JP5973278B2 - 磁気エンコーダの着磁装置 - Google Patents
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Description
1回転あたりの磁極対数が異なる磁気ドラムと、複数の磁気センサとを使用して絶対角度を演算する技術が開示されている(特許文献3)。
前記特許文献1,2における磁気センサを使用して、異なる2つの磁気エンコーダの位相差に基づいて絶対角度を検出する角度検出装置が開示されている(特許文献4)。
多磁極着磁した磁気エンコーダを製造する技術が開示されている(特許文献5)。
しかし、機械公差や使用環境条件の制約があるため、磁気エンコーダ表面とセンサとのギャップを狭くするのは難しく、0.3mm〜4mm程度のエアギャップを確保して組み込む必要がある。また、各トラックの回転方向に対する幅の中央付近がもっとも磁力が強くなるため、センサは各トラックの中央付近に配置するのが望ましい。この状況で磁気信号を正確に読み取るためには、複列の磁気トラックに形成された磁気パターンが、互いの影響を受けずに、できる限りくっきりとした境界をもって形成されている必要がある。
また、それぞれの磁気エンコーダに着磁された信号位相を合わせることが難しいため、絶対角度検出の演算回路に位相調整工程や、位相ずれの補正値を設定する必要がある。
すなわち、図18(a)に示すように、初めにCh1トラック51を極対数M個で着磁する場合、漏れ磁束がCh2トラック52側にも流れる。このため、図18(a)斜線部分に示すように、Ch2トラック52が僅かながら極対数M個で着磁される。特に、Ch1トラック51に近いb部付近では漏れ磁束の影響を受け易い。
次に、図18(b)に示すように、Ch2トラック52を極対数N個(N≠M)で着磁する場合、Ch2トラック52は極対数N個に着磁される。しかし、極対数M個に着磁されたa部付近を極対数N個で上書きする。Ch2トラック52に近いa部付近についても同様であり、極対数M個とN個の着磁状態が混ざり合う。したがって、隣合うトラック51,52の近接部分の着磁精度が悪化する問題がある。
図16に示すような2列のトラック51,52を、特許文献5の着磁装置を用いて着磁する場合、それぞれのトラックで着磁工程が必要となるため着磁に2倍の時間がかかってしまい、生産効率が良くない。
磁気ギャップを介して磁気的に対向する一対の対向端部を有しこれら対向端部に対して定められた位置,姿勢に配置される前記磁気エンコーダの磁気エンコーダトラックが着磁される着磁ヨークと、
この着磁ヨークに巻回される励磁コイルと、
この励磁コイルに着磁電流を供給して前記対向端部間に磁束を通す着磁電源と、を有する着磁装置において、
前記着磁ヨークに設けられて着磁対象以外の列の磁気エンコーダトラックへの磁束の流れを遮蔽する磁気シールド部材を有することを特徴とする。
前記「回転方向に直交するトラック並び方向」とは、磁気エンコーダの回転軸心の軸方向に平行な方向、または磁気エンコーダの回転軸心の軸方向に直交する方向を意味する。
エアギャップの設定によりセンサの検知する磁界強度は変化するが、この構成によると、各磁気エンコーダトラックの前記トラック幅Wを、定められた値(例えば1mm以上5mm以下)とすることで、各磁気エンコーダトラックの磁気信号をそれぞれ検出することが可能となる。
このため、磁気シールド部材により、隣の磁気エンコーダトラックに影響させることなく、着磁対象の磁気エンコーダトラックに精度良く着磁を行うことができる。この場合において、磁気シールド部材の着脱作業等を着磁工程の都度要することなく、磁気エンコーダトラックの着磁を行えるため、着磁工程の低減を行える。
また、磁気エンコーダと磁気センサとを組み合わせる場合、磁気エンコーダと磁気センサとの間に十分なエアギャップが必要になるので、磁極を十分な大きさで形成して磁力を確保する必要がある。上記の着磁により、隣り合う磁気エンコーダトラック同士をできるだけ近接させ、しかも十分な強さで正確に着磁した磁気パターンが形成できる。
前記複列の磁気エンコーダトラックが、この磁気エンコーダの回転軸心の軸方向に直交する方向に並んで配置されたものであっても良い。
磁気エンコーダトラックの厚さつまり磁石部分の厚さが0.5mm以下の場合、形成された磁気エンコーダトラック内部の反磁界が大きくなる。このため、高温使用時、不可逆減磁が起こりやすく、磁石としての信頼性が低下する。磁気エンコーダトラックの厚さが4mm以上の場合、着磁ヘッド間の距離が離れるため、着磁したい磁気エンコーダトラックに十分な磁束を流しにくくなる。
この構成によると、磁気エンコーダトラックの厚さを0.5mmより大きくしたため、形成された磁気エンコーダトラック内部の反磁界を小さくし、高温使用時、不可逆減磁が起こり難く、磁石としての信頼性を向上することができる。さらに磁気エンコーダトラックの厚さを4mm未満としたため、着磁ヘッド間の距離を短くすることが可能となる。このため、着磁したい磁気エンコーダトラックに十分な磁束を流すことができる。
磁気シールド部材の磁気シールド部は、着磁ヨークの磁気エンコーダトラックの並び方向に隣り合って配置される。このため、磁気エンコーダトラックを覆う磁気シールド部材とは異なり、着磁ヨークの一対の対向端部間等に環状磁性体を配置する作業の邪魔にならない。したがって、従来技術のものより、環状磁性体に対し着磁ヨーク等を簡単に配置することができ、作業工数の低減を図ることができる。
前記複列の磁気エンコーダトラックの並び方向を、前記環状磁性体の回転軸心と平行としても良い。
前記磁気シールド部材は、複数の前記磁気シールド部を含むものであっても良い。
複列の未着磁の磁気エンコーダトラックを同時に着磁するものであっても良い。この場合、一回の着磁時間で複数の磁気エンコーダトラックを形成することができ、列毎に着磁を行うものより着磁時間を短縮することができる。
この発明の実施形態に係る着磁装置は、例えば、各種機器の回転検出、回転角度検出に使用する磁気エンコーダの着磁装置に適用される。以下の説明は、磁気エンコーダおよびこの磁気エンコーダの着磁方法についての説明をも含む。
図1(A)に示すように、ラジアルタイプの磁気エンコーダMEは、各磁気エンコーダトラック3,4の各トラック幅Wを1mm以上5mm以下とし、各磁極の長さLを0.3mm以上5mm以下としている。前記各トラック幅Wは、この磁気エンコーダMEの回転方向に直交するトラック並び方向の各トラック幅である。図1(A)における、前記「回転方向に直交するトラック並び方向」は、磁気エンコーダMEの回転軸心の軸方向に平行な方向を意味する。前記各磁極の長さLは、この磁気エンコーダMEの回転方向に沿った磁気パターンにおける各磁極の長さである。なお、磁気エンコーダのトラックを3列以上とした構成や互いのトラックの間に無着磁領域を設けるような構成であってもよく、各トラックの幅Wも等しくなっている必要はない。
これら各トラック幅Wと各磁極の長さLとは、図2(A)に示すように、W>Lの関係を満たすものとしてもよい。また後述するが、それぞれの磁気エンコーダトラック3,4には、互いに異なる磁気パターンが形成されている。なお、アキシアルタイプの磁気エンコーダMEについても、ラジアルタイプと同様に、各トラック幅Wを1mm以上5mm以下とし、各磁極の長さLを0.3mm以上5mm以下とし、さらにW>Lの関係を満たすものとしてもよい。なお、図1(B)における、前記「回転方向に直交するトラック並び方向」は、磁気エンコーダMEの回転軸心の軸方向に直交する方向を意味する。
磁路形成部10は、二つの磁気シールド部11,11を繋ぐ第1の磁路形成部10a,10aと、この第1の磁路形成部10a,10aの上端と右側の対向端部6a側の基端部分6bとにわたって架設される第2の磁路形成部10bとを有する。第2の磁路形成部10bが右側の対向端部6a側の基端部分6bに一体に設けられている。但し、図4に示す第2の磁路形成部10bの凹形状部10baを、凸形状部からなる基端部分6bに着脱自在に設けても良い。図3および図4の矢符A1,A2に示すように、前記磁束を、順次、第1の磁路形成部10a,10a、第2の磁路形成部10bを経由して対向端部6a側の基端部分6bに逃がすようになっている。
また、右側の対向端部6aは、左側の対向端部6aに対し近接離隔可能に構成されている。例えば、第2の磁路形成部10bの下面両側には、被案内部10bb,10bbが形成され、各被案内10bbは着磁ヨーク6の対向端部6a,6aが対向する左右方向に延びる。右側の対向端部6aの上面に、断面凹形状の案内部材13が一体に設けられる。この案内部材13は、被案内部10bb,10bbに摺動案内される案内部13a,13aを有する。案内部材13のうち各案内部13に近接する両側縁部に、ボルト14を挿通させる長孔13b,13bが形成されている。
したがって、右側の対向端部6aを被案内部10bb,10bbに沿って移動調整することで、着磁しようとする前記環状磁性体2を対向端部6a,6a間に配置することができるうえ、前記磁気ギャップを調整し得る。磁気ギャップ調整後、第2の磁路形成部10bに対し、右側の対向端部6aを一対のボルト14等を用いて固定し得る。
図6(B)のパターン例は、1列の磁気エンコーダトラック3に、互いに異なる磁極を等ピッチで交互に着磁して回転検出用トラックとしている。他の1列の磁気エンコーダトラック4には、互いに異なる磁極を等ピッチで交互に、かつ前記回転検出用トラックとは磁極数を異ならせて着磁して、別の回転検出用トラックとしたものである。
前述のように、各磁気エンコーダトラック3,4の磁気信号を読み取る磁気センサと、検出面である磁気エンコーダトラック表面とのエアギャップGpは0.3mm〜4mmとする。前記エアギャップGpが0.3mm以下ではゴムもしくは樹脂で形成した磁気エンコーダトラック3,4と接触する可能性があり、前記エアギャップGpが4mm以上では着磁強度の低下または各磁気エンコーダトラック3,4間に作用する磁気干渉誤差の影響が避けられないためである。
エアギャップGpの設定によりセンサの検知する磁界強度は変化するが、概略として各磁気エンコーダトラック3,4の各トラック幅Wを1〜5mm、磁極長さLを0.3〜5mmの範囲とすれば十分検出可能となる。また、WとLの関係をW>Lにしてもよい。図2(B)の参考図に示すように、W<Lの場合では、この複列の磁気エンコーダトラック3,4間に作用する磁気干渉誤差が相対的に大きくなるので、特にWが小さい場合には精度が悪化する傾向になる。
これらの複雑な磁気パターンであっても、環状磁性体2を回転させつつ対向端部6a,6a間に磁束を通し、1磁極ずつ着磁することで、所望の着磁対象の列の磁気エンコーダトラックが着磁される。このとき、磁気シールド部11は、着磁対象以外の列の磁気エンコーダトラックへの磁束の流れを遮蔽する。
また、図8(A)、(B)に示すように、複数の磁気エンコーダトラック3,4間に磁性体のスペーサ18を配置した構造としてもよい。磁性体から成るスペーサ18が互いの磁気エンコーダトラック3,4からの漏れ磁界をショートするため、相互の磁気干渉が低減されて、より精度の高い複列の磁気エンコーダが実現できる。
磁気エンコーダの形状に変更を加えた状態であっても、前記の磁気シールド部11を用いた着磁装置により、所望の磁気エンコーダトラックを着磁することができる。
磁気シールド部11,11を着磁ヨーク6の左側の対向端部6aに対して、複列の磁気エンコーダトラック3,4の並び方向の両側にそれぞれ設けている。このため、着磁対象の列の磁気エンコーダトラック3を着磁するとき、並び方向下側の磁気シールド部11を用いて着磁対象以外の列の磁気エンコーダトラック4への磁束の流れを遮蔽する。その後、この遮蔽された磁気エンコーダトラック4を着磁するとき、先に着磁された列の磁気エンコーダトラック3への磁束の流れを、並び方向上側の磁気シールド部11を用いて遮蔽する。このように着磁工程を簡単化することができる。
この例では、対向端部6a,6a間に着磁対象の1列の磁気エンコーダトラック4を配置して、この磁気エンコーダトラック4の前記並び方向上側に、着磁しない磁気エンコーダトラック3を配置することで、この磁気エンコーダトラック3への磁束の流れを遮蔽することができる。磁気シールド部11を並び方向の一方側のみに設けたため、磁気シールド部材9の構造を簡単化し、着磁装置1の製造コストの低減を図ることができる。
隙間調整機構15は、一対の長孔16a,16aが形成された板体16と、各長孔16aにそれぞれ挿通されるボルト17とを有する。前記磁気シールド部11,11および第1の磁路形成部10a,10aを構成する略矩形枠形状の板体16に一対の長孔16a,16aが形成され、各長孔16aにはそれぞれボルト17のねじ部が挿通可能になっている。各長孔16aは前記並び方向に延びるように開口する。
第2の磁路形成部10b(図4参照)の右端部には、前記各ボルト17が螺合する雌ねじが形成されている。前記板体16の背面のうち両側には、前記並び方向に沿う案内部16b,16bが設けられる。
この構成によると、隙間調整機構15により、磁気エンコーダの位置(や形状)に合わせて最適な隙間δ1にし得る。これにより、磁気エンコーダトラック3(4)と磁気シールド部11とに流れる磁束のバランスを調整でき、所望の着磁強度を確保することができる。なお、この隙間調整機構15は、必ずしもボルトで締結するする必要は無く、アクチュエータなどで自動的に調整するような機構であってもよい。
この例によると、着磁ヨーク6の対向端部6aに、非磁性体10Aを介して、磁気シールド部11,11を設けたため、磁気ギャップの管理が簡単になり、磁気シールド部11の取付けも簡単に行える。
前記いずれかの形態において、着磁ヨークの対向端部を複数対設け、各対の対向端部を、複列の磁気エンコーダトラックの配置位置に応じてずらして配置しても良い。例えば、アキシアルタイプの磁気エンコーダの場合、各対の対向端部を径方向にずらして配置する。ラジアルタイプの磁気エンコーダの場合、各対の対向端部を軸方向にずらして配置する。
この場合において、着磁された各磁極の着磁強度を検出する磁気センサを空きスペースに設けても良い。磁気センサにより着磁強度を検出し、磁気エンコーダの品質を確認することができる。
複列の未着磁の磁気エンコーダトラックを同時に着磁するものであっても良い。この場合、一回の着磁時間で複数の磁気エンコーダトラックを形成することができ、列毎に着磁を行うものより着磁時間を短縮することができる。
複列の磁気エンコーダトラックは、この磁気エンコーダの回転軸心の軸方向に対し傾斜する方向に並んで配置されたものであっても良い。このように傾斜させた複列の磁気エンコーダトラックを車輪用軸受装置に組込む場合、車輪用軸受装置全体の軸方向長さを短くすることが可能となり、装置のコンパクト化が可能となる。
2…環状磁性体
3,4…磁気エンコーダトラック
5…芯金
6…着磁ヨーク
7…励磁コイル
8…着磁電源
9…磁気シールド部材
11…磁気シールド部
15…隙間調整機構
ME…磁気エンコーダ
Claims (10)
- 複列の隣り合って並ぶ環状の未着磁の磁気エンコーダトラックを一体に有する環状磁性体を回転させつつ円周方向の一部ずつ着磁されて、それぞれの磁気エンコーダトラックに互いに異なる磁気パターンが形成される磁気エンコーダを得る着磁装置であって、
磁気ギャップを介して磁気的に対向する一対の対向端部を有しこれら対向端部に対して定められた位置,姿勢に配置される前記磁気エンコーダの磁気エンコーダトラックが着磁される着磁ヨークと、
この着磁ヨークに巻回される励磁コイルと、
この励磁コイルに着磁電流を供給して前記対向端部間に磁束を通す着磁電源と、を有する着磁装置において、
前記着磁ヨークに設けられて着磁対象以外の列の磁気エンコーダトラックへの磁束の流れを遮蔽する磁気シールド部材を有することを特徴とする磁気エンコーダの着磁装置。 - 請求項1に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記着磁ヨークは、前記一対の対向端部が互いに向かい合って配置され、前記磁気エンコーダトラックに磁束を貫通させて着磁するものである磁気エンコーダの着磁装置。
- 請求項1または請求項2に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記磁気シールド部材は、
前記着磁ヨークのいずれか一方の対向端部に対して、前記磁気エンコーダの複列の磁気エンコーダトラックの並び方向に隣り合って配置された磁気シールド部と、
この磁気シールド部とこの磁気シールド部が隣り合う前記対向端部とを流れる磁束を、前記着磁ヨークにおける他方の対向端部と同じ磁極極性の部分、または前記磁気エンコーダが芯金を有している場合に前記芯金に逃がす磁路形成部と、
を有する磁気エンコーダの着磁装置。 - 請求項3に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記磁気シールド部は、前記着磁ヨークのいずれか一方の対向端部に対して、前記複列の磁気エンコーダトラックの並び方向の両側にそれぞれ設けられた磁気エンコーダの着磁装置。
- 請求項3または請求項4に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記磁気シールド部材は、前記着磁ヨークにおける前記他方の対向端部と同じ磁極極性部分に取付けられた磁気エンコーダの着磁装置。
- 請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記磁気シールド部と、前記着磁ヨークのいずれか一方の対向端部との隙間が0.5mm以上3mm以下である磁気エンコーダの着磁装置。
- 請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記磁気シールド部と、前記着磁ヨークのいずれか一方の対向端部との隙間を調整する隙間調整機構が設けられた磁気エンコーダの着磁装置。
- 請求項3ないし請求項7のいずれか1項に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記磁気シールド部材は、複数の前記磁気シールド部を含む磁気エンコーダの着磁装置。
- 請求項3ないし請求項8のいずれか1項に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記磁気シールド部は、環状磁性体の回転軸心を含む平面で切断して見た断面が矩形板状、L字状、または円弧状となるように形成されている磁気エンコーダの着磁装置。
- 請求項3ないし請求項9のいずれか1項に記載の磁気エンコーダの着磁装置において、前記着磁ヨークに、非磁性材料から成る非磁性体を介して、前記磁気シールド部が取付けられている磁気エンコーダの着磁装置。
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