JP5973768B2 - 防食リング - Google Patents

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本発明は、流体管の外周面に沿って管軸方向に延設される延設部と、前記流体管の端面に沿って管径方向に延設されて該端面を覆う環状をなす環状部と、を備える防食リングに関する。
従来、施工現場において管(流体管)を切断した際に、管の切断面(端面)は金属の地肌が露出してしまうため、この切断面の防食を行うために、管端部に取り付ける管端部用防食具(防食リング)がある。このような管端部防食具は、管端部の外周面に被せられる外周部(延設部)と、管端面に被せられる側面部(環状部)と、から構成されており、この管端部用防食具に挿し口リングを被せることで、管端部の切断面が確実に密閉されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。また、同様な管体用防食リング(防食リング)の内向突片(環状部)に、ゴム系接着剤(防食部材)を配置したものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−198581号公報(第5頁、第3図) 実開平7−22198号公報(第5頁、第2図)
しかしながら、特許文献1及び2に記載のような管端部用防食具(防食リング)にあっては、管端部用防食具を管端部に取り付ける際や、管端部用防食具に挿し口リングを被せて縮径させる際に、管端部の切断面(端面)に密着している側面部(環状部)が、想定外に大きく変形したりずれたりする虞があり、管端部の切断面の一部が露呈してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、流体管の端部に防食リングを取り付ける際に、環状部が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる防食リングを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の防食リングは、
流体管の外周面に沿って管軸方向に延設される延設部と、前記流体管の端面に沿って管径方向に延設されて該端面を覆う環状をなす環状部と、を備える防食リングであって、
前記延設部が弾性変形可能な軟質部で形成されるとともに、前記環状部は、該環状部の周方向に沿って延びて前記軟質部よりも硬質な硬質部を有し、
前記硬質部は連通部を有し、該連通部を介して前記硬質部と前記軟質部とが互いに結合状態となる
ことを特徴としている。
この特徴によれば、硬質部により環状部の厚み寸法を拡大し過ぎることなく補強して、環状部の形状を維持することができ、流体管の端部に防食リングを取り付ける際に、軟質部により形成された延設部が弾性変形されても、環状部における硬質部を有する部位が変形を規制して環状部の形状が保たれるようになり、防食リングが取り付け易くなっているとともに、硬質部により環状部が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止でき、また、硬質部の連通部に軟質部が入り込み、軟質部における該連通部に入り込んだ部位により軟質部と硬質部とが互いにしっかりと結合されるようになり、軟質部と硬質部とが互いに引き剥がされる虞がなくなる。
本発明の防食リングは、
前記硬質部は、前記環状部の少なくとも外周端近傍に配置されることを特徴としている。
この特徴によれば、流体管の端部に防食リングを取り付ける際に、延設部との境界である環状部の少なくとも外周端近傍に配置された硬質部が、延設部が弾性変形することにより生じる変形応力が環状部に伝わることを防止し、環状部が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる。
本発明の防食リングは、
前記硬質部は、前記流体管の端面に沿って周方向に延設されて該端面を覆う環状をなす板状部材となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、挿口リング等の他部材から環状部に加わる応力が板状部材をなす硬質部により均等に分散されて、環状部全体を均一に流体管の端面に押し付けることができる。
本発明の防食リングは、
前記軟質部は、前記延設部から前記環状部の一部まで一体的に延設され、前記環状部は、少なくとも前記流体管の端面側が前記軟質部で構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、延設部から環状部まで一体的となって延設部と環状部とが互いにしっかりと結合されるようになり、延設部と環状部とが互いに引き剥がされる虞がなくなるばかりか、環状部の軟質部が流体管の端面に向かって押し付けられた際に、その弾性によって流体管の端面に沿って軟質部を密着させることができる。
本発明の防食リングは、
前記環状部における前記流体管の端面側に配置されて該端面を防食する防食部材をさらに備え、前記環状部における前記防食部材の配置部位には、該防食部材を収容する収容領域が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、流体管の端部に防食リングを取り付けた際に、環状部における収容領域に防食部材を収容させることができ、防食部材が流体管の端面に沿って変形しても、防食部材が内径方向に漏出されずに済むようになる。
本発明の防食リングは、
前記延設部には、管軸方向に延びるスリット部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、挿口リング等の他部材が延設部に接触した際に、延設部に対して加えられる変形力がスリット部で緩和されて、この変形力が環状部に与える影響が低減されるようになり、環状部が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる。
本発明の防食リングは、
前記延設部には、前記流体管に螺着される螺合部材を回避する逃げ部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、挿口リング等の他部材を固定するために用いる螺合部材を流体管に螺着させる際に、延設部が邪魔にならずに済み、螺合部材を挿通し易くなる。
実施例1における防食リングが嵌着した挿口管の態様を示す側断面視図である。 (a)は、防食リングを示す平面図であり、(b)は、同じく背面図である。 (a)は、挿口リングを示す平面図であり、(b)は、同じく背面図である。 図2のA−A側断面図である。 防食リングを挿口管の端部に取り付ける前の状態を示す側断面図である。 防食リングを挿口管の端部に取り付けた後の状態を示す側断面図である。 挿口リングを挿口管の端部に取り付けた後の状態を示す側断面図である。 (a)は、実施例2における防食リングを示す側断面図であり、(b)は、実施例3における防食リングを示す側断面図である。 (a)は、実施例4における防食リングを示す平面図であり、(b)は、実施例5における防食リングを示す平面図であり、(c)は、実施例6における防食リングを示す平面図であり、(d)は、実施例7における防食リングを示す平面図である。 実施例8における防食リングを示す平面図である。 実施例8における防食リングを挿口管の端部に取り付けた後の状態を示す側断面図である。 実施例9における防食リングを示す平面図である。 実施例9における防食リングを挿口管の端部に取り付けた後の状態を示す側断面図である。
本発明に係る防食リングを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る防食リングにつき、図1から図7を参照して説明する。図1に示すように、本実施例の流体管としての挿口管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面がモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他、鋳鉄、鋼等の金属製等であってもよい。更に尚、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管内の流体は、本実施例の上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
また、挿口管1の外周面は、腐食を防止するための塗装が施されている。この挿口管1の先端は、受口管2の端部に形成された受口部3に挿設されるようになっている。受口管2についても挿口管1と同様にダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面がモルタル層で被覆されている。更に、受口管2の外周面や端部にも腐食を防止するための塗装が施されている。
図1に示すように、受口部3は、受口管2の他の箇所よりも拡径した部位となっており、受口部3の先端は、内径が挿口管1の外径よりも大径の内周面に形成されている。また、受口部3の先端の内周面には、ゴム製のパッキンリング4が保持される溝であるパッキン保持条5が形成されている。更に、パッキン保持条5よりも内方側には、金属製のロックリング6が保持される溝であるロックリング保持条7が形成されている。尚、このロックリング6は、その外周にロックリング6の軸心を規定するゴム製の芯出し用リング8が配置された状態で、ロックリング保持条7に保持されている。
また、挿口管1の管軸方向側の端部は、受口管2の受口部3に挿入されるようになっている。尚、挿口管1は、その長さを調整するために例えば施工現場等にて切断されるようになっており、この挿口管1の端面9は、挿口管1を管軸に対し略直交に切断して形成された切断面となっている。切断面である端面9には、挿口管1自体の金属素地(本実施例では、ダクタイル鋳鉄)が露出している。
また、挿口管1の端面9には、この端面9の腐食を防止するための防食リング10が取り付けられている。更に、この防食リング10の外方を覆うように金属製の挿口リング11が取り付けられる。尚、挿口管1を受口管2に取り付ける際には、受口管2の内周面にパッキンリング4と芯出し用リング8とロックリング6を取り付けて、挿口管1の先端部に防食リング10と挿口リング11を取り付けた状態で、挿口管1を受口管2の受口部3に押し込むようにする。
尚、パッキンリング4は、挿口管1に取り付けられた挿口リング11が押し込まれることで拡径するようになっている。更に、ロックリング6は、その円周の一部が切り欠かれた正面視で略C字形状をなしており、挿口リング11が押し込まれることでロックリング6が芯出し用リング8と共に拡径できるようになっている。
また、挿口管1が受口管2の受口部3に挿入された後は、互いに接続された挿口管1及び受口管2の内部がパッキンリング4により密封状に封止されるとともに、ロックリング6により挿口管1が受口管2の受口部3から外れないように保持するようになっている。
次に、本実施例における防食リング10について詳述する。前述したように、防食リング10は、挿口管1の端部に取り付けられるようになっており、その外方には、挿口リング11が取り付けられるようになっている。
図2(a)及び図2(b)に示すように、防食リング10は、挿口管1の端部に取り付けられた際に、挿口管1の外周面に沿って管軸方向に延設される延設部12と、挿口管1の端面9に沿って管径方向に延設されて、この端面9を覆う環状をなす環状部13と、この環状部13における挿口管1の端面9側に配置されて、この端面9を防食する防食部材14を備える。尚、延設部12は、挿口管1の外周面に沿う略円筒形状をなし、環状部13は、挿口管1の管軸とほぼ直角をなす環状をなしている。
図4から図7において紙面右側を防食リング10の正面側(表面側)として説明する。図4に示すように、防食リング10の延設部12と環状部13とは、断面視で略L字形状をなすように配置されている。また、防食リング10の延設部12は、その全体が弾性変形可能な軟質部で形成されている。そして、延設部12を構成する軟質部は、延設部12から環状部13の表面側まで一体的に延設され、この環状部13の表面側(正面側)が軟質部15で形成されるとともに、環状部13の裏面側(背面側)も軟質部16で形成される。
これらの延設部12及び軟質部15,16は、本実施例ではエラストマー等の軟質樹脂材で構成されている。また、これら表面側及び裏面側の軟質部15,16に挟まれるように、環状部13の周方向に沿って延びて延設部12及び軟質部15,16よりも硬質な硬質部17を有している。この硬質部17は、本実施例ではポリプロピレン等の硬質樹脂材で構成されている。更に、防食リング10の延設部12と環状部13とは、延設部12及び軟質部15,16と硬質部17を一体化して形成される。この際、延設部12及び軟質部15,16と硬質部17を一体化した形成は、インサート成形や2色成形などによりなされてもよい。尚、軟質部及び硬質部は、必ずしも本実施例の材料で構成されるものに限られず、例えば軟質部15,16がゴムなどの弾性体からなり、硬質部17がステンレスなどの金属からなるといったように、少なくとも硬質部が軟質部よりも硬質であれば、適宜の樹脂材等から構成されてもよい。
また、硬質部17は、挿口管1の端面9に沿って管径方向に延設されるとともに、管軸とほぼ直角をなすように周方向に延設された環状の平板な板状部材となっている。更に、硬質部17には、その表面側から裏面側まで連通される連通部18が形成され、この連通部18を介して表面側の軟質部15と裏面側の軟質部16とが一体的に連結されている。そして連通部18は環状部13の管径方向長さの中央よりも外径側に位置されている。尚、本実施例における連通部18は、硬質部17の周方向に所定間隔を置いた3箇所に形成された略円形孔となっているが、連通部の個数若しくは形状は本実施例に限られず、例えば長孔に形成された連通部が周方向に所定数形成されても構わない。
このようにすることで、軟質部15,16における連通部18に入り込んだ部位により軟質部15,16と硬質部17と互いにしっかりと結合されるようになり、かつ表面側と裏面側で一体化された軟質部15,16により硬質部17が挟み込まれた状態となり、各軟質部15,16と硬質部17とが互いに引き剥がされる虞がなくなる。また、連通部18の位置により防食リング10周りに挿口リング11が設置され、延設部12が引っ張られると防食面が挿口管1の端面9に効果的に密着される。尚、本実施例における延設部12は、環状部13の表面側の軟質部15と一体的に接続されている。更に、環状部13の表面側の軟質部15の径方向の幅寸法は、硬質部17の径方向の幅寸法よりも短く形成され、硬質部17の内周縁が表面側に露呈されている。
また、前述した防食部材14は、環状部13における挿口管1の端面9側、すなわち環状部13の裏面側に環状部13に沿って環状に配置されている。尚、本実施例の防食部材14は、低反発弾性材、すなわち反発弾性率が比較的低い材料であって、粘着力を有するブチルゴムにより構成されている。また、尚、防食部材14は、本実施例においてブチルゴムにより構成されているが、天然ゴム、ウレタンゴム等の弾性体、その他、軟質塩ビ・スチレン系・オレフィン系等の軟質樹脂や、パテ・エポキシ樹脂系の接着剤でもよい。
また、環状部13における防食部材14の配置面は、内径側が挿口管1の端面9に向かって漸次突出して形成されたテーパ面19となっており、このテーパ面19により防食部材14を収容する収容領域が形成されている。尚、このテーパ面19が形成されることにより、環状部13における裏面側の軟質部16は、その外周に近づくに連れて薄くなっており、本実施例1における防食リング10では、裏面側の軟質部16と延設部12とは接続されていない。
また、環状部13における硬質部17の外周縁の角部は、この外周縁に沿って形成されたテーパ面20となっている。このテーパ面20は、後述するように、挿口リング11が環状部13に接触した際に、挿口リング11の摺動をテーパ面20により逃がすことができ、この挿口リング11が環状部13に与える影響が低減され、挿口リング11の取付作業により環状部13が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止するものとなっている。
また、延設部12における内径Nは、挿口管1の外径とほぼ同一寸法をなしているが、環状部13における硬質部17の外径Gは、挿口管1の外径よりも所定寸法D小さな径となっている。このように、硬質部17の外径Gを挿口管1の外径よりも所定寸法D小さくすることで、硬質部17が外径方向に突出されずに済むようになっている。
次に、図3(a)における紙面上方側を挿口リング11の正面側(表面側)とし、図3(b)を挿口リング11の背面図(裏面側)として説明する。この挿口リング11は、金属製の短寸の円筒形状をなす円筒部21と、この円筒部21の正面側に延設され、挿口管1の端面9を防食リング10とともに覆うように縮径された縮径部22(図6参照)と、を有している。更に、挿口リング11は、その一部が切り欠かれて分割部23が形成されて略C字形状をなしている。
また、挿口リング11の円筒部21の内径は、挿口管1の外径とほぼ同寸、若しくは若干大きな寸法を有している。更に、挿口リング11の円筒部21における分割部23の近傍には、挿口リング11を挿口管1に固定するためのタッピンねじ(図示略)が挿通される挿通孔24が形成されている。尚、挿口リング11の縮径部22には、径方向に切り欠かれた切欠部25が形成されている。また、挿口リング11の縮径部22の内周面には、その周方向に沿って延びる凸条26が形成されている(図6参照)。
次に、防食リング10及び挿口リング11を挿口管1に取り付ける際の作業工程について説明する。図5に示すように、先ず、挿口管1は、その長さを調整するために施工現場にて切断されるとともに、挿口管1の端面9近傍の外周面に、周方向に沿って延びる溝条27を形成する。前述したように、挿口管1の端面9(切断面)には、挿口管1自体の金属素地(本実施例では、ダクタイル鋳鉄)が露出するとともに、挿口管1の溝条27にも、挿口管1自体の金属素地が露出する。尚、挿口管1の溝条27が形成される位置は、ある程度の許容差を持って前述した挿口リング11の凸条26に対応する位置となっている。
そして、溝条27には、この溝条27から発生する錆等の腐食を防止するための防食テープ28を全周に渡って貼り付ける。尚、この防食テープ28は、ゴムなどの弾性体で形成されている。次に、防食リング10の延設部12を、挿口管1の端面9側の反対側である表面側(正面側)に捲り上げた状態で、防食リング10の環状部13の裏面側(背面側)を挿口管1の端面9に取り付ける。尚、環状部13の裏面側の防食部材14が粘着力を有していることにより、この粘着力により防食リング10を挿口管1の端面9に仮止めできる。また、挿口管1の外径が延設部12の内径Nよりも充分小さい場合には、捲り上げた状態にせずに防食リング10をそのまま取り付けてもよい。
図6に示すように、防食リング10の環状部13を挿口管1の端面9に取り付け後に、捲り上げた状態の延設部12を戻し、この延設部12を挿口管1の外周面に沿わせるようにする。そして、図7に示すように、防食リング10の外方を覆うように挿口リング11を取り付ける。このとき、挿口管1の溝条27には、挿口リング11の凸条26が遊嵌される。尚、挿口リング11を取り付けた状態で、挿口管1の端部近傍の内面と挿口リング11の円筒部21とを挟み込む挟圧部材(図示略)を周方向に沿って等間隔に複数配置する。
また、挿口リング11には、分割部23と切欠部25とが形成されていることで、特定の拡径治具(図示しない)を用いて容易に挿口リング10の径を拡径し、挿口管1の所定箇所に取り付けることができる。そして、前記挟圧部材によって挟み込みながら、挿口リング11が縮径されるようになっており、挿口リング11の円筒部21の内径と挿口管1の外径とがほぼ同寸となるように固定していく。尚、このときシリコングリース等の潤滑剤を塗布してから取り付けると防食リング10にしわ等が生じ難くなる。
尚、前述したように、硬質部17の外径Gが挿口管1の外径よりも所定寸法D小さいことで(図4参照)、硬質部17が外径方向に突出されずに済むようになり、挿口リング11が縮径した際に、挿口リング11の円筒部21の内周面が硬質部17を押圧してしまい、硬質部17が変形されてしまうことを防止できる。
また、硬質部17の外周縁のテーパ面20は、挿口リング11の内面が環状部13に接触した際に、挿口リング11の摺動をテーパ面20により逃がすことができる。更に、挿口リング11の内面には、硬質部17の外周縁のテーパ面20に対応する位置に、硬質部17のテーパ面20と同様の傾斜角度を有するテーパ面29が形成されている。
また、挿口リング11のテーパ面29は、防食リング10の環状部13の表面側の軟質部15を押圧するとともに、その押圧力が硬質部17を介して裏面側の軟質部16に均等に加わるようになっている。更に、挿口リング11のテーパ面29と防食リング10の環状部13の表面側の軟質部15が密着して、挿口リング11により防食リング10がしっかりと固定されるようになっている。
また、挿口リング11が防食リング10の環状部13の表面側の軟質部15に接触された際に、この軟質部15が環状部13の想定される変形を許容して、挿口リング11と防食リング10の軟質部15との密着度を高めることができ、かつ、この軟質部15に加わる押圧力が硬質部17で均等に分散されて、挿口管1の端面9側(裏面側)の軟質部16に加わるようになり、防食部材14を挿口管1の端面9に押し付けることができる。
尚、防食部材14が環状部13の裏面側に配置され、この環状部13の裏面側が軟質部16で構成されていることで、挿口管1の端面9に防食部材14が接触した際に、環状部13の軟質部16が有する弾性により防食部材14が挿口管1の端面9に向かって押し付けられるようになり、防食部材14を挿口管1の端面9に沿って密着させることができる。
その後、挿口リング11の挿通孔24を介してドリル(図示略)を挿入し、防食リング10の延設部12に貫通孔(図示略)を形成するとともに、挿口管1の外周面にタッピンねじ(図示略)を螺着させるための下穴(図示略)を形成する。そして、前記タッピンねじを挿通孔24に挿通して、挿口管1の下穴(図示略)に螺着させると、防食リング10及び挿口リング11の取付作業が完了する。このように、防食リング10により挿口管1の端面9を覆うことができ、金属素地が露出した挿口管1の端面9から発生する錆等の防食を行うことができる。尚、前述したとおり、挿口リング11の取付位置は、溝条27の形成位置に許容差があるため、防食リング10の表面側と挿口リング11の縮径部22の内面側に隙間が生じる場合があるが、そのような場合にも前述した連結部18の位置による作用により、防食部材14を挿口管1の端面9に対して効果的に密着させ、充分な防食性を保つことができる。
以上のように、本実施例における防食リング10において、延設部12が弾性変形可能な軟質部で形成されるとともに、環状部13は、この環状部13の周方向に沿って延びて軟質部15,16よりも硬質な硬質部17を有することで、硬質部17により環状部13の厚み寸法を拡大することなく補強して、環状部13の形状を維持することができ、挿口管1の端部に防食リング10を取り付ける際に、軟質部により形成された延設部12が弾性変形されても、環状部13における硬質部17を有する部位が変形を規制して環状部13の形状が保たれるようになり、防食リング10が取り付け易くなっているとともに、硬質部17により環状部13が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる。
尚、環状部13は、この環状部13の径方向(幅方向)に沿って延びて軟質部15,16よりも硬質な硬質部17を有することで、環状部13が、その幅方向の全体に渡って挿口管1の端面9から引き剥がされずに済むようになり、この硬質部17により環状部13が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる。
また、硬質部17は、環状部13の少なくとも外周端近傍に配置されていればよく、挿口管1の端部に防食リング10を取り付ける際に、延設部12との境界である環状部13の少なくとも外周端近傍に配置された硬質部17が、延設部12が弾性変形することにより生じる変形応力が環状部13に伝わることを防止し、環状部13が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる。
尚、硬質部17は、環状部13の少なくとも内周端近傍に配置されていればよく、挿口管1の端部に防食リング10を取り付ける際に、最も変形し易い環状部13の内周端の縁辺の形状が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる。
また、硬質部17は、挿口管1の端面9に沿って周方向に延設されて、この端面9を覆う環状をなす板状部材となっていることで、挿口リング11から環状部13に加わる応力が板状部材をなす硬質部17により均等に分散されて、環状部13全体を均一に挿口管1の端面9に押し付けることができる。
また、延設部12から環状部13の一部まで渡って軟質部15,16が一体的に延設され、環状部13は、少なくとも挿口管1の端面側が軟質部16で構成されることで、延設部12から環状部13まで一体的となって延設部12と環状部13とが互いにしっかりと結合されるようになり、延設部12と環状部13とが互いに引き剥がされる虞がなくなるばかりか、挿口リング11が縮径された際に、環状部13の軟質部16が挿口管1の端面9に向かって押し付けられて、その弾性によって挿口管1の端面9に沿って軟質部16を密着させることができる。
また、環状部13における裏面側は、テーパ面19となっており、防食部材14を収容する収容領域が形成されることで、挿口管1の端部に防食リング10を取り付けた際に、環状部13における収容領域に防食部材14を収容させることができ、防食部材14が挿口管1の端面9に沿って変形しても、防食部材14が内径方向に漏出されずに済むようになる。
次に、実施例2ないし9に係る防食リングにつき、図8から図13を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する説明を省略する。
図8(a)に示すように、実施例2おける防食リング10aでは、実施例1における防食リング10と同様に、環状部13における防食部材14の配置面がテーパ面19となっており、この環状部13における裏面側の軟質部16aは、その外周に近づくに連れて薄くなっているが、この裏面側の軟質部16aは、その外周部が所定の厚みを残しており、この裏面側の軟質部16aが延設部12と一体的に接続されている。
このようにすることで、環状部13の表面側の軟質部15と裏面側の軟質部16aとが共に延設部12と一体的に接続されて、延設部12と環状部13とが互いにしっかりと結合されるようになり、延設部12と環状部13とが互いに引き剥がされる虞がなくなる。
図8(b)に示すように、実施例3おける防食リング10bでは、実施例1と異なり環状部13の表面側に軟質部が設けられておらず、この実施例3における環状部13では、軟質部が延設部12から環状部13の裏面側まで一体的に延設され、環状部13の裏面側(背面側)のみに軟質部16bが形成される。そして、この裏面側の軟質部16bの一部が硬質部17に形成された連通部18に入り込んでいる。このようにすることで、軟質部16bにおける連通部18に入り込んだ部位により軟質部16bと硬質部17と互いにしっかりと結合されるようになり、軟質部16bと硬質部17とが互いに引き剥がされる虞がなくなる。また、環状部13の裏面側(背面側)のみに軟質部16bが形成されているため。軟質部16bに使用する材料を節約できる。
図9(a)に示すように、実施例4における防食リング10cでは、その延設部12の一部に管軸方向に延びるスリット部30が形成される。このスリット部30が延設部12に形成されることで、防食リング10cが取り付けられる挿口管1の外径が防食リング10の延設部12の内径よりも大きかったり小さかったりした場合であっても、スリット部30が形成されることよって、延設部12が拡径したり縮径したりできるようになる。このようにすることで、挿口リング11が延設部12に接触した際に、延設部12に対して加えられる変形力がスリット部30で緩和されて、この変形力が環状部13に与える影響が低減されるようになり、環状部13が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる。
図9(b)に示すように、実施例5における防食リング10dでは、その延設部12におけるタッピンねじ(図示略)が挿通される部位に、周方向に大きく切り欠かれて形成された開口部31が形成されている。このようにすることで、前記タッピンねじが挿通し易くなるとともに、挿口リング11が延設部12に接触した際に、延設部12に対して加えられる変形力が開口部31で緩和されて、この変形力が環状部13に与える影響が低減されるようになり、環状部13が想定外に大きく変形したりずれたりすることを防止できる。ここで、実施例5では、開口部31が本発明の逃げ部を構成している。
図9(c)に示すように、実施例6における防食リング10eでは、その延設部12におけるタッピンねじ(図示略)が挿通される部位である所定の2箇所に丸穴32が形成されている。このようにすることで、前記タッピンねじを挿通し易くなる。ここで、実施例6では、丸穴32が本発明の逃げ部を構成している。
図9(d)に示すように、実施例7における防食リング10fでは、その延設部12fにおけるタッピンねじ(図示略)が挿通される部位である所定の2箇所に略四角形状をなす角穴33が形成されている。更に、実施例7における防食リング10fの延設部12fの幅寸法は、実施例1の延設部12の幅寸法よりも長く形成されており、前述した挿口管1の端部近傍に形成された溝条27を延設部12fによって覆うことができる。このようにすることで、実施例1で用いた防食テープ28を省略することができる。ここで、実施例7では、角穴33が本発明の逃げ部を構成している。
図10及び図11に示すように、実施例8における防食リング10gでは、その延設部12gの幅寸法が実施例1の延設部12の幅寸法よりも長く形成されており、挿口管1の端部近傍に形成された溝条27を延設部12gによって覆うことができる。このようにすることで、実施例1で用いた防食テープ28を省略することができる。また、挿口リング11の凸条26が挿口管1の溝条27に遊嵌されると、延設部12gの形状が溝条27の内面に沿って変形され、溝条27の内面全体を延設部12gにより覆うことができ、金属素地が露出した溝条27から発生する錆等の防食を行うことができる。
図12及び図13に示すように、実施例9における防食リング10hでは、その延設部12hの幅寸法が実施例1の延設部12の幅寸法よりも長く形成されており、挿口管1の端部近傍に形成された溝条27を延設部12hによって覆うことができる。更に、延設部12hは、予め挿口管1の溝条27の内面形状に合わせて形成された溝被覆部34を有している。このようにすることで、実施例1で用いた防食テープ28を省略することができる。また、挿口リング11の凸条26が挿口管1の溝条27に遊嵌された際に、凸条26により延設部12hが押圧された際に、延設部12hが想定外に変形してしまうことを防止できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、環状部13の硬質部17が挿口管1の管軸とほぼ直角をなす環状をなしているが、硬質部17は環状でなくてもよく、円周上の所定間隔毎に分割されていてもよいし、挿口リング11の分割部23に対応する位置を分割して、硬質部17を挿口リング11と同様に略C字形状に形成してもよい。
また、前記実施例では、環状部13の硬質部17が挿口管1の管軸とほぼ直角をなす環状の平板な板状部材となっているが、硬質部17は板状部材でなくてもよく、硬質部17を棒状部材や網状部材に形成してもよい。
また、前記実施例では、環状部13が硬質部17と軟質部15,16とで構成されているが、環状部13の全体が硬質部17で構成されてもよい。
また、前記実施例では、環状部13の硬質部17が挿口管1の管軸とほぼ直角をなす環状の平板な板状部材となっているが、挿口リング11の分割部23に当たる部分のみを管軸方向に一部延設させて凸部を形成し、この凸部を分割部23に合わせることで、挿口リング11と防食リング10との位置決めを図るようにしてもよい。
また、前記実施例では、表面側の軟質部15と裏面側の軟質部16とが一体化されているが、互いの軟質部を分割されたものとして、硬質部17に接着や溶着して形成してもよい。
1 挿口管(流体管)
9 端面
10,10a〜10h 防食リング
11 挿口リング
12,12f〜12h 延設部(軟質部)
13 環状部
14 防食部材
15,16,16a,16b 軟質部
17 硬質部
30 スリット部
31 開口部(逃げ部)
32 丸穴(逃げ部)
33 角穴(逃げ部)

Claims (7)

  1. 流体管の外周面に沿って管軸方向に延設される延設部と、前記流体管の端面に沿って管径方向に延設されて該端面を覆う環状をなす環状部と、を備える防食リングであって、
    前記延設部が弾性変形可能な軟質部で形成されるとともに、前記環状部は、該環状部の周方向に沿って延びて前記軟質部よりも硬質な硬質部を有し、
    前記硬質部は連通部を有し、該連通部を介して前記硬質部と前記軟質部とが互いに結合状態となる
    ことを特徴とする防食リング。
  2. 前記硬質部は、前記環状部の少なくとも外周端近傍に配置されることを特徴とする請求項1に記載の防食リング。
  3. 前記硬質部は、前記流体管の端面に沿って周方向に延設されて該端面を覆う環状をなす板状部材となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の防食リング。
  4. 前記軟質部は、前記延設部から前記環状部の一部まで一体的に延設され、前記環状部は、少なくとも前記流体管の端面側が前記軟質部で構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の防食リング。
  5. 前記環状部における前記流体管の端面側に配置されて該端面を防食する防食部材をさらに備え、前記環状部における前記防食部材の配置部位には、該防食部材を収容する収容領域が形成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の防食リング。
  6. 前記延設部には、管軸方向に延びるスリット部が形成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の防食リング。
  7. 前記延設部には、前記流体管に螺着される螺合部材を回避する逃げ部が形成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の防食リング。
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