JP5973888B2 - 工作機械 - Google Patents
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Description
従来のクランプ検出装置では、クランプ機構が工具ホルダをクランプおよびアンクランプしたときに、センサからドローバーの停止位置までの距離を検出しており、この距離に基づいて、クランプ機構による工具ホルダのクランプおよびアンクランプの異常を検出している(例えば、特許文献1参照)。
また、センサが主軸に挿通されたドローバーを直接検出する構成に比べて、クランプ機構にセンサを設置し易くなる。
この構成では、各工具ホルダの寸法のばらつきに影響されることなく、クランプ機構による工具ホルダのクランプおよびアンクランプを正確に検出することができる。
本実施形態の工作機械1は、図1に示すように、工具ホルダ2をクランプするクランプ機構30を有する主軸10と、クランプ機構30による工具ホルダ2のクランプおよびアンクランプを検出するクランプ検出装置40と、を備えている。
ドローバー31の前端部には、コレットチャック32が外嵌されている。また、ドローバー31の後端部には、拡径されたばね受け部31bが形成されている。
付勢部材33は、前後方向に収縮した状態で、ばね収容部11bの底面11fとばね受け部31bとの間に介設されている。これにより、付勢部材33からドローバー31に対して後方に向けて押圧力が付与されている。
なお、本実施形態において、クランプ機構30による工具ホルダ2のクランプは、付勢部材33の押圧力によって工具ホルダ2がクランプされている皿ばねクランプと、皿ばねクランプ後に、ロッド34bが後方に移動して、ロッド34bがドローバー31から離間した状態となるクランプ完了と、の二つの段階に分かれている。
このように、付勢部材33の押圧力によって、クランプ機構30に工具ホルダ2が皿ばねクランプされた状態では、ドローバー31の後端面31cにロッド34bの前端面34cが接触している。
なお、クランプ機構30が皿ばねクランプおよびアンクランプしたときには、ロッド34bとドローバー31が連動するため、センサ41は、ロッド34bとドローバー31の両方の前後方向の位置を検出していることになる。
クランプ判定手段53では、相対変位算出手段52で算出された変位量が、予め設定された設定値の範囲内であり、0または小さい場合には、前回と同様に、クランプ機構30が皿ばねクランプ、クランプ完了およびアンクランプしており、クランプ機構30による工具ホルダ2の皿ばねクランプ、クランプ完了およびアンクランプが正常であると判定する。
また、クランプ判定手段53では、相対変位算出手段52で算出された変位量が設定値の範囲外であり、変位量が大きい場合には、クランプ機構30の皿ばねクランプ、クランプ完了およびアンクランプが前回の状態と大きく異なるため、今回または前回のクランプ機構30の皿ばねクランプ、クランプ完了およびアンクランプが異常であると判定する。
クランプ判定手段53では、変位量Aが設定値の範囲内である場合には、一回目と同様に、クランプ機構30が正常に皿ばねクランプしていると判定する。
このように、クランプ機構30の皿ばねクランプに異常が検出された場合には、図示しない表示手段に判定結果を表示し、クランプ機構30による工具ホルダ2のクランプを停止する(図4のS14)。
絶対変位算出手段54によって算出された変位量Dは、クランプ機構30が工具ホルダ2のクランプを繰り返すことで、クランプ機構30の各部品や工具ホルダ2の磨耗等により、ロッド34bが移動するときの始点が最初の位置から変化したときの変位量を示している。
クランプ判定手段53では、変位量Bが設定値の範囲内である場合には、一回目と同様に、ドローバー31に対してロッド34bが後方に移動しており、クランプ機構30が正常にクランプ完了していると判定する。
このように、クランプ機構30のクランプ完了に異常が検出された場合には、図示しない表示手段に判定結果を表示し、クランプ機構30による工具ホルダ2のクランプを停止する(図4のS14)。
また、主軸10が工具3を交換する場合には、図2(a)に示すように、シリンダ34の駆動力によって、ロッド34bおよびドローバー31を前方に移動させ、クランプ機構30に工具ホルダ2をアンクランプさせる。そして、クランプ機構30がアンクランプしたときのロッド34bの停止位置L3´が、二回目のクランプ情報として記憶手段51(図1参照)に記憶される(図4のS11)。
クランプ判定手段53では、変位量Cが設定値の範囲内である場合には、一回目と同様に、クランプ機構30がアンクランプしており、クランプ機構30のアンクランプが正常であると判定する。
このように、クランプ機構30のアンクランプに異常が検出された場合には、図示しない表示手段に判定結果を表示し、クランプ機構30による工具ホルダ2のアンクランプを停止する(図4のS14)。
そして、相対変位算出手段52は、新たに検出されたロッド34bの停止位置と、前回のロッド34bの停止位置との変位量を算出する(図4のS5,S9,S12)。
また、クランプ判定手段53は、相対変位算出手段52によって算出された変位量の大きさに基づいて、クランプ機構30の皿ばねクランプ、クランプ完了およびアンクランプの正否を判定する(図4のS6,S10,S13)。
さらに、絶対変位算出手段54では、クランプ機構30が皿ばねクランプしたときに、新たに検出されたロッド34bの停止位置と、最初のロッド34bの停止位置との変位量を算出する(図4のS7)。
例えば、変位量の数値範囲を0、すなわち、クランプ機構30が皿ばねクランプ、クランプ完了およびアンクランプしたときのロッド34bの停止位置が、前回と一致する場合のみに、クランプ機構30の皿ばねクランプ、クランプ完了およびアンクランプが正常であると判定させることもできる。
また、主軸10に挿通されたドローバー31の位置を直接検出する構成に比べて、クランプ機構30にセンサ41を設置し易くなる。
本実施形態では、図1に示すように、ドローバー31を移動させるための駆動装置として、シリンダ34を用いているが、モータや手動式の駆動装置を用いてもよく、その構成は限定されるものではない。
また、センサ41がロッド34bの前後方向の位置を検出することで、ドローバー31の前後方向の位置を検出しているが、センサによってドローバー31を直接検出してもよい。
2 工具ホルダ
3 工具
10 主軸
11 挿通穴
20 主軸装置
30 クランプ機構
31 ドローバー
31b ばね受け部
31c 後端面
32 コレットチャック
32a 係合部
33 付勢部材
34 シリンダ(駆動装置)
34a 筒体部
34b ロッド
34c 前端面
34d 後端面
40 クランプ検出装置
41 センサ
41a 検出ロッド
50 検出部
51 記憶手段
52 相対変位算出手段
53 クランプ判定手段
54 絶対変位算出手段
Claims (5)
- 工具ホルダをクランプするクランプ機構を有する主軸と、
前記クランプ機構による前記工具ホルダのクランプおよびアンクランプを検出するクランプ検出装置と、を備えている工作機械であって、
前記クランプ機構は、
前記主軸に挿通されたドローバーと、
前記ドローバーの前端部に設けられたコレットチャックと、
前記ドローバーに対して後方に向けて押圧力を付与している付勢部材と、
前記ドローバーを前方に押し出すための駆動装置と、を備え、
前記ドローバーが後方に移動することで、前記工具ホルダが前記コレットチャックにクランプされるように構成されており、
前記クランプ検出装置は、
前記クランプ機構が前記工具ホルダをクランプおよびアンクランプしたときの前記ドローバーの前後方向の位置を検出するセンサと、
前記クランプ機構が前記工具ホルダをクランプおよびアンクランプした回数ごとに、前記ドローバーの位置を記憶する記憶手段と、
新たに検出された前記ドローバーの位置と、前回の前記ドローバーの位置との変位量を算出する相対変位算出手段と、を備えていることを特徴とする工作機械。 - 前記駆動装置はシリンダであり、
前記センサは、
前記シリンダのロッドの前後方向の位置を検出することで、前記ドローバーの前後方向の位置を検出しており、
前記クランプ機構が前記工具ホルダをクランプおよびアンクランプしたときの前記ロッドの前後方向の位置と、
前記クランプ機構が前記工具ホルダをクランプした後に、前記ロッドが後方に移動したときの前記ロッドの前後方向の位置と、を検出することを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 前記クランプ検出装置は、新たに検出された前記ドローバーの位置と、最初の前記ドローバーの位置との変位量を算出する絶対変位算出手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工作機械。
- 前記クランプ機構には、複数の前記工具ホルダが順次にクランプされるように構成されており、
前記相対変位算出手段は、前記工具ホルダごとに変位量を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の工作機械。 - 前記クランプ検出装置は、複数の前記センサを備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の工作機械。
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