JP5973574B2 - アルコキシル化ピペラジン化合物の改良した製造方法 - Google Patents

アルコキシル化ピペラジン化合物の改良した製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5973574B2
JP5973574B2 JP2014527317A JP2014527317A JP5973574B2 JP 5973574 B2 JP5973574 B2 JP 5973574B2 JP 2014527317 A JP2014527317 A JP 2014527317A JP 2014527317 A JP2014527317 A JP 2014527317A JP 5973574 B2 JP5973574 B2 JP 5973574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
piperazine compound
piperazine
reaction mixture
alkylene oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014527317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014525415A (ja
Inventor
エール.ラロシュ クリストフ
エール.ラロシュ クリストフ
エー.アギラー ダニエル
エー.アギラー ダニエル
Original Assignee
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー, ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー filed Critical ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
Publication of JP2014525415A publication Critical patent/JP2014525415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5973574B2 publication Critical patent/JP5973574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D241/00Heterocyclic compounds containing 1,4-diazine or hydrogenated 1,4-diazine rings
    • C07D241/02Heterocyclic compounds containing 1,4-diazine or hydrogenated 1,4-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D241/04Heterocyclic compounds containing 1,4-diazine or hydrogenated 1,4-diazine rings not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D295/00Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms
    • C07D295/04Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms
    • C07D295/08Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms
    • C07D295/084Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms with the ring nitrogen atoms and the oxygen or sulfur atoms attached to the same carbon chain, which is not interrupted by carbocyclic rings
    • C07D295/088Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms with the ring nitrogen atoms and the oxygen or sulfur atoms attached to the same carbon chain, which is not interrupted by carbocyclic rings to an acyclic saturated chain

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

本発明は、モノ−及びジ−アルコキシル化ピペラジン化合物、特にジヒドロキシエチルピペラジンの改良された製造方法に関する。前記改良は、アルコキシル化ピペラジン化合物の発色及び発泡の一因となる、望ましくないグリコールエーテル副生成物の濃度を減じる。
本発明は、アルキレンオキシド及びピペラジン化合物からのモノ−及び/又はジ−アルコキシル化ピペラジン化合物の製造に関する。それらアルコキシル化ピペラジン化合物の一般的な副生成物はグリコールエーテル副生成物を含む。既知の望ましくないグリコールエーテル副生成物については、例えば、二酸化炭素の添加によるモノ−、ジ−、及びトリエタノールアミンの製造でエトキシル化又はグリコールエーテルアミン副生成物の低減を開示する米国特許第5,334,763号明細書及び米国特許第5,395,973号明細書を参照されたい。
それらの副生成物は、例えば硬い表面の洗浄、腐食抑制などのような用途に使用する間における、不要な色及び/又は発泡の一因となる。そのような副生成物はまた、モノ−及び/又はジ−アルコキシル化ピペラジン化合物の一定の商業的使用において望ましくないため、良好な(例えば薄い)色及び弱い発泡傾向を有するモノ−及び/又はジ−アルコキシル化ピペラジン化合物の製造方法を有することが望ましい。
本発明は、望ましくないグリコールエーテル副生成物が形成されるアルキレンオキシドとピペラジン化合物との反応より、アルコキシル化ピペラジン化合物を製造する方法及び条件の改良であって、その改良は、ピペラジン化合物、好ましくは1〜70%のピペラジン化合物を含む水溶液を含む反応混合物へ酸を添加し、その後に反応器にアルキレンオキシドを添加することを含み、前記アルコキシル化ピペラジン化合物が調製される。
本明細書で上記定義するように改良された方法において好ましくは、前記酸が前記水溶液の総質量に基づいて0.001〜5質量%の量で存在する。
本明細書で上記定義するように改良された方法において好ましくは、前記酸が13以下のpKaを有する鉱酸又は有機酸である。
本明細書で上記定義するように改良された方法において好ましくは、前記酸がリン酸、硫酸、塩酸、ホウ酸、硝酸、カルボン酸、フェノール、フェノール誘導体、又はアルコールである。
本明細書で上記定義するように改良された方法において好ましくは、前記アルキレンオキシドがエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、又はエピクロロヒドリンである。
本明細書で上記定義するように改良された方法において好ましくは、前記アルキレンオキシドが、ピペラジン化合物の量に基づく各NHに対するアルキレンオキシドが0.5〜2.5モル当量となる量で、存在する。
本明細書で上記定義するように改良された方法において好ましくは、前記方法が250℃未満の反応温度で行われる。
本明細書で上記定義するように改良された方法において好ましくは、前記酸をジヒドロキシエチルピペラジン化合物の製造方法において前記反応器に添加する。
本発明は、モノ−及び/又はジ−アルコキシル化ピペラジン化合物の製造方法及び製造条件において、グリコールエーテルが望ましくない副生成物として形成され、少なくともそれら望ましくない副生成物の濃度が、微小量であっても酸を反応器に添加することにより減少し又はそのような副生成物が実質的になくなり、そのようなモノ−及び/又はジ−アルコキシル化ピペラジン化合物が調製されるという発見に基づいている。
本発明において、ピペラジン化合物は、式:
Figure 0005973574
[式中、
R、R、R、R、R、R、R、R、R、及びRは、各々独立して水素、アルキル基、アリール基、nが0〜8の整数である−(CH−CH−O)−H、ヒドロキシアルキル基、窒素が5又は6員環の一部であり得るアミノアルキル基、第四級アンモニウム含有アルキレン基、カルボン酸及び/若しくはその塩、又はスルホン酸及び/若しくはその塩であり、好ましくはR 、R、R、及びRが全て水素であり、R及びRの少なくとも一つが水素であることを条件とする。]で表すことができる。
好適なアルキレンオキシドは置換オキシランであり、式:
Figure 0005973574
[式中、
10、R11、R12、及びR13は、独立に水素、ハロゲン、アルキル、ハロゲン化アルキル、フェニル、ハロゲン化フェニル、アリール、アルカリール、アルキレンで架橋された芳香族エーテル部分、又は複素環式多価基である。]で表される。好ましいアルキレンオキシドは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、エピクロロヒドリン、スチレンオキシド、又はフェニルグリシジルエーテルである。
上述の発見に関連して、(アルキレンオキシド及びピペラジン化合物からの)アルコキシル化ピペラジン化合物の製造に関して、アルコキシル化ピペラジン副生成物が、我々が考えるところでは、下記に記載のピペラジンとエチレンオキシドとの反応機構に従い、第四級ピペラジンアルコキシドイオン対中間体を通じて形成されることが見出された。対応する第四級ピペラジンアルコキシドイオン対は、エチレンオキシド以外のアルキレンオキシド、例えばプロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどを使用する他のアルコキシル化ピペラジン化合物の製造においても、形成すると考えられている(又は特定の反応温度及び反応条件下で形成する能力がある)。
最も好ましい用途はジヒドロキシエチルピペラジンの製造であり、この最も好ましい用途と関連して本発明を以下記述し、例示するが、それでも当業者は他のアルコキシル化ピペラジン化合物の方法に本発明を採用することが良好にできるであろう。ジヒドロキシエチルピペラジンの製造において、エトキシル化ピペラジン副生成物となる第四級ピペラジン前駆体は、約150℃以下の反応温度で安定であり、そのような温度で行われる方法において本発明は最も有用である。第四級アンモニウム前駆体は、約150℃〜最大約250℃の反応温度を伴う方法において不安定であり、それ故にエトキシル化ピペラジンの形成という点においてそれほど問題が無い。
しかし、本発明の主な利点は、エチレンオキシドとピペラジン化合物との反応を、副生成物としてのグリコールエーテル濃度を著しく減少させて又はそれらを実質的になくして進行させることである。
第四級ピペラジン前駆体は実質、次のように形成されると考えられている:
Figure 0005973574
第四級ピペラジンイオン対とエチレンオキシドとの反応は種々のグリコールエーテルアルコキシドの形成へと導く。酸が存在しない場合、第四級ピペラジン前駆体は、次のようにエチレングリコールを含む一又は複数のグリコールエーテル副生成物(集合的に重量物と称す)を形成する場合がある。機構2の反応は、いずれの又は全ての可能性あるグリコールエーテル副生成物生成反応を包含することを意図してはいない。
Figure 0005973574
ピペラジン化合物の過アルコキシル化が発泡に繋がることが示されている。我々の研究から、アルコキシル化物より生じた重量物もまた、発泡に顕著に寄与し、アルコキシル化物の濃度が高まるほど、発泡も多くなることが見出されている。発泡は、様々な工程及び最終用途での問題を生じ、例えばポンプ効率の低下(すなわち空洞現象)、ポンプ及び貯蔵槽の容量の減少、細菌の増殖、汚れの浮遊、汚れの堆積物の形成、流体溶液の効果減少、タンク洗浄のための稼働停止時間、排液の篩過及び濾過における問題、不完全さに起因する材料の廃棄コスト、などが挙げられる。本発明の方法の改良は、アルコキシル化物の形成を原因とするアルコキシル化ピペラジン化合物の発泡を減少させる及び/又はなくす。
本発明の方法において、ピペラジン化合物のアルコキシル化は、例えば反応混合物が未希釈のピペラジン化合物であるなど、ピペラジン化合物の融解による無水条件下で達成されてもよい。好ましくは、ピペラジン化合物のアルコキシル化は、水中のピペラジン化合物が1〜70質量%である水溶液と、反応混合物の総質量に基づいて0.001〜5質量%の酸と、ピペラジン化合物の量に基づくNHに対して0.5〜2.5モル当量であるアルキレンオキシドとを含む反応混合物を調合することにより達成される。好ましくは酸をピペラジン化合物に添加した後にアルキレンオキシドを添加する。
反応温度は使用するアルキレンオキシドに依存する。好ましくは、反応温度は250℃以下、好ましくは200℃以下、より好ましくは170℃以下、より好ましくは150℃以下である。好ましくは、反応温度は40℃以上、好ましくは80℃以下、より好ましくは100℃以下、より好ましくは120℃以下である。
アルコキシル化反応は、所望量のピペラジン化合物がジヒドロキシアルキルピペラジン化合物に転化されるまで、ピペラジン化合物がジヒドロキシアルキルピペラジン化合物へ好ましくは50%以上で転化、より好ましくは60%以上で転化、より好ましくは70%以上で転化、より好ましくは80%以上で転化、より好ましくは90%以上で転化、及び最も好ましくは95%以上で転化されるまで進行可能である。
反応混合物が水溶液である場合、好ましくはピペラジン化合物は、反応混合物の総質量に基づいて70質量%以下の量、反応混合物の総質量に基づいて好ましくは60質量%以下の量、より好ましくは50質量%以下の量で存在する。反応混合物が水溶液である場合、好ましくはピペラジン化合物は、反応混合物の総質量に基づいて1質量%以上の量、反応混合物の総質量に基づいて好ましくは10質量%以上の量、より好ましくは20質量%以上の量で存在する。
アルコキシドは13〜15のpKa値を有する。ピペラジン及びヒドロキシエチルピペラジンは各々が9.7及び9.1のpKa値を有する。本明細書で後に酸として称されるプロトン供与体化合物、例えば有機酸又は鉱酸の添加が、ピペラジン及びヒドロキシエチルピペラジンよりも数桁塩基性であるアルコキシドをプロトン化することにより、グリコールエーテル副生成物の形成を緩和することを我々は見出した。好ましい酸は、13以下のpKa値、より好ましくは11以下のpKa値、より好ましくは9以下のpKa値、及びより好ましくは5以下のpKa値を有するプロトン供与体化合物である。好適な鉱酸の例として、リン酸、硫酸、塩酸、ホウ酸、硝酸、などが挙げられる。好適な有機酸の例として、カルボン酸、フェノール、フェノール誘導体、アルコール類、などが挙げられる。
好ましくは、反応混合物の総質量に基づいて5質量%以下の量、反応混合物の総質量に基づいて好ましくは2.5質量%以下の量、より好ましくは2質量%以下の量、さらにより好ましくは1.5質量%以下の量、及びさらにより好ましくは1質量%以下の量で酸は反応混合物に添加される。好ましくは、反応混合物の総質量に基づいて0.001質量%以上の量、反応混合物の総質量に基づいて好ましくは0.01質量%以上の量、及びより好ましくは0.1質量%以上の量で、酸は反応混合物に添加される。
好ましくは、ピペラジン化合物の量に基づく各NHに対して3モル当量以下となる量、ピペラジン化合物の量に基づく各NHに対して好ましくは2.5モル当量以下となる量、より好ましくは2モル当量以下となる量で、アルキレンオキシドを反応混合物に添加する。好ましくは、各NHに対して0.5モル当量以上の量、ピペラジン化合物の量に基づく各NHに対して好ましくは1モル当量以上の量、好ましくは1.5モル当量以上の量で、アルキレンオキシドを反応混合物に添加する。
例及び比較例は加熱されたステンレス鋼製9リッター(L)撹拌反応器において120℃で実施する。例1及び2並びに比較例Aにおいて、33質量%の、水に入れたピペラジンの溶液3キログラム(kg)を反応器に装填する。エチレンオキシド(EO)を計量し、1.9:1.0(EO:ピペラジン)のモル比を用いて120℃で数時間かけて反応器へ入れる。例1において、0.5質量%の硫酸(98% HSO)を添加した後にエチレンオキシドを添加する。例2において、5質量%のリン酸二水素ナトリウム(NaHPO)を添加した後にエチレンオキシドを添加する。エチレンオキシド添加の完了に続いて、数時間、反応温度で撹拌して残りのエチレンオキシドを消費することにより、反応させる。得られた反応混合物を製造後の状態で試験する。
泡は次のように決定される。
100ミリリットル(mL)サンプル(例えば例XからY及び比較例ZからWの反応混合物)を、乾燥空気供給器に接続されたバブルディフューザーを含有する500mLメスシリンダーに添加する。反応混合物及びディフューザーは、空気を通さずに2分間平衡状態に置く。組み合わせた高さ(すなわち、100mLにディフューザーによって置き換えられた体積を加えたもの)をミリメートルで計測、記録する。2分間の平衡時間の後、空気を1分間、1000mL/分の速度で溶液を通過させ、次いで停止させる。得られた最終泡体積をすぐにミリメートルで計測する。最終泡体積から初期体積を引いて、泡高さ(mL)として報告する。破壊時間(秒(s))として液体の最初の外観まで泡が崩壊する時間を計測し、報告する。結果は表1に列挙する。
(三量体及び四量体のエトキシル化ピペラジン化合物を組み合わせた)グリコールエーテル副生成物の量をJ&W Scientific社製DB−WAXカラムを装着したAgilent Technologies社製Model 7890 GCを使用したガスクロマトグラフィーにより分析する。化合物の同定は正化学イオン化モードで質量分析法を用いて行い、質量百分率による量で表1に示す。本明細書で使用されるように、三量体ピペラジン化合物はピペラジンと三つのエチレンオキシドとの(一又は複数の)反応生成物として定義し、四量体ピペラジン化合物はピペラジンと四つのエチレンオキシドとの(一又は複数の)反応生成物として定義する。
色は10.0mmのパスでLovibond PFX195色調計を用いてASTM 1544に従って決定する。
Figure 0005973574
本開示は以下も包含する。
[1] 望ましくないグリコールエーテル副生成物が形成されるアルキレンオキシドとピペラジン化合物との反応より、アルコキシル化ピペラジン化合物を製造する方法及び条件において、ピペラジン化合物を含む反応混合物へ酸を添加し、その後に反応器にアルキレンオキシドを添加することを含み、前記アルコキシル化ピペラジン化合物が調製される、アルコキシル化ピペラジン化合物の改良した製造方法。
[2] 前記反応混合物が1〜70質量%の前記ピペラジン化合物の水溶液である、上記態様1に記載の改良した製造方法。
[3] 前記酸が前記反応混合物の総質量に基づいて0.001〜5質量%の量で存在する、上記態様1に記載の改良した製造方法。
[4] 前記酸が13以下のpKaを有する鉱酸又は有機酸である、上記態様1に記載の改良した製造方法。
[5] 前記酸がリン酸、硫酸、塩酸、ホウ酸、硝酸、カルボン酸、フェノール、フェノール誘導体、又はアルコールである、上記態様1に記載の改良した製造方法。
[6] 前記アルキレンオキシドがエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、又はエピクロロヒドリンである、上記態様1に記載の改良した製造方法。
[7] 前記アルキレンオキシドが、ピペラジン化合物の量に基づく各NHに対するアルキレンオキシドが0.5〜2.5モル当量となる量で存在する、上記態様1に記載の改良した製造方法。
[8] 前記方法が250℃未満の反応温度で行われる、上記態様1に記載の改良した製造方法。
[9] ジヒドロキシエチルピペラジンの製造方法において酸を前記反応器に添加する、上記態様1に記載の改良した製造方法。

Claims (8)

  1. 望ましくないグリコールエーテル副生成物が形成されるアルキレンオキシドとピペラジン化合物との反応より、ヒドロキシアルコキシル化ピペラジン化合物を製造する方法及び条件において、ピペラジン化合物を含む反応混合物へ酸を添加し、その後に反応器にアルキレンオキシドを添加することを含み、前記ヒドロキシアルコキシル化ピペラジン化合物が調製される、ヒドロキシアルコキシル化ピペラジン化合物の改良した製造方法であって、
    前記酸が、13以下のpKaを有する鉱酸又は有機酸であり、
    前記ピペラジン化合物が、式:
    Figure 0005973574
    [式中、
    R、R 1 、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、R 8 、及びR 9 は、各々独立して水素、アルキル基、アリール基、nが0〜8の整数である−(CH 2 −CH 2 −O) n −H、ヒドロキシアルキル基、窒素が5又は6員環の一部であり得るアミノアルキル基、第四級アンモニウム含有アルキレン基、カルボン酸及び/若しくはその塩、又はスルホン酸及び/若しくはその塩であり、R及びR 1 の少なくとも一つが水素であることを条件とする。]
    で表される、方法
  2. 前記反応混合物が1〜70質量%の前記ピペラジン化合物の水溶液である、請求項1に記載の改良した製造方法。
  3. 前記酸が前記反応混合物の総質量に基づいて0.001〜5質量%の量で存在する、請求項1に記載の改良した製造方法。
  4. 前記酸がリン酸、硫酸、塩酸、ホウ酸、硝酸、カルボン酸、フェノール、フェノール誘導体、又はアルコールである、請求項1に記載の改良した製造方法。
  5. 前記アルキレンオキシドがエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、又はエピクロロヒドリンである、請求項1に記載の改良した製造方法。
  6. 前記アルキレンオキシドが、ピペラジン化合物の量に基づく各NHに対するアルキレンオキシドが0.5〜2.5モル当量となる量で存在する、請求項1に記載の改良した製造方法。
  7. 前記方法が250℃未満の反応温度で行われる、請求項1に記載の改良した製造方法。
  8. ジヒドロキシエチルピペラジンの製造方法において酸を前記反応器に添加する、請求項1に記載の改良した製造方法。
JP2014527317A 2011-08-26 2012-08-24 アルコキシル化ピペラジン化合物の改良した製造方法 Active JP5973574B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161527822P 2011-08-26 2011-08-26
US61/527,822 2011-08-26
PCT/US2012/052179 WO2013032874A1 (en) 2011-08-26 2012-08-24 Improved process for making alkoxylated piperazine compounds

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014525415A JP2014525415A (ja) 2014-09-29
JP5973574B2 true JP5973574B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=46829890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014527317A Active JP5973574B2 (ja) 2011-08-26 2012-08-24 アルコキシル化ピペラジン化合物の改良した製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9169222B2 (ja)
EP (1) EP2748152B1 (ja)
JP (1) JP5973574B2 (ja)
CN (1) CN104011030B (ja)
BR (1) BR112014003974B1 (ja)
WO (1) WO2013032874A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US846795A (en) * 1905-09-30 1907-03-12 Gen Electric Shaft-bearing.
US2541260A (en) * 1949-06-10 1951-02-13 Colgate Palmolive Peet Co Di-n-alkoxy substituted piperazine derivatives and method of preparing same
JPS5159809A (ja) * 1974-11-15 1976-05-25 Tokuyama Soda Kk
JPS5251307A (en) * 1975-10-21 1977-04-25 Tokuyama Soda Co Ltd Process for preparatio of alkyleneglycolethers
US4757143A (en) * 1986-06-09 1988-07-12 Texaco Inc. Catalytic method for the manufacture of triethylenediamine
CN1067246A (zh) * 1992-05-26 1992-12-23 薛守礼 三乙撑二胺合成新工艺
US5395973A (en) 1993-04-22 1995-03-07 The Dow Chemical Company Processes for making ethanolamines
US5334763A (en) 1993-04-22 1994-08-02 The Dow Chemical Company Processes for making ethanolamines
EP0665206B1 (en) * 1994-01-31 1998-01-07 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Alkoxylation process
TW557313B (en) * 1998-02-02 2003-10-11 Ciba Sc Holding Ag Oxopiperazinyl derivatives and light stabilized compositions

Also Published As

Publication number Publication date
US9169222B2 (en) 2015-10-27
US20140256944A1 (en) 2014-09-11
CN104011030A (zh) 2014-08-27
JP2014525415A (ja) 2014-09-29
WO2013032874A1 (en) 2013-03-07
BR112014003974A2 (pt) 2017-03-07
EP2748152A1 (en) 2014-07-02
BR112014003974B1 (pt) 2019-10-01
EP2748152B1 (en) 2018-03-14
CN104011030B (zh) 2016-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008514574A (ja) アルコキシル化アルコールまたはフェノールを調製するための方法
US10604468B2 (en) Application of ionic liquid in propylene glycol ether synthesis and method for synthesizing propylene glycol ether
JP6050380B2 (ja) エトキシ化アミン化合物の改良製造プロセス
JP5973574B2 (ja) アルコキシル化ピペラジン化合物の改良した製造方法
CN107129435B (zh) 一种制备2-氨基-2-甲基-1-丙醇的方法
CN109810091A (zh) 用于环氧烷烃和二氧化碳制备碳酸亚烷基酯的方法
CN109574999A (zh) 一种匹伐他汀钙中间体的制备方法
TWI568712B (zh) 一種n,n’-雙(2-腈基乙基)-1,2-乙二胺的製備方法
CN108047118B (zh) 3-吲哚硒基醇类有机化合物的合成方法
CN113563189B (zh) 一种一步法高效催化co2转化碳酸二甲酯催化剂的方法
KR20160013044A (ko) 특정 옥심과 옥심 에테르를 제조하는 개선된 방법
CN107879901A (zh) 一种催化合成丙二醇单甲醚的方法、以及丙二醇单甲醚
CN110003023B (zh) 一种环境友好的n,n-二甲基甲酰胺二甲缩醛制备方法
JPS5835179A (ja) ピペラジンおよびピペラジン誘導体の製造方法
JP2019081758A (ja) アゾキシストロビンの調製方法
US6455459B1 (en) Antimony catalyst compositions
KR100757700B1 (ko) 안티몬 촉매 조성물의 제조방법, 당해 방법으로 제조한 안티몬 촉매 조성물 및 당해 안티몬 촉매 조성물을 사용하는 활성 수소 함유 유기 화합물의 알콕시화 방법
CN108069836B (zh) 一种制备三(3,6-二氧杂庚基)胺的新方法
CN109824626B (zh) 用于制备17-氧杂双环[14.1.0]十七碳-8-烯的方法
US7196233B2 (en) Process for the preparation of alkylene glycols
JPH11246499A (ja) 新規アミド化合物
CN109232417A (zh) 4-苯氧基喹啉类化合物的制备方法
AU2001247096A1 (en) Novel antimony catalyst compositions
JPS58134081A (ja) 4−アミノ−5−ジアルコキシメチルピリミジン誘導体の製法
JP2000210568A (ja) 固定化酸触媒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5973574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250