。
順番決定手段108は、継承情報DB104に記憶された継承情報に従って、各アイテムについて、予測手段102により予測される予測処理を行う順番を決定する。
また、予測手段102は、過去の実績値(例えば売上データの実績値)を用いて、予測モデルDB105に記憶されている、予測可能な様々な予測モデル(例えば、変動あり移動平均、変動あり指数平滑、変動なしウィンターズ等の計算式)を用いて、将来の予測値(例えば将来の売上データの予測値)を算出する予測部である。
また、表示手段103は、予測手段102により予測された結果(予測値)を表示する表示部である。
以下、図2を用いて、図1に示した情報処理装置100に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、図1に示した情報処理装置100に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等の入力装置からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、液晶ディスプレイ等のディスプレイ210への表示を制御する。なお、210のディスプレイは、タッチパネルになっており、ディスプレイ上の画面を押下されることにより操作することが可能な入力装置としても機能する。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、図3を用いて、本実施形態の情報処理装置100における制御処理を行うフローチャートについて説明する。
図3は、情報処理装置100における制御処理を行うフローチャートの一例を示す図である。
図3に示す各ステップに示す処理は、情報処理装置100のCPU201により実行され実現される。
まず、情報処理装置100が読み取り実行可能な本実施形態におけるプログラムを起動すると、継承情報を表示・設定する継承設定一覧画面(図6)、及びパラメータ設定画面(図7)を表示する。
具体的には、継承設定一覧画面(図6)は、「継承先アイテムコード」601、「アイテム名称」602、「継承元アイテムコード」603、「アイテム名称」604、「継承比率」605、「継承開始」606、「継承終了」607、「有効開始」608、「有効終了」609の項目から構成される。
「継承先アイテムコード」601には、継承先のアイテム(商品など)のコード(識別情報)のユーザからの入力を受け付けることができる。
また、「アイテム名称」602には、該「継承先アイテムコード」601で識別されるアイテムの名称のユーザからの入力を受け付けることができる。
「継承元アイテムコード」603には、該「継承先アイテムコード」601で識別されるアイテムの継承元のアイテム(商品など)のコード(識別情報)のユーザからの入力を受け付けることができる。
「アイテム名称」604には、該「継承元アイテムコード」603で識別されるアイテムの名称のユーザからの入力を受け付けることができる。
「継承比率」605には、出庫ボリュームの補正倍率のユーザからの入力を受け付けることができる。ここで、出庫ボリュームの補正倍率とは、リニューアル前(継承元アイテム)は10個の集まりが1つのアイテムであるが、リニューアル後(継承先アイテム)は50個の集まりが1つのアイテムとなる場合、リニューアル前アイテム(継承元アイテム)の100つ(アイテム数)という出庫実績量とリニューアル後(継承先アイテム)の100つ(アイテム数)という出庫実績量は異なると言える。リニューアル前アイテムの1つという出庫実績量は、リニューアル後アイテムの1/5(=10/50)に当たると言える。そのため、リニューアル前アイテムの出庫実績量に1/5という補正倍率をかける必要がある。この補正倍率を出庫ボリュームの補正倍率と呼ぶ。
「継承開始」606には、どの時点からの実績値を継承するかを示す継承開始時点の日時(時間)情報のユーザからの入力を受け付けることができる。
「継承終了」607には、どの時点までの実績値を継承するかを示す継承終了時点の日時(時間)情報のユーザからの入力を受け付けることができる。
このように、継承元アイテム(リニューアル前アイテム)のどの期間の過去の出庫実績(実績値)を継承するかを決める必要がある。予測処理で用いられない期間の出庫実績(実績値)を継承しても無駄になるし、継承元アイテムの出庫実績量がゼロになり全く出庫しなくなっても継承つづけるのも無駄であるため、ここで、継承元アイテム(リニューアル前アイテム)のどの期間の過去の出庫実績(実績値)を継承するかの設定を入力することができる。
「有効開始」608には、図6で設定されるレコードの情報(継承情報)はいつから有効かを示す有効開始時点の日時(時間)情報のユーザからの入力を受け付けることができる。
「有効終了」609には、図6で設定されるレコードの情報(継承情報)はいつまで有効かを示す有効終了時点の日時(時間)情報のユーザからの入力を受け付けることができる。
このように、発売前に設定した場合、いつから、いつまで継承情報が有効であるかの情報を入力する必要がある。
このように、図6の画面を介して、ユーザにより、継承先のアイテム、継承元のアイテム、及び、継承する期間、継承の有効期限の入力を受け付け、保存ボタン610がユーザにより押下されると、これら入力を受け付けた情報を設定して(ステップS301)、継承情報DB104にその設定内容を記憶する。
上述の通り、図6の画面を介して、継承先のアイテム、継承元のアイテムの設定がなされると、図5に示すように、各アイテム間での継承関係が設定されることとなる。
図5は、各アイテム間での継承関係を示す図である。
図5には、継承情報による、リニューアル前アイテム(継承元アイテム)とリニューアル後アイテム(継承先アイテム)の紐づけ(関係)を表している。
図5の、501、502、503、504、505、506、507、508は、それぞれ、A003、A001、A006、A101、A002、S201、B191、B199のぞれぞれのアイテムコードから識別されるアイテムを示している。
以下に、図5の継承関係について具体的に説明する。
A006(アイテムコード)は、A003(アイテムコード)のリニューアル後のアイテム(継承先アイテム)である。つまり、A006は、A003に対する継承先アイテム、A003は、A006に対する継承元アイテムである。
また、A101(アイテムコード)は、A001(アイテムコード)とA006のリニューアル後のアイテム(継承先アイテム)である。すなわち、A001は、A101に対する継承元アイテムである。
また、A201(アイテムコード)は、A002(アイテムコード)に対する継承先アイテムであり、A002は、A201に対する継承元アイテムである。また、同様に、B199(アイテムコード)は、B191(アイテムコード)に対する継承先アイテムであり、B191は、B199に対する継承元アイテムである。
継承先アイテムは、継承元アイテムよりも新しいアイテムである。
このように、図6の画面により、各アイテム間の継承関係についての設定がなされる。
また、パラメータ設定画面(図7)は、それぞれのアイテムにて使用する予測モデルパラメータを設定する画面であり、「アイテムコード」701、「アイテム名称」702、「実績参照期間」703、「予測モデル」704、「パラメータ」705、「予測補正モデル」706、「補正開始」707、「補正終了」708の項目から構成されている。
「アイテムコード」701は、アイテム(商品など)のコード(識別情報)のユーザからの入力を受け付けることができる。
「アイテム名称」702は、該「アイテムコード」701で識別されるアイテムの名称のユーザからの入力を受け付けることができる。
「実績参照期間」703は、どの期間の実績値を用いて予測するかを指定する実績参照期間のユーザからの入力を受け付けることができる。
「予測モデル」704は、移動平均モデルや指数平滑モデルやウィンターズ指数平滑モデルなどの、予測値を算出するための予測モデル(計算式)のユーザからの入力を受け付けることができる。
「パラメータ」705は、該予測モデルのパラメータのユーザからの入力を受け付けることができる。例えば、予測モデルが指数平滑モデルであれば平滑パラメータなどの予測モデルのパラメータのユーザからの入力を受け付けることができる。
「予測補正モデル」706は、予測値を補正する予測補正モデル(計算式)のユーザからの入力を受け付けることができる。予測値を補正しない場合は、「なし」を入力し、予測値を補正する場合は、その予測補正モデルを入力する。予測補正モデルとして、「上限モデル」、「直線近似モデル(直線補正)」、「2次曲線モデル(2次曲線補正)」、「楕円モデル(楕円補正)」などを入力することができる。
予測補正モデルとして「上限モデル」が入力されると、継承元のアイテムが在庫限りのアイテムであることを設定し、「直線近似モデル(直線補正)」、「2次曲線モデル(2次曲線補正)」、「楕円モデル(楕円補正)」が入力されると、継承元のアイテムが在庫限りのアイテムではないが販売終了予定のアイテムであることを設定する。これは、本発明の設定手段の適用例である。
「補正開始」707には、「予測補正モデル」706に、「上限モデル」、「直線近似モデル(直線補正)」、「2次曲線モデル(2次曲線補正)」、「楕円モデル(楕円補正)」などの予測補正モデルが入力された場合、いつからの予測値を補正するのかを示す補正開始時点の日時(時間)情報を入力することができる。
また、「補正終了」708には、予測補正モデルが入力された場合、いつまでの予測値を補正するのかを示す補正終了時点の日時(時間)情報を入力することができる。
図7の画面ではアイテムごとに予測モデルを設定できるようになっているが、その他の例としてはアイテムごとではなく、アイテムのカテゴリ(種別)ごとに設定できる画面や、指定条件に従って各アイテムに予測モデルパラメータを設定する機能などが考えられる。
このように、図7の画面を介して、ユーザにより、アイテム、実績参照期間、予測モデル、パラメータ、予測補正モデル、補正期間の入力を受け付け、保存ボタン709がユーザにより押下されると、これら入力を受け付けた情報を設定して(ステップS301)、予測モデルDB105にその設定内容を記憶する。
以上の通り、ステップS301で、図6の画面を介して入力を受け付けた情報(継承情報)、及び、図7の画面を介して入力を受け付けた情報(予測モデルパラメータなどを設定情報)を設定する。
次に、ステップS302において、継承情報に示される各アイテム間の継承関係から、各アイテムについて実行する予測処理の実行順番を決定する。
ステップS302での順番の決定処理について、図5を用いて詳しく説明する。
図5は継承情報を表す図であり、この継承情報をもとに予測実行順が決定できる。予測実行順は継承元のアイテムほど早く実行する必要があるので、図5の最も右端の継承元アイテムの順番が早くなる。
第1段階として予測を実行する必要があるのが、A001、A003、A002、B191のアイテムである。
これらは、継承先アイテムにはならない継承元アイテムであるため、最も初期の段階で予測を実行する必要がある。これらのアイテムの予測実行順を1とする。なお、同じ予測実行順のアイテムの中ではどのアイテムから実行しても構わない。
次に実行する必要があるアイテムは、予測実行順が1のアイテムを継承元アイテムとし、該継承元アイテムに対する継承先アイテムである。つまり、A006、A201、B199である。
なお、A101は、このアイテムの継承元であるA006の実行順が決定してないため、まだ実行順は決定できない。つまり、あるアイテムの継承元アイテムのすべての実行順が決定しないとそのアイテムの実行順は決定できないことになる。ここで、A006、A201、B199のアイテムの予測実行順を2とする。
最後に、A101の予測実行順が3になる。A101のすべての継承元アイテムの予測実行順が決定しているため、A101の予測実行順が決定できる。A101のすべての継承元アイテムのうち、もっとも実行順の値が大きいものの次になる。A006の予測実行順が2であるため、A101の予測実行順は2+1の3になる。
なお、継承先でも継承元でもないアイテム、つまり、継承情報にないアイテムはいつ実行しても問題がないため、予測実行順はどれでも構わない。ただし、継承先アイテム、継承元アイテムと区別するため、ここでは予測実行順を0とする。
このように、ステップS302において、継承情報に示される各アイテム間の継承関係から、各アイテムについて実行する予測処理の実行順番を決定する。
次に、ステップS303において、ステップS302にて決定した予測実行順に従って、ステップS301で設定され、継承情報DB104、予測モデルDB105に記憶された情報(予測モデルなど)と、実績DB106に記憶された実績値とを用いて、各アイテムについての予測処理を1件ずつ実行する。ステップS303の予測処理の詳細処理については、図4を用いて、後で説明する。
次に、ステップS304において、ステップS303で実行された予測処理により得られた予測値を、予測結果DB107から読み出して、ディスプレイ210に表示する表示処理を行う。
ここでは、ディスプレイ210に表示する例を示しているが、プリンタなどに、該予測値を印刷させるべく出力するようにしてもよい。ステップ304は、本発明の予測データを出力する出力手段の適用例である。
ステップS304に表示される予測値、及びその時系列のグラフの例として、図10、図11、図12、図15、図16、図19、図20、図21を示す。
次に、図4を用いて、図3のステップS303の予測処理の詳細処理について説明する。
図4は、図3のステップS303の予測処理の詳細処理を示すフローチャートである。
図4に示す各ステップの処理は、情報処理装置100のCPU201により実行され実現される。
まず、ステップS401において、各アイテムのうち、ステップS302で決定された順番に予測処理を行うアイテムを処理対象とする。すなわち、予測実行順:0、1、2、3、・・・のアイテムの順番で処理対象と設定される。
まず、現在処理対象のアイテムが、継承元アイテムのあるアイテムであるか(継承先アイテムであるか)否かを、各アイテムの継承情報から特定される継承関係(図5)から判定する。
ここで、継承先アイテムであるか、そうでないアイテムかによって予測する方法が異なるので、このステップにて、どちらの方法で実施するかを振り分ける。
そして、継承元アイテムのあるアイテムではない(継承先アイテムではない)と判定された場合(NO)、現在処理対象のアイテムの過去の実績値から、ステップS301で設定された情報(予測モデルなど)に従って、将来の予測値を算出して、予測結果DB107に記憶する(ステップS407)。
すなわち、ステップS407では、記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの実績データに従って、継承元のアイテムについての予測データを算出する(第2の算出手段)。
ステップS407の詳細処理については、図13、及び図17を用いて、後で説明する。
そして、ステップS407で予測値を算出すると、処理をステップS408に戻す。
ステップS401において、現在処理対象のアイテムが、継承元アイテムのある(継承元アイテムを持つ)アイテムである(継承先アイテムである)と判定された場合(YES)、継承関係(図5)から、ステップS401で、継承元のアイテムがあると判定された全ての(1又は複数の)継承元アイテムについての過去の実績値を実績DB106から取得する(ステップS402)。
そして、現在処理対象のアイテムの過去の実績値を実績DB106から取得して、実績値の単位期間(ここでは各月)ごとに、当該取得した現在処理対象のアイテムの過去の実績値に、ステップS402で取得した継承元アイテムについての過去の実績値を加算して、現在処理対象のアイテムの実績値の単位期間ごとの過去の実績値を補正する(ステップS403)。そして、この補正により得られた過去の実績値を、補正実績データとも言う。
また、ステップS403では、現在処理対象のアイテムとそのアイテムの継承元のアイテムについて、図6の画面にて設定された「継承比率」を用いて、各月(実績値の期間の単位)ごとの補正実績データを作成する。
例えば、現在処理対象のアイテムがA201で、継承元アイテムがA002の場合、以下の式に、A201の実績値(過去実績)、A002の実績値(過去実績)、継承比率を代入することで、A201の補正実績データ(A201の補正実績)を算出することができる。また、ここで算出される補正実績データは、各月ごとに算出して作成する。
A201の補正実績=A201の過去実績+A002の過去実績×継承比率
ここで、実績値の単位期間(ここでは各月)ごとに、算出された補正実績データ(補正実績)を時系列に表示したグラフを図9に示す。
図9は、単位期間(ここでは各月)ごとに、算出された補正実績データ(補正実績)を時系列に表示したグラフの一例である。
図9には、ステップS403で得られる、単位期間(ここでは各月)ごとに、継承元アイテムであるA002の実績値と、継承先アイテムであるA201の実績値との合計の値をプロットしている。
次に、ステップS404において、ステップS403で生成した補正実績データと、図3のS301にて設定された予測モデルや予測モデルパラメータなどを用いて、現在処理対象のアイテムについての予測値を算出する。
すなわち、ここでは、記憶手段に記憶された継承元のアイテムの実績データと、継承先のアイテムの実績データとの組み合わせに従って、継承先と継承元のアイテムについての予測データを算出する(第1の算出手段)。
次に、ステップS405において、現在処理対象のアイテムに対する継承元アイテムについての予測値を予測結果DB107から取得する(ステップS405)。すなわち、ここで取得する予測値は、ステップS407で、継承元のアイテムの実績データに従って算出された継承元のアイテムについての予測データである。
そして、ステップS406において、ステップS404で算出された各月の(各単位期間の)予測値から、ステップS405で予測された各月の(各単位期間の)予測値を差し引いて、現在処理対象のアイテム(継承先のアイテム)についての各月の(各単位期間の)予測値を算出して、予測結果DB107に記憶する。
例えば、現在処理対象のアイテムがA201の場合、以下の式に、A201の補正実績データ(A201の補正実績)、継承元アイテムであるA002の予測値(予測結果)、継承比率を代入することで、A201の予測結果(予測値)を算出することができる。また、ここで算出される予測値(予測データとも言う)は、各月ごとに算出して生成される。
A201の予測結果=A201の補正実績から計算した予測結果−A002の予測結果×継承比率
次に、ステップS408において、ステップS302で決定された順番に従って、次のアイテムがあるか否かを判定し、次のアイテムがあると判定された場合は(YES)、当該次のアイテムを処理対象として、処理をステップS401に戻す。一方、次のアイテムがないと判定された場合は、予測処理を終了して、ステップS304に移行する。
次に、図4の処理の具体例について、以下に説明する。
まず、予測実行順が0である、継承情報にないアイテムに関しては、ステップS401において、継承元がないアイテムになるので、ステップS407の処理に移る。
S407では、このアイテムの過去の出庫実績を参照して指定された予測モデルとそのパラメータを使用して予測結果を計算する。そして、S408にて、次のアイテムがあればS401に戻り、次のアイテムの予測を実行する。
次に、予測実行順が1のアイテムの処理について説明する。予測実行順が1のアイテムは継承先ではなく、継承元であるアイテムになるため、S407のステップで予測を実施し、先ほどの実行順が0のアイテムと同様の処理になる。
次に、予測実行順が2以上のアイテムの処理について説明する。これらのアイテムは継承元アイテムがあるため、S401において、S402の処理へ移ることが決まる。
S402以降の処理に関しては、図5のアイテムA002(505)とA201(506)を例に説明する。A002は、予測実行順が1であるため、上述の通り、既にステップS407にて予測処理は実行済みである。A201は、予測実行順が2であるため、A201を中心に説明を進める。
図8は、2008年1月から2010年12月までの36ヶ月間の継承元アイテムA002と継承先アイテムA201の月次販売量データ(実績値を時系列に集計した時系列データ)の例である。
図9は、図8の時系列データをグラフ化したものである。
継承元アイテムA002、継承先アイテムA201、及びそれらの合計値をグラフで表示している。
継承先アイテムA201の出庫実績は2010年11月から出庫実績量が出始めていて、継承元アイテムA002は2010年11月から出庫実績量が少なくなってきていることがわかる。なお、グラフでみると一目瞭然だが、継承元アイテムA002と継承先アイテムA201の合計の出庫実績量は傾向があることがわかる。
次に、ステップS402において、継承元のA002の過去実績データを取得する。ステップS403において、継承先のA201の過去実績にA002の過去実績を加算してA201の補正実績を作成する。この際、継承設定画面にて設定した継承比率を用いて、下記式にてA201の補正実績を各月ごとに作成する。なお、A201の補正実績が図9の合計のグラフである。
A201の補正実績=A201の過去実績+A002の過去実績×継承比率
次に、ステップS404において、ステップS403で作成した補正実績を用いて、指定された予測モデルとそのパラメータにて予測を実行する。
図10は、継承先のアイテムA201の補正実績値と、その補正実績値を用いた予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。
次に、ステップS405において、継承元のA002の既に実行済みの予測結果を取得する。図11は、継承元アイテムA002の予測結果のグラフである。
ステップS406において、S404にて計算した予測結果からS405にて取得した継承元アイテムA002の予測結果を差し引く。計算式は以下の通りである。
A201の予測結果=A201の補正実績から計算した予測結果−A002の予測結果×継承比率
図12は、継承先のアイテムであるA201の過去実績(売上の実績値)と、予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。
このようにして、予測実行順が2以上のアイテムはS402〜S406のステップに従って予測を実行し、次のアイテムの予測処理へ移行し、最後のアイテムの予測終了後はS408にてすべてのアイテムの予測実行が完了したとなり、終了となる。以上の通り、予測処理の際に、ステップS405で、継承元アイテムの予測結果を参照するため、継承元アイテムから予測を実行する必要がある。
次に、図13を用いて、図4のステップS407の詳細処理について説明する。
図13は、図4のステップS407の詳細処理のフローチャートの一例である。
図3のステップS301で、図7の画面を介して、予測補正モデル706として、「なし」、「上限モデル」、「直線近似モデル(直線補正)」、「2次曲線モデル(2次曲線補正)」、「楕円モデル(楕円補正)」のいずれかが入力され、各アイテムについて予測補正モデル706が設定されている。
ステップS407では、現在、処理対象のアイテムについて、どの予測補正モデルが設定されているかを判定し、その判定結果に応じて、ステップS407で実行する予測処理の方法を切り替えて実行する。
図13は、図7の画面を介して、予測補正モデル706として、「直線近似モデル(直線補正)」、「2次曲線モデル(2次曲線補正)」、「楕円モデル(楕円補正)」のいずれかが設定されたと判定された場合に実行される処理のフローチャートである。
すなわち、図13に示す予測処理は、販売が終了することが決まった、継承元アイテムについての予測処理として実行される。
また、図7の画面を介して、予測補正モデル706として、「なし」が設定されていると判定された場合は、後述するステップS1302からステップS1306の処理は実行せずに、ステップS1301の処理を実行する。
図13に示す各ステップに示す処理は、情報処理装置100のCPU201により実行され実現される。
ます、ステップS1301では、図7の画面を介して、現在処理対象のアイテムについて、ステップS301で設定された予測モデルと、実績DB106から取得した当該アイテムについての実績値と、を用いて、予測値を算出する。
次に、ステップS1302では、図7の画面を介して設定された予測補正モデル706から、図7で設定された補正開始時点707から補正終了時点708までの各時点の補正率を算出する。ここで算出された補正率は、外部メモリ211などの記憶手段に記憶する。また、算出された補正率は、本発明の補正情報の適用例である。
そして、ステップS1303で、補正開始時点707を処理対象とする(変数iに0を代入する)。
次に、ステップS1304で、現在処理対象としているステップS1301で算出された予測値に、ステップS1302で算出された補正率を乗算することで、補正予測値を算出し、これを、現在処理対象の時点の予測値とする。ここでは、各時点とは、例えば各月などの各単位期間を表している。
すなわち、ステップS1304で、現在処理対象としているステップS1301で算出された予測値を補正率により補正する処理を行う。ステップS1304は、本発明の補正手段の適用例である。
そして、ステップS1305において、図7で設定された補正開始時点707から補正終了時点708まで全ての時点についてのステップS1301で算出された予測値を補正したか否かを判定し、補正終了時点708まで全ての時点についての予測値を補正していない場合は(NO)、処理対象の時点を次の時点にして(iに1を加算して)(ステップ1306)、ステップS1304の処理を実行する。一方、補正終了時点708まで全ての時点についての予測値を補正した場合は(YES)、図13の処理を終了する。
以下に、図13に示すフローチャートの具体例を説明する。
図8の継承元アイテムA002のデータを用いて説明する。
補正開始時点を2010年11月、補正終了時点を2011年5月とする。
ステップS301で、図7を介して、実績参照期間や予測モデルやパラメータなどをアイテムごとに設定する。ここでは、図13の処理を行うために、予測補正モデル、補正開始、補正終了などのパラメータの設定を行う。
上述の通り、予測値を補正するための補正率の計算方法として、例えば、図14にある直線(直線補正)、2次曲線(2次曲線補正)、楕円曲線(楕円補正)などが考えられる。
図14は、各予測補正モデル(計算式)から得られる、補正開始時点(2010年11月)から補正終了時点(2011年5月)までの各時点の補正率を時系列に表したグラフの一例である。
具体例の説明として、ここでは直線補正を使用する。
図15は、継承元のアイテムA002の実績値と、その実績値から算出された予測値と、その予測値を予測補正モデルにより補正して得られる予測値(補正予測値)とを時系列に表したグラフの一例である。
図15において、予測としてプロットした値は、S1301にて計算した予測値である。
そして、予測補正方法が直線、補正開始時点が2010年11月、補正終了時点が2011年5月ということにより、S1302にて補正率を計算する。
その補正率は、図14にあるY軸の値になる。
そして、S1303〜S1305において、各月の予測値の補正を行う。
例えば、2011年2月の予測値である360に、当該月の補正率0.5をかけると、補正予測値として180を得る。このようにして、各月の予測補正率に予測値をかけて補正した補正予測値が、図15の補正予測に当たる。補正予測値が2011年5月の予測値がゼロになるように徐々に少なくなっていることがわかる。
このようにして、販売が終了することが決まった、継承元アイテムについての予測値を算出することができる。
そして、継承先アイテムについて、図4に示すステップS402からステップS406の処理を行い、継承先アイテムについての予測値を算出すると、すなわち、ステップS406で、ステップS404で算出された予測値から、図11の処理を実行することで、販売が終了することが決まった、継承元アイテムについての予測値を差し引いて、継承先アイテムの予測値を算出する。
このように、予測値を算出することで、予測精度を更に上げることが可能となる。
例えば、継承元アイテムA002の予測を図15のように行い、図10の継承先と継承元の合計実績の予測結果から継承元アイテムA002の予測結果を差し引いて求めた継承先アイテムA201の予測結果が図16のグラフに当たる。図12の予測結果と比較してもより精度があがったのがわかる。
図16は、継承先アイテムA201の予測値を時系列に表したグラフの一例である。
次に、図17を用いて、図4のステップS407の詳細処理について説明する。
図17は、図4のステップS407の詳細処理のフローチャートの一例である。
図3のステップS301で、図7の画面を介して、予測補正モデル706として、「なし」、「上限モデル」、「直線近似モデル(直線補正)」、「2次曲線モデル(2次曲線補正)」、「楕円モデル(楕円補正)」のいずれかが入力され、各アイテムについて予測補正モデル706が設定されている。
ステップS407では、現在、処理対象のアイテムについて、どの予測補正モデルが設定されているかを判定し、その判定結果に応じて、ステップS407で実行する予測処理の方法を切り替えて実行する。
図17は、図7の画面を介して、予測補正モデル706として、「上限モデル」が設定されたと判定された場合に実行される処理のフローチャートである。
すなわち、図13に示す予測処理は、販売が終了することが決まった継承元アイテムであって、現在ある在庫を売りつくしたら販売終了となる継承元アイテムについての予測処理として実行される。
図17に示す各ステップに示す処理は、情報処理装置100のCPU201により実行され実現される。
まず、ステップS1701において、図7の画面を介して、現在処理対象のアイテムについて、ステップS301で設定された予測モデルと、実績DB106から取得した当該アイテムについての実績値と、を用いて、予測値を算出する。
そして、ステップS1702において、予測の開始時点(予測時点)を処理対象とする。
そして、ステップS1703において、現在処理対象の予測時点における予測上限値を算出する。具体的には、現在処理対象の予測時点の直前の時点における在庫数に、現在処理対象の予測時点に入庫予定の在庫数を加算することで得られる値を、現在処理対象の予測時点における予測上限値として算出する。
すなわち、予測時点の入庫予定の在庫数と、前の予測時点における在庫数とに従って、出庫可能な在庫数を示す予測上限値を算出する(上限値算出手段)。
次に、現在処理対象の時点におけるステップS1701で算出された予測値が、ステップS1703で算出された上限予測値よりも大きい値であるか否かを判定し(ステップS1704)、現在処理対象の時点におけるステップS1701で算出された予測値が、ステップS1703で算出された上限予測値よりも大きい値であると判定されると(YES)、ステップS1703で算出された上限予測値を、ステップS1701で算出された予測値とする(ステップS1705)。一方、現在処理対象の時点におけるステップS1701で算出された予測値が、ステップS1703で算出された上限予測値以下の値であると判定された場合は(NO)、処理をステップS1706に移行する。
ステップS1704は、ステップS1703で算出された予測上限値が、ステップS1701で算出された予測データを超えるかを判定する(判定手段)。
ステップS1705の処理を実行すると、処理をステップS1706に移行する。
そして、ステップS1706において、予測開始時点から予測終了時点までの全ての時点についてステップS1703からステップS1705の処理を行ったか否かを判定し、予測開始時点から予測終了時点までの全ての時点について処理を行ったと判定された場合は(YES)、図17の処理を終了し、まだ、処理を行っていない時点があると判定された場合は(NO)、処理対象を次の時点にして(iに1を加算して)(ステップS1701)、処理をステップS1703に戻す。
次に、図17に示すフローチャートの具体例を説明する。
図5の継承元アイテムA002のデータを用いて説明する。
ステップS1701では、上述した通り、現在処理対象のアイテム(例えば継承元アイテムA002)について、ステップS301で設定された予測モデルと、実績DB106から取得した当該アイテムについての実績値と、を用いて、予測値を算出する。
図18は、継承元のアイテムA002の、2010年12月の実績(実績値)と、2011年1月以降の予測(予測値)と、2010年12月末の在庫(在庫数)と、2011年1月以降の入庫予定(入庫予定値)とを時系列に表したデータテーブルの一例である。
ステップS1701で算出された各時点の予測値(2011年1月〜6月の予測値)は、図18のデータテーブルに格納されている。
まず、ステップS1702で、処理対象を2011年1月の時点とし、この時点から処理を開始する。
次に、ステップS1703において、2011年1月の予測上限値を計算する。
予測上限値は、現在処理対象の月に販売のない場合の該月末の在庫量分になる。すなわち、予測上限値は、先月末の在庫量(在庫)に当月の入庫量(入庫予定)を足した値になる。そのため、2010年12月末の在庫量200に、2011年1月の入庫予定数150を足した値(350)が、2011年1月の予測上限値となる。
そして、ステップS1704での判定処理では、2011年1月の予測値が310であり、この値は予測上限値(350)以下の値であると判定し、ステップS1705で2011年1月の予測値310を補正予測値(補正予測)とする。
このようにして算出された予測上限値、及び補正予測値を、図18に追加登録したデータテーブルが、図19のテーブルである。
図19は、継承元のアイテムA002の2010年12月の実績値と、2011年1月以降の予測値と、2010年12月末の在庫数(実績値)と、2011年1月以降の入庫予定値と、2011年1月以降の予測上限値と、2011円1月以降の補正予測値とを時系列に表したデータテーブルの一例である。
説明に戻る。
次に、ステップ135で予測終了時点(2011年6月)まで処理を行っていないと判定され、翌月の2011年2月を処理対象とし(ステップS1707)、ステップS1703に戻る。
次に、ステップS1703で、2011年2月の予測上限値を計算する。
具体的には、「2010年12月末の在庫量(200)+2011年1月の入庫予定量(150)−2011年1月の補正予測値(310)」を計算することで、2011年1月末の在庫予定量が40と計算される。
そして、上述した処理と同様に、「2011年1月末の在庫量(40)+2011年2月の入庫予定量(100)」を計算することにより、2011年2月の予測上限値(140)が得られる。
次に、ステップS1704において、2011年2月の予測値(363)が、2011年2月の予測上限値(140)よりも大きいと判定し、ステップS1705において、2011年2月の予測補正値は予測上限値である140となる。
このような処理を各月ごとに行い、各月の予測値を補正する。その結果が図20にある補正予測の行の値である。図20は補正予測値をグラフで表したものである。
ここで、ステップS1701で算出された継承元アイテムA002の予測値が、ステップS1704、ステップS1705で補正された補正予測値が、継承元アイテムA002の予測値として、後の処理で、用いられることとなる。
このようにして、現在ある在庫を売りつくしたら販売終了となる継承元アイテムについての予測値を算出することができる。
そして、継承先アイテムについて、図4に示すステップS402からステップS406の処理を行い、継承先アイテムについての予測値を算出する。すなわち、ステップS406で、ステップS404で算出された予測値から、図17の処理を実行することで得られる、現在ある在庫を売りつくしたら販売終了となる継承元アイテムについての予測値を、差し引いて、継承先アイテムの予測値を算出する。
このようにして、継承先アイテムについての予測値を算出することで、予測精度を更に上げることが可能となる。
継承先アイテムの実績値と継承元アイテムの実績値の合計値を用いて予測を行って得られた継承先アイテムと継承元アイテムの合計の予測値をプロットした図10のグラフの各時点の予測値から、図20の継承元アイテムA002の各時点の補正予測値を差し引いた値が、継承先アイテムA201の各時点の予測値(予測結果)になる。
図21は、継承先アイテムA201の予測を行った結果、得られる継承先アイテムA201の予測値を時系列にプロットしたグラフである。
つまり、継承先アイテムと継承元アイテムとの全体では図10の販売予測になり、継承元アイテムは在庫がある分だけを売り切り、その残りをリニューアル後の新製品である継承先アイテムを売るということを示している。
以上、本発明によれば、継承元アイテムと継承先アイテムの実績データに従って得られる予測結果と、継承元アイテムの実績データに従って得られる継承元アイテムの予測結果とに従って、継承先アイテムの予測データを算出することにより、継承先アイテムの予測データの予測精度を向上させることが出来る。
また、本発明によれば、リニューアル前品とリニューアル後品の継承情報をもとにリニューアル前品の予測結果を参照することにより、リニューアル後品の予測精度を向上させることができる。
上述のように、リニューアル前と後の商品の紐づけを行い、その紐づけ情報(継承情報)を用い、リニューアル後商品の過去実績にリニューアル前の商品の実績を取り入れることにより、欠けていた実績情報を補うことができる。リニューアル後の商品の予測において、リニューアル前と後の実績合計をもとに予測することにより、リニューアル前と後の全体の予測を実施することができる。
さらに、この予測結果からリニューアル前の予測結果を差し引くことにより、リニューアル後の商品の予測結果を導出することができる。
ただし、リニューアル後の商品の予測を実施する前に、リニューアル前の予測結果を確定する必要があるため、事前に予測を実施する順番を決めておく。
また、リニューアル前の商品の終売傾向(徐々に売り上げが落ちていく)を精度よく予測をすることができるので、リニューアル後の商品の売り上げ予測を精度良く行うことができる。
次に、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する
<第2の実施形態>
第2の実施形態の情報処理装置100においても、第1の実施形態で説明した情報処理装置100と同様に、図1に示す構成、図2に示す構成を備えている。
そのため、第2の実施形態では、図1、及び図2の説明を省略する。
次に、図22を用いて、本実施形態の情報処理装置100における制御処理を行うフローチャートについて説明する。
図22は、情報処理装置100における制御処理を行うフローチャートの一例を示す図である。
図22に示す各ステップに示す処理は、情報処理装置100のCPU201により実行され実現される。
まず、情報処理装置100が読み取り実行可能な本実施形態におけるプログラムを起動すると、継承情報を表示・設定する継承設定一覧画面(図6)、及びパラメータ設定画面(図7)を表示する。
そして、第1の実施形態における図3のステップS301と同一の処理を実行する。
具体的には、図6の画面を介して、ユーザにより、継承先のアイテム、継承元のアイテム、及び、継承する期間、継承の有効期限の入力を受け付け、保存ボタン610がユーザにより押下されると、これら入力を受け付けた情報を設定して(ステップS2201)、継承情報DB104にその設定内容を記憶する。
図6の画面を介して、継承先のアイテム、継承元のアイテムの設定がなされると、図5に示すように、各アイテム間での継承関係が設定されることとなる。
図5は、各アイテム間での継承関係を示す図である。
また、図5の継承関係の他の例として、図33を示す。
図33は、各アイテム間での継承関係を示す図である。
図33に示す継承関係は、継承元アイテムであるA002、A003、A004が、これらの継承元アイテムから継承先アイテムA201に継承されることを示している。
また、図7の画面を介して、ユーザにより、アイテム、実績参照期間、予測モデル、パラメータ、予測補正モデル、補正期間の入力を受け付け、保存ボタン709がユーザにより押下されると、これら入力を受け付けた情報を設定して(ステップS2201)、予測モデルDB105にその設定内容を記憶する。
以上の通り、ステップS2201で、図6の画面を介して入力を受け付けた情報(継承情報)、及び、図7の画面を介して入力を受け付けた情報(予測モデルパラメータなどを設定情報)を設定する。
次に、ステップS2202において、ステップS2201で設定され、継承情報DB104、予測モデルDB105に記憶された情報(予測モデルなど)と、実績DB106に記憶された実績値とを用いて、各アイテムについての予測処理を1件ずつ実行する。
ステップS2202の予測処理の詳細処理については、図23を用いて、後で説明する。
次に、ステップS2203において、ステップS2202で実行された予測処理により得られた予測値を、予測結果DB107から読み出して、ディスプレイ210に表示する表示処理を行う。
ここでは、ディスプレイ210に表示する例を示しているが、プリンタなどに、該予測値を印刷させるべく出力するようにしてもよい。ステップ303は、本発明の予測データを出力する出力手段の適用例である。
ステップS2203に表示される予測値、及びその時系列のグラフの例として、図27、図32、図36、図37を示す。
次に、図23を用いて、図22のステップS2202の予測処理の詳細処理について説明する。
図23は、図22のステップS2202の予測処理の詳細処理を示すフローチャートである。
図23に示す各ステップの処理は、情報処理装置100のCPU201により実行され実現される。
まず、ステップS2301において、図6で設定された各アイテムのうち1つを特定して処理対象とする。ここでは、ユーザにより指定されたアイテムを処理対象として特定すること、又は、図6で設定された各アイテムのうち1つずつ特定して全てのアイテムについて図23に示す処理を実行するまで繰り返し実行することができる。
そして、現在、処理対象としているアイテムが、継承元アイテムのあるアイテムであるか、継承先アイテムのあるアイテムであるか否かを、各アイテムの継承情報から特定される継承関係(図5か、図23)から判定する(ステップS2301)。
そして、ステップS2301で、継承先、及び継承元も存在しない1つのアイテムであると判定された場合には(NO)、処理をステップS2308に移行して、現在処理対象のアイテムの過去の実績値から、ステップS2201で設定された情報(予測モデルやパラメータなど)に従って、将来の予測値を算出して、予測結果DB107に記憶する(ステップ2308)。
すなわち、ステップS2308では、継承先でも継承元でもないアイテムの予測処理を行う。
そして、ステップS2308の処理を実行すると、図23に示す処理を終了する。
次に、情報処理装置は、ステップS2301において、現在、処理対象としているアイテムが、継承元アイテムのあるアイテムである、又は、継承先アイテムのあるアイテムであると判定された場合には(YES)、継承関係(継承情報)(図5又は図33)から、現在、処理対象のアイテムの継承元及び継承先の全てのアイテム(現在処理対象のアイテムと継承関係のある全アイテム)についての過去の実績値を実績DB106から取得する(ステップS2302)。
そして、現在処理対象のアイテムの過去の実績値を実績DB106から取得して、実績値の単位期間(ここでは各月)ごとに、当該取得した現在処理対象のアイテムの過去の実績値に、ステップS2302で取得したアイテムについての過去の実績値を加算して、現在処理対象のアイテムの実績値の単位期間ごとの過去の実績値を補正する(ステップS2303)。そして、この補正により得られた過去の実績値を、補正実績データとも言う。すなわち、ステップS2303で得られる値は、現在処理対象のアイテムの過去の実績値と、ステップS2302で取得したアイテムについての過去の実績値とを加算した値である。
また、ステップS2303では、現在処理対象のアイテムとそのアイテムの継承元のアイテムについて、図6の画面にて設定された「継承比率」を用いて、各月(実績値の期間の単位)ごとの補正実績データを作成する。
例えば、図5の継承関係において、現在処理対象のアイテムがA201で、継承元アイテムがA002の場合、以下の式に、A201の実績値(過去実績)、A002の実績値(過去実績)、継承比率を代入することで、A201の補正実績データ(A201の補正実績)を算出することができる。また、ここで算出される補正実績データは、各月ごとに算出して作成する。
A201の補正実績=A201の過去実績+A002の過去実績×継承比率
ここで、実績値の単位期間(ここでは各月)ごとに、算出された補正実績データ(補正実績(値))を時系列に表示したグラフを図29に示す。
図29は、継承元アイテムA002の実績値(値)と、継承先アイテムA201の実績値と、それらの合計値とを、単位期間(ここでは各月)ごとに時系列に表したグラフの一例を示す図である。
図29に示す継承元アイテムA002の実績値(値)は、本発明の継承元のアイテムの出庫に係る実績データの適用例である。
図26には、ステップS2303で得られる、単位期間(ここでは各月)ごとに、継承元アイテムであるA002の実績値と、継承先アイテムであるA201の実績値との合計の値をプロットしている。
次に、ステップS2304において、ステップS2303で生成した補正実績データと、図22のS2201にて設定された予測モデルや予測モデルパラメータなどを用いて、現在処理対象のアイテムについての予測値(予測合計値データ)を算出する。
ステップS2304では、ステップS2303で得られた補正された実績値(各アイテムの実績値の合計値)を基に、各承継元、及び、承継先のアイテムの予測値の合計値を算出する。
ステップS2304は、記憶手段に記憶された継承元のアイテムの実績データに従って、該継承元のアイテムと該継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出する、本発明の第1の算出手段の適用例である。
ステップS2303では、継承元のアイテムの実績データに従って、継承元のアイテムと継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出しているが、継承先のアイテムの実績データが実績DB106に記憶されている場合には、該継承先のアイテムの実績データと、継承元のアイテムの実績データに従って、該継承元のアイテムと該継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出することもできる。
次に、ステップS2305において、現在処理対象のアイテムに対する、ステップS2303で得られた継承元アイテムの実績データをもとに該継承元のアイテムについての予測データを、ステップS2303で得られた継承元アイテム毎に算出する。
次に、ステップS2306において、継承元のアイテムについて、月ごと(各単位期間ごと)に予測値を補正する。詳細は、図24を用いて説明する。
次に、ステップS2307において、ステップS2304で算出された各月の(各単位期間の)予測値から、ステップS2306で補正された各月の(各単位期間の)予測値を差し引いて、現在処理対象のアイテム(継承先のアイテム)についての各月の(各単位期間の)予測値を算出して、予測結果DB107に記憶する。そして、図23に示す処理を終了する。
例えば、現在処理対象のアイテムがA201(図5)の場合、以下の式に、A201の補正実績データ(A201の補正実績)、継承元アイテムであるA002の予測値(予測結果)、継承比率を代入することで、A201の予測結果(予測値)を算出することができる。
また、ここで算出される予測値(予測データとも言う)は、各月ごとに算出して生成される。
A201の予測結果=A201の補正実績から計算した予測結果−A002の予測結果×継承比率
次に、S2306の詳細処理について、図24のフローチャートを用いて説明する。
図24は、ステップS2306の詳細処理を示すフローチャートの一例を示す図である。
図24に示す各ステップの処理は、情報処理装置100のCPU201により実行され実現される。
まず、ステップS2401において、処理対象の月(単位期間)を起動月として初期設定する。
基本的に予測処理を実施する際、起動月以降を予測するため、最初の月である起動月を初期値として設定する。
次に、ステップS2401にて、処理対象の月が補正対象期間内であるか否かを判定する。
補正対象期間とは、図7のパラメータ設定画面にて設定されている補正開始と補正終了の期間内の期間を示している。
補正期間内であると判定されると(YES)、ステップS2402の処理を行う。
一方、補正期間外であると判定されると、補正は行わず、ステップS2407の処理を行う。
つまり、継承元のアイテムの予測値はステップS2305にて算出した予測値のままである。
ステップS2402では、処理対象の月の各継承元のアイテムの予測上限値を取得する。ここで予測上限値としは、出庫可能なアイテムの最大数である。
例えば、前月末の在庫数(実績)と処理対象の月にアイテムの入庫予定があれば当該月の予測上限値は前月末在庫数と入庫予定数との和となる。
ステップS2402は、記憶手段に記憶された継承元のアイテムの在庫数(入庫予定数と在庫数(実績)との和)に従って継承元アイテムの予測データの予測上限値を算出する、本発明の第2の算出手段の適用例である。
続いて、ステップS2403では、ステップS2402で取得した各継承元のアイテムの予測上限値の合計を計算する。
そして、ステップS2404において、ステップS2304にて算出した処理対象の月の全体の予測値と、ステップS2403にて算出した各継承元のアイテムの予測上限値合計を比較して、ステップS2304にて算出した処理対象の月の全体の予測値が、ステップS2403にて算出した各継承元のアイテムの予測上限値合計以上であるか否かを判定する。
ステップS2404は、ステップS2304で算出された予測合計値データが、ステップS2402、またはステップS2403で算出された予測上限値以上の値であるかを判定する、本発明の判定手段の適用例である。
すなわち、ステップS2404では、ステップS2304により算出された予測合計値データが、ステップS2403により算出された複数の継承元アイテムの各予測上限値の合計値以上の値であるかを判定する。
そして、ステップS2404において、ステップS2304にて算出した処理対象の月の全体の予測値が、ステップS2403にて算出した各継承元のアイテムの予測上限値合計以上であると判定された場合には(YES)、ステップS2406の処理を実行し、予測上限値合計未満であると判定された場合には、ステップS2405の処理を実行する。
ステップS2405では、各継承元のアイテムの予測上限値の比率を計算し、その比率にてステップS2304にて算出した月の全体の予測値を按分し、その値を継承元のアイテムの予測値として補正する。もし、継承元のアイテムが1つしかない場合は、その継承元のアイテムの予測値はステップS2304の全体の予測値と同じになる。
ステップS2406では、ステップS2404で算出された各継承元アイテムのそれぞれの予測上限値を、各継承元のアイテムの予測値として補正する。
このように、ステップS2406では、ステップS2402で算出された継承元のアイテムの予測上限値を、該継承元のアイテムの予測データとして決定する。
ステップS2405、及びステップS2406は、ステップS2304で算出された予測合計値データと、ステップS2402で算出された予測上限値に従って、継承元のアイテムの予測データを決定する、本発明の決定手段の適用例である。
そして、ステップS2405、又はステップS2406の処理を実行すると処理をステップS2407に移行して、次の単位期間が補正対象の期間であるか否かを判定し、次の単位期間が補正対象の期間があると判定された場合には(YES)、当該次の単位期間を処理対象に設定して、処理をステップS2401に移行する。一方、次の単位期間が補正対象の期間が無いと判定された場合には(NO)、図24に示す処理終了する。
次に、図23の処理の具体例について、以下、図面を用いて説明する。
まず、継承情報にないアイテム(継承関係のないアイテム)に関しては、ステップS2301において、継承元がないアイテムになるので、ステップS2308の処理に移る。
そして、ステップS2308では、このアイテムの過去の出庫実績を参照して指定された予測モデルとそのパラメータを使用して予測結果を計算する。
次に、処理対象のアイテムが、継承元がある継承先のアイテムである場合の処理について説明する。
継承先のアイテムには継承元アイテムがあるため、ステップS2301において、ステップS2302の処理へと移行する。
ステップS2302以降の処理に関しては、図5のアイテムA201(506)を例に説明する。
図25は、2008年1月から2010年12月までの36ヶ月間の継承元アイテムA002と継承先アイテムA201の月次販売量データ(実績値を時系列に集計した時系列データ)の例である。
図26は、図25の時系列データ(メモリに記憶されている)をグラフ化したものである。
図26は、継承元アイテムA002、継承先アイテムA201、及びそれらの合計値をグラフで表示している。
継承先アイテムA201の出庫実績は2010年12月から出庫実績量が出始めていて、継承元アイテムA002は2010年12月から出庫実績量が少なくなってきていることがわかる。なお、グラフでみると一目瞭然だが、継承元アイテムA002と継承先アイテムA201の合計の出庫実績量は傾向があることがわかる。
次に、ステップS2302において、継承元のA002の過去実績データを実績DB106から取得する。
ステップS2303において、継承先のA201の実績値にA002の実績値を加算してA201の補正実績を算出する。このとき、A002の過去実績(実績値)は、継承設定画面(図6)にて設定した継承比率が乗算された値である。
すなわち、継承先のA201の実績値、A002の実績値、継承比率を以下の式に代入することで、A201の補正実績を、各月ごとに作成する。なお、A201の補正実績が図26の合計のグラフである。
A201の補正実績(補正実績値(実績値))=A201の過去実績(実績値)+A002の過去実績(実績値)×継承比率
次に、ステップS2304において、ステップS2303で作成した補正実績を用いて、指定された予測モデルとそのパラメータにて予測を実行する。
図27は、継承先のアイテムA201の補正実績値と、その補正実績値を用いた予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。
同様に、ステップS2305では、各継承元のアイテムにおいて、指定された予測モデルとそのパラメータにて予測を実行する。
すなわち、継承元のアイテムの実績値から、該継承元のアイテムの予測値を、継承元アイテム毎に算出する。
図28は、継承元のアイテムA002の実績値と、その実績値を用いた予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。
つづいてS、2306の処理を実施するが、この詳細の詳細は図24を用いて説明する。
起動月から補正期間に含まれていたとすると、すべての月において、S2401からS2403に移行することとなる。
まず、起動月に関する処理について説明する。
S2402において、継承元のアイテムA002の予測上限値を取得する。
図29は、継承元のアイテムA002の2010年12月の実績値と、2011年1月以降の予測値と、2010年12月末のA002の在庫数と、2011年1月以降の入庫予定値とを時系列に表したデータテーブルの一例を示す図である。
すなわち、起動月である2011年1月の前月の在庫実績データ(在庫数)である200と、2011年1月の入庫予定データ(入庫予定数)である150との和が出庫可能な数量であるため、この値が予測上限値として取得される。
すなわち、予測上限値は、出庫可能なアイテムの数量であるため、下式にて計算することが可能である。
対象月の予測上限値=対象月の前月末の在庫+対象月の入庫予定
このようにして、各継承元のアイテムについての予測上限値を取得すると、これらの取得した各予測上限値の和を算出して取得する(ステップS2403)。そして、取得した値を図30に示すテーブルのように、予測上限値を格納する。
次に、ステップS2404において、全体の起動月の予測値である610と継承元のアイテムA002の予測上限値である350を比較すると、全体の予測値の方が大きいので、ステップS2406の処理に移る。
ステップS2406において、継承元のアイテムA002の起動月の予測値が、予測上限値350になる。
このため、図30の2011年1月のA002の補正予測が350になっている。
そして、ステップS2407に移行して、次の補正対象期間があるため、ステップS2408で、次に起動月の翌月の2011年2月を処理対象に設定して、処理をステップS2401に移行する。
同様に、ステップS2401において、現在処理対象の単位期間を対象にして、継承元のアイテムの予測上限値を計算する。
図30の2011年1月のA002の在庫が0になっている。
これは2010年12月の在庫数である200から2011年1月の補正予測値である350を差し引いて2011年1月の入庫予定数の150を足した値である。
つまり、2011年1月の在庫予定量は0になるということである。
そこで、2011年2月の予測上限値は、2011年1月の在庫予定0に2011年2月の入庫予定数の100を加えた100になる。
同様に、ステップS2404において、全体の2月の予測値である715と2月の予測上限値である100を比較すると、全体の予測値の方が大きいので、ステップS2406に移り、2月の補正予測値を予測上限値である100とする。
このようにして3月、4月と順に実施した結果が図30と図31である。
図31は、継承元のアイテムA002の実績値と、2011年1月以降のA002の予測値と、2011年1月以降のA002の補正予測値とを時系列に表したグラフの一例を示す図である。
次に、ステップS2307において、ステップS2403にて計算した全体の予測結果から、ステップS2306にて算出した継承元アイテムA002の予測結果を差し引く。計算式は以下の通りである。
A201の予測結果=A201の補正実績から計算した予測結果−A002の予測結果×継承比率
この式に、ステップS2403で算出されることにより得られた「A201の補正実績から計算した予測結果(全体予測)」、「A002の予測結果(A002の補正予測)」、「継承比率」を代入することで、A201の予測結果を得ることができる。
ステップS2307は、ステップS2304で算出された予測合計値データから、ステップS2405、又はステップS2406で決定された継承元のアイテムの予測データを差し引くことにより、継承先のアイテムについての予測データを算出する、本発明の第3の算出手段の適用例である。
図32は、継承先のアイテムであるA201の過去実績(売上の実績値)と、予測結果とを時系列で表したグラフの一例である。
つづいて、継承元が複数ある場合を考えてみる。
これまで、継承関係が図5の場合について主に説明したが、図5の継承関係ではなく、図33に示す継承関係の場合について、考えてみる、
図33は、継承先アイテムA201の継承元アイテムが3つ(A002、A003、A004)ある場合の継承関係を示す図である。
図34は、各アイテムの実績データ、図35は、該各アイテムの実績データをグラフにした各アイテムの実績グラフである。
図34の継承元A002、A003、A004の実績値は、本発明の継承元のアイテムの出庫に係る実績データの適用例である。
図35は、ステップS2303で算出される継承元と継承先のアイテムの各実績値とその合計値を示すグラフである。
ここで、A004については、過去の実績値から予測値を算出する通常通りの予測方法により予測値を算出し、A002とA003については、在庫実績(在庫数)と入庫予定(入庫予定数)から予測上限値を計算して予測値を補正する方法により算出する例について説明する。
つづいて、ステップS2306の処理、つまり、図24の処理の説明に移る。
図36を用いて説明する。
まず、起動サイクルである2011年1月について処理する。
A002の予測上限値は、12月の在庫数である200に、1月に入庫予定の入庫予定数である150を足した値(350)を算出して取得する。
同様に、A003の予測上限値は、12月の在庫数である50に、1月に入庫予定の入庫予定数である30を足した値(80)を算出して取得する。
その結果、A002とA003の予測上限値の合計は430となる。
この値(430)は、全体(各継承元アイテム)の予測値(610)からA004の予測値(335)を差し引いた値(275)を上回るため、ステップS2405の処理に移行する。
ステップS2405では、各予測上限値の比率で、全体(各継承元アイテム)の予測値(610)からA004の予測値(335)を差し引いた値(275)を按分し、その値を補正予測値とする。
A002とA003は予測上限を補正したので、予測上限値が補正予測値になる。
続いて処理対象を2月にする。
A002とA003の予測上限値合計(226+39=265)は、全体(各継承元アイテム)の予測値(715)からA004の予測値(389)を差し引いた値(326)を下回っているため、ステップS2406の処理に移行して、各継承元アイテムの補正予測値は、各継承元アイテムの予測上限値となる。
このように各月の予測値を計算し、全体(各継承元アイテム)の予測値からA002、A003、A004の予測値を差し引いた値がA201の予測値になる。
その結果(予測結果)を、図37に示す。
以上、本発明によれば、継承先アイテムの予測データの予測精度を向上させることができる。
また、旧商品は在庫分(または在庫予定分)を売り切れば販売終了とすることが多く、新商品は、旧商品の在庫がなくなれば売り上げが増えてくることになる。そのため、旧商品、新商品の売り上げは、旧商品の在庫分に依存することがある。このように、新商品よりも旧商品の在庫を優先して販売して旧商品の在庫を減らす販売方法の場合であっても、新商品の予測値の算出精度を向上させることが可能となる。
また、このような販売方法において、新商品の販売実績がない場合でも、新商品の予測を精度良く行うことが可能となる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。このプログラムコードを読み出し実行可能な情報処理装置(コンピュータ)が前述した実施形態の機能を実現する。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
100 情報処理装置
101 設定手段
102 予測手段
103 表示手段
104 継承情報DB
105 予測モデルDB
106 実績DB
107 予測結果DB
108 順番決定手段
211 外部メモリ




Claims (7)

  1. 継承元のアイテムの出庫に係る実績データと、前記継承元のアイテムの在庫数とを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの実績データに従って、前記継承元のアイテムと前記継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出する第1の算出手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの在庫数に従って前記継承元のアイテムの予測データの予測上限値を算出する第2の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された予測合計値データと、前記第2の算出手段により算出された予測上限値に従って、前記継承元のアイテムの予測データを決定する決定手段と、
    前記第1の算出手段により算出された予測合計値データから、前記決定手段により決定された継承元のアイテムの予測データを差し引くことにより、前記継承先のアイテムについての予測データを算出する第3の算出手段と、
    前記第3の算出手段により算出された継承先のアイテムについての予測データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の算出手段により算出された予測合計値データが、前記第2の算出手段により算出された予測上限値以上の値であるかを判定する判定手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記判定手段により、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データが、前記第2の算出手段により算出された予測上限値以上の値であると判定された場合、前記第2の算出手段により算出された前記継承元のアイテムの予測上限値を、前記継承元のアイテムの予測データとして決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶手段は、複数の継承元のアイテムの出庫に係る実績データと、前記複数の継承元のアイテムの在庫数とを記憶し、
    前記第1の算出手段は、前記記憶手段に記憶された前記複数の継承元のアイテムの実績データに従って、前記複数の継承元のアイテムと前記複数の継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出し、
    前記判定手段は、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データが、前記第2の算出手段により算出された複数の継承元のアイテムの各予測上限値の合計値以上の値であるかを判定し、
    前記決定手段は、前記判定手段により、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データが、前記第2の算出手段により算出された複数の継承元のアイテムの各予測上限値の合計値以上の値ではないと判定された場合、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データと、前記第2の算出手段により算出された各継承元のアイテムの予測上限値とに従って、各継承元のアイテムの予測データを決定し、
    前記第3の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された予測合計値データから、前記決定手段により決定された各継承元のアイテムの予測データの合計値を差し引くことにより、前記継承先のアイテムについての予測データを算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段は、更に、前記継承先のアイテムの実績データを記憶し、
    前記第1の算出手段は、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの実績データと、前記記憶手段に記憶された前記継承先のアイテムの実績データとに従って、前記継承元のアイテムと前記継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの在庫数は、前記継承元のアイテムの入庫予定数を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 継承元のアイテムの出庫に係る実績データと、前記継承元のアイテムの在庫数とを記憶する記憶手段を備えた情報処理装置の制御方法であって、
    第1の算出手段が、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの実績データに従って、前記継承元のアイテムと前記継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出する第1の算出工程と、
    第2の算出手段が、前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの在庫数に従って前記継承元のアイテムの予測データの予測上限値を算出する第2の算出工程と、
    決定手段が、前記第1の算出工程により算出された予測合計値データと、前記第2の算出工程により算出された予測上限値に従って、前記継承元のアイテムの予測データを決定する決定工程と、
    第3の算出手段が、前記第1の算出工程により算出された予測合計値データから、前記決定工程により決定された継承元のアイテムの予測データを差し引くことにより、前記継承先のアイテムについての予測データを算出する第3の算出工程と、
    出力手段が、前記第3の算出工程により算出された継承先のアイテムについての予測データを出力する出力工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  7. 継承元のアイテムの出庫に係る実績データと、前記継承元のアイテムの在庫数とを記憶する記憶手段を備えた情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの実績データに従って、前記継承元のアイテムと前記継承元のアイテムを継承する継承先のアイテムとの予測データの合計値である予測合計値データを算出する第1の算出手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記継承元のアイテムの在庫数に従って前記継承元のアイテムの予測データの予測上限値を算出する第2の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された予測合計値データと、前記第2の算出手段により算出された予測上限値に従って、前記継承元のアイテムの予測データを決定する決定手段と、
    前記第1の算出手段により算出された予測合計値データから、前記決定手段により決定された継承元のアイテムの予測データを差し引くことにより、前記継承先のアイテムについての予測データを算出する第3の算出手段と、
    前記第3の算出手段により算出された継承先のアイテムについての予測データを出力する出力手段として機能させることを特徴とするプログラム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11316919B1 (en) * 2020-10-09 2022-04-26 Citrix Systems, Inc. Data file replication of edge servers

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